歴史探偵「忠臣蔵 世紀の“劇場型”事件」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

歴史探偵「忠臣蔵 世紀の“劇場型”事件」[解][字]

日本人の心を捉えてきた「忠臣蔵」。実は何者かによって巧妙に仕組まれていた可能性が!討ち入り成功に至るまでの謎を徹底調査。忠義の物語のウラに隠された陰謀に迫る。

番組内容
江戸時代から現代まで、日本人の心を捉えてきた「忠臣蔵」。この美しい物語には、多くの謎が…「幕府が吉良に命じた不可解な引っ越し」「討ち入り後、誰も止めなかった血まみれの赤穂浪士の行進」。調査してみると、巨大な“黒幕”の存在が浮かび上がってきた。なんと吉良を悪者に、赤穂浪士をヒーローにしようと画策していたのだ。そのウラにある“黒幕”の真のねらいとは?巧妙に仕組まれた「忠臣蔵」の謎に迫る!
出演者
【出演】佐藤二朗,多摩大学客員教授・歴史研究家…河合敦,【アナウンサー】渡邊佐和子,森田洋平

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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  17. 旗本
  18. 行進
  19. 今回
  20. 仕組

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
created by Rinker
エンスカイ(ENSKY)

お二方、きょう
ありがとうございました。

「歴史探偵」 今日は「忠臣蔵」。

赤穂浪士が 主君の敵
吉良上野介を討った事件です。

日本人の心を捉えてきた…

実は 巧妙に仕組まれていたことが
分かってきました。

その謎に迫るため
事件現場を徹底調査。

不可解な 吉良邸の引っ越しが
意味するものとは?

更に 吉良を
悪者に仕立てあげるための

緻密な演出が行われていました。

「忠臣蔵」。

果たして 黒幕は誰なのか?

「歴史探偵」 調査開始です。

♬~

う~ん
所長 12月にもなりましたし。

そうだね 師走ですね。
「忠臣蔵」の季節ですよ。

そう 何かね
そういう気分になりますよね。

実際に討ち入りするところね
雪の中を あれするからね。

ただ あの…

うん そうですね。
時に痛快なんですけど

これ 「忠臣蔵」 ファンが多いですから…

大丈夫です ご安心下さい。
大丈夫? ほんと?

今回の調査内容を見たら…

そうですか。 じゃあ もう
副所長の その言葉を信じて。

分かりました。
で 調査したのは森田探偵で~す。

出た!
どうも どうも。

どうも どうも どうも。

あなただけ
あそこから出てくる決まりなの?

最近 そういうことになってますよね。

いや 初めて聞いた。
忠義の探偵なの? あなた。

私 今回 探偵事務所に
忠義を誓っているからこそ

「忠臣蔵」の調査に行ってまいりました。

では まいりましょう。
「忠臣蔵」でございます。

名場面 ご用意しました。

まずは 浅野内匠頭が

吉良上野介に斬りつける

刃傷事件に始まりまして…。
松之廊下ですね。

切腹した 主君の敵を取るため

ちりぢりになっていた赤穂浪士が集結。

吉良邸に討ち入り 大立ち回り。

更に 見事 吉良を討ち果たし

亡き主君へ
涙の報告。

どこを切り取っても
印象深いシーンばかりですよね。

特に 気になってる場面なんか
ありますか?

僕 一番 あの やっぱ松之廊下の
最初のシーンなんだけど

「どうか止めるな」と。
もう 自分も

死罪になるの分かってるから
せめて 吉良上野介を最後まで…。

「斬らせてくれ…!」って。
「斬らせてくれ」。

でも 周りは もう
とんでもないことやってるから止める。

それが切なくてね。
この物語の冒頭が

特に お気に入り
ということなんですね。

でも 全部ですよ? どこも しびれるねえ。

いや ほんとにね…

ん?

え? 何か 俺 まずいこと言った?
いえいえ。

気になる単語が。

よくできた物語!

鋭いですね 所長 さすが。

そうなんですよ。
君 何でも褒めるな 所長を。

いや よくできた物語なんですよ。

でも よく できすぎているがあまりに

あれ ちょっと裏があるのではないかと
疑って 今回 調査に当たりました。

ひねくれてるね。
ハハッ さすがですね。

ドアノブより腰が低いうえに
ひねくれてるね。

ただ 実際 調査してみますと
この「忠臣蔵」

感動の物語になるように
仕組まれた可能性が見えてきた。

大丈夫? 炎上しない?

そんなこと… 仕組まれたなんて言ったら
怒られませんか? 大丈夫ですか?

大丈夫です。 是非ご期待下さい。

まずは 事件現場となりました
吉良邸跡を徹底調査してきました。

向かったのは 東京・両国。

また走る。 無駄に走ってるな
いつも 森田さん走るね。

大相撲で おなじみ
国技館の すぐ近くに…。

おっ! 何か…

こんにちは。
こんにちは。

よろしくお願いいたします。

案内してくれるのは…

江戸時代に詳しく

数々の大河ドラマで
時代考証をしています。

8, 000!

それは すごいね!

名門の武家だった 吉良の屋敷。

当時 この80倍以上の敷地を
誇っていました。

もう 一大勢力だね。

討ち入りの舞台となった この場所に

どんな謎が隠されているのか

早速 調査開始です。

この像はね。

そうそうそう そうなんですよ。

吉良上野介は
徳川将軍家に直接仕える「旗本」。

礼儀作法に精通していました。

像の隣には 討ち入りを物語る…

えっ!

ここで 興味深い情報を見つけました。

吉良邸の由来です。

当時 屋敷の移動は 全て…

ということは…

松之廊下での刃傷事件後に行われた
吉良邸の引っ越し。

なにか ウラがありそうです。

吉良の引っ越しを
徹底的に調査します。

江戸時代のスペシャリストに
集まってもらいました。

まずは 当時の一般的な
旗本の引っ越し事情を聞いてみると…。

なんと 引っ越しの研究は
ほとんど行われていないとのこと。

それなら 我が探偵社の出番です。

吉良が引っ越しをした 元禄14年。

旗本たちが どこに どんな理由で
引っ越したのか

くまなく調査すれば

謎に迫れるかもしれません。

先生
いかがでしょう?

かなり 手間が かかるそうです。

皆さん 是非 ご協力お願いします!

お任せしてしまいました。
おやおや!

(ノック)
失礼しま~す。

結果が出ました。

はい やってます。 だいぶ…

大石先生 あれですかね…

白い札が 引っ越し前の屋敷の場所。

それを 地図に置いていきます。

例えば 2番の旗本のケースは…。

市ヶ谷門…
市ヶ谷って あの市ヶ谷ですか?

(野本)はい。

麹町に!

(大石)近づいてますね。

江戸城の近くに行けば行くほど

「良い引っ越し」と言えます。

あっ そうか これが外堀ですね。

(大石)それは言えます はいはい。

調査を進めていくと

意外な事実が見えてきました。

ほうほう ほうほう。

同じような場所での引っ越しを除くと…

逆に…

そのうちの1件は

最も中心部にいたのに

遠くへ移動していました。

それが 吉良です。

オーノー!
一番の左遷感がある。

特殊な例?

松之廊下の刃傷事件で
被害者だった吉良側は

おとがめなしでした。
なのに なぜ…?

謎の核心に迫るため…

赤穂浪士が残した書状に

当時の様子が記されていました。

「本所は
場末なので

辻番の目が
届いていない」。

「辻番」とは
今で言う交番です。

警備が かなり
手薄であったと

書かれていました。

吉良邸周辺の地図を見てみると
辻番は 1か所のみ。

実は 当時の本所は まだ…

ありゃま!

なぜ 吉良が こんな場所に
引っ越しをさせられたのか。

当時 こうしたうわさが
流れていました。

これでは まるで御公儀が

浅野の家来どもに
上野介殿を討てと言っているに

等しいではありませぬか!

異例の引っ越しは

赤穂浪士に討ち入りを促すために
幕府が命じたのでは? と

ささやかれていたのです。

え~!

♬~

いや~…

わざと 赤穂浪士に
吉良を討たせるために

幕府が仕組んだ可能性がある
ということですね。

そういうふうに感じさせるくらい
奇妙な引っ越しだったということが

検証で分かったんです。
まあ ほんとに 吉良邸だけが

ほんとに 何か極端に 中心から
ぶわ~って 外 行ってたもんね。

やっぱり あの ちょっと見てみるとですね
かなり…

うんうん そうですよね。

あやっ。
え~!

あやややややや? そうすると

その まあ 幕府が
討ち入りを お膳立てしたみたいな…。

そのとおりですね。

何か その可能性が 結構ですね
あるんじゃないかなと思うんですね。

えらいことじゃないですか それ。

更に この討ち入り

幕府が画策したのではないかと
思わせるような状況証拠

他にも あるんです。
それが…

こちら。

あっ そっか
今度は赤穂浪士の潜伏先。 はい。

赤穂浪士たちは スパイのために

江戸の各所に潜伏していました。

で 吉良邸の周辺に
多く集まっていたのは

まあ 納得できると思うんですが。
当然ですよね。

こちら 江戸城の半蔵門の すぐ近く

麹町の辺りにも
多く集まっていたんです。

まあ 町人などに
ふんしていたということなんですが。

一番多く集まってるね ここが。
でも 江戸城の近くって

警備が 非常に厳しいはずなんですよ。

だけど そこに
多く集まっていたんです。

江戸城にね。
私はね…

何ですと?

バレないはずがない気がするんですね。
先生まで 幕府がアレしたと。

例えば あの
町人に変装してるっていいますけど…

ああ そうか 言葉もね。
で 何の気なしに

そういうものが ちらちらって出たら
やっぱり おかしいなと思うので

これ バレなかったっていう方が
何か どうなのかなと思いますね

疑問ですね。
あっそう。

じゃあ バレても泳がせてたというか…

だって 討ち入りするつもりでいる
人たちを

幕府がね 分かってて
そのままに しといたっていうのは…

ここまでは 幕府が
討ち入りに関わっていたのではという

可能性について
見てきましたけれども

一方で 討ち入りを実際に計画して
実行に移したのは

赤穂浪士の大石内蔵助。
出ました!

この討ち入りには

大石 自らの信念を
貫くための

命がけの演出があったんです。

大石の信念とは 何か。

それが分かる
史料があります。

大石内蔵助と 仲間の赤穂浪士との

手紙のやり取りを
まとめたものです。

その中に 大石の こんな一文が…。

「お家を
再興しようとする今

吉良を討てば

吉良の親族が
黙ってはおるまい。

あだ討ちは
忠義とは言わない」。

「あだ討ちは
お家断絶につながるので

忠義ではない」と記しています。

大石は 浅野という家を
守ることを

第一に考えていました。

しかし 大石とは逆に
あだ討ちを行うべきという

過激な浪士たちもいました。

幕府の処分は

主君・浅野内匠頭が
切腹だったのに対し

吉良は おとがめなし。

これでは あまりに不公平だと
いきまいていたのです。

大石は そんな過激派を
巧みに押さえ込んでいました。

その方法とは…。

(スタッフ)「歴史探偵」です。
よろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。

社会心理学が専門の…

赤穂出身で 浪士たちの心理を
詳細に分析したことがあります。

あだ討ちを主張したのは

主に 事件が起きた江戸にいた浪士たち。

一方 大石がいたのは

赤穂 そして京都。

大石は 江戸の浪士たちに

説得の手紙を書き続けていました。

更に 三浦さんは

大石が 江戸にいなかったことに

重要な意味があったといいます。

大石は 事件現場から
離れたところにいたからこそ

お家を守る考えを
ぶれずに持ち続けられたのです。

しかし 大きな誤算が生じます。

跡継ぎ候補の浅野大学が

罪人として罰せられました。

これにより…

[ 心の声 ] かくなるうえは…

討ち入りには
かなりのリスクがありました。

実は このころ
武士の憲法とも言える

「武家諸法度」で
固く禁止されていたのです。

更に
時の将軍 綱吉の

強い意向が
ありました。

武力で押さえつける 「武断政治」から

法と道徳で世を治める
「文治政治」への転換を図っていたのです。

討ち入りを行えば
将軍に刃向かうことになる。

大石が大切にしていた
お家の名誉が

大きく傷つく可能性がありました。

一方で 大石は 全く別のことにも
注意を払っていました。

庶民が作った

こんな歌が
残っています。

「武士たるもの
命を捨ててでも

吉良を斬って名を残せ」。

完全に
討ち入りしてよって
言ってる。

たきつけてるんですよ。
ねえ?

江戸の人々は 浪士たちに
討ち入りを期待していたのです。

そのことが よく分かる出来事が
30年前にありました。

宇都宮藩の武士 40人余りが

一人の藩士の敵討ちに助太刀。

大勢で討ち入った事件です。

この時の 庶民の反応は…。

かくして…

江戸では なかなか討ち入りをしない
赤穂浪士への不満が広がっていました。

大石は 幕府の意向に反してでも

仲間を率いての あだ討ちを選びました。

いかに ギリギリの決断だったのか。
大石の残した言葉があります。

「討ち入りを決したが

世間に どう言われるかが心配だ」。

大石は 討ち入りが
浅野家の評判を傷つけないか

最後まで考えていました。

結果は大成功。

大石のねらいどおり
世間は 赤穂浪士を褒めたたえます。

先生 うまいこと
おっしゃるじゃないですか 先生!

今でこそね あの
ネットで炎上したりとかですよ

この時代から やっぱり…

そういうことがあるのかなと
思うんですね。
なるほどねえ。

それでも 何かあれだね 再興をね…

じゃ… いや だから 幕府が

やっぱり ウラで 糸 引いてんじゃない?
っていう感じになるんですよね。

で その大石が成功に導いた
討ち入りの物語ですけれども

「仮名手本忠臣蔵」っていう
有名な歌舞伎がありますが

これ 日本だけじゃなくって
実は 海外でも上演されて

とても 評価を得ているんですね。

で 他にも あの ハリウッド映画も

「忠臣蔵」をテーマにして
いろいろ作られていると。

これ 先生 あれですね
海外の人は いわゆる忠義とか

日本人 ちょっと
独特のところあるから

そこに 興味持たれるんですかね。
そうですね。

驚きなんだね。

大石内蔵助 思い切った決断をしてね
結果的に よかったですよね。

その 計画して実行したものが
まあ 当時の世間にも評価され

時代を経ても こうやってね
日本人の心になってね。

いや もう 大石も
さぞ満足してるんじゃないですか?

そのように 世界から絶賛される
大石の揺るぎない信念なんですけれども

実は こんなところからも
見えてきました。

筆跡鑑定のプロです。

先ほどの調査でも紹介した

討ち入り前日の
大石内蔵助の筆跡を見てもらうと…。

(魚住)こういう線がね
全部 並行して上がってるじゃないですか。

決死の覚悟が うかがえます。

更に もう一つ…

まあ ここまで
大石について 見てくる中で

再び 幕府の動きについて
気になる点が浮かんできました。

いや~ それ
もう 幕府の動き 気になるわ。

そうですよね。 あの 幕府は

徒党を組んでの暴力を
厳しく禁止していたにもかかわらず

この討ち入りのあと

意外な対応を
とっていたんです。

おっ 何だよ?

「忠臣蔵」。

吉良を討ち取ったあとの
見せ場と言えば…。

吉良邸から
主君・内匠頭が眠る泉岳寺までの

堂々たる行進。

その行程は
実に 13キロにも及ぶものでした。

よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。

この行進は
かなり異例のものだったと考えています。

行進の時間帯は 江戸の人々は
既に起きていて 仕事も始める頃。

しかも その道のりは

江戸の中心へと向かっていく

かなり目立つルートでした。

現代なら こんな感じ。
かなり違和感ありますよね。

この行進では
不思議なことも起こっていました。

歩いていた浪士たちに
警備の役人が 声をかけた時のこと。

普通なら
捕まってしまう状況なのですが…。

なんと 役人たちは
浪士に お茶をふるまったのです。

もちろん とがめることは
ありませんでした。

茶を ふるまった。

先生の後ろで雑談してるよ?
談笑してる。

この不思議な行進。

そこには 幕府の
あるねらいがあったといいます。

幕府が 大石たちを
止めなかった理由

それは 吉良を

悪者に
したかったから?

一体
どういうこと?

幕府と吉良の関係を
調べるため向かったのは 愛知県。

あっ こんにちは
ようこそ いらっしゃいました。

吉良家が こうした儀礼の詳細を
残しているのには 理由があります。

「高家」の主な仕事は…

将軍の代理として
朝廷の儀式にも参列する…

ところが 綱吉率いる 当時の幕府は

吉良のような 古い権威を排除し

朝廷と新しい関係を築く改革を

進めていました。

実際 吉良上野介の死後…

代わりに 高家となったのは

綱吉が ひそかに育成していた…

吉良を悪者に仕立てるため

幕府が行った
最後の大仕掛けがありました。

江戸の玄関口を変えたのです。

この石垣は 高輪大木戸。

赤穂浪士が 主君に あだ討ちを報告した
泉岳寺の すぐ近くにあります。

この玄関口 かつては

札の辻という場所に
ありました。

それを 討ち入りのあと
幕府が移したのです。

赤穂浪士の評判は
瞬く間に広がります。

泉岳寺周辺を描いた こちらの絵。

浪士のコスプレをして喜ぶ
子供が描かれています。

「忠臣蔵」を世に広め
今も語り継がれる物語に仕上げたのは

幕府だったのかもしれません。

いや また 壮大な調査ですね 今回もね。

これ でも 邪魔だという理由でね
幕府が 吉良を悪者にしたというなら

ちょっと 何か かわいそうになって
きちゃうなあ 吉良上野介。

しかも この幕府が 吉良を悪者にして

赤穂浪士を
ヒーローにするっていう考えはですね

実は この討ち入りのあとの処分でも
見て取れるんですよ。

討ち入れられてるのに?
そうなんです。

お家が断絶。
まさに 死人に むち打つような。

一方 浅野家は 再び
大名には なれなかったんですけれども

跡継ぎ候補の大学が
旗本に取り立てられているんです。 あら。

これは もう はっきりと

浅野家と吉良家の明暗が
分かれましたしね。

まあ でも これが
本当に幕府の陰謀だとすると

本当に 今回 特に…

私も 多分…

吉良を潰すっていうこともあったと
思うんですけど

僕は 上杉15万石をですね
召し上げるっていう そういう何か…。

どういうことですか?
実は あの米沢藩の上杉家の当主

これ 吉良上野介のですね
実の息子なんです。

あらま!

ですから 当然 父親がですね
赤穂浪士に襲われたっていえば

もう すぐ あの
家臣を引き連れてですね

吉良邸に行くというふうに
思うじゃないですか。

そうなれば もう 戦ってですね…

厳禁されてる。

その辺りが もしかしたら
ねらいだったんじゃないかなと。

いや~…

そうですよね。 でも 本当に…

…っていうとこも ちょっと。

先生 もう番組終盤で

また おなかいっぱいの情報を
ぶち込んできますか!

えっ 幕府に踊らされてた可能性も
あるんだけど

先生は 大石内蔵助は
踊らされてはいなかったと。 はい。

幕府が仕組んだ芝居だとしても

わざと それに 僕は
乗ったんじゃないかなと思いますね。

ああ 大石側が。
それも ありえるね。

やっぱり その 大石が
一番 求めていたものっていうのは…

吉良と殿が けんかをしたのに
自分たちだけが 不公平に裁かれたと。

…っていうのが
大石の願いだったんですね。

結果として…

かなうわけだよねえ。

唯一 知らなかったのは
吉良だけかもしれないですよね。

ねえ 今 置いてけぼりされてるよね
今日の仮説が もし真実だとするとね。

ここまで見てきて 所長は

ドラマとか映画で
これから「忠臣蔵」やるっていう時に

どの役 やりたいと思いますか?

あっ 即答!
もう これは かわいそうすぎてですね。

そういうね 歴史の敗者とかね

そういった
ちょっと闇を演じられるのは

俳優の冥利に尽きますからね。

吉良上野介をやりたいですね。
でもね…

感じてたんですね。

あっ 愛知のね。
だってさ 日本人の心で…

アハハハッ!
そうなんですか。

吉良上野介が 生前 悪かったっていう

刃傷沙汰の前に
吉良が悪いっていうのは

一切 記録に残ってないです。
全部 後からなんで。

だから 吉良自身も なぜ襲われたか
多分 分かんなかったと思いますし

大石も なぜ 殿が襲ったかが分からない。

そういった意味では ほんとに
最初の事件が まあ 謎なんですけどね。

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