美の壺「神秘の楽園 奄美大島」[字] …の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

美の壺「神秘の楽園 奄美大島」[字]

世界自然遺産に登録された「奄美大島」。自然の「美」を暮らしに生かす知恵を紹介。森の希少な鳥、木の器、黒糖焼酎、島料理、島唄など。妖怪ケンムンを探す平泉成も登場!

詳細情報
番組内容
2021年7月に世界自然遺産に登録された「奄美大島」▽五感を研ぎ澄ませ、自然の「美」を慈しむ暮らしに迫る!▽島の写真家が記録する「森の声」。リュウキュウアカショウビン・アマミノクロウサギの授乳▽倒木から再生する丸い器▽カメ仕込み黒糖焼酎で町復興▽ソテツの葉が秘める色をストールに▽江戸時代の書物から再現した色鮮やかな島料理▽島唄で姉妹神に祈る▽妖怪・ケンムンを追う平泉成が草刈家に!<File551>
出演者
【出演】草刈正雄,平泉成,【語り】木村多江

ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

テキストマイニング結果

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キーワード出現数ベスト20

  1. 奄美大島
  2. 自然
  3. ケンムン
  4. 黒糖
  5. カメ
  6. 料理
  7. シイ
  8. ソテツ
  9. 今日
  10. 植物
  11. 正雄君
  12. 冬瓜
  13. 島唄
  14. 浜田
  15. ツボ
  16. ニラ
  17. 記録
  18. 植田
  19. 知恵
  20. 妖怪

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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♬~

こんにちは。

は~い! あっ 先輩。

よっ 正雄君 元気か?

撮影から帰ってきたんですか。

いや~ 「伝説の生き物」シリーズも
順調でね スクープが次々に撮れるんだよ。

はい これが カッパ。

カッパ?

伝説のツチノコ。

ツチノコ?

いるんですか? 本当に。

いや でも今 どうしても撮りたいものが
奄美大島にいる あれなんだよ。

あれ?

森に覆われる奄美大島。

大木の陰や茂みに 森の妖怪・ケンムンが
いると 島の人たちは信じてきました。

自然を畏れ敬う心は受け継がれ

森では希少な生き物が
命をつないでいます。

2021年 奄美大島は
世界自然遺産に登録されました。

島には五感を研ぎ澄ませて
自然の恵みを慈しむ暮らしがあります。

自然の美を暮らしに生かす
奄美の知恵に触れてみませんか。

島の面積の8割を占める森。

年間降水量 3, 000ミリの雨が
多くの命を育んでいます。

森の生き物を40年にわたり記録している
浜田 太さん。

早朝 ねらうのは野鳥です。

「追えば逃げる」が信条。

(鳴き声)

アカショウビン。
リュウキュウアカショウビン。

(鳴き声)

なかなか 姿が見れないので。

こちらが声の主
リュウキュウアカショウビン。

夏の渡り鳥です。

(鳴き声)
あっ!

これね ズアカアオバトという
ハトなんです。

(鳴き声)

ズアカアオバト。

その鳴き声から
「尺八バト」とも呼ばれています。

鳴き声を聞き分けながら
姿が現れるのを待ちます。

(鳴き声)

キツツキです キツツキ。
オーストンオオアカゲラ。

近づいてきた瞬間に距離を詰めます。

(鳴き声)

天然記念物のオーストンオオアカゲラ。

奄美大島にしか生息しない
絶滅危惧種です。

メスが先に来て そのあとからオス。

タタタタって ちょっと
木をたたく音がしたんですけど

あれは要するに
自分の縄張りを主張するために

ああやって タタタタって たたくんです。

森には不思議な言い伝えが。

木を切ると 妖怪・ケンムンのたたりがある
というのです。

日々 森の中では人の想像を超えた営みが
あるといいます。

ここは「島のへそ」と浜田さんが呼ぶ
奥深い森の中。

世界でも奄美大島と徳之島にしか
生息しないアマミノクロウサギを

独自の方法で記録しています。

特に浜田さんが大切にしているのは…。

謎に包まれていた子育ても
捉えていました。

生き物たちの声に
今日も浜田さんは耳を傾けます。

今日 一つ目のツボは…

家の前に置かれた たくさんの木片。

木工作家の今田智幸さんは

台風などで倒れた木を用いて
作品を生み出しています。

丸みを帯びた その形
使い道は自由なのだとか。

100年を超える樹齢を刻んだ
シャリンバイの景色。

この日 今田さんが手にしたのは
シイの木です。

森の8割を占めるシイの木は
島の自然を保つ土台となっています。

雨や風に さらされて できた穴は
生き物たちのすみかに。

実は命の糧となります。

森で役割を終えたシイの木の声に
今田さんは耳を傾けます。

虫たちにとっては すごい すみやすい
居心地のいい木だったんだなと思って

あえて残すことが多いです。

丸く削っていくことで現れる
木が積み重ねてきた森の時。

虫が生きていた証し。

強い日ざしと 雨風が育んだ木目。

優しくも恐ろしい自然を生き抜いてきた
木です。

森のささやきが聞こえる器です。

奄美大島のあれっていうのは?

ケンムンだよ ケンムン。

森に住んでる
妖怪らしいじゃないですか。

私なら撮れると思うんだ。

正雄君も一緒に来ないか。

ケンムンが撮れれば 写真集も夢じゃない。

一緒に夢を見ようじゃないか。

いやいやいや…
ハブいるんでしょう ハブ。

うん。

サトウキビで作る黒糖は
江戸時代 薩摩藩の収入の要でした。

米作りを禁止された島の人たちは
やがて黒糖で酒づくりを始めます。

今では奄美群島でしか
製造が許されていない黒糖焼酎。

島の特産物にするために
力を尽くした酒蔵があります。

蔵には泡盛をつくるため 沖縄から
船で運んだ 32個のカメが並んでいます。

創業者は泡盛づくりの知恵を生かして
島の人たちと協力。

特産物としての土台を築きました。

カメを使った焼酎づくりは
孫の富田真行さんに受け継がれています。

この日は 570キロの溶かした黒糖を
カメに入れていきます。

既に カメの中で発酵する米こうじに
黒糖が注がれ促される二次発酵。

発酵の速度も一つ一つ異なるカメは
子どものようだと富田さんはいいます。

黒糖を入れて およそ2週間。

蒸留を経て
透明な焼酎へと生まれ変わります。

今日 二つ目のツボは…

奄美大島に自生する植物は
およそ1, 300種。

中でも ソテツは貴重なタンパク源として
島の食を支えてきました。

ソテツは今や染料として使われるように。

植田正輝さんは大島紬の技を用いて
染色に取り組んでいます。

これまで 70ほどの植物の色を
布にうつしてきた植田さん。

植田さんが魅せられているのは
植物に備わる本来の色。

サトウキビの葉は
見た目と同じ優しい緑色。

一方 シイの木の枝は
やわらかい黒を持っています。

クワ科のアカメイヌビワの枝には
鮮やかな紅色が潜んでいました。

一年を通して青々としたソテツの葉は
どんな色を持っているのでしょう。

真っ白なストールが
黄色に染まっていきます。

季節や気温によって微妙に異なる
唯一無二の色です。

ソテツの葉が見せたのは
ほのかなクリーム色。

これで完成ではありません。

「泥田」と呼ばれる田んぼ。

なんと 泥につけ込みます。

土に含まれる鉄分が
色を定着させるのだといいます。

大島紬の技を生かした知恵です。

次に植田さんが足を運んだのは海岸。

自然を取り込むんではなくて
逆に自然に取り込まれて

その中で動いているという感じですね。

人間は植物の色合いを出すために

ちょっと手助けをしているぐらい
ですかね。

自然が内に秘める 色の神秘。

その恵みをあらわにする魔法の技です。

あれが ケンムンか。

正雄君 いたぞ!

ん?

奄美市郊外の自家菜園。

島の料理を研究する 泉 和子さんです。

方言で 「ビリャ」と呼ばれるニラや
「シブリ」こと 冬瓜を分けて頂いています。

新鮮な島野菜を使って 腕を振るいます。

まずは島の伝統料理。

ニラと タナガと呼ばれる
川エビを使います。

タナガは近所の川で取れる夏の味覚。

音がしますでしょ パチパチと。

邪気を払うといわれるニラと

色鮮やかなエビを組み合わせた
この料理は

かつて3月の節句に食べられていました。

この料理は 泉さんが
江戸時代の書物から再現しました。

「南島雑話」は 島に5年 暮らした薩摩藩士
名越左源太による衣食住の記録です。

昔の人が言いましたように
「手脂をかけた料理」って言うんですよね。

時間は かかるけれども
そういった料理は

やっぱりね
すごくおいしいと思うんですね。

冬瓜は郷土料理に。

1軒で1個は食べれないので

切った時は必ず お友達とか隣近所に
おすそ分けします。

30分 煮込んだ地鶏のスープに
冬瓜を入れ 味付けをします。

保存食でもある冬瓜をおいしく頂く
母から子に受け継ぐ味です。

ふだんのおやつは 海の恵み マガキガイ。

菊をかたどった黒糖の菓子は ハレの日に。

今日 三つ目のツボは…

昭和24年 アメリカの統治下だった頃に
開業した楽器店。

創業者が始めた島唄の録音を

2代目の指宿正樹さんも
受け継いでいます。

島ののど自慢が 暮らしの悲喜こもごもを
歌い上げる島唄を残そうと考えました。

そんなことをずっと やってた。

現在までに とりためた島唄は
700曲を超えます。

♬~

島を代表する唄者の一人
前山真吾さんです。

ふだんは ケアマネージャーとして
老人施設で働いています。

生活の中に唄があったんだなというのを
教えてくれるお話を

たくさん聞くことができる現場に
携わってるんで 大変勉強になりますね。

島唄は宝物だという前山さん。

詞に うたわれる場所を訪ね
歌い続けることで残そうとしています。

女の神様が島を守ると信じている
奄美大島の人々。

高い声で歌い 祈りを神に届けます。

♬~

♬~

よっ 正雄君。

あっ 先輩 お帰んなさい。

会えたよ ケンムンに。
え?

ほら!

いや 木だけです。
いや よく見てごらん。 いるだろう。

いや 木ですよ。
俺には見えるけどね。

ほら。 全然 見えないですよ。

見えない? おかしいな。
見えるよ 俺には。

俺は写したの。

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