深刻な集団感染が起きている北海道札幌市の介護老人保健施設茨戸アカシアハイツでは、徐々に支援の輪が広がり始めています。一方で、運営法人が公開した施設内部の写真からは、感染対策を行いながらの懸命な介護がうかがえます。
公開された写真から、施設内部の感染防止対策が明らかになりました。
優しいまなざしで微笑んでいるのは、茨戸アカシアハイツの入所者で、5月19日撮影されたものです。
手にしているのは、どら焼きで市内の事業者から600個が差し入れられました。
入所者と職員合わせて89人の集団感染感染が起きているアカシアハイツでは、徐々に支援の輪が拡がり始めています。
運営法人担当者:「5月20日から介護で入ってくれた方が3人います。1階の入所者のケアをお願いした」
外部からの支援者は感染防止の研修を受け、入所者の支援に当たります。
施設では感染対策の専門家の支援で、対策本部の入る建物とアカシアハイツを結ぶ廊下を境に感染防止対策を徹底しています。
運営法人担当者:「パイプの手前で防護服を着る、ここがグリーンゾーンで、クリーンなエリアです。パイプとカーテンの間がイエローゾーンです。中に入ってカーテンの向こうがレッドゾーン」
支援の輪が広がる中、まだまだ不足しているものがあります。
運営法人担当者:「介護士、看護職、中に入ってもらえる人が、今現在十分とは言えない状況です」
感染防止を徹底しながら、入所者の日常を取り戻す懸命な戦いが続いています。
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