[字]吉田類の酒場放浪記▼西新宿五丁目「大衆割烹おちあい」 …の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[字]吉田類の酒場放浪記▼西新宿五丁目「大衆割烹おちあい」

創業53年目となる大衆割烹。品書きも幅広く、魚介からうなぎ、ジビエに至るまでさまざま。中でも魚や肉など種類が豊富な「西京焼き」は、ここの人気メニュー。

詳細情報
出演者
【出演】吉田類【ナレーター】河本邦弘
番組内容
今年で創業53年目となる「おちあい」。トライアスロンが趣味という大将とホテルの厨房や老舗寿司店で研鑽を積んだ息子さんが営む大衆割烹。品書きも幅広く、魚介からうなぎ、ジビエに至るまでさまざま。中でも魚や肉など種類が豊富な「西京焼き」は、ここの人気メニュー。吉田さんも匂いだけで酒が進むと大絶賛した。
制作
2021年

ジャンル :
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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  14. オッパイ
  15. サバ寿
  16. ジャガイモ
  17. ママ
  18. 乾杯
  19. 邪魔
  20. 酒場

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

TBS
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ノーブランド品

吉田類です 今日はですね

大江戸線地下鉄ですね

西新宿五丁目というとこに
来てるんですが

新宿は すぐ横で

何かね あんなビル
あったっけなっていうようなぐらい

どんどんね
開発が進んでるんですね

ただね そういうね
ビルのニッチ 隙間にですね

昔の懐かしい場所がね
残ってるはずなんですよ

そこを探していこうというね

そんなことで
今日も行ってまいります では!

<再開発著しい
西新宿五丁目エリア>

<高層ビルの下に残る
昔ながらの住宅街を散策>

ここ
都庁のすぐ近くなんですが

いや~ 早速ね

これね 生ビール ホッピーとか
色々書いてますし

あ~ すごいですね これ

立ち飲みと駄菓子っていうことは

ダメですよ 子供は飲んだらね

あ~ なるほど これはもう
大人の駄菓子ということなんでしょうね

<新宿副都心の
すぐ裏にある根本酒店>

<車の奥が
飲めるようになっている>

<夜は角打ち
昼は駄菓子屋として機能しているため>

<冷凍庫には
アイスとシャリキンが混在している>

お~ なるほど
こういうふうになってて

酒屋ですからね

もう60年ぐらいたつんですけども
二代目なんですが

まあ 角打ち 昔やって
それで忙しくてやめて

まあ ここに来て
10年前ぐらいから また復活したような

まあ 世相にね また元に戻るようなのが
時代なのかなって思いますけどね

あっ 何か
猫の声も聞こえるんですが

そこに
≪初代です

(猪熊)あちら 今 二代目が
≪看板娘です

うわ~ かわいい!
(猪熊)まだ3週間半で

そうなんですか
ニャーニャー

猫大好きなんですよ

飲むときはこれ
システムはどうなってますか?

(猪熊)一応もう ニコニコ現金で

いや~ 鹿児島ハイボールなんて
あるんですね

これ 駄菓子のつまみ
これは…

ヤングドーナツ 牛乳入り

チーズがありますからね
チーズをもらいたいと思います

こんな空間があったんですね

<と その前に
もう一度消毒を>

<ヤングドーナツで飲むとは
さすが吉田さん>

じゃあ いただきます

いや 結構合います

前の看板猫は じゃあ
もう引退なんですね

≪去年亡くなってしまって

<二代目は はなの子供ではなく>

<譲り受けたばかりの保護猫>

やっぱ招き猫ですよ

いや それに猫がいてね

で 立ち飲むおっちゃんが
いるっていうのは

いいんじゃないですかね

すごいビルですね これは

いや~ 僕の知らない街です

この目の前にあるのが
この おちあい

相当使い込んでますね

このね
年季の入ったのれんをくぐって

お邪魔します
≪いらっしゃいませ!

なるほど こういうところ

<今年で
創業53年目となる おちあい>

<親子2人で営む 大衆割烹である>

お飲み物 何にしましょう?

もう目の前に日本酒がずらっと
おいしそうなのが並んでますが

そうですね 地元 東京から
澤乃井 大辛口を

(落合)分かりました 澤乃井1丁!

<スタートは澤乃井の定番酒>

<正式名称は 大辛口>

もうね
1人で飲むしかないですが

これ 一応
大辛口というらしいですね

僕もね つい 「おおからくち」と
言っちゃうんですけれども

「おおからくち」と ずっと思い込んでる
というか そうだと思ってたので

すいません じゃあ乾杯を
1人でちょっとさみしいんですが

はい 乾杯
すいません いただきます 乾杯

はい おまちどおさま

ちょうど旬のワラビですね

色んなとこ行ってね
東京にもあるんですよ

足で
(落合)まあ そうですね

シャキーンとしてますもんね

トライアスロンを覚えてね

ちょっとハマっちゃって

でも 今おいくつですか?
もう 77ですね

いやいやいや
すばらしいですね

もう いただきます 今日は

<トレーニングがてらに
摘み取ったワラビ>

あっ おいしい
これ シャキンシャキンとして

ヌルッとするね

結構硬いかなと思ったら
そんなことないんですね

やっぱり
採れたてっていうこともあるけど これ

(落合)今の時期しかないですね

何か魚も結構…

今日はいいのが入ってる
(健太郎)はい 本まぐろのかまとろを

いつも買ってきて
いい色ですね

不格好ではあるんですけど
おいしさ… おいしい方がいいと思ってるので

これはもう 完璧に中トロの
ちょっとおいしいところを

おいしいとこですもんね 色は…

<息子の健太郎さんは
ホテルの厨房や>

<老舗寿司店などで腕を磨いた
生っ粋の料理人>

<毎日 豊洲へ足を運び>

<安くて
いいものを仕入れる達人である>

あ~ すごい! 豪華ですね

これ 相当お高いんですか?

(健太郎)5点盛りで1200円で

あっ そうなんですね

このわさびがね

(健太郎)ウチは するんではなくて
刻んだのを入れて

ちょっとプチプチッとしたのを
合わせて食べていただく

甘い

わさびだけ注文される方も
いらっしゃいますね

ああ そうなんですね
これをアテに食べる方も

多めにくれって

お父さん ご出身どこでしたっけ?
(落合)山形ですね

じゃあ 山形のお酒ありますか?
(落合)はい 山形! 大山

じゃあ
お父さんの出身の山形のお酒も

いただきたいと思います
はい 大山1丁!

<低温で ゆっくりと発酵させ>

<香りと旨みのバランスがいい
山形の大山>

<続いて かます>

<皮に焼き目を入れて冷水で冷やした
焼霜造りだ>

わさびは今のようにつけちゃいけません
これ ちょっと多すぎます

でも おいしくて
涙が出てきますね

何か今年のからすみ仕上がりましたって
出てるんですが

そうですね
からすみも じゃあ自家製ということで

毎年 年末にかけて作って

是非 それ お願いできますか?
はい 分かりました

<からすみを仕込むのは
年に一度だけ>

<口当たりと風味がよくなるよう
ソフトに仕上げてある>

からすみなのに
フレッシュなイメージ

<フレッシュな旨みを大山で流し>

<メニューに目をやる>

<うなぎもあれば
ジビエ系の肉もあるのか>

魚だけじゃないんですね
ああ そうですね

<4種類ある西京焼きは>

<地方発送もするほどの
人気メニューなんだとか>

<となれば
ここは避けては通れない>

<吉田さんは 豚ロースをチョイス>

<それに合わせ
肉にも魚にも合う黒龍を所望>

発酵した香りが
ふわ~っときてですね

食欲も

お酒の欲も そそります

これ 添えてあるのは
これは何ですか?

(健太郎)山形の青菜菜
青菜菜

はい 肩ロースの西京焼き

お酒を飲んでくださいと
言わんばかりの味わいですね これ

(健太郎)ありがとうございます

このね 豚肉の甘み 旨み 深み

これがですね
思いっきり引き出されてます

この山形のね 何でしたっけ?

<青菜菜>

うわ~

旨みがね ほとばしるんです

幅が広いというか お料理の

そのサバ寿しなんても あるんですね
(健太郎)そうですね

うわ~ じゃあそれ お願いできますか?
サバ寿しで

はい ありがとうございます
サバ寿し 1丁

<ラストは 吉田さんの出身地>

<土佐の酒を頼み サバ寿しを待つ>

お待たせしました
こちら サバ寿しです

うわ~ これもまた

(健太郎)付け合わせは
今なら旬のミョウガダケの甘酢あえですね

これはまた 美しいし

これもう 和食ならではですね
こんなふうに笹で包んだり

ちょっとミョウガも
のっけましょう

もうね パクっといきます

サバ それと
この とろろ昆布

もちろん お米もそう

で ミョウガものっかって

何という 官能的なシンフォニー

お父さん
はい!

もう大感激です
ありがとうございます!

何か ずーっと
体を使いながら

おいしいお酒を
いただきたいと思います

ねえ 山やってらっしゃるから

<がむしゃらに働き>

<体を壊してから始めたという
トライアスロン>

<走り続けられるわけを
聞けば>

<たまには休むこと
と教えてくれた>

ありがとうございました
(健太郎)またお待ちしてます

いや~

おちあいでした
近未来都市ですよ

なのに こんな懐かしい
昭和のお店が残ってて

これがなかったらね

近未来の街だけにはね
住めませんからね

やっぱり
昭和を残しましょう!

その昭和を
また訪ねていきます

では 行ってまいります

<乾杯が恋しい>

<酒場という聖地へ>

<酒を求め 肴を求め さまよう…>

こんにちは 吉田 類です

今日はですね JR荻窪駅に来てるんですが

ここはね
結構古い なじみのある町なんですね

ただ 色々ね 新旧 変わってるとはいえ

まだ昭和の懐かしいお店
残ってると思います

今日は そこを目指します
では いってまいります

<JR中央線の荻窪>

<かつて 東京近郊の別荘地として
名だたる文豪らが居を構え>

<閑静な住宅地が広がっている>

え~ ここが杉並公会堂ということなんですが

ちょうど その真ん前の角に
古いお店でしょうね

和菓子屋さんなんですけれども

なんと
カフェオレ大福というのがあるんですね

どんな味なんでしょうかね? これ

ちょっと お邪魔してみましょう

こんにちは~
≪いらっしゃいませ

ああ こんにちは

何か すごいですね
カフェオレ大福というのが

召し上がっていただくと
コーヒーのお味がする大福です

へえ~

<青梅街道沿いで
昭和5年から店を構える亀屋>

<三代目が生み出したカフェオレ大福は>

<北海道産小豆を原料にあんを炊きあげ
できたてを冷凍保存>

<半解凍の状態で食べるのが美味とか>

カフェオレ大福そのものは
もう何年になるんですか?

もう 15~16年になりますね

15~16年? ほお~

どんな味がするんでしょうかね?
これ いただいてもいいでしょうか?

ああ ありがとうございます

どうぞ こちらでございます
ああ これですね

<白いお餅に包まれたカフェオレ>

<こしあんとコーヒーとクリームが
混然一体となった荻窪名物を食す>

すごい こう… こうばしい
コーヒーの香りがたってきます

フワーッと口の中で

違和感ないですね
(春子)はい

(幸作)小豆とコーヒーが合うんですよ

あっ そうなんですね

これ 一度
食べたらやみつきになりますね これね

いや~ もうホント この香りといい ねえ
初めてですけれども

こんなに相性がいいとは
思いませんでしたね

カフェオレと大福が

やっぱ お客さんが多いですね
ありがとうございます

<老舗が生んだ
新しい味をいただいた>

この辺りはね
荻窪の駅から ちょっと離れてまして

だから思いっきり
地元密着型といいますかね

でも これも酒場放浪の一つなので

勇気をもって訪ねてみたいと思います

やきとり… 案山子さんですね

こんばんは お邪魔します~
(勉)いらっしゃい いらっしゃい

どうぞ
あっ ここでよかったんですね

僕も荻窪ではよく飲んでたんですけど
あっ そうですか

生 お飲みなんですね? 生ビール
はい

じゃあ 僕も生ビールをいただきましょう
(勉)はい

<荻窪駅から 少々離れた環八沿いで
足かけ40年にわたる案山子>

<地元色豊かなだけに
営業が朝まで及ぶ日もあるらしい>

<店は 沖縄をルーツに持つ主と>

<札幌育ちの 姉さん女房の
ご高齢夫婦が営んでいる>

<生ビールがうまい季節となった>

<店の奥に吉田さんが見つけたのは
主が愛用する 競技用ロードバイク>

<自転車が趣味なのか>

もう趣味を通り越してるんです

大きい あのガッツポーズの…

あっ あれ そのね 両手を上げてる
(勉)はい

あれはね ハワイのね 世界選手権のとき
へえ~

<主は 50歳を機に鉄人レース
トライアスロンに挑戦>

<これまで 国内外95レースに参加した
今 なお現役のアイアンマン>

どうぞ
はい ありがとうございます

これは ひじきですね
(勉)はい そうです

<お通しはサービス>

えっ お年は 今 おいくつなんですか?

82です
えっ!?

すごいですね…

<己の人生観を変えたという
ある詩に出会ったという>

「年を重ねるだけで人は老いない」

「理想を失う時に
始めて老いが来る」という

この詩を聞いたときに

「いや 俺の人生は これでいこう」
って決めたの

それで それを実行したらね
はい

お金がかかりすぎてね
気がついたら一銭もなくなっちゃって…

おもしろい すばらしい生き方だと思います

<手作り料理が基本だが>

<やはり ちょうちんに掲げた
やきとりでしょう>

塩とタレとで焼きましょうか?

そちらのほうも おまかせでいいでしょうか
はい 分かりました

よろしくお願いします

何か アーティストなんですか?

とんでもないです

<皆 30年来のご常連ばかり>

ということで
僕は違うお酒にいきたいんですが

あの メローコヅルの35°
これ お湯割りでもいいでしょうかね?

(勉)はい じゃあ それいきましょう
少し贅沢なんですけど

はい どうぞ
あっ はい

<樫の樽に貯蔵して熟成させたメローコヅル>

<かなり熱そうなお湯割り>

あっ はい

<看板のやきとり
40年来のタレがおすすめ>

タレ味が…

このうまさ
一番引き出してると思います

<そしてメローコヅル まだ熱そう>

んっ…

ちょっとだけ熱すぎましたかね

<続いて にんにくを使った
主の創作料理>

<低温で じっくり揚げる>

<やっと飲み頃>

はい お待ちどおさま
ああ 濃いですね

濃い感じのおかずだから

<青森産 にんにくの天ぷら>

はい これ にんにくと大葉と…

(勉)豚ロースです
あっ 豚ロースなんですか

<からし醤油をつけていただく>

うお~

にんにくが 結構 半生なので

すごい歯応えがあります

白波の芋焼酎のお湯割りをいただけますか?

あの お湯…
温度は ぬる燗でお願いします

はい どうぞ
香りがすごいんですが…

あっ これ さつま白波の…
白波です

<鹿児島産 黄金千貫と
米こうじを原料にして仕込んだ本格芋焼酎>

ぬる燗が 一番合うと思いますね

うん

何か ピッツアもあるわけですね

ピッツアも
(勉)はいはい

<ピッツアの案山子とは?>

キュウリの古漬けがあるんですよ

それを…
これは ママさんの古漬けなんですね?

そうです そうです
ピクルス感覚で召し上がってください

はい 分かりました

<せっかくなので なれそめを伺う>

私が証券会社いて
かなり大損をして 夜逃げして

こいつのとこに
転がり込んで逃げたんです

うわ~ もうドラマチックですね
その出会い そのものも

年がお前のほうが上だから
先に死ぬから

あとは俺が面倒みるから
アハハハ そうですか

それが私のプロポーズです
へえ~

ママさん 心が揺れたんですね?

いや~ そういう男性って
数少なかったから 周りに

だから どういう生き方をするのか
興味はありましたね

今 やってるのが
お母さんの古漬けなんですね?

(勉)そうです
(和子)そうです

そういうところが
愛の証しでしょうね お父さんのね

<知人が作った 夫婦の歌があるらしい>

ONE YEAR…
(勉)OLDER

そういう…
(勉)1つ年を取るごとに

<CDを聴かせてもらう>

♬~ONE YEAR OLDER

これです

これは じゃあ
ご夫婦のことを歌ってるわけですね?

(勉)たぶん そうだろうと
ご夫婦の愛を?

はい
はあ~

だけど こう読んでると
年寄りの応援歌みたいに感じるんですよね

ちょうど 私がトライアスロンで
ギネスブックを狙って追っかけてたから

へえ~

だから年を取るごとに
新しい世界が見えてくる

はい お待ちどおさま
どうも長い間すいません

<キュウリの古漬けを
ピクルス感覚でいただく手作りピッツア>

<熱々には冷酒で対応>

<淡麗にして辛口の
辛丹波は灘の酒>

うわっ

古漬けの香りは きっちり残ってますが

これがピザの上にのっかると

古漬けが 洋食を導く力を持ってたのかなと
思うほど すばらしいですね

<辛口で締める>

<そして女将が母親から受け継いだという
味付けのひと品>

はい お待ちどおさま どうぞ

今日のシメのひと品は
にらソーメンということで

<ごま油とブラックペッパーが決め味>

もう 全然 普通に軽やかな味ですね

(勉)そうですね あっさりしてます
ねえ

にらソーメン これソーメンなんでしょうか
というぐらいの

<ちょっと
ディープな荻窪で>

<明日への活力を
いただいた>

いや~

案山子さんでした というか

こんなマイペースなというか
82歳のマスターと

八十うん歳のママさんがやってる
お店なんですね

で 年を取ることは
全然 マイナスな要素ではないということを

この店で思いっきり ねっ
知らしめていただきました

ひょっとしたら
まだまだあるかもしれません

もうちょっとのぞいて
帰りたいと思います

では いってまいります

<♬~ONE YEAR OLDER>

<酒場という聖地へ>

<酒を求め 肴を求め さまよう…>

吉田 類です 今日はですね

東武伊勢崎線
竹ノ塚というとこに来てます

ここ 来たのはですね 初めてなんですね

もう 駅前は 何かね ハナミズキが満開で
とてもきれいです

きっとね 何か ハナミズキのように

こう 心 ドキドキするような
ワクワクするような

そんなお店に出会うと思います

では ちょっと探してまいります

<駅前には
ハナミズキが咲き並ぶ 竹ノ塚>

<隣駅は埼玉県という足立区の住宅街だ>

住宅街の中かと思いきや
こういう きな粉売りますとかね

あるんですね
手造りきなこやさんですね これは

<住宅街に突如現れる
昭和25年創業の手造りきな粉専門店>

<懐かしいきな粉の香りに誘われて
吉田さん 作業場へ…>

あっ すいません

ここは もう きな粉を作ってる場所
ということですよね

(大地)そうですね 大豆を炒って

それを粉にするんですね はい
はあ~

ああ これですね
はい 大豆を炒ってるんですね

うちのおじいさんが始めたんですけども
その当時は下から石炭で

手でやって 下から…
そうですね だから夏なんか もう

大変だったと思いますよね はい

<こちらも創業当時から使い続ける製粉機>

<炒った大豆を粉にすると
きな粉ができる>

うわっ すごい へえ~

これがきな粉

ちょっといいですか あっ あったかい

すっごいあったかいです

懐かしいなんてもんじゃないですよ
この香りは

<実は きな粉にも旬がある>

<年明けに新大豆が市場に出回るため>

<5月頃からが
一番おいしい時期を迎えるという>

今頃が一番いいんです
あっ 今頃?

ええ
それで この香りが高いんですね

大豆から この粉になって

きな粉になるまでっていうのは
初めて見たので

ええ
結構 感動しますね これは

あっ そうですか?
ええ ええ

<きな粉専門店の2人がすすめる
きな粉を一番おいしく味わう食べ方>

<それが くず餅と合わせること>

<ということで 吉田さん
一口いただくことに>

思いっきり きな粉の味がしますというか
当たり前ですが

まあ ねっ 出荷する前ですからね

春の一番いい恵みを こう
いただいてる感じですよね

<三代目のおすすめは きな粉牛乳>

ああ 飲みやすい
(年夫)そうですね

全然飲みやすいです

<きな粉牛乳に元気をもらって>

<さあ 酒場に向かいますか>

元気になりましたね

今日はね このお店 このえびちゃんをね
目指して来ました

中がね 見えるんですけれども

結構 にぎわってますね
こんな早い時間に

じゃあ お邪魔してみましょう

こんにちは~ どうも
(義文)いらっしゃいませ どうも

いらっしゃいませ~
お邪魔します おおっ

あっ いいですね この雰囲気
カウンターのね この手触りといい

カウンターの板がね
結構 いいもの使ってるんですけどね

いいですか?
ぬくもりがあっていいですね

<竹ノ塚の駅から
2分ほどの場所に店を構える>

<焼きとりと釜めしの店>

<夕方から ご常連でにぎわう
地元密着の酒場だ>

<本日は
トリスおじさんのイラストが懐かしい>

<ハイボールからいただく>

懐かしい絵がありますね
トリスおじさん

もう ねっ スーッと入ってきますから
飲みやすいです

<ひと品目は鳥皮ポン酢>

<吉田さんの大好物だ>

酢のものも大好きで ちっちゃい頃から

酢のものばっかり食べてたんでね

すごい爽やかです

ハイボールと もう 相まって もう
初夏の風が吹いてますね この辺ね

<気分も爽やかになったところで>

<看板メニューの焼きとりを注文>

<とり首 砂肝と頼んだところで
マスターのおすすめが…>

変わってる… 豚のオッパイ

それって 鳥と違うんじゃないですか?
うん これ豚ですけどね

じゃあ その 豚のオッパイを
はい

何か でも 頼みにくいですね

何か ほかに名前ないのかな?

<恥ずかしくて
頼みづらいという豚のオッパイ>

<別名 チチカブ
果たして どんな味なのか…>

<焼きものに合わせて注文したのは
爽やかに 生グレープフルーツハイ>

はい 右のほうが豚のオッパイですから

砂肝 首
あっ はいはい はい

これ じゃあ 塩味の
(義文)はい

これ 豚のほうですけども

<豚のオッパイは専門店でも
なかなかお目にかからない希少部位>

<独特の風味と食感が
ご常連にも人気のひと品だ>

こんなに歯応えあったの

これ 見た目よりずっと歯応えがあります

この食感は初めてですよ

<そして 生グレープフルーツハイを一口>

フレッシュなグレープフルーツハイが
シャキーンときます

<続いて砂肝 こちらも食感が楽しい>

シャキンシャキンなんですね
非常に こういうふうにきたら…

ひょっとしたら もっと濃厚なお酒と
合わせても いいかもしれませんね

<濃厚な酒を探す吉田さんの目に
とまったのは>

<どぶろくの文字>

これが ちょっと珍しいですよね
そう 福島のどぶろくなんですけど

そうですか
はい

ホントのどぶろくをね
あちこちに探しに行ったら

福島だったんですよ これが

ああ~ これは もう 醪というんですね
(義文)ええ 醪

それね 今日来たばっかりなんですよ

1本頼むと
その半分しか入ってこないんですよ

じゃあ もう
まだ発酵してるってことですね

だから あんまり振っちゃうと
プシューって出ちゃう

出ちゃうんで ああ~ なるほどね

俺も 最初知らないから振っちゃったわけ

そうしたらね 半分ぐらい減っちゃったの
飛んだでしょ バーンって

<なみなみとついでもらったどぶろくを
早速一口>

この酸味がいいんですよね

<どぶろくの爽やかな酸味が
鳥の脂によく合う>

ああ~ 非常に爽やかで甘く感じます

<吉田さん 福島のどぶろく 醪が
よほど気に入ったらしい>

何だっけ名前

もろす… 醪

もうそろ 酔ってきますねっていうか

<名前を確認してからのダジャレ>

<そして この満足げな顔>

<醪に合わせて もうひと品>

<ご常連にも人気の
自家製塩からをいただく>

ものすごい濃厚なんですけどフルーティー

こういう塩からもあるんですね

合いますよ 何か色々と…

<ここでご常連に
おすすめのメニューを聞いた>

おつまみで ありますかね?

ええ はい 手羽先ウインナーが
いいと思うんですよね

手羽先とウインナーが合体している?
うん 合体して中に入ってるんですよ

ほかにないと思うんで いいと思いますね

すいません
塩からウインナーをいただけますか?

<何? 塩からウインナー?>

ごめんね
今の聞かなかったことにしてくれる

<いやいや あれだけはっきり言えば
みんなに聞こえている>

<ここでマッコリを注文>

<今日は酸味のある酒が飲みたい気分か…>

失礼します お待たせしました
ああ これが 手羽先ウインナー?

(男性店員)はい
あっ でも これ かわいいっていうか

きれいですね

<マスターのアイデア料理
手羽先ウインナーにかぶりつく>

普通の手羽と思いきや
全然違います

ものすごい深みが出るんです

マッコリも甘みもありますので
最高のマリアージュじゃないでしょうかね

もう1本いきたくなります

<このままでは
どんどん食べてしまいそうなので>

<そろそろシメのひと品>

<焼きとりと看板に並ぶ 釜めしを頼む>

<合わせるのは東京ではあまり目にしない
灘の辛口 大黒正宗>

はい お待ちどおさまで~す
はいはい~

あっ お味噌汁もセットでついてるんですね
そうです

<釜めしには
こちらのハーフサイズもあり>

<おなかの具合で選べるのは
シメにもちょうどいい>

はい 最後は この釜めしと…

何か ほっこり甘いって感じでしょうかね

それに灘の辛口 大黒正宗

いや~ もう
言うことないんじゃないでしょうかね

これはね この ちょっとね
スノースタイルを入れまして

ダメですね こんだけ贅沢したらね
のんべえがね

<うまい料理がうまい酒を進める>

うまそうに飲みますね
いやいや おいしいですよ

これは もう
最高じゃないんですかね

<下町酒場は
これだからやめられない>

はい

いや~

屋号を忘れそうになりましたよ
これエビがあるから

ここは
えびちゃんで間違いないですね

何かね やっぱ こう 下町人情…

思いっきり
詰まったところじゃないでしょうかね

こういうね 人情酒場

人情居酒屋がないとやっていけませんね

今日は そのあったか~いところを
満喫させていただきました

ということで この町 初めてなので

ひょっとしたら まだまだ奥が深いというか
たくさんあるんじゃないかと思います

もう少しのぞいていこうと思います

では

<夜風に背を押されるまま
西に東に>

<酒場という聖地へ>

<酒を求め 肴を求め さまよう…>

吉田 類です
今日はですね

京成線 それと
荒川線とメトロですね

この3つの駅がですね

こう 一緒になってる

町屋駅に来てるんですが

え~… あっ 電車も来まして
騒がしいところなんですが

結構 ここ来てるんですね 何回も

かなり こう
楽しみに合ってるような気がします

今日も そうだといいですね

ということで 頑張りたいと思います
いってきます

<京成線 東京メトロ 都電荒川線の
3つが利用できる町屋は>

<住宅街に
町工場や商店が ひしめき合う下町>

え~ 住宅街なんですけれども

商店街も共存してる
って感じなんでしょうかね

あっ ここなんかも そうですね

ああ こんにちは~
(ミネ子)いらっしゃいませ~

おでんダネの…
ああ お店なんですか?

(ミネ子)はい …なります
へえ~

似たような…
もちろん こう ありますけれど

何か コロッケかなと思って
今 ちらっと見たんですけど…

あれ? これ にくまんって書いてますね

(ミネ子)これはですね 魚のすり身を
パン粉 付けて揚げたものなんです

うちのは
このフライって名前なんですけれども

場所によって
にくまんって言うところもあるらしくて

こっちの荒川の…
そうですね そう聞いてますけど

はあ~
うん

ちょっと いただいてみましょうかね

(ミネ子)召し上がってみますか?
ええ はい

はい どうぞ
ああ もう これは そのまま普通に

<確かに コロッケみたいだが>

<魚のすり身に
衣を付けて揚げた フライ>

単に 魚のすり身だけじゃないんですね

(ミネ子)ソーセージとタマネギを入れて

ちょっと甘めに作ってあります
あ~ はあはあはあ…

昔から ここで作られてたんです?
うちは これは ずっと

<フライの誕生について ご主人に伺う>

戦後 食糧難のとき…
鮮魚の市場があるんですけど

そこに
荒川と足立の蒲鉾屋達が集まって

作ったのが初めって聞いてます

肉が珍しいから 肉もどきで
パン粉で揚げて カツみたいにして…

カツって言う人もいるし
コロッケって言う人もいるし

この にくまんっていうのが
南千住だけなんですよ

地域密着の食材ということですよね
(正)そうですね

また ちょっと
おでんに入れると 味が変わりますので

ちょっと入れてみましょうか
そうですか

<蒲鉾屋さんのおでんは 年中無休>

<フライは おでん鍋で1~2分が適当>

ああ じゃあ その自家製のスジも

入れていただけますか?
(ミネ子)はい 分かりました

<スジは すり身に サメの皮や軟骨が入った>

<東京だけの おでんダネ>

すごい 不思議と変わりますね

つまみに近寄ります これ おでんにすると

あの 酎ハイで…
酎ハイですか

<町屋のローカルフードで
乾杯>

いや この後ろね 荒川線なんですが…

妙に あの看板 魅力的ですよね

ここは
そういうね お店が多いんでしょうね

ね~

ここの奥に お店があるという…

ここも すごいシチュエーションですが

とにかく入ってみましょう

<いざ 奥のお宅へ>

<なんとも不思議な入り口だ>

うわっ…

あります… お店が

すごいですね これ
ちょっと じゃあ お邪魔してみましょう

ああ こんばんは~ お邪魔します

(長谷川)どうぞ
お~

何か もう不思議に
たどりついちゃったっていう感じがします

ここのお店は
あっ そうなんですか

いや その アプローチが
すごいじゃないですか

ええ? これ 住宅街の中ですよね?
住宅だったんですよ

ここの玄関と居間をお店にしました

相当 珍しいと思いますね ここまでの…

ここ 奥の院
ねっ 奥の院ですね

じゃあ 芋焼酎…

お湯割とかもできるんですか?
できますよ

あっ じゃあ 芋焼酎の…
お湯割で はい

<都電荒川線の線路脇を入った
路地にともる ひそかな明かり>

<24年前に 住まいの1階を
酒どころに改装した 喜多郎>

<余人を寄せつけない入りにくさは
まさに隠れ家>

<さすがの吉田さんも大丈夫か?
と思いきや…>

<普通に落ち着いていた>

はい どうぞ
はい ありがとうございます

<大正元年発売の白金乃露>

<芋本来の ほのかな甘味と旨味があり>

<お湯割は 毎日でも飲み飽きない>

いい香りなんですよね この白金の焼酎

うん

<お通しは きんぴらやフキなど
お総菜の盛り合わせ>

うん

<手料理が並ぶホワイトボード>

<おすすめを伺う>

車ぶの卵とじが おすすめなんですけど

あっ じゃあ その車ぶの…

(長谷川)卵とじ
卵とじを

車ぶって何だっけ?
おふです

<車ぶとは おふを
バウムクーヘンのごとく 棒に巻いて焼き>

<輪切りにしたもの>

<だし汁に浸し 両面焼いて 卵でとじる>

車ぶの卵とじです

この赤いのが 明太子?
(長谷川)そう 明太子です

まあ ちょっと飾りに付けた
っていう感じですね

こういうものです
あっ これですよねえ

あっ これ…
これを2個ということですね

こういうこと やってみます
(男性)ハハハ…

<食べ物で遊ばない>

まあ おふですからね
元々 味のあるものではなくて

それを こう ちょうどいい
だし味 それをきかしてるんですね

<明太子がアクセントとなり
お酒のアテに申し分ない>

うん

まあ おふが 何か違った こう ねっ

勢いを持つという
そういうお料理ではないかと思います

まあ それは さておきというか

え~っと 今 20…
4年目

24年目… これをずっと続けてこられて
ええ

どっちか言うと 緊張症ですので
あ~ ホント

友達なんかには ちょっと驚かれましたね
お店 開くとき

<のんべえのママさんゆえ
つまみは 間違いなさそう>

ポテト焼

えっ? ポテト焼 何ですか?
(男性)おいしいっすよ

あと トチオ焼っていうのもありますし
日本酒には合うと思います

じゃあ トチオ焼…

両方 じゃあ お願いします
両方 はい

それと あと 日本酒を

<地酒は 常時 3~4銘柄>

(長谷川)冷やだったら
こちらのほうがいいと思います

ああ じゃあ 冷やから…
冷やから入ります

<それなら 鳥取独自の酒米>

<強力を60パーセントまで磨いた>

<千代むすびの純米酒>

<新潟名物 トチオの油揚げは>

<通常の3倍ほど大きさがある
つまみの定番>

<高知産のミョウガを刻み>

<これは 喜多郎流の挟み焼きか>

<ショウガをすりおろしたところで
トチオ揚げに挟み込む>

じゃあ お待たせしました トチオ揚げです
はいはいはい

(長谷川)これは ポン酢ですけど…
おお これは あの…

サンドイッチのような
こういうやつは珍しいね

ポン酢をかけます

<まずは 千代むすびを含む>

<そして トチオ揚げの歯応えを味わう>

これ 不思議な味

サラダ風に この挟んでる これも

その食感としても残るし
味としても残ります

<味を際立たせる絶妙な食感>

んっ!

非常に こう 噛めば噛むほどというか

食べれば食べるほど
豊かな感じになるんですね

これを この… 竹酒で

<強力米特有の酸味が キレをもたらす>

あ~

これで やっと完結しますね

<大好物に ご満悦>

うん

<そして ジャガイモを
丸ごと1個すりおろしたポテト焼は>

<ママさんオリジナル>

<チヂミのごとく
両面を焼き上げて 醤油で味付け>

<この日は 徳之島の友人が
送ってくれたジャガイモとか>

うん

(長谷川)ポテト焼です
お~

これ もう
何となく分かりますね

思いっきり
ウエットなチヂミというね

これですね
あっ これ

徳之島のジャガイモなんですね
ええ ジャガイモを送ってもらって

これ 種類で言えば
たぶん 男爵系でしょうね

(長谷川)そうですね 男爵系ですね

これが入ってると 全然 違いますね

やっぱり違いますね チヂミとは

ジャガイモをすりつぶしてるという…
不思議な味がします

不思議なっていうか
あんまり味わったことがない感じですね

これが 辛口の酒に合うんですねえ

うん

最後 どうでしょう?
ざるそば ありますけど

シメに じゃあ すいません

そのざるそばをお願いします
(長谷川)はい

<ならば ぬる燗>

ちょっと ぬる燗
どうでしょうかね? 温度が

いや~ ありがとうございます

<にいだしぜんしゅの燗誂は>

<お燗用に 1年間 熟成させた純米酒>

<常温では隠れていた
旨味と香りが開いてくる>

あ~

<そばどころ 山形の やまいもそば>

はい お待たせしました
あ~ はいはい ありがとうございます

うわ~ これが また美しいね

はげ山に ちょっとだけ
毛が残ってるっていうような…

<自家製のだしで こしらえた
おつゆでいただく>

うん

とんでもない 麺の存在感があります

<時が過ぎゆくままに>

<1人 町屋で かくれんぼ>

いや~

喜多郎でした

こんなに落ち着ける…

そうですね
まあ 何か 自分の親戚のお店に…

というか 家に お邪魔したような

そんな こうね
安堵感をね 与えてくれるお店でした

まだまだね
こういうところ あるんだと思います

もうね 1~2軒 お邪魔して

帰りたいと思います

では いってまいります

<酒を求めて 迷い道>

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