出典:EPGの番組情報
チョイス@病気になったとき「脊柱管狭窄(さく)症対策の新常識」[解][字]
足腰に痛みやしびれが走る脊柱管狭さく症。治療は手術だけと思いがちだが、軽症ならば運動療法で十分症状がとれる可能性も。手術が必要なサイン、予防に役立つ運動も紹介。
番組内容
高齢者の10人に1人が悩むという、腰の脊柱管狭さく症。加齢や病気によって背中の骨やじん帯が変形し、神経が通る「脊柱管」が圧迫されることで、しびれや痛みが出る病気だ。治療は手術しかないと思われがちだが、実は軽症ならば脊柱管を広げる運動療法で十分症状がとれる可能性がある。手術が本当に必要なサインや、治療や予防に役立つエクササイズ、脊柱管狭さく症と間違えやすい他の病気など、知っておきたい情報を伝える。
出演者
【キャスター】八嶋智人,大和田美帆,【講師】早稲田大学教授…金岡恒治,桐蔭横浜大学教授…成田崇矢,【リポーター】出田奈々,【語り】江越彬紀,佐藤真由美ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者
テキストマイニング結果
ワードクラウド
キーワード出現数ベスト20
- 手術
- 脊柱管
- 脊柱管狭窄症
- 神経
- 症状
- 圧迫
- 原因
- 筋肉
- 運動療法
- 場合
- 背骨
- チョイス
- 古橋
- 状態
- 椎間板
- 部分
- 福田
- 治療
- 背中
- 変形
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<今回は
多くの人を悩ませている あの病気>
<痛みで 長い時間 歩くことができない>
<しびれで 足の感覚がなくなる>
<その原因は 背骨を走る…>
<圧迫の原因を取り除くには…>
<大丈夫!
ほかにも治療のチョイスはありま~す!>
(3人)チョイス!
<一日数回 あるポーズを取るだけで
痛みやしびれが改善!>
<さらに ご注意!
脊柱管狭窄症と よく似た症状の病気も>
<足腰の痛みやしびれに悩むあなた!
必見で~す!>
健康への道のりは
チョイスの連続!
ということで
今日の「チョイス」は…
よく聞く病気ではありますよね。
何か 最近 よく耳にしますよね。
だいぶ分かってきたっていうのも
あるんだと思いますけど。
まず 脊柱管が どのようなものなのか
見ていきましょう。
こちらが
背骨の模型です。
この背骨で形づくられたトンネル。
このトンネルの部分が「脊柱管」です。
この黄色の部分は「神経」ですね。
中を神経が通っています。
で この脊柱管が
何らかの原因で狭くなってしまうのが
「脊柱管狭窄症」です。
そこに だから
神経が絡んでくるっていうことが
怖いですよね。
そうですよね。
日本では 高齢者を中心に
なんと 患者数が
580万人と
推定されていまして
高齢者の およそ10人に1人は
この脊柱管狭窄症を患っていると
考えられています。 そうですか…!
想像してたより多いっていう感じも
しますが それは周りの方にも
たくさん そういう症状を訴える方が
多いなっていうのも うなずけますね。
もしかすると 自分が
脊柱管狭窄症かもと思っている方。
そして すでに治療を受けている方にも
今日は ぜひ 知っていただきたい
新しい情報が いろいろとあるんです。
まずは こちらを ご覧ください。
<ゴルフが趣味の…>
<足に異変を感じたのは
2年前のことでした>
<痛みとしびれが強くなってきたのは
1年後>
<少し歩いただけで 痛みとしびれが出て
休まないと
再び 歩きだせない状態でした>
<日常生活もままならなくなった
古橋さんは整形外科を受診>
<「脊柱管」とは
背骨の中にある空間のことで
その中を「神経」が走っています。
「脊柱管狭窄症」は何らかの原因で
脊柱管が狭くなってしまい
神経が圧迫されて
痛みやしびれを感じる病気です>
<これは
古橋さんの背中から腰にかけての
MRI画像。
青で示した所が
脊柱管。
その中を
黄色で示した神経が
走っています。
脊柱管が 狭く
なっているのは
丸で囲った
この部分>
<ここで 神経が
圧迫されているのが
右足の痛みとしびれの
原因だったのです>
<古橋さんは…>
<これは 背骨を上から見た断面。
水色は椎間板
黄色は神経
ピンクは じん帯を
示しています>
<古橋さんの場合 特に じん帯が
肥大したこと。
そして 関節が大きく変形したのが
原因でした>
<「脊柱管狭窄症」と診断された古橋さんの
治療のチョイスは…>
チョイス!
<狭くなった脊柱管を広げる…>
<一度 背骨の一部を切り離し
変形した骨と 肥大したじん帯を切除>
<その結果 狭くなった脊柱管が広がり
神経の圧迫が取り除かれ
痛みとしびれがなくなるのです>
<2時間に及ぶ手術は 無事に成功。
古橋さんは 10日間の入院を終え
元気に退院! …するはずが>
痛みもしびれもなくなって
スッキリしてるだろうなと思って
手術に臨んだんですが
いざ…
<手すりにつかまらないと
階段の上り下りもできない状態が
しばらく続きました>
<実は
脊柱管を圧迫した部分を取り除いても
長い間 圧迫された脊柱管が
元に戻るまでには
時間がかかるのです>
ふっと ある日 感じて。
<ようやく
右足のしびれと痛みがなくなり
ゴルフも再開できたのです。
古橋さん よかったですね!>
う~ん よかったですね。
はい!
やっぱり 手術を受けるってことは
起きたら元気になってると そりゃあ
やっぱり 自分でも そう思うだろうから
結構 そのショックは
あったんじゃないかなと思いますし
いろんなパターンがあるのだな
という感じはいたしますね。
詳しく伺っていきましょう。
よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
そもそも どうして 脊柱管狭窄症が
起こるのかっていうお話から
聞きたいんですけど いかがですか?
ここに 腰の模型を持ってきてますけども。
これ 背骨が上から下までつながってると。
先ほど お話ししたように この中に
脊柱管っていう
神経のトンネルがあるわけですね。
このグレーの場所が椎間板で
後ろにあるのが椎間関節。
こう動かすと
今 動いて見えてる小さい関節が
椎間関節になります。
で だんだん 年を取ってくると
この椎間板が潰れていきます。
椎間板が潰れて
そうすると 後ろにある関節も
だんだんと変形していってしまいます。
<加齢とともに 椎間板が潰れてくると
これをきっかけに
さまざまな原因で脊柱管が狭くなり
神経の圧迫が起こります。
椎間板自体が 脊柱管に はみ出したり
椎間板とともに じん帯が潰れて
肥大したり
さらに 関節に負荷がかかり
骨が変形したりするのです。
これらは 一つだけでなく
同時に起こることもあります>
合わさっていくんですね。
どれか一つってわけではないんですか?
一つだけのこともありますけども
多くは
だんだん 年齢を重ねるにつれて
変化が起きて…。
それって 生活習慣というか そういうのを
ずっと長く続けてるうちに…
姿勢とか いろいろあるんでしょうけれど。
そうですね。
<加齢以外にも
脊柱管狭窄症になりやすい要因は
いろいろあります。
「姿勢が悪い」「関節が硬い」
そして 「肥満」は
椎間板に大きな負荷がかかります。
「糖尿病」や「たばこを吸うこと」は
血流を悪くし
脊柱管狭窄症になりやすいことが
分かっています。
さらに「すべり症」や「側弯症」などの
腰の病気がある人も
リスクが高くなります>
年を重ねれば重ねるほど
そういう患者さんは
増えていくっていうことですか?
そうですね。
ある程度 脊柱管狭窄になるというのは
人類が
二足歩行をして生活している以上は
70 80になったら
誰でも起きる変化なんですね。
症状としては
先ほど VTRの古橋さん
痛みとね しびれなんていって…
この2種類が
主な感じになるってことですか?
それが 一番多いですね。
<脊柱管狭窄症に
よく見られる症状は
片足の「しびれ」や「痛み」
「脱力感」です>
<さらに
特徴的な症状が
「間欠跛行」。
古橋さんのように
少し歩くだけで
痛みやしびれで
歩けなくなり
少し休むと また
歩けるようになる症状です>
要するに その圧迫されてる所を
手術で取り除くという手術
ってことですよね。
そうですね。 物理的に圧迫してる骨を
削って取ってしまう。 そうすれば
神経の圧迫が取れて
血流が また 再開されて
それで治っていくっていうことが
多いですね。 なるほど。
でも じん帯 取っちゃってましたよね。
おお… 全取りか? って
ちょっと びっくりしたんですけども。
そこ 取っていいのかな? っていう。
それ 平気なんですか?
そもそも そういうふうに
脊柱管が狭くなってるってことは
さっき言ったように椎間板も潰れてますし
関節も変形してますし
もう そこは あんまり
動かなくなっちゃってるんですね。
なので じん帯を取ることでは
特に大きな問題は起きないです。
あっ そうですか。
入院期間は どれぐらいですか?
手術終わって 1~2週間ですね。
あと 最近 内視鏡で手術をする
っていう場合もありますけれども
そういう場合には もう少し 短くなると。
数日で退院できる
ということもあるとは思います。
でも 内視鏡の手術
っていうのも また
それが ちゃんとできる病院でないと
できないってことですよね。
そうですね。 ある程度
特殊な手術ですので
その辺は ちゃんと
たくさんやってる所で
やったほうがいいんじゃないかとは
思いますけどね。
ちなみに 手術の費用は どれぐらい…?
入院の期間とか 削る場所の数などで
いろいろ 差がありますけども
1か所を手術する場合 保険を使って
およそ
20万から40万ぐらいになるかと思います。
古橋さんの場合は
手術してからね 治るまで
トータルで7か月ぐらい
かかってしまってましたけども
それぐらい
かかってしまうものなんですか?
それも かなり 人によって違って
痛み自体は
結構早い段階で治っていくんですけど
足のしびれは なかなか取れないんですね。
それは 何で 違いが出てくる…?
神経の圧迫が 長年 続いてしまって
それによって
もう 神経自体が傷んでしまった場合
スキッとは
なかなか いかないことが多いです。
それ以外の手術のリスクっていうものは
ありますか?
そうですね…
神経のすぐそばを操作しますので
もちろん 神経を傷めてしまう
っていうことが ゼロではないですね。
そういうリスクは
ほとんどないとは思います。
でも 何となく そういう… さっきのね
神経に関わる 近くを
手術するっていうのは
やっぱり ちょっと 恐怖感が
あるかなっていうのもあって
より ちゃんと知っとかないとな
というふうには思ったりしますね。
そうですよね。 できれば 手術を
避けたいという方も多くいると思います。
実は 手術を避けられるケース
意外にあるんです。
<プロゴルファーの…>
<異変を感じたのは 今から4年前。
練習場でレッスンをしているときでした>
<福田さんは すぐに
整形外科を受診。
一体 何が原因だったのか
MRIで詳しく検査しました>
<これは 福田さんのMRI画像。
丸で示した所の
脊柱管が
潰れて 狭く
なっていることが
分かります。
福田さんは
「脊柱管狭窄症」
だったのです。>
<こちらは その部分の断面の画像です。
黄色い部分が神経。
神経の周りに黒く見えるのが じん帯。
左の 正常な場合と比べると
福田さんは じん帯が
大きくなっているのが
分かります。
この肥大した じん帯が
神経を圧迫していたのです>
<福田さんは 2週間の安静入院をし
歩けるまでに回復しました。 しかし…>
良くはなったんですけど…
<左の
お尻から膝にかけての痛みとしびれは
日を追うごとに
だんだん強くなりました>
<3年半後 痛みのため
とうとう ゴルフが
できなくなってしまった福田さんは
別の整形外科を受診しました>
<最初に医師が提案したのは「手術」でした>
かなり…
<すると 別の治療法を
医師から提案されたのです>
<その治療法とは…>
チョイス!
<それって どうやるの~?>
<やり方は 超簡単!
四つんばいになり
猫のように背中を丸めます。
そして 背中を
丸めたまま
お尻を下げる。
たった
これだけ!
でも 本当に これだけでいいんですか?>
<福田さんの場合 肥大したじん帯が
脊柱管を狭めていました>
<猫のように背中を丸めると
肥大したじん帯が伸びて
元の位置に戻ります。
それによって 脊柱管が広がり
神経の圧迫がなくなって
症状が和らぐのです>
<福田さんは この運動療法を
毎日5回 1か月やり続けました>
<すると 症状が改善!
特に大きな変化が表れたのは左膝でした>
まあ… びっくりするところですね。
<さらに1か月後。
福田さんは
中断していたゴルフの練習を
本格的に再開することができました!>
<福田さん!
頑張って運動療法を続けてくださいね!>
ゴルフって腰に悪いんですか?
いや 必ずしも
そういうわけではないんですけども
ただ やっぱ スイングするときに
それなりに腰をひねりますので
やり方によっては ダメージが
そこに たまりやすいということは
あるでしょうね。
でも 運動療法で
症状が治るケースがあるって聞いて
うれしいんですけども やっぱり
そういうケースって多いんですか?
手術をしなきゃならない患者さん
っていうのは
私が 外来で患者さんを診る中で
せいぜい
1~2割ぐらいなんじゃないかなと。
そうなんですか!
じゃあ 逆に どういった場合が
手術になるのかっていうのが
気になるところですけれど。
まず 足の筋肉の力が
入りにくくなる。
それは 先ほど言った
腰の神経が圧迫されて
脳からの指令が 足先まで
伝わっていない状態。
それで だんだんと
筋肉が
力 入らなく
なってきて
それが どんどん
進んでいる状態。
それは もう
早めに手術をして
圧迫を取ってあげたほうが
いいですね。
あと「ドロップフット」。
初めて聞いたんですけれど。
それは 足首を反らす筋肉。
その反らす筋肉が
力 入らなくなってくると
だんだん 垂れていってしまう。
はあ…!
垂れたのが「ドロップフット」という…。
えっ じゃあ 力が…
入ってないような状態になる
ってことですか? 歩けないですね。
かなり不自然な歩き方になります。
鶏が歩くみたいな…。
それが起きてしまって
ずっと放っておくと
先ほどのしびれと
一緒で
手術をしても
治らなくなってしまう。
だから もし
ドロップフットになってしまったら
なるだけ早いうちに
手術して
圧迫 取ったほうが
いいですね。
次の「排尿・排便障害」も
脊柱管と関係してるんですか?
ここの脊柱管の中に
通っている
神経全部が
圧迫された場合
中にある神経の束
全部が 一緒に
圧迫されてしまった
場合には
その神経は
ぼうこうや直腸
そこに行ってる
神経なんですね。
それが ひどく
圧迫されちゃうと
おしっこを出そうと思っても
出ない。
それを「尿閉」と
いいますけど。
あるいは 回数が
相当増えてしまう。
逆もあるんですね。
そうですね 「頻尿」。
そういうふうな症状が
出てきてしまいます。
そういう症状が出てきたら
もう かなり 神経が
ひどく圧迫されて
やられてるっていうふうな…。
かなり
重篤なサインっていうことになります。
束でくるっていうことは
じゃあ 例えば
右側のここだけとかっていうことじゃ
なくなってくるっていうこと…?
そうですね。
左右差も あんまりないんですか?
全部が やられてしまうと
両足の
あちこちが
しびれたりとか
かなり広い範囲に いろんな症状が
出てきてしまう…。
でも ほとんどが
手術の必要がないっていうふうな…
1割 2割っていうふうに
おっしゃってましたけど
何か 治療が手術のイメージだったから
何か 運動療法っていうのは
最近 たくさん分かって
いい方法が出てきたっていうのも
あるっていうことですか?
そうですね。 手術をしなくても
ある程度 運動をきちんとやることで
手術を回避できるというようなことも
分かってきています。 なるほど。
<それでは 皆さん
お待ちかね
脊柱管狭窄症に効く
3つの運動療法を
ご紹介!
教えてくれるのは…>
脊柱管狭窄症の運動療法のポイントは
どこになりますでしょうか?
脊柱管狭窄症なんですけど
まず 腰を丸めます。
この丸めるっていうことが
脊柱管が広がるんですね。
この丸めるっていうのが
一つ ポイントになります。
今回 3つご紹介したいと思うんですけど。
1つ目は
「四つんばい正座」といわれてる運動です。
まず 四つんばいになっていただいて
いいですか。
四つんばいになっていただいて
なるべく 背中を丸めます。
思いっきり…
思いっきり丸まっちゃっていいです。
ああ なるほど。 このやり方
脊柱管狭窄症の人の…
まさに こういうやり方します。
ちょっと 今 やっていただくと
分かりやすいんですけど
こうやってやると胸の部分は丸まるけど
腰の部分 まっすぐですよね。
<理想は このように 背中全体が
きれいなアーチを描く状態。
きれいなアーチのコツ
教えてくださ~い!>
だいぶ
おなかを
下から えぐってくるように入れないと
っていうことですね。 そうですね。
マグロ 取るみたいな すき身 取る…。
ああ そのイメージで。
じゃあ そのイメージで お願いします。
まあ イメージはね 人それぞれですから。
アイスクリームでもいいですね。
ハハハハ…!
そうなんです。 で
その人ができる 一番丸まる形を作るのが
まず 第一です。
一番丸まっていただいたら
それをキープしながら正座します。
そこをキープして
正座していく。
正座していく
正座していく。
そこまで行ったら
戻ります。
そこもキープしながら戻って
これで 1回 終わり。
OKです。
<でも これが難しいという人は こちら>
あおむけに寝ていただいていいですか。
はい。
よいしょ…!
このまま 両膝を両手で抱えます。
両膝を… はい。
なるべく
胸のほうに 手の力で
ぐ~って
やってくると…。
もうちょっと頑張って近づけられます…?
そうすると
お尻が ちょっと 浮いてきますよね。
そうすると 先ほどの
腰が丸まる形に近づいてくるので
まず こういう形で丸まってもらうと。
大体 これ 10秒ぐらい やりながら
自分で 伸びてるなあって感じるのが
ベストです。
でも これ…
これとこれで 全然違いますね。
これだと 楽に 脚は曲がるんですけど
丸まってないですね お尻が。
丸まってないんですよね それだと。
ここから先が
何か ふだんやらない動きというか…。
そうですね。 両手で抱えるっていうのが
一つ ポイントです。
そのまま 今度は 頭 上げていただいて。
すばらしい。
背中 伸びた感じありますか?
はい。 丸まったほうが
より背中が伸びております。
伸びた感じがあるのが
効いてるっていう意味ですので
ぜひ 伸びる感じも感じながら
やっていただくといいかなと思います。
<お尻が うまく上がらない人は
折り畳んだタオルや枕を
骨盤の下に敷くのが おすすめ。
自然と お尻が上がり
伸びを感じやすくなります>
<これでも まだまだ難しいという人には
椅子を使った こちらの運動>
浅く座っていただいて
いいですか。
その状態で両足を広げていただいて。
思いっきり広げちゃっていいです。
その間に 体を丸めるようにして
下げてくると。
ああ~…!
そうですね。 すばらしい。
これ 伸びた感じありますか?
伸びてます。
これも
10秒から15秒ぐらい… 以上ぐらい
やっていただければいいかなと。
あと ポイントは ございますか?
やっぱり これ 今 大和田さん見てると
胸の部分が どうしても
丸まってる感じがありますよね。
できれば
あそこは丸めるような意識を持ちながら
さらに できるといいです。
骨盤からね。
そこを意識しながらやるっていうのが
一つのポイントになるかなと。
まだ…?
いや いいですよ。
さっきよりいいと思います。
<どれも 脊柱管を広げる効果があるので
3つの中から無理のないものを選んで
毎日 行いましょう。
実は この運動療法
こんな人にも必要なんです>
<手術を受けて
右足の痛みとしびれが治った…>
<古橋さんも 脊柱管を広げる運動療法を
毎日やっています>
<でも どうして 手術で治ったのに
運動療法を続けているの?>
<実は 手術で原因を取り除いて
脊柱管が広がっても
腰に負担のかかる生活をしていると…>
<今度は 別の場所で 脊柱管が
狭くなってしまうことがあるのです>
なるほど! やっぱり
なるほど!
先ほど 先生がね
生活習慣とか そういうことが
原因にあるってことですから
やっぱり また
同じような生活をしていると
それは また
負担があるってことですよね。
そういうことですね。
いや だから 再発の可能性も
それだけ高くなると。
そうですね。
大体 1割ぐらいの患者さんは
脊柱管 手術をして圧迫取っても
また 椎間板 出っ張ったりとか
骨が変形したりとか
そういうので再発するというふうには
いわれてるんですよね。
でも やっぱり 同じですか?
骨変形 そして 椎間板… 肥大みたいな。
起きてくる変化っていうのは一緒ですね。
<脊柱管狭窄症の手術には
重症の すべり症などのために
背骨が不安定になっている人に行う
「固定術」もあります。
まず 圧迫の原因となっている
じん帯や骨を取り除き
ずれた背骨の位置を 元に戻します。
そして 動かないように金属のねじで
固定するというものです。
この手術でも再発のリスクはあります>
ただ 固定しても その固定をした上と下
つまり 固定をした周りの骨が
変形を起こしてしまうと。
今度はね 逆に。
ですので
固定したあとも ちゃんと
ある程度 リハビリをして
腰のコンディショニングを
良くする必要はあります。
ちゃんと つきあっていかなきゃいけない
っていうことが
大きいってことですかね。
そういうことですね。
手術をしたら すべて終わり
それがゴールというわけではないと。
薬をのむチョイスっていうのは
あるんでしょうか?
そうですね… その患者さんによって
いろいろ 症状が違いますので
その症状に合わせた薬を
使うことになります。
最初 足の痛みが
つらい場合には
一般的な痛み止め
消炎鎮痛剤。
それや あるいは
先ほど言ったように
血流が低下してて
症状が出やすいので
血流を良くするような薬
それを使います。
それでも
治らないような
しびれが続いてる
痛みが続いてる。
そのような
場合には
末梢神経の痛みを
取るような薬。
それや
中枢に作用して痛みを取るような薬。
そのようなものを
使うことがありますね。
基本的には
痛みを取るというような考え方で
使うということですかね。
そうですね。
あとは
長く痛みが続いてると どうしても
うつ状態になってしまう。
気分が落ち込んでしまう。
それによって
痛みを より感じやすくなるという
いわゆる 負のスパイラルに
はまってしまったような人は
抗うつ薬 気分を
変えるような薬。
そういうのを使うことも
ありますね。
そしたら それで ちょっと元気が出たら
ちゃんと運動療法をするとか
そういう感じに… まあ 気持ちが
そっちに向いてくれればいいかな
っていうのもあるんでしょうね。
そのとおりです。 そのとおりですね。
あくまでも
薬で症状を抑えるっていうのは
対症療法 痛みを止めてるだけですので
その原因となるような…
脊柱管を なるだけ広げる。
あと 体幹を きちんと安定させる。
そのようなことを得るためには
運動療法が必要です。
体幹っていうのは なぜ 必要なんですか?
背骨を支えている周りの筋肉。
それを全部含めて 体幹なんですけども
背骨を きちんと支えるためには
筋肉が うまく働いていないと
腰の骨が ぐらついてしまいます。
そのぐらつきが続いていると
変形が起きてしまう。
ぐらつきを
起こさないようにするためには
体幹の筋肉を
うまく 使えるようにしてあげる。
よく聞きますよね。 インナーマッスルで
腰を支えようみたいな。
ちょっと コルセットっていうんですかね。
自力で作るコルセットっていうか…。
そのとおりです。 そのとおりです。 はい。
自分で それ鍛えれば 作れるわけですね。
そうです。
<脊柱管狭窄症の
予防になる
体幹を鍛える
運動って
どうやるの~?>
<まずは「足だけハンドニー」>
<四つんばいになった状態から
片足を上げて
その姿勢を10秒キープ>
<正しい姿勢を取るには
注意点が2つ。
まず…>
<そして 脚は真後ろに上げ
体が横に傾かないようにします。
この2つが守れないと
体幹を鍛えられません。
そんなこと できない! というあなたに
とっておきの超簡単エクササイズが!>
次は もう少し簡単な
いつでもできるような運動を
ご紹介したいと思うんですけど。
ちょっと 皆さんですね
背中に手を回していただいて
背骨の横 触っていただいていいですか。
背骨のすぐ横を触っていただいて
最初 丸まります。
丸まったまま倒すと
この触ってる筋肉って働かないんですね。
背骨の横の筋肉 働かないです。
で 次に 腰を反りながら倒すと
筋肉が盛り上がってくるの分かりますか?
硬くなった…!
硬くなったですよね。 硬くなりますよね。
出てくる!
その筋肉を使ってもらいたいんです。
ですので 座りながら 骨盤を立てます。
立てた状態で
そのまま体を前に倒す。 それだけです。
あんまり下へいかないで いい姿勢を…
それぐらいでいいです。
それだけでも そこの筋肉 働くので。
そうすると これ
どこでも 誰でも できますよね。
やってるふりっていうか
もう 本当 電車の中で 少し…。
できますよね。
こう 待ってたり…。
これは じゃあ 反らしもせず 丸めもせず
まっすぐっていうことですよね。
ちょっと まあ 「反らす」ですかね。
骨盤を前傾するので
ちょっと反らした感じで
それをキープしたまま倒してくると。
どれぐらいキープすればいいんですか?
10秒ぐらい また キープしていただいて。
で 戻ると。
戻ると。
<予防になるので
脊柱管狭窄症になっていないあなたも
ぜひ 試してみてくださ~い!>
さて ここまで
脊柱管狭窄症の治療として
手術 運動療法 薬と
いろいろな方法 見てきましたけれども
中には どれも効果がないケースも
あるんです。
どういうことでしょうか。
<去年の秋から
お尻から膝にかけて
両足に
しびれと痛みの症状が出てきました。
それから1か月ほどで
つえなしでは歩けないほどに悪化>
<特に痛みが強く出るのは
動き始めだといいます>
こういうふうに…
ただ それが立ち上がります。 その…
<医師からもらった
痛み止めの薬をのんでも
効果は 一時的。
渡邊さんは 考えられる病気を
インターネットで調べてみました>
結構 いろんなもん 該当するんですよ。
<渡邊さんは 手術を覚悟して
近所の整形外科を受診しました>
<MRIで詳しく調べてみると
やはり 脊柱管が
狭くなっている部分が見つかりました>
動作時の痛みだとか
立ってる状態を
維持するのが難しくなってきて…
ああ やっぱりか…。
じゃあ もう…
<治療のチョイスは手術しかないの?>
チョイス!
<実は 担当の医師は
渡邊さんの激痛の原因を
「脊柱管狭窄症」と断定することに
躊躇していました>
そういう意味では保存的な治療というか…
<そこで 理学療法士の成田さんに
バトンを渡したのです>
<まず 成田さんが行ったのは…>
<こんなに痛みがひどい
脊柱管狭窄症なら
低下があるはずです>
<まず 成田さんは両足を触り
感覚低下がないことを確認しました>
<さらに 足を指で押さえたときに
抵抗して反らすことができるかで
筋力を確認>
<この検査の結果から 痛みの原因は
脊柱管狭窄症ではないと
成田さんは判断。
ほかの原因を探りました>
<成田さんが見つけた痛みの原因は
お尻の筋肉でした>
<実は お尻の筋肉が固まることで
両足の痛みやしびれなどの
脊柱管狭窄症と同じような症状が
出ることがあるのです>
<そこで 硬くなったお尻の筋肉をほぐし
柔らかくしました>
<渡邊さんは 成田さんに教わった
お尻の筋肉をほぐす運動療法を
毎日 続けています>
<今では つえがなくても 最初の一歩が
難なく出せるようになりました!>
いやあ よかった。
よかった~!
よかったですね。
そういう いい先生に
出会えてっていうのもあるし。
それよりも やっぱ びっくりするのは
勘違いされる… 狭窄症があるっていう。
それが かなりあるっていうふうに
おっしゃってましたけども。
だから 画像上は 狭窄していたとしても
症状の原因が違うということは
よくあります。
じゃあ どういう 先生は
治療をされていくというふうに…。
脊柱管狭窄の診断を
するためには
もちろん
画像は撮って
MRIで
見はするんですけども。
それに加えて
最も大事なのは
その人の症状が
どういう症状なのか。
どういう所に
痛みがある。
どういうふうな姿勢をすると
痛みが増す。
どういう所の筋肉に
問題がある。
どういう所に
しびれがあるか。
そういうふうなことを
一とおり きちんと触って
それによって診断をしていくということが
必要なんですよね。
医師から 先ほど言ったような
細かい診察を受けずに
画像だけ見て 狭いから手術をしろ
というふうに言われた場合には
ちょっと これは おかしいかなと思って
ほかの病院へ行ったほうが
いいかもしれないですね。
気をつけないと…。 ほかにも
「ニセの脊柱管狭窄症」っていうのは
ほかの種類もあるんですか?
<脊柱管狭窄症と似た症状の病気は
ほかにもあります。
骨盤の関節「仙腸関節」が不安定になり
痛みが出る「仙腸関節性腰痛」。
足を通る血管が
動脈硬化によって詰まる
「末梢動脈疾患」などです>
ただ いろんな この症状は複合してます。
いろんな形で重なり合ってます。
だから どこから きてるのか。
今の自分の症状が
どこから 一番きてるのか。
それを
きちんと診断してもらうためには
なるべく早く 信頼できる整形外科を
受診するということが
必要になるんじゃないかなと思います。
それでは 最後に
今日お伝えした内容を踏まえまして
ベストチョイスのためのアドバイスを
お願いいたします。
脊柱管狭窄症の治療は
運動療法が基本だと思います。
ただ その一方で
すぐに手術を
しないといけないケースもありますので
そのラインを
適切に見極めることが肝心です。
脊柱管狭窄症ですが
なってしまったものを治すのは
なかなか難しいので
今日は 予防の方法も紹介しましたから
ぜひ 予防の運動も
していただければいいかなと思います。
では 先生 ありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。
ゴルフをやり過ぎて
腰を痛めたことありませんか?
スイングのときに
腰を回し過ぎているのが
原因かも。
腰を守るためには スイングのときに
胸を回す意識が重要なんです!
そのイメージをつかむのに
おすすめなのが
「バンザイ回旋ポーズ」。
まず
椅子に腰掛けて
背筋を
伸ばしながらバンザイ。
次に 息を
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下ろしながら上半身を回旋。
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これを左右やるだけで
胸を回す感覚がつかめます。
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お試しあれ!
次回も 皆さんに お届けします。
健康への ベスト…。
(2人)チョイス!
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