ディープフェイクとは?ポルノや世論操作で悪用も

「ディープフェイク」という技術は映画などで活用するために開発されたものですが、ポルノや世論の操作などに悪用されかねないことから対策を求める声が上がっています。

「想像してみてください」(Facebook ザッカーバーグCEO【偽者】)

これはFacebookのザッカーバーグCEOの偽者の動画。まるで本人が話しているかのように加工されています。使われたのはAI=人工知能を使う「ディープフェイク」という技術です。

アメリカ・ロサンゼルスにあるこちらの会社が開発したアバターは表情を記憶させ、会話できることから空港の案内係などとして使われています。モデルは、この女性。この技術を応用したディープフェイクの作成ソフトを見せてもらいました。

「青い部分は実際には6000の点で出来ています。あなたの顔がどのように動いているかを追跡するので、口を開けて笑うと自動的にそれに対応します」(ピンスクリーン社 ハオ・リーCEO)

記者の顔をもともと取り込んでおいた有名人の3Dデータに置き換えてみると・・・

「最初、自分の顔だけが入れ替わると思っていたのですが、眉の動き、口の動き、目の動きも完全に連動しています」(記者)

映画の吹き替えのように声と口の動きが合わないということもなく、表情だけをみれば、まるで本物のようです。男性から女性のディープフェイクを作ることも可能だといいます。

ディープフェイクを使って政治家の演説をでっちあげるケースも相次いでいますが、ポルノに悪用されるケースがほとんどだといいます。

「残念ながらディープフェイクがよく使われる分野の1つはポルノです。これは世界的な問題です。あなたの娘がディープフェイクのターゲットになることを想像してみてください。大事なのは皆がこの種の能力がどんなものなのかを認識することです」(ピンスクリーン社 ハオ・リーCEO)

今回、警視庁などに逮捕された男らもディープフェイクをポルノに利用していました。

SNS上に自分の映像などを掲載している人は標的にされやすいと、専門家は話します。

「顔の写真なり動画なりというのがたくさんネット上で見つけられるような人については、被害に遭う可能性があると思います」(ネットのトラブルに詳しい 清水陽平弁護士)

技術の向上に伴い、その脅威は、身近に迫っています。

(JNNニュース 2020年10月2日放送)

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