新型コロナ「4次感染」も 国内では2例目感染者

猛威を振るう新型肺炎。

国内では2例目が確認され、WHO(世界保健機関)は、中国・武漢で、すでに4次感染が発生しているとして警告している。

春節休みに入った北京の空港では、行列を作る人たちのほぼ全員がマスクをしていた。

新型コロナウイルスによる肺炎が猛威を振るい、厳戒態勢の中で始まった春節の連休。

国土交通省は、中国からのすべての航空便とクルーズ船を対象に「健康カード」を配布するなど、水際対策をさらに強化した。

武漢市からの観光客「これ(健康カード)渡されました。(熱があれば申し出る?)もちろん」

日本国内でも警戒感が高まる中、24日、国内2例目の感染者が確認された。

厚生労働省によると、感染者は武漢市に住む40代の男性で、24日夜現在、東京都内の病院で、ほかの患者から隔離された状態で入院しているという。

男性は1月14日から発熱があり、15日と17日に中国国内の医療機関を受診した。

その後、症状が落ち着いたため19日に来日。

20日と22日に国内の医療機関を受診したところ、肺炎の症状がみられ、新型コロナウイルスの感染が確認された。

厚労省の会見「ほぼ日本に来てから常に(ホテルの)部屋に滞在していた。マスクを常に着用していた」

厚労省は、男性とともに来日した家族2人と医療従事者らおよそ20人の濃厚接触者を健康観察対象としているが、いずれも発熱などの症状はないという。

一方、感染の拡大が続く中国。

当局によると、中国本土での死者は26人、発症者は830人に達している。

こうした中、フィリピン地元メディアは、「フィリピン航空当局が、武漢から入国した中国人観光客およそ500人を送還する」と伝えた。

この中に感染が疑われる人はいないという。

WHOは、これまでの感染例から考えられる新型コロナウイルスによる肺炎の致死率は3%程度と発表。

患者1人から広がる感染力は、1.4人~2.5人程度とする推定値を示した。

そして、武漢では、ヒトからヒトに次々と感染して、4次感染が起きているとしている。

こうした事態を受け、外務省は24日付で、武漢市を含む湖北省の感染症危険情報レベルを「3」に引き上げ、渡航の中止を勧告した。

(2020/01/25)

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