林修の今でしょ!講座 特別編 東大生ランキング[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

林修の今でしょ!講座 特別編 東大生ランキング[字]

東大生500人が選ぶ!!「勉強になると思った東京の名所ベスト25」東大生の目線でみると、この名所は何がスゴい?勉強になるポイントがわかる!

◇番組内容
林修の今でしょ!講座特別編 東大生500人が選ぶ!!「勉強になると思った東京の名所ベスト25」東大生の目線でみると、この名所は何がスゴい?勉強になるポイントがわかる!
▽渋沢栄一の邸宅跡!?徳川吉宗が作った○○公園 ▽受験必須ワードの地、縄文人のゴミ捨て場!? ▽東大の敷地内は歴史的な名所の宝庫だった!?赤門・○○講堂・(秘)池 ▽希少生物や新種を発見!○○神宮は都会に潜む生物の楽園
◇番組内容2
▽東大医学部生が必ず行く!食問題&衛生問題を学べる○○館 ▽一体なぜ?東京駅の壁に化石を発見!?…東大生の意外な視点&鋭い分析とは?
◇出演者
【MC】
林修 伊沢拓司

【進行MC】
バカリズム

【ゲスト】
川島明(麒麟) 高山一実(乃木坂46) 佐々木久美(日向坂46) 小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE) 林輝幸 乾(QuizKnock) 上田彩瑛 岡田美里
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/imadesho/

この番組は、テレビ朝日が選んだ『青少年に見てもらいたい番組』です。

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – その他

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 高山
  2. 川島
  3. 勉強
  4. 東大生
  5. 名所
  6. 場所
  7. 東京
  8. ポイント
  9. 一同
  10. 発表
  11. 当時
  12. スタッフ
  13. ホント
  14. 研究
  15. 江戸
  16. 小森
  17. 勉強ポイント
  18. 江戸時代
  19. 教科書
  20. 秋光

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

〈江戸の娯楽文化を学べる街
浅草など…〉

〈東京には
学びがある名所が

たくさん存在!〉

〈そこで 今夜は

この秋 ぜひ行ってみたい

東京の学びのある
博物館 街 建造物などを

現役東大生500人がランク付け〉

〈ベスト25を発表します!〉

〈まずは 23位〉

(林)「砂浜?」

がまだ残っていたりして。

〈その名所があるのは
湾岸エリアにある…〉

ああ…。
(佐々木)お台場?

〈お台場に行くには

湾岸エリアを走る
ゆりかもめの台場駅を下車〉

〈目の前に広がる光景こそが

お台場の代表的な景色〉

〈はっきりと言いたくないが

丸い球の付いたテレビ局がある事で
有名な場所〉

もういいじゃん フジテレビで。
そこまで言ったら。

〈そのお台場に

まさかの勉強ポイントが…〉

〈実は お台場の

〈江戸時代に作った
砲台の跡がある〉

「こんな ちゃんと残ってるんだ」

〈しかも
ここは 一般公開されていて

実際に見に行ける貴重な場所〉

そんな砲台とは知らずに…。

〈この砲台は

ペリーが来航した直後に
作られたもの〉

〈そう考えた
江戸幕府のお偉いさんが

江戸への海の入り口 お台場に

江戸の町を守るため
6つの砲台を作ったという〉

〈今では その6つの砲台のうち

この島が
当時の状態で残っているのだ〉

〈ちなみに 黒船の

〈万が一 敵が攻めてきても

大砲の弾が 江戸の町に

ギリギリ届かない距離を考えて

このお台場に

砲台を設置したという〉

なるほど!

はあ… ちゃんと考えてるんだ。

問題解く視点なんだ…。
(一同 笑い)

〈今夜は

現役東大生500人にアンケート〉

〈東京の博物館 街
建造物などから

この秋
行っておきたい

学びのある
ためになる場所を選出〉

〈ベスト25を発表!〉

〈観光名所 スカイツリーは

〈東大生にとって
耐震技術の塊だった〉

入ってみてください。

えっ… う~わ!

(一同 笑い)

めちゃめちゃ興奮してる。

〈お正月の参拝スポットとして
有名な明治神宮は 実は…〉

そうなんだ。 へえ~。

これは知っておかないと…。

〈そして 大都会 銀座の一角には

東大生 大注目の
学べる建物があった〉

メタボリズムという
建築思想が盛り込まれた

代表的作品だと思います。

すごい! この…。
えーっ! すごい。

〈さらに

穴?

う~わ!
また きれいに切ったな。

(スタッフ)こんにちは。
(落合)あっ こんにちは。

すごい!

〈勉強になる東京の名所を
見る事で

東大生の
意外な ものの見方 考え方が

あぶり出されてくる〉

♬~

〈勉強になる東京の名所

あなたは
いくつ行った事がありますか?〉

〈それでは スタートです!〉

さあ 始まりました
『東大生ランキング』。

東大出身の林先生 伊沢さん
よろしくお願い致します。

よろしくお願いします。
(拍手)

勉強なんていうと
美術館とか そういうとこ…。

(一同 笑い)

(川島)
なんか すごいなっていう…。

〈そして 今回
視聴者クイズを実施〉

〈Twitterで1位を予想し

ご覧のように
つぶやいてください〉

〈見事 的中した方の中から

クオカードをプレゼント〉

〈詳しい応募方法は

番組ホームページ ツイッターを
ご覧ください〉

〈それでは 改めまして
25位を発表!〉

〈第25位の名所とは…〉

〈千代田区にある街〉

(川島)「そういう意味?」

「本屋さんがたくさんある…」
(佐々木)「そういう事か」

〈神保町といえば

100店舗以上のカレー店が
軒を連ねる カレーの激戦区〉

〈その一方で 1880年以降

明治大学など
付近に多くの大学ができた事で

古本店が増加〉

〈書店数は なんと130以上〉

〈世界最大級の古書店街なのだ〉

〈その品ぞろえは
懐かしの雑誌や漫画から…〉

〈昭和初期に発行された
文学小説の初版本まで〉

「初版!」
「16万…」

〈では 東大生が

勉強になるポイントは?〉

〈例えば
『平家物語』関連本だけでも

100種類以上あるなど

1つのジャンルでも 種類が膨大〉

〈東大生の日々の研究に
役立つのだ〉

えーっ!
すごいな。

〈では 東大生は
神保町で どう勉強する?〉

〈『源氏物語』を専門に研究をする
東大生に教えてもらった〉

「すごくスタイルがいい方だね」

「シュッとしてるな なんか」

〈『源氏物語』とは1000年以上昔に
紫式部が書いた恋愛小説〉

〈それに関する本が こちらには
なんと100冊以上ある〉

「同じじゃないんだな」

〈例えば こちら

昭和44年発行の
植物学者 廣江美之助が書いた

『源氏物語の植物』〉

どういう事?

〈その内容は?〉

〈この本は
『源氏物語』を

植物の観点から
解説した本で…〉

〈『源氏物語』に登場する植物を
季節ごとに分類〉

〈合計124種類を紹介している〉

〈例えば 梅〉

〈どの巻の どの和歌で
登場したかが

書かれている〉

〈さらに 梅の生態

梅干し
梅酒の作り方など

図鑑的な要素も
記載されているのだ〉

すごい気になりますね これは。

〈さらに…〉

〈こちら 平成20年発行
『薫りの源氏物語』〉

〈香りという切り口で
登場人物の恋愛などを解説〉

「ホントだ。
まさに あれですね 香るとか」

〈例えば 男女が逢瀬を重ねる

暗がりのシーンで
使われる香りには

互いの美しさを印象づける
効果があるという〉

(川島)
「すごい本ですね これ」

『源氏物語』だけで
あんなに種類があるとか。

なんか 色んな角度での楽しみ方を
教えてくれて

図鑑みたいな要素から

本編にね 興味を持つっていう
場でもあるんでしょうね。

〈続いて 第24位の発表〉

場所だという事で…。

〈その名所への行き方は
JR中央線 武蔵境駅から

バスに乗車〉

〈揺られる事 およそ15分〉

〈バスを降りて
100メートルほど歩くと到着〉

〈その名所とは
三鷹市 国立天文台〉

〈実は 国立天文台は
元々は東京大学の研究機関〉

〈今でも 敷地内には
東大の研究施設があり

多くの学生が通っている〉

(佐々木)そうなんだ。

〈では 国立天文台の

勉強ポイントとは?〉

〈調査するのは…〉

どうも!

楽しみ 楽しみ~! わ~い!

「さっきの人との温度差が
すごいな」

〈今回
勉強ポイントを調べるのは…〉

難しそうですね。

(小森)これが気になっちゃって
どっちかっていうと…。

〈勉強ポイントを
教えてくれるのは

ここに通って研究をする
田さん〉

(セミの鳴き声)
すっごいセミの鳴き声もしますし

緑豊かなんですけど

ああ~!

(高山)へえ~! そうなんですね。

(高山)あっ そうなんだ。
(田)はい。 なので…。

(高山)へえ~!

えっ!?
望遠鏡で星を見られるんですか?

(高山)ええ~っ!
わあ~ 嬉しい~!

〈それでは

一般の方でも無料で参加できる

勉強ポイントをご紹介〉

〈まずは

(高山)おお~!

ドームシアター?

〈訪れたのは
天文台の敷地内にある

4D2Uドームシアターという
施設〉

「バンドの名前?」

「逆ですけどね」
(川島)「U2でしょ」

(高山)えっ すごい!

(高山)うわ~ すごい!
(田)すごいですよね。

あっ 違うんですか?
はい 違うんです。

というものになっています。

〈何が見られるのか いざ 体験〉

(高山)あっ!
おお~! すごい! 色んな星座。

(田)色んな星座が
出てきましたね。

「ああ 楽しい 楽しい」

(高山)すごい!

地球 さよなら?
(田)はい。

〈この4D2Uドームシアターは

国立天文台が世界各地で観測した
宇宙のデータを視覚化〉

〈星の位置などを
常にアップデート〉

〈それを
体感する事ができるのだ〉

地球だ…。

(高山)うわあ~…。

えーっ! 嬉しいです!

というのが特徴だと思います。

では 実際に 土星の環へ
どんどん近づいていきましょう。

「ああ…」
「切れる 切れる」

(高山)あっ 筋っぽい…?
(田)はい。

そうすると… 筋っぽい…

おっしゃって頂いたように
筋っぽかったり

隙間があったりするのが
わかると思います。

そして どんどん近づいていくと

実は 土星の環っていうのは

氷の粒々が
たくさん集まったとこなんです。

(高山)えっ!? 氷なんですか!?
(田)はい。

実は
氷の小さな粒がたくさんあって

今 通り過ぎましたね。

(高山)えーっ…。

素敵。

〈一般の方でも無料で体験できる

国立天文台の勉強ポイント〉

〈続いては こちら〉

それでは 次に

おお~!
(拍手)

それでは…。

(高山)えっ! これですか?
(田)はい こちらです。

(高山)えーっ… なんか…。

〈田さんも研究で使う

直径50センチのレンズを持つ
望遠鏡〉

オープン!

えっ! すごい!

えーっ! 大きい!

うわあ… すごーい!

(田)ほうき星と呼ばれる
彗星だったり 小惑星…

さっきも出てきた小惑星の
観測をするのに使ってます。

〈ちなみに 一般の方が

このサイズの望遠鏡を使って
星を見る事ができるのは

東京では国立天文台だけ〉

うわあ…!
(田)ご注意ください。

おおっ!

(高山)うわあ~!

「ああ すごい すごい」

(高山)あっ… ホントだ!

では 失礼します。

すっごい もう…。

(田)はい 穴が見えます。
(高山)えっ!?

(高山)これ ホントに
月のクレーターですか?

(田)はい ホントに月です。
(高山)えっ 不思議! すごーい!

(田)そういったところが
クレーターになってるんです。

(川島)「例えてくれ。 伝えてくれ」

(一同 笑い)

(田)こういった…。

なるほど。

(川島)高かった。
わかりやすかった…。

僕らが学生の時って…。

あっ そうなんですね。

全然 レベル違う。
すごい優秀だな…。

(一同 笑い)
(川島)「くわ」ですか? あれ。

〈第22位の発表〉

〈その名所があるのは

東京の中心から
およそ10キロメートル北〉

〈町中を走る
都電荒川線に乗り…〉

〈駅を降りたら

歩いて すぐの場所にある
こちら〉

〈第22位は
北区にある飛鳥山公園〉

〈新一万円札でおなじみ
日本資本主義の父 渋沢栄一が

晩年を過ごした場所でもあり…〉

「えーっ!」
(佐々木)「そうなんだ」

〈現在も 公園内には
その跡地がある〉

〈そして

(佐々木)「えっ! きれい」

〈都内でも有名な
お花見スポット〉

よく行ったな。

〈では 東大生が

勉強になったポイントとは?〉

っていうところも
勉強になるポイントかなと。

〈飛鳥山が 桜の名所となった
きっかけは

江戸幕府8代将軍 徳川吉宗〉

〈江戸庶民の新たな行楽地として

山桜を植えたのが始まりなのだ〉

〈…と語るのは

『東大式時間術』という本を
執筆している

文学部4年生の布施川さん〉

〈歴史が大好きな彼に
飛鳥山公園を案内してもらう〉

よろしくお願いします。

ここって 江戸の中心部から
大体 10キロぐらい。

歩いて 2~3時間ぐらいで
着くんですよね。

みたいな そういう扱い
だったんじゃないか…。

そんな?
(一同 笑い)

〈それでは ここから

江戸のリアルが学べる

ポイントをご紹介〉

〈まずは

もう 建ってから

〈実は この石碑

江戸時代に描かれた浮世絵にも
しっかりと登場〉

「残ってるんだ ちゃんと」

〈飛鳥山開発についての
吉宗の功績を

本人自ら指示して
石碑に書かせたという〉

(佐々木)「そうなんだ」

〈しかし…〉

(布施川)そのせいで
わかんねえって

みんなから言われたっていう
文章らしいですね。

〈実は 吉宗の行いが

海外にまで届いてるふうを
装うため

日本人に無理やり
漢文で書かせたんだとか〉

なるほど。 これを知ってると
おもろいですね。

〈続いては

当時って この辺が

〈かわらけとは
土を焼いて作ったお皿の事で

お花見などで
紙皿のように使われていた〉

〈当時は 縁起担ぎとして

かわらけを投げるのが
流行したという〉

(布施川)ホントに単純で

(布施川)崖の下の辺りにあった
土地を持ってる農家さんとかは

正直
めちゃくちゃ迷惑したみたいで

皆さん

ちょっと わかんないですね。

僕が それを一番楽しむのは

行ったら

それ以上! すごいですね。

〈続いて 21位は…〉

〈東大生からは…〉

〈明治時代まで使われていた
変体仮名を

至る所で見る事ができ

古い文字の勉強になったとの
意見があった〉

〈続いて 20位〉

〈東京の中心から西
中野区に位置する…〉

〈その面積は
東京ドームより大きく

中野区民の憩いの場所として
知られている〉

〈そして ここは 1904年に

哲学の第一人者ともいわれる

東大卒 井上円了が作った公園〉

〈では 勉強になったポイントは?〉

〈公園内には 井上円了の思想が
ちりばめられている〉

〈東大生からは

一流哲学者の考えに
生で触れる事ができると

評判なのだ〉

井上先生 結構
哲学のお話されてましたけど

実は 日本でもですね

妖怪の研究の元祖みたいな事で
知られてまして…。

妖怪学の本を
書いたりとかですね…

っていうので
学者間で交流していた

というのが有名ですね。

〈続いて
19位の発表〉

〈19位の名所があるのは
港区 汐留〉

(佐々木)「えっ 汐留?」

〈大江戸線 汐留駅を降りて…〉

〈目の前の このビルの中〉

〈その名所というのが…〉

〈2002年に開館した こちらは

広告をテーマにした
広告専門博物館〉

〈大正時代の
カルピスのポスターや…〉

(川島)「めっちゃ行きたい これ」

〈日本初のヌードモデルを
起用した

赤玉ポートワインのポスターなど

江戸時代から現代までのポスター
新聞広告 CMなど

様々なジャンルの広告を展示〉

〈その収蔵点数は なんと…〉

あっ これは楽しそう。

〈では 東大生が

勉強になったポイントとは?〉

〈教えてくれたのは

文学部で 美学芸術学を専攻

広告の歴史に詳しい 大出さん〉

(大出)そういうものに
なっているんじゃないでしょうか。

〈そこで 今回 大出さんに

当時の生活文化が

特に よく学べる広告を

3つ選んでもらった〉

〈1つ目は 江戸時代の

イベント告知チラシ〉

「そんなものまで収集してるんだ」

これ すごい…
まあ 写実的なラクダの絵が

実は描かれているんですけれども。

〈ここには 大きなラクダの絵が
描かれているが

実は これ

江戸の町で開催された
ラクダの巡業イベントを

お知らせする 告知チラシ〉

うん…。

「不思議な生き物だよね」

〈およそ200年前の人にとって

〈このチラシを見た
当時の人々は

ラクダ見たさにイベントに参加〉

半年以上…!
1日5000人…。

〈さらに…〉

(大出)このポスターを

家の中とかに貼って…
持っておくというだけで

何か
魔よけの作用があったりだとか

子供の麻疹とかの病気が

治ったりだとか。

〈当時の日本人の生活文化が

よく学べる広告〉

〈続いては…〉

では 続いては もう ホントに…

特に この印象的なのが…。

黄色い… 黄緑色のかぼちゃが
描かれていて。

〈昭和19年に東京都が作った
こちらのポスター〉

〈ど真ん中には

大きなかぼちゃが描かれている〉

〈その横には…〉

(一同)ええっ…?

「戦時中…!」

(大出)だったら
その代わりにという事で…。

それ残してるんだ。

〈それでは ここで

〈かぼちゃのポスターと
同じ時期に作られたのが

こちら〉

〈実は

〈右が 正しい使用法

左が 間違った使用法を
表している〉

〈テレビの前の皆さん これ

国民に あるものへの注意を促す
ポスターなんですが

何に対して注意喚起しているか
わかりますか?〉

〈それでは ここで広告クイズ〉

〈これは 家庭の照明の使用法の
ポスターなのだが

右が 照明の正しい使用法

左が 間違った使用法を
表している〉

〈では 伊沢さん これ

国民に あるものへの注意を促す
ポスターなんですが

何に対して注意喚起しているのか
お答えください〉

これは 明かりが漏れていると
上から見た時に

あそこに人がいるなっていうのが
わかるので…。

なるほど。

〈正解は…〉

「ああ~ さすが」

〈夜に
敵国の標的にされないように

家庭内の照明の正しい使い方を
示したポスターなのだ〉

「へえ~」

〈その他にも

「早朝の炊事場の光に気をつけろ」

「マッチや煙草の火に気をつけろ」

「便所の窓から漏れる光に
気をつけろ」〉

へえ~。

〈当時の日本人の生活文化が
学べる広告〉

〈最後は…〉

続いて こちらが
江戸時代の番付になっています。

日本全国のお土産ですよ
いわゆる。

〈江戸時代 庶民の間で流行った
全国のお土産番付のポスター〉

〈相撲の番付にならって

大関から前頭まで

人気順にお土産をランキング化〉

〈ちなみに 東日本一番人気
お土産の大関は

陸奥の松前昆布〉

〈対する
西の大関は

土佐の
かつお節だという〉

うわあ~ なるほど。

〈江戸時代には お土産以外にも
流行りの温泉 人気のおかずなど

色んなジャンルを
ランキング化する文化があった〉

〈ちなみに
全国の人気温泉地ランキング

東の一番人気は 草津温泉

西の一番人気は
有馬温泉だという〉

(大出)そういうところからも…。

(佐々木)ふ~ん。

〈さらに…〉

もちろん これ
名物だけではなくて

美人番付みたいな…
書かれていまして。

〈東京の料理店や茶屋などの
美人を集めた美人番付〉

〈浅草出身の32歳
きんさんや…〉

「そんな書き方なの?」

〈両国出身
18歳のまちさんなど…〉

(川島)「ちょっと お会いしたい…」

〈顔が一切わからないからこそ

男性たちは この番付で
盛り上がっていたんだとか〉

(川島)会いたいな これ…。

名前で好きになれるんですかね?
そういう事ですよね。

〈続いて
18位の発表〉

…というのは 驚きましたね。

「渓谷?」

…という点で
勉強になるかなと思います。

昔 デートしたなあ…。
(一同 笑い)

〈その名所は
東急大井町線 等々力駅から…〉

〈住宅街を抜けて
歩く事3分の場所〉

〈第18位は 世田谷区にある
等々力渓谷公園〉

「昔 デートしたなあ…」
「(一同 笑い)」

「みんな 行くんですよね」

〈等々力渓谷の中心には
谷沢川という川が流れていて

ケヤキやムクノキなどの植物が
生い茂る〉

〈そんな等々力渓谷

東大生が勉強になったポイントは?〉

〈ここからは
現役東大生の田島さんに

勉強ポイントを解説してもらう〉

〈田島さんは 等々力渓谷には
よく来るという〉

ここ 等々力渓谷では

(スタッフ)あるもの?
(田島)はい。

こちら その…。

(田島)これ 勉強にしかならない
ポイントですよ。

いや めちゃくちゃ…。

(スタッフ)大地の…?

〈実は 等々力渓谷は

河川の浸食により
地層の断面が よく見える

東京では珍しいスポット〉

〈詳しく教えてもらいましょう〉

(スタッフ)レーザーポインター…?

〈この日のために持ってきた

粒が ゴロゴロしているところが
ありますよね。

ここが れき層で

粒が大きな石で
できている地層ですね。

(川島)「いや 本物で解説…」

(田島)はい。 下が粘土層ですね。

粒の大きさが小さいのも
わかりますか?

石の大きさが。

へえ~。

〈およそ300万年前

このように 東京は
広い範囲が海の底にあった〉

〈海底には砂や泥が積もっていて

数十万年前になると
地殻変動が起こり

海底は徐々に隆起〉

〈地上に出てきたという〉

〈その後 川が大地を浸食し

現在のような
地層が見える形になったのだ〉

〈つまり この場所は

かつて海底だった地層が見られる
超貴重な場所なのだ〉

(田島)この辺りですね。
この場所が…。

〈この火山灰でできた地層の名は
関東ローム層〉

〈歴史や地学の教科書などで

一度は聞いた事がある人も
多いはず〉

〈等々力渓谷は

火山灰の地層である関東ローム層が
よく観察できる場所として

全国的に有名なのだ〉

一回スマホ 家に置いて
ああいうとこ ちゃんと

目で見てね 勉強しないと
ダメですよね。

地層とかなんか
絶対見てるはずなのに。

(一同 笑い)
色んなとこ こうやって…。

〈続いて
第17位の発表〉

〈その名所が こちら〉

〈それが

小学校 社会の教科書に
必ず登場する

大森貝塚〉

〈中学校の歴史の教科書にも…〉

〈高校の教科書にも掲載される
受験必須ワード〉

〈大森貝塚とは 明治の初め

東大教授 モースが
大森で発見した

縄文人のゴミ捨て場〉

〈日本で初めて
発掘調査を行った場所なのだ〉

大森貝塚は やっぱ 学生の頃
教科書で見てたんで。

個人的には やっぱ
勉強できない人間なんで

ちょっと厄介な文字だったな
というイメージだったんですけど。

〈では 皆さん

教科書では定番の大森貝塚が
どんな所か ご存じですか?〉

〈実は こんな場所なんです〉

〈JR大森駅北口を出て

歩く事 5分〉

(佐々木)「ええ~!?」

〈閑静な住宅街の中に現れた
この公園こそが

あの 大森貝塚〉

「へえ~」

知らなかったな…。

〈中に進むと…〉

〈これが 縄文人が
ゴミとして捨てた貝殻〉

(小森)
「あっ なるほど なるほど」

〈今の海岸線は ここだが

大森貝塚が発見された事で

縄文時代の およそ4000年前は

ここまで海だった事が

証明されたという〉

〈ちなみに 先ほどの等々力渓谷で
わかったのは

およそ300万年前

東京の広い範囲は
海の底〉

〈大森貝塚で
わかるのは

およそ4000年前は
この範囲が海の底〉

〈このように 海岸線は
移動しているんですね〉

(一同)ああ~。

〈続いて
第16位〉

えっ どこだ?

〈16位の名所は

東京の一等地
銀座にあるという〉

〈調査したのは…〉

どうも!

〈その名所とは…〉

〈東大生が選んだ勉強になる名所
第16位は…〉

「あるよね」

〈その奇抜なデザインが
特徴的なビル

その名も
中銀カプセルタワービル〉

へえ~。

〈およそ50年前に建てられた

世界で初めて実用化された
カプセル型の集合住宅〉

〈この建物を
設計したのは

日本を代表する
天才建築家

黒川紀章〉

〈さらには…〉

など 世界を股にかけ

数多くの建築設計を行った〉

〈その黒川が38歳で手掛けたのが
このビルなのだ〉

素晴らしいですね。

〈ちなみに 中銀の由来は

中央区銀座に
位置するからだという〉

〈では 東大生が勉強になった

ポイントは?〉

〈メタボリズムとは 生物学用語で
「新陳代謝」の意味〉

〈実は このビルは

奥行き4メートル
幅2.5メートルの

カプセル型住戸が付け替え可能〉

〈つまり 部屋が古くなったら
建て替えるのではなく

このように 新しいものに
取り換えられるよう設計された

すごい建物なのだ〉

えーっ そうだったんだ…。

それが…。

〈現在も住居として使われている
この建物〉

〈そこには
当時の最先端の設備が!〉

〈案内してくれたのは

〈今回は 建設当時のまま残る

見学用のお部屋を
見せてもらった〉

はい。

(高山)あっ… えっ?

(高山)はあ~!
でも めっちゃすごい!

(前田さん)昔のラジオですよね。
(高山)えっ?

〈部屋の中には
丸い窓が1つ〉

〈およそ10平米の

〈当時は サラリーマンの月給の
2カ月分もした

カラーテレビや

電話やラジオまで備え付け〉

カセットテープ わかります?
(高山)わかります。

(前田さん)それの前は
これで音楽を録音して

聴いてた時代があったんですね。
(高山)あっ そうなんだ。

…の前があるんですね。

(川島)へえ~!
すげえ。

〈そこかしこに

〈例えば こちらの扉〉

(前田さん)右に回して…。
(高山)あっ!

あーっ!
すごーい!

机! すごーい。
便利。

うわっ
めっちゃいい。

〈さらに…〉

うわーっ!

(高山)失礼します。 あっ 結構…。

うわっ こんな感じです。
ギュッて感じ。

シャワーヘッドも
ちっちゃいです。

〈ユニットバスは
随所に丸みを持たせる事で

圧迫感が出ないように
デザインされている〉

私は もう ホント…。

ここで 色々…。

(一同 笑い)

〈オーナーによっては…〉

〈アンティーク調にして
事務所として使う人…〉

〈DJブースにする人…〉

〈和室にする人まで〉

〈ちなみに この春まで
賃貸募集もしていたんだとか〉

〈今まで 一度も
取り替えられていないが

建築に
新陳代謝を持ち込んだ発想は

国内外から
高い評価を受けているのだ〉

〈続いて
第15位〉

ちっちゃい頃から
身近に感じる事ができたのが

すごいよかったなって思います。

〈その名所は ゆりかもめ
テレコムセンター駅から

歩く事4分〉

♬~

〈第15位

江東区 青海にある
日本科学未来館〉

ちっちゃい時 行った。

〈最新の科学技術を体験できる

2001年に造られた施設〉

〈今年3月まで
館長を務めていたのが

宇宙飛行士の毛利衛さん〉

〈国際宇宙ステーションの生活
研究や…〉

〈最先端の
アンドロイドの仕組みなど…〉

〈あらゆる分野の
最新テクノロジーを紹介〉

皆さん こんにちは。
私は ASIMOといいます。

えーっ! そんなレベルなん?

〈そして 勉強になると
意見が多かったのが

3D映像が楽しめる
ドームシアター〉

〈公開中の作品の一つが
『9次元からきた男』〉

(佐々木)「面白そう」

〈理論物理学の世界を

3D映像を使って
視覚的に表現した作品〉

〈監督を務めたのは
ホラー映画『呪怨』の清水崇さん〉

なんか その じゃあ…。

その上で じゃあ

映像体験として…。

当時の自分にとっては。

おととしかな?

(川島)日本でも…
世界的に見ても珍しい

そういったものを
展示されてるっていうのを…。

2歳やから わからなくて
全部のマンモス見て

「死んでる」って言ってましたね。

間違えてはないよね。
(川島)ショックだったみたい。

〈そして さらに東大生が驚く

勉強ポイントが…〉

〈そこで 今回
2年前に東大大学院を修了

現在は 館内で働く花井さんに
案内をお願いした〉

こちら ご覧になって頂くと
わかると思うんですが

様々な機械や薬品などが
ありますね。

〈日本科学未来館の中には
研究施設があって

第一線で活躍する
研究チームが入居〉

〈現在 早稲田大学や慶應大学の
研究チームなど

様々な
大学や

企業の
プロジェクトが

研究を進めて
いるのだ〉

〈ちなみに
その研究は公開する日もあり

一般の方でも見学できるという〉

〈それでは ここで

日本科学未来館の研究のすごさを

花井さんに教えてもらいました〉

〈まずは…〉

こちらでは

「知的やわらかものづくり
革命プロジェクト」が活動しています。

〈やわらかくて形が安定しない
ゲルは

切る 削るなどの加工が
とても難しい素材〉

〈そこで

こちら 山形大学の研究チームが
作り上げたのが…〉

〈中には 特殊な溶液が
セットされていて…〉

〈そこにレーザーを当てると…〉

〈人工の指が〉

〈将来的に
手術のシミュレーション用の

臓器を作れる
可能性を秘めているのだ〉

すごいよ。 へえ~!

〈続いては こちら〉

〈クロス・ダイバーシティは

AIなどテクノロジーを活用し

人ができる事を増やす仕組みを

研究するプロジェクト〉

〈このプロジェクトの
リーダーが…〉

(スタッフ)こんにちは。
(落合)あっ こんにちは。

よろしくお願いします。

〈東京大学大学院を
修了〉

〈現在は
筑波大学の准教授

落合陽一さん〉

例えば…。

目が見えない人が
周りのものを見た時に

画像で認識して

何があるかを読み上げてもらう
ようなプロジェクトとか…。

〈そして 今 落合さんのチームが
開発しているのが こちら〉

〈その名も

(女性)このマイクに話せば
いいですか?

(佐々木)「すごい!」

〈ガラス板に 発話内容を
文字で表示するデバイス〉

(川島)「かなり正確…」

生麦 生米 生卵。

(女性)隣の客は よく柿食う客だ。

〈早口でも 文字を正しく認識〉

〈これがあれば
聴覚に障がいがある方とでも

コミュニケーションを
とりやすくなるのだ〉

〈さらに…〉

(男性)皆さん こんにちは。

(男性)こちらは
日本科学未来館です。

〈もしかしたら 将来

海外旅行に
応用できるかもしれないのだ〉

面白い 面白い。

がやってるのが
全部なので…。

いや なんかね…。

っていうのが
コンセプトにあるから…。

未来館は勉強になると思いますよ。

(小森)へえー!

〈続いて
第14位は…〉

〈東大生からは
「動物たちの様子を見る事で

動物の
生態学 行動学が学べる」…〉

〈「音楽の教科書に出てくる
アイアイは

歌でしか聞いた事がなかったが
実際に見る事で

アイアイという動物の知識を
習得できた」などの意見があった〉

(佐々木)「こんな感じなんだ」

〈そして
勉強になる東京の名所

第13位は…〉

柱1本ごとに 全部 力を
計算しなきゃいけなくて…。

この当時は まだ 手作業で

1本1本
計算をしてたと思うので…。

へえー!

〈続いて 12位〉

〈教えてくれるのは…〉

お疲れさまです。

〈2019年 ミス東大

本日 スタジオにもいらっしゃる
医学部3年の上田さん〉

〈実は 上田さん 最近も
その名所に行ったそうで…〉

〈東大生が勉強になった
12位の名所が こちら〉

「ああ~!」

〈東大生が勉強になった
東京の名所が こちら〉

「ああ~!」

〈第12位は

目黒寄生虫館〉

〈JR山手線 目黒駅から…〉

〈坂道を下って 歩く事12分で…〉

〈到着〉

〈1953年に亀谷了が創設した
日本唯一の寄生虫専門博物館〉

〈常時 およそ300点の
寄生虫の標本や

関連資料を展示〉

〈日々 寄生虫の研究や
標本の収集

鑑定などを行う〉

〈あまり身近ではない寄生虫だが

東大生が

勉強になったポイントとは?〉

なるほど!

〈それでは ここで

寄生虫館の勉強ポイント〉

〈まずは 日本の食問題〉

これが
アニサキスの幼虫になります。

〈お刺身などに
ついている事もある

アニサキス〉

〈これが原因で
年間7000人が食中毒に〉

なので 「こういう感じなんだ…」
っていうのは

すごい 結構 刺身食べる時に
気をつけようとは思いますね。

魚の筋に
見えちゃったりするんですよね。

〈目黒寄生虫館の勉強ポイント

続いては こちら〉

が ここにあるんですけど。

〈実は このうち半分以上の
病気の原因が

寄生虫なのだ〉

へえ~。

そういう点では…。

結構 サナダムシTシャツとか
人気あるんですよね。

(上田)結構
学科同期は みんな買ってて。

寄生虫のテストの日だけは
それ着たら カンニングになるな

っていって みんな
やめてました。

そうか… ここに
情報が入ってるから。

問題として出てくるパターン
ありますもんね。

〈続いて 11位の発表〉

っていうのが

一番大きな
勉強のポイントだと思います。

〈その名所とは
1959年に 上野公園内に開館〉

「世界遺産だ」

〈この美術館では
ロダンなどの彫刻の他

19世紀にフランスで活躍した
印象派と呼ばれる

モネやルノワールらの絵画などを
鑑賞する事ができる〉

へえ~。

絵1枚 見に行って
それでレポート書きなさい

みたいな授業があるので
それで行ったりしたんですけど。

〈そして 勉強になると

意見が多かったのが こちら〉

〈ル・コルビュジエとは

主にフランスで活躍した建築家で

近代建築の基礎を築いたとされる

建築界の巨匠〉

〈彼が世界で手掛けた作品のうち

17作品が 世界文化遺産に
登録されていて…〉

〈国立西洋美術館も
そのうちの一つなのだ〉

〈ちなみに

(川島)「そうなんだ」

それが見られるというのは

建築史の時代の流れとか歴史を
感じる上で

いい場所かなとは思いました。

〈ここから いよいよ
ベスト10の発表〉

〈第10位は…〉

〈第10位の名所は
渋谷と新宿の間に位置する…〉

「ああ~ なるほど」
(佐々木)「ええっ!」

〈JR山手線 原宿駅を出て…〉

〈目の前にある明治神宮は…〉

〈初詣では
参拝者が最も多い事でも有名〉

(川島)「そうね。 毎年行ってるわ」

〈では 東大生が

勉強になるポイントとは?〉

〈明治神宮は

都心とは思えないほど
大きな森林が広がっている〉

〈実は ここには

多くの貴重動植物が
生息しているという〉

〈例えば…〉

「そうなんだ」

〈渋谷センター街の
およそ1.3キロ先には

野生のタヌキが繁殖〉

(川島)へえ~…。
(佐々木)ウソ?

〈他にも 絶滅の危機にあった

〈絶滅危惧種の
タシロランなど…〉

「へえ~ こんなのあるんだ」

〈およそ3000種類もの
貴重な動植物が生息〉

〈そして

〈しかも

〈新種のカタツムリまでも
発見されたという〉

(佐々木)「新種?」

そうなんや。
これは知っておかないと…。

〈こんなにも
貴重な動植物が多い理由は

明治神宮の成り立ちにあった〉

〈明治天皇の崩御後

天皇の功績をたたえたい
という国民の声から

広大な この地に 明治神宮が

創建される事が決まったのだが

当時は 荒れ地〉

〈そこで立ち上がったのが
林学や造園学の権威たち〉

〈全国に
献木を呼びかけたという〉

〈そして
樫や椎の木などが集まった〉

〈その本数は なんと
10万本に上ったという〉

〈さらに 彼らは…〉

〈「厳かな森こそ神が宿る!」〉

〈「なるべく 人の手を加えず

自然の力で つくられていく
森を目指そう!」〉

〈そこで行ったのが
綿密な木の配置〉

(佐々木)「配置まで…?」

将来的に こういう形の森が
できるっていうのを考えて

計画を立てていった…。

〈木々は すくすくと成長〉

〈100年にわたり 人の手が
ほとんど加えられない森へ〉

〈こうして 貴重動植物のすみかに
なっていったのだ〉

いや ホントに 明治神宮ね

ああいう未来設計図を
きちんと立てて…。

…という気がしますね。

〈続いて
第9位〉

〈その川というのが…〉

「間違いなく縁の下だ」

〈神田川は
全長およそ25キロメートル〉

〈三鷹市 井の頭公園を源流とし

東京のど真ん中を通る河川〉

〈今年7月
日本の川の一部では

記録的な豪雨の影響で
氾濫し

被害を出した事も
あったが…〉

〈実は

〈その理由は 神田川には

ある水害対策が
施されているから〉

〈という事で…〉

こんにちは
乃木坂46の高山一実です。

そして…。

東京大学の工学系研究科の
武藤裕花です。

今日は
どうぞよろしくお願いします。

お願いしまーす!

〈東大で水害対策の研究をする
武藤さんと共に

水害対策のポイントを調査〉

(高山)そうなんですか?

(武藤)なんか アミアミのものが
ありますよね。

(高山)見えます。
(武藤)これが

えーっ!

〈この なんの変哲もない
アミアミ〉

〈これこそが…〉

〈神田川の

水害対策のポイントだった〉

土と違って…。

つまり グッと上がっていく

〈そこで作られたのが
このアミアミ状の格子〉

〈実は このアミアミは

水位が上がると
水を逃がしてくれる役割を持つ〉

〈そして 流れた水は
地下のある場所にたまる〉

〈今回特別に 水の行き着く施設を
見せてもらう〉

〈担当の方から
待ち合わせに指定された場所は

川沿いに立つ この建物〉

(高山)こんにちは。
今日 お世話になります。

よろしくお願い致します。

〈実は ここは
めったに入る事ができない施設〉

〈水害対策を勉強する武藤さんも

今日 この施設に入れる事を
心待ちにしていたという〉

(高山)じゃあ お願いします。
(浅見さん)はい じゃあ どうぞ。

〈扉の先は
工事現場のような空間〉

降りていきます。

〈エレベーターで降りる事
なんと1分〉

(川島)「ええっ!?」

(小森)「長っ!」
(川島)「ちょっと怖いね」

(高山・武藤)
ありがとうございます。

へえ~!

へえ~。

ここがですね

〈実は
川から逃がした水は

地下40メートルに
たまる〉

〈2人は これから
その水が行き着く先

この部分を見せてもらう
というのだ〉

(高山)うわっ なんだろう?

〈絶対に開けるなよオーラ
プンプン〉

なるほど! へえ~。

楽しみですか? あの奥に行くの。

(高山)見てみたい?

見たい 見たい。 これ 見たい。

〈それでは 早速 中へ〉

(浅見さん)実はですね…。

(高山)えっ!?
(浅見さん)で 今日は

すいません 入れないんです。

(高山)ええっ!?

「かわいそう!」

〈武藤さん ごめんなさい!〉

(小森)ショックですよね。
(佐々木)言葉にならないですよね。

〈しかし…〉

(浅見さん)武藤さんも
それで大丈夫ですか?

〈スタッフが
下見の時に撮影した映像を

ご覧ください〉

(浅見さん)
今の扉のですね…。

〈扉の奥には

アミアミと繋がっている
水の出口が…〉

(浅見さん)ここが
ここから

〈イラストで表すと こう〉

〈落ちてきた水は

〈その場所とは この奥〉

「『ファイナルファンタジー』
みたいなね…」

「ホントそう… 確かに」

(高山)トンネルですね。
(浅見さん)はい。

ここの大きさも
6メートルありますけれども

このあと…。

〈水路の先に
あったのは…〉

〈巨大な貯水タンク〉

(浅見さん)
これだけの大きさがあります。

(浅見さん)で これが

〈つまり 大雨が降り
川の水位が上がると

管制塔にあるスイッチを入れ

アミアミの奥の取水ゲートが
オープン〉

〈逃がした水は 巨大タンクに
たまっていく仕組みなのだ〉

(高山)すごーい!

(浅見さん)25メートルプールに
換算しまして

約1800杯分になります。

〈実は 都内には

このような
川の地下に雨を逃がす場所が

28カ所あるという〉

〈中でも 今回 紹介した
神田川の地下では

一般の方用に

裕花さん的に

やっぱり…。

やっぱり 広い

なるほど!

確かに
ためる所がないですからね。

〈水害から街を守るために
我々の

〈ちなみに 都内の公園には

至る所に こんな隠された設備が〉

例えば 皆さんが

お願いします!

「ちょっと待って… 何? 何?」

〈ベンチが
かまどに変身!〉

〈さらに 薪なども常備〉

〈災害時 すぐに対応できるように
なっている〉

(佐々木)えーっ 知らなかった。
炊き出せるんだ。

〈さらに こちらの原っぱは…〉

♬~

〈テントを立てると 中には…〉

〈マンホールがあり
フタを外すと…〉

「ああっ すごい!」
(佐々木)「もう あるんだ」

(川島)「あるんか。 ホンマやね」

このように

(葛貫さん)こちらの中は

〈このような

神田川も 私たちの生活の裏で
支えてくれてるところに

すごい 専門家の方の知識が
詰まっているなと思ったので…。

これ もう
どんどん 探せば探すほど

生活に身近なところで
勉強になるところって

あるんじゃないかなと思って…。
ねえ あそこ

入れなかったんですけどね
雨でね。

見せてあげたかったですよね
あの子 かわいそうでしたね。

〈続いて
第8位の発表〉

〈続いて
第8位は…〉

〈東京都台東区上野にある…〉

(岡田)「ああ~!」

〈彫刻や絵画 武器や武具など

すごい。 常時だもんなあ。

〈では 東大生が

勉強になるポイントとは?〉

「確かにね。 そうそう…」

〈東京国立博物館には

誰もが 一度は
教科書で見た事のある作品が

数多く展示されている〉

〈例えば
日本史の教科書に掲載〉

〈青森で発掘された
縄文時代の土偶〉

〈実際の展示が こちら〉

(川島)「へえ~!」
「ああ…」

えーっ! すごい!

〈国宝に指定されている

弥生時代の
銅鐸は…〉

「はい はい はい」

あるんだ。
(佐々木)すごい!

〈その他 菱川師宣が描いた
『見返り美人図』や…〉

〈重要文化財に指定されている

黒田清輝の代表作『湖畔』〉

〈『麗子微笑』や『老猿』など

所蔵される国宝の数は 89件〉

〈重要文化財に至っては
648件もあるのだ〉

(小森)もう ホントに
バカみたいな答えですけど

教科書で見た事あるもの
ばかりだなっていう…。

まさに そうですよね。
本物が置いてありましたもんね。

(小森)だから 普通に
テンション上がるなっていう。

東大生になると 美術館とか博物館
割引で行けるんですよ。

あっ そうなんですか?
ええっ!?

結構 学生時代は それで
お得な思いをしたんですけど。

知らなかった それは。
こういう事かなと思いますね。

角度が違うじゃないですか…。
そうですね。

(一同 笑い)

〈続いて
第7位〉

非常に重要というか 大事だな
というふうには感じますかね。

〈第7位に選ばれたのは

千代田区にある

江戸城跡〉

〈現在は 皇居として
知られている場所だが

元々は
徳川家が住んだ江戸城の跡地〉

〈皇居の周りを歩くだけで

井伊直弼の暗殺現場で有名な
桜田門など

歴史的な名所を
見る事ができるのだ〉

そうなんや。
(小森)すごいんだな やっぱり。

〈では

勉強になるポイントとは?〉

〈実は 当時 江戸城の領地は

総面積 およそ
21キロ平方メートル〉

〈とっても広かったのだ〉

〈ちなみに

江戸城の範囲の
境目である赤線には

当時 お堀があり

現在は 外堀通りと呼ばれる
幹線道路になっている〉

なるほど!

〈東大生いわく
この外堀を調査する事で

江戸当時の町づくりがわかる!
というわけで…〉

〈クイズ好き東大生が

外堀から見える 江戸の町づくりを
クイズ形式で紹介〉

(一同 笑い)

〈江戸の町づくりが 特にわかる

3つのポイントを巡ります〉

〈まずは…〉

〈外堀通り沿い〉

〈近年
大規模な再開発が行われる

こちらの…。

(伊藤)結構 今 石垣
なくなってる所もあるので

こうやって

(伊藤)ここでクエスチョンです。

江戸城の境目である
石垣の内側には巨大ビル

外側は小さなビル群。

これは どうしてでしょうか?

えっ? なぜ?

〈町人は 当時

細かな区画が割り当てられ
集まって住んでいた〉

〈その名残から 石垣の外には

小さな区画のビルが〉

確かに
こういうイメージがありますね。

〈一方 石垣の内側は
元々は大きな大名屋敷〉

〈なので 今では

省庁 国会などの

大きなビルが並んでいるんです〉

一個一個の土地のサイズが…。

〈続いて 向かったのは…〉

(川島)「市ヶ谷」

〈釣りもできる
スポットとして

有名ですね〉

〈その幅は
最大100メートル

深さ15メートルにも
なるそうで

それが およそ1.8キロにも
わたるという〉

(伊藤)ここで クエスチョンです。

なぜ ここまで巨大なお堀を

作ったのでしょうか?

ヒントは 当時 この位置に
江戸城の天守閣がありました。

ここは クイズ王 伊沢さん
お答えください。

でも お堀ですもんね。

だから
通常のお城だと考えると…。

(伊藤)つまり…。

〈伊沢さん 正解〉

〈その市ヶ谷ですが

現在 街の区画は
ご覧のように きっちり整備〉

〈実は これ 江戸時代の名残〉

〈当時 ここには
武士が住んでいた〉

〈武士は 同じ区画同士で
チームを結成〉

〈チームで戦いやすいよう
区画をきっちり整備したという〉

〈続いては…〉

今 ここに出たところで
隅田川に合流しました。

(伊藤)今日は 天気がいいので

めちゃくちゃ
きれいに見えますね。

っていう印象を受けますよね。

(伊藤)ここでクエスチョンです。

江戸時代から残る この両国橋。

脇のスペースは

およそ1万1000平方メートル。

では なぜ 橋の脇に

こんなにスペースを
確保しているのでしょうか?

皆さん わかりますか?

(佐々木)えーっ!?

(伊藤)それを防ぐために 周りを
開けた土地にしているんですね。

〈実は 1657年 江戸の町では
大規模な火災が発生〉

〈その対策として

このような形の町づくりが
行われたのだ〉

自分が 今 住んでる街が
どういう風になってるのか

わかってないで生きてるんで

これが 一体
なんのためにあるんだろうとか

美しいな きれいだな
頑丈そうだなぐらいにしか

思ってないものも
わかって見ると

ただ一本 歩く道だけでも
楽しいんだろうなとか

なんか そういう気づきになる。

田安門の辺りの左側かな
…の辺りに

結構 深く掘ってある場所が
あるんですけど 実は

お堀とお堀同士を
繋げてるんですね。

で それで…。

普段は使わないでおくんだけど…
みたいなふうにしてですね

江戸の水を
制そうとしていたので…。

というのは このランキングの
面白いとこですかね。

すごいな。 確かに。

〈続いて
6位の発表〉

〈第6位は 千代田区にある…〉

(川島)「そうやね。 確かに。
忘れてた」

〈東大生が

勉強になるポイントとは?〉

自分も政治について考えなきゃな
というか 興味が…。

〈国会議事堂は 政治を考える
きっかけになる場所〉

〈そして ツアーに申し込めば

誰でも無料で
見学ができるという〉

「へえー! 見てみたい」

〈では 実際に
国会議事堂の中で働く人は

どう思っているのか?〉

〈そこで 今回…〉

(スタッフ)今日は
よろしくお願いします。

よろしくどうも。

〈国会議事堂を知り尽くした男

元国会議員
東大卒の亀井静香さんに

勉強になるポイントを伺った〉

亀井さんが出てきた 急に。

〈「国会は 政治を考える
きっかけになる」という

東大生の意見を伝えると…〉

(スタッフ)間違ってる。 はい。

「ああ いいな。 入りたい」
そんなヤツが政治家になったら

ろくな政治家にならない。

〈想定していたのと
正反対の答え〉

〈お叱りを受ける事 20分…

ようやく 魅力が〉

それなりの
やはり 緊張感というのはね…。

威厳というか
そういう雰囲気はありますね。

〈亀井さん

(佐々木)なんか こう
ツアーみたいな感じで

行ったんですけど…。

行きたいなと思いました。

〈続いて
第5位〉

が なされている
ところです。

〈地震対策の勉強になった

超高層建築〉

〈第5位に選ばれたのは

墨田区にある 東京スカイツリー〉

(小森)「なるほど!」
「うわ~!」

〈押上駅を出ると…〉

〈すぐ目の前にそびえ立つ
東京スカイツリーは…〉

〈高さ 634メートル〉

〈2012年に完成した
世界一高い電波塔〉

〈その高さから

雷や雲などが
よく観測できるため

4つの
研究所が入っている〉

そうなんだ…!

を得ている部分が
あって…。

遠くから見た時と
近くで見た時とか

下から見た時とかによって

違う形に
見えるようになっています。

あの 下の部分が正三角形してて。

正三角形が
だんだん上にいくに従って

円い形になるっていう

不思議な構造してるんです。
そうなんだ。

〈では 東大生が

勉強になるポイントとは?〉

〈それは 地震対策〉

〈地震大国 日本で

世界一高い電波塔が
倒れない理由は

その建築構造にあるという〉

よろしくお願い致します。

〈建築物の耐震構造を研究する
秋光さん〉

〈実は 彼

大学生にして
一級建築士に一発合格した

スーパー東大生!〉

すごいですね…!

〈では スカイツリーに施された
具体的な地震対策とは?〉

(スタッフ)杭?
(秋光)はい。

(秋光)こんな細長い建物を
支えるために…。

〈一般的な建物の杭は

円柱の棒が
ただ刺さっているだけだが

スカイツリーの杭は

樹木の根っこのように
伸びてる形〉

〈地面をがっちりキャッチし

地震が来ても
抜けないようになっている〉

〈スカイツリーの真ん中には

心柱という柱が1本通っていて

揺れを防ぐ役割を担う〉

〈その原理は 地震が起きると

この心柱と外側の揺れが
違う周期で動く〉

〈揺れが相殺されて

地震のダメージを
抑えているのだ〉

〈ちなみに
心柱があるのとないのでは

こんなにも揺れが違うのだ〉

全然違う。
全然違う。

ブンブン揺れてる。

(スタッフ)今 見えてる
真ん中にあるやつが

そうって事ですか?
(秋光)えっとですね…。

〈そこで 今回 事前に

〈なんと 心柱をカメラで
撮らせてもらえる事になった〉

(川島)ええっ!

(秋光)はじめまして。
こんにちは。

〈秋光さんが テンション
上がるのも無理はない〉

〈実は この方

(一同)「えーっ!」

〈心柱制振を開発した方で

ふ~ん。 苦労したんだ。

〈という事で
外からは見えない心柱へ〉

〈ここからは セキュリティー上
見せられない部分もありますが

ご了承ください〉

ダメですよ しゃべっちゃ。

〈実は 秋光さん

行かせてもらっても
大丈夫ですか?

見れない所が見れるんだったら
ぜひ 行きたいですね。

〈いよいよ その時が…〉

〈では 皆さん ご覧ください〉

〈ここが
スカイツリーを支える心柱〉

〈この柱が 地震から
スカイツリーを守っているのだ〉

(一同)へえ~。

「めちゃめちゃ興奮してる」

(秋光)この場合で言うと

この心柱と あとは
スカイツリーの周りのアミアミ

この2つを繋げる装置で。

これ ゆっくり動くんで
2つがぶつからないように

優しく受け止めてくれるっていう
役割を果たしてます。

ありがとうございます。

〈丸一日 色んな高さから
心柱を楽しんだ秋光さん〉

ありがとうございます。
頑張ります。

(一同 笑い)

(スタッフ)今日 どうでした?

(秋光)このお方が 1人で
全部設計されたんだって…。

(秋光)夢ですか?

「嬉しそう」
「(拍手)」

秋光くん ホントに
知に裏付けられた最高の笑顔を

見せてくれましたね。

〈続いて
第4位の発表〉

江戸時代の。
こういう棒を持って

こうやって振る火消しの…。

〈その名所があるのは

相撲でおなじみ
墨田区の両国〉

隣の…。

(川島)「全部 行くやん」
「一日で回ったんだ…」

〈JR両国駅で下車〉

〈西口から歩く事
3分の場所にあるのが

第4位の名所 江戸東京博物館〉

〈東大相撲部の須山さんが
案内してくれます〉

〈江戸東京博物館は

江戸時代から現代までの
東京の文化や歴史を

体験しながら学べる所〉

(高山)エッサ エッサ エッサ…。

〈それでは 東大生なりの観点で

館内を見てみましょう〉

(須山)これは…。

〈日本の道路標準点 日本橋〉

〈現在は
石の橋に変わっているが

江戸東京博物館に来れば

400年前と同じ
木の橋を体験できるのだ〉

こんなのあるんだ…。

(須山)ああ…。
(高山)行き 帰りみたいな

分かれてるというか…
そういうのじゃないか。

(須山)まあ それも
そうなんですけど…。

これなんです。

(高山)あっ 確かに!
不思議な形ですね。

(須山)そうです。
これは 擬宝珠っていって

格式の高い橋にしか
ついてない飾りで…。

(川島)僕も 地元が
京都の宇治なんですけど

宇治にも 立派な

(川島)確かに
擬宝珠ついてたんですよ。

どの橋にもあるんだと
思ってたんですけど

位の高い橋というか。
僕ら 子供の頃は

もう スライムって言って
たたきまくってたんで。

〈そして

すごい!

〈そして このあと
ベスト3を発表〉

〈1位に選ばれた
東京の勉強名所とは?〉

〈江戸東京博物館の勉強ポイント
特に意見が多かったのが…〉

〈各時代の家の造りを比べると

生活の変化が見えてくるのだ〉

〈それでは まずは
江戸時代の家から ご紹介〉

〈江戸の町では
商人や職人などが暮らしていた〉

〈その彼らの家が
棟割長屋と呼ばれる

こちら〉

〈一つの長屋では
複数の世帯が共同生活〉

〈そして 各世帯

4.5畳から6畳ほどの部屋で
暮らしていたんだとか〉

「あ~ なるほど」

こちら なんか

(須山)防犯面 あっ 確かに。
そうです。 お目が高いです。

これ 実は
これ 戸あるじゃないですか。

鍵がないんですよ。
(高山)あっ やっぱ そうなんだ。

誰でも入れちゃいそうですもんね。

へえ~。

〈江戸の人々は 火事になると
即座に逃げられるように

最低限の持ち物だったとか〉

〈そして
水回りは共同使用が特徴〉

〈トイレは…〉

(須山)そうです。 多分
そういう事だといわれてますね。

なるほど。

〈続いては 戦争が始まる直前の
昭和初期の家〉

〈世界恐慌の影響などで
日本経済は低迷〉

〈その一方で 家族のだんらんが
確立され始めた時代〉

〈この時代の家は

寝食分離といい

各部屋を用途ごとに分けて
使うようになった〉

えっ?

「ホントだ」
(川島)「面白い 面白い」

〈さらに 扉には鍵が設置〉

〈40代以上の人には懐かしい

こちらの鍵を使っていましたね〉

あったな。
(川島)窓が こんなんでした。

〈そして…〉

〈昭和初期になると
電灯が各家庭に普及〉

〈館内には 明かりの移り変わりも
展示されていて

時代ごとに比較して学べるのだ〉

(小森)すごいな 全然違う。

〈そして 最後は
昭和後期〉

〈高度経済成長
真っただ中〉

〈1970年代

オイルショックなどが
訪れるものの

景気は うなぎ登り〉

〈日本の人口が急増した時代〉

〈その人口増加を
解消するために…〉

うんうん うんうん。

(高山)ありますね。 へえ~。

〈近所の人と
共同で利用するものは激減〉

〈トイレやお風呂は
家の中に設置された〉

そして…。

「よく知ってるね」

どうですか? 高山さん。

(高山)
家の感じとかって なんか…。

そうですね。

さあ いよいよ このあと
1位までの発表ですが

林先生 1位は
なんだと思いますか?

でも なんか もう
出ちゃったんですよね。

あと 何があるんだ?

じゃあ

伊沢さん
なんだと思います?

やっぱり
東大生がよく行く

という観点で もう

はいはいはい なるほど。
よく行くんですよね。

ありとあらゆる科学分野が
中に入ってるんで

そこかなと
思うんですけどね。

川島さんは
なんだと思いますか?

でも 東大生やから…
どうなんだろうな?

もう 東京って
答えてるかもしれませんね。

ああ~ そのもの?

(川島)
それ ずるいよ! みたいな…。

〈お待たせしました!〉

〈東大生が選んだ
東京の勉強になる名所

ここからは ベスト3の発表です〉

〈それでは

第3位の
名所は…〉

〈第3位の名所とは…〉

〈1日に40万人以上の人が
利用する…〉

「ああ~ なるほど!」

やっぱり そうか。

そうか…。

〈近代建築の父
辰野金吾が設計した

東京のターミナル駅〉

〈2012年に 創建当時の姿に復元〉

〈大正時代の建築を見られる
貴重な建物〉

〈さらに
歴代総理2人が襲撃された

重要な場所なのだが…〉

〈東大生が勉強になるポイントは

他にもあった!〉

〈主に建築資材として使われる
大理石〉

〈デパートなどで
よく目にするが…〉

〈東京駅の地下の壁にも
使われている〉

(小森)「確かにそうですね」
(佐々木)「言われてみれば」

〈実は ここに

ある勉強ポイントが
隠されているのだ〉

〈そこで 本当だったら

その勉強ポイントを知る
仁木さんと

東京駅のロケをする
予定だったが

あいにく

〈という事で 今回 仁木さんに
事前に教えられた場所を

番組スタッフで調査〉

(川島)「なんなの? これ」
(佐々木)「なんだ?」

「なんか探してる」
(小森)「何が…」

(佐々木)「見てる」
(川島)「めっちゃ見てるやん」

(川島)「サンゴ礁!?」

〈実は
このポツポツになっている部分

これが 数千年前の
サンゴの化石だという〉

え~っ!

(川島)なんで そんなの
仁木くん 知ってるの?

海の底で
静々と たまっていく中に

生き物の死骸が残っていると

それが そのまま 要は
化石として… なるわけですよ。

「テンション上がってるな」

〈ちなみに この大理石は
ヨーロッパで切り出されたもの〉

〈つまり 東京駅では

すごーい! 楽しい!

〈さらに観察を続けると…〉

(川島)「大丈夫かな? これ」

〈実は これも
サンゴの化石〉

〈…いやいや
ホントかよ?〉

と思うかもしれないが…〉

〈実は このスタッフも東大卒〉

〈しかも 理学部地学科〉

〈専攻は古生物学〉

〈化石の研究を
していたそうなので

信憑性はあるのだ〉

専門じゃん。

〈さらに
スタッフの化石探しは続く〉

(岡田)「フフ…」

(川島)「ハッハッハッ…」

「おっ!」
(佐々木)「えっ 消火栓の下…」

(スタッフ)上から見たというか…。

貝 入ってる。 すごい!

〈その他にも…〉

〈これは
二枚貝をこう切った断面〉

〈石材の切り方によって 化石は
様々な形態で壁に現れる〉

(川島)こんなの意識した事ない。

(小森)たまたまですよね
偶然が もう…。

〈さらに…〉

(佐々木)「アンモナイト?
うわっ ホントだ!」

〈アンモナイト 発見!〉

これも また きれいに切ったな。

〈化石の中でも有名な
アンモナイト〉

〈東京駅で観察できる
アンモナイトは

1億5000万年前の
化石だそうです〉

〈アンモナイトは
集団で生息する特徴があり

1匹見つかると その周りでも
必ずしや見つかるそうです〉

(佐々木)「あっ それもなんだ」

(スタッフ)
これも アンモナイトですね。

(スタッフ)えっ!?

「これもか…」

〈と ここで…〉

「へえ~!」
(佐々木)「面白いアンモナイト?」

〈一見すると アンモナイトには
見えないが…〉

〈東大卒なのに
興奮して よくわからないので

補足すると

このアンモナイトは

こう切った断面〉

〈中央の細い部分は
非常にもろく

こんなにきれいな形で
観察できるのは

非常に珍しい〉

(川島)「なるほどね」

〈そして この日は…〉

〈ジュラ紀から白亜紀に
繁栄した

イカの祖先 ベレムナイト〉

〈海綿などの化石も見つかった〉

(佐々木)「すごーい!」

東京駅 すごかったなあ。

〈続いて
第2位の発表〉

〈第2位の名所とは?〉

そうなんや。
(小森)すごいんだな やっぱり。

〈第2位の発表〉

〈第2位の名所は 上野駅から…〉

〈歩く事5分で到着〉

2位か…。

〈自然史・科学技術史などの
展示をする

国立唯一の総合科学博物館〉

〈…など
あらゆるテーマの史料を展示〉

〈その

あっ…。

〈ちなみに こちらの展示は

渋谷駅にある銅像で有名な
忠犬ハチ公の剥製〉

〈そして 化学の教科書に載る
元素の周期表に関する展示は

単に

ここ 行きたいな。

〈さらに 全長およそ6メートルの
トリケラトプスの化石も〉

〈恐竜が大好きな
この東大生は…〉

ティラノサウルスの全身骨格

みたいな感じですね。

(佐々木)「ええ~ いいな」

こう なんか
普通のイメージだと

そのまま前脚が こう
下りてる感じなんですけど

なんか ちっちゃく
前ならえみたいな…。

なるほど!

〈では 東大生が

特に勉強になったポイントは?〉

〈学習シートは

科学博物館が
オリジナルで作成している

展示見学のためのシート〉

〈ホームページから
データをダウンロードして

プリントアウトして
使うという〉

(佐々木)「いっぱいある!」

〈例えば こちら〉

〈「サンギラン17の頭部の骨から

生体を復元する過程を
見てみます」〉

〈「右側の写真が
正しい順番になるように

左側の枠と線で結んでください」〉

〈結構レベルが高い〉

〈そこで 熊倉さんに
国立科学博物館にお越し頂き

学習シートを
実際に解いて頂きました〉

〈挑戦するのは 最も難しい

(川島)「レベルがある」

っていうふうに書かれてます。

「収れん進化とは何か
まとめてください」っていうのが

まず1問目。

〈「収れん進化」は 国立大学の

大学院の入試問題に

出題されるほど

難度の高い生物用語〉

うわっ 難しい…。

収れん進化の説明は…。

〈パネルの解説や展示を見て
学習シートを埋めていく〉

〈熊倉さんの解答は?〉

(熊倉)違う道のりを経ても

同じような姿 形をしたものに
進化しており…。

という事なので…。

〈さらに その事例も

記載しなくては
いけないのだが…〉

(熊倉)隣り合っているっていう
状態かと思います。

〈こうして書き上げたのが
こちら〉

〈展示されている骨格

ドルドンの事例を書いた〉

(熊倉)書いておきました。

初めて行った時 高校生の時で

まさに

(乾)ホントに 全部…
目に入ってくるもの全部

これ 資料集で見た あれだとか
教科書で見た あれだってなって

めちゃくちゃ勉強になりますね。

〈そして
現役東大生500人が選んだ

勉強になる東京の名所

栄えある第1位の発表〉

〈第1位は…〉

〈その名所とは…〉

〈栄えある
第1位の名所とは…〉

〈文京区本郷に構える東京大学〉

ずるい。

〈東京大学の勉強ポイントとは?〉

〈1912年に完成した
東大正門や

1928年に完成した

総合図書館など…〉

〈東大の構内は
貴重建造物だらけ〉

〈それでは
東大建造物から わかる歴史を

時代ごとに紹介〉

〈まずは 江戸〉

〈歴史を感じられるのは

東大の代名詞でもある赤門〉

〈実は 赤門が建てられたのは
東大が作られる前の江戸時代〉

〈当時 赤門は

加賀藩の屋敷の門で
あったという〉

〈その面積は 8万8000坪〉

〈火事が起こって
手つかずになった広大な土地を

そのまま
東大が譲り受けたのだという〉

実際 その

すごい 歴史あるものなんだな
っていうのは感じました。

へえ~ そんななの。

〈歴史がよくわかる
東大の建造物〉

〈続いては 明治・大正〉

〈それが 東大の敷地の
ほぼ中央にある…〉

(佐々木)「えーっ!」

〈正式名称は
育徳園心字池という

3600平方メートルほどの
池なのだが…〉

〈明治時代に 夏目漱石が書いた
小説『三四郎』で

主人公 小川三四郎が散策する
舞台として取り上げられ

以来 三四郎池と
呼ばれるようになった〉

みたいな事を書いている
場所になっています。

微生物の授業とかの先生が

「この菌は 多分 あそこに行けば
いるな」みたいな…。

色々 見られる場所なので

みんなで
あそこに 今日は…。

えーっ!
シェアするんだ。

〈歴史がよくわかる
東大の建造物〉

〈最後は 昭和〉

〈東大のシンボル 安田講堂〉

〈東京大学 建築学科卒の
内田祥三が

ケンブリッジ大学の門に
着想を得てデザイン〉

〈卒業式などの

特別なイベントの時にしか
開場されず

「一回も入った事ないかも」

〈1960年代後半 各地の大学で
運営や教育の方針を巡り

大学と学生が対立〉

〈その

(佐々木)「すごいアングル。
映画みたい」

社っていうか

秘密基地みたいな感じで
使われてた事もあって…。

実は あそこの

〈東大生が選んだ

勉強になる東京の名所 ベスト25〉

〈第1位に輝いたのは

貴重建造物が多数存在する

東京大学でした〉

林さん的にも
この1位というのは納得ですか?

そうですね。

(林)納得の1位かなと思います。
学びしかないんですね。

やっぱ 林先生 そうなんです?
東京大学は勉強になるんですね。

いや そうなんですけれども
1位にしちゃうところが

東大生が世の中から一つ
距離をとられちゃう原因かなと。

2位か3位ぐらいにしとくと
いいんですけどね~。

(一同 笑い)

そうだけど! みたいな。
ちょっと反則でしたね。

ちょっと冷めちゃうやつ…。
(一同 笑い)

〈東大生の目を通すと

普段 見慣れた場所にも
意外な学びがある事がわかった〉

〈皆さんも

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