スポーツ選手への感染が相次いでいる。
日大水泳部では、10人以上のクラスターが発生。
Jリーグのサガン鳥栖では、複数の選手とスタッフの感染が確認された。
12日、新たに222人の感染が確認された東京都。
11日まで2日続けて100人台にとどまっていたが、再び200人を上回った。
その東京では、新たに日本大学水泳部でも10人以上の集団感染が発生していたことが明らかに。
大学側は、これまでに男子部員1人の感染を発表していたが、その後、濃厚接触者や部の関係者およそ70人にPCR検査を行ったところ、陽性者が相次いだという。
日大水泳部は、8月27日に予定していた中央大学との対抗戦を取りやめ、現在活動を自粛。
また、水泳部に所属している池江璃花子選手は、普段から男子部員とは練習をともにしておらず、濃厚接触者にはあたらないという。
さらに、Jリーグが緊急会見を行い、新たな感染者などについて発表した。
Jリーグ・村井チェアマン「本日新たに2人、選手・チーム関係者の陽性判定が出ました。現時点においては、そのほかに最大7名の陽性の疑いがある状況。可能性としては9名の陽性可能性がある」
Jリーグ・J1サガン鳥栖で監督・選手・スタッフ合計3人が感染。
ほかにも選手・スタッフなど、7人が感染の疑いがあるとのこと。
これを受け、予定されていたルヴァンカップのサンフレッチェ広島対サガン鳥栖の試合は、急きょ中止になった。
相次ぐスポーツチーム内での感染。
大規模なクラスターが発生している、島根・松江市の立正大淞南高校でも新たな感染者が明らかになっている。
松江市担当者「自宅通学の部員1名を加え4名の感染が、一般男子寮からも1名の感染が確認されました」
新たに感染が確認されたのは、野球部員など4人で、いずれも学校の寮で生活。
サッカー部員などすでに判明しているケースとあわせ、感染者は100人にのぼる。
一方、サッカー部と交流試合を行っていた香川県内の4つの高校のサッカー部員ら132人については、PCR検査の結果、陰性だったことがわかった。
12日、65人の感染が確認された沖縄県では、初めて小学校でクラスターが。
浦添市・松本哲治市長「複数の新型コロナウイルス感染が確認された市立小学校で、集団PCR検査等を行った結果、新たに4人の児童の感染が確認されました」
浦添市は、午前の会見で、これまでに教員3人、児童2人の感染が判明していた小学校で、新たに児童4人が感染したと発表。
あわせて9人の感染者は、いずれも軽症だということだが、7月以降、沖縄県内で確認されたクラスターは計10カ所となった。
クラスターの急拡大が強く懸念される中、危険な連鎖を断ち切る機動的な対応が求められている。
#新型コロナウイルス
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