プロフェッショナル「ここが、私の居場所~社会起業家・川口加奈~」[解][字] …の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

プロフェッショナル「ここが、私の居場所~社会起業家・川口加奈~」[解][字]

ホームレスの人を支援する31歳の社会起業家。「シェアサイクル事業」などを手がけ、ホームレスの人に仕事を提供してきた。口癖は「私、“無”なんで」。その真意とは。

番組内容
14歳からホームレス問題に取り組んできた社会起業家の女性に密着!ホームレスの人に仕事を作ろうと「シェアサイクル事業」を手がけ、今や売り上げは年間5千万円近くに達し、支援したホームレスの人は2千人を超える。よほど情熱的な女性かと思いきや、本人は「私、“無”なんで」が口癖の風変りな人だった。14歳で人生を決めた女性の“無”に込めた思いと、路上生活から仕事をみつけ、新たなスタートを切る人々の姿を追った。
出演者
【出演】社会起業家…川口加奈,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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LARK。

(笑い声)

年上の男性とも
物おじせず軽やかに話す この女性。

14歳から
ホームレス支援を行うNPOの代表。

川口が優れているのは
巧みな会話術だけではない。

よろしくお願いします。 頂戴します。
先日はありがとうございました。

周囲がうなるのは 起業家としての力量。

これまでなかったような事業を
ゼロから生み出し

「働く場」を提供する。

その独創力 そして実行力は
国内外から高く評価されている。

大丈夫? しんどくない?

さぞ 熱い思いをたぎらせる
信念の女性 と思いきや…。

う~ん…。

う~ん…。

14歳で人生を決めた女性の
奮闘の日々に 密着。

大阪という土地が そうさせるのか。

彼女は お笑いを愛してやまない
31歳だった。

え~ 誰やろ?

(取材者)
あ そうなんですね。

川口が行うホームレス支援の事務所は
大阪の繁華街の一角にある。

(取材者)失礼します。

おはようございます。
よろしくお願いします。

ここを拠点に
川口を含めた16名のスタッフが活動する。

川口たちが取り組むホームレス支援は
多岐にわたる。

まず一つは ホームレスの人たちがいる
場所に赴く「夜回り」。

全ての支援の基本となる活動だ。

(川口)こんばんは~。
(男性)こんばんは。

この活動を通して 実態の把握や
関係の構築などを丁寧に行う。

そんなこともない?

ああ 分かりました。 分かりました。

そして事務所では 必要な人に
寄付で集めた物資の提供を行う。

また希望する人には 短期的に滞在できる
宿泊施設を提供したり

食事を提供するスペースも運営している。

そして 更に 川口が運営するのが
「シェアサイクル」というビジネス。

働きたくても
働く場がない人のために立ち上げた。

ホームレスの人に自転車のメンテナンスや
運搬・配置を担ってもらい 賃金を支払う。

行政や企業と連携し
大阪府内300か所で行っている この事業。

今や その売り上げは
年間5, 000万円近くに達し

寄付と並んで
活動資金の柱となっている。

だが 実際の川口たちの活動は

決して理屈どおりに
簡単に進むわけではない。

(川口)あっ こんにちは。

当事者それぞれに
それぞれの事情や思いがあるからだ。

60代の…

1年前に夜回りで出会って以降
関係を構築し

時折 ここに来るようになった。

ぜんそくの持病があり のどあめを
買いたいが 財布を紛失したという。

あっ そうなの?

あ なるほど。

はいはい そやね。

生活保護は受けず 月1万2, 000円の
年金での 路上生活でよいという。

聞くと 過去に生活保護を受けた時
苦い経験をしていた。

あ なるほど。

え~ ひど!

路上生活している人などを
狙った 貧困ビジネス。

生活保護費を受給させ
劣悪な部屋に住まわせたり

さまざまな手口で金を吸い上げる手法が
発生している。

だが バスターミナルで
路上生活する中山さん。

持病のぜんそくによくないことは
明白だった。

川口は 自分の意見を決して押しつけない。

あくまでも中山さんの意思を尊重し
選択肢を提示する。

すると…。

分かりました。

中山さんは生活保護を受け
家を借りたいと希望した。

支援の現場において
川口が貫くスタンスがある。

パンツがね…。

中山さんは 川口たちの宿泊施設に
しばらく泊まり

その間に部屋探しをすることになった。

はい ありがとうございます。

更に クリスマスイブの12月24日。

新たな相談者がやって来た。

だが…。

名前も年齢も明かさず
事務所の中にも入ろうとしない。

はい お願いします。

仕事などを求めている様子だが
面談を促すメモを渡すと…。

何も言わず 立ち去った。

まあ でも…

と その時
更に別の2人の相談者がやって来た。

(川口)あ はいはい
お座り下さい お座り下さい。

大丈夫? 大丈夫ですか? うんうん。

夜回りで
何度か会ったことのある坂本さんが

別のホームレスの男性を
連れてやって来た。

この男性の これまでの経緯や
詳しい状況が はっきり分からない。

そうです。

他のスタッフと手分けし
2人 別々に相談を受けることにした。

うんうん。

へえ~。

その… その後は…

うんうん。

ああ そういうことか… ふ~ん。

この男性は 地元で公的な支援を
受けていることが分かり

相談の結果 戻ることになった。

(川口)ユニットバスになってます。

一方 坂本さんは 宿泊施設に泊まり
今後について一緒に考えることになった。

これ 「古畑任三郎」?
(坂本)そうです。 ハハハ。

懐かしい。 ちょうどやっててよかった。
じゃ おやすみなさ~い。

(坂本)おやすみなさい。

♬~

年明け。

クリスマスイブにやって来た坂本さんが
引っ越しの日を迎えた。

生活保護を申請し 1人暮らしを始める。

うんうん。

坂本さんは 漢字が書けず
文章の理解も乏しい。

住所変更や家賃の支払いなど

1人暮らしで生じる
さまざまなことが障壁になる。

う~ん。

(川口)じゃ いってらっしゃ~い。

坂本さんを送り出して
2週間後のことだった。

きのう 手元に入ったばかりの
生活保護費を

全て使い込んでしまったと
坂本さんから電話がかかってきた。

ひどく落ち込んでいる様子で
関係先に連絡するが 行方が分からない。

あっという間に数時間が経過し
夜になった。

この日の夜回りに向かおうとした時…。

あれ?

(川口)アッハ ちょっと ちょっと…。

事務所のすぐそばで 坂本さんを見つけた。

川口は決して責めることなく 寄り添う。

川口は この活動に
徒労感を感じることはないのだろうか。

あ そうそうそうそう。 アハハハ。

あの 何でしたっけ?

アハハハハ。

大阪という土地が そうさせるのか。

また あの話になった。

この日は 子どもを実家に預け
久しぶりの夫婦水入らずの食事。

夫の直樹さんは 5歳年上。
地域デザインの仕事に携わっている。

お疲れさま。
お疲れさま。

2人の出会いは 大学生の頃だった。

いやいやいや。
ハハハハ。

川口さんは 1991年 大阪の生まれ。

想像力豊かな女の子。

小学生の時 戦争文学に没頭。

子どもたちが
戦渦に巻き込まれる姿に胸を痛めた。

そして14歳の時 ホームレスの人たちへの
炊き出しに初めて参加。

その時の光景が 目に焼き付いた。

そして その後
夜回りや募金集めに打ち込んでいく。

高校2年の時 そうした活動が評価され

アメリカでのボランティアの会議に
参加することになった。

すると 活動を発表した川口さんは
外国の高校生に言われた。

川口さんは その言葉にハッとなった。

思い当たることがあった。

それは1年前 夜回りで仲良くなった
ホームレスの男性に

「何か足りないものはないか」と
尋ねた時のことだった。

そこで 川口さんは必死に仕事を探した。

でも 家や電話を持たない男性を
受け入れる働き口は

なかなか見つけられなかった。

そして 1か月後の夜回りの時だった。

自分は一生懸命やっていたものの
外国の高校生に言われたとおり

結局 社会に良さそうなことを
していただけではないか。

それから まもなく
川口さんは一枚の絵を描いた。

それは ホームレスの人のために

本当に実現すべきことを描いた絵だった。

大学2年生で NPOを立ち上げると

喫茶店を間借りし ホームレスの人たちに
聞き取り調査を開始した。

そして…。

確かに ホームレスの人たちは
空き缶収集で自転車を使うことが多く

修理は お手のもの。

そうだ。 その特技を生かして

放置自転車の削減にもつながる
シェアサイクルをやろう。

そして 川口さんは
自転車を置くスペースを貸してほしいと

数百の企業や行政に
プランを話して回った。

何度も門前払いを食らいながらも

ついに シェアサイクルの実施に
こぎ着けた。

更に その後も 宿泊施設やカフェ。

次々と
あの絵に描いたことを実現していった。

情熱と冷静を携え 31歳はこれからも走る。

よいしょ~。

この日 川口は 2人の男性と共に

シェアサイクルの
新しい拠点の設置に向かっていた。

57歳の鈴木さんは 元トラック運転手。

半年前から
自転車の運搬や配置などを担当している。

斉藤さん 31歳。

河川敷で寝起きする生活に耐えかね
1か月半前 川口のもとにやって来た。

へえ。

ハハハハッ。

斉藤さんは今 宿泊施設に
仮住まいしながら 就職活動中だ。

斉藤さんは去年
一人 関東から大阪に移り住んだ。

(取材者)すいません。
あ すいません。 大丈夫です。

実は斉藤さんは 中学3年生の時
「自分で生きていく」と言い残し 家を出た。

たぶん 自分に。

これまで さまざまな仕事に就き
収入を得ていたが

コロナ禍で給料が払われなくなり
路上生活に陥った。

頑張ります。
は~い。

斉藤さんは腰を据えて就職活動をするのは
今回が初めてだ。

一方 ここで働いて半年がたつ鈴木さんは
なかなか前向きになれないでいた。

鈴木さんは 一日 6, 000円ほどの稼ぎを
日払いでもらい

路上やネットカフェを転々としている。

2人が働き始めて
しばらくたった時だった。

鈴木さんに 変化の兆しが現れた。

そこで川口は 少し背中を押してみる。

あっ そうそう。

(笑い声)

日払いが週払いになれば 貯金もでき

家を借りて働くイメージもつくと
川口は考えていた。

もらいま~す。
すいません お願いします。

放しますよ。
はい。

川口がシェアサイクル事業を始めて10年。

現在300拠点に達し 今なお拡大中だ。

だが 事業をスタートさせた頃のことを
今でも忘れられない。

「働きたい」という思いを
ひしひしと感じた時

川口は改めて思った。

「働く」ということが もたらすもの。

なんか やっぱりこう ね…

斉藤さんが就職活動を始めて
1か月半がたったある日。

さっぱりしました。

斉藤さんが選んだのは
今のシェアサイクルでの経験を生かせる

家具の配送会社の仕事だった。

何かあれば
いつでもここで待っていると 伝えた。

2人が共に働くのも あと数日。

ほな あれ?

はい。

だから取っといた方が
いいなぁと思って。

そして 鈴木さんも。

笑顔を見せた。

♬~(主題歌)

♬~

ちょっと いろいろ考えたんですけど
結局 やっぱこう うん… 無ですね。

何ていうんですかね
強いて言うんだったら その~

ゴールがないみたいなことを知ってても

それでもなお こう
最善 最適 最高を求められる人

そして それを続けられる人かなって
思いました。

♬~

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