開運!なんでも鑑定団【祖父の秘蔵<名刀>超絶値&世界初!?幻のプラモデル】[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

開運!なんでも鑑定団【祖父の秘蔵<名刀>超絶値&世界初!?幻のプラモデル】[字]

■祖父が遺した<南北朝時代の名刀>に超ド級鑑定額■世界最古!?…幻の<プラモデル>20点に衝撃値■鑑定大会に勝海舟&宮本武蔵の宝■けん玉歌手三山ひろしの秘蔵宝■

詳細情報
番組内容
依頼人は大の飛行機プラモデルコレクター。収集歴60年、その数なんと6000点!中でも一番の自慢は、20年程前ベルギーのコレクター仲間から譲り受けた世界最古のプラモデル。相手からは郵送すると言われたが、1日でも早く手に入れたいのと、万が一途中で破損したらと思うと居ても立ってもいられずベルギーまで取りに行ってしまった。番組で価値を証明し冷たい反応の家族をギャフンと言わせたいが、果して結果は?
出演者
【MC】今田耕司、福澤朗
【ゲスト】三山ひろし
【アシスタント】片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
【出張鑑定】第5回借金のカタ鑑定大会
【出張リポーター】原口あきまさ
【出張コメンテーター】六角精児
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
田中大(「思文閣」代表取締役)
柴田光隆(「刀剣柴田」代表取締役)
関連情報
【番組公式ホームページ】
www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

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  1. 万円
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  11. 本人評価額
  12. 鑑定団
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  14. 年前
  15. 発売
  16. 平塚
  17. ジャカジャン
  18. 依頼人
  19. 偽物
  20. 三山

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

<南国 土佐の まるまると太った
この赤ちゃん。

演歌歌手の…>

<1980年の生まれ。

祖母の影響で
演歌ばかり聴いて育ったため

3歳の頃には すでに

プロの演歌歌手を
夢見ていたそうです。

25歳のとき

有名になるまで
帰らない! と

覚悟の上京。

演歌歌手 松前ひろ子さんが
経営する

カラオケレストランで
ウエーターとして働きながら

松前さんの夫で作曲家の
中村典正さんの元で

修業に励みました。

そのかいあって 3年後

<心地よい歌声は

聴くだけで元気になる
ビタミンボイスと

大評判になりました>

<特技は 皆さん ご存じの…>

<10年ほど前 コンサートで

ファンと一緒に楽しめるコーナーを
と 始めたところ

これが 大ウケ>

(片渕)しかも 歌いながら。
場内 どよめいてるわ。

<「NHK紅白歌合戦」で

歌とともに けん玉で
ギネス記録に挑戦する姿は

いまや 大晦日の
風物詩となっています。

しかし 特技は
これだけじゃないんです>

<果ては 包丁研ぎまで。

そんな三山さん
実は 5年前にも登場。

お宝は 龍文堂の鉄瓶。

「紅白」初出場のお祝いに

師匠から頂いたものでした。

本人評価額は
期待を込めて

50万円だったのですが>

<結果は
なんと 5, 000円>

これ 帰れない…。
帰れないよ。

けん玉の稽古には
ちょうどいい…。

< あれから 5年。

歌も けん玉も
脂の のった三山さん。

リベンジに燃えています>

依頼人の登場です。

(片渕)東京都から お越しの

ようこそ 「鑑定団」へ
よろしくどうぞ。

よろしくお願いします。

やっぱ 去年 盛り上がりましたね。

ギネス記録を更新することが
できまして。
したな~。

その前の年が失敗したから。
そう!
そうなんですよね。

86番の方が。
そう!

言わないで…。

いや でも 本当に けん玉に対する
熱が更に上がって

で 昨年…。
あっ ちゃんと参加した?

参加してるんです。
86番の方も。
17番で。

あっ そう? 17番。
17番!

うわ それ 俺
知りたかった 事前情報。

すごい多趣味でいらして

最後なんか 包丁研ぎって
出てきましたからね。

何が魅力なんですか?

いや やっぱり
包丁を研ぐことで

自分の心を研ぎ澄ます
ということなんですね。

コツは 何なんですか?

1個の砥石で
研ぎ過ぎないってことですかね。

砥石が どうしても
反ってくるんですよ 真ん中がね。

砥石を研ぐ 砥石を買う
っていうのが大事ですね。

えっ!? そんなのあるんですか。

さぁ それでは お宝ですけども

前回のリベンジですから 今日は。
そうですね。
そうです。

リベンジは成功させてきてますからね
けん玉では。

もちろんです もちろんです。
今日も成功させましょう。

お宝オープン!

うわ すごい。

師匠に頂いた
屏風なんですけども。

前回も師匠…。
そうなんです。

頂きものでしたから。
はい 借金のカタで。

師匠が預かったんですね お金…。
はい。

どのくらいの額だったんですかね。
聞いたところによると…。

まぁ 3桁はいくでしょうね。
相当な額ということです。

相当な額?
はい。

誰が書いたもんなんですか?
それが 僕も調べたんですけど

ちょっと
わからなかったんですよ。

えっ?
落款とか その…。

あっ 違うわ。
それが違うんで いわゆる その…。

あっ ほんまや。
ものは すごく
いいと思うんですよね。

きれいですね これね。
はい 深みがあって。

ふだん どうしてるんですか?
これ。

和室のなかでも
いちばん いいところに置いて

寂しいなとか思ったときに見ると
屏風から 頑張れよって。

あっ 聞こえる?
聞こえてくる。
聞こえてくるんだ。

前回の残念な結果は。

蓋だけが本物で。
そうそうそう。

だいぶショックを受けて もう…。

今度は もう
間違いないものをという。

でも あんまり
わかってないでしょう?

僕自身は わかりませんけど
師匠は もう

相当いいもんやからってことで。

前回と一緒じゃないですか。

ご本人の評価額 おいくらですか?

500万です!

まいりましょう
オープン ザ プライス。

5万円!
あ~!

だめだったか!
好きやな!

5好きやな~。

ただ あの ちょっと
一つだけ言えるのは

前回よりも 値段が
上がってるということですね。

なかなか難しい。

難しい?
難問ですね。

まず 絵のほうから。

落款に 「篁圃」というふうに
入ってます。

秋草が描かれてますね。

この画風から見ると

ある程度 写実的で
空気を感じるとこがあるので

京都で 四条派を学んだ
高谷篁圃という…。

書は 『万葉集』の中の
長歌が書かれてます。

ただ 残念ながら
この 蕉雨っていう人は

特定することできません。

たまたま
同じサイズのものがあって

言い方 悪いですけど
何の意図もなく

貼られたんじゃないかなと
思うんですね。

ただし 寒い日なんかは

こう 屏風を置いたりすると
非常に心地がいいですし。

あっ 冷気を抑えてくれたりとか。

涙ぐんできましたね。
そうですね。

戦いは続きます。
そうですね 頑張ります。

はい どうも
ありがとうございました。

どうも ありがとうございました。
引き続き おつきあいください…。

< これらの おいしそうな
お菓子を手がける

創業120年の老舗メーカー
平塚製菓に お伺いしました。

次なる依頼人は
3代目社長の…>

<手に持った 大きな木の実は
何ですか?>

しかも 私が手がけて
小笠原で収穫した

<2003年に 国産カカオ栽培の
プロジェクトを始動。

しかし 熱帯の植物のため

亜熱帯の小笠原では
栽培が難しく

当初は なかなか
実がならなかったそうです。

それでも 諦めることなく
土作りから やり直したところ>

< その後 研究を重ね

2019年 ようやく
商品として発売し

大きな話題となりました。

そのお味は?>

カカオは 果実なんだと
実感していただける

フルーティーな味わいに
なっております。

ぜひ 多くの方に
食べていただきたいです。

ただ 実は私には もう一つ

< というわけで
ご自宅へ お伺いしました>

こちらです。

< うわ! これは いったい>

<小学生の頃

父に買ってもらった
飛行機のプラモデルに

すっかり心を奪われ
収集し続けること 60年。

その数は いまや なんと…>

<コレクションは ほぼ未開封ですが

同じものが 2つ手に入ると
組み立てるそうで

その際は…>

必ずですね

例えば これは X-13バーティジェット
という機種なんですけれども

もともとですね このように

実際の機体には
エンジンファンがついてたので

そんなことしてたら…。

< かなりの凝り性と
お見受けしました。

となれば お宝は やはり>

鑑定よろしくお願いします。

依頼人の登場です。

(片渕)東京都からお越しの
平塚正幸さんです。

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくどうぞ お願いします。

いやぁ いただきました チョコレート。
そうですか!

ありがとうございます。
フルーティーでした。

カカオ すごく体にいいんですよね?
カカオポリフェノールが

とても体にいいっていうんで
もう毎日食べてます。

あの 趣味ですよ。 あれは

奥さんには冷たい目で
見られるでしょうね。

どうやって集めてるんですか?
お店ですか?

最近は もうネットですけれども
昔はですね

模型雑誌なんかですね

巻末にあの 読者交流欄
なんていうのがあって

譲るなんていうのがあるんですよ。
は~ そんなんあったんだ。

もう 本屋さんに
開店と同時に行きましてね

パッと見て
ともかく その日のうちに

もう押しかけてですね
譲ってくださいと。

その場で?
ええ。

父の会社に入って まだまだ
プラモデル プラモデルばっかり

やってましたんでね
模型屋になったほうがいい

なんて言ってね
よく怒られました。

ぶっちゃけ チョコと模型
どっちがお好きなんですか?

いや それは なんとも…。
いや プラモデルでしょ。

さあ それじゃ拝見しましょう。
お宝 オープン!

これは何でしょう?

世界最初のプラモデルです。
すげぇ 世界最初?

1936年から1941年
大戦が始まる前に

イギリスで発売されたものです。

ペンギンシリーズっていうんですよ。
どうやって手に入れるんですか?

日本には
もう輸入されておりませんから

海外のコレクターの方と
仲よくなって集めました。

海外には海外で 平塚さんみたいな
方いらっしゃるんですね?

いるんですよ それが。

(平塚さん)これはね
ベルギーのご老人がですね

譲ってくれるっていう話が 今から
20年くらい前にありましてね

もう うれしいのと
あと 送られる途中に

もし破損でもしたら
ということでですね

すぐに エアチケット買って
ブラッセルまでね。

ベルギーまで行っちゃったんですか?
ベルギーチョコレートの研究も

兼ねてですよね?
そうそう…。

もちろん そうですよ。
ねっ?
そう。

チョコレート屋も 何軒か回って
帰ってきましたから。

店の中入りましたか?
もう店頭だけ見て はいはい…。

三山さん いかがですか?
今 いわゆるプラモデルっていうのは

ランナーっていうのがあって
それで 中にパーツがあって

パチパチ ニッパーで切るんですけど
もう型から外されてるんですね。

ちゃんと切った状態ですね。
(三山)昔って ペイントも

全部入ってたんですね。

1個 組み立て途中みたいなの
ありますよ。

(平塚さん)そうですね。
なんか塗料塗って

ちょっと半分壊れてますけどね。

そういうような状態で
入手しました。

そのあと 平塚さんが自分で
作ろうとは思わないんですか?

人が手をつけたものには
手はつけたくないですね。

<プラモデルは プラスチックモデルを略した
和製英語で

成型されたプラスチックの部品を
組み立てて作る 模型玩具である。

勇壮な軍艦。

憧れのスポーツカー。

堂々たる城から
果ては カップラーメンまで。

ありとあらゆるものが
製品化され

驚くほど忠実に再現されている。

その誕生は20世紀前半
イギリスでのこと>

<ヨーロッパでも競って
飛行機の開発が行われ

人々は 大きな関心を寄せた。

イギリスでは 年齢を問わず
飛行機の模型が流行したが

人気を二分したのは…>

< そして…>

< しかし 1930年に
安価で成型・着色がしやすい

プラスチックの一種
ポリスチレンが開発されると

フライングモデルの中堅メーカーだった
IMA社が これに注目。

1936年 世界初のプラモデル
「ペンギンシリーズ」が

3機種同時に発売された。

この名称は フライングモデルに対し…>

<箱の中には
糸で丁寧に固定された

10点ほどのパーツと
国籍マークなどのシール。

更には 接着剤や
塗料も収められていた。

これは当時 プラモデルの組み立てに
必要な用具など

誰も持っていなかったためである。

このペンギンシリーズが発売されるや

手軽に本格的な
ミニチュアモデルが作れるとあって

一躍大ヒット。

戦後になると イギリス国内をはじめ

アメリカでも さまざまなメーカーが
プラモデルの販売を開始。

大きなブームとなった。

日本でも

<誰が作っても仕上がりが同じで
逆に物足りないと

大人の模型愛好家には
不評であった。

そこで まだ放送が
始まったばかりだった

テレビに目をつけ スポンサーとなり

プラモデルを紹介する番組を
放送したところ

少年たちの間で
大きな話題となり

一気に市場が拡大。

新たなメーカーが続々と誕生した。

なかでも 静岡県のメーカーが
数多く参入したが

これは 江戸時代 徳川家康が

全国から腕利きの宮大工や
彫刻師らを

駿河に集めたことにより

その細やかな技術が受け継がれ

プラモデルメーカーの
下地になったからである。

60年代には

<70年代には 『宇宙戦艦ヤマト』が
爆発的にヒット。

そして 1980年に
『機動戦士ガンダム』シリーズ

いわゆる ガンプラの販売が始まると

日本でのプラモデル人気は ピークを迎え

1989年には 全体の出荷額が

475億円を記録。

世界トップのプラモデル王国へと成長した。

改めて 依頼品を見てみよう。

世界初のプラモデル
ペンギンシリーズ 20点である。

いずれも 第二次世界大戦以前に
発売されたモデルで

うち 19点は 未組み立てだが

1点は途中まで組み立てられ
塗装もされている。

最初に発売された
3つの機種のうち

ホーカーフューリーとグラディエーターの
2点も含まれており

パーツや箱

説明書も
すべてそろっているが…>

(平塚さん)日本の古いものを
送って交換してもらった…。

いくら分と交換したんですか?
(平塚さん)だいぶね。

ご本人の評価額になります。
おいくらでしょう?

1つ10万円として 200万円。

これ 200万円…。
これって言うてもうた。

さあ それではまいりましょう。
オープン ザ プライス!

出た! 355万 すごい!

ありがとうございます。

これが?

これだけ そろってるの
もう初めて。

もう興奮してますよ。 ホントに。

全部 戦火を くぐり抜けてる
わけじゃないですか。

これ奇跡だと思います。

値段の高いものは
ウェリントンのプラモデルで 30万です。

当時 これ以上大きなプラモデルが
作れないんですね。

もう材料もそうだし
技術もそうだし。

ブラックバーンシャークのフロートタイプといって

水上機です。 これも30万です。

このフロートのないもの…
あるんですけど

やはり 珍しいのは
このフロートのあるもの。

それからあと 一番初期の
これが それぞれ25万です。

組み立て途中でも
これ ものすごい珍しいんですよ。

15万っていう値段です。
これ 15万。

よく 僕 箱は大事 箱は大事って
言っているんですけど

箱ってね ホントに大事なんですよ。

銀紙を貼った
薄い箱じゃないですか。

これね Aタイプといって
一番古いタイプの。

僕も コレクターだから その物を見ると
どれだけ大事にされて

どれだけ情熱をかけて
集めたかってわかる。

<我が 「鑑定団」から
生まれた名言…>

< この言葉を覆すお宝が
今宵 現れるのか!?

奇跡に期待しよう!

鑑定士は…>

<早速いってみよう!>

(歓声)

六角さんは すごい なんか借金の
イメージありますけども。

差し支えなければですね

えっ!?

企業。
はい。

なんで そんな借金された?

< まずは
妹と大の仲よし 宮本さん>

そんなに仲がよろしい。

あら! どんな妹さんですか?

いや もうわかります。 ホントに…。

プルプル プルプル。

< こちらが

自由奔放って
おっしゃってましたけども。

私は

あっ! チャンスがあれば何回も!

相談とかあったんですか?

<お宝は 勝海舟の書である。

いくらの借金のカタかというと…>

100万円です。
えっ!?

<2年前 晩酌中に妹から

突然 お金を貸してほしい
と言われビックリ。

しかし 何も聞かずに
ありったけのヘソクリを渡した>

そうか 妹さんに頼られたから

うれしかったんですね。
そうですね。

初めて頼ってくれたと。
はい。

妹さんは

(原口)えっ!?

<真面目な兄を驚かそうと

ちょっとした
ジョークのつもりだったとのこと>

冗談半分だったんですってよ
お兄さん。

それ聞いて

(原口)ハハ 温めて。

<実は この書
もともとは 妹の3番目の夫が

借金のカタに手に入れたもの>

お兄さんに渡したってこと?
そうです そうです。

<本人評価額は
貸した金額と同じ100万円。

海舟の書は
偽物が多いのは百も承知だが

結果はどうあれ
妹が幸せなら それでよし。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン! こい!

80万円!

<ダウンするも大健闘!>

お兄さん!
はい よかったです。

(笑い声)

勝海舟の五言絶句
間違いございません。

「隻手」片手で これまでの危機を

いろいろ自分は救ってきたと。

事が済んで 衣の埃を払おうか。

この18年のホントに早く

過ぎ去ってしまったことよ。

今 自分は もうすでに

是と非というものを

もう忘れる心境に
なってきてるんだと。

自分の活躍してた時期
18年を振り返って書いてる。

「丁酉初冬」というふうに
書いてあるんですけども

亡くなる2年前 晩年の書である
ということがわかります。

海舟という落款 署名
これの出来がいいんですよ。

で 状態もいいですし
大事に宝物として

お持ちいただければと思いますね。

<続いては
20年ぶりにメイクをした吉川さん>

なんで そんなお化粧する機会
なかったですか?

出してきて!

うん!

< お宝は
宮本武蔵の達磨図である。

いくらの借金のカタかというと…>

30万円。
えぇ!?

<今は亡き姉が 30年ほど前

弁護士事務所で働いていた際

同僚に頼まれ 30万円貸したが

その直後 同僚は蒸発。

慌てて所長に相談すると

監督不行き届きで申し訳ない と

所長の家宝である
この掛軸を渡された。

しかし
じっくり見れば見るほど…>

なんか この方が

(六角)こちらからだと。

<蒸発した同僚は 数年後
別の詐欺事件で逮捕された。

本人評価額は 貸した金額に
慰謝料を含め100万円。

姉は この絵を見ると元同僚への
怒りがよみがえるからと

ずっとタンスの奥にしまっていた。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン! はい!

1000円!

< あっちゃ~!>

全然違います。
(原口)全然違う。
はい。

武蔵はですね 剣豪ですから

その武蔵が描く作品には 隙がない
とも言われてますけども

この作品 隙だらけというかね。

ヒゲがありますね。
武蔵は 減筆体という

できるかぎり筆数を減らして

素早く その本質を捉えるという
水墨画の技法で描いてます。

これほど細密に描くってことは
ありえません。

もし これが
本物の武蔵ということになると

数千万はすると思う。

(原口)数千万。
(田中)はい。

<続いては オリジナルソングを
作るのが趣味の家入さん>

いつ頃からですか?
やられてるのは。

学生時代から ちょぼちょぼと。

どういう曲が多いですか?

やっぱり

やっぱ 恋の歌。

<実は昨日
番組出演記念ソングを作ったので

ぜひ披露したい>

(笑い声)

イヤーッ!
どうもすみません。

< お宝は

< いくらの
借金のカタかというと…>

40万円です。
おっ!

<戦前 長崎で
鉄工所を経営していた祖父は

中国人陶工のもとに
窯場道具を納めていたが

ある日
陶工から代金が支払えないので

この茶碗で
勘弁してほしいと泣きつかれた。

さほど いいものとは
思っていなかったが

50年前のある日…>

鳳凰の絵柄っていうのは
一般には出ない絵柄なんですよ。

<更に その形も独特で…>

日本に ちょっとないような
形なんですよ。
ねぇ!

それ

<借金のカタとはいえ
とんでもない名品だと信じている。

本人評価額は 堂々の500万円。

実は この茶碗をきっかけに
骨董にハマってしまったが

これ以上の名品に
いまだ出会えていない。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン! こい!

3, 000円!

< う~ん 残念!>

昭和の初め頃に作られた
有田焼の注文食器ですね。

高級料亭とかね 割烹旅館でもって
お料理を出す器なんですよ。

外側に色絵で
鳳凰を描いてあって

蓋が木目になって
木のように見える。

っていうのは これね
囲炉裏に掛ける

鉄鍋の形なんですよ。

耳がついててね
なかなか細かい仕事のもんです。

値段は別として楽しめますね。

<続いては 父に
ひと言文句を言いたい大西さん>

あら!

< お宝は 榎本武揚の書である。

いくらの借金のカタかというと…>

20万円。
おお!

<40年ほど前
父が 叔母の同級生と名乗る

見ず知らずの人に
20万円貸した際 受け取ったもの。

しかし 表装はボロボロで
価値があるとは到底思えない。

更に…>

あそこに…。

ここ?
はい! 絶対 私は

贋作だと思うんですよね。

これ持ってきて… 六角さん!
もう ホント困ってるんです!

20万 貸してください! って
これ パッて出されたら…。

かっこいい!

< しかし 父は 名品と信じ

「鑑定団」に出したいと
長年 言い続けてきた。

これまで ずっと無視してきたが
最近になり…>

お別れの時が 家族なりに
近くなってきたな と

思っているんですけど…。
何を言うてるんですか。

で これ 父の写真なんですけど…。

ここに置いたままに
しようかな と…。

<本人評価額は
父が貸した金額の20万円。

最後の親孝行と出演を決めたが

結果次第では 父がショックで
寝込んでしまうかも…。

果たして どうなるのか!?>

<40年ほど前 父が
20万円のカタとして受け取った

榎本武揚の書。
果たして 結果は!?>

はい!

< まさか!>

えっ!?
(原口)きた!

ホントに!? ウソ!

お父さん やりましたよ!

そう 見せて 顔!
お父さん よかったね!

あの すみません 皆さん…。

榎本武揚の七言絶句の詩
真筆でございますね。

五稜郭から
函館の街が

よく見える と。
自分は

天涯孤独の
身となって

流浪してるんだ と。

来年は
自分はもう 逆賊として

扱われることになるだろう と。

そして この五稜郭には

たくさんの兵士たちが

春爛漫の空気を
浴びて 潤っている。

自分が
函館戦争をしたときのことを

書いてる。
ゴツッとした 非常に力強い

大きな字と小さな字がですね
交互に出てくるし

特に おしまいのところの
千兵を潤す なんていう

こういう字を見ると
まさに こう

現代人でも書きそうな
しっかりした字を

書いてる。 贋作という話が
出ましたけども

これ 「贋」じゃなくて
「舊作」なんですね。

古い 自分の詩を
改めて書いたんだよ

っていうことで
贋作なんていうことを

バレるように書くことはないです。
(笑い声)

<続いては 趣味で
小説を書いている…>

(原口)ちょっと寂しかったから…。
えぇ。

手っ取り早いっすか?

どんな内容だったんすか?

< お宝は こちら>

(原口)おっ!

<青磁の花瓶である。
いくらの借金のカタかというと…>

もう 何千万単位だと思います。
(原口)えっ!

<戦前 満州で事業をしていた
祖父は

同業者の友人に
たびたび 借金を頼まれていた>

事業やってると
浮き沈みがあるんですよね。

これ持ってきた方は
すぐに返せると思ったみたいです。

昔の方は ホントに…
豪快だったんですね。

< しかし その後 友人は病に伏せ
会社も倒産。

お金は返せない。
これで勘弁してくれ と

この花瓶を持ってきた。

その方いわく
中国 唐時代に作られた

大珍品とのこと>

ただ 私は…。

これ ここから見るとですね…。

<本人評価額は
期待をこめて 500万円。

恋愛小説は みんなに
大笑いされてしまったので

これ以上 恥はかきたくない。

果たして 結果は!?>

ジャカジャン! こい!

< う~ん 残念!>

恥ずかしい…。

20世紀に入ってから作られた
焼物でね

12世紀ごろに河南省で作られた
鈞窯という焼物を

写したもんなんですよ。
鮮やかな青になったものを

天藍… 空の青さにたとえてる。

高台を見ますとね
亡羊という

刻印が
押してあるんです。

おそらく 中国人の陶工の
刻印だと思うんですけども

中国の作品としては
自分の名前を書くってことは

ありませんのでね
たいへんに珍しい。

やっぱり この… 近代作家として
目覚めた頃の

陶工の仕事だろうというふうに
考えるんです。

<最後は アクセサリー作りに
ハマっている…>

もしかして 今日… イヤリング… ピアス?
ピアスか。

あと これも作ったやつ。
これ 作ったやつ!?

今日の朝 できました。
どおりで なんか

俺のほうに向けてるな
向けてるな…。

< お宝は 渡辺晨畝の掛軸である。

いくらの借金のカタかというと…>

1, 000万円です。
(原口)1, 000万円!

<4年前 父が

事業を拡大したいという友人に
頼まれ 1, 000万円貸した際のカタ。

銀行から融資が出るので 1か月で
返せると言われたのだが…>

音信不通になっちゃった!?

< このことを知ったのは
ごく最近。

父が 「鑑定団」に
出したいものがある というので

問い詰めたところ 白状した>

< この絵の作者について
調べてみたが

詳しいことは何もわからず。

大損したのではないか と
不安で仕方がない。

本人評価額は
願いをこめて 1, 000万円。

お金を貸したことに後悔はない と
父は強がっているが

家族にとっては 一大事。
果たして 結果は!?>

ジャカジャン!

<残念! 大幅ダウン!>

(原口)10万円!

渡辺晨畝の作品で
間違いありません。

(原口)あっ 本物なんですね?
はい。

荒木寛畝という 土佐藩の
お抱え絵師にもなった人が

いますけども
この人の門人ですね。

寛畝は クジャク描きの名手。
渡辺晨畝も やはり

クジャクを描くのが得意。
たしかに クジャク

非常に よく
描かれていると思いますが

松の幹ですね… パイプみたいなね。
やはり 師匠を超えることは

できなかったんではないか
という…。

画家としては 再評価は
難しいですけど

実は 日中のいわゆる
文化交流という意味においては

非常に重要な人物です。

昭和3年に 唐宋元明の
名画展というのを…。

現在から見ても そこまでの
展覧会できるかどうか

わからないほど すばらしい
展覧会を企画してるんです。

歴史から 忘れ去られることは
ないと思いますね。

<次回の借金のカタ鑑定大会も
お楽しみに!>

<続いては 東京都台東区から。

次なる依頼人は

パソコンで調べ物をしている
この方…>

<見ているのは…>

<実は白石さん 大学院では
情報セキュリティを専攻。

4月から

< そんな情熱をもちながらも

入社までは
特にすることがないので

こんなものを作ったそう>

< おいしいお店の混雑情報まで
リサーチ済み。

抜かりありません>

< ところで…>

<祖父 寅雄さんは戦後

製氷業で
成功したことをきっかけに

石油や汽船など
幅広く事業を手がけ

財を成した方でした。

今回のお宝は その寅雄さんが

生前
いちばん大事にしていたもの>

父は

本当に そのような
価値がするのか気になっています。

鑑定のほど
よろしくお願いいたします。

<果たして そのお宝とは?

スタジオで拝見しましょう>

依頼人の登場です。

東京都からお越しの

ようこそ 「鑑定団」へ。
よろしくどうぞ お願いします。

ホントにもう卒業旅行ね
行きたいわな。

行きたいですね。

ちゃんと細かく いつでも
旅立てるような予定表でしたね。

この番組に出ることが
記念になりました。

いやぁ 卒業のね。
はい。

クラブ活動とかやってたんですか?
旅行サークルと 投資サークルに。

投資までしてる?
投資家っぽい顔してるな…。

そうですか?
なんか冷静に運用してくれそう…。

確かに なんかある程度の額
預けてしまいそうやわ。

なんかね。
ぜひ 預けてください。

お宝オープン。

うわ きれい。
さぁ これはなんでしょう?

来国光という刀になります。

600年から700年前。

きれいで。
うん。

そうなんですよね。
きれいすぎるので なんか怪しい。

おじい様は
石油業とかされた方だから

相当 財を成してますよ当時。
そうだと思います。

事業を成功したときに
刀を集め始めたそうなんですよ。

そりゃあ 名刀欲しくなるでしょ。
戦いですからね。

そっか。
商売で成功するって。

自信ありますか? これ本物の。

ピカピカ光りすぎているので

まぁ 偽物じゃないかなと
思ってます。

名刀やからちゃうか?
うん。

三山さん こういう刀見ても
研ぎたくなるんですか?

研ぎたくなりますけどね。

刃文とか この波うってるところ
あるじゃないですか。

これが なんか
すごいきれいですよね。

いい仕事してますね。

<源頼朝が実権を握った
鎌倉時代

日本刀は 全盛期を迎えた。

武士たちは
豪華な太刀を身につけ

その威厳を誇示したのである。

更に元寇を経て

折れず 曲がらず
よく切れることが必須となり

南北朝時代には 強くて
大きな武器としての刀が

求められるようになった。

その時代に山城の国で
隆盛を極めたのが

刀工の来派である。

先祖は 高麗からの帰化人で

渡来の来から
この姓を名乗ったとされ

一派の祖 国吉から数えて

4代目にあたるのが
来国光である。

国光は 来派のなかで
最も作刀期間が長く

現存数も多々あるが
特筆すべきは名品の多さ。

現在

<詳しく見てみよう。

『有楽来国光』は
織田信長の弟 有楽斎が

豊臣秀頼から拝領した短刀である。

刃文は のたれに互の目がまじり

地鉄は 流麗な小板目肌。

身幅が広く豪壮でありながら

華やかな品のある名刀で

有楽斎の後には 加賀・前田家に
長く伝わった由緒があり

江戸時代
本阿弥家により記された

古刀一覧 『名物帳』には

なんと五千貫

現在の価格にして 3億7千万円の
値がつけられている。

嘉暦二年 二月日と刻まれた
この太刀は 初期の代表作。

小板目の地鉄が
きめ細やかに冴え

美しいだけでなく

製作当初の長さそのままの
うぶな姿も貴重である。

『塩河来国光』は
信長が 尾張を統治した頃

塩河伯耆守が
所持していたことから

その名がつけられた>

<小乱れに浅い互の目がまじり

地沸が強く 堂々たる様相で

名工
埋忠寿斎のハバキが

付属されている
ことからも

当時から珍重
されたことがうかがえる。

また 山縣有朋から
明治天皇に献上された

この太刀も すっと流れる
直刃が美しく

傑作とたたえられている。

来派の主流は 細身で
優美な京風の作だが

国光は 身幅の広い

豪壮な相州風の作も得意とした。

技量に秀でていたことは
もちろん

4代目として 一派の新たな道も

模索していたのかもしれない。

改めて 依頼品を見てみよう。

来国光の太刀で 長さは

<身幅が広く
刃文は小乱れで沸も強い。

銘の刻み方は
国光のそれを思わせるが

その人気ゆえ
偽物もきわめて多い>

今まで出てきた
なんか偽物となんか違うわ。

オーラが。
違いますか? オーラ。

心なしか 柴田さんも
ふだんよりも侍感が出てます。

侍感が?

ご本人の評価額になります。
おいくらでしょう?

1, 000万円で お願いいたします。

さっきまで 偽物や言ってたのに。

それでは
1, 000万でいきましょう。

まいります。 オープン ザ プライス!

こい!

出た 1, 200万!

大変なことになりました!
うわぁ!

ほらみろ。

久しぶりの名刀ですね えぇ。

来国光というのは
それこそ『太平記』の時代を

そのまま一緒に
走ってきた人なんですね。

国という字が
真四角の国になってまして

これは晩年銘。

南北朝になりますと
武術で戦うよりは

体力勝負みたく
なりましてですね

武器なんかも
大きくなってくるんですね。

この刀もですね あと15センチくらい
長かったと思うんですけども

それを江戸の初期あたりに
少し短くされております。

磨上げって
いうんですけども

下からこう詰めまして

そこに ちょうど
名前があったものですから

そのまま切っちゃうと
無銘になっちゃいますので

それは やっぱり
もったいないというので

そこのところをですね
ギューッと こう折り曲げて

残してあるんですね。

だいたい 来という
名前をつけること自体が

ちょっと おもしろくてですね

刀鍛治っていうのは だいたい
二字銘しか彫らないし

二字銘で通ってるんですね。

そこに この一派だけは
来というのをのっけまして

売り出したらば
えらく人気を得た。

その前に はやってたのは
粟田口派だったんですが

それをですね
追い抜くというのは

ネーミングの力も
あったんだと思います。

大事にしていただければと
思いますね。

卒業旅行よりも いい思い出に
なったんじゃないですか。

そうですね。
スイスは いつでも行けますから。

確かに。

ホントに おめでとうございました。
どうも ありがとうございました。

< お宝鑑定希望の方

お宝を売りたい方は

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お待ちしています。

詳しくは 番組ホームページを
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