中国軍が公開した動画が今、世界で波紋を広げている。
“パクリ疑惑”、そこに映っていたのは?
これは、中国空軍がネット上に公開した動画。
夜明けとともに飛び立つ中国の爆撃機。
発射ボタンが押されると、ミサイルは吸い込まれるように敵の基地へ。
すると、敵の基地が大炎上。
何とも派手な仕上がりとなっている。
ところがこの動画、思わぬ理由で評判を呼んでいた。
それが“パクリ疑惑”。
イギリスの公共放送、BBCなどが爆撃シーンにハリウッド映画「ザ・ロック」などの映像を無断で使用していると指摘した。
パクリ疑惑に、中国のSNSでは「ハリウッドの映画使って金払ったのか」、「恥ずかしい!」との声が。
中国では、パクリでざわついているこの動画。
しかし、世界的には、別の側面にも注目が集まっている。
標的にした基地が、グアムにあるアメリカ軍空軍のアンダーセン基地にそっくりとの指摘も。
過激な動画はこれだけではない。
「もし今日開戦したら」というタイトルの動画。
勇ましい歌声とともに、有事に備え訓練をする兵士や、ミサイルが次々と発射される映像が流れる。
さらに、ラストシーンでは「祖国よ、命を懸けて戦う」とあった。
こうした過激な動画を中国が公開する背景には、台湾の李登輝元総統の告別式に、アメリカが国務省ナンバー2を派遣するなど、最近のアメリカと台湾の急接近があると指摘されている。
22日、国連総会の演説でトランプ大統領は、新型コロナウイルスの対応を「見えない敵である“中国ウイルス”と激しい戦いを繰り広げている。この疫病を世界に拡散した国の責任を問わなければいけない」と批判した。
対する習近平国家主席は、「中国はどの国とも冷戦も“熱い戦争”も戦うつもりはない」と述べ、トランプ大統領をけん制。
23日、会見を行った中国外務省は「(アメリカは)事実を顧みずうそを作り、人には言えない政治的な目的のために、中国に対して根拠のない非難・中傷を行った。中国はこれに断固反対する」と、トランプ大統領を批判した。
両大国の対立は続いたまま。
(2020/09/23)
#中国 #ハリウッド #映画
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