プロフェッショナル「極北のラストサムライ~脳神経外科医・谷川緑野~」[解][字] …の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

プロフェッショナル「極北のラストサムライ~脳神経外科医・谷川緑野~」[解][字]

他では治療が困難と言われた難症例を次々成功させ、世界中から執刀依頼が殺到する脳神経外科医、谷川緑野。三大死因の一つ脳卒中。“ラストサムライ”と呼ばれる男の現場。

番組内容
北海道、札幌。ここに、他では治療が困難とされた難症例を次々と成功させてきた脳神経外科医がいる。谷川緑野、60歳。少しでも傷つければ、術後深刻な後遺症を引き起こしかねない繊細な脳内で、はりめぐらされたどんな細い血管をも温存する谷川の手技は、世界最高峰と言われる。時に10時間以上に及ぶ術中、岐路に立たされた谷川を鼓舞する信念。“ラストサムライ”とも称される無骨で真っ直ぐな男が見つめる、医療の未来とは。
出演者
【出演】脳神経外科医…谷川緑野,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

患者のためにという
極めてシンプルな考え方だ。

術後なるべく早く
社会復帰ができるようにと

髪をそらない開頭手術を考案。

さらに
脳を保護するための膜を閉じる際

あえて顕微鏡まで使用し
徹底した縫合を課す。

そして患者本位の最たるものが
世界一美しいと言われる

出血がほとんど見られない術野。

(谷川)無血で病変に到達して…

その徹底した姿勢は

谷川さんを招へいした

開頭手術の第一人者
上山医師が心配するほど。

まあ 谷川のこと言うとね 要するに…

自室に戻っても 常に3つある
手術室の状況をモニタリング。

(谷川)見してください。

時に手術室をはしごし
メスを握る。

ちょっと見して。

家に帰ってからも…。

聞けば 高校時代は応援団長。

♬~(応援歌)

武骨で不器用な生き方を
変えるつもりはないようだ。

おはようございます。

谷川を頼り 一組の家族が訪れていた。

(谷川)全然ダメ?
はい。

男性は 聴力を支える神経に
腫瘍ができていた。

腫瘍は良性だが 大きくなれば
顔を動かす神経をも圧迫し

口のゆがみや 目が閉じないなどの
重い麻痺が生じる可能性があるという。

腫瘍を摘出する手術が必要だが

その周囲には重要な神経が密集し
たどりつくことすら危険を伴う。

手術当日の朝。

男性の家族が 去年生まれたばかりの
娘と共に病院を訪れていた。

パパ 頑張ってねって。 うん。

寝てるだけだ。

では 始めてもいいですか?
≪はい。

はい お願いします。 メス。

手術が始まった。

側頭部から侵入し
頭蓋骨の底を目指す。

骨を1枚隔て

下には顔を動かすための
重要な神経が走っている。

傷つければ
麻痺は避けられない。

慎重に掘り進めること 40分。

顔面神経が姿を現した。

しかし。

目指す腫瘍は さらにその奥。

指先の感覚と経験を頼りに
より危険な深部へと分け入る。

指先の震えすら 致命傷となりうる
脳外科手術。

医療技術の進歩により
外科手術に頼らない治療法が確立し

開頭手術の割合は減少している。

だが この手術のように

リスクを背負うことでしか
越えられない病が 残っている。

ヘラ。

はい マイクロハサミ。

神経の奥に潜んでいた2ミリの腫瘍。

家族の未来がつながった。

はい お待たせしました。 どうも。

ありがとうございました。
ちびちゃんが来たな。

フフフ… ちびも来たのね。

え~っと…

ありがとうって。
先生 ありがとうって。

はい どうも。 どうも。

ご機嫌だ。

♬~

(谷川)どうも。 久しぶりですね。

随分 間あいちゃいましたけど。

お久しぶりです。
はい はい はい どうも。

夏生の手術があって…。

(谷川)今 何歳だ?

(母親)今年 成人式。

♬~

(谷川)これから?
はい。

栄養士で。
(谷川)栄養士になったんだ。

病院の中の食堂?
中の食堂です。

(谷川)じゃ 病院食とか作るの?
あ そんな感じです。

変なやつらに絡まれないように。

気をつけます。
(谷川)はい はい。

ありがとうございました。
(谷川)はい どうも。 はい。

それは 帰宅直前のことだった。

(ノック)
あっ…。

(取材者)
今 電話かかってきたんですか?

かつて勤務していた
網走の病院からの応援要請。

網走には 今も週に一度診療に通うが

救急の要請があれば
昼夜を問わず駆けつけるという。

およそ5時間の道中。

谷川さんは 手術の様子を
リモートで確認しては 指示を飛ばす。

これは いいんです。

谷川さんが網走で働き始めたのは
医師になって8年目 34歳の時だった。

大学の医局に残るのが
出世コースと言われる中で

自分を頼る声に
応えたいと思った。

目にしたのは
医療格差の厳しい現実だった。

忘れられない思い出がある。

助けたいと思うほど
高まっていく手術のリスク。

その腕は 極北の地で一人 16年

理不尽なほどの責任と対峙し続ける中で
磨かれたものなのかもしれない。

今 その谷川さんの元で学びたいという
若手が 後を絶たない。

網走の患者は 一命を取り留めた。

こんな日々を 35年。

また 難手術が始まろうとしていた。

(谷川)こっちもコブ?
(野田)そっちもコブなんです。

主要な血管の一部が塞がり

それが原因で脳の深い位置に
4つの動脈瘤ができていた。

他の病院では治療の手だてがなく
転院してきたという。

谷川は 動脈瘤全てを処置し
さらに閉塞した血管の代わりに

腕の血管を移植することで
バイパスを作り

不安の根を絶つという。

今回の手術は
医師 看護師 14人による総力戦。

集中力を維持するため
一番弟子の野田と交代しながら

動脈瘤の処置に当たる。

さらに バイパスに必要な腕の血管を
採取するのは 若手の喜古。

チームの連携が 問われる。

手術が始まった。

動脈瘤は脳のほぼ中央に位置している。

野田と交代しながら 慎重に剥離し
深部へと分け入る。

(谷川)はい いいよ。

開始から3時間半。

1つ目の動脈瘤にたどりついた。

だが。

行く手を阻むように 動脈瘤の周囲に
重要な血管が密集していた。

ひるむことなく
血管を慎重にはがしていく。

その時 谷川の手が止まった。

動脈瘤の壁が恐ろしく薄い。

このままクリッピングを強行すれば
コブの根元が破れ

大出血を引き起こすリスクがある。

(谷川)だから ちょっとね…

谷川は手順を変え

動脈瘤のある血管に
2本のバイパスをつなぎ

コブに流れる
血液を減らすことで

リスクを下げるという。

(野田)正確に測っときなよ。
(喜古)はい 分かりました。

喜古が取り出した血管を 谷川がつなぐ。

迂回路に 血液が流れ始めた。

(谷川)あぁ…。

手術開始から6時間半。

いや~ あの動脈瘤 やばいです。

やばいな。
やばいです。

上山も駆けつける。

ついに 動脈瘤の処置ができる状況まで
たどりついた。

だが…。

ちょっと そうちゃん 代わろっか。

動脈瘤の死角に
髪の毛ほどの血管が癒着していた。

0.1ミリにも満たない穿通枝。

損なえば 麻痺や意識障害を引き起こす。

剥離していた その時。

動脈瘤が 破れた。

出血が続けば 命を失いかねない。

だが止血のため穿通枝ごとクリップすれば
後遺症は避けられない。

詰まれた局面。

どの医師も微動だにしない。

そのことが 自分を奮い立たせる。

動脈瘤と穿通枝の間に作り出した

1ミリに満たない隙間。

動脈瘤のみを 捉えた。

はぁ…。

手術開始から8時間。

最後 4つ目の動脈瘤。

その時。

はい。

谷川は手を引き 野田に託した。

10時間の総力戦が 終わった。

♬~(主題歌)

♬~

(谷川)ハハハハッ。

♬~

当たり前のことを当たり前にやること。

自分で決めたこと 計画したことを
計画したとおり きちんとやること。

それがプロフェッショナル。

♬~

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