23日から北海道の千歳市を訪れていた中国・武漢市からの旅行客が、24日未明、高熱などの症状で病院に搬送された。
新型コロナウイルスによるものかどうかは、現在、確認中。
田中うた乃記者の報告。
北海道・千歳市の千歳保健所。
新型コロナウイルスの疑いがある患者が報告されたのは、北海道内では初めてで、こちらでは、23日未明の通報以降、職員が徹夜で対応に追われている状態。
高熱で病院に搬送されたのは、中国の武漢市から来た30代の女性。
千歳保健所によると、女性は24日未明、千歳市内の宿泊施設に滞在中、高熱や歯の痛みなどを訴え、救急車で千歳市内の病院に搬送された。
通報時の体温は38.2度で、自分で歩くこともできたという。
保健所は、検体を東京の国立感染症研究所に送り、新型コロナウイルスによる症状かどうか確認を進めている。
女性は、あわせて15人ほどの団体旅行に参加し、成田空港経由で千歳市に来ていた。
検体の鑑定結果が出るのは、25日になる見込み。
そして、国内2人目の感染者が、東京で確認された。
羽田空港では、お昼から上海、北京、広州など、中国本土からたくさんの人が入国している。
多くの人が、大人から子どもまでマスクを着用している印象だが、水際対策がどうなっているのか、空港内に入って取材した。
ビラが検疫前に配られている。
コロナウイルスに感染の疑いがないか、熱やせきの症状がないかどうか、あれば申し出るよう呼びかけていた。
そして検疫に入る際も、サーモグラフィーによる体温の検査が行われている。
入国する人に、お話を伺った。
武漢市に家族がいるということだが、最初は心配していたが、春節を前に全ての行事を取りやめ自宅で待機するよう呼びかけられていたり、ほかの市から医者が要請されていたりと、警戒レベルを最高に上げて警戒されているという。
24日から春節なので、たくさんの人の入国が見込まれるが、空港側は、これからも水際対策をしっかりと行っていきたいということだった。
茂木外相は、24日午後、感染のさらなる拡大も想定されるとして、24日付で、中国・武漢市を含む湖北省に、感染症危険情報をレベルを「3」に引き上げ、渡航中止勧告を出すと表明した。
(2020/01/24)
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