NHK地域局発 きんくる~沖縄金曜クルーズ~▽首里城 再建はどこまで進んだのか[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

NHK地域局発 きんくる~沖縄金曜クルーズ~▽首里城 再建はどこまで進んだのか[字]

首里城火災から2年。番組では再建の最前線を取材。最高級の赤瓦を生み出す原料を意外な場所で発見!「より美しい赤色」の秘密が、研究で明らかに!再建の全貌に迫る。

番組内容
首里城火災から2年。かつて正殿のあった場所は、がれきが片づけられ2022年度には再建にむけた工事が始まる。沖縄の人たちの心のよりどころとなっていた首里城。番組では、「赤い城」をよみがえらせようとする人々に密着。最高級の赤瓦を生み出す原料を意外な場所で発見!「より美しい赤色」の秘密が、ある研究で明らかに!さらに、木材の調達や、二度と火災を起こさないための防火体制も取材。「首里城」再建の全貌に迫る。
出演者
【ゲスト】琉球大学名誉教授…高良倉吉,【司会】津波信一,MEIRI,【アナウンサー】荒木さくら

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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  1. 首里城
  2. 赤瓦
  3. 正殿
  4. 弁柄
  5. クチャ
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  7. 吸水率
  8. 再建
  9. 前回
  10. 復元
  11. 木材
  12. 材料
  13. 調達
  14. カイミジ
  15. ヒノキ
  16. 沖縄
  17. 火災
  18. 来年度
  19. 現場
  20. 幸喜

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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エンスカイ(ENSKY)

♬~

(銅鑼の音)

御開門!

<かつて正殿のあった場所は
がれきが すっかり片づけられ

来年度から
再建に向けた工事が始まります>

<人々の心のよりどころとなっていた
首里城。

「きんくる」では赤い城を
よみがえらせようとする人々に密着。

最高級の赤瓦を生み出す原料を

意外な場所で発見!>

<首里城再建の全貌に迫ります!>

♬~

こんばんは。
こんばんは。 こんばんは。

「沖縄金曜クルーズ きんくる」です。

10月の31日で
首里城火災から2年というね

時間がたちますけれども。

火災直後 そして 半年後
そして1年後と

節目の度に「きんくる」で
放送してますけれども

少しずつ再建が進んで 来年から
いよいよ本格的にということで。

復帰50年も併せて
楽しみが増えたなというか

すごい期待しますよね。
MEIRIどうですか?

いや でも あれから2年もたったって

本当にあっという間だなっていうふうに
思いました。

本当に再建が楽しみです。
はい。

その 気になる再建 こちら

首里城 正殿再建までのスケジュールです。

2022年度 来年度には いよいよ着工

そして
2026年度には 完成を予定しています。

来年度の着工を前に進められているのが
材料の調達です。

前回の復元よりも
質の高い材料を求めて奮闘する

現場を取材しました。

<首里城を彩る赤色の塗料について

琉球王国時代の原料を使おうという
研究が進んでいます>

<首里城を管理する
沖縄美ら島財団の研究員…>

<塗料の材料を求めて
県内を回り続けてきました>

<「赤い城」と呼ばれるゆえんとなった
首里城の壁

塗料のもとになっているのが
弁柄という鉄分です。

古来 日本各地で
岩石や土などから採取されてきました。

前回の復元では
琉球王国時代に使われた

地元の弁柄を見つけられず

県外のものを使いました>

<長年 首里城の歴史を調べ続けてきた
幸喜さん。

琉球王国時代に使われた弁柄が

名護市の久志地区周辺で
採取されていたことを突き止めました>

<地元で カイミジと呼ばれる塊。

川の中のバクテリアが
生み出した鉄分が 固まったものです>

<カイミジを乾燥させたあと
加熱すると

求めている色に近い弁柄が
出来上がりました>

<課題は量の確保です。

幸喜さんは カイミジを
効果的に増やせないか

実験を始めました>

<どのような条件の時に
カイミジを生み出すバクテリアが

最も活発に活動するのかを分析。

砂利を利用すると
バクテリアが小石と小石の間で増殖し

多くのカイミジを生み出すことが
分かりました>

<実験が成功すれば
その全てを賄うことができます>

<幸喜さんは この日
実験で出来たカイミジを用いた弁柄で

試し塗りを行いました>

ありがとうございます。

<光沢のある赤色。

不純物が少なく 鏡のように
周りの景色を映し出していました>

<久志地区原産の弁柄と比較しても

違いは ほとんどありませんでした>

<今後の課題は 耐久性です。

沖縄の厳しい日ざしに さらされても
劣化することがないかを検証し

実用化への道筋を
つけたいとしています>

<首里城を守る赤瓦についても
新たな材料が見つかりました。

沖縄県工業技術センターです>

<研究員の花城可英さんです。

赤瓦の復元に必要な
原料の確保に取り組んできました>

<花城さんたちは
前回使わなかった 沖縄特有の泥

クチャに注目しました>

<クチャの中には
吸水率の低いものがあり

赤瓦の材料に
適していると考えたのです。

前回は
別の材料で作られた赤瓦

色の美しさに加え
吸水率の低さは

国内でも最高級と
高く評価されていました。

台風や豪雨の多い沖縄。
吸水率が高い瓦では

首里城を守ることが
できないといいます>

<前回の復元で使われた赤瓦と

市販の瓦を比較してみました>

<市販の瓦は 水がしみ込んでいますが

赤瓦は
ほとんど水がしみ込んでいません。

吸水率は12%以下です>

<花城さんは
より吸水率の低い赤瓦を作りたいと

クチャを探し続けてきました。

注目したのは 工事現場です。

いくつかの現場を訪ね
クチャを採取してきました>

<しかし 不純物が混じっていたり

焼き上げても
吸水率が十分に低くならなかったりと

条件を満たすクチャは
なかなか見つかりませんでした>

<探し続けること1年>

<たどりついたのが
那覇市首里石嶺町の工事現場です>

<そこには 正殿の瓦を賄うのに
十分な量のクチャがありました>

<この日 花城さんは
工事現場から採取したクチャを使い

実際に 赤瓦を焼いてみることにしました>

<1, 030度から1, 060度の高温で
焼き上げたあと

吸水率を調べます>

<赤瓦が焼き上がりました。

見た目の色合いは問題ありませんでした>

<水に浸し 吸水率を調べます>

<結果は 最も低いもので7%。

そのほかも 全て
12%を下回っていました>

<沖縄を離れ
県外で調達を進めている原料もあります>

<正殿の再建に使う木材。

奈良県の木材会社が
その調達を担っています>

<樹齢およそ200年のヒノキ。

こうした大木が数多くあります>

<枝打ちや間伐などを きめ細かく行い
さまざまな種類の木材を出荷しています>

<前回 首里城の復元には

台湾産のヒノキ およそ100本が
使われました。

しかし 今 台湾では
伐採が禁じられていて

調達先の確保が課題となっていました>

<そこで 国は 神社や寺の
建築用木材の調達に実績がある

この会社に依頼することにしたのです>

<時間をかけて育てられたヒノキは
目が詰まっていて強度が高く

シロアリや湿気にも強いといいます>

<加工を済ませたヒノキは

日の当たらない所で乾燥させた後
沖縄に送られます>

はい。 あの 幸喜さん 花城さん ほか
たくさんのスタッフの皆さんの努力に

本当 頭が下がりますね。
ますます楽しみになってきました。

ハイブリッドな首里城になりそうな
気がしますね。 MEIRIどうでした?

いや~ もう本当に
ここまで質の高いものと準備が

ここまで進んでるのかっていうのが
本当に驚きだったんですけど

やっぱり一人一人のね 職人さんが
すごい生き生きしてますね。

輝いて見えます。

スタジオには 首里城再建のための
有識者会議の委員長で

琉球大学名誉教授の高良倉吉さんに
お越しいただいています。

高良さん よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

材料調達のめども
立ったということでありまして

着工が来年度から始まるんですけれども

今の進み具合は 高良先生は
どのようにご覧になってますか?

はい。 木材とか材料関係はね
かなり めどが立ったと。

ただ コロナ禍の影響を
少し受けましたけれども

当初 計画してたとおり
順調に進んでると思いますね。

まあ 来年度から工事が始まりますけど

今ちょうど 最後の図面
実施設計図面ってものを作ってまして

そこに みんなで集中していると。

ですから 全体として見れば 計画どおり
進んでますと言えると思います。

そして 我々の目の前に
置かれている瓦 ご覧ください。

VTRでも紹介しました。

こちら 首里石嶺町で採取した
クチャで作った赤瓦の試作品です。

首里城再建に向けて 今後 6万枚の
こうした赤瓦が作られる予定です。

そして画面左 こちらは 2年前の火災の
焼け跡から見つかった赤瓦です。

こうした瓦は しっくいを剥がした上で
砕いて粉末にし

新しい赤瓦の材料として再利用されます。

以前の赤瓦と石嶺のクチャで作られた
新たな赤瓦が

今後
首里城を守るということになりますね。

以前のね 瓦の力も借りて
首里城再建を守るっていうのは

本当 頼もしい感じがしますね。
いかがですか? 先生は。

前回焼けた正殿の屋根を
覆ってた瓦ですけども

それを砕いて 本当に細かいのを…
シャモットというんですけど

砕いて それを今度 新しく

正殿の屋根にふく瓦の…
混ぜて ブレンドして。

だから 前の瓦と新しい瓦の
ハートのバトンタッチのような

そういったことも考えて
今は計画してます。

しっかりと時間もつないでいってる
っていう…。

そういう あの みんなの思いが
つながるって とても大事ですからね。

また あれ あの… 沖縄産の弁柄が
首里城を彩るってのも

すごく楽しみでしょうがないですね。

あの 前回の復元の時に
昔のは 王国時代の記録に

今の名護市の東海岸
久志と呼ばれたところ

そこの弁柄を使うって
書いてあるんですよ。

ところが 当時は その
一体 久志の弁柄って何だと。

それ リサーチして それを検討して

建物に塗るまでの作業が
いっぱいあるじゃないですか。

それをする時間がなくて
結局 諦めて宿題にしたんです。

で 今回の復元再建にあたっては 是非
久志の弁柄を使おうっていって

先ほど VTRに出た
幸喜さん中心にして

是非 昔の琉球の弁柄を使おうと
今 頑張ってるという感じですね。

こういった強い瓦
そして 色鮮やかな赤色。

そして もう一つ大事なのが木 木材です。

新たな首里城正殿の再建に必要とされる
木材は およそ500本。

有識者会議では
正殿中心部のはりの部分を

県産のオキナワウラジロガシで

残りの部分を
奈良県などのヒノキで賄う予定です。

こういった木材の調達も もう
めどは ついたっていうことなんですよね。

正殿っていう建物は もう 骨組みに
たくさんの木が使われてますので

それ構造材といいますけど それは 一応
前回は タイワンヒノキでしたけども

調達できないというので

今度は 日本産のヒノキを使う
めどもたちました。

あとは あの もう一つ
沖縄の自然で育った木を使いたい。

ですから 正殿のこの全体を
骨格 骨組みを支える

オキナワウラジロガシって
木があるんです。

その木を使うことによって

一番 正殿を支える
重要な部分なんですけども

それは 沖縄で育った木を使いたいと。

両方とも一緒 めどが立ちつつありますね。

じゃあ いろいろなところの木材で
ゆいまーるしながら作られる

っていうことかと思うんですけど

やっぱり それを
どう守っていくかっていうのも

大切なことだと思います。
首里城火災の際 問題視されたのが

初期消火の遅れ。 出火が確認されてから
鎮火まで10時間かかりました。

防火体制については
どのような話し合いが

行われているのでしょうか。

<那覇市にある 設計事務所です。

国の委託を受け
首里城の設計を担っています>

<設計チームが 最も力を入れているのが

首里城を二度と焼失させないための
防火体制です。

今回 初めてスプリンクラーを
設置することにしました>

<火災を感知すると作動する
スプリンクラー。

前回は 誤作動した場合に

文化財を破損させるおそれがあるとして

設置されませんでした。

今回は スプリンクラーや配管の色を
正殿の赤に近づけ

景観にも配慮した上で設置します>

<更に 連結送水管と呼ばれる設備も
導入します>

<連結送水管とは
高層ビルなどに設置されているもので

水を送る送水口と
配管

そして
放水口があり

消防車などからの水を

離れた場所に
送ることができます>

<新しい首里城には 連結送水管を
6か所設置する予定です。

複数の城壁によって囲まれている
首里城の正殿。

2年前の火災では 消防車が
駐車場などの限られた場所までしか

入ることができませんでした>

<連結送水管を
城内に張り巡らせることによって

火災の際には 素早く
消火活動を始めることができます>

はい もう二度と 火災を起こさせない設計
っていうことは頼もしいですよね。

また 更に 更に ハイブリッドな
首里城になるなと思いますけど

先生 あの 防火体制については また
どんな話し合いが行われたんですか?

全く みんな同じ思いで
二度と焼ける首里城見たくないですよね。

そのために 非常に高いレベルの
防火対策をする必要があると。

その分野で 我が国を代表する専門家も
委員になって加わっていて検討してます。

それから とても大事なことの一つは
おととしの首里城の火災でも

現場に行って 消火活動を行った
那覇市の消防局。

その方々の意見も聞きました。

つまり その 現場で
実際に消火活動にあたる人たちには

どういうとこに問題があったのかと。
どうしてほしいのかという。

そういう意見も吸収して そういう点では
かなり高いレベルの防火対策を施した

正殿がよみがえると思います。

最前線で 消火活動を
命懸けで頑張られた方々の意見も

取り入れてるっていう…。

そんな中 沖縄県には
再建に役立ててほしいと

これまでに およそ53億円の募金が
集まりました。

こうしたお金は 首里城の赤瓦や
木材などの調達に充てられます。

本当にね みんなの思いが詰まった
首里城にね なりそうですね。

先生は いかがですか?

沖縄県内からもそうですけども
意外と県外からもね

いろんな方から寄付金が寄せられて

みんなが 本当に 一日も早い
首里城の再建を願ってるんだと

気持ちが伝わってくる。
そういう点では 沖縄県民のみならず

まさに 日本国民全体の気持ちの中で
首里城がよみがえる

そういう作業が始まるんだなというふうに
思いましたね。

世界のウチナンチューからも いっぱい
来てますもんね ありがたいですよね。

あの5年後に完成
っていうことなんですが

改めて
どのような首里城にしたいですか?

今回は これだけ 皆さんの気持ちが
ずっと寄せられてますので

来年度から 工事始まりますけど

是非 一つ一つ こう 正殿が 首里城が
形を取り戻していく

それが見れるような
今回 見せる復元といってますけども

みんな 今回行ってみたら
ここが変わっていたとかね

そういう その首里城の
よみがえっていく姿を

確認しながら そして それを
みんなの気持ちの中で

合わせていくっていうか
そういう形で首里城がよみがえれば

一番いいんじゃないかと。
みんなの首里城がよみがえるんだと。

復元の過程も 何回か見に行きたいね。
今 先生が言ったみたいにね。

観光客の方も 是非 見てほしいですよね。

より思い入れがね 強くなった首里城が
出来上がりそうですね。

また 何かで協力できればいいなと。

特に あの 現場で 作業してる職人さん
専門家たちの姿も見てほしいです。

では 過程を見ながら
再建楽しみにしたいですね。

今日は 「きんくる」ここまでです。
高良さん ありがとうございました。

(3人)ありがとうございました。

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