【最強】スーパー台風が日本を襲ったらどうなるのかシミュレーションしてみた

※実際に発生した台風ではありません。今後発生が懸念されているスーパー台風のシミュレーションです。この台風は千年に一度あるかどうかの極めて強い勢力です。

今後100年以内に起こりうるとされているスーパー台風の上陸、その時、東京湾では記録的な高潮が発生するなど、これまでにないような災害が発生します。このケースでは、台風に発達後、急速に勢力を強め中心気圧は855hPaと前例のないレベルにまで発達、暴風域・強風域は日本をすっぽり覆うような超大型のサイズに。上陸直前でも880hPaを保ち、猛烈な勢力を維持して東海から関東を直撃します。

東京湾では最大6mにも達する記録的な高潮が発生、東京湾沿岸一帯が浸水し、江戸川と荒川周辺の東京都江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区・足立区は大規模な浸水が発生します。場所によっては5mをこえ、2階に避難しても助からないレベルの浸水になる可能性もあります。また、海抜0メートル地帯のため、浸水は1週間以上にわたって続き、救助も難航するでしょう。

この高潮による大災害に備えるために計画されているのが江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区・足立区の住民をこの他の地域に避難させる「広域避難」です。しかし、全員が安全な場所に避難するためには、台風がまだ関東から遠く離れた上陸72時間前から避難を始める必要があります。鉄道を数分間隔で運転、高速道路を避難するために一方通行にしてもギリギリ間に合うかどうかわからないのが現状です。

坪木和久(名古屋大学地球水循環研究センター)「地球シミュレータによる台風研究の発展」
https://jpn.nec.com/event/150925spk/images/134sp_nagoya.pdf

坪木和久(名古屋大学地球水循環研究センター)「雲解像モデルの高度化とその全球モデル高精度化への利用」
https://www.jamstec.go.jp/kakushin21/jp/meeting/2011/PDF/11tsuboki.pdf

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