ポツンと一軒家 夏の2時間SP▽東京の村で築200年古民家!?木彫りの仏像&神楽面[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ポツンと一軒家 夏の2時間SP▽東京の村で築200年古民家!?木彫りの仏像&神楽面[字]

衛星写真で発見!“何でこんな所に?”という場所に、ポツンと建つ一軒家を日本全国大捜索!

◇番組内容
今回は『夏の2時間スペシャル』として、過去に訪れた3軒の“ポツンと一軒家”を再訪!ゲストの大地真央さんは「ポツンと一軒家に住むとなると自信がないですね…」と語る一方、高嶋政伸さんは「自然と向き合いながら文章を書いてみたい」と語り、両者とも興味津々でVTRを見つめます!
◇番組内容2
【東京都】
4年前に訪れた東京都・檜原村の“ポツンと一軒家”。そこで出会った当時60歳の女性は、移住を目指し古民家のリフォーム中だった。捜索隊が4年ぶりに訪れると、当時はなかった新しい建物が!さらに、デジタル機器を使いこなす驚きの生活があった!
◇番組内容3
【岩手県】
4年前に訪れた岩手県にある“ポツンと一軒家”。そこには、当時87歳の男性が暮らしていた。重要無形民俗文化財に指定されている「黒森神楽」に使われるお面を制作していた男性だが、果たして現在の様子は?
◇番組内容4
【和歌山県】
2年3カ月前に訪れた和歌山県の“ポツンと一軒家”。当時87歳の男性は、亡き妻の実家を守り続ける覚悟を決め、20年もの間、森に囲まれた一軒家で暮らしてきたという。あれから卒寿を迎えた男性の様子とは?
◇出演者
【司会】所ジョージ
【パネラー】林修
【ゲスト】大地真央、高嶋政伸
◇ナレーション
緒方賢一、小山茉美
◇おしらせ
☆お知り合いの『ポツンと一軒家』を教えてください!

☆番組HP
 https://www.asahi.co.jp/potsunto/
☆Twitter
 https://twitter.com/potsun_abctv

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – その他

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  16. 岩手県
  17. 山奥
  18. 途中
  19. モノレール
  20. 一緒

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

という事で
また来週も見てください。

さようなら!

<衛星写真を拡大すると

見えてくる>

<人里離れた

<いったい

<こんな所に
暮らしているのだろうか?>

(捜索隊)あっ ありましたね

モノレールの停留所
(捜索隊)うわー

<かつて訪ねた
あのポツンと一軒家の住人は

今 どうしているのだろう?>

(捜索隊)ああ…

(捜索隊)ああー! すいません
はーい

(捜索隊)です
ご無沙汰しております

そうそう
これは 無かったのよね

(捜索隊)そうなんですよ
今 私 生活してるの

ここなんです
(捜索隊)えっ?

(捜索隊)萩原さん それは
何をされてるんですか?

(萩原)
お恥ずかしいんですけど

ばあばのユーチューバーを
目指してますから

(捜索隊)あっ ユーチューブ

<山奥の暮らしに
思いがけない変化が…>

<今夜も

(スタジオ内 拍手)

夏の2時間スペシャル!!

(スタジオ内 拍手)

以前に放送された
ポツンと一軒家を

改めて また 行ってみようという
うん

何年かたつと
どうなってるのかなっていう

今日は 2時間なんですけどもね
大地さん どうですか?

ポツンと一軒家の…
私 もう この番組 大好きで

あっ そうですか
いや 私 淡路島出身なんですけど

意外と都会だったんですよ
洲本市のほうで

だから なんか 住むとなると…
そうですよね

ちょっと 自信が…
便利なものが

今 周りに たくさんあるんで…
そうですね

そこを手放して そこへ行くって
なかなか難しいですよね

そうですね
どうですか? ポツンと一軒家

ポツンと一軒家みたいな所にいて

自然と向き合い
自分と向き合いながら

ずーっと こう 文章 書いてみたい
っていうのが 実はね

今 夢として あるんですよ
だから 興味津々なんです

僕 この番組
いつも 見さしていただいて…

ってことは この番組で
以前 行ったとこに また行くんで

その何年後か 変わっちゃってると

また 気持ちも
変わるかもしんないし

そうなんでしょうね

ちょっと 今 しっかり
理解できなかったんですけど

自分で言いだしといて
理解できないって

どういうことなんですか?
すいません ちょっと…

バラエティー出るの
久しぶりなんで

頭が こんがらがって…

はい まずは
今から ちょうど4年前

前身の番組である

人生で大事なことは
○○から学んだのころに伺った

こちらのポツンと一軒家です

覚えてらっしゃいますかね
どこだろう? おっ

東京都は… はい
檜原村の山の中ですね

ちょっと 特徴的に
切り拓かれた所ですけれども…

えっ そんなに
数 行ってないですよね 檜原村

そうですね
4年前 なんだったかな? これ

なんか ヒントないんですか?
ヒント

ヒントは モノレール これです

これ 確か モノレールで

女子が 山羊だかなんか
飼ってるんじゃないですか?

これ なんか 見た覚えがあります

えっ?
(大地)ええー?

この画
ええー?

たまたま だから つけたときに…
いや 本当ですか?

えっ これ 見てないですかね?
僕らも見てるのに

僕は 忘れてますよ
じゃあ まいりましょうかね

はい まいりましょう
知りたい

この家のあるじは
こちらですね

萩原尚子さん 当時60歳

空き家だった
古民家を買って

1人暮らしを
するために

家をリフォーム中
だった方なんですが

あれから4年経って
随分 環境に変化があった

ということですが さあ
どう変わっているんでしょうか

これ リフォームが…
だから 完成してるんでしょうね

4年だから
どうなんでしょうね

民宿みたいに
例えば なってるとか?

で あの さっきの
運んでいくトロッコみたいな…

ちょっとしたイベント会場
みたいになってる…

イベント会場みたいな所で
ちょっと楽しいじゃないですか

(大地)ああ 楽しそう
じゃあ 山羊が やっぱり

4年たつと増えているとか?
あっ そっか

牧場的なものになってる?
山羊だらけ…

山羊だらけ?
ははははっ

<当初 目指した家が
空き家だとわかり

地元の人に教えてもらった

東京都 檜原村のポツンと一軒家>

<とても 東京とは思えない
雄大な山並みの中

高い山の中腹を切り開いた敷地に

数棟の建物が

緑に埋もれるようにして
建っていた>

うわー

<車で上がれる道などなく

その家に行くには
村が整備した福祉モノレールに

乗っていくほか ないという>

物資も運んでるわけですよね
後ろで 食料品とか…

<そんな山の上に
住んでいたのは…>

(捜索隊)萩原さん…

<虫よけネットが
ついた

帽子をかぶった
この女性が

ポツンと一軒家の
あるじ

結構

<実は この家
3年間 空き家だった古民家>

<2年前に萩原さんが買い取り

1人暮らしが始められるよう
修繕している真っ最中だった>

うんうん…

(捜索隊)すいません 押しかけて
(萩原)あっ いいです

(萩原)これは直したけど…

(捜索隊)それで ここは もう

<台所などの設備は古く
床が抜けている所もあり

まだ住める状態ではない>

大変だな
やっぱ4年じゃ無理かな?

<それでも
縁側のある広い和室など

まあ でも 綺麗になれば
気持ちよさそうな所だけど

<玄関土間からハシゴを上がると

そこは 40畳もの広さを誇る
屋根裏空間>

<しかも 上下二層に分かれていて
さらに上がある>

ちゃんとリフォームしたら
すばらしいとこになるでしょうね

うん

(捜索隊)そう…
二百年以上 経ってるんですか?

(萩原)そう それで この…

預けられてもね これ
そうですよね

<もともと
この家に住んでいた人に

託されたという先祖の遺影>

<一番古い肖像画には…>

(萩原)これ 分かるかな?
ここに家紋があるんですけど

で 揚羽蝶の家紋
っていうのは

平家って 相当 古いですよね
うん

(捜索隊)あっ そうなんですね
はい

<平家の落ち武者の末裔と思われる
家族が暮らしていた

築200年以上経つ家の中には

さまざまなものが残されていた>

(捜索隊)燃料?
これ なんの燃料ですか?

(捜索隊)行火?
(萩原)うん こういう行火で

ここに その…

ここに これを入れて
ここに入れて

で なんか 布で包んで
お布団とか…

(捜索隊)あっ 薪ストーブ

(捜索隊)あっ 石臼ありますね

(萩原)だから

<山の上のポツンと一軒家で

昔ながらの暮らしをするのが
夢だという萩原さん>

煙突が室内に
出ちゃってんのが すごいな

あれ ダルマってやつですか?
うん ダルマストーブ

<そんな夢の生活を実現するために

2年前から 毎日1人で
家の修理を続けてきた>

すごい

<力仕事も自らこなし

気がつけば 一とおりの

<もはや 1人で
なんでもできるようになった

萩原さんだが
時間と予算には限りがある>

<そのため SNSで
古民家に興味のある人を募り

週末には 多くの仲間に

作業を
手伝ってもらっているそうだ>

現代的なやり方ですね
うん

<すると 家の中から 何かを持って

外に出てきた萩原さん>

<さらに 手にしたのは

<いったい 何をする気だろう?>

<東京都 檜原村の山の上に建つ

築200年以上の古民家を買った
萩原さん>

<1人暮らしを始めようと

SNSで募った仲間に
手伝ってもらいながら

家の改装に追われていた>

<すると 家の中から 何かを持って

外に出てきた萩原さん>

<さらに 手にしたのは

<いったい 何をする気だろう?>

<物干しざおの先に入れたのは…>

ああー ロケット花火を打って
害獣よけ?

あっ そうなんですか

<まだ 日は高いが
その導線に火をつけると…>

すごい

ははははっ

山 行くと
たまに聞こえますね これ

うん
パンパン パンパン

<花火は 野菜を
猿から守るためだった>

(捜索隊)みんな
取られちゃったんですか?

猿か

<来るのは 猿だけではない>

(捜索隊)あっ 本当だ

熊 怖い
ええー?

熊は怖い

<家の軒下には スズメバチが
大きな巣を2つも作っていた>

あららら 2つも
すごい

<毎日 日が暮れる前には
作業を終え

モノレールで山を下りる>

♬~

♬~

<山の暮らしには欠かせない足>

<村に5つある
福祉モノレールのうち

萩原さんが利用するのは
2番目に距離の長いもので

全長855m 時速およそ2kmで

起伏の激しい急斜面を
上り下りする>

後ろ向きに下がる…
そうだね 帰りはバックなんだね

絶対 見ましたね
このバックで来る画

覚えてますもん
見てる?

覚えてますもん
ほうー

<山頂から麓まで 30分ほどで到着>

<実は 渋谷生まれの萩原さん>

<以前は 都心で 寝る間も惜しんで
働いていたそうだ>

うん

本当に

(捜索隊)なるほど

(捜索隊)なるほど なるほど

<そう言う萩原さんの
今の住まいは

山を下りた隣町にある>

<ぜひ 家族に会ってほしいと
家に案内してくれたのだが

何やら いろいろな

<隣の小屋には…>

(捜索隊)これ あれですよね
萩原さんの…

(萩原)うちのペットです

(捜索隊)羊?
(萩原)羊です

羊のメイちゃん
(捜索隊)メイちゃん

<軍鶏のB子ちゃんも
羊のメイちゃんも大切な家族>

<山の上のポツンと一軒家に
引っ越すときには

一緒に連れて行くつもりだという>

<渋谷生まれで都会育ちの
萩原さん>

<山奥の古民家暮らしに
憧れたのには

こんな訳が…>

(萩原)それで

(萩原)やっぱり
なんとなく 自分に…

<3人の子育てに

追われた日々も過ぎ

10年前に離婚したことで

自由を手に入れた萩原さん>

<還暦を迎え 1人で暮らす
終の住処を探している時に

思い出したのは
幼いころに預けられた

田舎の古民家>

でも

結構

(捜索隊)そうなんですか
うん

(捜索隊)あっ なるほど
はい

<自然に抱かれ
自分のペースで生きられる生活>

<その夢に向かい
今は 毎日 体を動かす>

<そんな日々も 萩原さんにとって
かけがえのない時間>

<夢がかなう日も そう遠くはない>

(呼び出し音)

ははははっ そうですか

そうなんですよ

ははははっ

(萩原)あの年の5月にね
(捜索隊)そうですか

(捜索隊)そうですか

(捜索隊)いらっしゃるんですか?

(捜索隊)あっ 本当ですか

(捜索隊)あの山道を
登ってってことですか?

(捜索隊)ええー あっ そうですか

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)あっ そうですか
すごいですね

へえー 犬が増えたんだ

(捜索隊)ははははっ

ははははっ

<4年ぶりに
萩原さんが移り住んだ

東京都 檜原村の

ポツンと一軒家へ向かった捜索隊>

(捜索隊)来ましたね

(捜索隊)はははっ

<モノレールを使わずに

山の上の萩原さんの家に行くには

歩いて上るほか ない>

<4年前と同じく

モノレールのレール沿いに
急勾配の山道を上り始めた>

結構あるな…
うん

(捜索隊)滑りますね

(捜索隊)ちょっと こう

<などと
景色を見る余裕があったのは

最初だけ>

<息を切らし 重い足取りで

急斜面の道なき道を
登り続けること 1時間>

(捜索隊)ねえ

(捜索隊)いや… すごい

思った以上の変化が…
うん

<築200年以上たつ母屋の前に

4年前に訪ねたときには
無かった建物が…>

<周りに足場が組まれ
まだ工事の途中のようだ>

これも ご自分で
造られたんですかね?

どう… これは業者でしょ
これは業者さんですよね

(捜索隊)あっ… ああー!

はーい

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)ご無沙汰して…

(捜索隊)あっ そうですね
ははははっ

(捜索隊)いえいえ いえいえ…
ははははっ はははっ

(捜索隊)えっ?

(捜索隊)家を守る家守ですね

規模だろうということで

(捜索隊)タイニーハウスって…
タイニーハウスっていうのはね

(捜索隊)小屋?
(萩原)今 海外では

小さな家に住む
っていうブームがあって

コンパクトに暮らすっていうね
で 快適に… うん

(捜索隊)あっ これ?
あっ そうなんですか

(捜索隊)あっ 途中なんですか

(捜索隊)おおー あっ おおー

(捜索隊)いやいやいや…

いやー すてき

(捜索隊)壁も?
(萩原)そうそう

(捜索隊)へえー

(捜索隊)あっ そうなんですか
すごい

(捜索隊)へえー

(捜索隊)へえー
オーブンになってるんですね

(捜索隊)一緒にやられて…
(萩原)そうそう これを一緒に

(萩原)これ でもね

(捜索隊)ああー
タイルもかわいいですね

(萩原)そうですね

水は これ

(捜索隊)あっ そうなんですか

(萩原)本当に

(捜索隊)へえー

(萩原)これは

(捜索隊)ああー
じゃあ プロパンが…

(萩原)そうです

<水とガスに加え
電気は 萩原さんが

引っ越してくる前から
来ているので

必要な電化製品は
一とおり全て揃っている>

<そのうえ

(捜索隊)えっ?
インターネットが?

インターネット環境
あるんですか?

あります
(捜索隊)そうなんですか

(捜索隊)そうですね

(捜索隊)何になるんでしょう?

(捜索隊)あっ へえー

(捜索隊)そっか じゃあ

食材は

(捜索隊)下りて…

(捜索隊)はあはあ
畑もあるんですね

(犬の鳴き声)

(捜索隊)あっ ワンちゃんが…

(捜索隊)
名前は なんていうんですか?

(萩原)りゅうこちゃんって
(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)あっ そうなんですか

<そんな賢い番犬の
りゅうこちゃんと共に

新たに山の住人となったのが
2羽の鶏>

<すると 萩原さん なぜか その

(捜索隊)あっ 畑

(捜索隊)案山子が…
案山子ですね?

(萩原)こうやって

(捜索隊)あっ そうなんですか
そう で

(捜索隊)ははははっ すごいな

自然農法で…

(捜索隊)じゃないんです

<萩原さんが
取り組んでいるのは

畑を耕さず 除草剤や肥料も使わず

無農薬で野菜を育てる

自然農法と呼ばれるやり方>

<虫がつくなどの
デメリットはあるものの

安全で野菜本来の味を
楽しめるという>

<そんな雑草だらけの畑に
鶏を運び入れた萩原さん>

(捜索隊)ははははっ

<こうして 鶏の助けも借りながら

萩原さんは この自然に近い畑で

ズッキーニやピーマン

トマトなど

<そして その

(萩原)17年ぐらいは
たつんじゃない?

(捜索隊)ええー!
あっ そうですか

うん でもね

(捜索隊)すごい元気ですね

環境がいいのかな

(捜索隊)お仕事?

<そう言うと 手にしたのは

<東京都 檜原村の山の上に建つ

築200年以上の古民家を
維持しながら

4年前から1人暮らしを始めた
萩原さん>

(捜索隊)お仕事?

<そう言うと 手にしたのは

<それを羊のメイちゃんがいる
柵の前に立て

そこにスマホをセット>

うん?

(捜索隊)あっ ユーチューブ

まあ あの…

(捜索隊)へえー!

へえー

<なんと今年

ユーチューバーデビューを

果たしたという萩原さん>

<山の上のポツンと一軒家での

暮らしぶりを自ら撮影し

その動画をユーチューブで

公開しているそうだ>

タフだな

(捜索隊)あっ 毛刈りを
はい

(捜索隊)なるほど

これ 羊の大きめの鋏

うわ…
おっきい鋏だね

(捜索隊)これ
毛刈り用の鋏なんですか?

(萩原)そうです
(捜索隊)へえー 初めて見た

(萩原)じゃあ

(萩原)映ってる いけますね

(捜索隊)すごーい

えっ?

こんなふうに やるんだ
なんか 皮膚 引っ張ったりとか

怖いね
そうそうそう 怖い

(捜索隊)あっ 刈った毛をですか?
(萩原)そうそうそう

(捜索隊)すごいですね
(萩原)そう

(捜索隊)確かに

<さすが 毛刈り歴4年の腕前>

<首周りと背中の毛を
10分足らずで刈り終えた>

落ちちゃった

(萩原)暑かったね おしまーい!

<撮った映像は
すぐにパソコンで編集して

ユーチューブに上げる>

これで 再生回数 伸びますね
ははっ

いや これ 興味ある方は
興味ありますよ こういうのって

建築とか… まだ

(捜索隊)なるほど
うん

<山の上で
1人暮らしを始めて4年>

<今年で65歳になる萩原さん>

<多少 体力の衰えを
感じることはあっても

気持ちは 常に前向きだ>

<これからも この山で

思い描いた夢を
現在進行形でかなえ続けていく>

すごーい

4年たちましたけど
まだ いまだに 進行形の形で

でも なんか すてきですね

私には できないから 余計に
あの方も 大きい計画で

必ずこうしなきゃいけない
じゃなく

行き当たり 行き当たりで
こうしてくっていうのが

もう 今 楽しいしって
言ってるから

好きだからっていうのが
いいですよね

テクノロジーと手つかずの自然の
あの融合みたいなのって

いいですよね
YouTubeで外と繋がりながら

ポツンと一軒家で詩を書く
で その詩も 一応 出して

夢の印税生活がね
待ってるんじゃないかと…

考え方がやらしい
ははははっ

はい さあ 次 まいりましょう
はい 次 まいりましょうか

続いても 4年前の
最初の特番で放送した

こちらのポツンと一軒家
4年たつと忘れちゃうな 本当に

岩手県の山の奥で

この茶色の屋根が2つ

なんか…
そして 道はね ビューンと

玄関までの まっすぐの道が

なんか あんな… あの道の

あの角っこで 青年と話したんじゃ
なかったでしたっけ?

それ 合ってる?
地元の…

あっ スタッフ
合ってるって言ってますよ

ねえ おじいちゃんが
何か 彫り物してて…

あっ おじいちゃん
彫り物してること

覚えてらっしゃる? すごいですね
あの なんか

玄関までの
まっすぐの所が記憶にある

こちらのポツンと一軒家の
あるじはですね

外山清一さん 当時87歳
(大地)ふーん

外山さんは
地元の伝統芸能の

黒森神楽の舞で かぶるお面を

30年にわたって
製作されていた方で

3年前に奥さんを亡くしてからは
毎日 作業場に籠もって

木彫りの仏像を
作ってらっしゃいましたと

うん これね 若者が慕ってきて

自分でナイフを
作ったかなんかもして…

自分のナイフを見せてた…

自慢してたような気が
するんだよね

あれ 若者は なんだったっけな
海 出てんだっけかな…

なんか 漁やってたんだっけ?

そうだよね!
だって もう

当時 87歳でいらしたんですよね

もう 91になってるからね
いや どんなふうに 今

なってらっしゃるんでしょうね
今 どうなってるか?

今は 仏像製作現場と
仏像ギャラリーを

YouTubeで公開してる
ああー そっか さっきの…

時代が時代だから 若者が

おじいちゃん これ
こうしようよと言って

公開をしていると
ネットで そういうの売られたら

結構売れるんじゃないですか?

また やらしい話かも
しれないですけど…

そうですね ああいうお面ね
ちょっと 魔よけだとかね

そういうことでね…
今日 高嶋さん

その ネット販売の可能性について
調査されに来たんですか?

いや あの…
そんなことは ないんですけど

流れで そうなりました
ははははっ

<衛星写真で見つけた 岩手県の

ポツンと一軒家を目指し

最寄りの集落から捜索開始>

<まずは…>

<なんと いきなり 残念な情報>

<去年の台風で起きた土砂崩れの
修復が完了しておらず

ポツンと一軒家へ通じる道は

今も通れないままかもしれない
というではないか>

<土砂崩れで
通れない可能性もあるが

とにかく 教えてもらった道を

走っていくと…>

<途中 小さな集落があったので

目指すポツンと一軒家の
聞き込みに向かう>

<お母さんがいたのは

<牛に餌をあげている
ところだった>

<なんと 軒先に

逆さづりにされたカラスが…>

あっ これ 思い出した

<でも よく見ると…>

作りものなの? これ

(捜索隊)えっ?
お人形さん

(捜索隊)あっ お人形さんか
あっ びっくりした

してるんですか?
これ…

<実は これ
ホームセンターで買ったという

カラス除けの模型>

<しかし その効果はというと…>

あっ… そうなんですか?

ははははっ
へえ

(捜索隊)ソトヤマさん?

<なんと お父さん

ポツンと一軒家に住む人を
知っていた!>

(捜索隊)あっ そうなんですか

(捜索隊)なんですか?
クロモリ

(捜索隊)クロモリ?

(捜索隊)クロモリカグラ
っていうのは なんですか?

(捜索隊)すみません

<目指す ポツンと一軒家の
あるじは

1人暮らしの
ソトヤマさん>

<何やら 映画にもなった

クロモリカグラ
というものに

関わりがある人らしい>

(捜索隊)えっ?

<なんと

ポツンと一軒家に暮らす

ソトヤマさんは 源義経とともに

追われてきた家臣の末裔だ

というではないか>

<集落から さらに山奥へ進むと

ラーメン屋さんで
聞いたとおり

去年の台風の爪痕が

そこかしこに残っていた>

(捜索隊)はい 右 行きまーす

<とはいえ

(捜索隊)あっ あれ

<ついに 衛星写真で見つけた

岩手県の

<山々に
すり鉢状に囲まれた谷間に

切妻屋根が交差した
大きな建物と

離れの小屋が並んで建っている>

<トタンが さびた
屋根の色も形も全て一致>

<ここで間違いない>

<途中

<かなり時代を感じさせる
木造2階建ての家>

<玄関前に止めたトラックも
随分 年季が入っていそうだ>

うわー 本当だ

(捜索隊)これだな

<人が出てきた>

うん

<捜索隊の突然の訪問に

びっくりした顔で現れた
この人こそ

ポツンと一軒家の
あるじ

(捜索隊)ちょっと 取材を
しているとこなんですけども

あの

(捜索隊)少しだけ

(捜索隊)いや あの…

(捜索隊)ちょっと…

申し訳ない

(捜索隊)ああー 申し訳ない
すみません 夕飯中に

いえいえ

(捜索隊)ははははっ 申し訳ない

晩酌をお邪魔してしまって
すみません

(捜索隊)えっ? はい

ちょっと

<家の中は恥ずかしいけれど

作業場ならと 案内してもらえた>

(捜索隊)いえいえ

結構

(捜索隊)おおー

これは 火をくべる薪ですか?
ふだんの使ってるやつ

(捜索隊)これは… さっき

クロモリさまとかって
聞いたんですけど

(捜索隊)あっ これか

<黒森神楽は
岩手県 宮古市の黒森神社に

340年以上前から伝わる
伝統芸能>

<国の重要無形民俗文化財にも
指定されている>

<権現様と呼ばれる獅子頭を携え

年明けから3ヵ月かけて
陸中沿岸の集落を巡り

夜は 神楽宿と呼ばれる家や
神社などで

長いときには5時間以上かけて

様々な神楽の演目を披露する>

<そんな黒森神楽に欠かせないのが
お面>

<清一さんは
その黒森神楽の舞でかぶる面を

30年にわたって
作り続けてきたそうだ>

(捜索隊)外山さんは 彫刻家
っていうことなんですかね

ほら…

(捜索隊)あっ じゃあ

(捜索隊)へえー すごいな

<もともと 手先が器用で

神楽の面を彫ってみないかと
頼まれたのが始まりだそうだ>

<50歳を過ぎてから
独学で始めて30年以上>

<これまで 数え切れないほどの
神楽面を製作>

<しかし
面作りの注文があったのは

5年前が最後>

<3年前に奥さんを亡くして

独り身になった清一さん>

<以来 毎日 昼間
作業場に籠もって

仏像を彫っているという>

仏像のほうは全然習ってねえの

(捜索隊)ええー それって

(外山)これ

(捜索隊)へえー
(外山)これは

(外山)「聖観音を彫る」っていう
彫り方の

(捜索隊)へえー

(捜索隊)へえー これ でも

そういうことをやってるんです

だって

そういう人もあるからね

ははっ

<一刀一刀
供養の思いを込めて彫る

清一さん>

<だが こんな山奥で
ポツンと1人暮らし>

<寂しくはないのだろうか?>

ははっ

(捜索隊)おばさん
(捜索隊)ああー

<突然 誰かが訪ねてきた>

<ふだん 誰も来ない
山奥のポツンと一軒家に

やって来たのは
麓で暮らす弟の奥さんだった>

(捜索隊)あっ すごい これ

(捜索隊)あっ

(捜索隊)こっちは

(捜索隊)あっ そうなんだ へえー

(捜索隊)へえー

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)あっ 松茸ご飯に
するんですか? ええー すごい

<すると
またしても お客さんが…>

<今度は

<清一さんに 桐の丸太を
分けてもらいにきたのだという>

それ

本当 よく覚えてらっしゃいますね
ほらね

<漁師をしている田川尚樹さん>

<たまに ここへ来るそうだが…>

(捜索隊)そうなんですか?

<実は 2人は師弟の間柄>

<田川さんは中学時代 清一さんに

神楽の面作りを習っていたそうだ>

まあ ちょっと

(捜索隊)へえー

(捜索隊)あっ そうなんですか?
へえー

<そう 田川さんは

黒森神楽で舞を踊る

神楽衆の一員>

<中学生のころ 清一さんが

神楽の面を作っていると知り

興味を抱き
面作りを習いにきていたそうだ>

<そして 今 田川さんが
清一さんに教えてもらった

面作りの経験を活かして
作っているのが…>

(捜索隊)何? これ

(捜索隊)
これ 魚 捌くやつですか?

(田川)いや

(捜索隊)それに いいのが この…

(捜索隊)浮くんですか?

<ひ孫のような年の若い弟子と会い

生き生きと楽しそうに話す
87歳の清一さん>

(捜索隊)どうですか?

(捜索隊)ははははっ へえー

<今も かろうじて
世間とつながりながら

津波で犠牲になった人々の
冥福を祈り

仏像を彫り続ける清一さん>

<岩手県の山奥に建つ
ポツンと一軒家からは

今日も 一刀一刀 心を込めて
木を彫り刻む音が聞こえてくる>

まだお元気ですね
うん

(捜索隊)ははははっ いえいえ…

うわー

いやいや いやいや いやいや…

(外山)はい

あっ もう ワクチンの注射を
打ちました?

(外山)そのワクチンを…
あっ

そうなると

(捜索隊)いかがでしたか?

(捜索隊)あっ 電話がいっぱい
かかってきました?

(捜索隊)あっ そうだったんですか

あっ
あら

飲んじゃったんだ

(捜索隊)あっ そうだったんですか

じゃあ 外山さんは まだ
放送された内容を

ご覧になってない
ってことですか?

ああー そうだったんですね

あの じゃあ

<4年ぶりに
外山清一さんが1人で暮らす

岩手県のポツンと一軒家へ
向かった捜索隊>

(捜索隊)やっぱり

(捜索隊)そうですね

(捜索隊)すごい

(捜索隊)着きましたね うおー

(捜索隊)すごい

(捜索隊)車も

あっ 車も同じだ
位置まで一緒

動いてないんですね
全然動いてないんだ あれ

(捜索隊)あっ 居た 居た

ははははっ

(捜索隊)あっ

いやー

はははっ

(捜索隊)逆に なんか さらに
お元気になってるような

だって… ははははっ
(捜索隊)ええー そうですか?

それで お電話で話したDVDを
ちょっと 持ってきました

(捜索隊)これに 前回 放送した
映像が入ってますので

(捜索隊)ああー すいません
ありがとうございます

<4年前の放送を一緒に見ようと
部屋に招いてくれた>

この部屋は
前回は未公開でしたからね

(捜索隊)ええー あっ

(捜索隊)あっ

じゃあ

ああー
いや…

こっちの予想を超えてますね

(捜索隊)通販で
買ったんですか? これ

(捜索隊)ははははっ なるほど

(捜索隊)それで そこに
ウオーターサーバーが

あるんですね

いや 一緒に飲んでみたいですよ
ははははっ

(捜索隊)じゃあ ちょっと これ…

(捜索隊)きました
(外山)映る?

(捜索隊)ははははっ

≪人里離れた山奥に…

ええー 次のポツンと一軒家
こちらです

今までにないカメラの向きで…
ついに いきましたよ

はい 東北地方は岩手県

東部ですね
沿岸から少し離れた山の中に…

どこに行くんだ? うわー

はい
見つけたね

赤茶色の屋根ですね
大きいおうちですね

大きいですね
うん

(捜索隊)
あっ そうだったんですか?

(捜索隊)あっ もう 崩れて

ああー それがあったんだ

(捜索隊)ああー そうです
そうです そうです

(捜索隊)えっ? 建てた?

へえー
器用なんですね

(捜索隊)えっ?

(捜索隊)自己流

ほら…

(捜索隊)ええー

ここの あっち側さ

(捜索隊)えっ?
前回 伺ったときに

彫刻されてた あの小屋

(外山)あれも 私が建てた

(捜索隊)あっ そうだったんですか

新情報が次々と出ますね
ねえ

ははははっ
(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)どうも こんにちは

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)ははははっ
ははははっ

(捜索隊)えっ? ああー 本当だ

これも そうなんですか?
作った?

(外山)へへへっ

(捜索隊)いやいや いえいえ

<4年たった今も 昼間は
自分で建てた作業場に籠もって

彫刻を続けているという清一さん>

(捜索隊)ああー

(捜索隊)へえー

(捜索隊)ああー
(外山)まあ

(捜索隊)ああー

<ふるさとに受け継がれてきた
供養の踊り>

<その様子を若い人に伝えたいと
人形作りに励む清一さん>

<自分のためではなく
誰かのために…>

<その思いは今も変わっていない>

<今日もポツンと一軒家で
精魂込めて木を彫り刻む>

<91歳になっても
創作意欲は衰え知らず>

<まだまだ
たくさんの作品が生まれそうだ>

ああー 改めて行ったら なんか

新しい情報が
いっぱいありましたね

あそこの家は俺が建てたんだ

あの小屋も
俺が建てたんだっていう

前回は
教えていただけなかったのに

前回は急に来られたから

そういう… 話す余裕は
なかったんでしょうね

今回
リラックスされてましたもんね

今はね
だいぶね

で 指先 動かしてるから
お元気ですよね

そうですよね 電話も
ちゃんと聞こえてらっしゃるし

そうですね ただ 友達もいねえし
家族もいねえから

寂しいから
ちょうど いいやっていうような

ありがたいって
おっしゃってましたね

寂しいけど あれで
夢中になれるんじゃないですか

時間がたつのも忘れるし

でも なんか 人の為に
これを彫るっていう考えというか

その思いって すてきですね
それでは 次 まいりましょう

はい
本日 最後のポツンと一軒家は

およそ2年3ヵ月前に訪れた
こちらのポツンと一軒家です

和歌山 紀の川に近い山の中で

この格好ですよ

いやいや わかんないなー

この山深さは
もう ずっと定番ですもんね

そうですね
まあ でも この青い屋根が2つ

しかも 大小と
青い屋根の大小で思い出せって?

はい
これは難しいな

ヒントは 異常な綺麗好き

確かに これ 綺麗だな

すごくないですか? これ

これは 本当 お綺麗に ピカピカに

全部 並べてあるし
(大地)置き場所は ここって…

出しっ放しはないし
(大地)なし…

(高嶋)これ お風呂ですか?
なんか 水 溜まってますよね

あれは だから 山の水を あそこ
溜めておくんじゃないですか?

ああー 奥に
(高嶋)そうか そうか

この写真は いかがですか?

綺麗だな これ

えっ 取材しました? ここ

行ってます 行ってます
こちらにお住まいなのは

岩上正一さん 87歳
87歳

婿入りして
山の上の奥さんの実家を

一人で守って
暮らしていた方です

奥さんの実家だから
より丁寧にやってるんですかね

まあ でも あれから
2年3ヵ月 経ったわけで

正一さんは いったい
どうされているのか?

いや もう 同じ笑顔で
同じにやってると思いますよ

でも やっぱり お1人で
こつこつとマイペースに

相変わらずの綺麗好きで

綺麗好きでピシッと
ああー

<衛星写真で見つけた 和歌山県の

ポツンと一軒家を目指し

最寄りの集落から捜索開始>

<まずは…>

(捜索隊)すいません

ああー 本当ですか

すいません

(捜索隊)はい

(捜索隊)はい

(捜索隊)
イワカミ ショウイチさんの…

<なんと 衛星写真を見るなり
住んでいる人の名前が…>

(捜索隊)はい

ははははっ

(捜索隊)あっ 本当ですか

妹さんなんですね
そう

<これは願ってもない展開>

<ポツンと一軒家の主の妹さんが

この近所に
住んでいるというではないか>

<こちらが
イワカミ ショウイチさんの

義理の妹にあたるトキエさん>

電話 なんぼ鳴らしたって
出てくれへんのよ

(捜索隊)なんでですか? それ

ははっ
心配になんないのかな?

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)ええー

<ポツンと一軒家には
87~88歳の

イワカミ ショウイチさんが

1人で暮らしているのだが

耳が遠くて なかなか
電話に出ないという>

あっ そっか
ああー

歩いて…

<車で行けるのは途中まで>

<その先は歩くしかないらしい>

(捜索隊)失礼します

さっきと比べて 番組の認知度が

ぐんと上がってますね
もう2年でね

って言っただけで
笑ってくれるもんね

取材が楽になりましたね
うん

<車で行ける お堂のある場所まで
案内してもらえることに>

<だが
国道から脇道に入った途端…>

結構 この番組に出てらっしゃる
田舎の方って

スピード出されますよね
めちゃめちゃ

<左には
ゴツゴツした岩肌が迫り

そこから落ちてきた小石が

路面に散乱している>

<右は切り立つ崖>

<落ちたら一巻の終わりだ>

うわっ
こんな狭い道…

もう 嫌だ こんな

<そんな危険な山道を走ること
10分>

<ようやく
お父さんの車に追いついたが…>

<その急な上り坂を
上がっていくと…>

(捜索隊)おうち
(捜索隊)本当ですね

<突然 小さな集落が現れた>

<どうやら 車で行けるのは
ここまでのようだ>

あそこの間を
ずっと行くっていうことですか?

ははははっ これは わからん

<それは 案内してもらわなければ

絶対に
たどり着けなかったであろう

廃屋の脇から山へ伸びる細い道>

<ここが目指すポツンと一軒家

イワカミ家に続く
一本道の入り口だという>

いやいや いやいや…
ええー?

すごい一本道

<衛星写真で確認すると

目的地までの距離は

まだ2kmほども あるではないか>

ははっ
うわうわ うわうわ

いやいやいや

はい どうも 失礼します
ありがとうございます

<ここまでの案内を
買って出てくれた

親切なお父さんを見送ると…>

(捜索隊)よっ

(捜索隊)よし 行きましょう

(捜索隊)そりゃあ

<目指すポツンと一軒家は
ここから2キロ先>

<この険しい山道を歩き続けた先に

80代後半の
高齢者が住んでいるとは

にわかには信じがたい>

(捜索隊)本当ですね

もう 夜は真っ暗だから歩けないね
ここ

これは怖いでしょうね
雨も怖いですね

<急な山の斜面を削って造った
狭い獣道>

<崖から落ちないよう
気をつけながら

どんどん奥へ歩いていくと…>

(捜索隊)すげえ

ええー?

<恐る恐る橋を渡ってみると…>

でも なんか しっかりしてる

<踏み板の木が腐り
抜け落ちてしまった所が…>

<すると その先にも…>

<今度は 丸太を並べた橋だ>

<クネクネと続く獣道の途中に
いくつも架けられた手造りの橋>

<腐って危険な所もあるが

この山の奥に
人が住んでいるという証だ>

これ おじいちゃん
下りてこないね

そうですね

この奥に 整理整頓された家が
あると思えないもんな

本当ですね
うん

<険しい

<疲労と不安が募ってきた

(捜索隊)これじゃないですか?

<遂に 衛星写真で見つけた

和歌山県の
ポツンと一軒家にたどり着いた>

あの道を行ったら…
たどり着いたら

洞穴ですよね 普通ね
ははははっ

<深い緑に覆い尽くされた
山の尾根>

<まるで
そこだけ穴が空いたかのように

ぽっかりと開けた土地に
日の光が差し込み

いくつかの屋根と畑が見えた>

<衛星写真と比べると

屋根の色は変わっているが
形や配置は同じ>

<ここで間違いない>

2回目でも感動しますね
感動する

<イワカミ ショウイチさん
だろうか?>

<残った力を振り絞り
急な坂を駆け上る>

もう この段階で
めちゃめちゃ綺麗な感じ…

わかりますよね
うんうん

驚くわ そら 幻かと思うよ
おじいちゃん 多分ね


山の幻 見た 俺みたいな

本当に開いた口が塞がらない

(捜索隊)ははははっ すいません

(捜索隊)ははははっ

あのですね

(捜索隊)すいません
ありがとうございます

お名前をお聞きしても
よろしいですか?

(捜索隊)あっ まさいちさん?

(捜索隊)ああー そうです
そうです しょういちさんって

お聞きしてたんで
ははははっ

<最高の笑顔で
迎えてくれた この人が

ポツンと一軒家のあるじ

しょういっつぁんこと

いい笑顔
もう いい人が

顔に出ちゃってんだもんな
ですね

(捜索隊)ずっと?
ずっと

(捜索隊)ここで
生まれたんじゃないんですか?

ほうほうほう

(捜索隊)ああ ああ ああ

<実は ここは 元々
正一さんの奥さんの実家>

<近くの山に

林業の仕事で来ていた正一さんが

岩上家に婿入りしたというのだが
それには訳が…>

(捜索隊)ええー

(捜索隊)ああー

(捜索隊)はいはいはい

それは もう ほんまに

<結婚後は 夫婦一緒に

山の上で暮らしてきたが

20年前 足を悪くした奥さんだけが
山を下り

以来 正一さんが1人で
この家に住んでいるという>

<奥さんが山を下りたのに

正一さんだけが
この家に1人で残っている理由>

<それが 綺麗に片づいた和室の
床の間に…>

(捜索隊)ああー

(捜索隊)ええー

<これを守るために 山から下りず

1人 この家で
暮らしているというのだ>

(捜索隊)ああー
(捜索隊)勲章もらって…

<壁に飾られた賞状と勲章は

戦後 国から
義理の兄に贈られたもの>

まあ

別に…

俺は

<若くして この世を去った
義理の兄を弔うため

築100年以上の家を修繕しながら

20年間
ずっと1人で暮らしてきた>

(捜索隊)すごっ

(岩上)ほいで

(捜索隊)それまで
やったんですか? 自分で

(捜索隊)去年 一昨年に? すげえ
(捜索隊)すごいな

(捜索隊)買い物は
どうされてるんですか?

買いもんはさ

(捜索隊)普通に
買い物に行ってるんですか?

<月に2回 歩いて山を下り
途中に止めている車を運転して

町のスーパーへ買い物に出かける
という正一さん>

すごいな

<往復1時間の運転をこなし
帰りは

あの一本道の入り口のそばの
廃屋へ>

<車を止めて 食材や日用品など

買ってきたものを
リュックサックに詰め替え…>

<険しい山道を家まで30分>

<とても87歳とは思えない
スーパーおじいちゃん>

うーん
歩く速度も速い

<さらに
正一さんが すごいのは…>

どこの?
(捜索隊)そこの橋

(捜索隊)えっ?

(捜索隊)ええー

<全長2キロの山道に

架けられた橋は全部で8つ>

<全て
正一さんが1人で造ったもの>

<傷んだ箇所は その都度
修繕しているそうだ>

<だが 手入れをするのは
橋だけではない>

<この2kmにも及ぶ山道も

月に1度は整備している
というから恐れ入る>

へえー

<運搬機を止め

積んできたツルハシを
手に取ると…>

えっ?

♬~

<斜面の土を掘り起こし始めた>

(捜索隊)すごい

<大雨で斜面の土が流れ落ち

道が斜めになってしまった所を
掘って

平らに ならしているのだ>

(捜索隊)へえー

<こうして
麓と行き来するための生命線を

自ら整備し 維持しているのだ>

<玄関を入ると すぐに6畳間>

<土間続きの廊下の先に
台所があるのだが

男の1人所帯なのに
どこもかしこも

綺麗に整理整頓が行き届いている>

(捜索隊)ねえ

<電気は来ているので
冷蔵庫や電子レンジ

炊飯器などの家電は
そろっているが

水道は来ていないという>

あれですか?

(捜索隊)湧き水

(捜索隊)もともと お風呂ですか?
お風呂に溜めて

これを使って
やってるってことですか?

(捜索隊)へえー

お風呂って おっしゃったの
あながち間違ってないんですね

正解は正解なんですね
お風呂に溜めた水を飲んでんだね

<もう20年も1人暮らし>

<毎日の食事は自分で作る>

<とにかく 綺麗好きの正一さん>

<卵を溶いたお箸も すぐに洗って
元の場所へしまう>

すごい

<今夜のおかずは得意の卵焼き>

<おわんも同様
卵を焼いている間に

浴槽にためた湧き水で手早く洗い
元の場所へ>

食べ終わってから
なんか やるんじゃないんだね

料理うまい人って
作りながら片づけますからね

<卵焼きができた>

<…と思ったら

フライパンも
すぐに洗って片づける>

<とにかく

はあー

勉強になります

<1日の終わりに
欠かせないという晩酌は

決まって コップ酒2杯>

ええー 結構

<なみなみと ついだ日本酒を
ヤカンに移し

少し温めて飲むのが
正一さんの定番>

いいね ヤカンだもんね
いいね

また飲むね おい

ちょうど いいんだろうな

<今日も1日 お疲れさまでした>

おいしいんだろうな
うん

<こうして 毎晩 欠かさず
晩酌をたしなむのが

20年 病気知らずで

元気でいられた秘訣だと笑う
正一さん>

いいね 清々してるね この人

<奥さんが山を下りて20年>

<もちろん 寂しさも苦労もあるが

戦死した義理の兄を祀る
妻の生家を守るため

最後まで きちょうめんに丁寧に

山の上の この家で生きていく>

(呼び出し音)

(呼び出し音)

ははははっ
耳 遠いんだもんね だって

そう そうです そうです

お変わりないですね

(捜索隊)いや 本当ですよ

(捜索隊)懐かしいですね

ええー!

ははははっ
ははははっ!

面白い…
面白い

(捜索隊)あっ 本当…

<正一さんの卒寿のお祝いを兼ね

2年3ヵ月ぶりに 和歌山県の

ポツンと一軒家へ向かった捜索隊>

(捜索隊)ねえ

(捜索隊)ほら
(捜索隊)本当だ

本当だ 単管 入れてるわ

ええー?
まーた自分でやってんのかって

(捜索隊)いや でも
あの感じ 見ると

いまだに ちゃんとね
道の修繕を続けてる

ってことですよね
(捜索隊)ねえ

(テレビの音)

テレビの音も でかいんだろうな
なかなか

ははははっ

そうです そうです

(捜索隊)ははははっ

ははははっ
あっ 変わらない

(捜索隊)
ははははっ そうなんですね

(捜索隊)ははははっ いやいや…

(捜索隊)ははははっ

長寿祝い 持ってきました
よろしければ 貰ってください

おっ いいことすんじゃん

これは…

(捜索隊)なんでですか

<卒寿のお祝いに
捜索隊が正一さんに贈ったのは

白い作業用のベスト>

(捜索隊)どうですか?

(捜索隊)ははははっ

(捜索隊)ははははっ

ははははっ

(捜索隊)ははははっ

いやいや こちらこそ すいません

その場で着てくれたり…
なんか 気ぃ遣ってくれるな

うーん

(捜索隊)はいはいはい

(捜索隊)じゃあ

<2年前は 山道を下りた所から
自分で車を運転し

町のスーパーへ
買い物に行っていた正一さんだが

さすがに 90歳を過ぎてからは
車の運転を控え

町へ買い物に行くときには

麓の友人の車に
乗せてもらっているそうだ>

<とはいえ
細く険しい2kmの山道は

自分の足で歩くほかない>

すごいね
すごい

<傾斜のきつい上り坂では

手にした杖を
地面ではなく横の斜面に突いて

体を支えながら
一歩一歩 ゆっくりと上っていく>

えっ?
(捜索隊)下に突くより楽?

(捜索隊)へえー

(岩上)おおー 着いた 着いた

<こうして やっとの思いで

山の上の
ポツンと一軒家に帰ってくると

我が家に着いた正一さんが
真っ先にする事がある>

(岩上)おう 帰ったぞ

<玄関を入って すぐの居間に
上がると…>

<何かの電源コードの先をつかみ

コンセントに差し込んだ>

(岩上)これ したらね…

(捜索隊)ああー なるほど

(捜索隊)ははははっ

ははははっ
電源 切ってんの? ふだん

節電

(捜索隊)ガス 開け…

(捜索隊)へえー
あっ そうだったんですね

全部 元栓 閉めてんだ
へえー

本当にきちょうめん

開けたら閉める
開けたら閉めるなんだね

<こうして 無駄な光熱費を
払わなくて済むよう

節約を徹底した結果
岩上家のひと月の電気代は…>

(捜索隊)697円っていうのが…
安いな

ははははっ
(捜索隊)ははははっ

<とんでもなく綺麗好きなうえに

究極の省エネ生活を送る
正一さん>

<でも それが正一さんには

ストレスを感じない
丁度いい暮らし>

すごいわ

ほんまに幸せやと思うわ

ほんまに
(捜索隊)ああー

<90歳になった今も変わらず

身の回りのことから
山道の修繕まで

自分でやっている正一さん>

<この自然豊かなポツンと一軒家で
全てのことや ものに感謝し

謙虚に慎ましく生きることも
健康長寿の秘けつ>

<正一さん
次は白寿祝いでお伺いします>

はあー

(スタジオ内 拍手)

これ 改めて驚きますね 本当に

義理のお兄さんをね 祀るために

残ってらっしゃるっていうのもね

すばらしいなと思いますね
責任感というか

一回 志 決めたら
こうやるっていう

男気を感じますね 女性から見ると
かっこいいです

ここに婿に入った以上は
ここを最後まで継ぐっていう

まあ だから
やっぱり 規則正しい生活をして

位置が もう 決めてあるの

多分 もう ミリ単位で
同じように…

そういうこと されてるから
生活のメリハリができて 元気で

いられるんじゃないですかね
2年前にスタッフが行ったときも

もう ウエルカムの顔ですもんね

いい笑顔ですよね
(高嶋)いや だから ねえ

いつ 人がいらっしゃっても
いいわけですもんね

お綺麗にされてらっしゃるから
それで

お祝いにっていうんで
チョッキ もらって

いや あれ 感動しましたね
うん

あれ 着て お父さん
働いてほしいなと思いましたね

いや 働かないと思いますよ

これは のあいつに
もらったんだよっつって

大事にされるんじゃないですかね
そうなんですよ

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