最新ニュース - STU４８夢は平和ソングで紅白出場
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瀬戸内７県を拠点に活動するアイドルグループ「ＳＴＵ４８」が１０日、広島・広島グリーンアリーナで５周年コンサートを開催した。
結成当初から夢の一つに掲げてきた同県最大規模の会場。キャプテンの今村美月は「みんなで話し合って目標に決めた場所でした。私たちはみなさんの支えがあって、ここに立つことができたと実感しました」と声を詰まらせてファンに感謝。アンコールでは、プロ野球・広島カープとのコラボＴシャツ姿で登場し、瀬戸内の観光名所や名産が歌詞にちりばめられた「ＳＴＵ４８（瀬戸内ｖｅｒ.）」などを熱唱した。
ＳＴＵ４８といえば、デビューシングルをはじめ３作の発売延期を経験したり、グループの特徴だった船上劇場も昨年終了。これまで数々の逆境が降りかかってきたが、メンバーはそれらをバネにして活動してきた。
最新シングル曲「花は誰のもの？」は、ロシアによるウクライナ侵攻など緊迫感を増す世界情勢を憂えて制作された平和を願うメッセージソング。国内外から歌詞が共感を呼び、発売から約３か月たった今月６日発表の「週間ＵＳＥＮ ＨＩＴ Ｊ―ＰＯＰランキング」で６位に再浮上するなど反響が続いている。
同曲で、石田千穂や中村舞とともに「トライアングルセンター」を務めるのが、瀧野由美子。これまでリリースしたシングル８作中７作でセンターを務める瀧野はグループに加入した際「かなえたい３つの夢」として、日本レコード大賞・新人賞受賞や広島グリーンアリーナでのコンサートを挙げ、いずれも実現。そして、まだかなえていない最後の夢が、年末のＮＨＫ「紅白歌合戦」への出場で、瀧野も本紙記者に「紅白歌合戦に出られたら」と胸の内を明かしていた。
「ＳＴＵ４８は被爆地・広島を拠点の一つとして活動している。そして『花は誰のもの？』は“平和”への願いや思いを歌う曲で、大きな話題を集めている。局内でも今年の紅白に、と期待する声は大きくなっている」（ＮＨＫ関係者）
ＳＴＵ４８は８月４日放送予定のＮＨＫ「れいわのへいわソング」への出演も決定。瀧野は７日にツイッターで「年末ＳＴＵ４８のみんなと過ごせますように」とつづったが、七夕の願いは届くか。
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