SWITCHインタビュー 達人達「平原綾香×栗原友」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

SWITCHインタビュー 達人達「平原綾香×栗原友」[字]

「ジュピター」で知られ、有名サックス奏者の父を持つシンガーソングライター・平原綾香。料理家・栗原はるみの娘である栗原友。親と同じ世界で活躍する二人が語り合う。

番組内容
名曲「ジュピター」で知られるシンガーソングライター・平原綾香。音楽一家で育った平原の父親は、日本を代表する有名サックス奏者だ。そんな平原が会いたいと願うのは、料理家の栗原友。有名料理家の栗原はるみを母に持ち、魚料理のプロフェッショナルとして鮮魚店を経営している。「料理」と「音楽」、親と同じ世界で活躍する二人が、人生の選択について大いに語り合う。魚の目利き・栗原によるおいしいアジフライの作り方も!
出演者
【出演】ミュージシャン…平原綾香,鮮魚卸売業…栗原友,【語り】六角精児,平岩紙

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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キーワード出現数ベスト20

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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(平原)へえ~…!
今すぐの ご案内ですよ。

うわ~ 何か
おいしそうなのが たくさん。

ねえ このロケの前に
何か ウニ丼とか食べればよかったな。

会いたい人を訪ねて

東京 築地にやって来た。

♬「Every day I listen to my heart」

♬「ひとりじゃない」

2003年 「Jupiter」でデビュー。

10代とは思えない圧倒的な歌唱力が
鮮烈な印象を与えた。

「紅白歌合戦」には8年連続で出場。

オリンピックテーマ曲も
手がけるなど

活躍を続けている。

いやあ 楽しみですね。

ずっと お話ししたかったんですけど
なかなか 話す機会がなかったので。

やって来たのは小さな商店。

「クリトモ商店」。

へえ~ おしゃれだ!

こんにちは。
≪こんにちは。

平原綾香です。
はじめまして 栗原 友です。

もう びっくり。

いつからですか?
今年に入ってからです。

へえ~! かっこいい!

飾らない人柄と
おしゃれで手軽なレシピが人気の栗原。

中でも得意とするのが…

ハーブやスパイスを利かせて

食べ慣れた魚を
全く別の食感に変身させる。

魚好きが高じて
去年 鮮魚店をオープン。

こだわりの魚介類を

国内外の高級レストランに
卸している。

そんな栗原の母親は
同じく料理家の栗原はるみ。

弟も同じ職業という

まさに…

♬~

一方の平原は 父や姉も

プロのミュージシャンという…

♬~

料理と音楽。

親と同じ世界で活躍する2人が
人生の選択について大いに語り合う。

♬~

ここは 実際に ごはんとか食べられ…。

いえ… もう ただの鮮魚店というか

うちは メインで…

…っていう会社です。

店には 全国から厳選されたおいしい魚が
集められている。

宮城県…

琵琶湖のうなぎは希少価値が高く

高値で取り引きされる。

ニューヨークやドバイなど
世界中からの注文が絶えないという。

えっとね そうですね やっぱり…

ああ~ 味噌か。
味噌が入ってるのが

毛ガニは おいしいと思いますね。

大きいのか…。 じゃあ ちっちゃいのでも
これは! っていう…。

そんな 分かるんですか? 硬い…。

何か ちょっと
すかすかだったりしてます…。

ちょっと こう…
コンコンコンとか してみて。

キュって?
触れるんで。

今度 やってみよう。 へえ~…!

ここにあるのは もう すでに
売れているものだったり

あと うちの娘のペットもいます。

例えば…

リー!
ハハハ…!

かわいい!
かわいいんですよ。

この子は?
天然のスッポンですね。

この子はペット?
この子は…

フフフ… ハハハハ…!

東京出身の栗原。

母・はるみの影響で
小さなころから料理が大好きだった。

習ってました 子どものころ やはり。

教えてもらうんですか?
教えてもらってました 弟も私も。

それは 「教えて~」って言いに行く?

というよりは…

母も父も共働きだったんで
私も弟も ちっちゃいころに。

私が小学校1~2年ぐらい
弟が幼稚園ぐらいですかね

そのときに…

チャーハンが好きだったんですね
焼き飯。

上手ですね その誘導。

「え~ 作りたい! 教えて」
みたいになって

「じゃあ ハムとねぎと卵のチャーハンが
好きだったよね。

これ こういうふうにやるんだよ」。

「あっ 楽しい…!」。
「じゃあ お味噌汁 加えてみる?」。

かりゅうのね おだし入れて
え~っと お味噌 溶いて

チャーハンで余ったねぎ入れて
みたいな感じで 「出来た!」。

「じゃあ 次は おだし
自分で引いてみない?」みたいな。

どんどん どんどん ステップアップして
ってやってるうちに

まあ お料理 楽しいじゃないですか。
楽しいんですよ。

あと 子どものころに
褒められて すごい覚えてるのが

私ね ツナマヨネーズ
すごい好きなんですよ。

うん 私も好き。

へえ~!
それを見た母が

「ええ~…」って。
「すごいね! 太りそう! だけど…」

…って褒められたんですよ。
ハハハハ…!

そうですね レトルトというものに
すがりつくことなく

さらに それを
自分流にしようっていう。

それ 褒められて。
あっ 褒められたと思って。

へえ~!
「じゃあ 食べてみてよ」っつったら

「そうだね… ちょっと 胃もたれ
しそうだから」みたいな感じだったけど

「悪くないね」って
言ってもらいましたよ。

それのとき 中学生だったかな…。

中学生のときから
そんな創作的だったんですね。

もう 何か おいしく食べれるものなら
何でもするっていうか。

母の導きで 料理の腕を磨いていった栗原。

しかし 高校生になると…。

思春期 いっぱい困らせましたから。

ええ~! 何があったんですか?
聞きたい。

ええ~…!

サボってたんですか?
サボってました…。

どこ行ってたんですか?
ちょっと 言えないです。

言えないの?
コーヒー飲んでたりとか。

おお… コーヒー…。

コーヒー飲みに行ったりとか
してました 喫茶店に。

持ち前の自由さで
高校卒業後はファッションの世界へ。

アパレル会社やファッション誌の
エディターとして働いていた。

もともと ファッション業界で

働いてらっしゃったって
聞いているんですけど

なぜ この世界に?

かいつまんで言うと
私は 趣味がゴルフなんですけど。

ええ~! ゴルフ?
ゴルフ 好きで。

ゴルフのお友達って

やっぱり こう 年齢関係なくて。
で 年上のゴルフのお友達の方に

編集プロダクションの社長さんが
いらっしゃって。

当時 私 まだ 30… いくか いかないか
ぐらいだったんですけど

その方に
「自分が 今 手がけている小冊子で

ページがあって
料理のページを作りたいんだけど…」

「やらないか?」

…って言われて ええ~… と思って。

私 全然 そんなつもりで
生きてなかったので。

まあ 母に…。
でも もともと 料理が上手…。

上手かどうかは分からないですけど
嫌いではなかったです。

でも 私 結構 実家が好きで。

そうですね… あんまり…。

母が作ってくれるほうが
いいじゃないですか。

テレビ見て ごはんが出てくるのを
待ってる側でしたよ。

今日 来てよかった~…。
ハハハハ…!

私も そうなんですよ。
仲間ですね。

「仲間ですね」… いや 全然。

それで 急に声かけられたんで

えっ? と思って 母に相談したら…

…って言われて そこで後押しされて

初めて 料理の仕事を
やるようになるんですね。

じゃあ その連載がきっかけで
料理を始めた? はい。

そしたら その小冊子が
結構 いろんな方に見ていただけて

それを見た方から すごく
お仕事を頂くようになるんですよ。

皆さん 「新しい料理人 面白いから
ぜひ」って言ってくださって

「不慣れですけど いいですか?」
みたいな感じで

少しずつ 場数を踏んで
現在に至ります。

30歳で料理家としてデビュー。

当初は
魚には興味がなく…

そんなに 和食 得意じゃなかったんで…

食べる機会も
やっぱり 少なかったですよね。

実家 離れちゃったら
自分で食べるものっていったら

お肉 好きなんで…。

お魚は外で食べるものって。
なるほど。

で あるときに…

…っていう仕事があって。

あっ その現場で…?
現場で。

鮮魚が出てきて 切り身ではなく。

で 「あっ どうしよう…」って。
「どうしよう…」ってなって

何もできなかったんです。

その収録は どうなったんですか?

雑誌だったんで 担当の方が
やってくださいました。

きっと…

…と思われたんじゃないかって思って

ものすごい…

それで このままじゃいけないと思って。

築地中… もう どうしたらいいか
分かんないから とりあえず

魚を勉強しなきゃっていうので
魚の料理教室じゃなくて

もう いきなり 築地! って思って
築地中の魚屋に電話したんですよ。

そのときに 一軒だけ
「じゃあ 話 聞くから

今日の3時 来れる?」って。
「今日…?」。

でも このチャンスは もう
逃せないと思って 「行きます!」って。

そこからですね。
そこからが…。

悔しさをばねに築地の鮮魚店に勤務。

すぐには魚を触らせてもらえず
下積みの仕事が長く続いた。

そんな栗原を手助けしてくれたのが

鮮魚店の上司…

そして 愛も芽生え…。
ハハハ…!

ですよね?

芽生えちゃった?
芽生えちゃった…。

恥ずかしい…!

どうだった?
最初の… どうだったんですか?

最初に こう お会いしたとき。

最初に会ったとき…?
こう…。

最初に会ったときは 社長が

「お~い! この子 木曜日から
来るから!」って言ったときに

一番最初に目が合ったのが夫でした。

ああっ…!
ハハハハ…!

そのときから
もう…

ちょっと
覚えてない。
「あっ…」。
唯一 こっち

向いてくれた人が
いたなぐらいです。

ハハハハ…!
そう…。

どうやって こう…
愛が芽生えたんですか?

やっぱり 出勤も楽しいですよね?
出勤はね…。

会える喜び。
そのときは もう 全然…

最初の数年間は
何とも思ってないですよ。

…ぐらいに思ってました。
ハハハ…。 へえ~…!

けど まあ 私が 魚をさばきたくて…

…が夫だったわけです。

ほかの人は もう 普通に
同僚でしたけど 彼は上司でしたし。

ず~っと カキむきばっかりやってて
カキは もう すごい…

築地でもベスト5に入るんじゃないか
ぐらいの速さで

パパパッて むけるぐらいに成長して…。

なんだけど
それに飽き始めるじゃないですか。

「やっぱり 魚 触りたいな」
って言ったときに社長に…

そのときも 包丁は まだ?
まだ。

だけど…

まあ 何か いろんな理由つけて
社長に言ってくれて…

そうなんですね。 そこから先は
聞かせてもらえないんですか?

何か…

ああ~…! もう いいよ…。
暑いよ。

ええっ… デート。

何か お酒のイベントがあったんですよ。
それに… 「行かないか」って言われて。

えっ 飲めるの? っていう感じです。
そこから現在に至りました。

そうなんですね。 何か… うん
もっと いろいろ聞きたいけど

ここまでにしよう…。
ハハハ…!
へえ~ すてきですね。

魚のスペシャリスト 栗原。

おすすめの一品を
料理初心者の平原に指南する。

アジフライは お好きですか?
大好きです。

ええ~ うれしい!
こちら。

このアジなんですけど
私が一番好きなアジです。

栗原のいち押し…

脂が しっかりと乗り 甘みが強い
極上ものだ。

さばきましょう!

そう。 私も さばけなかったんですよ。

一応 包丁を持ってきたんです。

すごいの いますね。

見せてください。 そんな貴重なもの…。

で 一度も使ってないんです。

すごい…!
しかも… 名前入りだ!

恥ずかしい…!

平原 人生初の アジの背開きに挑戦。

まずは うろこを取る。

引っ掛かったら ある証拠ですね。

もうちょっと 刃先 使ってもいいです。
はい。

あっ いい感じですよ。
よし…!

続いて 尾の近くの ぜいごを そぎ落とす。

これ 硬いんですけど…。
大丈夫です。

グッと入れると…。
あっ…!

ちょっと…。

ちょっとお肉が…。
ちょっと…。

お肉ちゃん…。
あっ 本当だ。 もう いってる…。

あっ もっと上か。

ここから。

失礼いたしました。

ええ~… 結構 難しい。

手だけ気をつけてください。

骨に沿って包丁を入れ 身を切り開く。

少しずつ なでるように。

ちょっと待ってください。

見てください。

骨から離れた所を切ってしまった。

そこも
切らないと…。

お肉ちゃんの…。
そこだ そこだ。

ちょっと
様子が おかしいなと…。

なかったことになりました。

最後に 小骨を取り除いて…。

これで もう OKです。
これで終わり?
はい!

(拍手)
ああ~…!

どうですか? 初めてのさばき。

いやあ 肩 凝りました。

何か これ うまくできたらいいな。

…って言いたいですね。
最高ですね。

栗原おすすめの極上アジで作ったフライ。

その お味は?

うわ~ おいしそう!

おいしそう!

いただきます。
いただきます。

うん…!
う~ん! おいしい…!

何? これ!

でしょ?

何ですか?

何か 分かんないけど…
お肉って感じ。

…っていうぐらい満足度ありますよね。
うん。

ぜひ 覚えてってください。 出水です。

取り寄せて 食べればいいですよね。

あっ うちでも売ってますけど…。

さばいたので いいですか?
いいです。

めちゃくちゃおいしい!

よかった。

苦手だった魚を強みに変え
上司だった晃輔さんと結婚。

最愛の娘にも恵まれた栗原。

しかし 一昨年 人生の転機が訪れた。

左胸に 乳がんが見つかったのだ。

ああ… とうとう
こんなことが起きたかと思って。

で 悪性度も高かったし
早期発見でもなかったんですよね。

だから あっ もしかしたら
結構 死んじゃうのかもと思って。

じゃあ どうしたらいいのかな?
って考えたときに

何だろうな…
とにかく 何か 痛いのは嫌で。

痛いのが嫌で…

…っていうのが一番だったんですよね。

そればっかりだったんで

このあと 私は どうなるのかとか
考えてる暇もなかったですし。

とにかく…

抗がん剤の期間も…

その分 副作用はつらかったですけど

さっさと終わって
回復に向かうんだったらと思って。

だから 闘病期間は
そんな長くないですね。

ああ そうですか。
はい。

もう さっさと終わらせて 普通の生活に
戻れればいいなと思ってるぐらい

病気のことは忘れたかったです。
う~ん…。

そこで つかんだものとは…。

特にないです。 特にないですし

よく 「キャンサーギフト」って言葉
あるんですけど…

ただ もう なって… なった事実で

このあと どうするかっていったら
また 再発するかもしれないんで

次回こそ 早期発見に努めて

いろんな こう…
健康を気遣ったりとか。

あと もしかしたらね ドラマみたいに

突然 すごい進行してるのが
見つかって

余命が短かったりとかしたら
困るんで…

我慢せず
皆様に ご迷惑をかけない程度に…

好きなときに好きなだけ飲む! とか。

行きたいときにゴルフに行く! とか。

子どもと遊びたいときは もう…

自分の寝る時間とか
子どもの次の日の学校の時間とか

気にせず 今 遊ぼう! とか。

あっ そうなんですか?
やっぱり もう…

一回
死んじゃうのかなって思った時点で

自分がやりたいように生きたいなと
思って。

もうね…

…と思って
人生で初めて髪を染めました。

ああ… そんな思いがあったんですね。

なるほど。

私 最初にピンクの髪が見えたときに

すっごくうれしかったんです。

何か やっぱり 料理って
何か ちゃんとしてなきゃいけない…。

例えば 白いシャツに 化粧も薄めで

髪は黒くて 爪も塗ってなくて
っていうイメージです 私は。

おお~…。
料理をしている女性。

だけど…

何か どんな格好でも…

料理を しっかりと 愛情を込めて
やっていればいいんだなって。

私も そう思います。 けどね…

あっ… そう?
はい。

お声かけていただいて
「ありがとうございます!

私 今 髪 ピンクですけど
大丈夫ですか?」って言って

「えっ…? ちょっと確認します」…。

「ちょっと… スポンサーから
NG出ました」とか。 ハハハ…!

そうかあ…。
でも 本当に… いいんです。

今 お店を盛り上げるのが楽しいです。

「自分の気持ちに素直に生きたい」。

料理家として人前に立つことが減った
栗原は 今

鮮魚店を通じて魚の魅力を伝えることに
やりがいを感じている。

それが やっぱり
大きな変化なんじゃないかな。

そこの経営に集中したいというか…。

もともと
ここの場所に作ったのが

小売りを…
卸売業だけじゃなくて

小売りを
やりたいっていうのがあって。

だけど コロナ禍で…

なかなか
お客さんも戻ってこない。

観光客の方も来ない。

全然… 思い描いていたプランと

全然 違う方向に世の中が行って。

目標は…

いいですね~。
おうちの近くにあったら いいなあ。

あの… 宅配してますんで。

あっ 宅配も?
やってますんで。

じゃあ ちょっと…
今日も買って帰ろうかしら。

後半は 舞台をスイッチ。

神奈川県にある…

対談は 平原の母校で行われる。

本当 すごいですよね。 美しい。

平原が 学生時代から
ステージに立ち続けている

コンサートホール。

シンガーソングライター 平原綾香の
原点となった場所だ。

お邪魔します。
母校へ。

どうも どうも。
どうも どうも。

こちらに いらっしゃるの
久しぶりですか?

そうなんです。 でも 卒業してからは

いろいろ コンサートとかも
ここで させてもらっていて。

ファミリーコンサートも
させてもらったりとか…。

ご家族の皆さんで?
そう…! 家族で。
すてきですね。

だから ここ 来ると
いろんな思い出があるから。

感慨深いですか?
ちょっとね。
じ~んと きますよね。

何か じ~んとというか…

痛く? 熱くなるんじゃなくて。
ハハハハ…!

♬~

平原の父は
安全地帯やフランク・シナトラなど

数々のアーティストと共演する
有名サックスプレーヤー。

姉も
プロのシンガーソングライターという

まさに 音楽家一家だ。

♬~

父の影響で
幼いころから楽器に触れていた平原。

しかし まさか 歌い手になるとは
思ってもみなかったという。

この洗足学園に…

クラシック専攻でサックスを勉強し。

で 大学は ジャズ科に行って
サックスを勉強してっていう。

そういうつもりで…
まあ 実際に 卒業したんですけど。

歌なんて なかなか…

ええっ…。
そう…。

そんなふうな…。 びっくりです。

結構 活発な子で

人前で こう 表現するのが
大好きっていうタイプだったら

もうちょっと
苦労しなかったとは思うんですけど。

そういう…

だから もう…

そう… だから もう
セリフを言うことで精いっぱい。

へえ~…。

小学校6年生のときに…

…って 自分で こう 使命感を…

作るようになったんですよね。

やっぱり…

…があるんだ! って
勝手に生きてきたので

それを ちょっと 利用して。
「あやは あーやが やるんだ」って言って

立候補して そこから 少し こう…
世界が開けたって感じ。

その「使命感を抱いた」って
別に お父様やお母様が

「その道に進みなさい」って
言ってたわけではない…?

ひと言も言われませんでした。

自然と?
自然と。
へえ~…。

で 当時 5歳のころに ちょうど…

安全地帯のサポートメンバーを
父がしていたので

玉置浩二さんにもお会いして。

ちっちゃいころから ずっと…
もう 刷り込みですよね。

ちっちゃいころから あの歌声を
聴いてしまったんですね。 ええ。

だから そうやって
いい音楽を聴かせてもらって。

そういう環境を…

今は感謝してますね。

私も 今は
そういう仕事に就いてますけど

平原さんと やっぱり 違うのは
私は 子どものころは

この仕事はしないだろうなって
やっぱ 思ってました。

そうか…。
はい。

だから 自分でも驚いてます
母と同じ道に進んで。

じゃあ もう 全然
その気もなかったんですね。

全くなかったですね。
でも やっぱり 何か

そうなってしまう…
運命なんですよね。

そうなんですかね。
でも 喜んでらっしゃいますか?

それは もう…
もちろん 喜んでくれてますね。

でも まさか 歌にいくとは
思ってなかったみたいです。

サックスだと思われてた?
そう。

転機となったのが…

♬~

毎年恒例のミュージカルで
初めて 人前で歌を披露。

力強い歌声が観客を魅了した。

♬~

その姿が
大手レコード会社の目に留まり

歌手としてデビューすることが決まった。

♬~

(拍手)

やっぱり その… 基礎もなければ

場数も もちろん ないし
下積みもなかったので。

でも…

何か共通するものがあるんですか?

何でしょうね… こう…

サックスの この…

いろんなものを口の中で駆使して

体の使い方で
いろんな音が出るんですけど。

そう… だから

歌を習ってはいなかったけど
きっと サックスだったら

こんなふうに音を出すんじゃないかな
と思って…

サックスを吹くときに いつも…

父に 時々 レッスンしてもらうことが
あるんですけど たまに…。

「どうしたらいい?」って聞いたら
「一回…」

それで 歌ってみると
全く歌えないんですね。

…っていうことで

サックスじゃなくて…

へえ…!
そう。 でも これ

サックスを こう 首にかけると
声が出やすいんですよ。

こう 何か 安心する。

何か こう… これ
ストラップっていうんですけど

これ ストラップがないと
このアルトは吹けないんですけど。

そう。 何か ここに こうあると…。

安心されるんですね。
何か 安心するんです。

あるってことは 今 ちょっと…

聴かせていただいたり
できるんですか? いいですよ。

でも ここで サックス吹くのは
何年ぶりだろう?

へえ~。

うれしい。

♬~(演奏)

すご~い…!
響きますね。

初めてです。
サックス…?
鳥肌が ぞわ~って。

すごい迫力です!
えっ 本当? うれしい!

すごい 何か こう…
振動が来るというか。

うれしいな。
ありがとうございます。
すごいですね。

よく 曲ごとに声が変わると
言われるんですけど。

これは アルトサックスですけれども

ほかにもね テナーサックスだったり
ソプラノサックスも

いろいろ…

だから この曲は ソプラノに
合うんじゃないかなっていって…

何か 聞きたいことが
いっぱいあるんですけど

お父様も やっぱり
歌は お上手なんですか?

あのね 恥ずかしくて
絶対 歌わないんですけど

たぶん めちゃくちゃ上手だと思います。

一緒に 何か…
プロの方に言うの なんですけど

カラオケ行ったりとかは
しないんですか?

それが しないんです。

何か 構えちゃうんでしょうね。
歌とか音楽に

こだわりが あり過ぎちゃうと。
なるほどね。

だから…

私は 趣味がカラオケなんですよ。
あら!

まあ もちろん 素人なんでね
がなってるだけですけど。

いやあ でも 歌を歌うことって
本当に

ストレス解消になるんだなって
分かりました。

やっぱり 声を発したときの
体の鳴りとか耳の鼓膜の鳴りとかって

すごく 脳にも刺激があるんですよね。

じゃあ 体に いいんですね。
心身ともに いいんですね。

いいみたいですよ。

平原の代表曲「Jupiter」。

大学の授業で出会った
クラシックの名曲に感動し

デビュー曲に選んだ。

デビューして18年。

平原は 今も
この曲を大切に歌い続けている。

♬~

いろんな人から
「そんなに歌ってて飽きない?」って

言われることもあるんですけど

飽きたこともなければ

もう ずっと
デビュー当時から支えてくれている…

何か 守護神みたいな

相棒みたいな 先生みたいな。

歌を教えてくれたのも
このホルストのメロディーなので

いろんな方面から
尊敬して 感謝している

そんな楽曲です。

何か 何回か いろんな場面で

「Jupiter」を
聴いたことがあるんですけど

その 私の印象ですけど…

…って思うんですけど

違いますよね?
違いますよね。
違いますよね。

そう… だから
デビュー当時の歌と今の歌だと

また 全く違いますし…。

もしかしたら 1週間後に
また 変わってるような。

それは そのときに感じてる思いとかも
乗っかってるんですか?

どうなんですかね…。

もともと こう…

歌のこだわりというのは
強いほうだったので。

今 持ってる自分の力で歌を歌う。
妥協しないっていうのは

毎年毎年 一瞬一瞬
考えて歌っていることなんですけど。

大人になった今
ちょっと若いころの歌を聴くと

ああ もうちょっと こうやって歌えば
いいのになって思うこともあるけど。

…って 最近は
認められるようになりました。

じゃあ それまでは
昔の歌声を ご自身で聴かれて

ちょっと 何か こう
恥ずかしくなったりとかも

あったんですか?
めちゃくちゃ恥ずかしくて…。

もう 絶対に
聴きたくない! みたいな。

へえ~…。
よく テレビのアーカイブとかで

過去の映像集みたいなの…
絶対 やめてほしいと思って…。

だけど 今は
もう 何か 別人っていうか。

自分だけど自分じゃないような気持ちで
見ることができます。

平原の活躍は 歌だけにとどまらない。

2014年から本格的にミュージカルに挑戦。

2019年には なんと スケートを履いて

アイスショーに出演。

活躍の幅を広げている。

お相手が高橋大輔さんだったり
荒川静香さんだったり

もう すばらしい そうそうたる

フィギュアスケートのメンバーと
俳優さんたちとやるんですけど。

話が来たときに いやあ~…

私 フィギュアスケート大好きだし…

…って デビュー当時から ずっと

何か 夢を聞かれたときに
言ってたんですけど。

でも フィギュアって… そうですよね
私 習ってましたけど…。

えっ? ちょっと…。
小学校のときに ちょっとだけ。

すごく大変なの分かります。
それで歌うなんて すごいですよね。

ええ~…!
でも それをされたって

すごい練習された…。
練習しました。

もう 休みの日は 一日中
ずっと アイスリンクの上にいて。

あら まあ…。 努力家でいらっしゃる。

いや そうしないと
落ち着いて歌が歌えないっていうのが

もう 目に見えてたので。

本当 氷の上って滑るんですよね。
滑るんですよ。

ツルツルですよね?

すばらしい。

何か すごい…

ありますね。
私も でも さっきから いろいろ

もう お話を伺うごとに 共通のこと

結構 考えたりしてたんですよ。
本当ですか?

例えば
サックスのお話をね されてたときに

「いろんなサックスがある」って。

私でいう…

そういうことかなとか。
そうです そうです…。

そうですよ。
思ってました。

次々と見つかる共通点。

マンガ好きの2人が
ガールズトークで盛り上がる。

最近だったら…

私的には ちょっと最近ですね。

う~ん… 何ですか?
ハハハハ…!

古いのしか分かんなくて。

私 漫研にいたんですよ 学生のころ。
漫研?

「ガロ」とか ご存じですか?
「ガロ」知ってますよ。

そういうのを読んでたんですよね。
へえ~! じゃあ その…。

…とかは読んでましたよ。
私も好きで…。 少尉ね。

そう! いいですよね~。

何か そういう すてきな出会いがね。

ねえ…。
ありますよ。
ありますかね?

もう さっきから ずっと…

やっぱり 手袋したほうが
よかったですね。

でも このアジのにおいを嗅がせ…
こうね 漂わせてたほうが

そういう出会いがあるんですかね。

家庭的だなみたいな?
家庭的だなみたいな。

アジだなみたいな。
ハハハハ…!

ですよね。

やっぱり 食の趣味は重要だと思います。

食の趣味…。

私は重要視してるんですけど。

でも それって 誰かも言ってました。

ごはんを一緒に食べて
おいしいなって思ったら相性がいいって。

もう一個 ちょっと
聞きたいことがあるんですけど

さらに今からチャレンジしたいことって
何ですか?

やっぱり…

そのお魚 提供しますね。
いいですか? あの…

教えていただいても いいですか?
もちろん。

いろんなお魚 知っていただいて

今後も料理していただけたらと
思います。 料理したい。

いつか…。
できる!
できる!

これを新しい使命感として
頑張りたいと思います。

歌に生かしていただければ。
いや でもね 本当に

料理って歌に役立つんですよ。
へえ~!

だから…

あら… 私かしら?

だから 私がサックスを持って歌うと
歌いやすいのと同じで

きっと 友さんも…

あらら… いいコツを教えていただいて
ありがとうございます。

ぜひ。
今日ね お教えしなかったんですけど

包丁を持って お魚 さばくとき

実は ここに立つと
いいっていう位置があって。

こう まな板があったら
まな板の左側に…

右利きだったら 立つと
長く使えるんですよね。

なるほど。
最初に 私 それ 習ったんです。

確かに こうだと
ここで止まっちゃいますもんね。

やっぱ こうすると…。

はい…。 ありがとうございました。

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