【冒頭60分】二本樹顕理×本橋信宏×高橋大介×秋山千佳「どうするジャニーズ」



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◆元ジャニーズJr.の相次ぐ告発に記者会見、新会社設立……2024年、どうする⁉ 
「文藝春秋 電子版」は、12月1日(金)17時30分より、元ジャニーズJr.の二本樹顕理さんと、ノンフィクション作家の本橋信宏さん、「週刊文春」記者の高橋大介さん、ジャーナリストの秋山千佳さんをお迎えし、オンライン番組「どうするジャニーズ」を配信します。90分間の番組が多い文藝春秋ウェビナーですが、今回は180分に拡大。特別版として、たっぷりお届けいたします。

 今年3月、英BBCが放送した1本のドキュメンタリー番組からすべてが始まりました。長年、日本の芸能界に君臨してきた旧ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏による性加害問題。巷では1960年代からそのような噂が囁かれており、1980年代には告発本が相次いで出版されるように。「週刊文春」でも、1999年から一連のキャンペーン報道がなされていたものの、この番組の放送以前には、それらが深刻な問題として世間に認識されることはありませんでした。

 ところがBBCによる番組の放送から、事態は一変。当時、ジャニーズJr.として活動していた方々からの告発や証言が相次ぎ、9月に開かれた記者会見では、藤島ジュリー景子前社長がはじめて性加害を「事実」と認め、正式に謝罪するに至ったのです。

 それでも、新会社の設立や被害者への補償、救済など、これから対処しなければならない課題は山積みです。

 これまでにも何度も文藝春秋ウェビナーにご登場いただいている二本樹さんは、ジャニーズJr.として活動を始めた1996年(当時13歳)に受けたジャニー氏による被害を告発。「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の発起人でもあり、現在は被害者の補償問題に奔走しています。

 本橋さんは、1988年に出版されるや35万部を売り上げた、元フォーリーブスの北公次氏による告発本『光GENJIへ』のゴーストライターを務めたことを明かしています。当時、何度も彼と会ってさまざまな話を引き出し、さらにその告発の様子を収めたビデオはいまなお世間に大きなインパクトを与え、今年8月に発売された『僕とジャニーズ』(イースト・プレス)ではその舞台裏が語られました。

 高橋記者はこれまで長くジャニーズ問題の取材に取り組んでおり、いまも被害者の少年たちや告発者たちに会い、その貴重な証言に耳を傾け続けています。

 長年、性被害に関する取材を続けている秋山さんは、「文藝春秋 電子版」でも「ルポ 男児の性被害」を連載。二本樹さんの告発についても記事にまとめ、今なお、社会から消えることのない性被害に関する取材を重ねています。

 つい先日は、被害を訴えていた元ジャニーズJr.の40代の男性が山中で自ら命を絶つという事件が起きたばかり。この男性へだけでなく、いまもSNSには被害を告発する方々への「売名行為だ」「証言はウソ」などといった誹謗中傷が散見されています。

 被害者への補償や、本当の意味での「救済」はどのように進んでいくのか。そして、長年日本の芸能界の屋台骨の一本であった「ジャニーズ」の存在は今後、どのように変化していくのか。

 番組では、リアルタイムでのゲストへの質問やコメントも募集しています。一連の流れを注視し続ける4名の貴重な座談会をぜひ、お見逃しなく。

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