出典:EPGの番組情報
タモリステーション タモリ、カーリングを勉強する。[字]
タモリが「カーリング」の奥深き世界を学ぶ!ロコ・ソラーレの故郷、北海道・常呂町でタモリとロコ・ソラーレメンバーが初ロケ!スタジオでは特設リンクでカーリングに挑戦
◇番組内容
北京五輪で最も大きな注目を集めた「カーリング」。“氷上のチェス”と称されるカーリングの奥深き世界を、様々な角度から掘り下げます★ロコ・ソラーレ生誕の地、北海道・常呂町でメンバーと共にロケを敢行。常呂町とはどのような場所なのか!?ロコ・ソラーレ結成秘話などを紐解きます★さらにスタジオには本格仕様のカーリングリンクを二日がかりで特設!スタジオゲストと共に実際にカーリングを初体験、その魅力に迫ります!
◇番組内容2
番組ではカーリングをあらゆる角度から徹底取材!★知っているようで意外と知らないカーリングの独特のルールや精神を分かりやすく解説。また、カーリングストーンの意外な材質や製造工程にも迫ります!★さらにカーリングがカナダで愛されている様子や、常呂町にカーリングを広めたキーパーソンの歴史にも迫ります。そこには、本橋麻里さんも思わず涙してしまう感動エピソードが。
◇出演者
【司会】タモリ
【アシスタント】安藤萌々(テレビ朝日アナウンサー)、斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)
【スタジオゲスト】本橋麻里(ロコ・ソラーレ代表理事)、山口剛史(SC軽井沢クラブ所属・平昌五輪男子日本代表)、木村佳乃、三村マサカズ(さまぁ~ず)
【ロケゲスト】ロコ・ソラーレメンバー(藤澤五月、吉田知那美、鈴木夕湖、吉田夕梨花、石崎琴美)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/tamori-station/ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
福祉 – 文字(字幕)
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- 藤澤
- 常呂町
- お願い
- 小栗
- ハハハハ
- 斎藤
- 実際
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
怖い…。
怒られるよ。
♬~(演奏)
♬~
(安藤)さあ 始まりました
『タモリSTATION』。
本日のテーマは
カーリングという事で
バグパイプ隊とともに
出演者が入場してきます。
まずは 番組MC タモリさん。
続いて 本橋麻里さん。
ロコ・ソラーレの代表理事として
北京オリンピックでは
チームを銀メダルに導きました。
山口剛史さん。
平昌オリンピック
カーリング男子日本代表。
先日行われた日本選手権でも
見事 優勝を果たしました。
そして スポーツ大好き
北京オリンピックは テレビの前で
熱狂されたそうです。
木村佳乃さん
さまぁ~ず
三村マサカズさんです。
よろしくお願いします。
更に ご覧ください。
今回は なんと
テレビ朝日のスタジオに
本物のカーリングのリンクを
設置いたしました。
この場所で カーリングについて
たくさん学んでいきましょう。
♬~
♬~
改めまして
『タモリステーション』
司会のタモリです。
よろしくお願いします。
(三村)お願いします。
いや タモリさん
このバグパイプでの登場
いかがでしたか?
驚いた。
そうですよね。
なかなか ないですよね あの…。
なかなか ないよ あれは。
感動しました。
ハハハ…! よかったです。
公式戦は 基本的に
バグパイプの皆さんが先導して
試合開始するんですけど
私 久々に あれを聴いて
すごい 普通に感動しちゃって…。
そして 今日は リンクを
スタジオに設置いたしました。
(木村)すごい!
これ あの…。
これ 本物のリンクを
2日間かけて作った…。
(木村)えっ!
そうなんです。
(三村)思ったより氷っぽいですね。
(一同 笑い)
本物ですよ。
(三村)テレビで見てると
なんか もうちょっと
氷っぽくないのかなと思ったけど。
(木村)確かに。
そうだね 氷っぽいね。
さあ では タモリさん まずは
北京オリンピックで
世の中が どれだけ
カーリングに沸いたのかがわかる
データがありますので。
はい こちら ご覧ください。
こちらは 北京オリンピックの
視聴率ベスト10です。
1位が
日本 対 イギリスの決勝戦。
そして 2位も こちら
世帯26.7パーセントを
獲得しました。
あっ そう。
(木村)大興奮して見てました。
そうですよね。
スーパーショットがあったら
やっぱり 盛り上がりますよね。
はい!
今日も その魅力を
たっぷり お伝えしていければと
思うんですが
実は 今回 タモリさんと私で
ロコ・ソラーレのメンバーに
常呂町を案内していただき
いろんなお話を伺ってきました。
ご覧ください。
はい。
ロコ・ソラーレは
日本代表として挑みました。
チームを引っ張る司令塔…。
ヤップ!
力強いスイープで
何度もピンチを救った…。
吉田知那美の笑顔は
勝利を呼び込む魔法。
ナイス!
ウォー ウォー ウォー
ウォー ウォー ウォー ウォー!
(三村)「あっ これ…」
(実況)大逆転 日本!
史上初の銀メダルに輝きました。
その後も歩みを止める事はなく
北海道 常呂町での凱旋試合
日本選手権。
去年は2位に終わった
強豪ひしめく この大会で
圧倒的な強さを見せつけます。
ヤップ! ヤップ! ヤップ!
(木村)「うわっ!」
(三村)「うわっ すげえな」
「うわっ! 何点だよ これ」
「すごい!」
右側にある
相手の赤いストーンを利用して
真ん中のストーンをはじき出す
高度なショットで
一気に5得点。
2年ぶりの日本一に返り咲き
10カ月にわたる
長いシーズンを終えました。
そんなロコ・ソラーレを生んだ
北海道 常呂町で
タモリさんとメンバーたちが
町歩き。
こちらの皆さんに
来ていただいてます。
ロコ・ソラーレの皆さんです。
はじめまして。
よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
タモリさんは メンバーの皆さんと
お会いするのは初めてですか?
初めてです。
(藤澤)はじめまして。
よろしくお願いします。
ロコ・ソラーレです。
(藤澤)それは もう
毎回言われますね。
そういうイメージですけどね。
意外と 皆さん 小柄なんですよね。
(藤澤)そうですね。
カーリングやってても…
やってる中でも
本当に小さいチームですね。
今日は タモリさんを
常呂町のさまざまなスポットに
案内していただけるという事で
よろしくお願いします。
(一同)お願いします。
人口 およそ3500人。
北海道 常呂町。
彼女たちが育った この町で
どんな所に
案内してくれるのでしょうか?
この通りがメインですか?
(知那美)こちらが… はい。
今 行く通りがメインになります。
そして タモリさん
町の至る所に 実は
あっ そうですか?
(知那美)そうなんです。
(藤澤)「えっ?」って
感じですよね。
(知那美)
「隠れカーリングを探せ」ですね。
ハイヤー。 ハイヤーのマーク。
(知那美)正解です。
(木村)「本当だ!」
可愛いですね。
カーリングのストーン。
こんにちは。
(一同)こんにちは。
(知那美)お世話になっております。
(片山さん)どうも。
おめでとうございます。
(知那美)ありがとうございます。
日本一。
この… マークが
カーリングになってますけれども。
(片山さん)はい。
二十数年前ぐらいに 前社長が
常呂とカーリングを
根付けたいっていう
そういう思いがあって
まあ カーリングのマークを…。
随分古くから。
(片山さん)はい。
まず 1つ目の隠れカーリング
見付けましたね。
ここは 常呂って知ってるから
あれ見て カーリングって…。
あれ 鍋とフタっていう
見方もある。
町全体で
カーリングを盛り上げたいと
さまざまな場所で
カーリングにまつわるものが
見られるんです。
ポストも ご覧のとおり。
あっ にぎわってます。
ここは なんだ?
にぎわってるな。
にぎわってますよ。
(鈴木)今日 にぎわってますね。
(藤澤)今日 すごい。
ああ… みんな すごいね。
(知那美)そうなんです。
町役場ですね。
(女性)この間
おめでとうございます!
(知那美)ありがとうございます!
(女性)写真 撮らせてね。
(知那美)ハハハハ…!
ハハハハ…!
(女性)あら おかしい…。
(藤澤)ありがとうございます。
(知那美)ありがとうございます。
(スタッフの笑い)
では 4人のゆかりの場所へ
案内してもらいましょう。
最初は 鈴木夕湖選手が
子どもの頃から通う呉服店。
私が小さい頃から
とてもお世話になっている
かくい呉服店になります。
呉服店? 着物ですよね?
洋服だよね?
(鈴木)そうですね。
(知那美)今は もう 洋服…。
そうか 昔…。
(知那美)私たちが
(鈴木)制服とジャージーは
みんな ここで。
あっ そういう…。 なるほど。
こんにちは。
いやあ…! ハハハハ…!
お店に入った瞬間から
もう 実家のような雰囲気が…。
「ただいま!」みたいな。
(鈴木)そうです…。
生まれる前から?
(恵子さん)夕湖選手なんかは
もう 本当にちっちゃい時から
ねっ! お母さんについて…。
お母さんについて来て
おばあちゃんと遊んでもらって
絶対 飴を食べて帰るっていう。
ルーティン…
ルーティンでした 私の。
ああ そうですか。
(鈴木)そうなんです。
(桂史さん)帰ってきて
常呂に着いて
2日 3日ぐらいに
店にね 来てくれたから…。
あいさつは…。
(恵子さん)ねえ。 おばあちゃんに
メダルも見せてくれて
本当に ありがたいのと
うれしかったですね。
おばあちゃんも
きっと喜んでると思います。
(一同 笑い)
本当に密着してる。
次に紹介させていただきたいのが
私たちが
よく ごはんを食べに行っている
こちら 松寿しさんになります。
いいね ここだけ黒く汚れてるの。
ハハハハ…。
お邪魔します。
(渡辺さん)いらっしゃいませ!
あっ こんにちは。 失礼します。
ここが行きつけの?
(藤澤)そうです。
私たちが 本当に よく来ている
松寿しさんです。
はあ… すごいですね これ。
(藤澤)ハハハハ…!
カーリング博物館…。
あっ ここも?
「ユニフォームとサインが
ずらっと」
ああ いっぱいあるんだ。
(藤澤)本当に これは
ほとんど カーリングの…
私たちの…。
この辺も
実際に私たちが使っていた…。
あっ そうですか。
(藤澤)ブラシになります。
これは平昌の時かな。
平昌の時に
実際に使ってたブラシです。
こうなってるんだ…。
意外と軽いね。
軽いんですか?
そうですね。
すみません 失礼します。
あっ! こんなに軽いんですね。
(藤澤)結構 軽いです。
せっかくなので
メンバーが よく食べるという
お寿司をいただきましょう。
ここで 特産っていうのは
どれになるんですかね?
ホタテ?
(知那美)ホタテですね 常呂町は。
常呂町は
…でもあるんです。
(一同 笑い)
(知那美)でも いつも
これで出してくれるんです。
ええー! 本当に?
(知那美)はい。
(鈴木)これで 全部
すごい勢いで食べたら
すごい おもろいけどね。
すごいね。
ちょっと しばらく
歩けなくなっちゃうので…。
北海道の幸を
ふんだんに使ったお寿司。
昼食用に包んでいただきました。
ちなみに ホタテを使った
カレーなどでも
試合の疲れを
癒やすんだそうです。
少し移動してきましたが
続いては どちらに?
(知那美)次はですね
私たちが いつも
海外遠征だったり
国内の遠征に行く前に
必ず
お土産を持っていくんですけど
そのお土産の
レパートリーの1つを。
お土産って 誰に…?
海外で使わせてもらっている
カーリングリンクの
アイスメーカーさんで
あったりだとか
あと 対戦相手…。
あっ そう!
(知那美)そうなんです。
お土産を渡したりとか…。
こんにちは。
こんにちは。
(知那美)あっ お久しぶりです。
すみません。
(知那美)ああー! ハハハハ…!
お母さんたちが…。
いつもお世話になってます。
どれですか?
(知那美)あの… ホタテのね
燻油漬が 私は大好きなんです。
へえー!
(夕梨花)私 チーズだな。
チーズ?
(知那美)おつまみなんですけど…。
(木村)「これは おいしそうですね」
(知那美)おっきいブリブリの…。
(鈴木)ずっと かんでられるんで。
(知那美)ハハハハ…!
せっかくなので
ちょっと 食べて…。
お召し上がりになって… はい。
(木村)「これ 海外の方にも
人気ありそうですね」
うん うん…。
(藤澤)ずっと かんでられるので。
(知那美)そうなんです。
これは あの…
のみ込む折り合いがつかないね。
どうですか? もう
昔から知ってる子たちが
オリンピックで
メダルをとるっていうのは。
誇らしいですよね。
夕湖も随分大きくなったなと…。
(木村)「もう みんな
ちっちゃい時から…」
みんな 自分たちの
子どもみたいに思って… 勝手に。
親の代から
もう知ってるんだからね。
(小百合さん)そうなんですよね。
先ほどの所なんかね…。
(一同 笑い)
現場で言うと
ちょっと 角が…。
(一同 笑い)
ここへ来て 初めて…。
駐車違反の標識がないよ。
(知那美)ないです ないです…。
最後に案内してくれたのが…。
大会前に
私たち 必ず行く…。
神社?
はい。
なんか そこは 絵馬掛けも
ハウスの形になってたり
絵馬自体もホタテの貝殻で…
書けるようになってたりとか
っていう。
鳥居が見えてきましたね。
じゃあ お参りしましょうか。
はい 行ってみますか。
(夕梨花)いつも
お世話になっております。
(かしわ手)
本当だ ホタテだ。
(夕梨花)そうなんです。
ホタテ。
(夕梨花)はい。
2022年3月10日。
やっぱり 常呂町にとっては
ロコ・ソラーレ
どんな存在なんですか?
そうですね 常呂町にとって
ロコ・ソラーレって…
本人の前で言うの
恥ずかしいんですけど
宝ですね。
ああ… 宝だそうですよ。
(藤澤)ハハハハ…!
(一同)ありがとうございます。
町をあげて…。
(夕梨花)本当に…。
さあ ここまで
常呂町を歩いてきましたが
東京では 実際に
スタジオにリンクを張って
タモリさんにも カーリングに
挑戦していただこうと…。
ああ。
…なっております。
(藤澤)当日 私たちは
タモリさんの
カーリングの実際の体験には
ちょっと スケジュール的に
一緒に…
お伺いできないんですけれども
ぜひ カーリングを
実際に楽しんでもらえたらな
という風に思います。
やってみます。
(斎藤)
いやあ もう 町全体が 本当
ロコ・ソラーレの皆さんと
カーリングに愛を感じましたよね。
はい。
(斎藤)ちなみに 常呂町では
お子さんにも
楽しんでもらうために
定期的に
親子カーリング体験会を開くなど
やっぱり カーリングの普及に
努めているそうなんですよね。
何歳ぐらいから
できるものですか? 子ども。
さっちゃんとかは
4歳 5歳からやってたり…。
そうですか!
(本橋)うちの息子も
デビューは2歳。
あっ そう…。
私… 46歳の私でも
始められますか?
できます。
(木村)ここがスタートでも
大丈夫ですか?
(山口)大丈夫です。 できます…。
タモリさんとロコ・ソラーレの
常呂町ロケは
まだまだ続きがありますので
お楽しみに。
さあ では タモリさん
続いてにまいりましょう。
カーリングは 少し
独特なルールがあるのですが
それは なんでしょうか?
ゴルフなどにも通じるものが
あるかもしれません。
こちらの試合
藤澤選手のショットなんですが…。
なんと 間違えて
相手の赤いストーンを
投げてしまったんです。
すると すぐさま
審判に指摘される事なく
このあと 自ら
ストーンを変更しました。
答えはですね…。
(木村)ええー!
実は カーリングは
選手同士のセルフジャッジで
進行するんです。
これは
世界カーリング連盟が定めた
ルールブック。
何よりも先に書かれているのは…。
「THE SPIRIT OF CURLING」。
(木村)「なるほど…」
「カーリング精神」。
そこには こんな一文が。
それを象徴するシーンが
去年の日本選手権にありました。
当時 北海道銀行の
吉村のショットは…。
狙いどおり ハウスの真ん中へ。
もうちょい もうちょい…。
ナイス!
(木村)「おおー! ど真ん中」
ところが
ストーンを取り除きます。
選手の声を
よーく聞いてください。
もうちょい もうちょい…。
ナイス!
ストーンにブラシが接触する
反則を犯したと
スイープをしていた近江谷が
自ら申告し
ストーンを無効にしたのです。
このように
選手同士のフェアプレーが
大前提にあるため
審判が介入する事なく
選手のセルフジャッジで
試合が成立するのです。
更に
カーリング精神が求めるのは
勝ち負けを決める事だけでは
ありません。
それは 北京オリンピックでも…。
えっ?
えっ? ああー…!
(インタビュアー)おめでとうございます!
(知那美)嘘…!
予選を5勝4敗で終えた
ロコ・ソラーレ。
勝敗数は
3チームが並びましたが
大会規定でカナダを上回り
準決勝進出。
その直後の事でした。
藤澤と吉田のもとへ
やって来たのは
予選敗退となった
カナダのスーパースター
ジェニファー・ジョーンズ。
決勝で敗れたロコ・ソラーレも
勝者 イギリスをたたえました。
勝ち負けを超えるもの
それがカーリング精神です。
すごいね。
先輩たちが そういう姿を
見せてくれてたので
後輩たちが それを見て
同じ行動を取るっていう
いい連鎖がカーリングには
あるのかなって思います。
では 実際に
タモリさんがカーリングを体験。
まずは ルールを勉強しましょう。
(斎藤)では 山口さん
よろしくお願いします。
(山口)よろしくお願いいたします。
(木村)お願いします。
(山口)カーリング 実際に
この氷の上でやるんですけども
交互にストーンを投げ合います。
全部で16投 投げ終わったら
その回が終わりと。
この回の事をエンドといいます。
(木村)エンド。
(山口)これをですね
オリンピックですと
10回繰り返して 10エンドで
最終的に 点数が多い方が勝ちと。
時間は 1試合 約3時間。
疲れるよね。
(三村)だから 試合中
栄養補給するんですね。
はい。 もぐもぐして。
(本橋)あれは もう
脳が疲れないように
体のリカバリーのために
結構食べてる選手 多いですね。
これでいくと シュッ シュー…。
こういくと…。
(三村)あんな滑るんだ。
(山口)こんな感じで。
(木村)ほう…!
みんなの今の反応
「ほう…」っていうだけ…。
(一同 笑い)
わかんないね まだね。
(木村)多分 すごく難しいですよね
きっと。
(山口)難しいですけども
できると思います。
(木村)えっ 本当ですか?
(山口)はい。
(斎藤)では のちほど
お願いいたします。
続いて 得点の計算方法について
勉強していきます。
まずは こちら ご覧ください。
赤チーム 黄色チーム
どちらが何点取ったでしょうか?
(山口)まず 中心に近い方が…。
赤ですよね 赤。
(山口)なので 勝つと。
(斎藤)カーリングでは
このハウスと呼ばれる
円の中心に近いストーンが
得点になってくるので
この場合は
赤が一番近いという事で
赤が1点となります。
これで1点?
(山口)はい。
黄色がたくさん
入ってるんですけど 1点です。
(斎藤)では 続いては こちらです。
(木村)はい。
(山口)どうでしょうか?
(木村)赤ですよね。
(山口)はい。
赤… 赤 勝ってますよね。
じゃあ 赤が何点かなと
ちょっと見ていってください。
(斎藤)タモリさん
何点だと思われますか?
さっきの理論からいくと
これ 2点じゃないですか?
あのギリのとこが
どうかって事じゃないですか?
(本橋)そうです。
赤い石が
点数に含まれるか
含まれないかですね。
これが接してるかどうかだ。
(山口)はい。
接してる。
(山口)そうなんですよ。
(斎藤)そうなんです。
正解は 赤チームが3点ですね。
この右下にあるストーンは
ハウスに少しでも触れていたら
赤の得点になるんです。
ふーん…。
そして ストーンを狙った場所に
投げたい時に ブラシで掃く事も
非常に重要になってきますよね。
(木村)そうですよ。
(山口)ブラシで掃く事を
スイープと呼ぶんですけども。
スイープするとですね
氷が溶けて
そこに水の膜ができて
その上を進むので 摩擦が減って
ストーンを
遠くまで進める事ができます。
氷が圧力かけて
少し溶けますよね。
相当 圧力かけてる…。
(山口)そうです。
(三村)狙って
曲げる事もしてますよね?
(山口)やってますね。
(三村)どっちかだけ掃いてとか。
(山口)そうです そうです。
これも
ストーンの
行きたい方向に向かって こう…
方向に向かって こすれば
そっちの方に…。
あっ そうですか。
(山口)少しですけどね。
(山口)「このシーンですけども。
赤チームが日本で
日本は 下の黄色の2つを
はじき出したいんですよね」
(木村)「おっ!」
(山口)「藤澤さん 投げます」
「どんどん
今 左に曲がってるので
それを止めようと…」
(木村)「曲がってますね」
(山口)「止めようと こすってます」
「最後 ちょっと曲げにきた」
(木村)「おおー!」
(山口)「一気に出して 4得点と」
(三村)「キレイ」
(山口)「最後 ここね
ちょっと
鈴木選手が
曲げにいってるんですよ 最後」
「こういう微調整をしながら
当てたいところに当てて
2つ 赤を残す」
どこに当てるかが問題でしょ?
(山口)そうなんです。
しかも 今のは
どこに当てて はじかれて
また こっちの
どこに当てるかっていうのまで
計算するんですよね?
(山口)はい。
こする時は こんな感じで…。
(木村)うわー!
そんな…。
(三村)すげえ 力入れてる。
すごい 力入れてる…。
こんな感じでいくと
氷が ちょっと溶けるような感じ。
きつそうだよ これ。
(山口)おおー!
(本橋)いけ!
(山口)ど真ん中に!
(三村)マジで?
(一同)うわー!
(山口)すごい!
(菜々緒)スッキリすると
(オカリナ)ココロが軽くなりま~す
軽やかでいたいね
そういう時代よね
(2人)ぷはぁ~
<サントリー新「オールフリー」>
(小栗) 《久々に 集まった》
ならこれでしょ
(山田)でも こんな気持ちいい日は?
爽やかなプレモルにしよっか!
(川口)しちゃいましょ
(小栗・山田)よし はい
<新!爽やか。これがエールビール
「〈香る〉エール」 プレモルから>
はぁ~
青空みたいだ
続いて まいりましょう。
さあ タモリさん
ルールについても学んだところで
実際にやってみましょうか。
うーん…。
ハハハハ…!
やってみましょうか。
お願いします。
では
さあ 皆さん 安全対策のため
帽子と手袋を
着用していただいております。
(一同 笑い)
(斎藤)では まず シューズ。
これ 左右 違うんですよね。
(本橋)違います。
(山口)左足の靴に
カバーが付いてるんですよ。
このカバーを取ると
こういう白い板が
出てくるんですけども。
これがスライダーといって
めちゃくちゃ滑るんですよ。
(三村)
絶対取りたくないやつですね。
(山口)こういくと
こう スーッと よく見る…。
(三村)うわー 怖い。
これ できない。
(本橋)これを履いていれば
滑らないんですけど
これを脱ぐと 急に滑るので…。
(山口)履きますよ。
(木村)履いておきましょう。
じゃあ のります。 まずは
カバーしたままでいいんですよね。
もう取るんですか?
(山口)もう取りましょうか。
(木村)はい!
ええー! やる…?
(山口)右から まず
氷の上に降りて 左ですからね。
(木村)先生 いきます。
(山口)右…。
(木村)右は全然滑らない…。
(山口)右は大丈夫です。
(木村)これは… あっ!
(山口)すごい滑ります これ。
(木村)すごい滑ります!
怖い 怖い 怖い。
スケート靴ぐらい滑る?
(木村)スケートより滑ります。
三村さんとタモリさんも
氷の上に。
(本橋)この状態では滑らないので
大丈夫です。
(木村)本当だ 左足が使えない。
(本橋)こんな感じです。
(三村)ああ 大丈夫ですね。
(木村)こんなに滑るんだ。
(山口)せっかく 氷ありますので
ストーンを投げると。
で 右利きの人は
右手でストーンを持って
右足で この台にのるんですよ。
(木村)うん うん うん。
そんな台ありましたっけ?
(山口)あるんですよ。
(三村)
これ あんまり注目してない…。
(山口)これ ハックといって
蹴り台なんですけど。
ここから向こうに向かって行くと。
(木村)ハック。
ちょっと前に出て
下がった勢いで
蹴って 離す。
(木村)何秒 そのストーンを
持っていいとかあるんですか?
滑ってる間。
(山口)実際には
10メートルちょっとぐらい
進んでいいんですけども。
そういう風じゃないと歩けない?
歩けないです。
左足で蹴れないです 今。
(山口)ですので
右足を まず こっちにのせる…。
(木村)こっちか。 はい。
(三村)全然 話 聞いてないですね。
(一同 笑い)
(木村)話 すぐ聞かないんです。
すみません。
これ 重いです!
こんなに重いの?
(山口)20キロ。 20キロです。
(木村)これ すごく重いです
タモリさん!
(三村)じゃあ 結構
持っていかれちゃう感じなの?
(木村)動く気がしないです。
ちょっと待ってくださいよ。
これ ひざついていい…?
(山口)いいですよ。
下がった勢いで…。
(三村)いくの?
(山口)で 離す。
(三村)危ねえ 危ねえ!
(山口)いいこけ方でした 今。
(木村)違うんです。 左足が…。
ああ 悔しい! 左足の踏ん張りが
利かないんです。
(本橋)お尻とおなかで
踏ん張ります。
(木村)わかりました。
これ 投げる時は…。
(山口)そうですね。
(木村)ここが踏ん張れないんです。
(山口)ちょっと後ろめの方が
いいですね。
(本橋)ブラシ持った方が
やりやすいかな バランス的に。
(山口)雰囲気 こういう感じでね。
(本橋)これが結構 本気の…。
私は 今 左手に何を…?
あっ これ持ってる。
(一同 笑い)
(山口)これで バランスをね。
そうです。 前に出て 下がって
シューッ! で 離す。
(本橋)近い 近い 近い!
離します 離します 離します。
(山口)おおー!
すごい! すごい!
(拍手)
(木村)えっ すごいですか?
(山口)三村さん。
俺 やっていいですか?
(山口)やってみましょう。
(木村)ぜひ… 楽しいです。
(三村)その代わり ギリまで
これ外さないでいいですか?
(山口)外さなくてもいけます。
もう このまま…。
(三村)ここで外してみましょうか。
(山口)外しますか?
(木村)外してみたいですよね。
(三村)ねえ。
勇気あるな。
怖いね!
(山口)立たないでくださいね。
絶対 このままですからね。
(本橋)ブラシ持った方が
安全な気がする。 大丈夫ですか?
(三村)変な風に
ひねらないようにするから。
(一同 笑い)
心配より笑って。
構えて…。
危ねえ!
危ねえ 危ねえ 危ねえ 危ねえ…!
この足が
安定しないんだけど もう。
(山口)相当遊んでますね もう。
怖いです。
いきますよ。
いきます。
(一同 笑い)
(木村)そうなりますよね。
心配の方が先に立つでしょ?
もうやらないから。
(一同 笑い)
(三村)もう怖い もう怖い。
(山口)立つ時 気を付けて…。
(三村)こうやって…
こうやって移動しますから。
すごいね。
(木村)すごい! 難しいです。
こんなに難しいんだ。
(三村)絶対安定しないです 足が。
ちょっと やってみましょう。
(山口)滑らなくてもできますので。
えっ?
(山口)左足 滑らなくても
右足を ここに まず
のせていただいて。
右足をこうのせる? はい。
これで手だけで…。
あっ 重い!
(木村)そう 重いんですよ。
(本橋)摩擦があるので。
こうやって そのまま…。
(山口)そうそう そうそう…!
これでいいんだ。
(山口)タモリさん なんか
ポーズが すごくいいです。
なんか いけそうでしたよ 今。
(本橋)いい感じでした。
ちょっと いけそうな感じ…。
(本橋)いけそうな感じしました。
(三村)真ん中に…
いけるんじゃないですか?
こうやっておいて こっちにきて
そのまま こういくんだ。
(山口)そうそう そうそう…!
(一同 笑い)
まだね…。
こっちで体重支えてるから。
(三村)これ投げると
不安なんですね。
結構 手を離すのにも
勇気がいる…?
(木村)そうなんですよ。 意外と…。
(三村)石で支えちゃってるから。
へえー! そうなんですね。
こういって…。
(山口)そして 下がった勢いで
スーッと…。
(本橋)離す。
(本橋)おおー!
(拍手)
ナイスショットです。
(本橋)すごい! ハウスに…。
(山口)入りました。
ナイスショットです。
いいとこ いった。
(三村)いいとこ いった。
こんな 体力使うんだ これ。
(三村)ちょっと 本橋さん
投げるところも見たいです。
(木村)いいんですか?
(本橋)私か…。
(三村)うわっ 優しく…。
(一同)おおー!
(拍手)
もう 繊細な力加減ですね。
(木村)難しい これ。
これ 難しいよ。
(木村)難しいです。
(山口)実際には 技の1つとして
投げる時に 回転を…。
ああ やってますね。
(山口)かけて投げると…
氷の状況によるんですけども。
これで曲がるんですか?
あれぐらいの回転で。
(山口)時計回りだと
右に曲がっていくんです。
反時計回りだと左に曲がっていく。
やってみますか?
ブラシ… こうか。
そうですね。 そうです。
(山口)そうです。
なんか だんだん
本格的になって…。
(一同 笑い)
(三村)あれ?
いくんじゃないですか?
ああー! 惜しい!
(本橋)惜しい!
難しい コントロールが。
(木村)難しい。
次はですね あそこに… 円の中に
ストーン止まってますので
あれをぶつける。
(木村)はい。
(山口)この難しいのを
やってください。 お願いします。
(三村)これ 両方 当てられたら
すごいんじゃない?
(木村)そうですよね。
(三村)うまい うまい
うまい うまい!
(本橋)いけ いけ いけ いけ…!
おおー!
(拍手)
(山口)すごい!
(木村)本当ですか?
(山口)めちゃくちゃすごいです。
(三村)じゃあ 僕は
このカバーのままでいいですか?
(山口)カバーのままでもいけます。
手でコントロールして。
(三村)強めって事ですよね。
(木村)結構 勢いがあった方が
進みますね。
(山口)はい。
割れませんから大丈夫ですよ。
いきますよ。
(斎藤)頑張ってください。
(三村)ダメだ! 曲がった。
(本橋)当たりました。
(三村)難しい! 難しい。
(一同 笑い)
(山口)忘れちゃいけませんよ。
カーリング精神ですよ。
(三村)カーリング精神
カーリング精神…。
己が悪い。 己のミス。
(山口)そうです。
真ん中をはじくしかないよね。
で 自分が真ん中に
止まるしかない。
(山口)ちょっと
やってみましょうか。
これで こう…。
(山口)はい。
あら? ここで止まっちゃったよ。
(三村)そんなに
勢いつけられないんですよね。
(本橋)そうです そうです。
お尻と もう 足の力で。
(山口)おおー!
(本橋)いけ!
(山口)ど真ん中に!
(三村)マジで?
(一同)うわー!
(山口)すごい!
ナイスショットです!
(山口)ど真ん中!
すごい! ど真ん中だよ。
(山口)ど真ん中! 僕よりいい。
(三村)1点だよ 1点。
(木村)1点 1点。
すごいね。
(山口)すごいです。
いきましたね。
(三村)いくものですね。
(山口)じゃあ 続きまして
「投げる」をやりましたので
やっぱり これじゃないですか?
(木村)ブラシ!
(山口)「こする」ですね。
(三村)ポイントは
なんなんですかね? この…。
(山口)ポイントはですね
摩擦をたくさん生むっていうのが
大事なんですよ。
要するに
なるべく 下に力をかけて。
で 速く動かす。
(本橋)ハハハ…! ごめんなさい。
(山口)大変ですよね。
大変。
(本橋)ごめんなさい なんか…
これ 見た事がない画に…。
(山口)実際にはですよ
これ 1投 投げて
40メートルいきますので。
(木村)進みながらですよね?
(山口)進みながら…
時間が20秒ですから。
(三村)ええー 長い。
こんな動作 やった事ないもんな。
(山口)20秒 全力ですからね。
(三村)これを20秒?
(山口)はい。 いきたいと思います。
それでは
スタートしたいと思います。
よろしくお願いします。
用意 スタート!
(山口)
もっと こすってください!
イエス イエス!
イエス イエス!
イエス イエス!
頑張って!
(山口)まだまだですよ!
イエス イエス!
(三村)まだ?
(山口)まだですよ!
もっと こすって!
3 2 1… 終了です!
(山口)はい 20秒。
(三村)あっちい!
暑い…。
きつい。
(木村)
これを進みながらですもんね。
(山口)これを進みながら
1試合60回ですね。
うわっ きつい!
(本橋)今みたいに 声
出し合いながら… 声 出すんで。
声 出ないね。
(山口)実際ね 僕は ここ
今 頑張って こすったんですけど
ここは霜がなくなったりとか
もう ツルツルになってます
ここは 触ってもらえば。
(木村)本当だ!
あっ 本当だ。
(木村)本当だ! 全然違いますね。
(三村)俺らのとこと違うな。
(木村)これで
ストーンが滑るわけですね。
やっぱ 効果あるんだな。
(山口)効果あるんですよ。
それではですね
ここまで練習してきました
「投げる」「こする」
やってきましたので
最後 オリンピックでありました
デンマーク戦 第10エンド目
藤澤選手が あそこの黄色を
2つ はじき出して
3点を取ったという
ショットがあるんですよ。
(実況)さあ 藤澤五月…。
(解説)いい感じですよ。
(実況)ダブルテイクアウトが
決まった!
(三村)じゃあ
タモリさん 司令塔で。
(山口)タモリさん
司令塔 お願いします。
(三村)でも 球 速そうなんだよな。
(木村)そうなんですよね。
球 速そうなの。
(本橋)3分の1ぐらいに当たれば。
この辺! この辺よ!
(山口)いい感じです。
そういう事を言ってるんですか?
(山口)はい そうです。
この辺。
(本橋)いきます! いきます!
(三村)ちょっと曲がるからね!
(本橋)いきますよ? いきますよ?
えっ 本気でやっていいの?
(三村)ちょっと曲がるからね!
(三村)
ヤップ! ヤップ! ヤップ…!
おお おお おお…。
(三村)勝った! 勝った!
(山口)ナイスショット!
(三村)2点取ったんじゃない?
(山口)2点取りました 2点。
(三村)2点 ナイス!
イエーイ!
(一同)イエーイ!
(山口)ナイス! ナイス!
(木村)楽しいですね。
楽しいですね。
(三村)楽しい!
ちょっとしか ヤップ
できなかったけど。
全然 ヤップ できない…。
さあ タモリさん カーリング
初体験してみて いかがでしたか?
(斎藤)体 熱いですか?
うん 体 熱いし…。
これ でも 競技会じゃなかったら
盛り上がるね。
(本橋)盛り上がります はい。
(山口)楽しいです。
明日は筋肉痛だ。
(一同 笑い)
では ここで タモリさんも
重たいと驚いていた
ストーンの作り方を
勉強しましょう。
カーリング発祥の地
スコットランドへと飛びました。
さあ 船で1時間半
カーリングストーンのような島が
見えてきました。
この島でしか取れない
特別な花崗岩で
ストーンは作られているんです。
その特徴は
とにかく硬くて割れにくい。
花崗岩の中でも
カーリングストーンに最適な
花崗岩なんです。
それを スコットランド本土にある
製造工場へと運びます。
現在 オリンピックと世界選手権で
使われるストーンは
全て ここで作られています。
アルサクレイグ島で取れた
この花崗岩を…。
ドリルでくりぬいて…。
このように円柱にします。
次に 氷と接する面を削り
丸い穴を開けるんです。
そこに こちらも
アルサクレイグ島でしか取れない
水分を吸収しにくい性質の
別の花崗岩を はめ込みます。
「へえー! あっ そう?」
ストーンは 2種類の花崗岩を
組み合わせているんです。
ストーン同士がぶつかる側面も
削ります。
表面をザラザラにする事で
ストーンが
はじきやすくなるそうです。
こうして
ストーンが完成しました。
これ やっぱり 1個1個
微妙に 少しは違うんですか?
(山口)はい。 違うので
例えば オリンピックの時ですと
毎回 試合の前日に
ストーンをチェックする時間が
あるんですよ。
で このストーンは滑るとか。
ああ そうですか。
では タモリさん
こちらをご覧ください。
42年前 カーリングが
常呂町に伝わった頃に
使われていたストーンなんです。
(木村)ええー!
えっ?
今度は カーリングのルーツを
探ってみました。
常呂町でカーリングが発展したのには
あるキーパーソンがいたんです。
この手作りストーンの
謎も明かされます。 ご覧ください。
♬~(バグパイプ)
(木村)「寒い所ですよね」
そういわれるゆえんが
博物館に保存されている
この黒い塊。
現存する
(木村)「これは もう 石ですよね」
刻まれているのは 1511年。
「古い 古い…」
(木村)「古いですね!」
その頃 日本は戦国時代。
スコットランドでは
すでに
カーリングが行われていたのです。
農業が盛んなスコットランドでは
仕事ができなくなる
冬の楽しみとして
発展していきます。
競技会が開かれると
凍った湖に多くの人が集まり
酒を酌み交わしながら
バグパイプの音楽とともに
交流に欠かせないものになります。
スコットランドで生まれた
カーリングは
1800年頃 海を渡り カナダへ。
イギリスが
カナダを植民地とした事で
移民とともに
伝わっていったのです。
(木村)「ああ なるほど」
♬~(バグパイプ)
スコットランドと同じく
厳しい冬の楽しみとして。
(木村)「可愛い」
今や カナダの競技人口は
およそ60万人。
その数は 世界のカーリング人口の
80パーセントほどを占め
オリンピック 世界選手権で
最も多くの金メダルを獲得する
世界一のカーリング大国に
なっていったのです。
実は この地に
カーリングを
日本へと伝えた人がいるんです。
はい どうも どうも!
おはようございます。
(木村)「おっ 日本語!」
ウォーリー・ウースリアクさん
93歳。
元世界チャンピオンです。
今から42年前の 1980年。
文化交流の一環として
北海道で
カーリング講習会が開かれ
その講師として来日したのが
ウォーリーさんでした。
初めてのカーリングに
人々は大盛り上がり。
その中で ただ一人
ある強い思いを抱いた人物が
いました。
この
新しいものにはなんでも飛びつく
北海道 常呂町の
名物おじさんです。
常呂町は
漁業と農業が盛んな一方
冬の間は仕事も少なく
レジャーもありません。
小栗さんは
初めてカーリングに触れると
「これは町の活性化につながる」と
強く感じたそうです。
こうして
ゼロからの挑戦が始まります。
まず手をつけたのは
リンク作り。
町の空き地などに
夜 水を張り
自然氷結で作ります。
(木村)「大変!」
(三村)「すげえ!」
初めは賛同者が少なく
簡単な事ではありませんでした。
(木村)「寒いだろうに…」
一緒にリンク作りをしていた
藤吉さんは
当時を こう振り返ります。
そして ストーンはというと…。
こういう
小栗さんが営んでいた
酒屋にあった
空のビール樽を改造し
ストーンとして
代用していました。
その思いは
徐々に町民を動かしていきます。
大会を立ち上げると
多い時には なんと
85チームが参加。
朝から夜遅くまで
リンクは にぎわい
町じゅうがカーリングで
熱くなりました。
「おお…! すごい」
そして ついには 常呂町に
日本初の屋内専用施設が誕生。
小栗さんが
カーリングに出会ってから
8年後の事でした。
小栗さんは 次なる夢を抱きます。
それは 常呂町から
オリンピック選手を送り出す事。
町の子どもたちの指導に
力を入れます。
手塩にかけた一人が 本橋麻里。
12歳の時
小栗さんが才能を見いだし
カーリングの基礎を
たたき込みました。
7歳から指導したこの子は
吉田知那美。
ある手紙を送りました。
2013年 常呂町に
新しいカーリングホールが
オープン。
小栗さんは
本橋麻里に付き添われ
セレモニーにやって来ました。
記念すべき最初の1投は
小栗さん。
そのストーンをスイープしたのは
ロコ・ソラーレ。
(木村)「わあ すごい」
翌年には
こんな言葉を残していました。
今度 平昌に
1回 見に行きたいんだ。
ここから選手が出てくれれば
いいなあと思って。
その時を前に…。
♬~
小栗さんとの約束の場所。
(藤澤)頑張りまーす!
(歓声)
♬~
(実況)決めてくるのか?
ナンバーワンは 日本だ!
小栗さんの思いが
世界で花開きました。
熱い応援
ありがとうございました!
(一同)ありがとうございます!
帰りまーす!
帰りまーす!
(知那美)…なのかなっていう風に
思います。
本橋さん。
すみません…。
小栗さんは
どんな方だったんですか?
いや… 本当に
今 最後に言ってた言葉どおり
町を 本当に 活性化させるために
尽力した人で。
決して 自己欲で カーリングを
広めなかったっていうのを
私たちにも すごく
そこを大事にしなさい
っていう風に伝えてくれて。
すみません… 楽しい会なのに
私だけ泣いてしまって。
ついつい… はい。
なので 今でも…
もう会えないんですけど
やっぱり 迷った時だったり
壁にぶつかった時は
小栗さんなら
こういう風な言葉がけだったり
こういう選択するんじゃないかな
っていうのを大事にしながら
チームも進んでるかなと思います。
最後に 小栗さんが
カーリングは楽しいぞって
言ったんですけど
その「楽しいぞ」というのが
重要なキーポイントっていうか
言葉になってくるんですよね。
この「楽しいぞ」というのが。
そうですね はい。
やっぱり 笑顔だったり
楽しいっていう気持ちって
一番
エネルギーになるんだなって。
今は… それはブレずに
大事に持ってます。
では ロコ・ソラーレの創設者
本橋麻里さんとメンバーの間には
どんな出会いがあったのか?
この辺り タモリさんと私
たっぷり聞いてまいりました。
その様子 ご覧ください。
さあ こちらが ロコ・ソラーレの
練習拠点でもある
常呂カーリングホールです。
ここからは 石崎琴美選手にも
参加していただきます。
よろしくお願いします。
(拍手)
お願いします。
2010年 船出した
ロコ・ソラーレ。
カー娘として
知名度抜群だった
本橋麻里は
チーム青森という
当時の最強チームを離れ
あえて
ゼロからの再出発を選んだのです。
これは 結成5カ月後の映像。
鈴木夕湖は 旭川高専に通う19歳。
吉田夕梨花は 常呂高校2年生で
17歳でした。
2人は 共に
学業と練習を掛け持ちする毎日。
そのスイープは…。
まるで
ハハハ…!
(一同 笑い)
オリンピックを経験した本橋が
1人で
チームを引っ張っていました。
(木村)「へえー!」
まだ 公式大会も
1回しか出てないので
こう… 飛び級しない
ステップアップというか
そういうものを
していきたいなとは思うので…。
(本橋)「ハハハハ…!」
(山口)「変わってない…」
(本橋)「変わんないよね」
本橋さんは なぜ この常呂町で
新しくチームを作ろうと
思ったんですか?
(本橋)受け皿なくなったら
どうなるんだろうって
なんか すごい
不安に 勝手になって。
カーリングが盛んな
常呂町でしたが
当時は
世界を目指すようなチームは
存在していませんでした。
事実 本橋ばかりか
吉田知那美
そして 藤澤五月も
常呂町や北見市出身で
ありながら
他の土地の
チームに所属し
カーリングを
続けていたのです。
いろいろ出てきてるのに
受け皿が
全く ここには ないんですよね。
決意をして
結局 作り上げたっていうのは
すごいな 本当に。
更に 今回は
当時のロコ・ソラーレを
よく知っている方からも
メッセージをいただきました。
ご覧ください。
(本橋)ハハハハ…!
みんな 元気?
みんな 元気?
タモリさん 元気ですか?
よろしくお願いします。
ハハハ…!
元ロコメンバーとして
今も応援に回る2人が
誕生時の混乱ぶりを
明かしてくれました。
(江田)いろいろある…。
いろいろある。
名刺 こうやって
出してもらったのを
夕湖が…。
ハハハハ…!
「ありがとうございます」
って言って 受け取って
えっ! ってなって。 フフフ…!
スタートの時は 本橋と やっぱり
レベルが もう 1つ違ったので。
「都会のOLより体力ないよ」って
言われて。
気持ちはあるけど
体がついていかないだったり
やりたいけど
仕事があったりとか
個人的に揺らいでるところは
ありました。
(鈴木)そこしか
空いてなかったんです。
ロコ・ソラーレというチームが
地元にできた事
藤澤さんは
どうご覧になってました?
やっぱり 地元の北見市が
カーリングで ロコ・ソラーレで
盛り上がってるっていう話は
すごく聞いてたので…。
でも 私としては
ライバルチームなので。
ああ そうか。
(藤澤)はい。
うれしさ反面 なんか
頑張ろうっていう気持ちには
自分で なってましたし。
石崎さんは
どうご覧になってましたか?
があったのは 思い出しました。
私の人生の なんか あの…
財産ですし。
(知那美)「そんなに泣かなくても
大丈夫だよ」って
言ってあげたいですね。
「大丈夫だよ」。
新たなメンバーの加入から
チームの物語は加速します。
ロコ・ソラーレが出場を逃した
2014年のソチオリンピック。
日本代表の北海道銀行に
当時 所属していたのが
吉田知那美です。
控え選手でしたが
病気になったメンバーに代わり
出場し 大活躍。
しかし…。
この映像は カーリング競技終了の
翌日に行われたインタビュー。
健闘を喜ぶ場面ですが
ここで
吉田知那美の表情に変化が…。
それは 喜びの涙では
ありませんでした。
活躍の裏で
実は チームから
戦力外通告を受けていたのです。
久しぶりに見た この映像。
すみません。
戦力外になってしまった事が
その事を まず バレたくないと
ずっと思ってて。
オリンピックから
帰ってきた直後に
その年の納会をやっていて
そこに おいでよっていう風に
言ってくださって。
本当は ちょっと あの…
行きたくなかったというか
おうちから出るのが
恥ずかしかったんですけど…。
(知那美)「おおー!」って…。
(一同 笑い)
そんな吉田選手に声をかけたのが
本橋さんだったという事です。
お二人が チームについて
選手としての未来について
お話しした場所が
こちらのお店なんです。
カフェ 遊木民族というお店。
煮込みハンバーグ。
(本橋)煮込みハンバーグ…。
デザートもおいしいです。
(木村)「おいしそう」
このカフェで どんな思いを
本橋さんは伝えたんですか?
カーリングを嫌いなまま
やめてほしくないな
っていう気持ちもあって
「やろう」って言いましたね。
この時の会話をきっかけに
ロコ・ソラーレに加入した
吉田知那美。
実は それ以前から
本橋と吉田には
ある因縁めいた接点が
あったのです。
今から16年前に行われた
日本選手権。
本橋のチーム青森は
直前まで トリノオリンピックに
出場するなど
日本代表を務めた
強豪チームでした。
ところが…。
この大会で チーム青森は
なんと 中学生チームに
敗れてしまいます。
その中学生チームを率いたのが…。
(インタビュアー)いい試合でしたね。
(インタビュアー)勝って
改めて なんか…。
勝って 改めて…。
(木村)「可愛い」
(インタビュアー)集大成?
(知那美)もう…。
歴史に残る大金星。
同じ中学生チームには この人も。
本橋は 1年後に
敗戦を振り返り
こう語っています。
全員で楽しむ事が強さにもなる。
それは 本橋のカーリング観を
大きく変えた敗戦だったのです。
やっぱ カーリングって
これだな! って
思い出させてくれた
負け試合でした。
もしかしたら 本当に この試合が
今のロコ・ソラーレの こう
コミュニケーションを取る
雰囲気にも
つながっているんですかね。
(知那美)
「集大成」って言ってたもんね。
中学生で集大成って事
あり得ないよね。
この間 始めたばっかり…。
(一同 笑い)
更に もう1人
ロコ・ソラーレに
強力な選手が加わります。
藤澤五月 当時24歳。
いやあ うれしいです。
ロコ・ソラーレ加入直後の
映像です。
そうですね 本当に あの…。
彼女もまた
さまざまな挫折を経て
ここに たどり着いていました。
カーリング選手の父の影響で
5歳からカーリングを始めた
藤澤は
ジュニア時代 すでに
天才司令塔と呼ばれていました。
高校卒業前から
長野の強豪 中部電力に所属し
司令塔として
2013年までに日本選手権で3連覇。
チームは ソチオリンピック代表の
最有力候補とされていたのです。
ところが その代表戦で…。
ウォー! ウォー!
ウォー!
ソチオリンピックの切符を
逃したのです。
そこまで 私は
チームを支えられてなかったんだ
っていうのは ありました。
藤澤さん 当時を振り返って
今 どうですか?
スキップって 結構
チームの中のリーダー
みたいなところがあるので
やっぱり その当時の私は
私が ちゃんとしなきゃっていう。
私さえ ちゃんとしてれば
チームは絶対大丈夫だから
っていうので…。
藤澤選手 この試合の1年半後
中部電力を退団します。
そんな藤澤選手に声をかけたのが
本橋さん。
お二人が大事なお話をした場所は
こちらです。
(一同 笑い)
ここ?
(知那美)麻里さん
大事な話 ここでしがち。
(一同 笑い)
(三村)「ハハ…!」
私は まだ 代表決定戦の負けを
ずっと引きずっていて。
そんな時に 麻里ちゃんと
初めて ちゃんと話をして。
「ロコ・ソラーレは…
っていうか 周りは
もう 次に進んでるよ」
っていうのが すごく印象的で。
すごい もう 次に進んでて
格好いいなって思ったのは
すごく覚えてますね。
鈴木さん 夕梨花さんは
もともと ずっと こう
迎え入れる側のお二人は…。
「あっ 次 また
新しい人 入りま~す」みたいな。
(一同 笑い)
「あーい」みたいな
「あーい」みたいな。
片っぽは 本当に傷ついて
片っぽは もう ケロッとして。
(藤澤)逆に それが
入る側としては
すごく良かったです。
このチームの良さって
すごいポジティブなところで。
それは すごい
私には その当時は
ちょっと
忘れかけていた事だったので
すごくありがたかったですし。
この歴史
知らなかったんですけど
他のチームで
戦力外になったような人が
加入するわけじゃないですか。
そこで オリンピック行けちゃう
っていうのは
なんか すごいなっていうね。
諦めない子たちが
集まってきてくれて。
私自身も 諦めそうになっても
みんなで また立て直して
楽しいなって思いながら
化学反応が起きてる みたいな。
そういう流れは
あるかもしれないです。
何があっても
絶対最後までやろう! っていう
覚悟は決まりました。
(ナレーター)世界が どんなに変わっても
幸せを求める気持ちを
止めてはいけないと思う。
「くらす」と 「はたらく」を
幸せで あふれるものにするために。
パナソニックは7つの事業のチカラを合わせ
あなたの幸せを 作り続けていきたい。
パナソニックグループです。
平昌オリンピック
銅メダルを経て
ロコ・ソラーレの進化は
更に続きます。
2020年には 石崎琴美をスカウト。
石崎は 本橋の盟友でもあり
2015年には
産休中の本橋に代わって
一時 ロコ・ソラーレに
所属した事もありました。
チームが
彼女を必要とした訳とは?
一緒に戦った時に
選手としての経験も
そうなんですけど
すごい 人として 琴美ちゃんは
しっかり 言うところは
言ってくれるっていう
その チームとしての雰囲気が
すごく好きで。
もう その時からなんで
その15年の時から
ずっと 琴美ちゃんは もう
チーム ロコ・ソラーレとして
私たちは思ってたので。
(石崎)最後は やっぱり
「どうしても琴美ちゃんがいい」
って言ってくれた
やっぱり
その気持ちが うれしくて
もう 私も 何があっても
絶対最後までやろう! っていう
覚悟は決まりました。
そして迎えた 北京オリンピック。
石崎は 控え選手ながら
深夜のストーンチェックや
体調管理など
サポートを献身的に行ったのです。
そして…。
(木村)「あっ あっ あっ…」
(拍手)
ロコ・ソラーレは
平昌オリンピックを超える
銀メダルを獲得。
その進化は 今も続いています。
改めて タモリさん
ロコ・ソラーレの強さの秘密
感じましたか?
やっぱりね こう 話聞いたり
VTR見たりなんかして
思う事は
このチームができた
一番の功労者っつうのは
煮込みハンバーグの…。
(一同 笑い)
(本橋)確かに。
(一同 笑い)
改めて ロコ・ソラーレの結成
振り返りましたが
本橋さん いかがですか?
もう 本当に「おかげさま」って…。
今シーズンは 本当に もう
「おかげさまで」しか
出なかったぐらい
みんなにも感謝をして
チームを支えてくれてる
全ての人に感謝した
そういうシーズンだったので。
やっぱり
みんなといると楽しいなって。
この時間が
1日でも長く続けばいいなって
はい 今も すごく強く思います。
いや よく… これ いつ頃かな
いろんなスポーツ選手が
「はい 楽しんできます」とか
言うじゃないですか。
あれ見てて
本当かな? と思うんですよ。
でも ロコ・ソラーレ見てると
本当に楽しんでるんだよね
顔を見て。
それが根底にありながら
銀メダルいくっつうのは
すごい事なんですよ。
タモリさん これからは 応援も
なんだか 変わりそうですよね。
変わりますね。
見方が変わりますね。
見方が変わって
見ながらも疲れちゃうんだよね。
(斎藤)「見ながらも」。
力入って 「クソー…!」。
(一同 笑い)
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