NHK地域局発 かごスピ「やっぱり凄(すご)いぜ!桜島」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

NHK地域局発 かごスピ「やっぱり凄(すご)いぜ!桜島」[字]

桜島新発見の旅に出発!ジオツアーでたどり着いた「奇跡の森」とは?命と暮らし守る砂防ダムに潜入!過酷な自然の中で生きる人々の島への思い。ディープな桜島を体感。

詳細情報
番組内容
県内屈指の観光スポット・桜島。しかし一方では噴火による降灰や溶岩の流出、雨が降ると発生する土石流など自然の脅威が間近に迫る活火山という側面も持つ。今回、そんな桜島を新発見する旅に出発!火山地質学の専門家と巡るジオツアー、たどり着いた「奇跡の森」とは?土石流から命と暮らしを守る砂防ダム、その内部に潜入し防災の最前線をルポ!過酷な自然の中で生きるからこその「ふるさとへの思い」ディープな桜島を体感。
出演者
【出演】桜島ミュージアム理事長…福島大輔,【リポーター】西永里花

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般

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  1. 桜島
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  16. 役割
  17. エネルギー
  18. お願い
  19. 烏島
  20. 危険

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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あったといわれています。
火山の噴火に

♬~

私たちの心のふるさと 桜島。

世界でも極めて珍しい
日常的に活動を続ける活火山。

美しさと厳しさが同居する
鹿児島のシンボル。

その知られざるディープな世界に
ご案内します。

「スゴイぜ! 桜島」。

まずは 島の成り立ちを学ぶため

専門家を訪ねることにしました。

よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

桜島ミュージアム理事長で
火山地質学が専門の福島大輔さんです。

噴火のエネルギーのすごさを
実感できると向かったのは…

現在 一般の人が立ち入れる
最も高い場所です。

天気がいいと
鹿児島市街が一望できるのですが…。

そうですね…。

(笑い声)
ありがとうございます。 いえいえいえ。

じゃあ ちょっと ここから
本当は 見えてるはずだった景色の中で

すごく面白い 貴重な資料があるので
ちょっと ご紹介しようと思います。

見せてくれたのは

大正大噴火前に撮られた
桜島の西側の写真。

こちらが天気のいい日の
展望所からの景色。

よく見ると 神瀬は 見えますが
烏島は 見当たりません。

そこで 次に見せてくれたのは…

実は 噴火で流れ出た溶岩によって

海岸から500メートルも先にあった烏島が
のみ込まれてしまったのです。

大正大噴火前の桜島の地図。

107年前の1月に始まった噴火は

島の西と東南方向に
大量の溶岩を流し出しました。

流れ出た溶岩は 20億立方メートル。

数百年に一度という規模の噴火は
島の形を変えてしまいました。

…っていうのが
この場所からだと分かると。

昭和59年の噴火で飛んできたという岩。

重さは およそ4トン。

昭和61年11月の噴火では

火口から3.2キロ離れた旅館に
巨大な岩が直撃しました。

怖いですね。

噴火の度に
その姿を変えてきた桜島。

その中に 昔からの姿を とどめている
という場所があります。

この辺りは
昔から小高い丘になっていたため

度重なる溶岩にも のみ込まれることは
なかったと考えられています。

実は この神社の すぐ奥にある…

桜島では 唯一 この地域だけに見られる
スダジイの木。

そんな奇跡の場所に
人々は ほこらを建て

森を守り続けてきました。

雨が やんだあとに
向かったのは

島の南側 有村海岸。

桜島では 少しでも雨が降ると
土石流が発生することがあります。

福島さんは
雨の日には 絶対に近づかないそうです。

あそこの手すり
ちょっと おかしくないですか?

あっ 本当だ!
本当は もともと…

うわ~!

すさまじいエネルギーが
ほとばしる桜島。

ここに暮らす人々は
火山と どう向き合ってきたのか。

向かったのは 黒神小学校。

こちらからも すぐそこに…。

お~!

まさに 火山の中の学びや。

校長先生が
更に驚きの事実を教えてくれました。

溶岩は 小学校の校舎も 次々と破壊。

1年間の休校を余儀なくされました。

体育館を のぞいてみると…。

♬~(歌声)

黒神集落は 過疎化が進み
年々 児童の数も減っています。

こんにちは~。
こんにちは。

卒業する 田中璃杏さん。

4月からは 妹の彩希さんと

山元杏純さんの2人だけになります。

待っててくれて ありがとう。

実は 璃杏さんたちの ひいおばあさんが

昭和21年の噴火を経験したといいます。

あっ 今いた。 帰ってきた。

えっ この車の中に
おばあちゃんがいるの?
はい。

デイサービスから
ちょうど帰ってきたのは

大久保トミ子さん 99歳。

当時 トミ子さんは 24歳。

夫と子供と共に
鹿児島市内から移り住み

家を建てて
間もなくのことだったといいます。

音がするの。

しかし 2年後 トミ子さんは
再び黒神に戻ってきました。

避難していた ほかの人々も
次々と ふるさとに帰り

溶岩で埋まった大地を
切り開き始めました。

トミ子さんたちは
昔のように支え合いながら

この地で暮らしてきたそうです。

お互い助け合って生きていってるっていう
人たちが多い… いるってこと…。

ふるさとへの思いは ひ孫たちにも
確実に受け継がれています。

2人は お母さんと共に 黒神から
離れた集落に住んでいましたが

家族が代々通った黒神小学校に入学。

4年前からは親のもとを離れ
黒神で暮らしています。

璃杏さんは この春
大きな決断をしました。

超広い。

生徒がおらず 休校になっていた
黒神中学校に進学することにしたのです。

ここがいいなと思います。

途切れかけていた次の世代へのバトン。

集落に明るい話題を
もたらしてくれました。

桜島のところどころで
見かけるのが

このような水無し川。

土石流を安全に流す
砂防施設の役割を担っています。

こんにちは。

今回 特別に許可をもらい

防災の最前線の現場を
見せてもらいました。

細い山道を走ること 15分。

川の上流部に到着しました。

桜島では 年間 平均33回の土石流が発生。

そのうちの14回は
ここ 野尻川で起きます。

灰に覆われた山肌は崩れやすく

少しでも雨が降ると
土石流が発生する危険が高まります。

昭和47年以降 火山活動が活発になると
相次いで 土石流が発生。

そこから本格的に
砂防施設が整備されるようになりました。

続いて向かったのは 川の中流。

今 道がありますね。

ここには川底に向かう

工事用の車両が通る道がありましたが
流されてしまいました。

出水期を目前に控え
復旧工事が急ピッチで行われていました。

現場では 作業員の命を守る
さまざまな対策がとられています。

あれ見えますかね。

上流部のダムに設置された…

安全を確保するための
重要な役割を担っています。

土石流が発生し ワイヤーが切れると
下流で作業する人たちに

自動的に土石流の発生を
知らせる仕組みになっています。

作業員を危険から守る
まさに命綱なのです。

山が噴火すると

二酸化硫黄や硫化水素といった
有毒ガスが発生することもあります。

その備えも欠かせません。

次々と起こる土石流に
安全かつ迅速に対応するための

最新技術の導入も進んでいます。

川にたまった土砂の量の計測に
ドローンを利用。

これまでは 人の手で行っていましたが
調査の時間が飛躍的に短縮されました。

撮影した画像を
3次元解析ソフトにかけ

正確に土砂の量を把握。

今後 発生する土石流に備え

土砂の除去といった作業の効率化に
つなげています。

山道をしばらく進むと

突然現れた 色とりどりの花が咲き誇る
広い空間。

磯田正義さん。

70年ほど前 この土地を切り開いた人です。

農家の三男だった磯田さんは
自分の土地が欲しいと

18歳の時に ここに入植しました。

これが そもそもの…

そこで見たのは 溶岩と密林が
どこまでも広がる大地。

開墾作業は 困難を極めたといいます。

次々と脱落者が出る中

10年かけて
1町2反の土地を切り開きました。

そこで ビワやミカンを育て
妻と4人の子供を養いました。

♬~

子供たちも巣立ち その役割を終えると

畑は しばらく荒れるに任せた状態に
なっていました。

この土地を公園として
再生させたいと言いだしたのは

長男の正幸さんでした。

自分たちが この地で生きてきた証しを
いつまでも残したい。

いつしか 2人の目標になっていました。

♬~

いや まあ こんなにも
ようなってきたので…

今年も春本番を迎えた桜島です。

あまたの神話が息づく 宮崎県高千穂。

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