あしたも晴れ!人生レシピ「暮らしに工夫!エコライフ」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

あしたも晴れ!人生レシピ「暮らしに工夫!エコライフ」[解][字]

地球温暖化の問題が指摘される中、私たちの毎日の暮らしを見直してみませんか?ゴミを減らしたり、太陽光発電で電力を一部自給している女性たちのエコな工夫を紹介します!

番組内容
地球の温暖化や、環境の異変を感じていませんか?震災の時の停電や、台風の脅威をまのあたりにし、意識を変えた女性たちがいます。今回は、地球環境に配慮して、エコライフを始めた人たちの暮らし方をご紹介!生ゴミをなるべく減らそうと、さまざまな工夫をし、自宅で生ゴミの処理ができるようコンポストを利用し始めた女性や、太陽光パネルと蓄電池で、電力を一部自給している女性が登場。省エネのポイントなど情報満載!
出演者
【ゲスト】榊原郁恵,【講師】環境ジャーナリスト…高橋真樹,【司会】賀来千香子,小澤康喬,【語り】堀内賢雄

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理

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キーワード出現数ベスト20

  1. コンポスト
  2. 電力
  3. サトウ
  4. 意識
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  6. 電気
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  12. 企業
  13. 今日
  14. 太陽
  15. 野菜
  16. 容器
  17. エコライフ
  18. お願い
  19. カレー
  20. ポイント

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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毎日 出される 大量のごみ。

その量は国内で 年間4, 000万トン以上にも
及びます。

焼却処分する際に出るCO2などの
温室効果ガスは

地球の温暖化にも影響していると
言われています。

そこで今回は 地球環境に配慮した
エコな暮らしについて考えます。

こちらの方は 家から出す生ごみを
徹底的に減らそうと実践中。

みかんの皮も捨てずに 取っておき

酢と合わせて 洗剤に。

さらに処分したい生ごみは コンポストに。

こちらは電力を自分で作るという
エコライフ。

太陽光で作った電気で…。

洗濯機を回して…。

掃除機も かけます。

さらに謎のマシンを
太陽の光に当てれば…。

電気もガスも使わずに 手軽に
こんな料理まで できてしまうのです。

こうして日々…

地球の未来のために できることから
エコライフを始めてみませんか?

♬~

「あしたも晴れ!人生レシピ」。

今回は地球環境を意識して エコライフに
取り組む方たちをご紹介していきます。

自然災害の脅威を目の当たりにして
地球のためにできることをという機運が

少しずつ高まってるようにも
感じますよね。

賀来さん 今回のテーマは いかがですか?

とにかく ニュースで 頻繁に山火事やら
水害やら… 異常気象って言われるけど

全然 もう異常じゃないじゃないかと
思うんですね 毎回。

すごい そういう危機を感じてます。

自分としては 電気は
お風呂に入ってる時は 他の部屋は

本当に ほとんど消すみたいなこととか
コンセントを抜くとか微々たることでも

何か 大事なんじゃないかっていうことの
意識を持っています。

さあ では今回のゲストを
ご紹介しましょう。 榊原郁恵さんです。

よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

榊原さんは日頃 エコについて
意識されることって ありますか?

もちろん 意識はしてます。
分別は徹底してやろうと思って

主人とも 意識をちゃんと同じレベルの
持ち方をするっていうのが

なかなか難しいんですけど
だいぶ 私の調教がうまくて

だいぶ 意識をちゃんと
持ってくれるようになりましたね。

ひき肉だ 何だかんだ お肉が入ってた
パックとかも洗えば

また スーパーに持って行けば
資源になるんだよって。 「はあ~」。

すごい 何か めんどくさいっていうふうに
なってたのが だんだん それが

生活のリズムに取り入れられるように…。

家族みんなが そういうふうな意識を
持たないと だめですもんね。

まずはですね ごみを減らそうという
エコライフを見ていきます。

さまざまな工夫を凝らし 楽しんで
暮らしていらっしゃる方を取材しました。

都内で オーガニックの商品などを
販売している 酒井しょうこさんです。

数年前から地球環境に配慮した商品を
扱うようになったといいます。

こちらは…

そういった環境にいいものをという
コンセプトで選んで置いています。

酒井さんが 地球環境への危機感を
強めたのは今から2年前。

きっかけは
関東圏を襲った台風です。

それは酒井さんが これまでに
体験したことのないものでした。

台風の風が すごかったんですね。

だから私は「目が覚めたら屋根がないかも」
って本当 本気で思ったんです。

そのために酒井さんが自宅で
実践していることがあります。

それが できるだけ
ごみを出さない暮らし。

例えば キウイを食べる場合。

皮をよく洗い そのまま食べています。

ブドウなども皮まで食べられるという
ものを購入しています。

おいしい。

ごみも できるだけ地球のためにも
出さないっていう考えです。

家庭から出る生ごみは
主に焼却して処分されます。

その時 温室効果ガスが排出されるため

酒井さんは少しでも家から出るごみを
減らそうと考えたのです。

さらに生ごみを徹底して利用しています。

これ 何だか分かりますか?

(取材者)果物が… 果実酒か何かですか?

違うんですよ。

キッチンの食器を洗ったりとか
あと バスタブのお掃除とか

あと ペットまわりのお掃除とか
お手洗いにも使いますし

どこにでも万能に使えるんです。

瓶の中に入っているのは 捨てずに
取っておいた みかんの皮とお酢。

乾燥させた みかんの皮と酢を
瓶に入れて 2週間ほど置いておくと…。

酢の色が オレンジ色になってきます。

これが 出来上がったサイン。

みかんの皮に含まれるリモネンという
成分が 油の成分となじむのです。

汚れの落ち具合は いかがでしょう?

はい ばっちりですよ。

油汚れとかにも
オレンジの皮は強いですしね。

ちなみに拭き掃除に使っている布巾は
着なくなった服を再利用したものです。

さらに洗剤に使った お酢の空き瓶は
捨てずに専用のボックスへ。

空き瓶を回収して 繰り返し再利用する
民間のサービスを使っているのです。

さらに酒井さんのキッチンには
調理用のラップがありません。

そのかわりが これ。

蜜ろうをしみ込ませた布
蜜ろうラップです。

その使い方です。

蓋をして 手で あっためます。

熱で これが 形が ここに キュッて
くっつくようになるんですよね。

これで繰り返して使って 半年から
1年くらい お使い頂けますよ。

酒井さん
とにかく簡単には ごみにしません。

冷蔵庫の脱臭剤代わりに使っているのが
コーヒーかす。

フィルターのまま 器に入れただけ
という簡単なものです。

しかし どうしても出てしまう
生ごみがあります。

例えば果物のへたの部分や…。

洗剤に使ったあとの みかんの皮。

脱臭剤に使ったコーヒーかすなどです。

こうした生ごみは まとめておいて
ある方法で処分します。

コンポストです。

生ごみを入れると 土の中にいる
微生物の力で 生ごみを分解します。

こうして生ごみを入れるたびに
土を足して覆います。

この土は やがて堆肥となります。

できた堆肥は鉢植えに使っていますが

どんどん増えるのが
ちょっと悩みの種だそう。

ごみを減らすために
手間ひまかけている酒井さん

毎日 大変ではないのでしょうか?

だから生ごみも
消えてくれて うれしいなとか

ビネガーだって あんなに簡単なのに
毎日使えて うれしいなとか

そういう何か 日々の喜びっていうかね
そういう感じなので大丈夫です。

心地よく楽しまれてらっしゃるのが
いいですね。 無理なく すてきですよね。

順繰り順繰り ちゃんと循環されてるから
気持ちいいんですかね。 ねえ。

食べて まず 食べたかすって
言ってるものが ごみだけれども

それを生ごみとして コンポストに入れて
で それが なくなった。

「あ~ 何か いい土になってるんだわ」って
そこで喜びがあるじゃないですか。

で それが今度は違うふうに役立ってて
で また観葉植物なのか野菜が

例えば育ったとしたら「あら できたわ」
って また そこに喜びがあり。

そうですね 一つ一つにね。

酒井さんはですね キウイを

皮まで食べてらっしゃるという場面が
ありましたけれども

酒井さんが召し上がってるのは
無農薬で育てたキウイだそうで。

それを ちゃんと選んでらっしゃるんだ。

大手の果物生産会社のホームページ
などには

皮まで食べる際の注意点なども
書かれていますので

そちらも ご参考になさってください。

さあ それでは もうお一方
ゲストに加わって頂きます。

持続可能な社会をテーマに
国内外を取材されています

ノンフィクションライターの
高橋真樹さんです。

よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

高橋さん こうしたですね
ごみを減らすということは

そもそも環境を考えるうえで
どんな重要性があるんでしょうか?

やはり日本は ほとんど
ごみを焼却処分してるんですね。

そうすると皆さん
おっしゃられたように

地球温暖化の原因となる二酸化炭素が
たくさん排出されてしまうというので

本当に ごみを
こうやって減らしていくこと

そういう意味でも私たちの暮らしを
見直していくことって

非常に重要だと思います。

ごみを出さないようにする動きとして
今どういうものがあるんですか?

例えば昨年ですね 高校生たちが
大手お菓子メーカーさんに

包装容器が やっぱり
お菓子 いっぱい包まれてるので

それを出さないでほしいという

減らしてほしいという
署名運動やったんですね。

そうしたところ そこに
1万9, 000筆もの賛同署名が集まって

お菓子メーカーに渡されたんですよ。

そうすると お菓子メーカーさんのほうも
なんとかしなきゃと思ってたところを

後押しになったので
一緒に減らしていきましょう

というふうになってるという
そういう約束をされたりとかですね。

個人の意識だけでなく企業のほうにも
働きかけた。

そうなんですよね。 それから
小売り分野のほうでも いろんな動きが

今年に入って起きていて
こちら 量り売りのショップなんですね。

ナッツとかですね フルーツとか
お茶とかですね

いろんなものが あるんですけど
それを

自分が お客さんが持ってきた
容器で入れて

計量して販売するってことをやってます。

包装容器は これで
ゼロにできますよねっていう

そういう挑戦も起きてるんですね。

もう一つ 複数の大手メーカーが
共同でやってるプロジェクトとして

独自のステンレス製などの容器を開発して
容器を再利用できる

循環型の取り組みなんかも あるんですね。

消費者に買ってもらって
使い終わったら それを回収して

洗浄して また再利用すると。
そういうシステムになってるんです。

これも容器のごみが出ない。
そういう形になってるんですね。

多くの人が賛同すれば
こういうことに企業が

他の企業も どんどん力を入れていく。

そういう流れになっていくんだと
思います。

そうなのか。 利用する側も
こういうのをちゃんと探して

利用していけば 企業のほうも
こういうサービスをもっと広めたほうが

いいんだっていうふうに
思うってことですね。 そうです。

やっぱり企業も消費者も両方が
お互いが意識していくことで

新しい いい循環が
生まれるのかなと思います。

こうしたエコな商品やサービス
というのが登場し

支持される背景には やはり
このままではいけないんだっていう

いわば危機的な状況が背景にある
ということなんですね。

そうですね。 漁師さんなんていうのは
もう魚が… 水温が上がってですね

今まで取れてた魚が取れないとかって
ことは頻繁に起こってますし

あとは僕が よく行ってるスキー場
なんかでも雪が降らないんで

もう営業できないとかって
本当に危機感を感じていて。

この間も ニュースになりましたけども

カナダで気温が約50度に近い温度に
なりましたよね。

水分が蒸発することによって各地で
もう既に干ばつが起きて それが今後

食糧危機につながっていく可能性が
指摘されてたりとか。

森林火災 オーストラリアとかでも
大変なことになってますけども

それも もっと頻発してくるだろうと
言われてしまってるんですね。

もっと頻発する?

今日の話のテーマである ごみを出さない
というのが いかに重要か

そこに向けて ちゃんと考えて
取り組まなきゃいけないですし

私たちは当事者としてね
関わっていかなきゃいけないな

というふうには思います。

生ごみを減らすという意味で先ほど
コンポストって出てきましたね。

あれは 堆肥ができることは
まあ いいんですけれども

それをまく庭がない場合には
やはり課題もあるということでして。

ただ 実は 生ごみ処理に特化した
コンポストというのも今あって

酒井さんも そちらに
注目しているそうなんです。

神奈川県の葉山町。

酒井さんが コンポストについて知ろうと
訪ねたのは こちらのお宅。

今日はよろしくお願い致します。
よろしくお願いします。

生ごみ処理専用のコンポストを発案した
松本信夫さんです。

どんなコンポストなのか?

庭に置いてあるというので
見せて頂きました。

これが
その生ごみ処理用のコンポストです。

妻との2人暮らしで出る生ごみは
ほとんど これで処理しているんだそう。

さらに…。

それくらいが いいとこでしょうかね。

コンポストに こうして生ごみを入れて
乾いた土をかぶせておきます。

10日後に掘り起こしてみると

生ごみが 土の中の微生物で分解され
消えています。

環境の問題に関心があったという
松本さんは 30年ほど前から

生ごみを自宅の庭で処分できないか
模索し始めました。

さまざまな種類のコンポストを試した
松本さん。

隣近所の迷惑にならないように

なるべく生ごみのにおいを
抑えられるものを

自分で作れないか
考えるようになりました。

試行錯誤の上できた 今のコンポストは
においが抑えられ

都市部など狭い敷地でも使いやすい
工夫が凝らされています。

その使い方を見せて頂きました。

まず設置方法。

日当たりの良い場所に置くこと。

温度が高いほうが
生ごみの分解が進むからです。

屋根が透明なのは
太陽の光を通しやすくするためです。

そして風通しの良い場所に置くこと。

このコンポストは密閉しないように
なっています。

そうすることで
土が乾燥した状態に保たれ

においの発生を抑えることが
できるんです。

じゃあ 中は湿っていても 表面の
数センチぐらいかがドライな土があれば

においがしないってことですね。
そうですね。

そういう 仕組みとしては
そういうことです。

今 全然におわないです。

投入する生ごみの準備です。

野菜くずなど生ごみは小さく切ってから
蓋付きの容器に入れて ためておきます。

ポイントは
生ごみは小さく刻んでおくこと。

そうすると早く きれいに分解します。

容器に生ごみがたまれば
コンポストに投入します。

生ごみの量に合わせて 穴を掘ります。

ポイントは深く掘ること。

その理由は後ほど。

生ごみの水分は切らずに このような
状態のまま 先ほど掘った穴に投入します。

バクテリアが活動するためには
水分が必要だからです。

この生ごみを 土の中にいる微生物に
食べてほしいわけですから

この時に よ~く生ごみと土を
接触させるというか

土をよく混ぜる必要があるんですね。

そうしないと なかなか中心まで
いけませんから

よ~く土と生ごみを この段階で混ぜる
というのが とても大事なことです。

生ごみだけで 泥のような状態に
ならなければ ここで水分を足します。

そして乾いた土を 蓋をするように
かぶせるのがポイント。

試行錯誤していた時
さらさらの砂をかぶせた時に

におわずに生ごみが消えていたことから
このやり方を思いつきました。

深く穴を掘るのは
土で しっかり蓋をして

においや虫を避けるためだったのです。

ごみの量や種類によっても変わりますが

夏場なら5日ほど 冬場なら2週間ほどで
生ごみは分解されてなくなります。

松本さんが考案した
この生ごみ処理用のコンポスト

自治体からも注目され
販売を始めています。

購入の際に補助金を出している自治体は
全国に 100以上あるといいます。

集合住宅での使用を想定した
箱形のタイプ。

庭の土の上に
木の枠を置いて使うタイプです。

さらに このコンポスト ポイントを
押さえれば自作することができます。

このように プランターに
園芸用の土を入れて

透明な屋根を付ければ簡単にできます。

こうしたものから始めてもらうといいと
松本さんは考えています。

夏休みの実験みたいに
子どもの実験みたいにやって

まず とにかく特別な菌とか何かを
入れないで…

まずは プランターで
実験的にやってみて

それから こういったことを
検討されると…。 そうですね。

酒井さんは 松本さんのやり方で
コンポストを使っています。

このコンポスト もとは
ベランダにあった物入れです。

ここに土を入れ 自分で
ビニールの屋根を付けました。

今では このコンポストを使って
ほとんどの生ごみを処理しています。

土を加えないので 堆肥が増えすぎて困る
ということは なくなったそうです。

この中で バクテリアが湧いて
跡形もなく消えるんですよね。

それは すごい衝撃的で。

これは もう本当
すばらしいなと思っていて

今のところ 問題なく使えています。

なるほど。
何回か私も チャレンジはしてるんですよ。

あ~ そうなんですか。
はい。

最初 段ボールでね 堆肥ができるっていう
キットがあったんです。

その場合 段ボール しっかりと
二重にして しっかりと入れるような

閉じるような感じだったんですよ。

だから開ける時に
何が出てくるのか分かんなくて

だんだん開けるのが おっくうに
なってきて 怖くなっちゃって。

だいぶしてから開けたら
全部 土になってたんで

あ~ よかったと思ったんですけど
開けるまでは とんでもない虫が

ブ~ンとかね 何か ウジュウジュ…って
してるんじゃないかと思って

うぇ~とかって思ってたんですよ。 そう。

あ~ なるほど。 乾いた土で。

で 風通しも良くする。
そうですね。

むしろ 風通しを良くしたほうが
乾き続けるよねっていう

発想なんだと思いますね。

こういうコンポストを利用するという
動きは広まってるんですか?

そうですね。 地域レベルでも
いろんな取り組みが始まっていて

例えば東京の下北沢では 商店街が商店
お店から出る食品の残り物ですね

そういったものを
コンポストで堆肥化して

その堆肥で 地域の緑化に生かしている
という例も。

熊本県の黒川温泉というところでは
旅館から いろんな食品残渣が出る。

それから地域の落ち葉も
処理に困ってたんですね。

そういったものを堆肥化して

堆肥になったところを
農家さんに使ってもらって

農家で野菜を育てて
で 化学肥料も要らなくなるわけですよね。

そういった野菜を また旅館で
出そうじゃないかみたいな

そういうことも実験的に
今 始まってるんですね。

そういうことを通して 目に見えて
やっぱり ごみ減ってくるので

ごみに対する意識が高まってくるのかなと
そんなふうにも思います。

ごみを減らして 温暖化対策につなげよう
という取り組みを見てきましたけれども

やはり温暖化を考えるうえで
課題となるのが

電気をどう作るのか ということですよね。

家で電気を作って それを生活に
取り入れているという方を取材しました。

兵庫県の淡路市。

電力を自分で作る暮らしを実践している
サトウチカさんです。

そのノウハウを
講演会などで発信しています。

サトウさんの一日は
天気を確かめることから始まります。

今日は よく晴れてますね。

お日様 ご機嫌ですので
いろんなことが できそうです。

サトウさん
何かを組み立て始めました。

(取材者)これは何なんですか?

これは発電機と充電池ですね。

サトウさんは この太陽光発電で
電力を作っているのです。

足りない分は電力会社の電気を使用
組み合わせて暮らしています。

全ての電力を自給している状態を

「送電網とつながっていない」という意味で
オフグリッドといいますが

サトウさんは電力会社も使っているので

この暮らしを「プチオフグリッド」と
名付けています。

電力の自給は 太陽光発電パネルと
蓄電池だけの簡単なもの。

費用はパネルと蓄電池で 17万円ほど。

アウトドアなどでも使うことが
できるそうです。

この日は 朝から充電した電気で
家事を済ませようというサトウさん。

まずは洗濯です。

蓄電池には コンセントが付いていて
洗濯機のコードをつなぐだけです。

洗濯をしながら掃除機をかけます。

これも太陽光で作った電気を
使っています。

掃除が終われば パソコンを使って
仕事を始めます。

サーキュレーターの風で涼みながら
書き物をするのが

サトウさんの仕事のスタイル。

一人暮らしのサトウさんの場合

これくらいの電力を使っても
蓄電池の半分も減らないそうです。

電力会社の電気は 冷蔵庫と
照明器具などに使っています。

電気代は 1, 251円でした。

しかし サトウさんは
電気代を節約するために

電力の自給をしているわけでは
ありません。

地球環境のために できることを
したいという思いからです。

電力の自給に興味を持ったきっかけは

神奈川に住んでいる時に体験した
東日本大震災による停電でした。

都内で働いてたんですけれども
神奈川県の自宅まで歩いて帰ったり

やっとの思いで 家に着いても…

で やっと入れても…

…といった そういった経験をしました。

この経験をきっかけに
電力に興味を持ったサトウさん。

調べ始めたところ 原子力発電の
放射能漏れのリスクや

火力発電に必要な化石燃料を巡る
争いについて知るようになり

これまでのように 無意識に
電力を使い続けることに

疑問を持ち始めたのです。

そうした気持ちがありましたので
オフグリッドな暮らし

いわゆる電気を完全自給する

そういった暮らしに挑戦したいっていう
気持ちになっていきました。

震災から3年後
電力の自給を実践するために

神奈川の自宅に
8枚のソーラーパネルを設置。

充電を制御する装置と 1週間分の
電気をためることのできる蓄電池を用意。

設備全体で 200万円かかりました。

そして電力会社との契約を打ち切り

完全オフグリッドの暮らしを
始めたのです。

自らの実体験をもとに
電力を自給する暮らしを広めようと

講演会も頻繁に開きました。

しかし こうした活動をする中で

少しずつ サトウさんの考え方に
変化が起こったといいます。

100%エネルギー自給となると
皆さん ちょっと こう

ハードルが高いんだなというのが
よく分かってきたんですね。 であれば…

すごく皆さんが
暮らしに取り入れやすくなって

いいお声を聞くようになったので
それが大きいですかね。

去年 淡路島に移住。

ここを拠点に プチオフグリッドな
暮らしをスタートさせました。

ここに お米 入ってま~す。

電力の自給に興味のある人に対して
オンラインで講習会を開いています。

こんな感じで充電できます。

参加者の声です。

お昼前 仕事の手を休めて
ランチの準備です。

この日のメニューは 淡路島の野菜と
豚肉を使ったカレーです。

カレー粉をまぶして 塩をした野菜と
豚肉を耐熱容器に入れて…。

あれ? サトウさん 庭に出てきましたよ。

何やら機械に 先ほどのカレーの材料を
セットしました。

これはですね…

ふだんは こういうふうになってます。

それを使いたい時に開いて
お日様の光を集めて

この中を温めて
調理していく調理器具です。

太陽光に当てると 調理器の中が
200度以上に上がります。

天気次第ですが カレーだと
30分~60分で火が通ります。

1時間ほど たったので
カレーを取り出します。

しっかり火が通って
おいしそうに できていますね。

今日のランチは 太陽の力だけで作った
名付けて…

炊飯器の電力も カレーの調理も
全て太陽の力。

太陽の熱で沸かしたお湯で
香りの良いミントティーをいれました。

サトウさんは こうした暮らしを
手間とは思わず楽しんでいます。

やっぱり お日様で作ると
おいしいですね。

災害で停電した時にも役に立つという
プチオフグリッド。

この暮らしを広めたいと
サトウさんは願っています。

やはり こうして日々 毎日昇る…

何て言うか 悪いことがないというか。

ですので この豊かさ 本当 一人でも
多くの方に知って頂きたいなっていう

そういう気持ちがありますね。

私 きのう カレー作ったんです。

思いっきり煮込んで。
だから ちょっと胸が痛い。

でも すごいな。

それが すごい すてきだなっていうか
何か こう充実感

本当に悪いことがないっていう。

私たちも何か 時には日曜日ぐらいは
キャンプ感覚で やってみない?

みたいな感じで取り入れていくと
いいんですかね。

郁恵さん おっしゃるように
ちょっとからでも できるんですね。

マンションだったら ベランダに太陽光を
付けてる方も いらっしゃいますし

あとは携帯電話を充電するぐらいの
電力だったら もう簡単に

ちっちゃな太陽光パネルでもできるので

そういうところから
やってみようとかっていうことも

「あっ 太陽の力って こんな あるんだね」
という実感することにもなるんで。

日本でですね エネルギーに関して
課題といいますと

どんなことが挙げられるんでしょうか?

やはり電源が 石炭とか天然ガスとかの
化石燃料を8割 使ってるんですね。

世界的にもですね CO2排出量の
多い国だと

中国 アメリカ インド ロシアと
あるんですけど

日本は世界で5番目に
排出量が多い国なんです。

しかも 石炭火力発電所をやめよう
というふうに

世界の流れは なってるんですけども

日本は まだ そこまで大きく
転換できてないという課題もあります。

高橋さんご自身は どのような工夫を
されているんでしょうか?

一番重要なのはですね
家の断熱を高めることなんですよ。

日本の住宅って やっぱり すごく
世界の中では

やっぱり断熱性能が低い住宅が多いので。
そうなんですか?

そうなんですよ。

うちの場合は 非常に断熱性の高い
省エネの住宅になってます。

壁が普通の家の住宅の2倍ぐらい
厚いんですよ。

それから床とか天井にも
ずっしり断熱材が入ってるので

外気温の影響は ほとんど受けないような
状況になってます。

それから窓が一番ですね
熱が入ってきたり

エアコンの せっかく涼しくした冷気が
抜けちゃったりとかっていう

ポイントなんですけど うちの窓は
こちらのように分厚くてですね

サッシが樹脂製で ガラスが3枚
入ってるんですね。

それで ほとんど やっぱり こちらも
外気温の影響を受けないので

夏も冬も ちょっとのエネルギーで

うち エアコン1台で夏も冬も
全室同じ温度に保てるので

エネルギーも すごく かからない家に
なってます。

だから最初
やっぱり費用は かかってしまう?

新築を建てるとすれば やはり どうしても
ちょっと高くなってしまうんですけど

長いスパンで見た時に ちゃんと最初に
断熱をしっかりした家のほうが

コストでも安くなるというのは
もう明らかになってます。

私たちができる 環境のために必要なこと
というのは何だと思われますか?

今日のおさらいじゃないですけど

地球温暖化というのは
本当に深刻な問題で

「宇宙船地球号」とか
よく言われますけども

私たちが乗ってる船の底のほうに

もう火がついてるような状況
せっぱ詰まってる状況なんですね。

そこで もう何か「地球に優しく」って
言うと 何か私たちとは関係ないけど

慈善事業やろうみたいな そんな
イメージを持たれがちなんですけど

でも自分 当事者だよね? みんな 当事者。

同じ船に乗ってるんだから
消火活動するの 当たり前だよねって。

そういう感覚で できることを
全てやっていく。

そういう姿勢が求められてるんだと
思うんですよね。

それから買い物ですよね。

日々の買い物でも 選択のしかたによって
大きく影響 変わってきます。

環境に良いものを選ぶとか

それから使い捨てじゃなくて
長く使い続けられるものを選ぶ。

そういう選択をしていく人が増えると
企業や社会って変わっていくんですよ。

常識を新しくするということが
大事だと思います。

ここで何か もう一回
目覚めなきゃいけないんだなって

すごく思ったんですけど。

日々の生活の中で 苦にならない程度の
エコライフを

やはり また改めて
意識していかなきゃいけないなって。

そういった意味では
まずは コンポストですね。

できることは何だろう?っていうことを

ちょっと また もう一回
意識していきたいなって思いました。

考えてみると つい この間まで
「レジ袋がなくなる?」ってなって

すごい不便と思ったけど 今 もうね
エコバッグ 全然当たり前で

全然 苦じゃなくて。

そういう やっぱり ちょっとしたら
なじむ 慣れるんですよね。

一人一人の意識が変われば
すごく大きな 壮大なことになって

それが結果的に 自分のため
あと 子孫のためになるんだと思うと

本当に切実に思う… 無理なく でも切実に
思うことだと今日 思いました。

皆さん どうもありがとうございました。

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