出典:EPGの番組情報
ガイアの夜明け【ヒット商品 誕生前夜 あなたの「欲しい」を掘り起こす!】[字]
日常に潜む“まだ気づいていないニーズ”を見つけ出し、かつてない商品を生み出す。その最前線で奮闘する人々を追った。
詳細情報
番組内容
近年、消費者の求めるものが多様化していることもあり、「大ヒット商品」が生まれにくくなっている。「かっぱえびせん」や「ポテトチップス」をはじめ多くの看板商品を持つ「カルビー」も、次なる大ヒットを生み出せず苦戦。そんな中“見落とされているニーズ”を掘り起こし、これまでになかった商品を開発する試みが始まっていた。
続き
一方、大手にはないニッチな製品がウリの家電メーカー「サンコー」。コロナ禍の中で新たに生まれたニーズを狙い、ユニークな製品の開発をスタートさせていた。その裏側には驚きの調査活動があった。
日常に潜む“まだ気づいていないニーズ”を見つけ出し、かつてない商品を生み出す。その最前線で奮闘する人々を追った。
出演者
【案内人】松下奈緒【ナレーター】眞島秀和
音楽
【音楽】
新井誠志
【テーマ曲】
◆オープニング曲
「鼓動~ガイアの夜明け」(作曲/岸利至)
◆エンディング曲
「夜明けのうた」(宮本浩次)
「ガイア」とは
ギリシャ神話に登場する「大地の女神」を意味し、後にノーベル賞作家のウィリアム・ゴールディングが「地球」を指して“ガイア”と呼んだことから「ガイア=地球」という解釈が定着している。「ガイアの夜明け」という番組タイトルには、地球規模で経済事象を捉えることで21世紀の新たな日本像を模索すること、そして低迷する経済状況からの再生=「夜明け」を目指す現在の日本を描くという意味合いが込められている。
関連情報
◆ホームページ
www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
◆公式Twitter
@gaia_no_yoakeジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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- カルビー
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- 女性
- 新村
- 時間
- 秋葉原
- 場所
- カルビープラス
- コロナ禍
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
スナック菓子の王者 カルビー。
順風満帆に見えますが
次なるヒット商品が思うように出ず
危機感を募らせていました。
そこで これまでとは違う方法で
鉱脈を掘り当てると始めたのが
今を生きる人たちの本音集め。
すると そこにありました!
驚きのアイデア。
一方 東京 秋葉原にある
今 まさに快進撃!
ヒットを生み出すべく狙うは…。
大手が目もくれない
よろしくお願いします。
カルビーの新作発表会が開かれました。
今回は 今までと
一味違うと言いますが…。
皮を少しだけ残したら
厚めに切っていきます。
そう 違いは 皮付きだということ。
カルビー初の皮付きポテトチップスです。
お腹空いてきちゃった。
この商品の開発にカルビーは
実に1年半もの月日をかけました。
今 カルビーは あることに
悩んでいるといいます。
(スタッフ)こんにちは。
あっ どうもこんにちは。
迎えてくれたのは
今日は じゃあ この…。
そこにあったのは…。
このへんが
年間売り上げ866億円の
ポテトチップスを筆頭に
売り上げ100億円以上の商品がズラリ。
これらのヒットには
不思議な法則があるんだそう。
実は 1964年発売の
かっぱえびせん以降
ほぼ10年ごとに
大ヒット商品が生まれているのです。
<一度食べると
もうやめられない止まらない>
かっぱえびせんは
甘いお菓子が主流の時代に
あえて塩味を出し 大ヒット。
<僕も欲しいな>
こちら じゃがりこはというと
ある意外な声がきっかけで
生まれたんです。
今も売れているものは多いものの
新たなビッグヒットが出ていないのが
カルビーの悩みなのです。
そのカルビーが
新たなヒットを生むための実験場と
考える場所を
松下さんが訪ねました。
こんにちは。
あっ 見たことがないものが
ここには たくさん売ってますね。
カルビーのテスト商品や限定品を
販売するアンテナショップ カルビープラス。
いろんな種類がありますね。
グツグツやってくださってますよ。
あぁ~ すごい おいしそう。
あぁ もう でもいい感じに。
あっ ここじゃ 揚げたてを
いただけるということですかね。
ふ~ん なかなかないですよね。
今日は
よろしくお願いいたします。
お願いいたします。
カルビープラスを統括する北村さんに
お話を伺いました。
こちらの
よかったら
召し上がってみませんか?
いいんですか。
はい。
これでも おもしろい食感ですね。
そうですね。
結構 しっとりも
してるんですけど
ちゃんとジャガイモを感じますね。
カルビープラスの限定で
発売してきました。
かなり人気の商品で
今後 全国展開を
していこうということで
徐々に 今 拡大が始まっている
というような状況でございます。
お次は?
松下さん
このパッケージ見たことありますか?
知ってます じゃがりこです。
そうですね。
こちらの ポテりこは
じゃがりこから生まれたホットスナック。
揚げたて アツアツです。
おいしい ホクホクですね。
チャレンジを
始めたところでございます。
そして…。
こちらですね 揚げたてのポテトチップス
のりまみれという。
確かに ちょっと
のりが たくさんかかって
おいしそうなんですけど。
うん!
もう のりの香りが。
まあ 普段のどれくらいの…。
約
まさに ここは
その試すということを
売るということに
どんどん変換していく
そういう場所でもあるのかなと
思うんですけれども。
いつも思っています。
やっぱり求められているものには
応えていくっていうことが
何か新しいものにつながっていく
という瞬間もありますよね。
今 カルビーは ヒット商品を生むために
こんなこともやっています。
何やら
大きなカードを出してきました。
「健康食卓」に 「ごちそう食卓」と
書かれています。
こちらは 「オフィスおやつ」ですか。
いったい これ 何なんでしょう?
時間や場所など
食に関するシチュエーションを
13に分類。
そこに
今ある カルビーの商品を当てはめ
今後
どんな商品を出していくべきか
細かく調べているのです。
カルビーは 売り上げのおよそ6割が
ジャガイモを使ったスナック菓子。
多様化している今どきのニーズに
うまく
対応できていなかったのです。
はっきり言って…。
手付かずの領域に眠る ヒットの鉱脈。
それを まさに今
掘り起こそうというのです。
カルビー創業の地 広島県 広島市。
この街に カルビーは
新たな開発拠点を構えていました。
中をのぞくと
一風変わった空間が。
おしゃれなキッチンに
掘りごたつ風の座敷。
更には…。
これでも 絶賛仕事中だそうです。
ちょっと変わっているのは
その空間だけでなく
メンバーも。
総勢7人のスタッフのうち 4人は
カルビー以外の出身。
彼らは 新たなヒット商品を
生み出すために集められた
特別チームなのです。
そのための切り札が
壁いちめんに貼られた
大量の付箋です。
そこには
「奥さんが寝てから一人で晩酌」。
「義母と顔を合わせたくないので
わざと遅く帰宅」。
「奥様がこわい。
外で飲んでも家メシ
ご機嫌とりの菓子パン」など。
これは 特別チームが
老若男女
さまざまな人たちから集めた
赤裸々な本音。
そこから
潜在的なニーズを掘り起こし
新商品の開発に
つなげようというのです。
これまで協力してもらった人は
実に 2, 000人以上。
コロナ禍の今は リモートで行っています。
この日は
共働きで2歳の子どもを育てる
女性にインタビュー。
子どもっていうのは。
普通ね。
1人 およそ1時間。
通りいっぺんの
質問ではありません。
食だけでなく
生活全般に関することを深掘り。
実際 ここから生まれた商品も。
50代 女性 会社員。
「娘の塾前は お腹にたまるものを
食べさせてあげる」。
この声がきっかけとなり
開発されたのが
トースト専用の カレーとシチュー。
パンにのせ
焼くだけなので 子どもでもOK。
テスト販売でも上々の評価で
12月から本格販売する予定です。
更に こんなものも。
音を立てながら
広島カープを応援できるスナック菓子。
振ると 味付けした粉が行き渡り
よりおいしくなるそうです。
「野球観戦で
食べられるものが欲しい」
という声をもとに作られました。
しかし この新たな拠点から
ヒット商品と呼べるものは
まだ出ていません。
最近 とても気になる付箋が
ありました。
それは
「匂いに敏感なので
自分の匂いも気になる」など
匂いに悩む人たちの切実な声です。
新たなヒット商品のにおいがする?
においに可能性はあるのか?
加藤さん 他のスタッフにも聞くと…。
すでに
におい対策の商品は数多くあり
ニーズは満たされているのでは
という意見が。
しかし 更に議論を深めると…。
自分のにおいは
ガムや香水などで
対策できるし
部屋などのにおいは
消臭剤や芳香剤があります。
しかし 電車など
公共の空間のにおいに
自分で対処できる商品。
そこは 未開拓。
加藤さん 商機を
見出しました。
電車などで 周囲のにおいを
自分だけ防ぐ。
いったい どうやって?
加藤さんは 2002年の入社以来
看板商品 かっぱえびせんの
さまざまな味を作ってきました。
目指すのは かっぱえびせんを
超える商品でしょうか。
いや~ もう
恐れ多くて。
かっぱえびせんって
と 謙遜しながらも…。
この熱い思いを 形にしたい。
加藤さん そのために
強力な助っ人を呼んでいました。
こちらの女性です。
お世話になります。
お世話になります。
いったい どんな人なのか。
なにやら 小さな瓶を
取り出しました。
教えていただけたらと思います。
この瓶に
何か入っているようです。
加藤さん 早速 嗅いでみます。
マスク越しでも においます?
う~ん なんか
だいぶ
中身は なんと
履いた靴下のにおい。
一方 こちらは。
うん そうですね うん。
あぁ さっきのが
嫌なにおいだったから
実は この女性
においを研究する ベンチャー企業から
やってきた 専門家。
と ここで 更にクイズが。
何のにおいだろう。
なかなか想像つきませんけど。
なんか
あぁ 確かに。
履いた靴下に
バニラのにおいを加えると
なんと チョコレートのにおいに。
ウソのような 本当の話です。
はい。
この においの不思議な性質を
使えば…。
例えば
一つの可能性として…。
確かに。
ご提案できるかと思います。
へぇ。
そうしたら あれですね
いいにおいに変わるっていう。
なるかな なるかな。
商品開発の方向性が
見えてきました。
嫌なにおいに
あるにおいを加えることで
別のにおいに変える お菓子です。
まずは 電車などで気になる
汗のにおいを
感じにくくすることを
目標にします。
汗のにおいに加えるのは…。
ちょっと 今回
ご提案したいと思っております。
ありがとうございます。
ちょっと嗅いでみてもいいですか。
はい。
なんか すごい
そうですね。
結構
のど飴に使われているようです。
汗に ユーカリのにおいを加えると
スーッとしたにおいに
変化するといいます。
こちらが
これは においを
見える化できる装置。
汗のにおいは
グラフにすると この形。
そこに ユーカリを加えると
こんな形に。
においが明らかに
変わったことが
見て取れます。
おぉ うん なんか
すると 加藤さん キッチンへ。
ユーカリ入れます。
早速 試作です。
商品開発に携わって 18年。
お菓子作りは お手の物。
1時間ほどで ユーカリを混ぜ込んだ
ソフトキャンディーが完成しました。
他のメンバーにも
評価してもらいます。
お菓子を食べた後
汗のにおいを嗅いでもらうと。
これまでにない発想で
ビッグヒットを狙う。
まずは 商品化を目指します。
一方 こちらのお宅。
幼稚園から帰ってきたばかりの
ゆいのちゃん。
最近 お気に入りのものが…。
こんな感じで水を入れると…。
わずか7分で。
氷ができました。
こんな短時間で 驚きです。
これ ほらあれみたい…。
この製氷機を作ったのは
ゆいのちゃんのお父さんの会社。
ドヤ顔もかわいいです。
しかし いったい
どんな会社なんでしょう?
こちらに並んだ 家電。
ある共通点があります。
実は どれもコロナ禍のなかで
売り上げを伸ばしたものなんです。
まずは こちら。
こう 折りたたまれていますが…。
広げると こうなります。
こちら パソコンや雑誌などを
置くことができる
小さな机になるんです。
そして実は こちらはですね
使えるのは
座っているときだけでは
ありません。
このように 仰向けに寝ながら
パソコンを操作できるように
調整ができるんです。
まぁ たしかにリモートワークでも
活躍しそうですよね。
更に こちら。
これは 包丁でしょうかね?
このように 電源を入れると
中の刃が振動し始めます。
こちら どんな切れ味なのか…。
シュークリームを
切ってみたいと思います。
入れます。
切ります。
あぁ きれいですね。
普通 こう
つぶれてしまうようなものが
このように
きれいに切れるんです。
おうち時間に 家族でケーキなどを
食べる機会が増えたこともあり
コロナ前に比べ 8倍も
売り上げを伸ばしたそうです。
そして こちらは
水道工事のいらない食洗機です。
排水さえ気をつければ
どこにでも置ける優れもの。
コロナの影響で 家での食事が
増えたことが追い風となり
売り上げが4倍になったそうです。
このような
ユニークな家電を開発したのは
秋葉原の小さなメーカーです。
人々の密かなニーズを捉え
大手メーカーが作らないようなものを
作る。
新たな挑戦の裏側に迫りました。
メイド喫茶で有名ですが…。
もともとは 電気街。
今も電気パーツの店が
軒を連ねています。
この街に あのユニークな家電メーカー
サンコーの直営店があります。
店頭には 先ほどの
工事いらずの食洗機が。
シャツに風を送り込み
乾燥とシワ伸ばしを同時に行う
アイロンいら~ずや…。
足湯ならぬ 肩湯ができる家電も。
コロナ禍の需要をうまく捉え
売り上げは
前の年に比べて およそ2.6倍。
今 急成長しています。
さてさて お待ちかねの本社は…。
こちら。
まず 目に飛び込んできたのは…。
開発に励む社員の姿。
社員の多くが 自らアイデアを出し
自ら試作品を作ります。
3Dプリンターも社内に完備され
最速2日で試作品が完成。
大手にはない スピードが持ち味です。
想像を はるかに超える
奇想天外なアイデアが
あふれていました。
♬~
<キヤノンのMRIは
音を限りなく静かに
圧迫感を減らす大口径で
人に優しいMRIを
目指しています>
<生きるを支える
もっと優しく もっと確かに>
独自のアイデアでヒットを連発する
個性派家電メーカー サンコー。
社員も個性派ぞろいです。
持田さんは そんななかでも
攻めを信条とする社員。
これは ドライヤーに
もう1つ機能をつけた商品。
何かというと 掃除機。
手ごたえは あったのですが…。
また 温度をキープするのではなく
冷やす魔法瓶も作りましたが
これは…。
あえなくボツに。
こちらは
無事に商品化されましたが…。
売れ行きが悪く 生産中止に。
ヒットの影には 数えきれないほどの
失敗があるのです。
サンコーを率いる
社員を連れて向かったのは
近くにある家電量販店。
大手メーカーの新作が出ると
直接売り場に行き
チェックするそうです。
そこで何を見るのかというと…。
大手各社の炊飯器。
今の主流は 米を釜の中で
激しく踊らせる炊き方。
これに対し 山光社長は…。
そう 大切に一粒一粒…。
はやりとは真逆の視点。
そして 社員も…。
自由な発想で 大手がやらない…
いや 気がつかない すき間を探る。
すき間を狙うのは 常日頃から。
サンコーの社員のお宅に
おじゃましてみると…。
あれ? さっき
製氷機で氷を作っていた
女の子じゃないですか。
こちらの娘さんだったんですね。
で ご家庭で
何をしているのかというと…。
新たなニーズを 一つ 見つけました。
そして こちらは お客さんから。
こうして見つけたヒントは
社内のネット掲示板にあげられます。
サンコーでは 社員からアルバイトまで
49人全員が
週に1度
新商品のタネになりそうなものを
書き込むのが ルール。 たとえば…。
食器洗い後のスポンジ脱水機など
その数 年間 およそ2, 000。
そこから 本当に便利で
売れそうなものを厳選。
商品になるのは
10個ほどだといいます。
社内で ちょっと不思議な実験を
している人がいました。
これは 足元から強風を送り出す
送風機。
発案者の新村孝司さんは
社内随一のヒットメーカーです。
過去のヒット作を
見せてほしいと言うと
これだそうです。
かけるだけで 首筋を
冷やすことができる ネッククーラーです。
小型冷蔵庫に使われている技術を
応用。
実はこれ シリーズ累計で
およそ80万台を売り上げる
サンコーいちのヒット商品。
店には 連日 大行列ができました。
しかし 3年前の発売当初は
反応がにぶかったといいます。
そこで とった戦略が
まずは 少ない数で売り出し
改良を重ねながら 徐々に
数を増やしていくというもの。
買った人からの要望を
しっかり取り入れ
爆発的なヒットにつなげました。
そんな サンコーが
今 力を入れているシリーズが
おひとりさま家電。
一人分のご飯が わずか14分で
炊きあがる炊飯器は
これまでに 11万台を販売。
こちらは おひとりさま用の
焼き鳥メーカー。
見た目も愉快です。
コロナでの巣ごもり需要をとらえ
人気に火がつきました。
好調のおひとりさま家電で
更なるヒットを狙う。
新たなプロジェクトが
動き出していました。
何を小さくしたのか?
答えは このあと!
ヒット商品を連発する
異色の家電メーカー サンコー。
新たな
おひとりさま家電のプロジェクトが
動き出していました。
ヒットメーカーの新村さんと
同じ部署で働く 向後栄さん。
入社1年の新人ですが 今回初めて
ゼロからの開発を任されました。
向後さんは 中途入社。
以前 働いていたのも
秋葉原でした。
その場所は なんと
サンコー直営店の…。
隣にある ゲームショップです。
向後さん ある日
忘れられない光景を目にしました。
大先輩の新村さんが作った
あの ネッククーラーを求める行列です。
向後さんも思わず買ったそう。
いったい どんな人が
開発したのだろうと興味を持ち
転職したのです。
そんな 向後さんが挑む
おひとりさま家電は…。
電気の熱で揚げ物を作る…。
一般的な電気フライヤーは
家族など大人数向け。
それを 一人用にしよう
というのです。
まず頼ったのは
揚げ物が得意な自分の母親。
揚げ物の困りごとを
聞いてみると…。
ああ 確かに。
結構な量になるから。
開発のポイントが決まりました。
そこで サイズをエビフライやコロッケが入る
ギリギリまで小さくすることに。
この大きさで 油の量が
どこまで減らせるか検証します。
まずは…。
冷凍コロッケを揚げます。
しかし…。
油が少ないため
コロッケが底について
焦げてしまいました。
200mlでは どうか?
まだ足りないようです。
続いては…。
すると…。
ようやく油の量が決まりました。
向後さん まだ
改善したいことがありました。
そんなときに訪れるのが
秋葉原のパーツ店です。
実は向後さん
昔から機械いじりが得意。
学生時代に
バンドを組んでいたときには
ゲーム機を改造し
音響機器を作ったといいます。
例えば こういうふうに…。
向後さん いろんなパーツから
開発のヒントを
もらうのだといいます。
今回は このスライド式のつまみ。
これで 揚げ物を
更においしくする方法を
思いついたといいますが
いったい何をするのか?
向後さんのもとに中国の工場から
小包が届いていました。
注文していたサンプルが
出来上がったのです。
向後さん スライド式のつまみを使い
油の温度が
調整できるようにしていました。
140℃から200℃まで。
小さくても おいしく
できなければ意味がありません。
家族用では一体型が多い
釜とヒーターをセパレートタイプに。
油の後処理が
手軽にできるためのアイデアです。
洗うのも楽ちんですね。
ところで 肝心の味は
どうでしょうか?
<変わらない写真の力を信じ
磨き上げた技術を研ぎ澄ましながら
それは生み出される>
<そして あなたと歩き始め
あなただけの世界を描き出したとき
真の完成を遂げる>
(風の音)
♬~
<その「EOS」は 世界にひとつだ>
おひとりさまフライヤーを
開発した向後さん。
この日 初めて
実際に食材を揚げます。
同僚の女性と社内一のヒットメーカー
新村さんに試食してもらいます。
はい。
油を適温にセットして…。
いざ 投入。
(新村さん)お~っ!
すご~い!
お~っ!
ちゃんと プカプカしてる。
エビは底につかず
ちゃんと油に浮いています。
かわいい。 ちっちゃ~い。
味は いかがでしょう?
熱そう。
うわっ! ウフフフフフフ…。
まずは好感触。
新村さんは…。
おいしい。 これ。
いきたいね。
(笑い声)
更に 大先輩から予期せぬ言葉が。
ここまで ちゃんとできたら
これ以上 求めなくても…。
うれしいお墨付きをもらいました。
早く世に送り出したいなっていう。
やっぱ 欲しがってる人は
いるんじゃないかなって
いうことで
早く お客様の元に届くように。
向後さんが初めて一から作った
おひとりさまフライヤー。
これこそ まさに
ヒット商品誕生前夜
といったところでしょうか。
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