出典:EPGの番組情報
あさイチ「プレミアムトーク ひびのこづえ/知られざる衣装の世界!」[字]
▽プレミアムトーク ひびのこづえ/コスチューム・アーティスト▽松たか子さんも認める衣装のパワー▽ポップな色と不思議な世界観▽ハギレをおしゃれバッグにリメイク!
詳細情報
番組内容
▽プレミアムトーク ひびのこづえ▽誰もが一度は見たことある衣装の数々!ポップな色と不思議な世界観でCMやステージを彩るコスチューム・アーティスト▽松たか子さんも認める舞台衣装のパワー▽ハギレをバッグにリメイク!ユニークな発想の源は?▽特選!エンタ 映画▽グリーンスタイル ハーブでリフレッシュ!バスフィズを作ろう【キャスター】博多華丸・大吉、鈴木奈穂子
出演者
【ゲスト】コスチューム・アーティスト…ひびのこづえ,【VTR出演】松たか子,野田秀樹,藤村港平,【講師】フローリスト…猪飼牧子,【キャスター】博多大吉,鈴木奈穂子,【リポーター】小林孝司,駒村多恵ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
特性情報 – 中断ニュースあり
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- イメージ
- デザイン
- 現場
- 仕事
- VTR
- 作品
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
生字幕放送です。一部、字幕で
表現しきれない場合があります。
鈴木≫おはようございます。
大吉≫9月2日金曜日の
「あさイチ」です。
鈴木≫華丸さんは
今日もお休みです。
大吉≫今日は
「プレミアムトーク」ですが
ゲストの方は
皆さんも一度は見たことが
あるでしょう。
すてきなお衣装を手がけている
この方です。
(VTR)
鈴木≫出川哲朗さんが
ガス会社のCMで着た衣装。
王様がはく、かぼちゃパンツが
印象的でしたよね。さらに…。
AKB48が
野菜ジュースのCMで着た衣装。
色とりどりの野菜にふんした
デザインがとても個性的。
そんなユニークな衣装を
作っているのが…。
今回のゲスト
コスチューム・アーティストの
ひびのこづえさんです。
ひびのさんといえば、この番組。
勘九郎≫とかく戦というものは。
一見、とっつきにくい
伝統芸能や文学の世界を
ポップな衣装とセットで
子どもにも分かりやすく表現。
グッドデザイン大賞を
受賞しました。さらにさらに…。
≫見たことがあるの、この景色。
いるんだ、いるわ。
現在、松たか子さん
広瀬すずさんらが主演を務める
舞台の衣装も担当。
ひびのさんの衣装に松さんは…。
この舞台の演出家
野田秀樹さんとは
30年にわたってタッグを組み
数多くの衣装を手がけてきました。
信頼し合う2人ですが
こんなことも。
野田≫…っていうような
手紙をいただきました。
ええ!
いったい何があったんですか?
物を大切にする、ひびのさん。
衣装のはぎれも捨てずにリメーク。
一点物のカラフルな
オリジナルバッグに大変身。
すてきですね。
衣装の世界で第一線で輝き続ける
ひびのこづえさん。
その魅力に迫ります。
大吉≫ということで
今日のゲストは
コスチューム・アーティストの
ひびのこづえさんです。
鈴木≫今日は早速、スタジオに
ひびのさんが手がけた衣装。
大吉≫あれも、これも、それも
ひびのさんだった
という感じですけどね。
鈴木≫いろいろ衣装については
詳しく見ていきたいんですけれど
まずご覧いただきたいのが
「にほんごであそぼ」
でKONISHIKIさんが
着た衣装ですね。
大吉≫KONISHIKIさんと
いえば
これというイメージが
ついたかもしれないけどね。
鈴木≫いぼいぼが
特徴的かなと思います。
ひびのさん、これは何かを
イメージされたんですか?
ひびの≫番組の当初
KONISHIKIさんの
立ち位置をどのように設定するか
ディレクターの佐藤卓さんと
皆さんと話をした時に
KONISHIKIさんは
ハワイで生まれたので
ハワイの火山が爆発して
その溶岩の一片が日本に
飛んできたという設定にしま
しょうということで溶岩を
イメージしていて
ただ溶岩みたいな黒や茶色だと
怖いのでカラフルな
元気になる色を使いましょうと
いうことで。
鈴木≫溶岩が
飛んできたイメージで
ぽつぽつぽつとしていたり
かわいいですよね。
「にほんごであそぼ」は
番組の開始当初から
20年にわたって
衣装とそれからセット
スタジオのセットのデザインを
手がけていらっしゃって
例えば
着物を、ポップな
ワンピースにアレンジし
たりとか。
衣装に風船を使っているんですね。
「雨ニモマケズ」の世界観を
出している。
風船を浮かせているんですか。
ひびの≫そうです。
ヘリウムを入れて
気持ちって体の中にない感じ…
なんとなくそんなふうに思って。
大吉≫風船を入れるから
布が洋服が宙に上がるという
ふだん僕らが着ている洋服とは
全く違うアプローチで
ステージ衣装というか
作らなければいけない。
ひびの≫いけないというよりは
そういうことばっかり
考えてしまうんです。
大吉≫いろいろな
アイデアが詰まった
衣装が今日はたくさん
拝見できましたけれども。
鈴木≫ひびのさんの衣装の魅力に
ついて
今回、松たか子さんに
お話を伺っています。
(VTR)
これまで4つの舞台作品で
ひびのさんの衣装を着た
松たか子さん。
こちらは、火星に移住する人々を
演じた時の衣装。
そして
こちらの作品で演じたのは人魚。
どの衣装にも
ひびのさんならではの
唯一無二の個性を
感じたといいます。
松たか子さんから見た
ひびのさんの現場での印象は?
衣装の試着をする衣装合わせの時
俳優を前にすると緊張してしまう
というシャイな、ひびのさん。
でも、舞台衣装への思いは
熱いといいます。
大吉≫衣装合わせは、あまり
お得意じゃないんですか?
ひびの≫最初から嫌いでした。
大吉≫何でですか。
緊張されるんですか?
ひびの≫ええ…、緊張…
もともと人と話すのが好きじゃ
なかったので
なぜこの職業に就いちゃったかと
ずっと
疑問符なんですけど
なるべく衣装合わせする時は
スタッフの人に着せてもらって
私は遠くから見て
こっそりスタッフの人に
あそこを直そうか
という感じですね。
大吉≫気持ちは分かりますけどね。
肝心の衣装の方は、現場で
気配を消して
なければいいというのも
現場は混乱するんじゃないかなと。
ひびの≫逆に
大丈夫な感じがしています。
鈴木≫では俳優さんと
直接衣装合わせの時に
言葉を交わすということは
あまりないですか。
ひびの≫そうなんです。
ないように、ないようにと
消しているんですけど
時々ちょっと、やっぱり
話をしなきゃいけなかったなって
反省を去年あたりしました。
鈴木≫だいぶ最近。
大吉≫キャリアはだいぶあると
伺っています。
反省は去年辺りにしたと。
ひびの≫去年あたりに
だいぶちゃんと話そうと。
大吉≫僕の横に出川さんが
コマーシャルで着られたものが
あります。
鈴木≫ガス会社ですね。
大吉≫出川さんと
打ち合わせされたりとか。
ひびの≫直接お会いするのは
現場だけなので
現場で服を着せるのも
うちのスタッフに
やってもらうので
一度もしゃべっていないかも。
大吉≫でも出川さんはこの衣装を
着ておっしゃっていましたよね。
すごいなとか。
ひびの≫いい方だから
そう言ってくださるのかな。
大吉≫先ほど
触らせていただきましたが
生地もめちゃくちゃ
しっかりしていて
コマーシャルの1回きりで作る
レベルの衣装じゃない気がする
んですよ。
ひびの≫そういうふうに言って
いただけるとすごくうれしくて
そこはこだわっています。
大吉≫めちゃくちゃ
しっかりしている。
鈴木≫
CMで1回しか着ないけれど
ちゃんと見えるように
ということですね。
ひびの≫縫製もしっかりして
着てもらってがっかりされる表情
を見るのが嫌なので
そこがいちばん緊張します。
鈴木≫王冠のところが
ごとくになっていたりとか
でも映像を見ると
ここに火がついていたりとか
ここまでこだわっているんだなと。
大吉≫
この衣装を用意されていたら
テンションが上がると思いますよ。
大体著作権を無視した
作り替えているものを
着させられるのが
多いんですけれども
これはこんなにしっかりしている
とは思わなかったのですごいなと。
鈴木≫松さんとの衣装合わせの時
は何かお話はされるんですか。
ひびの≫ほとんど
しないんですけれど
私は
松さんをすごい尊敬していて
すごくかっこいいし
役者女優として
この人は生まれた人だな
と毎回、思う。
何かふだんの立ち居振る舞いから
話すことから全部かっこいいので
とにかく松さんには
怒られないようにしたいなとか
というふうに思うだけで。
鈴木≫舞台衣装の
衣装合わせの時とかも
着こなしされるというか。
ひびの≫松さんは着たらそれで
はまっちゃっているので
直すこともないし
制作スタッフは
松さんのファンがいるので
愛情が籠もりすぎています。
鈴木≫そして、冒頭でも
ご紹介しましたが
AKB48の皆さんが
野菜の格好をした衣装も
ありましたけれども
総勢25名の皆さんが着て
AKB48の皆さんだから
すごくスケジュールも忙しかった
と思うんですけれど
かなり難しい大変なスケジュール
で撮影も進んだと聞きました。
ひびの≫そうですね。
まずサイズ表が
マル秘になっていたので
なかなか、もらえなくて
衣装合わせも結果できずに
現場に25着持ち込んで
朝すごい早い時に
待っていて
来てフィッティングして
生地が足りないとか
ぎゅっと詰めるのは
いいんですけれど
それを着せると
そのままその辺で寝ちゃって
本当に大根やにんじんが周りに。
大吉≫お野菜が。
ひびの≫そういう状況で、みんな
大変なんだなと。
でもこの辺で寝られたら困るので
服を脱いでくださいと。
大吉≫早朝のマルシェみたいな
光景が広がっていたんですね。
やる方も過密スケジュールだけど
ひびのさんも
直前で渡されてサイズ表を
結局、当日違うじゃないかと
足すのは大変でしたね布とか。
ひびの≫本当に。
鈴木≫そういう現場も
あったんですね。
そんな、ひびのさんの衣装な
んですけれど、いったい
どうやって生まれるのか
ということで
今回アトリエにもお邪魔しました。
(VTR)
都内のマンションの一室に
アトリエを構える、ひびのさん。
このアトリエでデザインを考え
スタッフと一緒に
衣装を作っています。
こちらは制作途中の衣装。
テーマは宇宙服。
ユニークな素材を
使っているそうです。
ひびのさんのユニークな発想が
詰まったデザイン帳を
見せてもらいました。
過去30年分のアイデアが
すべてこのノートに
書き留められているそうです。
全部で17冊。
貴重ですね。
一つ一つ、すべて手描きです。
こちらは、今、公演中の舞台衣装。
制作期間、僅か2か月で
30着近くを作り上げました。
アトリエの収納スペースには
衣装に使う布が
ぎっしりと保管されています。
ここにも、ひびのさんらしい
工夫がありました。
こんなに布が重なっていると
取り出しにくそうですが
あるコツが。
それが、この下敷きのような板。
この板に布を挟んで
出し入れすると
整理しやすいといいます。
ひびの≫日常生活ありますよね。
そういうことがないように…
物を大切にするひびのさん。
衣装を作る時に出る
はぎれもむだにしません。
色とりどりのはぎれを組み合わせ
バッグやポーチに
リメークするんです。
どんなふうに作るのか
見せてもらいました。
ひびの≫でもピンクかわいいな。
いびつな形に切られた布も
あえてそのまま使います。
さらに、布の合わせ方の
ポイントを伺うと…。
ひびの≫少し
こういう色を入れたり…
いったい、どんなかばんに
仕上がったのか
スタジオにお持ちいただきました。
鈴木≫そのバッグがこちらです。
どうですか?かわいいですね。
肩にかけるとこんな感じ。
すてき!
ひびの≫かける人がいい。
鈴木≫いえいえ。すごいです。
裏側はこんな感じでレースとか。
だからおっしゃっていたみたいに
はぎれの形のまま、というのが
すごくよく分かりますね。
大吉≫しかも思っていた以上の
はぎれだったので。
本当にこんなちっこいはぎれも
大切にされているんだって
思いましたけど。
ひびの≫手間ばかりかかっちゃう。
鈴木≫手間がかかるんですか?
組み合わせとか。
ひびの≫縫うのも細かいので。
鈴木≫すごいすてきで
ずっと見ていたんですけど。
大吉≫もちろんこの世に
1点しかないものが出来上がって
いるからすてきだなと思います。
僕の前にもあります。
トカゲのマーク
かわいらしいなと思いますけど
これズボン。
裏も、ちゃんとポケット
後ろがついていて。
これはパンツをまるまるリメーク。
ひびの≫衣装で使ったものを
かわいかったので
古着屋さんに出しちゃうより
バッグにしてみようかなって。
大吉≫持ち手のところは?
ひびの≫脚の部分ですね。
だから、もう1本は
残っているんですけど。
大吉≫それも捨てずに
まだ残していると。
ひびの≫次に。
鈴木≫全部ズボンでできたバッグ
ですね。
軽くないですか。
大吉≫中膨らませるように
見栄えがいいように今、入れて
いますけど、めちゃめちゃ軽いし。
鈴木≫使いやすさも
考えられている。
大吉≫もともと肌につける
というか洋服の生地なので
すごくなじみが
いい感じがしますね。すてきです。
鈴木≫こんなものも。
これもまたかわいいですよ。
女性スタッフからかわいい!
という声が朝から
すごい上がりました。
ポーチです。なまずのポーチ。
さっきVTRで紹介しました
ハニカム素材ですね。
なんで、なまずにしようと?
はぎれの形を見て思うんですか?
ひびの≫これは、はぎれではなく
使っているんですけど
物が入りやすい形じゃないですか。
あと、わりと曲線なので
縫いやすいとか
一応そういうことも考えながら。
鈴木≫使い方とか。
ひげのリボンとかは?
ひびの≫なまずのひげを
持ち手にしようかなと思って。
鈴木≫かわいい。すごい。
もう1つ、せっかくなので
こづえさんの前にあるふくろう。
ひびの≫これも全部
ヒートカットというので
衣装を軽くするために
穴を開けたんですけど
それをまたこうやって羽にして。
大吉≫こういうのを
お作りになって
ご自身で使われるんですか。
それとも
誰かにプレゼントしたりとか。
ひびの≫売っています。
自分では、つけないですね。
鈴木≫自分で使うことは
ないですか。
ひびの≫服も自分で作らないです。
自分で作りましたと言って
歩いているみたいな気がして
落ち着かないので。
大吉≫なるほど。
ひびの≫なるべく
外に出したい感じです。
鈴木≫使ってもらいたい
身につけてもらいたい。
こんなに結構、徹底して
布をむだにしないというのは
かなり思いがあるんですか?
ひびの≫大学卒業して
仕事を始めるころに
やっぱりバブルだったので
大量生産、大量放棄
今も変わらないですけど
自分がアーティストとして
物を作っていくうえで
もしかすると私も
ごみを作っているんじゃないか
っていう
ちょっと恐怖感があって
そうはしたくない
だからこそ一個一個
大事に作っていって
残っていたものも
全うさせたいなという思いは
そのころからありました。
鈴木≫その時の思いみたいな
ものを今もずっと持ち続けて。
大吉≫そのころは本当に
大量に作って売れなかったら
すぐに捨ててという現場を
目の当たりにして。
鈴木≫今回、ひびのさんが
デザインの参考にしている
という本も
ご自身の本なんですけど
お持ちいただきました。
「世界大博物図鑑」ということで
中には生き物がたくさん。
さっき大吉さんが持っていた
バッグには
トカゲがありましたけど
トカゲとかこの辺はカエルとか
かなり細かく。
こういったものを参考に
されているんですか?生き物を。
ひびの≫そうですね。
もともと外で遊ぶのが好きで
そういうものを観察するのも
好きだったので
たまたま、この本を
本屋さんで見つけて
なんか美術書みたいな感じじゃ
ないですか、ある意味。
博物図鑑とはいっても
もうほとんど絵なので
昔の人が緻密に描いた絵で
それを見ているだけで
こんなフォルムだったら
服にしたらどうなるんだろう
っていう想像が働いてしまって
見ているだけで自分が
服を作ったような気分になって
やっぱり柄もきれいだし
それを実現させたら
どういうふうに
人が着るんだろうなって
想像するだけで
わくわくしてきちゃう。
また、たくさんページがあるので。
鈴木≫すごく分厚いですよね。
大吉≫何もそんな
カエルのシーンをそんなに
じっくりとという声が
お茶の間から上がっています。
もうちょっと、きれいなのを
見せなさいよ。
またカエルじゃないの。
鈴木≫裏返っていたり
すごく細かいんですよ。
ひびの≫両生類系のものなので
かなり気持ち悪いものばかり。
大吉≫自然界に存在する
言ったら、神のデザインとでも
言いましょうかそういうものから
またインスピレーションを受けて。
苦手な人も多いじゃないですか。
は虫類とか
昔から平気だったんですか。
ひびの≫そんなに
触ったりするタイプでは
ないですけど
子どものころから
田舎で育ったので
いるとずっと見ているという。
大吉≫例えば、昆虫だったり。
小さいころの写真が。
鈴木≫3人姉妹の2番目で
いらっしゃるんですね。
大吉≫真ん中が
こづえさんですね。かわいい。
鈴木≫この図鑑の付箋の部分も
こづえさんが
つけていらっしゃるんです。
多分、何かのメモを切って
再利用されていませんか。
大吉≫これ番組が
つけたのではなくて?
鈴木≫全部こづえさんが
つけています。
こういうところも
むだにしないという
精神なのかなと思ったんですけど。
これをぜひ、お伝えしたかった。
そんな
こづえさんなんですけれども
30年にわたってずっと
お仕事されている方を
ご紹介します。
舞台演出家の野田秀樹さんです。
今、野田さんとタッグを組んで
手がけている舞台の映像も
あります。
(VTR)
現在、公演中の舞台
「「Q」:A Night At
The Kabuki」
♪~
伝説のロックバンド
QUEENの音楽に
野田さんがインスパイアされて
書かれた、この舞台。
≫あーあ、瑯壬生(ろうみお)
瑯壬生なぜあなたは瑯壬生なの?
シェイクスピアの
「ロミオとジュリエット」の
物語を源氏と平家の争いに
置き換えたという
奇想天外なストーリー。
≫頼朝を必ず討て、必ず討て!
≫頼朝を討て!
野田さんの一筋縄ではいかない
複雑な世界観を
ひびのさんが衣装で表現します。
ひびのさんは
野田秀樹さんの作品の衣装を
35本以上、手がけてきました。
赤色を効果的に使った
こちらの衣装。
94年に初演を迎えた舞台で
使用され、評判を呼びました。
こちらは去年の舞台。
恐山のイタコが登場するのですが
その衣装には
出演する俳優の顔写真が
プリントされているという斬新さ。
長年タッグを組んできた
野田さんは
ひびのさんの衣装について…。
野田≫それで
台本ができてなくても
できてなくてもいいから
イメージだけは早く教えてくれと。
まず、どういう話になるのか
教えてくれとかってね。
だから、おもしろいのが
すごくあるんですね。
鈴木≫この舞台
「ロミオとジュリエット」と
源平合戦と
それから
QUEENという
すごい世界観で
私も舞台を
拝見したんですけれども
本当に野田さんの
すごく複雑かつ深い世界観で
出演される方も
たくさんいらっしゃるから
なんて言うんでしょう
一生懸命理解して一生懸命夢中で
見るんですけど、こづえさんの
衣装がその世界観も
ちょっとはっきりさせてくれたり
深めてくれたりするというか。
源氏の衣装は青がベースだったり
平家は赤だったり
ちょっと着物っぽいものだったり
衣装もすごく印象的で
楽しませていただいたんです
けれども。
ひびの≫よかったです。
鈴木≫この世界観を
衣装にするのは
やっぱり難しいんじゃないですか。
ひびの≫本当に大変です。
まず野田さんの難解な台本を…
私も理解できないので
お客さんも多分
すぐ理解できないだろうなと
思うので、ちょうどいいのかも
しれないですけど
なるべく分かりやすくできると
いいなとか
そういうのを考えながら
やっています。
大吉≫台本がなかなかできなくて
イメージだけでも教えてくれ
と言ったら
「ロミオとジュリエット」と
源平合戦とQUEENで
その3つでどうするんだ
という話ですね。
ステージ衣装を手がけるのは
大変な仕事だと思います。
どうやってこのステージ衣装が
生まれるのか
舞台演出をどういうふうに
作るのかパネルを用意させて
いただきました。
ひびのさん、まず最初に
こういったデザイン画を
お作りになられるんですね。
松たか子さんの衣装と
竹中直人さんの今回の衣装ですね。
どういうコンセプトというか。
ひびの≫役柄が
決まっているので
そこに準じるんですけれど
野田さんの話って
時代があるようで、ないので
和なんだけど洋が入っていたり
ミックスさせていたり
描いたりしています。
大吉≫ちょっとずつ
文字が書いてあって
ピカピカのベルトをつけようとか。
鈴木≫首のところに
襟を付けたりしていますね。
すごくきれいですね。
大吉≫松さんの下の方は
ストレッチ素材にしてという
ふうに書いてありますね。
可動域を上げようとか
舞台衣装ですから
それを着て動き回るわけですから
デザイン画から作られる
ということなんですが
先ほどからお話にあります
野田秀樹さんとのお仕事は
結構、大変だということで
もう1枚
用意させていただきました。
先ほどもお話にありましたけど
まず野田さんの舞台
台本がとにかく難解だ
ということですね。
ひびの≫本当は難解ではないん
です。
できた時には、すべてが
クリアに
なるんですけれど
途中は台本が全部できて
いなかったりするので
よけいに
分からないじゃないですか。
本当は最後を聞きたいんだけど
途中までしか
読ませてもらっていなくて
プランを考えないといけないので
そうじゃないと
間に合わなくなって
しまうんですよね。
なので、でも、やっぱり
だんだん分かってくると
すごいなというのが
いつも思っているんですけど。
鈴木≫こづえさん自身は
台本を読み込んでから
衣装作りをされるんですか。
ひびの≫読み込んでも
全部読み込んでいないので
やっぱり分からないし
野田さんは演出もするので
書いてある、その行間の間に
イメージが
膨らんでいるんですよね。
本当はそれを聞きたいんだけれど
やっぱり役者さんが立って
芝居を作っていく中で
それが膨らんでいくことなので
私は、やっぱり見ていないうちに
描かなくてはいけないという
試練ですね。
大吉≫第2ポイントが
こちらですね。
イメージを教えてくれない
ということですね。
ひびの≫野田さんも本を書く時に
闘っていらっしゃるので
言ってしまうと
よく野田さんは
言ってしまうとそっちに
自分が引っ張られると言われて
何かイメージは最後の結末は
決まっているんだけど
そこに行くための
言葉を探しているから
言葉で説明をしてしまうと
やっぱり何か
世界が狭くなるみたいに
よくおっしゃっていて
しかたがないとは思うんですけど。
大吉≫なるほど、そういった
理由で。
イメージはもちろんあるけど
言うわけにはいかないという
せめぎ合いなんですね。
そして最後はこちらです。
稽古場でビックリです。
ひびの≫言葉だけで
文字だけで読んでいたことが
役者さんがせりふで言っていたり
舞台で並んでいたり
そこをどう動いたりするか
ということで
全然、自分が思っていたシーンと
違っていて
そこでこういう設定に
なっているんだということが
毎回びっくりします。
すごいすてきだなと思って
稽古場に行きたいんですけど
なかなか作る方も
頑張らなくてはいけないので。
大吉≫ある程度プランを立てて
稽古場に行ったら
これではないのかなというような
考え直したり?
ひびの≫そこから
考え直すことは
ほぼないんですけど
自分で確認をして
微調整はありますけど
でも野田さんが衣装プランに
OKを出しているということは
そこまで、ずれていないんだな
という感じがありますね。
鈴木≫こづえさんも
いろいろくみ取ったり
考えてりしていかなくては
いけない、せめぎ合いが
あったと
思うんですが
ただ何か野田さんに
こんなお手紙を書いたことがある
ということですね。
1回距離を置きたい
ということですね。
ひびの≫30年やっていて
最初のうちは
私が結構、遊んでも大丈夫な
舞台だったんですけど
だんだん野田さんの書くものが
シリアスになってきたり
社会性を持ってきたりとか
していくうちに
やっぱり、ただ
おもしろい衣装では
だめなことに
だんだん直面していくんですよ。
それでリアルな表現だったり
私はちょっとリアルなことが
できない人なので
もしかして
私ではないプランナーの方が
今後の野田秀樹にとって
NODA・MAPにとって
いいんじゃないですか?という
お手紙を一度、書いたことが
ありました。
鈴木≫そういう意図での
手紙だったんですね。
当時のことを今回
野田さんにも伺っています。
こんなことを
おっしゃっていました。
(VTR)
10年前の舞台で
ひびのさんが提案したデザインに
野田さんが何度も
手直しを言い渡したそうです。
野田≫へっちゃらで
いろんな暴言吐いてたと思います。
そういうことをへっちゃらで
ちょっと言い続けて…
そういうことも含めて
こづえさんの中では…
…っていうような
手紙をいただきました。
こづえさん的には…
…みたいな話だったかも
しれないんですけど。
ちょっと私も、うろたえて…
あの、ひびのこづえの前では。
大吉≫野田さんを
うろたえさせたと…。
野田さんは、こういうふうに
おっしゃっていましたが
正直どこかにありましたか?
他の人に、これをやれるもんなら
やってごらんなさいよ
ということで。
ひびの≫でも続けることも
大事だけど、変わることも
ある意味、大事であるので
そういうことも野田さんにも
必要なのかなというのは
ちょっとやっぱり自分だけで
責任を負いかねて
そういうところもあるので
でも続けられて本当に
今は幸せですし
これからも続けていきたいなとは
思っています。
大吉≫本当に大変な舞台だと
思いますけど
このお二人だからこそ
こうやってここまで
関係性が続けて
すてきな舞台を作られて
いるんじゃないかなと思います。
ひびの≫プレッシャーです。
大吉≫30代のころに世の中に
注目され始めたというか
そういう作品が飛び出したという
ことで、こちらでございます。
懐かしいなと皆さん
思ってらっしゃるんじゃ
ないでしょうか。
こちら、女性向けの求人誌
「とらばーゆ」の表紙です。
90年代に出された本ですが
こちら、ひびのさんが
手がけられていたんですね。
ひびの≫そうですね。
大吉≫モデルさんの方は
瀬戸朝香さん、広末涼子さん
この時代を象徴する超人気者が
表紙を飾っていましたけど
この雑誌、週1回、表紙を
スケジュール的にもなかなか。
ひびの≫そうなんですよ。
10本まとめて一日で
撮っていたんです。
大吉≫10週分を?
ひびの≫そうです。
毎日作ってそれを全部持ち込んで
一気に5セットずつ
1人のタレントさんに
撮ったんですけど。
鈴木≫デザインとかも
一気に考えなくては
いけないんですか?
ひびの≫そうですね。
でも楽しかったので
あまり苦ではなかったです。
現場も一日だけど
そんなに大変というよりも
楽しくてしょうがない
という感じで
背景の布も自分で
縫っていたんですよ。
あとスタッフさんもみんな
ヘアメークの方も…
ヘアメークの方は
大変なんですよ。
その現場で10本変える
というのは。
私は、いつものとおり
スタジオの外で待っていて
できたといって喜んでいる。
鈴木≫スタジオの外ですか?
ひびの≫
メイクルームの外にいて
フィッティングも
スタッフに任せていて
スタジオで待っていて
すてきだねと言って。
鈴木≫直接は
接していないということですね。
大吉≫女性の求人誌は
これが初めてですよね。
ここまで大々的に売られたのは。
鈴木≫すごく覚えています
CMとか
衣装のインパクト、当時すごく
皆さん
覚えているんじゃないですか。
すごく楽しかったというのは
どういうところですか?
ひびの≫本当に
今を走っている
すごいすてきな女性に会えて
その人たちを毎回変身させられる。
それはすごくおもしろかったです。
大吉≫90年代から
女性がどんどんどんどん
世の中に出ていこう
いろんなものを発信していこう
という象徴するような雑誌であり
表紙なのかなと思いましたけど。
鈴木≫それところもあって
勢いを感じていた現場だったり
とか、
その辺りはいかがですか?
ひびの≫そうですね。
自分も女性として
大学を出る時に求人がなかったり
そういう経験もしていたので
こうやって女性の
そういうのを応援できる
雑誌をやるということは
不思議な縁だなということが
ありました。
鈴木≫そしてですね
皆さんからたくさんメッセージが
届いていますので
ご紹介していきます。
まずは神奈川県50代の方です。
舞台「Q」見に行きました。
脚本・音楽
衣装のかわいさに
くぎづけになりました。
シンプルな舞台美術に
ひびのさんの衣装の色が
映え
俳優さんを
より引き立たせているように
感じました。
それから神奈川県50代の方です。
KONISHIKIさんの
「にほんごであそぼ」の衣装が
溶岩をイメージしたものとは
巻き貝の化身だと思っていました。
見ている人にいろいろ
想像してもらうみたいなのは
大事にしていらっしゃるんですか。
ひびの≫そうですね。
鈴木≫後ろにあるこちらの衣装も
お野菜がモチーフですか。
ひびの≫そうです。
大吉≫これはお野菜だ。
ひびの≫赤キャベツと
ラディッシュです。
鈴木≫AKB48の皆さんが
着た衣装ではないですね。
ひびの≫これはコマーシャルの
ポスターで作ったものです。
実際に畑のところに
4人家族だったんですが
並んで撮影をしました。
鈴木≫スーパーマーケットですか。
ひびの≫そうです。
鈴木≫斬新ですね。
それから早速イラストなども
届いております。
生字幕放送です。一部、字幕で
表現しきれない場合があります。
9時になりました。
ニュースをお伝えします。
きょうの東京外国為替市場、
アメリカが大幅な利上げを続ける
という見方から円安が一段と
加速し円相場は24年ぶりの
円安水準となる1ドル140円台
前半まで値下がりしています。
では銀行のディーリングルーム
から中継です。
円安が加速しています。
24年ぶりの記録的な円安に
銀行のディーラーも
顧客対応に追われています。
きっかけはアメリカの中央銀行に
あたるFRB・連邦準備制度
理事会のパウエル議長が
インフレを抑え込むため
家計や企業に痛みをもたらして
でも金利を引き上げる
強い姿勢を示したことです。
日本時間の昨夜発表された
アメリカの製造業の景況感を示す
経済指標が市場の予想を上回り、
FRBが今月も大幅な利上げに
踏み切るという観測が
さらに強まりました。
円安は輸出企業には追い風ですが
企業の生産拠点の海外移転が進み
メリットはかつてほど大きくない。
エネルギーや食料品などの
価格上昇に拍車をかけ
デメリットのほうが大きい
悪い円安だという指摘が
強まっています。
どこまで円安が進むのか。
アメリカの利上げペースとともに
日本政府、日銀の対応に
市場の関心が集まっています。
非常に強い台風11号は沖縄の
南の海上でほとんど停滞していて
あす夜には先島諸島に
かなり接近する見込みです。
先島諸島ではあすは猛烈な風や
しけとなる見込みで暴風や高波に
厳重に警戒してください。
一方、前線や湿った空気の影響で
西日本から東日本では局地的に
非常に激しい雨が降っていて
土砂災害や低い土地の浸水などに
警戒が必要です。
フランスのマクロン大統領は
今後の外交方針について演説し
ロシアのウクライナ侵攻を
巡ってロシアとの対話によって
事態の打開を図る努力を続けると
ともにヨーロッパ各国が
ロシアへの制裁などで
結束することが重要だとの考えを
強調しました。
マクロン大統領は1日、
パリの大統領府で各国に駐在する
フランスの大使を集め
今後の外交方針について
演説しました。
この中でマクロン大統領は
ウクライナの原子力発電所を巡る
IAEA・国際原子力機関の
専門家チームの派遣に向け
ロシアのプーチン大統領と電話で
協議したいきさつを踏まえて
対話によって事態の打開を図る
努力を続ける考えを示しました。
そのうえで戦闘の長期化にも
備えなければならないと指摘し
ヨーロッパ各国がロシアへの
制裁などで結束することが
重要だと強調しました。
では全国の天気、雲の様子です。
前線や湿った空気の影響で西日本
や東日本にはところどころに雨雲
があり局地的に発達しています。
沖縄の南には台風11号の雲が
あります。
きょうの天気です。
関東から西は
雨の所が多いでしょう。
ところどころで雷を伴い
激しく降りそうです。
また東海地方では非常に激しく
降る所もあるでしょう。
大雨や落雷、突風に
注意が必要です。
東北や北海道は晴れ間の広がる所
が多いでしょう。
生字幕放送です。一部、字幕で
表現しきれない場合があります。
大吉≫引き続き、今日のゲストは
コスチューム・アーティストの
ひびのこづえさんです。
鈴木≫改めてですけれど
今日はスタジオに
ひびのさん手がけた衣装も
飾っていますので
テレビをご覧の皆さんも
衣装も楽しみながらこのあと
ご覧いただけたらと。
大吉≫
出川さんのはあれですよ
マネキンがちょっと
大きいですけれどもね。
鈴木≫マネキンによっても
雰囲気が違いますね。
大吉≫出川さんはね身長的に
肩ぐらいのサイズだからね。
鈴木≫皆さんからメッセージも
いただいています。
福岡県40代の方です。
仕事に対してすごくまっすぐで
真面目なんだけれど
作品には遊び心が
いっぱい詰まっているという
ギャップが
おもしろいなと思います。
それから兵庫県50代の方。
「にほんごであそぼ」の服を
作っているのはどんな人なん?と
子どもから尋ねられ
ずっと気になっていました。
思ったとおりの感じの方でした。
この衣装、見たことあるもの
ばっかりで驚き
うれしくなりましたという
メッセージです。
愛知県30代の方から質問です。
こづえさんの世界観が大好きです。
インスタグラムで毎回
うっとりしながら見ています。
色使いがわくわく、ドキドキする
のもしっくりくるような
落ち着くような感じも大好きです。
作品作りの際に、ひらめくのは
どんな時ですか。
ひびの≫ひらめくのは
集中して
考えようと思った時です。
鈴木≫ふっと降りてくるとか
お風呂に入っている時に
というよりも
しっかり考えてる時に。
ひびの≫ふだんは
あまり考えたくないですね。
鈴木≫オンとオフみたいなものを
はっきり持ちたいと。
ひびの≫持っていないんです
けれども少なくともアイデアを
考えるときは集中するぞ、という
時に考えます。
鈴木≫すぐ降りてくるものですか
アイデアは?
大吉≫ってなる。
下ろさなくちゃいけない
んでしょうね。
締め切りは迫っていて
初めて降りてくる
そういうタイプじゃないかなと
思いますけれど
そんなひびのさんの
大学時代の写真を
お借りすることができました。
デザイナーを目指されて
芸術大学へ進まれた
ということですけど
このころからもちろん
洋服とか作られたり?
ひびの≫いや、全然。
アートディレクターに
なろうと思っていたので
洋服をやるつもりは
全然なかったです。
デザイン学校じゃなくて
デザイン科だったので
グラフィックデザインを
勉強する専攻でした。
大吉≫どういうものを
作るんですか。
グラフィックデザインの勉強を
して。
ひびの≫ポスターやコマーシャル
そういうものを作って
でも実際、藝大に行って
あまり具体的な勉強しないで
自分で勝手に
何を表現すればいいか
みたいなことを考えて
4年間過ごしていたので
まあ好きにやっていました。
大吉≫芸術大学は
そういう生徒さんが全国から
集まっている大学ですよね。
いろんな刺激もありましたよね。
ひびの≫そうですね。
この写真のこのインテリアは
藝祭と言って藝術祭の時に
みんなでダイアモンド・ママ
というグループを作って
教室をちょっと
おしゃれにしちゃおうといって
やったところのシーンなので。
大吉≫学園祭、文化祭の
出し物として
こういうテーブルとか
いろいろこだわって。
鈴木≫
デザイナーになろうと思って
それは何かあったんですか?
きっかけとか。
ひびの≫絵を描くことが好きで
子どものころは
漫画家かなと思っていて
でも、それも違う
絵描きかなと思っていたけど
絵描きだと食べていけるの
かしらと思って
友達がデザインというのが
あるよと
デザインだったら
ちゃんと生活できるかなと
いう感じでしたね。
大吉≫4年間
通って8時台に話がありましたが
なかなか就職も見当たらない。
ひびの≫その時は、まだ
男女均等法みたいなものはなくて
行きたい会社に
女性の求人がないということは
4年生になってびっくりして
どうして今まで
同じように勉強してきたのに
私は受けられないの?
みたいな感じを。
大吉≫同級生の男の子は
普通に就職口があるけれど
女性は
そもそも募集すらしていない
4年間一緒の授業を
受けてきたのに
それはショックですよね。
ひびの≫ショックです。
大吉≫
卒業されて
お仕事には就かれるわけですね。
ひびの≫でも、その時
入ったけど3か月で
辞めちゃってそこからフリーで
自分探しの道を
歩いていたという感じです。
大吉≫卒業してちょっとだけ
就職したけど結局は独立して
最初からお一人で
やっていた、やらざるを
えなかったというのも
あるかもしれませんね。
そんなひびのさんですけれど
…これは写真じゃなかった。
もう1枚あるかと思っていました。
30代ぐらいから
いろいろ転機というか。
ひびの≫29で
30直前になった時に
このままじゃいけない
と思って。
大吉≫そこまでは
順調だったんですか?
29までは。
ひびの≫
バイトしてるような
感じですね。
フリーターといって
でも
30歳になる直前で
ちゃんとしなくちゃいけない
と思って、29ぐらいで
今までやっていた仕事を
ちょっと、お断りして
洋服を作ってそれを写真に撮って
見せたいというのを
仲のいい編集者の人と
相談して
そこからは月一本だけ
仕事をしている
という状況でしたね。
鈴木≫それでも
月一本ぐらいの仕事で
結構順調に一気に進みだしたのは。
ひびの≫それを連載させて
いただいていたので、そこから
自分が入りたかった会社から
仕事のオファーがきたり
服を作ってくださいというような
そこから、どんどん
広がっていった感じです。
大吉≫こういうことを
聞くのもあれですけれど
生活は、食べてはいけたんですか。
ひびの≫それが不思議ですよね。
仕事を始めようと思った時に
アトリエも借りちゃったんですよ。
自宅でやっていると
つい怠けちゃうから
アトリエも借りて
アシスタントも1人雇って
だから、深く考えないんですかね。
大吉≫でも、なんとかなっていた。
ひびの≫なんとかなっていました。
鈴木≫本当に軌道に乗って
というか花開いたのは
こづえさんの場合は
結構、遅咲きだったというか
そんな感じも受けたんですけれど
そんなひびのさんが今
力を注いでいるのが
自分で企画をしている
ダンスパフォーマンス
なんですよね。
今、全国各地を回って
イベントなどを行っています。
(VTR)
先月、ひびのさんが訪ねたのは
香川県の高松港。
ひびの≫おはようございます。
よろしくお願いします。
パフォーマーの…。
藤村≫藤村です。
同行したダンスパフォーマーの
藤村港平さんと一緒に
この港に観客を集めて
衣装とダンスのコラボを行う
というのです。
早速、準備が始まりました。
いったい
どのようなパフォーマンスに
なるのでしょうか。
今回、用意した衣装は5点。
その1つが、この赤い全身タイツ。
さらに、こちらはマンモスの衣装。
ダンスに合わせて悠々と歩く
マンモスの動きにこだわりました。
衣装だけなくダンスの演出にも
ひびのさんは積極的に関わります。
いよいよ本番。
地元の親子や観光客が
集まりました。
マンモスの衣装で
リズミカルなダンス。
目の前で次々と繰り広げられる
パフォーマンスに
訪れた人たちも驚きつつも
楽しんでいました。
(拍手)
鈴木≫独特な
でも楽しそうなイベントで
何でこういうのやってみたいと?
ひびの≫やっぱりふだんは何です
かね
最後に衣装なんですよ。
野田さんの舞台にしても。
なんか衣装から
発信したいなと思って
このパフォーマンスは
私が衣装を先にデザインして
ストーリーも考えて
それを音楽家の人に
曲にしてもらって
そのあとパフォーマーに渡すと
いうやり方で作っていて
だから、いちばんやりたいことを
やれているという。
鈴木≫やってみてどうですか?
ひびの≫すごい楽しいです。
やっぱりダンスっていちばん
身体と密接に関わっていて
やっぱり服って
動いておもしろいんですよね。
動いているところが見たくて
やっているという。
それでまた人によって
全然見え方が変わるので
その人の魅力も引き出せるし
見ている人に
いかに人間の体ってすごいかとか
それを知ってもらえる
というふうに考えています。
大吉≫だからロケーションも
港でとか、
いろいろ本当にアイデアが豊富な
方だなと思いながら
お話を
伺っているんですけれども
でも資料によると
30代のころとか
不安な気持ちもたくさんあったと
アイデアはいつまで出るんだと
それは本当にあったんですか?
ひびの≫そうですね。
30代で仕事をスタートさせて
3年ごとに辞めると言い続けて
多分3年頑張ったら
クリエーションは
もう、かすかすかなと思って。
大吉≫もうアイデアが
出ないんじゃないかと。
ひびの≫自分の中で結果を
追い詰めてやっている
タイプだったので。
大吉≫それは、どうやって
乗り越えられたんですか?
ひびの≫それは年とともに
3年で終われて、また3年3年で
39歳になった時に
これは仕事をやるしかないな
と思って
そこから、じゃあ辞めないぞって
逆に今は思っていて。
鈴木≫覚悟を決めたというか。
大吉≫30代は
辞めよう辞めようと。
ひびの≫友達から
いつも辞めるって言っているよね
って言われました。
鈴木≫まだまだここから
という感じですね。
ひびの≫体力との勝負ですけれど
今がいちばん楽しいかもしれない。
大吉≫ご家族の関係性とか
時間がなくて、なかなか
聞けなかったんですけれど。
鈴木≫日比野克彦さんのお話とか
今、写真が出ましたね
いろいろ伺いたかったんです
けれど。
大吉≫このお二人なんだって
ご夫婦なんだという驚きが
なんせ私ありましたもので。
ひびの≫同じ感じに、だんだん
なってきちゃって。
大吉≫おうちでお二人で
どんなものを食べながら
どんな会話をしているんだろう
という。
ひびの≫普通です。
大吉≫普通ですか。
アーティスティックな
会話が飛び交っているような。
ひびの≫たまにバトルがあります。
大吉≫お仕事については
ありますか。
ひびの≫結構厳しく
言い合いますね、それは。
大吉≫今日も
ご覧になっていますよね。
ひびの≫と思いますが
どうでしょう。
大吉≫僕が言うことじゃないです
けれども
次は日比野克彦さん
お待ちしています。
ということで次は
映画のコーナーです。
このコーナーにも
おつきあいください。
小林≫今日は音楽を楽しめる作品
映像美が特徴的な作品を
2つご紹介します。
ひびのさんは映画はふだん
ご覧になりますか。
ひびの≫はい、大好きです。
小林≫どんな作品がお好き
とか傾向はありますか。
ひびの≫洋画…。
小林≫どうでしょうか
ダンスお好きとおっしゃっていた
んですけれども、最初に
ご紹介するのは、まさに
ダンス、音楽が楽しめる
インド映画でございます。
「響け!情熱のムリダンガム」。
ムリダンガム
あまり聞き慣れないかも
しれませんが
南インドの伝統的な楽器です。
打楽器なんですね。
筒になっていて両サイドを
たたくことができる
両面太鼓
片方は低い音、片っぽは高い音が
出るようになっています。
南インドではおなじみの楽器で
これで演奏する
伝統音楽は神様に奉納する
音楽でもあるんですね。
主人公はピーターです。
南インドの都市に暮らしています
ピーターのお父さんは
ムリダンガムを作る職人なんです
が、本人には就職活動中の学生
自分はちょっと違う道を
歩もうと模索を始めます。
(VTR)
主人公、ピーター。
ピーターの父親は
伝統を絶やすまいと
ムリダンガムを作り続けている
職人です。
ある日、父の作った楽器を
ムリダンガムの巨匠が
演奏するのを
目の当たりにしたピーター。
自分も演奏してみたい
と思うようになります。
♪~
その日の夜、ピーターは
その巨匠に弟子入りを
直訴しに行くのですが…。
身分の違いを理由に
門前払いされてしまいます。
諦めきれないピーターは
しつこく巨匠のもとを訪ね
なんとか弟子入りさせて
もらえるよう訴え続けます。
熱意が通じたのか
やっとの思いで
入門を許されたピーター。
その日から、ムリダンガムを
必死で練習し始めます。
しかし、ピーターは兄弟子から
執ような嫌がらせを受けます。
それでも全くめげることなく
練習を続けます。
そんなある日、ピーターは
ひょんなことからテレビ番組に
出演することになります。
♪~
しかし、伝統を重んじる師匠は
テレビ番組で演奏することを
禁じていたのです。
ピーターは
破門されてしまいます。
ムリダンガムの演奏を
諦めきれないピーター。
ある決意をします。
故郷から飛び出し
さまざまな音楽を学ぶため
インド中を旅することに。
♪~
インド各地の音楽に触れて回る
ピーター。
果たして、この旅の終わりに
待ち受けているものとは?
♪~
小林≫とにかく、この
ムリダンガムの演奏
このリズムがずっと気持ちのいい
作品ですね。
監督は、やっぱり
臨場感を大切にしたい
ということで演奏シーンは
すべてライブ録音しました。
俳優さんも特訓したんですね。
…ちょっと
違う絵が出ていますけど。
大吉≫インド映画って
ものすごく荒唐無稽というか
この間「あさイチ」で紹介した
象に乗って戦いに行ってとんでも
ない弓矢を引いたりとか
そっち系のインド映画ではない
感じ?
小林≫そうですね。
どっちかというと
実直な歌と踊りも楽しめます。
テーマがありまして
インド社会の中の差別ですとか
伝統の音楽なので
それを引き継ぐ
継承争いの問題ですとか
テレビに出るのか、出ないのか
世代間の伝統に対する
考え方の違い
いろんな課題も
盛り込まれている映画です。
どうでしょう?
伝統ということでいうと
ひびのさんも伝統的な衣装を
アレンジされたりとかしていると
思うんですが、その時に
意識されていることは
ございますか?
ひびの≫そうですね。
でも、伝統ってやっぱり
自分が生きている国の伝統なので
どこか、何かあるなって
自分の中にも。
というのもの歌舞伎をやった時に
自分の色って
すごく歌舞伎に
合っているなと思ったので
自然の風景に影響されて
できているものなのかなって
改めて感じました。
小林≫日本で暮らす中で
ということなんですかね。
まさにピーターも世界中に
リズムがあふれているぞ
ということに気付いて
成長していくところも
見どころでございます。
続いては洋画、フランス映画です。
「秘密の森の、その向こう」。
娘、母、祖母の3世代をつなぐ
癒やしの物語。
監督が不滅の名作と
世界中で絶賛された
「燃ゆる女の肖像」を作成された
セリーヌ・シアマ監督の最新作。
世界中の映画祭でいろんな賞を
受賞しているんですね。
(VTR)
主人公は8歳の少女、ネリー。
両親とともに
森の中にぽつんとたたずむ
おばあちゃんの家を訪れます。
ネリーが大好きだった
おばあちゃんが亡くなったため
母、マリオンが子どものころに
暮らしていたこの家を
片づけようとやって来たのです。
ネリーは母が子どものころに
作ったという木の小屋を探しに
1人で森に出かけます。
しかし、その日は小屋を
見つけることができませんでした。
その夜…。
翌朝、ネリーが目を覚ますと
母は何も言わずに
どこかに出ていっていました。
残されたネリーは
森を探索するうちに
同い年の少女と出会います。
ネリーが、その少女を手伝い
木を運んでいると…。
そこにはネリーが探していた
小屋がありました。
母と同じ名前の少女に
ついていくと…。
そこは、さっきまでいた
おばあちゃんの家でした。
大吉≫すみません。
一瞬、気を抜いていたので…
もう何が何だか、ごめんなさい。
小林≫気を抜くと
こんがらがっちゃう。
大吉≫ちょっと次の進行がある
方に出ようとしていて…
小林君が何を言っているのか。
鈴木≫お母さん?
小林≫お母さんと同じ名前の少女
と出会って、お母さんが子どもの
ころ作っていた木の小屋を
その少女が作っていた
ということは予告編でも
映画のちらしでも
明らかにされているので
申し上げますけど、実は森の中で
少女時代の母親に会っていた。
大吉≫そういうことよね。
小林≫時代を越えて母、娘
おばあちゃん、三世代が
出会うんですよ。
それぞれの心の喪失を
癒やしていくという物語です。
注目は、この2人の少女です。
大吉≫顔が似ているよね。
小林≫右側がお母さん役
左側がネリー役
もし、時間を越えて
自分の親と出会ったり
その人を自分はどう感じるだろう
親だと感じるのか
きょうだいだと感じるのか
友達だと感じるのか
そんな着想から、監督は
姉妹を起用したい、ということで
実際の姉妹が起用されています。
よく似ていますよね。
監督が衣装も手がけていて
先ほどの野田さんの舞台と
似ているかもしれません。
赤と青を基調にした衣装を
使っていて
3世代の物語なので
いろんな世代に見てもらいたい
ということで
1950年代から現代までの
それぞれの時代の子ども服を
研究して共通点を見つけて
それをもとに衣装を
使っているということです。
時代がないというところも
あるんですよね。
映画をご覧になるとき衣装って
気になりますか?
ひびの≫すごい気にします。
特にフランス映画って
インテリアも、すてきだし
衣装もすごくすてきなので
やっぱり見ますね。
小林≫衣装がいいと
いい映画だなと感じたりしますか。
ひびの≫やっぱりちょっと
そういうふうに
見ちゃう時もあります。
大吉≫逆に、なんで
この衣装なんだろうなって
1個でも思っちゃうと
物語が入ってこない。
ひびの≫よくご存じで。
<笑い声>
大吉≫多分そうだろうなって。
予算の関係なのかなとか
いろいろ考えちゃいますね。
職業病かもしれないですね。
小林≫画面から受ける印象って
我々よりも鋭いのかなと思います。
衣装のぬれた上着のにおいとか
親に着替えさせられた時の
セーターの柔らかさと温かさとか
そんなこともすごくよく感じられ
る作品になっております。
鈴木≫こづえさんも
いったんここまでで
番組の最後にお願いします。
大吉≫続きましては。
小林≫「みんな!グリーンだよ」。
駒村≫ハーブを使った入浴剤
バスフィズを作ってみませんか?
シュワシュワの泡に包まれて
夏の疲れをリフレッシュ。
至福のバスタイムを
楽しみましょう。
今日、教えてくださるのは初登場
アロマセラピストの資格を持つ
フローリストの猪飼牧子さんです。
猪飼さんはハーブや季節の花を
おしゃれに暮らしに取り入れる
提案をされています。
今日は小林さんが
グリーンへようこそ。
大吉≫昨日の打ち合わせまでは
駒村さんか鈴木さんと
聞いていたので
なんで当日になって小林さん?
ここ華丸さんですけどおじさんで
合わせなくてもいいんじゃないか。
小林≫何とぞ
よろしくお願いします。
大吉≫すみません
おじさんのカルチャー教室
みたいになっちゃって。
駒村≫すでに癒やしですけれども。
今日はハーブでリフレッシュと
いうテーマです。
ちなみにお二人のリフレッシュは
何かありますか?
大吉≫ハーブじゃないけど
こういう香りのやつとか
たまに、たいたりしますよ。
部屋の香りを変えたり。
駒村≫何系?
大吉≫何系かは分からないですね。
妻が買ってくる系です。
小林≫僕は食べ物。
それで香り、梅干しとか。
しそとか、みかんとか
漢方の香りって、気が滞る人は
香りがするものを食べるといいよ
と言われたので気をつけています。
大吉≫おじさんなりに
香りとは向き合っているつもりで
ございますが先生いかがでしょう。
猪飼≫すてきです。
香りをいろんな形で
取り入れてくださっていて。
私はいつもお風呂を必ず
バスタブにつかるということを
しています。
その時にハーブの香りの
する
入浴剤を手作りで作って
楽しんでいます。
大吉≫入浴剤を手作りで?
そんなことができるんですか?
駒村≫お手元に猪飼さん手作りの
入浴剤。
バスタオルの上に。
ぜひ手元に取って
香りも嗅いでみてください。
猪飼≫お二人
違う香りにしておりまして。
駒村≫いい香りしませんか?
大吉≫めちゃめちゃいい香り。
せっけんの香りもするし
お花の香りもするし。
猪飼≫バスフィズといって
お水に入れると
発泡する入浴剤になっています。
大吉≫シュワシュワなるやつ。
駒村≫数種類のハーブが
ブレンドされています。
オリジナルブレンドです。
お湯に入れてみてください。
大吉≫なかなか
シュワシュワなりますね。
猪飼≫シュワシュワ泡が出る
様子も見ていて楽しいですし
だんだんドライハーブが
浮いてきます。
駒村≫手もつけてもらって大丈夫
です。
小林≫温かい。
猪飼≫ちょっとぶくぶくした泡が
指に触れる感じも。
大吉≫結構、強めの泡がきますね。
駒村≫手作りでも
このぐらいくるんです。
大吉≫市販のやつだと弱いな
みたいなものがありますけど。
小林≫これ、癒やされる。
大吉≫大きいから
長いこと楽しめますよね。
猪飼≫わりと楽しめますね。
駒村≫これを好みのブレンドで
手作りで
できてしまうということで。
大吉≫勢いがすごい。
小林≫怖い、ちょっと。
駒村≫お二人に作っていただき
ます。香りづけに使われるものは
精油というハーブの
香り成分を抽出した
オイルなんですけど
瓶の中に入っています。
左側から見ていきましょう。
猪飼≫まずは
スペアミントになります。
穏やかな清涼感が得られる
ミントになります。
お隣にあるのがローズマリー。
多分、皆さんお料理でも
よく使われると思うんですけど
お肉の臭み消しなどにも使われる
ハーブ、頭もすっきりさせ
やる気を出させてくれる
ハーブです。
駒村≫ローズマリーの場合
いちばん効能が穏やかな瓶に
ローズマリーシネオール
と書かれているものを
使用してください。
猪飼≫そして最後が
ラベンダーになります。
ラベンダーはアロマセラピーと
聞いたら皆さんラベンダーという
印象もあるかと思うんですけど
とても心を穏やかに
リラックスさせて
心地よい眠りに導いてくれる
ハーブになります。
駒村≫小林さん
瓶のふたを取って
においを嗅いでみてください。
猪飼≫スポイト式に
なっているので。
駒村≫1つ選んで入浴剤を
作っていこうと思います。
小林≫一つ一つ違いますね。
猪飼≫鼻を集中して意識をすると
いうことはなかなかないですけど。
小林≫結構きませんか?
大吉≫きますね。
駒村≫何にしますか?
小林≫ミントにします。
大吉≫僕はローズマリーに
しようかな。
駒村≫今回はアロマオイルでは
なく
精油、エッセンシャルオイルと
書いてあるものを
使ってください。
純度の高いものです。
では実際に作っていきましょう。
まず型からです。
今日は型に入れて作ります。
猪飼≫円い型を使って作っていこ
うと思います。底面を
見せるために
円い型に入れますけど
ラップで包んだり
あとお菓子用の型などでも
全く問題はありません。
駒村≫シルバーの器に
ドライハーブを準備しています。
猪飼さんと一緒に
セレクトしてください。
猪飼≫いちばん最初に
底面になりますのでハーブを
散らしていきたいと思います。
お好みで
好きなハーブを並べてください。
このまま敷いていて大丈夫です。
すべてハーブで覆うというよりは
多少空白が残るぐらいが
いいと思います。
色合いもお好みで大丈夫です。
駒村≫顔になってくるところです。
猪飼≫重要なところです。
小林≫少し空間があるぐらいが
いいということですね。
猪飼≫空間があって大丈夫です。
どんなデザインになるのか
楽しみですね。
大吉≫どんな色を
入れたらいいのかな。
駒村≫散らしてもいいですし
かためてもいいです。
大吉≫できた!
小林≫もうですか?
猪飼≫一面に広がれば
重ねなくても大丈夫です。
大吉≫あーあという声が
聞こえてきましたね。
小林≫思うように並ばないな
と思って。
猪飼≫多少は、ずれてしまうので
ある程度で大丈夫です。
大吉≫その辺は、気にしなくても
いいということですね。
駒村≫続いては
ブクブクのもとを作ります。
材料なんですが、重曹
そしてクエン酸。
ボウルの中に入っているものが
クエン酸です。
グリセリンが
スプーンに載っています。
あとは岩塩です。
こちらが主な材料です。
重曹とクエン酸は
食品用のものを使用してください。
どれもドラッグストアに行けば
入手できます。
では混ぜていきましょう。
猪飼≫まずクエン酸、
大きなボウルですね
グリセリンを混ぜていきます。
すべて入れてしまって大丈夫です。
大吉≫グリセリン?
猪飼≫グリセリンが
つなぎになります。
へらを使ってダマがなくなる
ように混ぜていきます。
ここでダマがなくなるように
混ぜるのがポイントです。
駒村≫ここは丁寧にした方が
いいですね。
猪飼≫グリセリンが
まんべんなく広がることで
きちんと固まるので
どこかにグリセリンが1か所に
固まってしまうと
へらについてしまったり
しますので、それを取りながら
まんべんなく混ぜていくと
混ざりますね。
大吉≫結構ダマになりますね。
猪飼≫へらについたりしますので
そうすると塊ができてしまいます。
取りながら。
駒村≫ダマになると
欠けてしまったりするんですね。
小林≫完成したときにですね。
猪飼≫きちんと
固まらなくなったりします。
大丈夫そうですか。
小林≫ダマしかできないです。
猪飼≫ある程度ダマがあっても
全体的に混ざっていれば
大丈夫です。
駒村≫あとからどんどん入れて
混ぜていきますので。
ある程度、全体が混ざったな
というところで次に入るものが。
猪飼≫重曹と岩塩を
いっぺんに入れます。
いっぺんに入れてしまって
大丈夫です。
さらに、混ぜます。
そうすると、なんとなく
全体がしっとりとした感じに
なってくると思います。
駒村≫岩塩が入ると
何がいいんですか?
猪飼≫お塩は発汗作用があるので
入れています。
もしないよという場合には岩塩は
なくても大丈夫です。
駒村≫混ざりましたか?
しっとりしてきましたか?
猪飼≫なんとなく触ると
しっとりするんですけれど
これぐらいの形になったら
OKです。
駒村≫次に入るのは?
猪飼≫ハーブと
選んでいただいた精油です。
ハーブは底面に敷いたのとは別に
追加で入れますので
ふたつまみくらい
好きなように入れてください。
大吉≫この中にも入れるんですね。
猪飼≫ブクブクした時に
ハーブが浮いてきれいなので。
大吉≫ふたつまみですね。
猪飼≫先ほど選んでいただいた
製油を入れていくんですが
スポイトがありまして
1滴が出るようになっています。
4滴入れるんですが
ミントを選んでくださった方は
2滴まで。
小林≫香りが強いからですか?
猪飼≫肌刺激が強いので
少なめにしています。
駒村≫大吉さんは4滴です。
大吉≫1滴たらした
もう1回つけるんですね。
今、2滴いったかな?
今日は老眼鏡が必要だったな。
<笑い声>
駒村≫ごめんなさい!
言わなかった、今日は。
大吉≫これ
いっていますか?
猪飼≫つまむと出ます。
小林≫スポイトになっているん
ですね。
大吉≫連発でいきました。
お待たせしました。
また混ぜるんですね。
駒村≫混ざったらいよいよですね。
猪飼≫容器に入れます。
大吉≫具の少ない
かき揚げを作っているみたい。
もうちょっと野菜を入れなさいよ
みたいな。
猪飼≫容器に入れて
押し固めていきます。
駒村≫ポイントです。
猪飼≫小さいスプーンで
すくって入れていきますが
中心に入れてしまうと
せっかく敷いたハーブが
よけてしまいますので
容器の外側から沿うように
容器を回しながら入れていきます。
容器の3分の2ぐらいまで
ふんわりと入れていきます。
小林≫そうか…
このコーナー結構難しいですね。
<笑い声>
小林≫いつもはたで見ているから。
大吉≫いつも
集中してればいいですけどね。
駒村≫
いつもせかすのでね。
大吉≫駒村さんの言葉に
せかされてね。
駒村≫圧をかけてもいいですか
そろそろ。
大吉≫3分の2ですか?
猪飼≫ここから
押し固めていきます。
ラップを上に敷いて
親指でこれも外側の方から
ぎゅっと。
小林≫やわらかい。
猪飼≫ふんわりしているものは
かなりぎゅっとしてきます。
大吉≫固めちゃっていいんですね。
小林≫ぎゅぎゅっと
すごくめり込んでいきますよ。
猪飼≫ここで
固めないと取り出すときに
ぼろぼろしてしまいますので。
1回目が固まりましたら
2度目を入れていきます。
駒村≫先ほどと同じように
ラップを上に載せて押し固める
ということをしていただきます。
固めていただいている間に
注意点だけ、ご紹介していきます。
肌の弱い方は一度、バスフィズを
入れたお湯に手をつけるなどして
試してから
お風呂で使ってください。
それから24時間循環タイプの
お風呂では
使わないようにしてください。
あと
入浴したあとのことなんですが
湯船にハーブが浮くので
掃除が面倒くさいなという方は
こんなふうに
排水口用のネットに
入れてから使うと
お掃除が楽ちんです。
ただ湯船に浮かぶという
楽しみはなくなりますので
どちらを取るかは
性格次第ということで
掃除が面倒くさいという方は
あらかじめネットを使って
楽しんでください。
どうですか?
猪飼≫すべて入れてしまって。
やりにくかったら
全部入れてやってください。
駒村≫ラップで
押し固めてもらってもいいですか。
急いでください。
大吉≫急いでいますよ。
小林≫がちがちに入るものですね。
追いつきました。
大吉≫入りました。
駒村≫底を見せてください。
ふたをして。
すてき!
大吉さんのはオレンジタイプ。
できましたね。
大吉≫オレンジタイプです。
猪飼≫かわいいですね。
駒村≫すてき。
そして小林さんのものは?
大吉≫すごいよ。
小林≫色が混ざっています。
駒村≫押し固めたあと
どうしたらいいですか?
猪飼≫冷蔵庫に一日以上入れて
放置して固めて、そのあと
使う直前に冷蔵庫から
出して使ってください。
駒村≫常温に置くと
発泡してしまう
ということです。
冷蔵庫で
保存してください
今日は猪飼牧子さんに
教えていただきました。
ありがとうございます。
鈴木≫今日の
「プレミアムトーク」ゲストは
コスチューム・アーティストの
ひびのこづえさんに
お越しいただきました。
ありがとうございました。
皆さんからたくさんの
メッセージをいただいて
いますのでご紹介していきます。
ひびの≫ありがとうございます。
鈴木≫ワークショップに
参加しましたという
メッセージもたくさんきています。
ワークショップは定期的に
行っているんですか?
はぎれを使ったものとか。
ひびの≫自分で
絵を描いてもらって
自分の作りたいものを作るという
結構、放っておく
ワークショップです。
鈴木≫お子さんも楽しめるような
ワークショップなんですね。
アドバイスお願いします
という方からきています。
ひびの≫難しいですね。
でも、なんか
いい友達がいそうなところに
行くのがいいかと思います。
鈴木≫人ですか?
人との出会いみたいなところが
大事なんですね。
ひびの≫それが、いちばんの
財産になると思います。
鈴木≫息抜きについて
質問がきています。
ひびの海で
シュノーケリングをするのが
好きでサンゴとか見るのが
すごく大好きです。
この間も行ってきました。
すごくリフレッシュしました。
大吉≫勝手にインドア派かと
思い込んでいました。
ひびの≫意外とアウトドアです。
鈴木≫ふだんスポーツは
されているんですか。
ひびの≫仕事がスポーツみたいな
ものなので。
大吉≫ばたばたお忙しいですよね。
鈴木≫前髪がかわいいという
メッセージです。
ひびの≫子どもみたいです。
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