トランプ氏に裏の顔?“思いやり予算”増額構想も?(20/06/23)

アメリカのジョン・ボルトン前大統領補佐官が書いた回顧録が23日に発売されました。そのなかで、トランプ大統領が日本に対して今の4倍以上にあたる80億ドルのいわゆる「思いやり予算」を求めていたことが暴露されています。

 本のタイトルは「The Room Where It Happened」。著者のボルトン氏は2018年4月から2019年の9月まで、国家安全保障担当の大統領補佐官。つまり、トランプ大統領の側近中の側近でした。
 アメリカ、トランプ大統領:「大統領の私との会話は極秘事項であって、彼がそれを出版すれば法律を破ることになる」
 トランプ大統領は出版差し止めを求めていましたが、23日に予定通り発売。
 著者・ボルトン前大統領補佐官:「トランプ大統領の重要な決定はすべて再選のためだ」
 その内容とは。例えば世界が注目した北朝鮮との首脳会談では・・・。
 アメリカ、トランプ大統領:「部分的な合意を結ぶのか、合意なしで協議を終えるのか、どちらが大きな話になるのか」
 とトランプ大統領が会談を自分のアピールの場として捉えていたことが明らかに。日本については・・・。
 アメリカ、トランプ大統領:「すべての米軍を撤退させるよう脅せば、非常に強い交渉の立場を得られる」
 なんと、在日米軍の駐留経費、いわゆる「思いやり予算」をこれまでの4倍にあたる年間約8600億円に増額するよう求めていたというのです。ボルトン氏は去年、来日した際にこのことを日本側に伝えたと言いますが・・・。
 著者・ボルトン前大統領補佐官:「最終的にいくらで満足するかはトランプ大統領しか分からないので、現実的な額を推測することに意味はなかった」
 と振り返っています。当時、外務大臣だった河野防衛大臣は・・・。
 河野防衛大臣:「駐留経費の交渉についてはまだ交渉は始まってもおりませんし、日本政府としてアメリカからこの件について何か要求があったことはございません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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