映画「ジャージー・ボーイズ」を見た

大傑作大感動!! 
マフィアの手下になってコソ泥をしながら、地元のライブ・ハウスでバンドを組んでいた若者3人組がいた。 
さらに、作曲の才能があり歌もうまいのに、いまだ童貞の若造がメンバーに加わり、バンドは4人組となる。 
彼らは名を「フォー・シーズンズ」とあらため、音楽シーンの頂点へと駆け上がっていくが、やがてお決まりの仲間割れが始まり・・・・目新しい話ではない。 
語り口や見せ方がうまいのだろう。ウェルメイド、というやつだ。 
特に、バンドメンバーが集まり、しだいに人気者になっていく中盤までが楽しい。 
小粋なセリフがこれでもかと出てくる。といっても、記憶力がないので具体的なセリフをひとつも挙げることができないのが悔しい。採録でいいから、どこかにシナリオがないかなあ。 
私の年代では、なんといっても、マフィアのボスを演じたクリストファー・ウォーケンが最高だった。ラストでは、いやいやながらも踊っているではないか。拍手ものだ。 
彼の出世作『ディア・ハンター』で、「君の瞳に恋してる」を知った。私と同じような人は多いと思う。 
あれから30数年後に、あの名曲を作り歌った人たちの映画で、クリストファー・ウォーケンが踊っている姿を見ると、しみじみと、映画好きで良かったと思う。

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