注目!独自のコロナ対策「世田谷モデル」とは? 区長に聞く

東京都内では新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。こうした中、東京・世田谷区は独自の方法で感染症対策に乗り出そうとしています。「世田谷モデル」と名付けた計画について、世田谷区の保坂展人区長がTOKYO MXの単独インタビューに応じました。保坂区長は「『いつでも・どこでも・何度でも』を最終的には目指していく」という独自の構想について語りました。

 保坂区長は1日当たり行うPCR検査数を、300件から現在の10倍となる3000件まで増やしたいとしています。そしてその鍵となるのが「プール方式」です。PCR検査はこれまで1人分を1検体として検査していましたが、プール方式では数人分の検体をまとめて試験管に入れて検査します。陽性反応がなければ1度にまとめて全員が「陰性」と判断でき、検査時間やコストの削減が期待できます。世田谷区ではまず医療や介護、保育などの分野で働く人を検査の対象として、定期的なPCR検査の導入を検討しています。

 さらに、検査体制の拡充のため計画しているのが「保健所業務の一部民営化」です。保健所の業務の中で濃厚接触者の追跡やPCRの検査結果の連絡が負担になっているとして、一部の業務を民営化して効率化を図る考えです。

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