ぼくらはマンガで強くなった「弱虫ペダル編」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ぼくらはマンガで強くなった「弱虫ペダル編」[字]

マンガ×アスリートの絆に迫る「ぼくマン」『弱虫ペダル』編▽とにかくアツい!大人気自転車ロードレースマンガの魅力を現役プロが熱弁▽天才ではなく努力…作者渡辺航の魂

番組内容
スポーツマンガとアスリートの熱い関係に迫る「ぼくらはマンガで強くなった」今回は大人気自転車ロードレースマンガの『弱虫ペダル』!スポーツバイクブームを巻き起こした“弱ペダ”の魅力とは?▽現役プロ選手入部正太朗・畑中勇介が熱く語る!リアルな描写と意外な“推しキャラ”への愛▽弱ペダで人生激変!自転車に魅せられたファン▽挫折からの発見…作者渡辺航が語る自身の創作の原点とは?▽アニメ第5期も放送スタート
出演者
【出演】漫画家…渡辺航,プロロードレーサー…入部正太朗,畑中勇介,声優…野島裕史,【語り】山下大輝,遊佐浩二

ジャンル :
スポーツ – その他

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キーワード出現数ベスト20

  1. 弱虫ペダル
  2. 自転車
  3. 坂道
  4. 渡辺
  5. アシスト
  6. チーム
  7. 自分
  8. マンガ
  9. 気持
  10. PEKO
  11. キツ
  12. ママチャリ
  13. 勝利
  14. 選手
  15. 全力
  16. 野島
  17. エース
  18. 御堂筋
  19. 最後
  20. 手嶋

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
created by Rinker
エンスカイ(ENSKY)

影響を受けているのは
プロ選手だけではない。

空前の スポーツサイクルブーム。

多くの読者が
作品を読むだけでは飽き足らず

高価なロードバイクに乗って
走り出した。

1~2巻の段階で もう!

…と言っても過言ではないので。

走り出すことで人生が変わる…。

「ぼくらはマンガで強くなった」。

マンガと自転車が結ぶ
熱い絆に迫ります。

♬~

2008年の連載開始から 14年間
「弱虫ペダル」を描き続けている。

(渡辺)やっぱ こう…

プライベートでも 毎日 乗っているという
ロードバイク。

その描写には
なみなみならぬ こだわりを持つ。

僕って だから 自転車描く時に…

間違いなく真円なんだけど…

車輪のこう… こういう角度なんだよ!
っていう

そんなイメージで描いてるんすよね。
だから…

ハハハハ…!

は~い
出来ました。 こんな感じです。 はい。

「弱虫ペダル」は
「自転車ロードレース」にかけた高校生の

汗と涙の
青春群像劇だ。

舞台は 千葉県にある自転車の強豪
総北高校。

主人公
小野田坂道は

アニメが大好きな
高校1年生。

内気な性格で スポーツとは
縁がなかった。

だが オタクの聖地
秋葉原までの往復90kmを

毎週 ママチャリで
通ううちに

人並み外れた脚力を
身につけていた。

そして 偶然出会った
ロードレースに心ひかれ

自転車競技部に
入部を決める。

坂道は 坂を上ることに
非凡な才能を発揮。

次第に
チームに欠かせない存在に。

仲間とともに目指すのは
インターハイでの高校日本一だ。

「自転車ロードレース」は 山あり谷あり
さまざまな道を走り 順位を競う競技。

下りのスピードは
時速70km以上。

自分の肉体を
エンジンとして

時に1日200kmを超える
距離を走り抜く。

限界まで追い込む 過酷さゆえか

レースでは むき出しの感情が
ぶつかり合う。

あ~!
(実況)「そして その後ろ!」。

(拍手と声援)

いや~! や や~! いったじゃん!

ロードレースは
個人の順位を競う。

だが その本質は
チーム同士の戦いだ。

チームのメンバーは
勝利を狙う「エース」と

それを
サポートする

「アシスト」に分かれる。

アシストの主な役割は

エースの前を走る 「風よけ」だ。

♬~

前を走るアシストの選手は 風を受け

空気抵抗で
体力を消耗。

力尽きてリタイアしていく。

そうして
アシストたちに守られたエースは

終盤 仲間の思いに報いるべく
全力でゴールを狙う。

(実況)「そして前方に青いジャージ! さあ
そして 中央の方 伸びてきたのは…。

さあ どうだ? そのまま 伸びていく!
後ろを振り返った! さあ そして…」。

アシストが犠牲となってつかむ
エースの勝利。

ロードレースが「究極のチームスポーツ」と
呼ばれるゆえんだ。

実は 「弱虫ペダル」の主人公
坂道も アシスト役。

仲間の風よけとなる
場面が多い。

渡辺は なぜ
主人公を

エースではなく
アシストにしたのか?

ハハハハ。
僕もそうですけど その~ やっぱ…

やっぱり
その…

…だろうなっていうのは
僕は思ってたし…

…っていう思いは もう
もともと僕の中にある。

仲間のために
走る…。

「弱虫ペダル」では 脇役である
アシストの活躍に光を当て

チームの絆を
紡ぎ出しているのだ。

こうしたチームの描写に共感しているのが
現役の選手たちだ。

プロロードレーサーの
入部正太朗と畑中勇介。

共に
元全日本選手権王者のトップ選手だ。

どのストーリーも濃すぎて…。
そう。 ああ いいねえ。 うん…。

高校時代のこと思い出してみると

ママチャリとかフラットバイクで
通学してて楽しくなったとか

あの~ 遠くに行きたいね

坂道くんが 秋葉原
行ったじゃないっすか。

あれって全然 実際にもある
動機だと思わない?

はい
あります。 秋葉原じゃないにせよさ。

あれ 普通だよね。
普通です。 よくあることだと思いますよ。

自然と それで トレーニングというか
鍛えられてる状態になって…。

坂道くんが 自転車に乗って ねえ
気がつかずに長距離走ってるうちに

経験者の 今泉くんと出会って
「あれ? 才能あるやん」って

今泉くんが
見つけた感じだもんね。

いわゆる その~ よく言われる…

他のスポーツと違って
どんな 例えば体型であったりとか

個人に それぞれの武器っていうのが
必ず ある種目なので。

例えば 体重が軽く
坂を上るのが得意な選手は

「クライマー」と呼ばれる。

坂道の先輩 巻島は

蜘蛛のような
フォームで坂を上るため

「頂上の蜘蛛男」の異名を持つ
クライマーだ。

一方 体が大きく 筋肉量が多い
「スプリンター」は

平地での高速バトルに強い。

「暴走の肉弾頭」 田所は

スピード勝負では
無類の強さを誇るスプリンターだ。

「弱虫ペダル」では

ロードレースの
特性を

メンバーの個性に
ちりばめ

巧みに
描き分けている。

これ だから 実際にあるもんね。
実際にありますね。

ヒルクライマーもいれば
スプリンターもいたり

自転車競技の
ほんとに面白いとこだよね。
そうですね。

複雑ですけど面白いっていうのが
自転車競技の魅力だと思うので

それを描くためにも
いろいろなキャラを こう

めりはりを
つけてるっていうのは。

だって 俺ら違う競技じゃん。 ヒルクライムとさ
スプリントなんて もはや。
ああ そうっすね。

(畑中)同じもの使って走ってるだけで。

それを ねえ あの~
表現するっていう意味では

これぐらいキャラが濃いとね
よく伝わるかな。

チームメートだけではなく
ライバルも個性的だ。

ライバル 箱根学園のスプリンター
泉田塔一郎。

鍛え上げた肉体に
絶対の自信を持ち

筋肉に名前を
付けている。

自由奔放な天才クライマー
真波山岳。

上り坂では笑顔がこぼれ

激しい戦いの中で
生きる実感を得る。

多彩なキャラクターの中で トッププロ
2人が 最も お気に入りなのが…。

僕はね もう 表紙からして
そうなんですけども 25巻。 もう…

まず インパクトがありますね
最初 開いた時の。

(笑い声)
いや 先生 悪いって だから。

京都伏見の
怪物エース 御堂筋 翔。

勝利のためなら
手段を選ばず

仲間さえも
切り捨てる非情な男。

時には
疲れた演技で

相手の
油断を誘う。

「弱虫ペダル」屈指の強敵だ。

(畑中)
ねえ 全然全然。

それが競技の面白さなんですけど。
そうですね はい。

こんな悪い顔
してないもんね。
してないです。

最後まで笑顔でペテン…。
ペテン師。 そんなん言うたら…

(入部)そうですね はい。 もう…

持ってかれんだよ 彼に。
持ってかれますね。 うん。

実はね
自転車レースに対して…

そういうところ
大好きですね。

(畑中)いや 彼は ほんとに
レースに対して

全てを かけてますよね
ひと言ひと言が。

御堂筋くんの悪口言うチームメート
いないですよね。

これ多分 ふだんの生活から

彼が どれぐらい自転車競技に

真剣に打ち込んできたかの証しだと
俺は思うんだよ。

そうですね そのとおり…。
だって こんなにヤバいキャラだぜ

他のチームからしたら。

御堂筋率いる
京都伏見高校も チームで戦っている。

だが 勝利に
こだわる
御堂筋は

仲間を
罵倒し

暴言を
浴びせる
ことも

少なくは
ない。

そんなエース 御堂筋に対し

キャプテンの石垣光太郎は

アシストとして全力で

「風よけ」に
徹する。

御堂筋なら 必ず
勝利をつかんでくれる。

そう信じて
体力を削り

リタイアする限界まで
アシストし続けるのだ。

石垣くんは
分かってるんですよ。

で すごく信頼して
最後の最後まで

「まだ まだや まだや」
って言って

最後の1秒を削って 御堂筋くんに
パスしてるんですよね。

(畑中)この 京都伏見は 実は。

(入部)描き方としては やっぱり でも…

…っていうのを しっかりと強調して
描かれてるなっていうのは…。

アシストされるほうと してるほうの
物語を見るかぎり

信頼関係が しっかりと結ばれているって
いうのが 感じ取れるというか。

…って気持ちになりましたね その…
個人で もちろん勝ちたいんですけど

何か チームで勝利したいなって気持ちが
今 強くなってるかなと僕は思います。

こう 振り返って一緒に こう… 見ると。

そうだね。
はい。 何か 面白いですね。

♬~

トップ選手も夢中にさせる
「弱虫ペダル」。

そのクオリティーは どうやって
生まれているのか?

(一同)おはようございます。
今日は お願いします。

マンガ家 渡辺と一緒に
現れたのは プロのロードレーサーたち。

2014年 渡辺が 若い選手にチャンスを
与えようと立ち上げたチームだ。

週末 渡辺は
連載の忙しい合間を縫って 練習に参加。

選手と同じトレーニングを行っている。

少しでも その~…

…っていうのはあって
やってる感じはありますね。

じゃあ いきます 1セット目
お願いします! (一同)お願いします!

まず始まったのは
インターバルトレーニング。

短い休憩を挟みながら 何度も坂を上る。

心肺機能や持久力を高めるための
プロでもキツい練習だ。

(荒い息)

(荒い息)

いや~…

短いっすよね~。
ハハハ…。

一発目が…
一発目しかパワーが出なかった。

自転車に全力で打ち込むことでしか
描けないものがある。

リアリティーを追求する 渡辺の信念だ。

もうだって…

「これぐらいキツいよね」って思いながら
やっぱ描けるんで

表情ひとつとっても
すごいフィードバックは できますね。

全力で走った時の
息遣い…

汗の一粒一粒。

こだわりは 細部にわたる。

結構 自転車
選手でね
歯を

食いしばりすぎて
割れてる人とか いたりするんで

まあ そんな話
聞くと…

…みたいな気持ちで
描いたりします。

そのリアルさに
プロ選手たちが舌を巻いたシーンがある。

それは
インターハイ最終日。

チームメートに 勝利を
託された坂道は

同じ1年生のライバル
真波山岳と

デッドヒートを
繰り広げる。

そして
迎えた
ゴールシーン。

劇的な勝利を手にしたのは…。

(歓声と拍手)
坂道だった。

選手たちが
注目したのは

この場面。 坂道の
指の開き具合だ。

好きだったんで 何か 何回も見てたら
「うん? 何だろ これは?」みたいな。

(入部)教えてくれて
「確かに」って なったんですよ。

まあ あんま こうしてると

「めっちゃ こいつ元気やん」みたいな
感じになっちゃうし

「考えてたのかな」みたいな感じに
なるんで

もうここまでは 力 入ってない
で 手ぇ上げるのやっと みたいな

この 坂道くんの
バンザイポーズみたいなので

多分 そういう画になってるんだと
思います。

(入部)その手前 確かに もう体動かなくて
僕も手つってるのかなと思ったんですよ

最初。 僕らも 何か 確かに 指が
もう言うこと聞かなかったら

こうなりそうな時があるんですよ。
ピクピクってきて。

「全力出した感」
みたいなやつを

まあ確かに 入部さん
言ったみたいに

つってるのかも
しんないですね。
こう…

指で イメージ
なぞってった時に

多分 開いたんだと
思いますね。

選手目線のイメージであって…。
だから…

…ってことだと思います。

全力で上ってます。
(笑い声)

真相が知れて
すごい すっきりしました。

この日 最も厳しい
練習が始まった。

筑波山 風返し峠を
上る。

プロ選手も 苦もんの
表情を浮かべる 急勾配。

降りて歩いても
誰も とがめやしない。

(荒い息)

それでも渡辺は 全力で もがき続ける。

(荒い息)

こんにちは。

(荒い息)

なぜ そこまで自らを追い込むのか?

(荒い息)

渡辺が マンガ家を志したのは
小学生の頃。

「Dr.スランプ」や
「DRAGON BALL」の作者

鳥山 明が憧れだった。

大学を出て アシスタントをしながら

憧れの鳥山と同じ
「週刊少年ジャンプ」での連載を目指す…。

しかし なかなかチャンスをつかめない。

同期のマンガ家は
連載をつかみ

作品は大ヒット。

そして 29歳の時…。

当時の担当さんに言われて…。

別に 「おお まあまあ

まあ そりゃそうだよな
そんぐらいだよな」って言って

でも 1週間たった時に 突然

「あ… 夢が
終わったんだな」
っていうふうに。

あ~ もう…

ほんとに。

だから もう見ないようにしてましたね。
もう「ONE PIECE」とか…。

「ONE PIECE」は 僕の中では
出たての当時の「ONE PIECE」は

僕の中では 「鳥山先生のまねだから
これはヒットをしない!」って

言い聞かしてたんですよ 自分に。
ハハハ…!

びっくりするぐらいの勢いで
ヒットしてきたんで

ちょっと 「ほんとに すいません」って
いうの ありながら

でも 当時の自分は 「いやいや
これは まねだから違うんだ」って

こうね あの…
はい あの~ 負け惜しみを言ってました。

だから 振り返って考えると やっぱ…

「じゃあ 何する?」 「いや もう
努力でしょ」っていうことになったんです。

この時の挫折が 今でも渡辺の原点だ。

(荒い息)

一回
その~…

…みたいな そんな感じですね。

余裕で勝つのもカッコいいけど
「いやいや そうじゃない」って。

全力出して…

…ってことにも すごく意味が
あるんじゃないの っていうのは

すごく僕は マンガを通して
伝えたいことのうちの一つです。

(荒い息)

全力でペダルを回し続け 切り開いた
マンガ家人生。

あ~…。
お疲れさまです。

めっちゃキツかったです。
(一同)お疲れさまです。 ヤバいっすね。

死にます これは。
あ~ 死んだ。 ああ…。

いやあ キツかった。
いやあ いい練習でした。

いやあ もう…

「ああ いいなあ」って…。 (笑い声)
心のどっかで。

一瞬 「降りようかな」って
一瞬 思っちゃった。

私は
もう…

(笑い声)

2008年から続く 「弱虫ペダル」。

♬~

♬~

結構 やっぱり 道も
キャラクターなんすよね~。

ほんとに
画面全部で こう…

読者の人に伝えたいっていう
気持ちが すごいあるんで。

「こっから上がってくるよ~」みたいな。

この こっから ここ…。

でも しかも
ここからだと
もしかして

ここも見えるかもしれないみたいな。
この途中を見て

「きた きた きてる きてる きてる
くるよ くるよ くるよ」みたいな

このね こう…

ドラムロール的な楽しみ方と
こっから どれぐらいの こう…

誰と誰が どれだけ競って
どんだけ上ってくる… みたいな

そういうところを
楽しみにできるように こう…。

熱い世界なんすよ マンガも。

自転車も熱いっすけどね。 (取材者)ええ。
はい。 そうなんですよ。

自転車も熱いけど
マンガもね 熱いんすよ。

「弱虫ペダル」は
一大自転車ブームを巻き起こした。

マンガをきっかけに
自転車好きになる人が続出。

中でも 坂をひたすら上る
「ヒルクライムレース」に

多くの人が
夢中になっている。

(一同)完走しま~す!

目立って増えてきたのが女性ライダーだ。

「弱虫ペダル」をきっかけに自転車を始め
人生が変わった女性たちがいる。

筋金入りの「弱虫ペダル」ファン
PEKOさんとタカジさん。

自他ともに
認めるオタクで 運動経験はなし。

だが
「弱虫ペダル」を
きっかけに

自転車に
どっぷり
ハマった。

聞き手は アニメ
「弱虫ペダル」で

石垣光太郎を
演じた

野島裕史さん。

数々の話題作に出演している
人気声優だ。

僕も ヒルクライムやるんで
分かるんですけど

上ってる最中 ほんと
つらいだけですもんね。 つらいですね。

何か この辺が だんだんだんだん
血の味がして…。

ちゃんとアップしてないからなんです。
(笑い声) 血の味がしてきたりとか。

器官がね。 そう。
つらいこと ありますけど

私は やっぱり 「弱虫ペダル」だと
巻ちゃんが大好きで

ヒルクライマーで

彼らの見てるような景色を 自分も
見てみたいっていう思いが強くて

ヒルクライム始めて
で この苦しさも体験できた。

「ちょっと疑似体験したぞ」 みたいな。
そういう…。
疑似体験じゃないですよ。

本体験ですから。
本体験。 そっか。

(野島)全然 疑似じゃないですよ。
本体験ですよ。

やっぱり…

(タカジ)そうですね。 やっぱり…

…って いうのとか
あと年齢的な意味でも…

イメージです。

(タカジ)っていうイメージはありますね。
(野島)そうなんですよね。

違いますよね。 うん。

なぜ 「弱虫ペダル」は スポーツに
縁のない女性たちを取り込めたのか?

PEKOさんは 主人公の坂道が ママチャリに
乗っていたのが大きかったという。

一応。
で 初め ママチャリからスタートして

で みんなが… あの 例えば…

で 多分…

…って思いましたね。

(PEKO)そうそう。

(野島)あ そうか!

あの 自分が自転車に乗るようになると
坂道くんは普通の人じゃないってことが

分かるんですけど。
分かるんですけどね。

ママチャリを
相棒としていた坂道が

初めて競技用の
ロードレーサーに乗るのは

単行本の3巻。 これは

初心者を意識した
渡辺の作戦だった。

当然 ママチャリに乗ってる人に
一番 親近感 湧くのって

ママチャリ乗ってる人だと思うんで

「そこは 最初は やっぱり
ママチャリでしょ」

っていうので ママチャリに
乗ってるとこから始める。

編集さんがね

「いいかげん
もう これ娯楽マンガなんだから

いいかげん ロードレーサー乗せて下さい」
っていう発注がありまして

「ああ はい 分かりました」っていって。

けど 「弱虫ペダル」は
何かもう不思議と…。

不思議ですね。
「まず自転車が欲しい。
そして乗りたい」っていうのが…。

(野島)それって 他のスポーツマンガとの
違いって 何か感じました?

私が思ったのは 自転車って
一人でも始められるじゃないですか。

(野島)あ~ なるほど。
あの~ チームとか組まなくてもいいし

そういう テニスとかみたいに 「コートを
借りなきゃいけない」もないし

運動ができない人でも…。
比較的
自転車は ほぼほぼ乗れますもんね。

乗れ… そうですね
よほどのことがなければ。

何か もしかしたら自分でも

こういう体験とかが
ちょっと できちゃうかもしれないとか…。

今 PEKOさんがハマっているのは
長距離走。

過酷さで知られる世界のイベントでも
完走を果たした。

6月に…

ワシントン州を一周?
はい。

すごい。 (PEKO)アメリカで開催される
初めての1, 400kmだったんです。

何か 日本人で
完走するの

女子は
私が初めてって
いうことで

ありがたい
ことに

何とか
頂くことが
できました。

「ツラい」けど 「イヤ」じゃないんですよね。
そうです。

(野島)その辺が自転車の面白いところ…。
面白いところですね。

同人誌作家でもある PEKOさん。

自分の自転車体験を
マンガにして発表している。

これ… PEKOさん?
そうです。 これが私です。

表紙の女の子 私じゃないので。
(野島)いやいや。

(PEKO)ちょっと 詐欺みたいな
感じに なってるんですね。

一方 タカジさんは
最近 マウンテンバイクにもハマり

山の近くへ引っ越し。

自転車つながりで出会った男性と
結婚した。

何か 自分の人生 変えてくれたのが
「弱虫ペダル」で

もう多分 一生 自転車には
乗りたいなって思ってるので 何か…

(野島)勇気 与えてくれますもんね
この作品ね。 (タカジ)そうですね。

何か やったら
やったら何か得られるよ。

じゃあ 自分も ちょっとやってみたら
何か楽しいこととか

何か キツいことも
あるかもしれないけど

何か 得られるものが ありそうだなって
いうふうに思えるようになってます。

いや でも そうですね
僕自身も

まあ ロードバイク乗り始めたのが
30代後半だったので

「体力って落ちるよ」って
言われてたんです 先輩方に。

でも 全然 乗り始めたら

より体力も そして タイムも
どんどん更新していくし…。

…っていう体験が

何にでも やっぱ 挑戦したくなれる

前向きな気持ちに
どんどんなれるっていうのは

年とか関係ないんだな
っていうの…。 (2人)そうですね。

♬~

[ 心の声 ]待ってて
今泉くん

すぐ
行くから!

10月から アニメの
新シリーズがスタート!

舞台は…

2年生になった
坂道たちの
戦いが描かれる。

この戦いで 渡辺が
特に力を入れた

物語の
キーマンが…。

(手嶋純太)いくぞ総北 最後のレースだ!

(一同)おう!

総北高校の新キャプテン
3年生の手嶋純太。

自らを凡人と語る
坂道の先輩だ。

手嶋純太はね
ほんとに…

まあ もう ほんとに凡人で 表彰台に
上がれないっていうところですよ。

もう僕もね ほんとに…。

でも そういう中で
すごく こう いろんな…

実は手嶋 高校2年の
インターハイは

後輩の坂道たちに
メンバー争いで敗れ

出られなかった。

だが 自分に才能がないと
自覚しながらも努力を重ね

やがてキャプテンを任される。

そして迎えた
最後のインターハイ。

手嶋は 宿敵 箱根学園の
天才クライマー

真波山岳に勝負を挑む。

圧倒的な力の差を
見せつけられるが

しぶとく
食らいつく。

この時の手嶋の心情を

渡辺は こう描いた。

♬~

手嶋は 渡辺のマンガ家人生
そのものではないのか。

質問をぶつけてみた。

ああ ああ なるほど なるほど。
はい はい はい はい。

確かに 確かに
そうかもしれない。

もう自転車が
マンガが好きなんだ。

いつもそこに行き着く。 だから
描くっていう感じですね。

(笑い声)

確かに 確かに
確かに。 はい。

「キツくて やめようと
思っても 踏みとどまんだ」みたいな。

そうっすね。 「マンガ描くの
めっちゃ大変だけど

まあ でも 好きだしな」
っていうので

確かに踏みとどまってるところ
ありますね。 はい。

そうなんすよね。

手嶋…。 この男が
やっぱり努力をして

天才に どれほど近づけるか
っていうような

戦いだったと
思うんですけど

ほんとに この真波山岳が
おこがましいですけど

尾田栄一郎だとすれば

まあ努力で近づいてるのは

確かに 僕が

手嶋純太かも
しれないですね。
はい。

ほんとに。

いやいや もうもう
規模が違うんで
あれですけどね。

手嶋を通して伝えたいのは

やっぱり その
一歩一歩とか 努力とか。 で…

裏切るんだけど…

それが実は 大きなパワーであるっていう
ことに みんな気付いてほしいな。

一歩一歩 行って。

そしてね 多分ね 行った先がね
最高の結果だと 僕は思うんですよね。

何か 手嶋純太って そういう こう
すごい等身大のキャラクターなんで

そこら辺は
僕は ほんとに 彼に こう のせながら

メッセージとして
伝えていきたい部分ですよね。

連載開始から 14年。

「弱虫ペダル」に夢中になった
子供たちの中から

有望な若手選手が現れ始めた。

(香山)最初に読んだのが
中学生の頃とかだと思うんですけど

「選手って どういう気持ちで
やってるんだろう?」とか まあ 自然に。

学びっていうのは
意識しないで読んでましたけど。

もっとオーバーに描いてもいいぐらいな
時って やっぱりあるんですよ。 (笑い声)

ほんとに気持ちもう ほんとにもう もう

「死んじゃうよ!」っていうぐらい
やっぱレースとかだと

ほんとにキツくて
写真とかも残ってるんですけど もう…

見せられない顔してるんですよ。 もうもう
ほんとに こいつ ヤバいぞ みたいな。

全部 出ちゃう…。
何か出てくるんじゃないか みたいな。

気持ちを絞りきるんじゃないですかね。
そうっすね もう…。

もう そういう気持ちで
走ってるので。

レース 一戦一戦も そうですけど
練習から まあ…

「弱虫ペダル」と出会い 競技を始めた
内田宇海選手。

今年から渡辺のチームに加入した。

(内田)「弱虫ペダル」から…
始めた身としては

やっぱり自転車競技が競い合うものだって
いうのが…。

自転車っていうのは こういうものなんだ
っていうのが

第一印象が これだったんで

もう それしか知らない状態で
やってたんで…。

自転車は キツいもの みたいな。
(笑い声)

チーム加入する時も
すごい 思いを伝えて下さって…。

…みたいなことを
言って下さって。

世界に行くの?

是非!

全力で走る この道が
夢へと つながっていく…。

♬~

「ぼくらはマンガで強くなる」!

(実況)
「単独で トップで帰ってまいりました。

今 フィニッシュに
入ってきます! 鎌田晃輝!」。 (歓声)

(鎌田)
よっしゃ~!

(泣き声)

よかった…!

<「LIFE!秋」
総合 10日 月曜 夜10時>

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