熊本大学の女性研究員が首を絞められて殺害された事件。女性のリュックが遺体発見現場と離れた場所で見つかったことが分かりました。取材を進めると、多くの不可解な点が浮かび上がってきました。
殺害の目的は何だったのか・・・。7日に熊本大学の研究員・楢原知里さん(35)の遺体が大学近くの道路脇の側溝で発見された事件で、11日に分かったこと。楢原さんの職場から道路を挟んで大学病院がある敷地内の立体駐車場で、楢原さんのリュックが見つかりました。位置関係は楢原さんの遺体が発見された側溝は、自宅から約300メートルほどの場所。勤務先である研究所もその近くにあります。そして、リュックが見つかったのは研究所と同じキャンパス内にある大学病院の立体駐車場です。2カ所あるうちのどちらかまでは分かっていません。立体駐車場は大学病院の来訪者や職員がよく使うということですが、なぜ楢原さんのリュックがそこにあったのか。不可解な点は他にもあります。
見つかったリュックの中には、現金入りの財布とノートパソコンが入っていたことも分かっています。しかし、携帯電話がいまだ見つかっていません。遺体の首には絞められた痕があったものの、抵抗するなどした目立った形跡もなく、着衣の乱れもありませんでした。
死亡した楢原さんは6日午後5時ごろ、知人と会ったのを最後に足取りが分かっていません。大学によりますと、物静かで控えめな性格である一方で、熱心に実験に取り組み、最近は新型コロナウイルスの研究にも携わっていたといいます。勤務に問題もなく、トラブルもなかったということです。なぜ、若き研究者の命が奪われてしまったのか。謎は深まるばかりです。
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