はずれなしのキムギドクがかかわった作品を見れてうれしい気持ち

はずれなしのキムギドクがかかわった作品を見れてうれしい気持ち映画レッド・ファミリーを鑑賞。
夫妻と娘に、老いた夫の父親を加えた4人家族が主人公。 
夫婦は睦まじく、ひとり娘はとびきりの美少女。 
旅先のレストランで、ごちそうへ最初に箸をつけるよう、親子は祖父にやさしくすすめた。 
この誰もがうらやむ家族にも、誰にも言えない秘密がある。 
旅先から帰宅すると同時に、母親が夫と祖父に蹴りを入れる。 
母親の前で、夫と娘と祖父がピシッと直立不動をとった。 
「申し訳ございません。班長殿!!」一家は、母親をリーダーとする「北」からやって来た潜入工作員たちだったのだ。 
いっぽう偽装家族の隣には、夫婦喧嘩が絶えない、資本主義の悪に染まった堕落した一家が住んでいた。夫婦喧嘩や親子の諍いが、毎日聞こえてくる。 
ひょんなことから、祖父と娘に、隣家の祖母と息子がそれぞれ惚れてしまう。 
いつしか偽装家族と崩壊家族の近所付きあいが始まった。 
しかし、その様子はすべて監視されていた・・・・ 
笑っていいものか、最初はとまどったが、結局笑ってしまった。 
この前見た『サスペクト 哀しき容疑者』と同様に広義の意味でスパイ映画だが、そこは韓国映画だ。クールさのかけらもない。 
笑いあり風刺あり涙ありサスペンスあり。ちょっぴり家族や分断国家について考えさせられる。 
色々な具材が混じり合ったチゲ鍋みたいな映画。 
もちろん、美味しかった。そして、美味しいなかに、ほろ苦さもあった。 
隣家の口汚い罵りあいが、偽りの家族につかの間の幸せをもたらすシーンが見どころだった。

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