出典:EPGの番組情報
情熱大陸【新型コロナ訪問診療チーム/KISA2隊▽自宅患者を救う!!キサツ隊の志】
[字]信念は『どんな患者も断らず、隔離解除まで診療を続ける』こと!全国に先駆け、京都で結成。24時間365日の臨戦態勢…“命を救いたい”という熱い思いで最善を尽くす番組内容
在宅療養を指示されたにもかかわらず自宅で命を落とす人々…。今年2月、医療崩壊を食い止めるべく、京都で専門の訪問診療チームが結成された。その名も“KISA2隊(きさつたい)”。およそ50人のメンバーは医師、看護師、歯科医、薬剤師、セラピスト、栄養士、介護士など…、強固なチームワークで結ばれた仲間たちは、それぞれのスキルを活かして、日夜奔走中。そのチームの中心に立つ、3人の医師に寄り添った。
番組内容2
これまでの訪問診療は延べ1400回あまり。回復にいざなった患者200人以上。第5波が終息しつつある今、冬に予測される第6波に向け、活動に賛同する地元京都の医師や看護師たちの見学を受け入れ、活動に興味を持った医療従事者の参加を促し、また、大阪で立ち上げた「KISA2隊大阪」では、注目される“抗体カクテル療法”を在宅で運用するための準備も進めている。新型コロナ感染症に立ち向かう熱血医療チームの、今。
プロフィール
【KISA2隊/Kyoto Intensive Area Care Unit for SARS-CoV-2対策部隊】 ・葛西医院(大阪市生野区)院長…小林正宜・38歳 ・よしき往診クリニック(京都市西京区)院長…守上佳樹・41歳/常勤医…宮本雄気・34歳 2017年から京都市西京区で「24時間365日体制」の在宅医療診療所を開業していた守上医師が中心となり発足した新型コロナ訪問診療チーム。
プロフィール2
きっかけは、2020年末に京都府でコロナ自宅療養中の1人が死亡したころ、「コロナ患者の在宅診療は可能か」という打診だった。もともと地域に根付いた往診を主に行ってきた守上医師と宮本医師が準備を進める。チーム名の「KISA2隊(きさつたい)」の愛称はアニメ『鬼滅の刃』の“鬼殺隊”にあやかってのもの。さらに活動に賛同した大阪の小林医師が“KISA2隊大阪”(K:Kansai)として活動範囲を広げている。
制作
【製作著作】MBS(毎日放送)
公式HP
【番組HP】 http://www.mbs.jp/jounetsu/
関連公式URL
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おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
福祉 – 文字(字幕)
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
(女性)昨日 吐いたんですよ
<感染者数は激減しても
まだ油断はできない>
<地域医療の現場では
過酷な闘いが続いている>
(宮本雄気)
おはようさんです おかあさん
(女性)何 言うとるん?
アハハッ
<認知症を患う80代の女性が
新型コロナウイルスに
感染したのは 先月のこと>
<入院先が見つからず
自宅療養を強いられていた>
これな…
よろしいかいな? はい
(女性)そんなん要らん
うそ?
昔はね まぁ…
元の生活に戻れるしな
<患者を診ていたのは…>
(女性)待って もうええわ
やめといて
(男性)
やめとく… ちょっと冷たいで
<異変があれば 彼らは24時間
いつでも患者の家に駆けつける>
おかあさん ありがとう
こちらこそ… お邪魔しました
<感染リスクにおびえながら
看病していた家族に
彼らは まさに希望の光だった>
コロナですよって言われて
帰されて
(女性)
どうもありがとうございました
なかなかね おっしゃるとおりで
いろんな問題があってですね…
一番…
<自宅などで亡くなった人が
ひと月で 200人を超えたという
ニュースは 今も記憶に新しい>
<KISA2隊の強みは
在宅医療に精通した
医師や看護師の他に
薬剤師・介護ヘルパーなどを
擁していること>
<総勢で50人近くになる>
はいはい よ~いしょ よいしょ
感覚があるもんな
<快復後のリハビリまで
カバーするユニークさは
まず 地元
京都や大阪で大きく注目された>
(守上佳樹)
ちょっと チクッとします
<全国に先駆けて始まった試み>
<私たちは その中心で活躍する
3人の医師を追いかけた>
<KISA2隊の名付け親は
発起人でもある 守上佳樹医師>
<鬼と戦う者たちを描いた
あの大人気アニメに
あやかったそうだ>
イエス!
(小林正宜)ハハハ!
<あるべき医療>
<一つのかたちを見てほしい>
♬~
<KISA2隊の拠点は
京都市郊外の住宅地にある>
(2人)おはようございます
<チームの司令塔ともいえる
守上佳樹の仕事は
必要な資材を調達し
医師たちが
少しでも働きやすくすること>
まぁ 例えば 10件回ると
チームが3人やとすると
1日 これ 30個なくなるんですよ
<防護服や採血セットは
1つずつ袋詰め>
<患者の家で使用したあとは
ウイルスを まき散らさないよう
その家で処分してもらう>
<これまでの活動で培った
ノウハウは多い>
はい… じゃあ 行きましょう
今日も元気に…
(村上さん)今日も1日 元気に
<この日
訪問診療に向かう車には
見学を申し出た医師が同乗した>
もう あと ずっと着けたまま
一回一回
外して着けてっていうの
<宮本雄気は チームを立ち上げた
メンバーの1人>
<患者の中には
たとえ 入院が必要でも
自宅療養の道を
選ぶ人がいるという>
結構… ぼちぼちあります
考えは 人それぞれあると思うんで
ありがとうございます
ここですね 右の…
ありがとうございます
ここまでは やって…
<患者や家族は
とかく ご近所の目を気にかける>
<できるだけ
目立たぬように訪問するのが
彼らの務めだった>
こんにちは
(村上さん)おはようございます
<徐々に回復しつつある
高齢の親子>
<感染者のペットは敬遠されて
預かり先もなく
世話をするために
自宅での療養を続けていた>
発症日が…?
19日
医者で~す どうも
<こちらは 病床に空きがなく
自宅療養を余儀なくされた
80代の女性>
<一時は 酸素投与も必要だったが
体調は すっかり上向いた>
(村上さん)よかったね おかあさん
これはね…
全然 大丈夫
<救急時の往診に特化した
派遣ドクターと違って
彼らは
受け持つ患者のもとに毎日通い
隔離解除まで見届ける>
よくなってよかった はい
はい ありがとう
助かって… どうも はい
(村上さん)嬉しいです
何か とっても嬉しい
何か
病院で入院してる時の ねっ…
そういった意味で…
(医師)行けないからですよね
そう…
…とか いろんなことも
じゃあ 終わりで~す よいしょ
(医師)ありがとうございました
<今日一日で
宮本が診た患者は9人>
<第5波のピーク時には
深夜までかけて
30人の家を巡ったという>
(スタッフ)なるほど
苦しかったみたいな こう
あっ 気持ちいいみたいな こう…
結構 苦しいです…
結構 苦しいです
1日 着けて…
着けてるんですけど
<KISA2隊が発足したのは今年2月>
<大きなきっかけがある>
<去年暮れ
入院待ちの患者が
自宅待機中に亡くなった>
<その現実に息をのんだ>
<なんとかしなければ…>
<だが 医師のワクチン接種も
遠かった時期に
賛同者は少なかった>
最初は やっぱり
皆さん なかなか 怖いとか…
そのドクターは 2人だけ…
それは やっぱ…
…っていうところはありますよね
<京都で始まった
KISA2隊の活動は
やがて 大阪でも…>
<市内のクリニックで 訪問診療に
力を入れていた 小林正宜が
大阪エリアの隊長に
名乗りを上げた>
<保健所の要請で 患者のもとへ>
(女性)もしもし
あっ もしもし
葛西医院の小林と申します
あ~ そうですか
<新型コロナの症状が出始めて
5日>
<SOSは 20代の女性からだった>
<軽症と判断され
自宅で療養していたが
強い吐き気と めまいが
おさまらないという>
<かなり つらそうだ…>
<20代の女性は 発症5日目>
ちょっと玄関まで…
そこに立っといてもらって
<軽く体を動かしてもらい
血中の酸素飽和度を測る>
戻ってきましょうか
行ける?
すいません ふらつくのに
こちらから なので…
ただ…
その時ね
(女性)はい
<症状は思わしくない>
<幸い
この時は 病床に余裕があった>
<小林の判断で
女性の入院が決まる>
お大事にしてください
では 失礼いたします
<訪問診療だからこそ可能な
素早い対応だった>
とりあえず 患者さん来たら
それ診ますわ
<小林は
KISA2隊の活動と並行して
自分のクリニックで
コロナ感染が疑われる外来患者も
受け付けている>
<敷地内のテントは
そのために設けたものだった>
頑張って 1 2 3 4…
<そして また一人…>
しんどくなってへん?
<不安を抱えてやって来たのは
30代の女性>
しんどないですか?
<症状は 発熱と せきらしい>
1 2 3 4 5…
<ワクチンは未接種で
ぜんそくの持病を抱えていた>
<検査の結果は…
陽性>
(無線:医師)はい 分かりました
じゃあ 点滴…
<コロナの場合 ぜんそくは
急な重症化が懸念される
基礎疾患>
<小林は
迷わず新薬の投与を決めた>
混ぜるというのは確定ですよね
<点滴で抗体を直接投与する
抗体カクテル療法は
ウイルスの増殖を抑える上で
即効性がある>
<日本で初めて 在宅で
この処置を行ったのが小林だった>
<診療所での投与例も
極めて少ない>
<抗体カクテルが
テントに運ばれる>
じゃあ お願いいたします
先生と2人で やりますんで
チクッとしますね
ごめんなさいね
<副作用のリスクもあるため
投与から24時間は
経過観察が必要だ>
<この先 患者とは
いつでも 連絡を
取れるようにしなければならない>
<何かあれば すぐ電話を…
という約束で
女性は 家に帰っていった>
<KISA2隊でも
こうした最新の治療を
導入できればと
小林は思い巡らせている>
<この8か月で チームは
300人を超える患者を
引き受けてきた>
<むろん そこには
人知れぬ苦労があったはずだ>
ただいま
(麻以子さん)おかえり
(スタッフ)あっ いいですよ
あっ まずは洗濯ですね
洗濯です
あっ… なんと 洗濯機が
洗ったものでいっぱいなので
すいません
じゃ 失礼します
(スタッフ)はい
<宮本は
この活動を始める直前に
父親になった>
<家族への感染を恐れて
当初3か月は
一人だけ ホテルで寝起きした>
でも…
…いう感じで
彼が 毎日 しんどい しんどいって
言いながら…
いただきます… いただきます
大丈夫です
あ~ ありがとう
(麻以子さん)もういい?
大丈夫
よいちょ よいちょ
<腕の中に確かめる命>
<その重さが
過酷な日々を送る医師を
奮い立たせている>
知らない人に だっこされて
おとなしくなる
<10月初め
中心メンバーが集まった>
お疲れです
(医師)あっ お疲れさまです
(医師)散髪しました?
散髪しました
<どうやら
秘密兵器が手に入ったらしい>
<10月
緊急事態宣言の解除を待って
KISA2隊の
中心メンバーが集まった>
あ~ なるほど
これ いいねん
<守上が手に入れたのは
コロナ患者の
血中酸素濃度や心電図などを
遠隔でモニターできる最新機器>
何なら 1時間 こう
置いといてもろうたほうが…
こんな感じで…
在宅医療領域では…
<宮本の患者が
導入前のテストに協力してくれた>
これ ちょっと つけて…
こんな感じで つけるだけで
(笑い)
おっ きた! きましたか
<24時間
患者の容態を把握できれば
更に きめ細かな
在宅医療の道筋が開ける>
あっ 飛んでる 飛んでる
いいですね
<タブレットに刻まれる
確かな鼓動が
医療の進化を告げていた>
ほな 行ってみましょか
どこへ?
よっこいしょ
<感染者の激減で
世の中には 今
安ど感が広がっている>
いや でも…
ねぇ 本当に…
<それでも
訪問診療チーム・KISA2隊は
緊張の糸を緩めない>
頑張っていきましょう はい
まぁ KISA2隊あるから…
こんなに でも…
思うたりしてるんですけどね
準備はしてますけど 来ないに
こしたことない… そんなん もう
第15波とかなったら
もう どうしよう…
じゃあ 行きます
<深呼吸 一つ>
<助けを求める人がいる限り
いつも全集中だ>
<気鋭の31歳が模索する
書の新しいかたち>
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