横浜でマスクをめぐり流血の喧嘩 福岡の地下鉄では咳で緊急停止も

新型肺炎で入手が困難になっている“あの商品”をめぐって、ついに流血騒ぎ。

25日午前9時すぎの神奈川・横浜市。
カメラの先で起きていたのは、取っ組み合いのけんか。

黒い服の人物が地面に倒され、上から別の人物がのしかかっていた。

流血する事態にまで発展したというこのトラブル。

引き金は、新型肺炎の拡大で不足し続けているマスクだった。

けんかは、ドラッグストアの前で起きたという。
開店前のマスクの行列の中で、けんかは始まったという。

映像をあらためて見てみると、けんかをしている横には、マスクを求めドラッグストアに並ぶ人々の姿が。
けんかの最中も、列から離れる様子はない。

撮影した男性によると、トラブルは、この行列で起きたという。

動画撮影者「みんなイライラしてる感じはありますね。きょうは割り込みがあったみたいで、それでけんかになったっていう話は伺いました」、「お店から店員1人出てきて、止めに入ったりとかはしていたんですけど、日本語通じているかはわからないみたいな感じのことを言っていました」

25日午前9時ごろの東京・新宿区の薬局では、行列ができていた。

品不足によって相次いでいる“マスク行列”。

横浜市のドラッグストアにできた行列は、店の入り口から、最後尾がどこかわからないほどに伸びていた。

街の人「(マスクを買いに行った際の様子は?)お店の人が持ってきたら、出す前にそれぞれお客さんが取る感じ」、「みんな走ってました。買いに行くときは」

今回、けんかが起きたドラッグストアでは連日、マスクの入荷があるかないかがわからない開店前から、30人以上の行列ができていたという。

開店前の行列を見た人「(並んでいる人は)何十人とかはいたかなと。転売してる人もいるので、それに対してもイラついて余計にみたいな。この辺ってそういう小競り合いって多いですもんね、元々」

マスクをめぐるトラブルは、これだけではない。

先週、福岡市の地下鉄では…。

「マスクをせずに、せきをしている人がいる」

走行中の車内でマスクをせずにせきをした乗客の隣にいた別の乗客が、非常通報ボタンを押したという。

これにより、3分の遅れが発生したという。

感染拡大とマスク不足によりまん延するピリピリムード。
不安な中でも冷静な対応が求められる。

(2020/02/25)

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