出典:EPGの番組情報
仰天ニュース…天才芸人…横山やすし伝説の暴行&暴言事件ハチャメチャ人生の真相[字]
タクシー運転手暴行の真実&生放送で問題発言連発&ずる休み!天才漫才師・横山やすしの規格外の人生をテレビに残る実写盛りだくさんで振り返る&西川きよしの衝撃発言
出演者
【MC】笑福亭鶴瓶、中居正広
【ゲスト】西川きよし、オズワルド、銀シャリ、ミキ、錦鯉
【アシスタント】杉原凜(日本テレビアナウンサー)
番組内容
今も芸人たちが憧れる存在の横山やすし!テンポの良い漫才で結成1年で上方漫才新人賞に選ばれると全盛期には漫才タイトルを総なめに!圧倒的な実力を持ちながら破天荒な伝説を作っていく…テレビでの自由奔放な言動で番組降板やタクシー運転手ともめ飲酒運転で2年以上も謹慎に!誰にも媚びず誰よりも芸人であり続けようとした横山やすし、相方・西川きよしが語るやすしの生き様▼スタジオでは若手芸人が衝撃の伝説を語る!ジャンル :
バラエティ – その他
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 海外・国際
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- 横山
- 漫才
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- 伝説
- 会社
- タクシー
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- 番組
- 回目
- 自分
- 西川
- テンポ
- 運転手
- 仕事
- 師匠
- 本番
- お客さん
- コーナー
- コンビ
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
>>記憶に残る伝説の規格外芸人。
>>ほんまもう、
偉人じゃないですか?
エンタメの歴史、教科書に載る偉
人。
>>やっぱ天才です。
なんでもちょっとしたことでも、
それを広げて、おもしろくする。
>>憧れでもあったし、本当、
破天荒というか。
でもその時代は、なんかそれが、
なんか芸人像として、なんかとて
もすごい感じにも見れたし、
憧れでもあったし。
実際、生で見れたっていうのは、
僕にとってはすごくいい経験で。
>>名だたる芸能人たちに、
憧れ、そう言われる人物。
それが。
>>横山やすしです。
>>西川きよしでございます。
>>よろしくどうぞ。
>>かつて、
漫才界のトップに君臨していたや
すしきよしの横山やすし。
>>コンビ組んで15年なんです
けどね。
>>そうそうそう。
>>最初ね、わたくしごとになり
ますが、
2人でテレビ局もそうでしたわ。
>>売れてないときは皆冷たいで
っせ、ほんまに。
そこにあるかとも言いません。
>>言いません。
>>次、誰や、西川?きよし?ど
っちや。
目玉、おい。
もうそれはぼろかすでっせ。
>>ぼろかすって。
>>君もかわいそうやったな、
僕よりもぼろかす。
>>どこにいんの、おい、指名手
配。
>>ちょっと待て、おい。
指名手配。
>>今や違うよな。
>>今は、ぱっと見た、あっ、
横山やすしの宮様って。
どこがや。
>>全盛期の彼らは、
数々の漫才タイトルを総なめ。
その一方で。
>>お前らの一方通行やないか、
取材やどうのこうのいうの。
俺は俺の戦争で裁判してくるだけ
の話や。そやろ?
>>やすしは、
型破りの生き方で、タクシー運転
手に暴行し、実刑判決を受けたり、
ボートレースにはまり、
仕事をずる休みしたり、むちゃく
ちゃ。だが、まっすぐに生きた天
才芸人。今もなお、芸人たちに影
響を与え続ける伝説の男。
>>幸せやね、もう、
亡くなって何十年もたつのに。
>>何年たつんですか?
>>25年ぐらい。
>>えー?
>>そんなにたつ?いまだに。
>>お亡くなりになったのおいく
つやったんですかね。
>>えー、
51歳と9か月。
>>え?
>>お前と一緒やねん。
>>本当ですね。
>>何歳?
>>僕は70です。
>>そないなるの?
へぇー。
>>縁側でしゃべってんじゃねえ
から。
>>いやでも、
見るんだよね?
VTRとかね、資料を見て。
>>見ます、見ます。
DVDBOX見てる。
>>憧れはもちろんありますけど、
でも何がすごいって、やっぱりテ
ンポが、めちゃくちゃいいじゃな
いですか、漫才。
すごいのが、
出てきた瞬間からそのテンポで、
ぶわーっと、それはなかなか、
漫才師の血が流れてないと絶対無
理なことやから、
ほかは絶対まねできひんことだと
思いますけど。
>>僕はノート書いたんですよ、
映像見て。
>>ノートにおこしてみた?
文字。
毎回、間のことばとか全部違うか
ら。
展開もまた変わってくるんで。
>>オズワルドから見れば、
関西弁っていうイメージの2人だ
から。
>>関西の今の方々でもそうだと
思うんですけど、関東の人間には。
>>東から見ると、どう見えてん
だろう。
>>ちょっと不可能な漫才です。
>>まねしようと思ってもできな
いです。
>>テンポは?
>>テンポとか、しゃべり方とか、
もろもろ込みで、
ちょっと物理的にたぶん関東の人
間にはできないと思います。
>>天才的漫才師で、
記憶に残る伝説の芸人、横山やす
し。
そのとんでもない生き方とは、
ザ!世界の仰天。
>>今の若手芸人が天才と称する
テンポのいいやすしきよしの漫才
がこちら。
>>これからはやっぱり運動会の
シーズン。子どもが走るとなると、
親としては力が入りまんねん。
>>去年もあんた、見に行きまし
たがな。
>>去年見に行った?
>>去年はあんた、
長男小学校4年生やから。
>>4年生か。
>>4回目の大会やから。
>>当り前じゃ、そんなん。
4年生やから4回目や。
>>子どもやっぱり応援した?
>>長男呼ぶがな。
おい、長男、ちょっと来い。
>>走る前にちょっと呼んで。
アドバイスするわけや。
>>こっち来い、お前、次の5レ
ースや。
分かってるな。
>>次の5レースってなんやねん。
>>出走表に書いてあるんや。
>>出走表ちゃうねん。プログラ
ム。
プログラムいうんか?
>>5レースなんて書いてへん。
第1はへには徒競走とか棒倒しと
か書いてあるんや。
>>そうやな。
>>5レースちゃう、いうな。
>>だるま壊しのあとやったんや。
>>一八君呼んで。
>>長男呼んで、おい、
こんなあほみたいなメンバーに負
けたらあかんで。
>>メンバーがおかしいやないか。
>>いやいや、皆。
>>お友達。
>>お前は本命や。
>>止めようがない。
>>ほな、あんた、学校の先生が
合図で、みんな白線に並ぶんや。
>>白線に一列に並ぶわ。
>>よーい。
>>どん。一八君、頑張れよ。
>>長男、
トップいくな。
>>それがいかんよ。
トップ行くなって、競輪やないね
んから。
ええか、お前。
>>一八、頑張れ。
>>2コーナー、キープせよ。
ストレッチ、次は3コーナーや、
分かってるか。
>>追い上げねん、そこで、
追い上げ、2番手キープすんのや。
それは4コーナー、4コーナー、
勝負どころや、さあ上がった、
ペース上げて、一気に。
>>何を言うてんねや。
前ぶち殺せ、そのがき。
>>伝説のやすしきよし。
そのスター街道はまさに波乱に満
ちたものだった。
1977年。
この年、
2度目の上方漫才大賞を取ったや
すしきよしは、最も勢いのある漫
才コンビだった。
>>私も気短いから、かーっとき
て、やすし、いけ!
>>なんで俺がいかないかんねん。
>>ありがとうございました。
>>テレビ番組の出演も増え、
大阪から東京に進出。
だが。
>>やすし君、次、新ネタやから、
ちゃんと合わせとかなあかん。
>>キー坊、もうええっちゅうね
ん。
>>ええことない、
やすし君。
>>嫌やって言うてるんやから、
離せ、こら。
>>嫌ってどういうことですか。
>>真面目なきよしと、
天才的ながら練習嫌いのやすし。
対照的な2人は常にけんかが絶え
なかったという。
>>いくで、ほら。
>>やったろうやないか。
いたたた、やる、やるやがな。
>>やすしきよしの始まりは
1966年。
やすし22歳、きよしが19歳の
ときだった。
当時、笑点の放送が始まり、
お笑い界では落語やコミックバン
ドが活躍していた、が、やすきよ
の登場により、お笑い界に変化が
起きる。
やすしが漫才で最もこだわったの
は、それは、テンポだった。
>>そやけど本当ですよ、皆さん
も考えておかなきゃいけません。
>>そうそうそうそう。
>>59年、
札も変わるんですからね。
>>札も変わんのか。
>>札も変わるんですよ。
>>この間、
警視庁が新しいのつくったのに。
>>しらじらしい漫才すな。
札が変わるんや、札が。
>>お金?
>>警視庁が新しく出来たや。
>>何を言うてんねん、警視庁が
新しくなるの、
お前に一番にお知らせが来た。
>>変わるんですよ。
>>一万円札が変わるの?どうい
うふうに変わるの?
>>どういうふうにって、
今は聖徳太子、伊藤博文さんがな
ってた、これが変わりまんねん。
>>ということは死んだわけやな?
聖徳太子が。
>>亡くなるということは。
>>お前、あの2人、まだ生きて
ると思ってた?
>>どっか行ったら会えると思っ
てたわ、わしは。
>>お前は貴重な頭脳してるな。
>>知恵の輪や言うてるやろ。
>>やかましいわ。変わんの。
いわゆるもう二十何年も使ってる
から、古くなってるし、それから
省エネ。一万円札が小さくなるん
です。
>>一万円札が小さなるの?
>>そうそうそう、小さくなる。
>>じゃあ、九千円札になるわけ
ね。
>>彼らは、
結成1年足らずで上方漫才大賞新
人賞に選ばれ、その3年後の
1970年には、大賞を受賞。
ちなみに上方漫才大賞とは、
のちにブラックマヨネーズやかま
いたち、
ミルクボーイなども大賞を受賞し
た漫才界最高峰の賞の一つ。
お笑い界のトップに上り詰めたや
すしは。
>>おーい。
帰ったで。
>>ちょっとー、また飲んできた
ん?
>>私生活でも結婚し。
>>一八は起きてるか?
>>息子も誕生。
>>数々のレギュラー番組を抱え、
まさに順風満帆。
そんなとき、ある事件が起きる。
1970年12月。
>>ふらふらふらふらしやがって
よ。
>>やすしは車を運転中、タクシ
ーと接触。
そして。
>>こりゃー!
誰や思うてんねん!
横山やすしやぞ、こら。
>>このとき、相手側のタクシー
にたまたま新聞記者が乗っていて。
すぐに各紙で報道。
地でいったどつき漫才。
特に問題だったのが。
>>免許を見せてください。
>>え?
>>ですから、免許です。
>>あの、わし免許、あれですね、
ほれ、あの。
>>そう、実はやすし、無免許だ
った。
その上、飲酒運転も発覚。
その結果、
懲役3か月、執行猶予2年に。
こうしてやすしは一夜にして転落
した。
番組はすべて降板。
2年以上の謹慎に。
だが、
>>謹慎期間中であろうと、
やすしは構わず飲み歩き。
>>今わしが落ち込んでてみい。
横山やすしは終わったと思われて
やな、またいろいろ書かれるやな
いか。
まだまだいけるっちゅうところを
見せつけたったほうがええに決ま
ってるやね。
>>さらに。
>>よっしゃ、ほな、
みな、頼むで。
>>さらに、
この謹慎中にボートレースチーム
を設立。
>>せやから、
わしの運転よう見とれよ。
>>もともとやすしはボートレー
サーに憧れていて、自分でチーム
を作ってしまったのだ。
>>やっさん、いけるで!
>>そんなやすしは、
とんでもない負けず嫌い、が、
吉本芸人のマラソン大会で1位に
なれなかった。
勝ったのは陸上部の高校生。
しかし。
>>あのガキ、こら。
あの、わし、もうちょっとね、
走るのはやなりたいんですわ。
>>なんと、当時の日本陸上のト
ップ選手にコーチを依頼。
毎日走り込み、リベンジするまで
頑張ったという。
とにかく負けたままで終わるのが
大嫌いだったやすし。
それは漫才でも同じだった。
>>始まる、始まる。
>>見よか。
>>1973年、
やすきよは2年4か月ぶりにテレ
ビに復帰すると。
>>やっぱり暑いときは、男はね、
まあやっぱり、嫌なことなんか、
飲んでね忘れるというのが一番で
すね。
>>すかーといかなあかんよ、
夏は、夏は、西川さん。
>>西川さんわええやないか。
>>ほんま。
>>布団屋さんみたいに言いなさ
んな。
>>僕もね、
大阪市内のビアガーデンによう行
きまっせ。
>>そりゃま、君が詳しいといっ
ても、僕のほうが詳しいでしょう
ね。
>>案内しようじゃないか、
1軒や2軒ぐらい。
>>何を言うてんやねん、
君にごちそうになったことないぞ。
>>そやから、案内するいうとん
のや。
>>案内だけかよ。そやけども、
ほんまにやっぱり僕は君の性格と
いうのはよう知ってるからね。
ほんまうちの会社で君が一番ケチ。
>>そんなことあらへんわ。
>>絶対に今までおごってもらっ
たことない。
会社は違うけどレツゴー三匹の皆
さん、やすしきよし、コメディN
o.1とか、
この間も7人で割り勘で飲みに行
ったの。
>>行きました、ミナミのほうの
ビアガール。
>>ビアガーデン行きました、
ゆっくり落ち着いてな。
心配すな、俺が横についとんのや。
これ7人で行って、1万4000
円、1人2000円の割り勘なん
ですわ。
>>そうですか。
>>じゃあ勘定やとれへんのはこ
いつと前田五郎だけや。
これは舞台でテレビのねた違うね
ん。実生活やから。
上立ってる人もよう聞いといてく
ださい。広く世間に訴えとかな。
>>そこであのとき、おったがな。
>>おったって、勘定前になった
ら、前田五郎と2人で逃げてやな、
お前一生、その逃げる生活をした
いのか?
>>復帰から4年後の1977年
には、2度目の上方漫才大賞を受
賞。
さらに2年後には、もう一つの漫
才の賞レース、
上方お笑い大賞も受賞。
そして1980年、漫才ブームが
到来。
>>とまってるおやじや。
>>どういうふうに。
>>そりゃ、横浜行ってみいな。
>>さんふらわあ。
>>さんふらわあいうたら3つの
花ですか?
>>何を訳しとんのや。
>>1、2、3、さんふらわあや
ねん。
>>違うんや、誰が数字言うた。
どないした、急に下向いて。
何かおちとんのか。
>>いや、休憩してる。
休憩すな、あほ。
>>やってましたよな。
>>小さいころみんなにな、
うぐいすぼうやって言われてまし
たわ。
>>もう聞きとうないわ。
>>2人ではんごう炊飯持って山
中行って。
私、はんごう持っていくから、
あんた缶詰持ってきて、俺缶切り
持ってくる。
>>しまってるがな。
ええほうばっか回ってるやないか。
>>心配せんでもいいから。
>>こうしたスター芸人の登場に
より、漫才が若者にまで浸透。
やすきよはトップとして君臨した。
>>本当にいっぱいのお客さんが。
こういうときは、われわれ、
寄席でもそうなんですが、
気つけてください。
>>何をですか?
>>笑ってる間に隣の人のハンド
バッグから財布を抜いたりする人
がおるんです。
>>女の方は特にあんた、ハンド
バッグ1つやから。
>>今は大丈夫です。
今は。
こっちで漫才やってますんで。
>>待てよ、おい。
俺がすりなんか。
>>ほな、ごあいさつ代わりに。
>>ごあいさつなら、なんちゅう
ごあいさつや。
>>やすきよは舞台だけでなく、
テレビでも活躍。
1日で民放4局すべてを制覇する
ほどだった。
やすし個人の仕事も増え。
>>横山やすしさん。
>>久米宏司会の生情報番組、
テレビスクランブルに相手役とし
て大抜てき。
>>今回のカセットはね、この、
これは今、就職を向かてる人たち
にお送りしたい。
>>あほはどこ行ったって就職で
きひんで。
しょうみな話が。
>>誰にもこびず、思ったことを
言う。
>>総裁選のときに日本の良識あ
る主婦の街といえばこれもう東京
の世田谷ですと、私は断言しまし
たことに関して、
世田谷区以外の奥様方から猛烈な
抗議の電話がかかってきているそ
うで、申し訳ございませんでした。
>>別に謝ることないやね。
これはね、世田谷の奥さんのやな、
取材やったやつだから、極端な話、
べんちゃらや、
べんちゃら。
そやろ?例えば社長の子ども思う
たらな、不細工だったって、
ええお坊ちゃんでなっていうがな、
そういうことやな。
仕事やらしてもらったらな、
感謝の意を込めてべんちゃらでや
な、ありがとう言うてるんやから、
なんもつまらん電話入れてくるな。
>>やすしが自由に発言すればす
るほど、人気は高まった。
だが、芸人として全盛期を迎えた
その裏で、トラブルも絶えなかっ
た。
1977年の上方漫才大賞を取っ
た直後には、タクシー運転手に暴
言を吐き、告訴されたり。
借金問題で訴えられたり。
>>借金なんかあるはずないと?
>>ないよ。借りてないやつにや
な、
かたもなんもあらへんがま。
そやろ?
そういうあほな質問すな。
>>差し押さえの紙がべたべた貼
られてた、あのへんのことはどう
ですか。
>>あんなもん、貼ってたら、
剥がしたら終わりや。
お前らの一方通行やないか。
取材やどうのこうの。俺は俺の戦
争で裁判していくだけの話や。
そやろ?お前ら、丁寧な顔してな、
どうのこうのって取材にくるんや
ったらな、
見舞いの一つでも持ってくるがな、
車で迎えに来い、あほ。
>>とにかくすべてが規格外の男
だった。
そして、やすきよはそんな私生活
をネタにした。
>>しかし、
京都のタクシーの運転手さんはい
いんですが、やっぱり中には悪い
人もおる。
気の短い人乗ってぶすっとしてる
人。
やっぱり嫌やな。
>>おるおるおる、ほんまにね。
きょうはいってるね。
お前が運転手すな。
>>免許証もないのに何をするの
や。
>>運転できるや。
>>いっぺんきょうはね、タクシ
ーで流すから、拾ってくれるか。
>>ちょっと、ちょっと。
>>きーっ。
>>やすしや。
>>ちょっと待って。
そういうことすな、あほ。
>>いや、うちの会社で決まって
まんねん。
>>何が決まってる?
>>あいつを見たら絶対乗せるな。
>>やかましいわ。
>>分かった、俺は、運転手やら
したるわ、きょうは。
タクシー。
>>きーっ。
>>どこから声出してんねん。
京都駅まで頼みますわ。
>>京都駅?
近いでんな。
>>分かりました。せいてまんの
か。
>>そやからタクシーに乗ってま
んねん。
>>ぶーん。
>>それはボートやないか、
それは。
>>軽快に飛ばしていく。
>>なんでタクシーがきーんって。
>>事件をネタにして笑いをとる。
それにしても、横山やすしは、
なぜこれほどまでにはちゃめちゃ
になったのか。
横山やすし、本名、
木村雄二。
1944年、
高知県沖の島に生まれたやすしは、
産まれてすぐ母と離れ、父の住む
大阪へ。
ここで、
父と育ての母との生活が始まるが、
その父もまた、
やすしの本当の父ではなかったと
いう。
そんな複雑な環境で育ったやすし
が漫才師になったのは、
育ての母のささいなひと言からだ
った。
ある日のこと。
>>なあ、
このラジオののど自慢の子、
中学生なんやって。
すごいよなー。あんた、
ラジオなんか出られへんやろ。
>>そんなひと言が。
>>は?そんなことあらへん。
あんなもん、
誰かて出られるわい。
>>そんな無理に決まってるやな
い、何言ってんの。
>>やすしの心に火をつけてしま
った。
>>これや。
>>なんとかラジオに出たいと選
んだのが、
漫才教室というラジオのオーディ
ション番組だった。
>>頼むわ。
>>まあ、ええけど。
>>ほんまに?やった!
>>中学生のやすしは、
同級生とコンビを組むと、
なんと大人たちに交じって見事、
勝ち抜き。
2人は天才中学生漫才師と呼ばれ
るようになった。
そして。
この時期にやすしが思う芸人像が
確立したと思われる。
それは。
>>あいつか?
>>ったくまだ酒も飲めんくせに、
いっちょまえに芸人づらしくさっ
て。
芸人っちゅうのはな、飲む、
打つ、買うや。
な。
>>そうそう。
>>お前もそうだっただろ?
>>純粋だったやすしには、
そのことばが強烈に残ったようで。
>>わしかて大人になったらそう
なったるっちゅうねん。
>>成人になると、酒が強くはな
いにもかかわらず、毎晩飲み続け、
女性も大好き。
ボートに有り金をつぎ込む生活に
なっていった。
そして、
やすしははちゃめちゃな伝説を残
すことになる。
ボートにはまっていたやすしは、
なんと仕事場の劇場まで道頓堀に
ボートを走らせ、通うことがあっ
>>ボートに有り金をつぎ込み、
さらにボートレースに出たいと、
決まっていた番組をずる休み。
が、その翌日、なんと、そのレー
スで優勝。
ずる休みがばれてしまった。
>>あのあほ。
ほんまにすんません。
>>そして、タクシーではしょっ
ちゅう大暴れして。
>>出さんかい、どんどん抜かれ
ていっとるやないかい。
消極的な運転してたらあかんやな
いかい。積極的に行かんかい。
>>でも信号が。
>>横は青じゃ。
行け、行かんかい。
>>そんなやすしは1975年に
再婚。
その後、子どもたちも引き取り、
新たに娘も誕生。
子育ても独特で、修学旅行や参観
日に子どもに着せたのは。
>>やっぱりええがな。
それで決まりや。
それで行け。
>>なんと、純白のスーツにチャ
イナドレスだった。
>>一番の人気者間違いなしや。
似合うで、しかし!
>>そんなやすしはどこまでも正
直で。
>>横山さん、先日愛人女性と撮
られてましたが、その方とはどう
いう関係なんでしょうか。
>>たとえ愛人が見つかっても。
>>俺はな、大体な、
競艇場の近くに、大体、今まで女
おんねん。極端な話がな。
>>やすしは記者の予想を上回る
回答を連発する。
>>いやー、びっくりしました。
いや、びっくりした。
あの人とはずっと漫才やってたか
ら、鳥肌立った。
>>実際に一緒にやられて、
もう二十何年前に亡くなられて、
大変だったこと、代表的なことで
もいいですけど。
>>代表的ですぐぱーんと浮かぶ
のは京都ですね。
>>京都?
>>1回目のステージが終わって、
2回目までに、横山やすしさんが、
一杯飲みに行ったんですよ。
2回目のステージが、もう舌が回
らくなって、ぼろぼろだったの。
>>そんなに飲んでたの?
>>飲んでたよな。
で、帰りに、
交番所の前で、僕、きれたんです
よ。
2回目に舌が回らなかったの。
>>ふつふつときてたんですね。
>>たまってたんでしょう。
当初は。交番所の前でばーんと手
が出たんですよ。
2人、くーって殴り合いして、
やすしさんも眼鏡、ぱん、眼鏡か
けてる人って、
けんかするとき眼鏡外すの早いで
すね。
>>それ、どないなったんですか、
それは。
>>もう、コンビ別れしようと、
交番所の前で。
あしたの朝9時に会社行こうって
言って、2人で行って、
コンビ別れますって言ったら社長
さんが、2人考えたんならな、
分かった、コンビ別れせえと。
そのかわり、マネージャーにスケ
ジュール持っておいで言うて、
来年の3月、おっ、4月までスケ
ジュール入ってるから、
これはちゃんと会社の信用問題だ
からこの仕事はこなしてからお2
人、やめよって言われた。
そうしたら何か月もある間に、
仲ようなってしまうんですよ。
>>よかったじゃないですか。
ええ会社。
皆さんの漫才中の失敗をお伺いし
ましょう。
長谷川さん。漫才中の失敗ですっ
て。
>>僕はたぶん2年ぐらい前だと
思うんですけど。
>>最近だ。
>>ライブで、
お母さんっていうせりふがあって、
それ言ったときに、歯が抜けたん
ですよね。
本当の自分の歯が。
>>本当の自分の歯がってなんす
か。
>>差し歯とかじゃないというこ
とですね。
>>本当の歯です。
>>本番?
>>本番、
本番。
>>で、僕はごまかして、ネタを
続けてたんですよ。
でも、もうこっち、気付いてるか
ら。
口からなんか出た、口からなんか
出た。
>>それはそうでしょ。
>>こっちはごまかして、うまい
ことね。
>>もう無理無理、無理だったん
です。
飛んだ歯をお客さん全員が、
放物線を目で追ってるんですよ。
無理なんですよ。
>>ただやっぱ、
アクリル板があってよかったなと
思って。
アクリル板なかったら、
抜けた歯がお客さんのおでこに当
たったりとか、
耳入ったりとか。
>>入らない。
>>口に入ったりとか。
>>すごいなもう。
>>もうええやん。
>>もうないでしょ。
>>眉毛に乗っかったりとか。
>>載んない、載んない。
>>終わった。
>>終わりました。
>>終わりました。
>>空っぽになったら座るんだ、
ちゃんと。
>>愛人が見つかったときのやす
しは。
>>こういう女がおるとかって言
うけどな、俺はな、大体な、
競艇場の近くに大体、今まで女お
んねん。
江戸川だけとかいわれてみ、
な?
木更津の女、これどないすんねん。
出すんやったら、
みな出せいうねん、かまへんから。
>>記者の予想を上回る回答を連
発。
そして、無類の乗り物好き。
>>ただいま。
>>おう、一八。
今から買い物いくぞ。
>>ええけど、どこ行くん?
>>アメリカや。
>>は?
>>で、
買ってきたのが。
>>月光。
>>なんとセスナ機。
純粋すぎるためか、
欲しいと思ったらなんでも購入。
で、
相変わらず飲みに行くとトラブル
だらけで。
>>おい、
帰ったど。
>>が、機嫌がいいと。
>>またか。
>>こっちや、こっちや、入れ、
入れ、おい、
来い来い。
>>まだ仕事があるんですけど。
>>ええねん、ええねん。
送ってもろたんやけど、ええやつ
やねん。
こいつに酒持ってきて。
>>いえいえ、酒はあかんでしょ
う。
>>ちょっとしゃべるだけやない
か。
>>タクシーの運転手を連れ帰る
ほど、
極度のさびしがり屋の部分もあっ
た。
当時、仲のよかった木久扇さんも。
>>人がいないとだめでしたね、
周りにね。
真夜中にちっちゃい男の人が、
起きろ!やすしや!
>>出てこんかい。出てこーい!
おるのは分かってる。
>>物干しざおでね、
この部屋やなって、僕が潜んでる
辺りをどんどんどんって。
>>もう勘弁してくださいよ。
>>ほれみてみ、おんのやないか。
行くぞ。
>>はい…。
>>そして、こんなことも。
弟子の横山ひろしが、やすしの誘
いを断り、帰ると。
>>横山やすしさんのお弟子、
横山ひろしさん、次の駅で降り、
至急お戻りください。
横山やすしさんのお弟子、横山ひ
ろしさん、いらっしゃいましたら、
次の駅で降り、至急。
>>そんな豪快伝説は仕事中でも。
>>おう、悪い、悪い。
おそうなって悪かったの。
>>横山さん、もう生放送始まっ
ちゃいますよ。
>>番組に常に遅刻ぎりぎりで到
着するようになる。
>>やすしさん。
>>なんや。
>>お酒飲んではります?
>>そのほうが盛り上がるやない
かい。
>>酒を飲んで本番を迎えるよう
になっていた。
>>横山やすしさん、ちょっと今、
席を外してらっしゃいまして。
やすしさん!
>>番組放送中もトイレに行った
り。
>>おしっこ、おしっこ。
>>酒を飲みながらの出演も。
>>どあほ。
>>話し合いたいと思いますが。
さて、
次は…さんのお話…。
>>ウイスキーないんか?ウイス
キー。
>>お茶で我慢してくださいよ。
>>そうか、すまん。
>>だから非行に走ってしまった
という。
褒めるばかりで怒ってくんない。
これまで。
>>ドアホ!
>>コマーシャルです。
>>どあほ!
>>暴言や不適切発言。
>>きょうは番組の中で、不適当
な発言がございましたことをここ
でおわびしておきたいと思います。
>>番組放送中も、
トイレに行ったり、酒を飲みなが
ら出演するやすし。
暴言や不適切発言を注意されると。
>>要するに、あんたは口が悪い
と。
とりあえずは。
なんか気が短いと、けんかっ早い、
そやからなんか、
変なその投書が来てるから、
なら、きょうはおとなしくいって
くれと、こういうふうに言われた
ので、
俺はやな。
きょうはこれでいくねん。
>>しゃべらなくなる始末。
あげくの果てには。
>>私のお隣ですが、横山やすし
さんは、
まだ着いておりません。
>>番組をすっぽかし。
これが原因で、番組を降板。
明らかにやすしが思う芸人として
の立ち居ふるまいは度を越してき
ていた。
そして、
やすしにとって最も予想外のこと
が起きる。
>>さあ、
それでは皆さんのやすし伝説をお
聞きしましょう。
これは本当なのかうそなのかって
いうようなことを、
やっぱりきょうはきよし師匠にち
ょっと伺いながらということで。
さあ、銀シャリ、ありますでしょ
うか?
>>映像に残ってない、
ド下ネタ漫才があるらしいんです
よ。
>>それがえげつないくらいうけ
るらしい。
>>えげつない。
>>営業のちょっとお酒入ってる
お客さんには、専用の。
>>もう酔ってる人でも笑って大
爆笑になるネタを作ろうと思って、
作ったんや。
>>作ったんですね、だから。
>>じゃあ、出したんですか?
>>今、皆さん、いろいろ言いた
いけど。
>>どんな?
ワードだけ。
>>誰も教えてもらってないんで
す。
>>ディレクターと約束しておら
なあかん。
この部分は絶対に放送しないと、
僕はきょうせっかく呼んでもらっ
たんですから、サービスやったら
しゃべるけど。
>>大丈夫、大丈夫、大丈夫。
さあ、長谷川さん、なんか伝説。
>>やすし師匠が、旅客機に乗ろ
うとしたら、パイロットの方が、
あーあってあくびしたらしいんで
すよね。
そしたら、
それから何百人も乗せる、運転し
なきゃいけないのに、もう、
走ってその、パイロットの所に入
って、どなりつけたっていう。
>>コックピット?
>>コックピットに。
>>中に入ってから扉の所、
どんどんどん鳴らして、えらい文
句言うたらしいですよ。
>>本当なんですね。運転手にい
らいらすんのかな?
>>タクシーとかね。
>>命預けてるからっていうよう
なもんやろうけどね。
>>でもいいやつやったら連れて
帰るんですね。
>>極端。
>>どうなってんだ。
>>畠中さん。
伝説。
>>漫才中に、借金取りが客席に
座ってて、それを見つけたやすし
師匠がもう、見つけるのに漫才を
終わらせて、舞台から出て行っち
ゃったみたいな話聞いたんですけ
ど。
>>それはもう、長年ありました。
>>もう日常茶飯事。
>>上手見ても、
下手見ても、怖いお兄さんが、
こうして待ってるわけですよ。
ええかげんにせえ言うて、頭下げ
たら、
やすしさんが客席、ばーっと。
>>客席に逃げたんだ。
>>遅刻して、
女の人と来はったいうて。
>>それも、その話、するのかい。
>>どっから声出してるんですか。
>>伝説がうそか本当かだけを伺
って。
>>めっちゃおもろい。
>>朝はよ行って、セットしてた
ら、やすしさんが、彼女と一緒に
朝、楽屋へ来たんですよ。
支度部屋に。
そうしたらそこへ、
奥さんが一八君連れて来たんです
よ。
楽屋へ。
>>やすしさんはだって彼女連れ
てきちゃったんでしょ?
>>ですから、僕の横に座ってる
んですよ。
どないしたんやって、やすしさん
は普通どおりしゃべって、
夕べなんで帰ってきえへんかった
って、なんやかんや、おい、
西川さんのお客さんや、
あいさつせんか言って。
おいおいおい、待てえ、言って。
わしか言って。
>>すごいな。
>>俺はコンビやなかったら、
あるやろ、そんなん。
>>ない。
>>あるわけない。
>>あるわけない。
>>コンビあるあるなんですね?
>>コンビあるあるじゃないです
よ。
>>ないよ、ない。
>>楽屋行ったら彼女いるの?
>>いない、いない。
>>いるわけないでしょ。
>>この間もこんなこと、吉本問
題とかもあったじゃない、トラブ
ルあったじゃない、ああいうとき
だったら、やすしさんだったら、
どういう発言してたんだろうなと
か。
>>めちゃ気になりますね。
>>気になるね。
>>やすしさん、
どんなアドバイスしたかも分かり
ませんね。
>>分かんないですよね。
>>しかも時代が違うもんね。
>>時代が。
>>自分、ずっと休憩してんな。
>>師匠。
>>全然入ってけえへん。
>>聞いてる。
>>毎回ですよ。
>>毎回?
>>毎回ですよ。
>>そらもう。
>>なぜ。
>>なぜ師匠が。
>>俺はやな、きょうはこれでい
くんや。
>>次第にやすしの行動は度を越
していった。
そんなとき、きよしからまさかの
相談が。
>>やすし君、ちょっとええかな?
>>なんや。
>>ちょっと。
>>それは、
思いもよらぬ告白だった。
>>それ、どういうことや。
>>せやから僕、
参院選に立候補しよう思うてんね
や。
>>はあ?
>>そう、相方、西川きよしの立
候補。
>>中学校出た人間が、高校しか
出てない人間が、一生懸命やった
ら、どれぐらいのことができるか、
またどれぐらいのことしかできん
か、やってみたいです。
>>それは、
きよしの長年の夢だった。
>>どないなっとんじゃい!
>>まあまあ、横山さん。
>>ついでくれ!
>>一方、
やすしは荒れた。
>>きよし、きよしいうて、
わしのことなんか、
なんともおもっとらへんやないか
い。
>>そんなことないですよ。
>>もともと寂しがり屋。
>>それはな、わしかて、
キー坊には迷惑かけた、
正味の話やが。
せやけどやな、事件は突発的や。
選挙に出るんは、計画的やないか
い。
>>突然の相方の立候補。
やすしは体を壊すほど飲み続けた
という。
>>相方よりも。
>>だが。
>>嫁さんを泣かさんように1票
入れてやってほしい。そういう思
いです。
>>複雑な思いを抱えたまま応援。
その結果。
きよしは100万票以上とってト
ップで当選。
>>万歳!ありがとうございまし
た。
>>当選後、
漫才をやる機会もあり。
>>まあまあ、心配せんでもね。
>>なんですか?
>>…は一人でちゃんと守ってい
たから、安心。今回、わしがちゃ
んと守った。
>>ありがとうございます。
でもあの、あんたは私が待ってる
状態と今回は違う。
>>わしはね、心配ない。
>>ボート、もうかりまっか?
>>それはもうからない。
ボートでもうかるはずあらへん。
あれは船買うて、
自分で出るばかりで、あほや。
だから借金もって、いらんこと言
る。
>>1988年、息子、
一八が事件を起こし逮捕された。
>>誠に申し訳ございませんでし
た。
すんません。
>>やすしは責任を取って謹慎。
だが、
謹慎が明けた直後。
今度はやすしが飲酒運転による人
身事故を起こした。
これで吉本を解雇され、やすきよ
としての活動ができなくなった。
>>きよしさんにいかがですか。
>>これはもう、相方にはもう、
申し訳ないなと思うてるな。
極端な話があいつに殴られても、
蹴られても、
なんも文句言われへんな。
言いようがないんと違う?
黙っとったんや、あいつ。
>>奥さんには言ったんでしょう
ね。
>>黙っとったよ。
>>話し合う余地はないと?
>>いやいやもう、それはもう、
俺がいてもやっぱり会社もメンツ
あるから、一回首にしたんやった
ら、
やっぱり会社もつらかろう。
正味の話が。
ええ会社やったもん、やんちゃな
横山やから、
もう辛抱してもらうしかないがな。
>>やっさん、もう漫才はしませ
ん?
やらない?
>>やめる。
誰が負けるか。
すまん、
すまん。
泣いてる場合やなかった。
絶対に誰が負けるか、ぼけ。
もっかい言わしたる。
>>1992年8月6日。
>>父ちゃん。
父ちゃん!おい、
どないしてん?父ちゃん、母ちゃ
ん。母ちゃん。
>>たび重なるトラブルで、
やすきよとして活動できなくなっ
たやすし。
そして、何者かに襲われ。
生死をさまよい、
98日間もの入院。
無事退院できたものの。
>>あっ、あ。
>>何?
>>あっ…。
あっ、あっ。
>>コップ?
コップか?
>>このけがにより、やすしは一
時、うまくしゃべることができな
くなっていた。
必死にリハビリを続け、話せるよ
うになったものの、それまでのや
すしとは別人のような印象に。
アルコールを断つことができなか
ったのだ。
>>ただいま。
>>そして、
1996年1月。
>>また、こんなとこで寝て。
ほーら、ちゃんと、
かぜひく…。
>>やすしはアルコールの取り過
ぎによる肝硬変でこの世を去った。
51歳だった。
>>嫌や。
>>数々の伝説を残した芸人、
横山やすし。
葬儀には2000人以上が参列。
そして、
その死を惜しみ、やすしの別れに
集まった人の数は、なんと1万人
を超えたという。
誰にもこびず、
誰よりも芸人としてあり続けよう
とした横山やすし。
強烈な輝きと破滅的な生き方は、
いまだに多くの人の記憶にしっか
り残っている。
>>本当に、でも、あの、普通な
ら、会社、もっと早くに。
>>本来なら。
>>だめになってたと思いますけ
ど。
やすさん、いわゆる、かわいくて、
もうちょっと、もうちょっと、
もうちょっと、もう少しっていう
のが、かえってこう、
体にはよくなかったですね。
>>悪循環だったんですかね。
>>あのやすきよ漫才は、どうや
って作り上げたのか。
>>NHKの7時のニュースとか
9時のニュースとかというのは、
ずっと聞いてましたね。
アナウンサーのニュースを説明す
る間に、
はっ、それから、どうした、
間にどんどんどんどんせりふを入
れていくんですよ。
>>その間をニュースの間を埋め
ていくことが、稽古になると。
>>稽古になる。
へえ。
勉強になるで。
自分、寝てんのちゃうか?
>>本番や。
>>うそでしょ。
>>番組では、
痩せて仰天チェンジした女性を大
募集。
No.1に輝いた方には仰天ゴー
ルドバーを贈呈。
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