出典:EPGの番組情報
所さんの目がテン![字]桝太一の生き物バンザイ!粘菌の科学
桝アナ持ち込み企画!森の宝石「粘菌」とは▽実は身近な!?粘菌の不思議な生態を調査▽桝アナが粘菌の飼育に挑戦!粘菌はどう育てる?▽粘菌には知性がある?その行動とは
詳細情報
出演者
【MC】所ジョージ
【特別調査員】桝太一(日本テレビアナウンサー)
河出奈都美(日本テレビアナウンサー)
番組内容
「桝太一の生き物バンザイ!」今回、桝アナが持ち込んだ企画は「粘菌」▽「森の宝石」とも呼ばれる密かに人気の粘菌の生態を調査▽意外と身近な場所にいる?個性的な粘菌を探す方法▽桝アナが粘菌の飼育に挑戦!自宅でもできる粘菌の育て方とは▽粘菌はどう動く?粘菌の独特な移動法▽粘菌には知性があるかもしれない!?迷路を使って実験!
音楽
新エンディングテーマ
【タイトル】未来
【歌】所ジョージ
おしらせ
http://www.ntv.co.jp/megatenジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- 粘菌
- エサ
- 今回
- ホント
- スタジオ
- 単細胞
- 迷路
- 実験
- 細胞
- 雑草
- 子実体
- 飼育
- 発見
- 部分
- ジクホコリ
- 寒天
- 特徴
- 変形体
- 様子
- オートミール
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
♬~
<私 桝 太一がさまざまな
生き物の不思議に迫る企画
桝 太一の…>
<これまで
ある時はアサリを>
あっ! 何これ!
<また ある時は
タヌキなども
調査して来ました>
<そして…>
<ネンキン…>
<いやいや そっちの…>
<「粘る菌」と書いて粘菌>
<実は 今…>
<…と児童書でも取り上げられ
静かなブームが
起きているんですよ>
(スタジオ:所) 森の宝石なの?
<なじみの薄い
生き物かもしれませんが
思いの外 我々の身近な所にも>
(出川先生) いいですね あ~!
あ~! 何これ!?
いいですね これ いいですね。
素晴らしいです。
全然違う また。
<しかも 自宅で飼育することも
できるという粘菌>
<飼育 実験してみると
粘菌の…>
うわ~!
こんなになったか。
<というわけで
今回の『目がテン!』は…>
桝 太一の生き物バンザ~イ!
<不思議がいっぱい>
<粘菌を科学します>
持ち込んだね また。
しかも 今回は持ち込み史上
最もマニアックな生物です。
いつも勉強になりますけど…。
箱見て「お~!」とか。
って最初は所さん
いっつもおっしゃるんですけど
この30分…。
そうかな?
はい。
全然 聞いたことない。
やっぱり…。
あっちのほうに
みんな行っちゃいますよね?
あれ!? 真知子ちゃん
随分 変わったね。
(河出) 実は 私 今日 見学に…。
次回 担当するので
来てたんですけれども
何か 桝さんから 急遽…。
桝さん いい感じの人
連れて来ましたね。
おっと!?
この粘菌というのは
菌って名前が付いてますけども
皆さんがイメージする菌類とは
全く違う
とても不思議な生き物なんです。
そもそも粘菌とは 一体 何なのか。
意外と身近な
その生態について調査しました。
<今回 粘菌を調査するため
向かったのは 雨上がりの…>
こんにちは。
こんにちは。
もしや 先生ですか?
よろしくお願いします。
『目がテン!』です。
<協力してくださるのは
この方…>
<中学生の頃から粘菌を愛し
観察を続けて来たという
微生物の専門家です>
先生 そもそも…。
えっ 今ですか?
はい。
<なんと もう…>
柵の上?
(出川先生) 柵の表面に…。
ん?
何か… ありますね。
何か 白い…。
そうです これ粘菌です。
何か…。
<これ 目を近づけて
よ~く見てみると…>
ホントだ 何か よく見ると…。
そうですね
ふわふわ とげとげして。
<最初に巡り合えたのは
無数の突起が特徴の粘菌…>
ただ これはそもそも知らないと
まず見ないですね ここ。
そうですね。
<普通にいると
見逃してしまうような
小さな粘菌>
<観察には 10倍ルーペや
スマートフォンや
タブレットに付ける
専用のマクロレンズが
オススメです>
<この辺り まだまだ粘菌が
他にもいるということで
1~2歩 歩いてみると…>
ツノホコリだらけがあって…。
<うん この白い
小さいツブツブは
先ほども見つけた
ツノホコリですね>
<おっ いや その隣に…>
まさかと思いますけど
これ そうですか?
そうですね
これ アミホコリという…。
この黄色いツブツブ。
はい ツブツブの…。
あ~ 何か…。
そうですね。
<こちらは 同じ種類の
アミホコリの写真>
<クリっとした丸い球体が特徴>
<面白い形してますよね>
うれしいですね かわいいって
言っていただけると…。
かわいいですよ これ。
<ちなみに粘菌
「菌」と名前が付いていますが
毒があるものでは
ありませんから…>
<この柵には
他にも粘菌を発見し
1本の柵に合計5種類の
粘菌を見つけました>
<湿った場所で育つという粘菌>
<雨がやんで
ひと晩たった翌日が
特に多く発見できる
粘菌チャンス!>
(スタジオ:所) 粘菌チャンス?
<実際に こちらの
落ち葉が多い場所では…>
これ…。
はい!
そうですね。
これ そうですか?
はい 素晴らしいです。
えっ?
<アップにして見てみると…>
あ~! 何これ!?
いいですね これ いいですね。
素晴らしいです。
これ 新鮮なやつですね。
何じゃこりゃ。
<見つけたのは
ジクホコリという粘菌>
<これは まだ
しっとりしていますけども
乾燥すると ほら このように
美しい色に輝く
人気粘菌なんです>
(スタジオ:所) 人気粘菌?
(スタジオ:河出) 人気なの?
<今度は こちらで…>
巨大な?
そうですね。
何か…。
あっ!
あの根っこの部分の。
これが…。
さっきと全然違うじゃないですか。
<なんと
これも粘菌だというんです>
<よく見ると網目状の
アメーバのような見た目ですね>
こんな…。
ごめんなさい 意味分かりません。
<そう
粘菌の驚くべき特徴の1つ>
<それは 体が1つの細胞で
構成されている
単細胞生物であるということ>
<基本的に人間はもちろん…>
<一方で…>
<通常は 目に見えないような
サイズの細胞が
時には 何十cmも巨大化>
<それでも粘菌は
1つの細胞のままなんです>
<さらに こちらの大きな粘菌>
<実は これ さっきも見た
ジクホコリだったんです>
<先ほどのものとは
全く姿 異なっていますよね>
<同じジクホコリなのに…>
<それは 粘菌が成長過程で
全く異なる形に
変化する生物だからなんです>
<粘菌は 大まかに言うと…>
<…というサイクルで
変化をして行きます>
<この大きな粘菌は
変形体と呼ばれる状態>
<普段 粘菌はネバネバとした
アメーバ状の変形体の形で
生活しています>
<この姿で はい回り
ごはんを食べながら
体を巨大化させて行くんです>
<その後 十分に育つと
繁殖をするために
子実体と呼ばれる小さな
キノコのような形に変身し
胞子を飛ばせる状態に
なります>
<最初に見つけたツノホコリも
このジクホコリも
子実体の状態だったんです>
<子実体は 種によって個性的な
さまざまな形があります>
<この子実体から
飛ばされた胞子が
湿った場所にたどり着くと
発芽>
<ミクロサイズの
粘菌アメーバが生まれます>
<さらに その後
オス メスのような
性別が違う
粘菌アメーバ同士が合体し
これが細胞分裂をせずに
どんどん大きくなって
変形体へと
成長して行くわけです>
<粘菌は このようなサイクルを
繰り返すことで
子孫を増やしているんですね>
<分かってしまうと もう私
目が離せませんでした>
<ハマっちゃいます>
あちこちにね。
粘菌の…。
…に行くきっかけづくりとして
粘菌探しは
すごい いいと思いますね。
お2人は 熱く語ってますけど
いまひとつ粘菌の魅力が
こっちに来ないんですけどもね。
えっ ホントですか?
そっちのお2人 ダメです?
耳にしたことないから。
とか…。
…とか言ってましたけど
ピンと来ないんですけどね。
端的に粘菌のポイントで行くと
こちら ご覧ください。
これ 今回 2時間ほど探索して
見つけた粘菌なんですけども
まず ポイントは この…
所さん 形ですよ 子実体の。
これ 冷静に見ると
アートみたいな形してません?
一つ一つ。
うんうん そうだね。
しかも 粘菌の
もう1個の魅力として
まだ謎が多いということで…。
え~?
VTRの出川先生も
高校の時に新種を発見して
学名に
名前付けちゃったんですから。
この夏 小学生でも
新種を発見することが
できるかもしれない。
ぜひ やってほしいって…。
研究にいいと思います。
<そんな粘菌
自宅で飼えるということで…>
食べられるか? これホントに。
<というわけで
今回 専門家の指導の下
飼いやすいという…>
<1人自由研究ということで
臨時研究室に持ち込んで
お世話を始めます>
では…。
<飼育に必要なのは…>
<今回は…>
<そして…>
<これがベースですね>
<寒天が冷えて固まれば
湿った粘菌小屋の完成>
では…。
お~。
粘菌でございます。
(スタジオ:河出) え~ 大っきい。
<専門家に分けてもらった
立派な変形体の粘菌>
<これを
底の寒天と一緒に切り出して
新しいお家へお引っ越しです>
<ちなみに粘菌 単細胞ですけど
こうやって切っても その部分
ちゃんと生きてますんで
ご安心ください>
粘菌ゲットです!
何か こう見ると…。
寒天に乗っかってると。
難しいな…。
はい 乗りました。
<これだけで引っ越しは完了>
<さぁ 続いて エサとなる
オートミールを与えます>
食べられるか? これホントに。
えっ ホントこれ食べるかな?
何か… 食べそうな気しないけど。
食べるんだろうな?
粘菌にエサをやりました。
これで本当に こっから
増えて行くんでしょうか?
待ちましょう。
<これを…>
<…して行きます>
<気長に行こうと思ったんですが
たった…>
<様子 見てみると…>
ちょっと ちょっと。
もう やんちゃに
飛び出してますね。
完全に わんぱくに飛び出して…。
<たった1つの
細胞であるはずの粘菌ですが
エサのオートミールに
群がりながら
ほら シャーレいっぱいに
どんどん 自分から
広がって行くんです>
<飼育開始から
わずか3日目です>
<これ 様子を見てみると
どうなっていたかと
いいますと…>
うわ~!
こんなになったか。
これは…。
もとが あんな
ブロック1個とは思えないな。
わぁ~!
まぁ増えたこと。
そして この…。
<バラバラに見えますけど
これ全部1つにつながった
単細胞ですからね>
<これ もっと大きな容器に
移し替えてみると
エサを探して
ほらほら どんどん広がって
見つけたオートミールに
群がって行くんです>
<これ ひと晩です>
<ひと晩で ここまで動く
粘菌の姿を
捉えることができました>
<これ どう広がっているのか>
<粘菌の先端部分
よく見ると
このように
うごめいてますね>
<一体 これ
単細胞なのに
どんな原理で
動いているのか>
<謎を解明すべく
会いに行った先は…>
失礼します。
お邪魔します
よろしくお願いします。
(伊藤先生)
よろしくお願いします。
<今回 粘菌を譲ってくださり
飼育の指導もしてくださった…>
<粘菌の動き方を
数式で表現するという
数理モデルの研究をしている
先生です>
これは…。
人間の筋肉にもあるような…。
<といっても ちょっと
ピンと来ませんよね>
<その様子 実際に観察することが
できるということで
今回 飼育した…>
<…の管になっている この部分
下から光を当てて
顕微鏡で見てみると…>
うわ~ 動いてますね。
これが粘菌の管の中を流れてる
原形質流動で
例えば こっち側が押せば
こっち側にビュ~って流れるし
こっち側を押せば こっち側に
流れるみたいな感じで
そういうの… 粘菌の中で
流動が往復流動として
現れているわけです。
ホントだ 上流 下流が
変わる感じなんですね。
そうなんです。
そうですね。
トータルでいうと
片側に進む量が大きいから
そっちの方向に
進んで行くと思うんですけど…。
へぇ~。
今…。
<粘菌は たった1つの
大きな細胞の中で…>
かぁ~…。
「かぁ~」じゃないです。
動くのは分かりましたよ
仕組みは。
あれは何?
溶け込んで入ってんの?
イメージとしては
溶かし込んでる感じですね。
で 栄養になって
大きくなってくの?
大きくなってく…。
よく見ると 粘菌が通った跡って
粘菌のフンじゃないですけど
跡があるんですよ ちゃんと。
あるの?
だから ツウになると
あそこ粘菌通った跡あるねって
分かるんですよ。
すごいね。
すごいね。
ビックリしちゃいますよ。
今 インタビュー
したじゃないですか。
インタビューして
「へぇ~」って見たら
もう動いてました
アハ体験です ホントに。
気が付いたら…。
さっきより動いてる!って。
そんな感じですよ
ホントに。
<その賢さに迫ります>
<…があるらしいということが
実験で発見されました>
<その…>
<という…>
<引き続き
桝 太一研究室で実験>
ちょっと粘菌が
迷っちゃうような
迷路にしましょうか。
<私が本気で…>
<この切り出した部分が
迷路の壁になるわけですね>
何とか出来上がりました。
あっ いいですね。
ここに このパーツが
こう加われば…。
あっ 出来ましたね ちゃんと。
<今回 実験用に考えた…>
<そして…>
<このスタートとゴールを結ぶ
経路というのは
いくつかありますが
最短経路は1つだけですよね>
<一方で遠回りや
行き止まりもあります>
<さぁ 今回もベースは…>
この…。
…ということですね。
ちゃんと寒天の上に
迷路が出来上がりましたよ。
<さぁ 迷路実験の手順は
次の通り>
<まず…>
<ちなみに実験に使う粘菌は
この先端部分を使うと
いいそうですよ>
<実は 粘菌の特徴の1つに…>
<…というものがあります>
<ですから 迷路に
バラバラに置かれた粘菌は
時間がたつと
お互いに くっついて行って
迷路全体を覆う
1つの大きな粘菌になるんです>
<そして…>
<そもそも粘菌は 見つけたエサに
群がって行きます>
<さらに 他のエサを探しに
広がって行きます>
<その時…>
<エサとエサのつながりが
最短ルートであれば…>
<果たして 結果は…>
お~!
やっぱり 最も距離が
短いルートに
集中させてますね
管の太さを。
(スタジオ:所)
感心しちゃったよ もう。
(スタジオ:所) 確かに すごいわ。
<タイムラプスで
見てみた映像が こちら>
<エサをつたって 迷路の外へ
他のエサを探しに行く部分は
ありますが
この2つのエサを結ぶ
最短ルートだけは
粘菌 残ったまま
キープしているんです>
<行き止まりや
遠回りのルートは
撤退してる様子が
はっきり分かります>
<中垣先生の実験では
こんな複雑な迷路も
最短ルート
しっかり解いていました>
<このように脳や…>
<自然界では…>
<…なども
これに当てはまるといいます>
<粘菌は 単細胞にもかかわらず
単純な構造の中で
情報を処理して
理にかなった
行動を取るというところに
本当に驚かされました>
これは ステキな実験でしたね。
そうなんですよ。
迷路を探し求め…
一番近いとこを
探すじゃなくて初めに
触れてる所で一番近い所を…。
自分の… 単細胞だから。
すげぇな これ。
でしょ?
ヤバい…。
ぜひとも粘菌ワールド
こっから見てみてくださいよ。
何だよ 俺…。
(笑い)
ありがたいですね。
粘菌 ビックリしましたわ
ありがとうございます。
ありがとうございます。
次回は何でしょうか?
次回は 雑草の科学です。
<身近に生える雑草に注目>
<踏まれれば踏まれるほど
強くなり繁殖する驚異の生命力>
<さらに 薬や食材にもなる
お役立ちの雑草とは?>
(佐藤) ほう ほう ほう。
粘菌とか雑草とか
もうちょっと何か こう…。
豪華なタイトルないの? 何か。
雑草 お楽しみに。
所さん 本日のツボは?
(佐藤) <TVerでは
本日の放送回が
無料で見られます>
<Huluでは
過去1年分の放送回を
いつでも見ることができます>
単細胞。
でも すごい単細胞。
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