言葉にできない、そんな夜。(9)[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

言葉にできない、そんな夜。(9)[字]

自分の感情にぴったりくる言葉をゲストと一緒に探す新番組。6月のゲストは、美村里江さん、ヒャダインさん、崎山蒼志さん、綿矢りささん。自分だけの言葉を見つけよう。

番組内容
最初のお題は「怒りが最高潮に達したとき」の気持ち。美村里江の冷静と怒りのあいだ。綿矢りさが小説で見せた「キレた」ときの表現とは?太宰治が川端康成に宛てた衝撃的な声明文とは?懐かしの流行語も登場!▼ゲストがその場で発表するお題は「ハプニングが起こり、場が凍ったとき」の気持ち。▼最後のお題は「スター選手や推しが引退するとき」の気持ち。みんなで推しトーク!ヒャダインの書き下ろしに崎山蒼志が…。
出演者
【司会】小沢一敬,【ゲスト】美村里江,ヒャダイン,崎山蒼志,綿矢りさ,【語り】石川界人,渡部紗弓

ジャンル :
趣味/教育 – 会話・語学
ドキュメンタリー/教養 – その他
バラエティ – その他

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 言葉
  2. 本当
  3. 表現
  4. 自分
  5. 気持
  6. ファン
  7. 崎山君
  8. 綿矢
  9. 美村
  10. 引退
  11. 相手
  12. 感情
  13. 充電
  14. 文章
  15. バンド
  16. ヒャダ
  17. 最後
  18. 時間
  19. 小説
  20. 大好

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

♬~

言葉は
いろいろあるけれど。

この気持ちは それだけじゃ語れない。

もっともっと見つけたい。

今夜のテーマは…

小説家 綿矢りさが表現すると…。

体の中を電流というか 稲妻みたいのが
かぁ~って走っていくイメージが

湧く時があって
それが すごく分かります。

更に…

アイドルソングを生み出すヒャダインが
書き下ろし。

もう生きてるだけでファンサービス
っていうのが

まさに これなのかなと思って…。

なんて言う?
なんて言う?

(拍手)

今月 最後の放送になりますが
ここまでやってきて いかがでしょうか?

美村さん どうですか?
楽しいですね!

何か その… お題を見て
自分で考えてる時も楽しいんですけど

本当 人の話 意見を聞いた時に

あっ こっちにも そんな扉がっていうのが
驚きが たくさんあって

すっごく楽しく参加してます。

さあ 崎山君 どうですか?

一人一人 やっぱり 全然
文章の受け取り方が違うなっていうので

話せる機会があるのは
すごい すてきなことだなと思いますし

こんな すごいメンバーの皆様と
こうやって お話ができて

もう 大変光栄に思っています。

最後まで カタい。
19歳です。

さあ 綿矢さん。
ヒャダインさんや崎山さんみたいに

作り手の方から 実際に
どういうふうな気持ちで書かれたか

っていうふうな解釈も聞くことができて
楽しい感じを味わってます。

(笑い声)
あの それで… 本当に…。

いや いいんだよ。 いいんだよ。

いやいや… 違う 違う…。
いいんです! いいんです!

ここのアクリル板は
ほかのより厚いんです。

(笑い声)
本当に あの…。

いいんです! もう… ご自愛ください。

(笑い声)
出た。

さあ ヒャダさん。
皆さんから ぽろっと出てくる

ちょっと こぼれた言葉

言ってやるぞって言って
決めた言葉じゃないところが

すてきな言葉が あふれていて。

一回一回終わるたびに
僕は チョコレートを食べ

ちゃんと糖分をとらないと
本当 疲れちゃうんですよね。

空き時間にチョコレート食べるの
俺のキャラ。

フフフフ…。 あっ そう…?
とらないで!

この感情は
さまざまな手法で表現されてきた。

漫画では…。

更に 動物は

表情険しく 激しくほえ
怒りを表した。

そして 流行語でも…。

激おこぷんぷん丸。

最高潮に達した怒り。

あなたなら なんて言う?

さあ 怒りが最高潮に達した時

言葉で どう表現するんだろう
ということですけど

美村さん 怒るところ
想像できないですね。

あります。
私 ちょっと 語っていいですか?

是非!
もう最後なんだから 全部言っちゃって!

詳細は省きますけど
相手から とっても失礼なこと言われて

自分の もう本当 尊厳も存在意義も
全て なしにされるようなこと

言われたんです。
で 水持ってたんですよ。

これは かけていいって思ったんですね。
ああ~。

で かけてやろうって 思ったんですけど

その直後に
手がガタガタガタって震え始めて

結局 7割方 自分で かぶって
終わってしまったんです。

完全に 感情の右手は
かけようと してたんですけど

心の中の理性の左手が
止めてたんですよね。

もう それで 何かバグを起こしたみたいに
こう 揺れて

自分で かぶって 相手から
「ハッ 何してんの?」って言われて

「えへっ」ってして終わりました。
うわ~!

やっぱ 言葉が出ないんだ?
怒り過ぎると。

怒りって 「逃走」か「闘争」かって…
「逃げる」か「ファイト」か

っていうことだっていう話なんですね。
何か 人間の中では。

でも どちらかというと いつも
逃走というか… まあ いいやって

引く方だったんです。 これは 闘わねば!
自分のためにって思って

かけたいって思ったのに
かけられなかったんですね。

怒り。 言葉で表現すると…。

その時のピークの怒りは
焦土っていう感じでした。

本当に もう焼け焦げて
何にもない さら地。

で 真っ黒に焼けちゃった土で
何の生命反応も 微生物も 何もいない。

目の前の人が 怒りに震えて
7割方 自分に水浴びてたら

相当怒らしたなと思って。
あの… 何て言うのかな?

どなられるより よっぽど怖いから
効果的なんじゃないかなと…。

前回も前々回もだけど
相手側のこと まず考えるよね。

思いやりの人。
すごい。

VTR中にはですね
「激おこぷんぷん丸」とありましたが

「激おこぷんぷん丸」。

そうですかあ。
そうなのかあ。

時代の あだ花ですね。
あだ花。

皆さんは この激おこスティック
ファイナリアリティぷんぷんドリームは

使いますか?

僕 「おこ」は ちゃかして使いますね!

偉い人が怒ってる時とかは
「何とかさん おこだよ」とか…。

あ~ そんな感じ! 使いそう!
でしょ?

例えば 小沢さんが怒ってたら

「小沢さん さっきの収録で すげえおこ
だったよ わら」みたいな感じで使います。

「おこだよ わら」。 むかつくわ~!
(笑い声)

崎山君は 使ったことある?
「激おこぷんぷん丸」とか。

(笑い声)
それを 何か 唱えてる間に

何か 怒りが冷めちゃいそう。
怒りが冷めそうよね。

さあ 言葉のプロなら この時の気持ち
どう表現しているのか。

実は 綿矢さん 小説で怒りについて
表現していました。

芥川賞作家 綿矢りさが
小説「かわいそうだね?」で つづった

主人公の怒りが
頂点に達した時の表現が

こちら。

さあ 美村さん
綿矢さんの この怒りについての表現

気になった言葉 あれば。
あります。

何か こう きっと どこかに
こういうのがあるって思っても

これは 使ってはいかんっていって
削除してたものに走っていく。

また演技で怒ってる時も

体の中を電流というか 稲妻みたいのが
かぁ~って走っていくイメージが

湧く時があって
それが すごく分かります。

この「遂につながって
電流が行き渡り」っていう。

ヒャダさんは どう?
人間も動物として

本能的に怒るというのは
あるとは思うんですけど

それを小さい頃のしつけとか
あとは 自身の社会性とかで

この線と この線を
つなげちゃいけませんよ

というふうに
しつけられたものを

通り越すぐらいの怒りが来て
それが もう つなげていって

びゅ~んって 体じゅうに
電気が走っていくっていうのは

すっごくよく分かりますね。

今までのものを 吹っ飛ばすぐらいの
強いインプットが入ってきた

って感じがしますね。
崎山君 どうでしょう?

そうですね
「充電完了」っていうところが

やっぱ すごい思ったっていうか。

「あっ!」って思って
そのエネルギーが体に満ちて

何か こう 充電…

自分の気力がマックスになったみたいな
感覚にも とれるっていうか 自分は。

どれぐらい充電たまったら怒る?

100。
(一同)100!

今 ちなみに どれぐらい充電あるの?

いや この場に関しては もう0。

怒りの充電じゃなく 気持ちの充電は
今 どれぐらい…?

70…。
100で来い!

収録は 100で来るのオススメだよ。

綿矢さん でも この表現っていうのは
どのようにして生まれたんですか?

主人公が
すごく腹が立ってたけど

それまで 行動に移せなくって

いじいじしてたり
自分の反省に変えてたけど

今は 怒らなあかんって
思った時に

キレてるだけだったら
何もできないから

つなげて
自分の中で充電完了して

思い切り相手にぶつけるぞ
っていうふうな気持ちを込めて書いた。

これは本人も そういうところある?

これは 私は 結構
切れたまんま つながらないタイプで。

う~ってなったまんま
外に発散できないから

こういうふうに つながって充電して

怒りを表に出せる人は いいなあ
と思います。

へえ~。

さあ 怒りといえばですね

綿矢さんも大好きな 太宰 治
代表作「走れメロス」。

書き出し 崎山君 知ってますか?

こういう感じに
なってるんですけど

あそこに埋まるの
何か知ってます?

この一行から「走れメロス」は
始まるんですけど。

激怒?
おっ!

さあ 果たして
正解は こちらです!

まあ テーマが「怒り」だから そうだよね。

(笑い声)
そりゃ そうだよね。

少し調べたところ 怒りを表現する言葉は
さまざま ありました。

憤怒 いいっすね!

あれで「ぬ」って読むんだ。
「ふんど」じゃないんだ。

「ふんど」も読み方として あります。
あります あります。

「ふんぬ」もあるんだ。 「ふんぬ」のほうが
かわいいじゃないですか。

「ぬっ!」っていう感じ…。
「ぬっ!」っていう感じが…。

「許せない」が入ってるかどうか…
あるんですね。

「憤激」は 許せない激しい怒り。

日本語って すごいね。
小説の中とかでも

書き分けたりするんですか?
こういうのは。

「憤激」とか「憤懣」とかは
言葉自体が 結構 難しいから

これ自体 主人公 こんな言葉
知ってるかなみたいな感じの視点が

まず入るかもしれない。
不自然になっちゃうと?

意外と 「憤懣やるかたない」とか
結構年上の人が思うかなっていうような

イメージとかで…。

確かに 若い子が
こういう言葉使ってるの

見たことないもん。

「憤懣」っていうのが だから
激おこぷんぷんファイナルスティック何とかでしょ?

(笑い声)

更に 太宰 治はですね
川端康成に対して

このように怒りを表現していました。
こちらです。

どうした? どうした?

小説「人間失格」などで知られる…

かつて 芥川賞に落選した時

選考委員の川端康成に宛てて
雑誌に発表した怒りが こちら。

さあ 崎山君 どうですか?
この怒りのメッセージ。

何か もう全然
冷静じゃない感じが…

いや 最高ですね。
最高? はい。

衝動に駆られるもの好きだもんね。
衝動に駆られるものが大好きなので。

アハハハ…!

さあ 綿矢さん
気になる言葉とか。

これ ふざけて書いてないとしたら
すごい面白いなって思って。

こう… 完全に
何かバカにしてるなと思って。

あおるのが うまい文章だな…。
これは 本当に

もっと太宰って 名文とか書くし
本当に 偉大な作家なんですけれども

これは 本当 怒りに任せて
衝動で書かれたんじゃないかと思って。

その感情がのった名文だなって
いつも思います。

プロだなって思うところが

やっぱり どういうふうに言葉を使えば
一番効果的なのかっていうのを

考えられてるなという…
やっぱ 「刺す」2文字。

結構 その前って
一文 めちゃめちゃ長いじゃないですか。

長く ばあ~って
言ってるんですけど

いきなり そこで
どんと「刺す」の2文字で
終わらせる

一回 丸を入れるっていうところで
めちゃめちゃ怖いじゃないですか。

一気に サイコパス感が出るというか。

なんですけど そこで このままじゃ
サイコパス感 出過ぎだなって思うから

「そうも思った。 大悪党だと思った」
っていう

「思った」で ちょっと
まろやかにしてるところが

テクいなあ~っていう。

速い球と遅い球のね。 そう。

美村さん どうでしょう?
私は 何か その

最後の
「大悪党だと思った」
っていうところで

ちょっと笑ってしまって。

何か 全体的に 相手のことを考え過ぎて
ラブレターみたいに…。

すごくネチネチ
相手について考え過ぎて

何日も何日も川端のことを考えて
この文章書いたんだなって思うと

その「小鳥を飼い 舞踏を見るのが」
というのも

私生活も知ってるってことも
書いてしまうぐらいで

「刺す」のあと 怖いのに
「大悪党」は ちょっと面白い…。

ちょっとね 喜劇的。
ちょっとだけ笑ってしまって。

だから その部分で ただの私的な恨みの文
じゃなくて 読み物になってるという。

読み物になってるよね。

バランスの
おっしゃるところなのかなと思いました。

そのネチネチの感じ 今だったら

多分 ずっと川端康成のSNSに
張り付いてる…。

そうね! これはね。
ずっと見てるんですよ。 うりゃ~って。

ここからは
心が動いた あの瞬間の気持ちを

ゲストが その場で表現。
今夜のお題は こちら。

何気ない休み時間。

指相撲?

お前 それ ずるいぞ!

おりゃ!

おい それ ずるいぞ…!

痛い!
あっ…!

(笑い声)
地獄…。

場の空気が一瞬で凍りつく。

地獄だよ これ。

さあ 楽しく過ごしていた
はしゃいだり みんなで してたら

ちょっとした
行き違いというかハプニングで

一瞬で 白けてしまう。

この瞬間 あります? 経験。

ありますね!
やっぱり 友達と盛り上がってる時こそ

うっかり動きが大きくなり過ぎて
肘が当たっちゃったりとか

何か こぼしちゃったりとか…。
「あっ!」っていう。

すごく分かります。
こぼすとかも あるよね!

はしゃぎ過ぎて
ここでビール ばしゃんって倒して

「何か ごめん」みたいな。
そう。 あるわ~。

この気持ち 言葉にしたことないよね?
確かに!

ちょっと言葉にしてみましょう。
お手元のフリップにお書きください。

はい。
まあ 男子なんて

休み時間 はしゃぎ過ぎて
何か うわ~ってなって

ケンカになりだすこともあるもんね。
そうっすね。

崎山君は こういうのは 経験ある?

ありますね。 何か 自分が回転してて。

回転?
座ってたら

ぺって こう入っちゃったみたいな。

それで 空気悪くなった?

(笑い声)
その場合 どうなるの?

何か もう
相手は 何も発さないので 言葉を。

僕 回転してたのが悪いんです…。
(笑い声)

こう があ~って…。

わあ~って? そうですね。
ぐるぐる回ってた? そうですね。

地獄。 さっきまで はしゃいでた自分を
殴りたいよね。

本当ですよ。

さあ 美村さん
この気持ち 言葉にすると どうなる?

はい。

あ~ そうね!

何か その
事が起きた中心地があるじゃないですか。

ケガしちゃった子とか
こぼれてしまった人とか。

そういう人の
何か「あっ!」て思った本人が

あっ いけない。 みんなを冷めさせちゃ
いけないって思う気持ちと

周りは あれ? 大丈夫かなっていうので

エネルギーが いくんですけど
全部すれ違って。

で それの 何か
お互いの優しさなんですけど

それもお互い分かってて
どっちも気まずいっていうので。

みんなが 逆に 空気を読み過ぎちゃって

共同体になっちゃって
動けなくなるみたいな。

美村さん すてきなのは
その 人の優しさだったりとかを

ちゃんと
毎回 クローズアップしてくれますよね。

僕に足りないところです。
ハハハ… とんでもない。

だいぶね! だいぶね!
お互いさまね!

(笑い声)

激おこぷんぷん丸。
出ました。

さあ 崎山君 お願いします。
はい。

お~! ぬけ落ちる。

何か 本当に
そうやって友達に当たっちゃった時とか

「ごめん」としか言えないんですよね。

でも 相手も 何も発声してくれないし

もう ちょっと精いっぱいなので
あ… あ… っていう的に

もう時間が… さっきまでの楽しい時間が
ぷつんと切れちゃう感じ。

そこを思って書きました。

ぬけ落ちるんだ。
いいですね。

言う言葉 ないんだよね。 「ごめん」しか。
そうですね。

さあ 綿矢さん お願いします。
はい。

本当ね~ 本当ね~!
分かる~!

ごめん ごめん ごめん! 大丈夫やった?
とかを ずっとやってたら

もう… もう いいから 分かったから
まあまあってなるけど

でも ケガしてるよなとかいって
余計 温度が下がっていくのが怖い。

どっちみち地獄ね。
どっちみち地獄。

さあ ヒャダさん お願いします。 はい。

これは 今のシチュエーション見て
これです。

(笑い声)
あれは そうね!

もろアンガールズの
ジャンガジャンガの空気だよね。

アンガールズさんのネタで ああいう
ちょっと ああいうシチュエーション…

はい ジャンガジャンガ ジャンガジャンガ
ってなって 事を済ますっていう。

これで笑って済ませる君で いてくれ
っていう。

無理だって。 でも 願いとして。
願いとしてね。 そうなんですよ。

ああいうことになった時は

こうするというリアクションが
決められてないじゃないですか。

教科書に載ってないし。
授業で習うべきだよね!

国・数・理・社 ジャンガジャンガだよね。

(笑い声)
本当は…。 長い!

フフフフフ…。
さあ 僕も… 僕も やりました。

まあ これ 何だろうなと思って。

ばあ~って盛り上がってるけど
相手を傷つけてしまった。

やっぱ そういうのって
人間の業だと思うのよ。

業のスイッチが入るっていう…。

でも それでも この関係は続けて
いかなければいけないっていうので…。

「傷 増すと 業 ON」。

ハハハハハ…! お~ すごい!

それでも 続けていかなければ。

「傷」を「しょう」と読ますっていう…。

「傷 増すと 業 ON」ということで。

見事です。 さすがです。

ついに この日が来てしまった。

私の推しが引退する。

俺は 最高に幸せでした!

もう あの姿が見られないなんて…。

今まで ありがとう!

明日から世界が変わってしまう。

いっぱい見てきた。

推しが引退し もう会えなくなる
あの気持ち。

まあ 皆さんの中での引退してしまった
推し スター選手とか います? 美村さん。

私は 推しておけば よかったと
後で思った人で。

テレビで見ていて
何をしている人か知らないけど

野茂英雄さんが大好きだったんですね。

何をしてるか知らない状態の
野茂英雄さんの…。

インタビューとかで しゃべってる感じが
ほかの人と 全然違うと。

何か かっこいい人だなって
幼心に思って

あの時 推しになっておけば

もっと 多分 この時に訪れる感情が
大きかったんだろうなって思って。

野茂さんの好きな話があって

メジャー行った時のラソーダ監督が…

かっこいい!
俺 それ すごい好きだったね。

推せる時に 推せです。
だから 本当に推せる時に 推さなきゃ

駄目ですよ!
今はね 小沢一敬 推すのをオススメだよ。

考えます。
「考えます」って言った…。

素直に推して。 遠回しのお断りだ。
さあ 崎山君。

バンド… やっぱ いろんなバンド
好きなバンドいて…。

バンドって 解散しちゃうもんね。
解散しちゃうと やっぱ…。

ちなみに? LILI LIMITというバンドが
大好きで

解散しちゃった時に
すごい悲しかったですね。

今 あのドラマーの方 何してるのかなとか
気になったりとか。

綿矢さんは 推しとか います?

推しは レスリー・チャンが好きで
推してます。 ずっと。

推してる? はい。
今も? 今も推してます。

どういう活動するの?

横浜中華街とかで レスリー・チャンを
しのぶ会っていうのが やってたりして

そこに行ったりとかですね。

ヒャダさん自体は 推し いるの?

ああ でも そうですね…
活動休止と信じたいですけど

SMAPは やっぱり 好きでしたね。

なんで SMAPが いなくなった世界
っていうのは

信じられなかったですね。
確かにね。

さあ 言葉のプロは
どう表現しているのか。 こちらです。

芥川賞作家 宇佐見りん。

推しの引退に際しての
ファンの気持ちを

リアルにつづった作品。

「推し、燃ゆ」からの表現が
こちら。

うわ~ すてき。

さあ この表現ですが
崎山君 気になる部分とか 言葉。

そうですね… やっぱ 「背骨を、
奪わないでくれ」っていう部分が

非常に気になりましたね。

何か それだけ 自分の
もう体の一部になるぐらい

何か 推しのことが…
推しが与えてくれたものって大きいし

っていう その感じが
そこに詰まってる気がして。

もう体の一部っていうか
もう背骨ってね…。

支えてるものなんです。

「やめてくれ、何度も、何度も思った、

何に対してかはわからない」
っていうのが

推しって
遠くて つかめない存在だから

もう やめてほしい
って思ってても

何に対してかも
わからへんねやと思って。

こんなに 私は 人を推したことが
ないなって思うぐらい

切実な文章だなと思いましたね。

さあ ヒャダインさん どうですか?

「あたしは本当に、生きていけなくなる」

っていうのが いいっすねえ~。

よくアイドルとかに すごい課金して
お金を 貢いでる人 いるじゃないですか。

ファンの人から言わせれば
それは 推しに貢いでるんじゃないと。

自分が健やかに
人生を生きていくために

推しに存在してもらわないと
困るから

そのため 自分の生命維持のために
お金を払っているっていう。

本当に 生きていけなくなる
という この切実感は

もう 何か リアルで いいですね。

美村さんから見て どうですか?
こちらの表現は。

「やめてくれ、何度も、何度も思った、」
っていうので

音にして読もうと思ったら
結構 おかしな感じになるんですけど

それぐらい 動揺して バクバクして。

何か もう ちょっと調子が
崩れてしまっているっていう感じで

すごくリアリティーを感じるので
お芝居でやったら どうなるかなって

今回やってきて
初めて思ったんですけど

もう息も絶え絶えというか
呼吸も吸えないみたいな感覚になるな

っていうので それだけ 文章から
切迫したものが伝わってきます。

さあ 更に 今回は あの方に

こちらのテーマで書き下ろしを
してもらいました。 こちらです。

心の葛藤を会話劇で
表現することで
知られ

さまざまな
大ヒットドラマを
手がけてきた。

そんな金子茂樹が
書き下ろす

推しが引退してしまった
時の気持ちが こちら。

うん すてき。
ポジティブ。

そうね。
しみますね。

さあ 美村さん
気になった言葉。

はい。 やっぱり リフレインされてる
「あの1回」っていうのが

すごく効いていて…。

ファンって 何か こう…
何て言うんでしょうね?

たくさんいる中の一人
だったとしても

やっぱ 個人の体験としては
あの1回っていう時に

その本人と推しの間に ピッて きれいな
何か光が びゃって走る感じがあって

それを こう 彼女が
自分の中で リピートしていて

本当に 美しいものが
生成されてるっていうのが伝わってきて

さみしいんでしょうけど
何か いいなあと思いました。

さあ 崎山君
気になった言葉あります?

気になりましたね。
すごい覚悟じゃん。

やっぱ ファン…
すごい励まされる一文だなって思って。

ファンであり続けたら
推しも 何か 生き続けるっていうか

何か すごい すばらしい文章だなと。

私も「ファンに引退はない」という言葉が
すごく気になって。

ファンのほうが大変なんじゃないかな
っていうぐらい

ファン道みたいなものを感じて。

推しっていう人も
もちろん すごい人なんやろうけど

「引退はない」って
言い切るほどのファンの この人も

すごい 何か…
熱意がすごいなって思いました。

バッドニュースがあるんだけど…

20代に比べると ファンレターは減った。

(笑い声)
ファンに引退は ある。

(笑い声)

さあ 更に 今回はですね
ゲストのヒャダインさんが

このテーマ 書き下ろし してくれました。
こちらです。

エモい!

ひと言で言うと エモい!
エモいですか? ありがとうございます。

エモいわ~。
さあ 美村さん どうでしょう?

「私は感情を知ったよ」っていうところで
逆に 教えられる側でもあるっていう

えっ 推しって万能?
という感じがして…。

そうです。
面白い。 推しとファンの関係って

すごいなあっていうのを
深さを知りました。 はい。

推しが教えてくれたんだ?

それまで 平凡な毎日だったのが
こんなに うれしかった…

SNS更新してくれたら うれしい
更新してくれなかったら さみしい

交際報道出たら 悔しいとか
そういうふうに いろんな感情が

動くようになるんですよね。

さあ 綿矢さん どうでしょう?

こんなにも 生… 生きることから
肯定してくれてるんやっていう感じで

もう生きてるだけで
ファンサービスっていうのが

まさに これなのかなと思って…。

「生きてるだけでファンサービス」。
存在が もううれしいし ありがとうって

こんな… 行動を伴わない
存在だけで ここまで思ってくれる人が

ファンだったら めっちゃ幸せやろなと
思いましたね。

アイドルとかの誕生日祝いとか
するじゃないですか。

あれって 生まれてきてくれて
ありがとうってことなんですよね。

生まれて おめでとうじゃなくて
生まれてきてくれて ありがとうっていう。

ありがとう。 感謝する日なんですよ。
なるほど。

どういうふうに作ったんですか?
やっぱり その…

いろんなファンの方々のTwitterを
見たりとか

コンサート会場で… 実際
解散コンサートとか見たりとかしたら

みんな やっぱり その
ありがとうなんですよね。

それによって 私の人生は潤いましたと。
感情を知った。

人間らしく生きられたみたいなことを

すごく つぶやかれたりされる方とかが
多いので

なんで こういうものを作りましたね。

崎山君 どうですか?

ありがとうです。

答えてくれて ありがとう。 はい。

「ね。 うん」というところも好きだな…。
そうね!

あの ヒャダさん よくやるの これ!

表現の中に しゃべり言葉を
あえて入れるテクニック。

バレた。 もうバレた。
(笑い声)

このね「うん」が効いてんのよね。

さあ 今日で このメンバー 最後です。

どうでした? 今日は。

自分の知らない感覚とか 気持ちに
出会うたびに

音楽で表すと 大サビがきたみたいな
気持ちよさっていうか

心地よさになりましたし

皆様に ありがとうございますと…。

随分 サビ やってくれたよ!
ありがとうございます。

俺なんか ほとんどCメロなんだから。
(笑い声)

いいじゃないですか。

文章の一文を抜いて
これについて どう考えるか

っていうような試みっていうのは
本当に 今まで やったことないし

すごく いろんな角度から その小説を
楽しむことができるんだなあと思って

感動しました。

もっと やりたいぐらいですね!

私は エッセーとか短歌とかを やってるので
書評も書くんですけど

ちょっと やり方 変えてみたいような
気がしてきました。

すごく楽しかったです。

また次回も続いていきます。

何があっても このテレビショーは
続いていくということで

「傷 増すと 業 ON」。
絶対切らせないつもり出てる。

「バリバラ」! 今回も みんな大好き…

Source: https://dnptxt.com/feed/

powered by Auto Youtube Summarize

おすすめの記事