林麻須美 和歌山毒入りカレー事件 全貌
冤罪の女王”和歌山の伊藤蘭” 林眞須美大図鑑 名作映像集 林夫婦事件後大告白!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E6%AD%8C%E5%B1%B1%E6%AF%92%E7%89%A9%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E4%BA%8B%E4%BB%B6
冤罪の可能性
http://orzorzorz.doorblog.jp/archives/24948221.html
当初より直接証拠がなく、状況証拠の積み重ねだけで有罪とされたが、不自然な点が多く識者から冤罪を指摘する声も多く上がっていた。
「批判を承知であえて言えば、本人が容疑を否認し、確たる証拠はない。そして動機もない。このような状況で死刑判決が確定してよいのだろうか」(田原総一朗)[4]。
「私のわだかまりも、この「状況証拠のみ」と「動機未解明」の2点にある。事件に、眞須美被告宅にあったヒ素が使われたことは間違いない。ただし、そのヒ素に足があったわけではあるまいし、勝手にカレー鍋に飛び込むわけがない。だれかが眞須美被告宅のヒ素をカレー鍋まで持って行ったことは確かなのだ。だが、果たしてそれは本当に眞須美被告なのか、どうしたって、わだかまりが残るのだ」(大谷昭宏)[5]。
「2審判決は「誠実に事実を語ったことなど1度もなかったはずの被告人が、突然真相を吐露し始めたなどとは到底考えられない」と言ったが、これは実質的に黙秘権侵害です」(小田幸児 – 林眞須美の1審、2審、上告審弁護人)[6]
裁判で林眞須美の犯行と断定される上での唯一の物証で決定的な証拠となっていた亜ヒ酸の鑑定において、犯行に使われたとみられる現場付近で見つかった紙コップに付着していたヒ素(亜ヒ酸)と、林邸の台所のプラスチック容器についていたヒ素、カレーに混入されたヒ素が東京理科大学の中井泉教授による鑑定の結果、組成が同一とされたが、のちに中井は依頼された鑑定の内容は、林邸のヒ素と紙コップのヒ素とカレーのヒ素の3つにどれだけの差違があるかを証明することではなく、3つの資料を含む林邸周辺にあったヒ素のすべてが同じ輸入業者経由で入ってきたものだったかどうかを調べることだと理解し、それを鑑定で確認したに過ぎなかった。このため有罪の決め手となった3つの資料の差違を詳細に分析はせず、3つの資料を含む10の資料のヒ素がすべて同じ起源であることを確認するための鑑定を行っていたにすぎなかった。当然ながら、眞須美が自宅にあったヒ素を紙コップでカレーに入れたことを裏付けるためには、3つのヒ素の起源が同じであることを証明しただけでは不十分であり、その3つがまったく同一でなければならない。弁護側の依頼で鑑定結果の再評価を行った京都大学大学院の河合潤教授により3つは同一ではないと評価された[7]。
その他
障害者郵便制度悪用事件で村木厚子を取調べ中に、担当検察官である國井弘樹は、村木に向かい「あの事件だって、本当に彼女がやったのか、実際のところは分からないですよね」といい、否認を続けることで冤罪で罪が重くなることを暗示し自白をせまった[8]。
フジテレビ『ニュースJAPAN』で、安藤優子が事件の注目人物であった逮捕前の林眞須美にインタビューを試みている。逮捕前だったこともあり、注目人物であった林の名前をピー音を被せて名前を匿名化していたが、編集ミスで1か所だけピー音が入っていなかったためその部分だけ「林さんは~」という言葉がのって放送された。
この事件では報道で「毒入りカレー」と言う文字が前面に出ていたためにカレーのイメージが悪くなり、食品会社はカレーのCMを自粛し、料理番組でもメニューをカレーにすることを自粛した。また、TBS系のアニメ『浦安鉄筋家族』では、ストーリーにカレーが出る回が放送されなかった(この回はビデオ化の際に収録された)。
林眞須美が逮捕前にミキハウスのスウェットシャツを着用していたニュース映像が大量に流れたため、ミキハウスのブランドイメージが打撃を受けたと言われる。その後判決公判などのニュースで映像を再使用する際はブランドロゴをぼかし処理で隠す配慮が見られるようになった。
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