出典:EPGの番組情報
NHK地域局発 ナビゲーション▽生きる天才と私たち~ケニアスラムとつながる人々[字]
日本人女性がケニアで開校し「スラムの希望」となってきた学校。コロナ禍の今「支援したい」という日本人が増えている。心を通わせ合うケニアと日本の人々の姿を見つめる。
番組内容
浜松市出身の早川千晶さんが約20年前にケニアで開校し、孤児や貧しい子どもたちが通う「スラムの希望」となってきた学校「マゴソスクール」。コロナ禍の今、日本から「学校を支援したい」人たちが増えている。早川さんが「生きる天才」と呼ぶスラムの人々。困難に直面しても助け合い生きる人々の姿に、支援者は「応援することで元気をもらっている」と口をそろえる。コロナ禍で心を通わせ合うケニアと日本の人々の姿を見つめる。ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
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- 人生
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
承認を取り消すことも
あるということです。
今日は ちょっぴり元気が出る物語。
あっ こんにちは~。
こんにちは~。
東海地方出身の女性が
1万キロ離れたアフリカから届ける映像が
小さな奇跡を生んでいます。
バイバ~イ。
このタイヤを使って…
これね 古タイヤ。
映し出されるのは スラム街の人たちが
貧しくも たくましく生きる姿。
コロナ禍の今
なぜか その姿に魅せられる人たちが
相次いでいるんです。
会社員 学校の先生
年金暮らしの夫婦など 実にさまざま。
皆さん 自分の生き方を
見つめ直しているようで…。
いっぱい集まってきたね。
はるか遠いスラムの人たちの姿は
一体 どんなメッセージを
投げかけているんでしょうか。
私たちは まず 映像に映るスラムを
リモートで取材することにしました。
案内してくれるのは ケニアに暮らす
早川千晶さん 浜松市の出身です。
世界を旅する中で魅せられた
この国に住んで 30年。
地元の男性と結婚し
子供たちを育ててきました。
ケニアの首都 ナイロビ中心部から
車で10分。
キベラスラムは
2.5キロ四方の土地に
100万人以上が密集する
この国最大の貧困地区です。
地方からの出稼ぎ労働者などが多く
僅かな収入で生計を立てています。
これが あの くず屋さん…
ああ なるほどね。
スラムの映像を届ける早川さん。
実は この地区に
ある学校を立ち上げ
活動をしています。
あ~ これが学校ですね。
はい。
ああ 子供たちいた。
いたいた いたいた。
早川さん 今 何の時間ですか?
これは。
あっ 給食ですか。
豆料理か何かを
もらってるところですね。
スラムに暮らす子供たちが通う…
日本の小中学校にあたり
500人の子供たちが学んでいます。
あっ おかわり。 なるほど。
何に走りだしたかなと
思いました。
なるほど。
朝7時からの授業は 1日8コマ。
数学や英語など 全13教科を教えています。
この学校の最大の特徴は
どんなに貧しくても通えるよう
授業料が無料なことです。
(拍手)
早川さんが 友人と共に
この学校を作ったのは 20年前。
早くに親を亡くし
スラムに取り残された子供たちを
保護するために始めました。
学校の運営は 主に
日本の支援者からの寄付で賄っています。
早川さんの活動に立ちはだかったのが
新型コロナの世界的な拡大でした。
日本に渡ることもできず
支援を呼びかけることが
難しくなったのです。
そこで 早川さんが始めたのが
スラムの映像のライブ配信でした。
こんにちは~。
こんにちは~。
早川さんは 少しでも学校の子供たちの
現状を知ってもらうため
スラムの日常を詳しく伝えます。
お邪魔しま~す。
もともと苦しい生活をしていた
スラムの家庭に
コロナは 更に追い打ちをかけていました。
いい質問だね オギラ先生。
「夢みるのは いいことだよ。
夢を捨てないで」って
今 すごい言ってる。
映像の配信で大切にしているのは
貧しさの中でも
たくましく生きる人たちの姿です。
この取り組みで
応援したいという人が相次ぎ
支援金は なんと
コロナ禍の前の2倍に増えています。
ヘヘヘッ ハウ アー ユー?
アイム ファイン。
なぜか 多くの人の心を捉えるスラムの姿。
そこには コロナ禍を生きる
さまざまなヒントが秘められています。
中学校の教員 伊藤智子さんです。
伊藤さんは コロナの感染拡大で
突然の休校を迫られた時
自分に何ができるのか
葛藤を抱えたといいます。
そんな時に ライブ配信で目にしたのが
マゴソスクールの教頭
オギラさんの姿でした。
自身もスラムの路上に暮らす孤児だった
オギラさん。
コロナ禍で不安を抱える子供たちを
励まし続けていたのです。
♬~(歌声)
今 伊藤さんは
オギラさんと 度々 連絡を取り
同じ教員同士 互いに励まし合っています。
伊藤さんは 休校が明けたあと
生徒たちのために
新たな授業を始めました。
ケニアとテレビ電話をつなぐなどして
スラムの日常を伝えることにしたのです。
生徒たちは
困難な状況でも諦めない子供たちの姿に
初めて触れました。
スラムの人の姿に
自分らしい働き方とは何か
見直した人もいます。
松岡英輝さんです。
こちらが あの…
マゴソスクールで作ってる布の…。
スラムの人たちが作った雑貨などを販売し
支援につなげています。
松岡さんが心を動かされたのは
ジュアカリ
太陽のもとで働く人たちの姿でした。
このタイヤを使って… これね 古タイヤ。
かつては 東京で システムエンジニアとして
働いていた松岡さん。
会社の利益のために働く自分に
葛藤を感じていました。
僕 もう これ…
そんな人生を変えたいと
松岡さんは会社を辞め
三重で農業を始めました。
スラムの人たちに刺激を受け
自分らしい働き方を探すようになったと
いいます。
けど 何て言うんですかね。 うん…。
こんにちは。
こんにちは。
今回 1年半ぶりに帰国した早川さん。
自主隔離を終えたあと お話を聞きました。
私 あの映像を見ていて
すごく アフリカが近くなりました。
あっ うれしいです すごく それ。
あの どんなに
どん底と思えるような状況からも
やっぱり みんな顔上げて 未来に向かって
前向きに歩んでいくんです。
あの遠いケニアでは
こういう状況があったんだよ
で こういう状況の中でも
こんなふうに
みんなで頑張って
いろんな取り組みをしてきた。
いろんな工夫をしたり
まあ 困難な条件が
いろいろあるけども
で それをできるだけ
リアルに伝えることで
何かのヒントになったら
いいなとも思うし
私たちも また ここでも頑張ろうって
思える勇気に
つながったらいいなと思うし。
コロナ禍を乗り越えるヒント
何かありますか?
まあ 今 苦しくても
これが永久に続くわけじゃない。
必ず未来はよくなる。
必ずよくしていく。
っていうことをケニアの人たちは
誰もが口にするんですよね。
遠くを見つめるっていうことかなと…。
で そして 視線を
今の自分に持ってきて
この先の遠~くまで
思いをはせて見つめる。
そして いつも自分の足元に
その視線を持ってきて
今できることは何か考える。
で それを繰り返してると
そのコツ 遠くを見て ここを見る。
それを繰り返してると
人間は 前向きになる。 必ず。
スラムの子供たちの姿は
一度は心を閉ざした
若者の人生をも変えています。
会社員の中西匠貴さん。
中西さんは 幼い頃から
アルコール中毒の母親の世話に追われ
誰にも助けを求められずにいました。
中西さんに衝撃を与えたのが
小学校5年生の時に
早川さんの講演会で聞いた
ある少年のエピソードでした。
親を亡くし
スラムの路上で暮らしていたトニー君。
「マゴソスクールで勉強したい」と
早川さんに自ら声をかけてきたのです。
自らを変えるチャンスをつかみたいと
2度にわたって
キベラスラムを訪れた中西さん。
マゴソスクールを卒業したトニー君は
ミュージシャンになる夢を
かなえていました。
人のつながりが持つ可能性を
実感したといいます。
中西さんは 今 誰かの支えになりたいと
中学生のための放課後教室を開き
子供たちに寄り添う活動を始めています。
早川さんは コロナ禍で
つながりが失われやすい今こそ
助けを求める声に
耳を澄ますことが
大切だといいます。
本当に 苦しい状況や
困った状況にいる人たちは
子供たちは もちろんのこと 大人も
自分で その声を上げることは
できないんです なかなか。
だから それに
やっぱり周りの人たちが気が付く。
で 声をかける
勇気を持つっていうことだと思う。
そこから何かが必ず始まっていくから。
自分一人では無理かもしれないけど
でも みんなで一緒に力を合わせたら
なんとか何かを変えられるかもしれない。
キベラスラムの
あの つながりの強さっていうのを
日本で持つには
どうしたらいいですかね?
そうね いつも 私 思うのはね…
自分が心を開けば
相手も必ず 心開いてくれる。
何て言うか 待っててもこない それは。
自分からオープンに。
そう。 だって 笑顔で話しかけて
笑顔を返してくれない人っていうのは
なかなか いないと思う。
うん。 自分が腹割って 話 した時に
必ず そこで深い話ができる。
で それを繰り返していくこと
それが やっぱりね
お互いの人生に寄り添って
寄り添い合って生きてくってことかなと
思うんですよね。
♬~
こんにちは。
(一同)こんにちは。
高校生になったんだね。
♬~
まずは ここで さよなら~。
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