徹子の部屋 柄本明&笹野高史&佐藤B作[字] …の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

徹子の部屋 柄本明&笹野高史&佐藤B作[字]

~50年来の親友が3人で…妻も息子も!全員が俳優一家~柄本明さん&笹野高史さん&佐藤B作さんが今日のゲストです。

◇ゲスト
映画やテレビなどで活躍する柄本明さん、笹野高史さん、佐藤B作さんがゲスト。50年に及ぶ親友!長年の友である3人だからこそ飛び出す(秘)エピソードの数々に乞うご期待!
◇番組内容
出会った当時、柄本さんと笹野さんは俳優ではなく大道具担当。共に下積み時代を過ごした中から、佐藤さんはテレビのバラエティー番組で活躍…そのとき柄本さんと笹野さんは、仲間が有名になった喜びと嫉妬に揺れ動いたという。そんな柄本さんと笹野さんは映画『男はつらいよ』での共演が縁で渥美清さんと飲みに行く仲に。ある日、3人で舞台を観に行った帰り道、渥美さんが口にした言葉とは…意外なエピソードに黒柳さんも大笑い!
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

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  15. 自由劇場
  16. フフフフ
  17. 自分
  18. NHK
  19. 今度
  20. 活躍

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

松岡≫心を1つに
ガッツポーズです。

(黒柳)こちら 若い頃の

今日の
お三人のお客様なんですけど。

柄本明さん 笹野高史さん

佐藤B作さんなんですけど。
B作さん わかるけど

他の方
ちょっと わかんないですね。

ハハハハ…。
なんと 50年来の親友という

お三方ですね。 今日が初共演。

皆さんの息子さんたちも 俳優に
なってらっしゃるんですけど。

色々 50年分のお話も
伺えればと思っています。

よろしくお願い致します。
(佐藤)よろしくお願いします。

演劇界で
本当に ご活躍なんですけど

柄本明さん。
どうも どうも。 こんにちは。

それから 笹野高史さん どうも。
よろしく どうぞ。

そして 佐藤B作さん。
よろしくお願いします。

大体 皆さん
同じぐらいの年ですってね。

そうですね。 同級生… ねえ。
(笹野)同級生?

約72ぐらいで
みんな 同じぐらい…。

1人 73いってる人
いるんじゃない?

73でしょ? 73でしょ?
もう73。 何カ月か先なんだよね。

俺たちは72で。
よくそんな事…。

1個しか違わない…。
で 3人とも 自由劇場の

ご出身ですって? 元々は。
元ね。

すごいですよね。
でも 僕が一番 後輩なんですよ。

あっ そうなんですか?
こちら側が先輩です。

あっ そうですか。
ええー わかんないですね

こうなっちゃうと。フフ…。
これが柄本さんなんですか?

そう。
裸だから わかんない

ちょっとね。
若い時から老けてるよな。

そうなのよ。 そうなの。
これは…。

これは どなた?
笹野ですよ。

これ 東京ヴォードヴィルショーの
ほら 最初の…。

ああー。 出てた? あれに。
何言ってんのよ。

忘れてるのか? あなた。
これ 笹野さん?

そう。
へえー。

なんか
ひねた芝居してるよな。

で これは? B作さん?
俺ですね。 笹野も一緒ですね。

これ 音楽は あれだよな?
龍一だっけ?

坂本龍一君が…。
あっ そうなの。

東京藝大の まだ学生だった頃に。
すごいわね。

作ってくれたんですよ。
これ 音楽 坂本龍一って

書いといた方がいいわよ
どこかに。

一番 価値ありますよね。
ねえ。 そうそう。

また 笹野
変な顔してるね。

珍しいね。
えもっちゃんが

あんな ふざけてるの
珍しいんだよ。

あれ えもっちゃんか。
一番左側 柄本さん?

毛がありましたね。
ありましたね。

フフフフ…。

でも なんか わかんないけど
楽しそうね 写真 見てるとね。

そう。
いや 貧乏だったからね

楽しくやるしかなかったんですよ。
ねえ。 そうよね。

貧乏には決まってますよね。

金はないね。
金はなかったね。

フフフ。
安い所しか行かないもんね。

本当 安い所…。
よく酒 飲めたね あの頃ね。

どんな所 行ってたの?
お酒 飲む時に。

やっぱり 新宿ですね。

あっ 新宿。
新宿ゴールデン街とか あと…。

西口のな きくや。
西口の…。

ションベン横丁っていう所…。
ションベン横丁。

そこ行くと なんか

そういう人たちがいるみたいな
時代でしたね。

そうだね。
そうそう。 不思議だけど

みんなお金ないのに… 貧乏なのに
毎晩 飲んでるんですよ。

その飲んでるお金は
一体 どうなってたのか

僕 いまだにわからない。
そういう時ありますよね。

なんとかなってた…。
なんとか…。

なんとかやってた。
誰か持ってるヤツが払ってたね。

そう。
柄本さんは

笹野さんと
飲んだ事はないんです?

この人ね 最初 飲めなかったの。
飲めないんですよ。

飲めなかったけど…
酒場に行ったりなんかはしたけど

本当 飲めなかったよね?
本当 飲めなかった。

今は飲める?
今も飲めない。

2人は飲むの?
飲みます。 よく飲みましたね。

だって 初対面の時に
泊まったんですから。

誰? 誰?
俺。

あっ そう?
B作さんの家に?

そうなんですよ。
アパート… 中野だよね?

ああー。
中野の…。 それでね

こうやって 行ったんですよ。
そしたら 前の…

前の奥さん。 前の…。

何が 「前の奥さん」だよ。
前の奥さんがね

もう 寝てるんですよ。
で 前の奥さん

精神科医なんだよね?
寝てるの?

それで B作が
こうやってビール出して

ちょっと こうやって あれしたら

その奥さんが こうやって
いきなり

ガバッて起き出してきて
「私も飲むわ」って言って…。

ハハハハ…。 相当おかしいね。
すごかったね うちの母ちゃんね。

でも すごいすてきな…。
頭 いいね。

頭はね まあ お医者さんだからね。
奥さん。

まあ 今の奥さんもいいけど。
前のかみさんですけどね。

あっ 前の奥さんが…。
前の奥さん。

前の奥さんの頭いいの褒めても…。

でも 恋愛相談とかも
したりしたんだって?

そういう時に。

ああー。
2人は したでしょ?

えもっちゃんがね。
柄本さんがしたの?

したかな?
えもっちゃんが結婚…。

まあ ねえ。
先日 お亡くなりになっちゃった

かみさん 角替和枝さんね。
角替さんと。

…と「結婚したい」って。

「B作 どう思う?」って
言うから

「おい あの子だけは
やめろ」って。

どうして?

「あんな気の強い女は
いないぞ」

「苦労するぞ」って
言った…。

でもね 全然
俺に意見 聞いた割には

そのまま結婚しちゃったんだよね
反対したのに。

でもね あとで考えたら
いいかみさんだね。

そりゃそうですよね。
女優としてもいいし。

いや 本当 気 強かったよな?
強いよ。

強かったよな?
強いよ。

いや あんたのとこだって 別に…。
いや 強かったね。

でも 柄本さんと笹野さんは

最初は裏方を
やってらしたんですって?

私はね 裏方で…。
裏方? 柄本さんも?

僕も 金子信雄さんの

マールイっていう劇団に
あれしてたんですけども

とにかく やっぱり
働かなくちゃいけないから

アルバイトで大道具やってました。
ええー。

NHKで大道具やってました。

NHKでも?
ええ。 NHKで。

すごいね。 NHKで。

NHKの大道具が
また いいアルバイトで。

ええー。
24時間 仕事があるんですよ。

ええー。
要するに

番組やってる この昼間の時間。

それと 夜になると 建てかえ…。
そうそうそう。 あしたの分ね。

だから 24時間 仕事があって
番組が多いから

いいバイトだったんですよ。
そうですか。 ええー。

そこで 自由劇場の芝居の裏方で
ちょこっと手伝いに行ったら

なんか 串田さんっていう方に
声かけられて。

そこで あなたたちの芝居 見たの。
「変な裏方がいる

変な裏方がいる」って 串田さんが
おっしゃってたんですよ。

そしたら
それが えもっちゃんでね。

あっ そうだったの。
若いのに眉毛 両方 剃ってね

眉毛 なかったんですよ。
なんか 芸術家気取りでね。

変なヤツだなと思ったのが
えもっちゃんだったね。

「変なヤツがいる
変なヤツがいる」って言って

吉田日出子にしゃべったらば

吉田が 「どれどれ?」って言って
フッと見て 「面白い」

「ねえ 笹野 一緒に芝居やろうって
誘いなよ」って言って。

「俺は言えないよ」って言ったら
「じゃあ 私 言う」って言って

夜 電話したんだよね?
それ えもっちゃんだよな。

で やっぱり その当時

吉田日出子さんっていったら
もう

アングラ界の女王っていうか

小劇場界のマドンナでしたから
うれしかったですね。

あっ それ 呼ばれて?
だから それで すぐに行ったら…。

行きましたけど。
そうですか。

B作さんは
入団試験に落ちてたんだけど…。

ハハ。 なんで知ってるんですか?
そんな事。

そうだって?
そうなんですよ。

もう 大学も辞めてね
俳優になろうと思って

自由劇場に行きたいと思ったら
2次で落ちたのかな。

ほんで 他も全部 落ちちゃって
大学に戻れないから…。

で もう 調べたら 自由劇場に
高校の先輩の方が創立メンバーで

佐藤博さんっていう方が
いらっしゃって。

その人を訪ねていって
もう なんでもやりますから

入れてくださいって
入れて頂いて。

だから 半年間 「じゃあ 裏方から
始めなさい」って言われて

最初 裏方でしたね。
みんながフッと気が付いた時は

一緒に踊ってたとかって…。
違いますよ。

研究生の年度終わりの研究発表で
主役をやったんですよ。

本当に?
それが すごいですよね。

うん。 すごい。
半年間で主役ですよ。

すごいよね。
試験に落ちてるくせに

主役やってたんですよ。
そうね。

柄本さんは笹野さんの事を
どう思ってらしたの?

嫌いでしたね。
ハハハハ…。

いや 好きなヤツいなかったよ
あの時な。

そう。
みんなに嫌われたの?

そう。 当時から仲悪かったですよ。
そうなんですよ。

だから…
でも よく組まされたんだよね。

そう。
あっ 芝居で?

うん。
コンビを組まされて 同じ…。

それで その頃
自由劇場って

即興でね
なんか こうやって

演出家の人に
テーマ言われて…

なんか言われて
それで そんなんで

なんか ちょっと
作れとかって言われて

毎日毎日
そんな稽古だったんですよ。

ええー。
それで 仲悪いから

相談しないんですよ。
フフフフ…。

いきなりやるの?
それがね 結構ね…。

自分がやってて
言うのもなんですけど

面白かったんですよ。
へえー。

笹やんも面白かったと思う。
うん。 ウケたんですよ。

ウケたの?
だから 毎回…

毎日 本番なんですよね。

それで なんか
稽古中 ずっと面白くて

それで 本番中も面白くて。

その時に
自分の勝手な あれですけど…。

でも 柄本さんとこは お子さんも
みんな俳優になってて。

皆さん 全部が俳優なんですって?
大体が。

うちは
長女 長男 末っ子なんですけど

長女も やっぱり 映画関係の…。
ええ。 そうそう。

制作部です。
すごい。

あっ もう これ 有名だもんね
佑さんと…。

左側が佑さんで 右側が時生さん。

もう ご活躍ですよね。
いえいえいえ…。

それから これはね

佐藤B作さんは 銀平さんっていう
息子さんと一緒にね

『徹子の部屋』に
いらっしゃった日の…。

ええ。 お世話になりました。
銀平。

銀平さん
どうしてらっしゃいますか?

元気に俳優…。
親子演劇ユニットを…。

親子… 東京No.1親子というね
ユニット名 付けて

偉そうにやってるんですけどね
大変ですね。 はい。

B作さんの奥様は
舞台の感想なんか おっしゃる?

今は あめくみちこという女優が
かみさんなんですけど。

あめくみちこさんが…
そうそう そうそうそう。

ええ。 なんですけどね。

これ 一緒に来てくださった時ね。
いやー きついですね この人も。

なんか 色々 駄目出し出る?
いや きつい事おっしゃいますよ。

許してくれませんよ
並みの芝居じゃ。

そう? なんだって?
どんなふうに?

いやね まあ
あんまり褒める事はないですね。

「あそこは駄目だ
ここが駄目だ」とかね

なんか駄目な事の方が…。
どう駄目だって言うの?

いや なんですかね。 うーん…。

なんていうか 「あなたの読みが
浅いんじゃない?」とかいう…。

ハハハハ…。 きついね。
「本の読み方が浅いんじゃない?」

「人間的に浅いんじゃない?」
みたいな事 言われますね。

ほうー。
そう。 笹野さんは

ご夫婦で 『徹子の部屋』
来てくださいましたよね。

ありがとうございました。
そう。 こんな感じよ。

可愛い奥様と一緒に…。
いやー 可愛いね。

絹代さん。
随分若いんだよね?

そうそう。 17… 17違う。
17。

それでね 息子が4人いるのよね

あなたの家 ねえ。

すごい人数なの。 だから 大人数。

劇団の若い子と一緒になった

っていう話を聞いたと思ったら

なんだか いつの間にか
こんなになっちゃって。

すいません。
驚きましたね。

男4人ですからね。

こちらは…
柄本さんのところのご家庭は…

家系は
うらやましゅうございますな。

最強でございますからね。
何が?

奥田瑛二さん。
佑が… 柄本佑が

奥田瑛二さんの娘さんと…
安藤サクラと…。

サクラさんとね。
ええ。 嫁に…。

だから あそこと親戚になったのね
おたくはね。

親戚ですよ。 すごいですよ。
いっぱい…。

いっぱいだね そうするとね
親戚も。

フフフフ…。 なんかね。

柄本さんと笹野さんは
渥美清さんと仲が良かった?

そうなんですよ
ありがたい事に。

なんか 『男はつらいよ』で
一緒になったんですよ。

3人一緒になって。
それで なんだか

渥美さんも お芝居見るの
お好きですから

だから なんか それから
ちょっと 会うようになって。

まあ… ねっ。
年にね 何回かでしたけど。

僕がやってると
お二人で見にきてくれたり。

笹やんが… なんか
帝劇のミュージカルやってたね?

『ミス・サイゴン』
見にきてくれたんだね。

『ミス・サイゴン』の主役で。
そんな最近まで。

で その時に なんか 2人で…。

その時 僕 初めて
渥美さんと地下鉄乗りました。

ええー。
どうして そんな事になったの?

いや なんだか知らないけど
それが一番早いっていうんで…。

まあ 渥美さんね
そういうの平気だからね。

ええ。
へえー。 で 渥美さんに

オススメの芝居を教えてくれって
言われたんだって?

そうそう。
なんか 「2人 友達だったら

今度 なんか 面白いのあったら
教えてよ」

「一緒に行こう」って言って
誘ってくださったんですよ。

それで こんなお芝居あります…。
よく見てましたからね。

大概のもの見てましたからね。
そうなんですよ。

なんか 3人で一度
ジャン=ポール・ベルモンドが

日本に来日して。 それで
『シラノ・ド・ベルジュラック』

あれ 3人で見に行ったんですよ。

そしたら 渥美さんが
こうやって…。

1幕 短いんですよね ものすごく。

なんか ガチャガチャ
ガチャガチャ 乱闘のシーンで。

それで すぐ… 1幕が短くて
すぐ幕になったんですよね。

そしたら 渥美さん
立ち上がったんですよ。

それで 立ち上がって
どんどん歩いていくから

僕ら 金魚のフンみたいなもんで

渥美さんのあとを
こうやって歩いていったら

どんどん入り口というか
出口に近づいていくんですよ。

で そのまま出ちゃったんですよ。
フフフ…。 出ちゃった。

それで しばらくしたら
渥美さんが

「フランス語って
わかんないもんね」なんて

言ってるんです。
ハハハハ…。

字幕出てるから
わかんないわけじゃないんだけど。

でね 俺たちもね
「そう… そうだよね」

「フランス語 わからないもんね」
とかって言って…。

それで ご飯食べて
ああだこうだって言ってね。

そう。
そんな事ありました。

でも 渥美さん
誰かの芝居 見に行って

「よかったよ」って言ったんだけど
何? それ。

僕です。 僕です。 僕です。

僕の… なんか
一人芝居 見にきてくれて。

それで こうやって
終わってからね

「柄本さん よかったよ」とかって
言ってくれたんですよ。

それで…
その日 実家に帰ったんですよ。

そしたら 妹が来てたんです。
それで 渥美さんに

そんな事を言われたの
うれしいから

「渥美さんに褒められてね」
なんていう話をしたら

妹が 「へえー。
渥美さん 褒めてたの? へえー」。

「私さ 渥美さんのさ
後ろで見てたんだけどさ

ずっと寝てたよ」なんて…。

(一同 笑い)

おかしいね。
いい話ですよね。

いい話。 それ すごくいい話。

B作さんは 渥美さんとは共演…。
いや…。

うちのね
石井愃一っていう劇団員が

若い時 渥美さんの付き人
やってたらしくて。

本当に?
その関係で 毎回 うちの芝居…

ヴォードヴィルショーの芝居は
見にきて頂いてまして。

もう なんかね
見にいらっしゃると

目立つんですよ。 客席が一つ…
頭一つ 飛び出てますからね。

ほんで 結構 「楽しかった」とか
言ってくださったんですけど

本当かどうか わかんないですね。
ハハハハ…。

ずっと寝てたり…。
でも なんか 一度

演出をやらせてくれって
言われた事あって 劇団の。

本当?
ウソ?

本当なんですよ。 うわー すごい事
言われちゃったなと思って。

いや どうしようと
思ってたんですけど。

まあ 今 思うと
俺 気 小さいですからね

そんな偉い俳優さんが来たら
稽古場 どうしていいか

わかんなくなっちゃうんじゃ
ないかと思って

「お願いします」とは
言えなかったんですけども。

でも それは どういうわけだか
やりたかったのかね?

あなた 24歳の時に もう
劇団 作ってらしたんでしょ?

劇団 24で作ったんですね。
で そのあと 欽ちゃんの…。

そうそう。 欽ちゃんの…。
『週刊曜日』っていうやつに…。

そうそう。 あれで
有名におなりになったのね

テレビでね。
はい そうですね。

いやー すごかったですね。
あのテレビ出て 本当…。

なんていうんですかね?
生活 一変しましたもんね。

なんか 貧しい生活から
ちょっと裕福な生活に…。

いや すごいなと思って。
テレビというのは すごいなと…。

やっぱり
出演料もよかったですか?

よかったですね。
で ああいうの出て…

なんですかね。
全国的に知られると

他のドラマの話なんかも
来るようになって

どんどん どんどん
広がっていく感じが

しましたけどね。

お二人は B作さんの活躍は
どう見てらしたの?

うらやましかったですね。
その話が…

欽ちゃんのに
出るんだっていう前の時に

会ったんですよ。
直前に会ったんですよ。

「俺 決まったんだ」って聞いた時

「うらやましい。
よかったね お前」って。

来年… 「1年経ったら

お前 もうスターじゃん」なんか
言ったんだけど

本当に そうなっちゃって。
そう?

全然覚えてねえな。
新宿で ほら

トランペットを返す時に
会ったじゃん。

柄本さんは どうだったの?
それは。

この方が出るって わかった時。
まあ 同じような… あれですね。

もちろん よかったなとかってね…
あるし。

それと こっちもね…
みたいな…。 うーん…。

気持ちでしたかね。
フフフフ…。

だから 笹やんなんかも…
渥美さんの『キネマ』?

うん。
『キネマの天地』ですか。

『キネマの天地』で
笹やんが ものすごく…

ワンポイントだったけど
すごい重要な役で いい役で。

笹やんの芝居が また よくて。

いやー ちょっと
泣けてきましたね うれしくて。

あっ そう。
うれしかったです。

そういうのは うれしいですよね。
両側の2人は

この柄本さんの活躍は
どう見てらしたの?

あのね ずっと 柄本さんのあとを
追っかけてる気持ちですから。

「柄本さん」なんて やめてよ。
柄本さん。

柄本さんの芝居を
ずっと追っかけてますね。

ライバルとは言わない…
なんか こう

手本になってるようなところが
ずっとあって。

本当に?
ええ。

自分にはないものを
ずっと持ってる感じ…。

それはB作さんも そうですけど。
B作さんは どうですか?

いやいや もう なんていうか…。

我ら世代の いつも
トップを走ってる感じでしたね。

なんか まず つかさんの芝居に
出るって決まった時も…。

あっ つかさんのに出たの?
つかさんのね

いい役で出るっていう話も
聞いた時も…。

『蒲田』。 『蒲田行進曲』。
『蒲田行進曲』か。

あと コマーシャルも
一番先だったんじゃないかな?

ああ そうね。
キンチョールかなんかのな。

ハハハ…。
ハハ…。 そう。

そういう時 なんでも
うらやましいと思っちゃうね。

そうですよ。
お金が入ってくるっていう事がね。

紫綬褒章も取ってますからね。

あっ そうなの? すごいね。
すごいんですよ。

そういう時は どうなんですか?
笹野さん。

お祝いしますよ よかったねって。

第一報 聞いた時
すごいうれしかった。

なんか こんな小劇場出身のヤツが
とうとう紫綬褒章…。

勲章までもらったと思って
うれしくて。

人の事でも うれしい?
うれしかったですね。

まあ 次は自分かなと思ってるけど
来ないね。

(一同 笑い)

来ないね。
笹野さんは34歳の時に

もう 退団なすったんですって?
舞台を。

そう。 この2人が
先に自分の劇団 作るんで

どんどん辞めちゃったんですけど。
僕は自由劇場っていう所…

23から俳優を始めて
とにかく10年間ぐらい…

10年間は修業だと思って
やろうと思って。

それが
ちょうど34だったんですけど。

辞めたんですけどね
ポンッと1人で。

僕は でも この2人みたいに

劇団 作って やるような力量
持ってないから

どうしようかなと思って。

とても
この2人みたいな個性もないし

どうやって 飯 食って
いけるんだろうと思って

とても不安でしたけどね。
B作さんは

役者としての笹野さんを
尊敬してらっしゃるんですって?

僕の事 尊敬してるの?
うまいヤツだけど

性格がよくないからね。
ハハハハ…。

本当に。 性格はね…。
ハハ…。

なんで あんな嫌われるような事を
言うんだろうね お前はね。

そうなんだよ。
なんだか ひねくれてるんだよね。

そう。 これ 長く付き合うと
それが面白くなるんだよね。

ハハハハ…。
そんな付き合えられるかよ お前。

ハハハハ…。 そう。
50年ぐらい付き合うと

味が出てくるんだ。
まあ そうだな。

でも 出会って
ちょうど50年だそうですけども

現在の仲は どうなの?
今はね…。

どうなんですか?
仲悪いとは言わないけど…。

僕はネタにしてますけどね。
あっ そう。

仲が悪いっていう事は
ネタにしてますけどね。

でも まあ 陰で
連絡 取り合ってますからね。

そうなの? フフフフ…。
じゃあね…。

B作さんは どうなの?
いや もう えもっちゃんとは

たまに
電話で話したりするんですけど

笹野は
電話したいと思わないよな。

ハハハハ…。
つらいね。

大体 俺たちが
自由劇場 辞めてから

モテたんだよな?

ハハハハ…。

俺たちがいた頃は
モテないんですよ。

モテなかった。
俺たちがモテましたからね。

B作はね モテたんですよ。
なんか 芝居に色気があってね

女の子は 見た事もないような
芝居なもんだから

すぐに「キャー B作」なんか
言っちゃって。

モテてましたね あの人は。
柄本さんは?

いや モテた。 モテたし…。

だから 陰で
そういう事してたんだよ。

モテたし 恋多き男ですよ。
そう。

そうなの?
すぐほれるだもん 本当に。

こんな感じしてね。
これっぽっちも

思わなかったんだけどな。
すぐ… しょっちゅう

ほれてたよ 色んな人に もう。

だってさ
なんか 道具 作りながらさ

ブッ! なんか
屁こいたりなんかする…。

なんだよ お前。 お前は下品だよ。
だから 嫌われるんだよ お前は。

お前は…。
今の小芝居 見た?

見た。 こいつは本当…。
こうやって トントン

ブッ! って…。
小芝居の笹野だからね。

ハハハハ…。
本当に。

面白いと思ってるの
本人だけだから。

そう。 お前は器用貧乏だとかさ
そういう事…。

それがね
でも 俺 糧になったんだよ。

器用貧乏を
じゃあ 逆に取ろうと思って…。

ハハハハ…。
やったんだ。

でも これまでは 3人の舞台
っていうのは なかったんだけど

今度 初めて
舞台で共演なさるんですって?

そうなんですよ。
『本日も休診』っていう。

そうなんですよね。
もう弱っちゃう。

明治座で。
明治座ですもん。

すごいですよね。
柄本さんがね

声かけてくれたんです
「出ないか?」って言って。

同窓会みたいなもんだね。
同窓会ですね。 そうですね。

大体 明治座でやるっていったらね
俺たちに声かけちゃ大変ですよ。

そんなに お客さん呼べる俳優じゃ
ないんだから ねっ。

だけど… だけどだよ
俺たちに声かける辺りが

このえもっちゃんのね
ちょっと…。

いいとこ?
屈折したとこなんですよね。

屈折したとこ? フフフフ…。
屈折したとこなんですよ。

屈折してるの?
大穴狙いみたいなね。

そのまま来なかったら
どうするんだよ? ハハハハ…。

でも 笹野さん的には 3人は

水と油とケチャップ
っていう関係…

どういう…。
そうなんですよ。

僕のイメージでは
そうなんですよ。

この人 油ですから。
あの人はケチャップで

僕は水ですから。
なんか 自分だけ調子いいね。

当たり前だよ。 そういうもんだよ。

もうね とっても
混じり合う事がないんですけど。

だから 今度の芝居 とっても
僕 楽しみにしてるんです。

なるほどね。

今度 うまくいけばね

今度 これ また組になって
やれるじゃない。

ありがとうございます。
ねえ。 いい考え。 フフ…。

どうも ありがとうございました。
ありがとうございました。

『徹子の部屋』は

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