出典:EPGの番組情報
関ジャム 完全燃SHOW 売れっ子音楽Pが選ぶ年間ベスト10曲!過去の1位を放出[字]
売れっ子音楽Pが人気アーティストのブレイク前楽曲や「天才!」とうなった名曲をベスト10で発表する2016年から始まった人気企画!今回は過去5年間の1位を大放出!
◇番組内容
毎年好評の人気企画「売れっ子音楽プロデューサーが選ぶ年間マイベスト10曲」今回は過去5年間の1位を大放出!恋愛ソングの女王の名曲や人気アーティストのブレイク前の楽曲、選者が思わず「天才!」とうなった名曲など、プロの解説とともに凄いポイントを紹介します!さらに、来年1月放送の2021年版プロが選ぶ年間マイベスト10の新しい選者を一足先に発表します!
◇番組内容2
2022年の初回放送は1月9日(日)よる11時30分から!
◇出演者
関ジャニ∞
支配人:古田新太
アーティストゲスト:いしわたり淳治、蔦谷好位置、tofubeats、mabanua、川谷絵音
◇おしらせ
☆見逃し配信はTELASAとTVerで「関ジャム」で検索!!☆番組Twitter
https://twitter.com/kanjam_tvasahi☆番組ホームページ
https://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/ジャンル :
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – 音楽バラエティ
バラエティ – その他
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キーワード出現数ベスト20
- 蔦谷
- 村上
- キーボード
- 大倉
- 高橋
- 本当
- アーティスト
- 丸山
- 山崎
- サビ
- メロディー
- 言葉
- 普通
- プロ
- 安田
- 一同
- 関ジャム
- カウベル
- コード
- 意味
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
今夜の『関ジャム』は 毎年恒例
プロが本気で選んだ
年間マイベスト10。
そして
あの藤井風のアレンジを手がける
Yaffleが初参戦。
♬~
今夜の『関ジャム』は…。
(拍手)
(横山)こんばんは。
さあ 今年最後の
『関ジャム』となりますけれども。
今夜はですね
来年一発目の放送が
恒例の プロが選ぶ
年間マイベスト10なんですが
今日は 過去5年間の
プロの皆さんが選んだ1位を
ご紹介したいと
思います。
でも まあ 皆さん いつもね
選んでくださった曲は
軒並みヒットされますし
アーティストの方は
漏れなく とてつもない
ブレークされますから。
とりあえず
この番組 チェックしておいたら
来年当たるヤツらがわかる…。
(村上)絶対 出ますからね。
予言の書みたいな回…。
(村上)いやいや ホンマに。
1位に選ばれた曲を
今 振り返ると
プロならではの
すごいポイントが満載。
という事で…。
まずは 2016年から。
こちらの3人が選んだ
年間マイベスト10。
いしわたりが選んだ
ランキングでは…。
♬~「“I’m a perfect human.”」
♬~「na, ka, ta, nakata」
『紅白』に出場した
RADIO FISHの
『PERFECT HUMAN』や…。
♬~「Stay tune in
東京 Friday night」
CM起用でも話題となった
Suchmosの
『STAY TUNE』が入る中
1位に選んだのが…。
恋愛ソングの女王の あの曲。
(古田)「西野カナちゃん」
(丸山)「ああー!」
(古田)「ここにきて」
(大倉)「カナちゃんや」
いしわたりは この曲を…。
(高橋)「そうなんや」
僕 日頃 思ってる事が1つあって
流行語っていうのが
歌から生まれなくなってる
っていう事を気にしていて。
ある時から ミュージシャンは…。
(いしわたり)表現するところが
ゴールになっていて…。
そこまで考えが及んでいない曲が
増えたなって思ってるんですね。
で 西野カナの特別なところは
その視点が絶対的にある事で。
常に 誰かの暮らしのBGMに
どうやったらなるかっていう事を
考えて…。
そこまで
考えておられるんですか。
「ドンマイ ドンマイ」とか
「これも運命」とか
「がんばれ私!」
「がんばれ今日も」とか
「“行ってきます”」
「“行ってらっしゃい”」
「いい感じ!」とか。
スタンプに
なりそうな言葉が
いっぱい
フックとしてあって。
だから 一日の
その人の生活の中で
この曲が
頭で流れるチャンスって
意外と多いと思うんですよ。
だから この曲は 世の中で
とても機能する曲だなって
思ったんですよね。
(高橋)「ヤバいもう 8時」とか。
続いての選者は
tofubeats。
tofubeatsといえば
YUKIをはじめ
多数のリミックスを手がける
売れっ子だが
そんな彼のランキングは…。
♬~「私の心の中にあなたがいる」
当時 活動休止から復帰した
宇多田ヒカルの楽曲や…。
♬~「moon」
♬~「Girls, what y’all trying
to do?」
日本でもヒットしていた
ブルーノ・マーズを選出。
そんな中 1位には
2016年 全世界でバズった
あの曲を。
♬~「I have a pen
I have an apple」
♬~「Apple pen!」
♬~「I have a pen」
♬~「Pineapple pen!」
まず この曲を
初めて聴いた時に…
すでに もう その「ポン」って音が
カウベルの音なんですけども
それで もう DJとか
クラブミュージック作ってる人も
みんな ハッ! って
なったと思うんですよ。
ここの音色 使うんかいと。
(tofubeats)そうなんですよ。
この音を ブレークした曲で
使ってくれて ありがとう
という気持ちが
湧き上がってくるような。
へえー! それぐらい?
もう 親戚や。
本当に ヒップホップで
よく使われてる音でして。
ちょっと聴いていただきたいと
思うんですけど。
♬~
これ 『PPAP』のオケっぽい…。
ここのカウベルの部分だけ聴くと
この部分なんですね。
全然
鉄の音してないじゃないですか。
でも これ カウベルの音
っていって入ってまして。
TR-808っていう機械は
30万円ぐらいするんですよ
もう 昔のものなんで。
1980年に発売された この楽器が
もう 30年ぐらい経った今でも
いまだに DJのみんなは
これを よく使ってるんですよ。
(高橋)へえー!
(丸山)愛着あるんだ。
時を越えて愛されてるカウベル…。
(高橋)へえー!
こんなに カウベルについて
語ってる人 珍しい…。
でも このドラムマシンの音を
使ってるのは
結構 悪いヒップホップとか
あと 粗野なテクノとかで
使われる事が多い音で。
この音を聴いた時に
ピコ太郎っていうのは
やっぱ ヤバイヤツなんやな
っていうのは
DJのみんなは
感じたはずなんですよ。
(一同 笑い)
全然こないですね。
(高橋)そうなん?
そうじゃないんですよ。
このカウベルを選んで用意してる
その素晴らしさっていうのが
この『PPAP』にはある。
(丸山)圧倒的や。
(大倉)わからへん。
そして この年の蔦谷は…。
♬~「アイムアルーザー
どうせだったら」
♬~「遠吠えだっていいだろう」
まだブレーク前の
米津玄師 『LOSER』や…。
♬~「手を挙げて」
Mrs. GREEN APPLEを選曲する中で
1位に選んだのは
あの大ヒット映画の主題歌。
(村上)「これ みんな言うなあ
アーティストの方」
(安田)「すごいんやな」
ボーカルの野田洋次郎が
映画『君の名は。』のために
書き下ろした一曲。
僕 今まで 何回か
出させてもらった時に
いろんな話をした中で…。
へえー!
(蔦谷)まず…。
(蔦谷)演奏がない。
♬~(キーボード)
こういう
メロディーなんですよ。
これ なんか ちょっと
哀愁がありますよね。
これって… 日本のヨナ抜き音階
っていうのがあって。
♬~『赤とんぼ』
(蔦谷)こういうのに
すごく近いから
このメロディーだけで
景色が浮かぶんですよ。
(高橋)なるほど。
ヨナ抜き音階とは
基調となる音から
4つ目の音と7つ目の音がない
日本らしい旋律。
それは 『なんでもないや』にも
使われているそうだが
更に もっと深いテクニックが。
(蔦谷)一瞬 この…。
♬~(キーボード)
(蔦谷)この7が…
7が出てきて…。
ここが7番目の音なんで
7度なんですけど。
これ 一瞬だけ
出てくるんですよ。
8小節のアカペラでも飽きさせない
ヨナ抜き音階の中で 一瞬 出てくる
違う音に注目。
♬~
この日本らしい
音色の中に
一瞬
違う音を入れて
引っ掛かりを
作っているのだ。
世界中で トラディショナルな
ヨナ抜き音階っていうのは
5音しか使わないっていうのが
あるんですけど
それで A Bメロは ずっと…
意外と普通にいくんですよ。
でも まず最初に
普通なんだけど
アカペラで
ビックリさせておいて
で サビいきますよね。 サビ。
♬~「僕らタイムフライヤー
時をこえていくクライマー」
…という ここで また韻を踏んで
リズムを作ってますよね。
メロディーは…。
♬~(キーボード)
(蔦谷)…を結構 繰り返して
繰り返しているメロディーで
普通に…。
♬~「ラララ ラララーラ
ラララ ラララ」
♬~「はぐれっこは
もういやなんだ」
っていう…。
(一同 笑い)
「もういやなんだ」の部分
さっきの。 普通だったら
「もういやなんだ」って
いくんですよ。
これでも十分素敵ですね。
だけど 洋次郎君は
「もういやなんだ」って
いくんですよ。
なぜ思い付かないかっていうと
この… このコードは…。
(蔦谷)このスケールの中に
ない音なんですけど
これを いきなり ぶち込んできて。
しかも その時に 一番高いとこに
「もういやなんだ」って
ここまで いってるんですね 声が。
一番 高揚感のあるとこで
違和感のものを
ぶっ込んでくる感じとか
この…。
はあー!
ラブストーリーとしても
いろんな側面で
すごく よくできた
映画だと思うんですけど
『君の名は。』は。
今まで普通に進んできたものを…
入れ替わる話だったりしますよね。
それって
あり得ない事じゃないですか。
それと すごく
リンクしてるなと思って。
音でもリンクさせてるんですか。
…って ずっと伝えました。
(高橋)伝えた?
続いては…。
選者を務めたのは
この2人だが…。
この年は…。
♬~「君はロックなんか聴かないと
思いながら」
♬~「少しでも僕に近づいて…」
あいみょんや…。
♬~「tell me tell me
tell me baby」
♬~「交換してmyself」
ヒゲダンの曲を
それぞれ選出したが
いしわたりの1位は
あのアカデミー俳優のラブソング。
♬~「息をすう 息をはく」
♬~「ただそれだけのことで」
いしわたりは この曲について
こうコメント。
♬~「空のむこう
太陽は…」
(高橋)「ああ…」
(大倉)「裕次郎とか…」
昔は 例えば…。
(いしわたり)はい。
皆さんが 俳優ならではの
要は 役を与えられて歌う
っていう事ができる人たちが
たくさん いらっしゃったと
思うんですけど。
なんか 今って
(大倉)確かに。
(いしわたり)俳優で ここまで
力があって
歌も すごくいい歌を歌える
っていう人が
こうやって出てきてくれると
いろんな音楽が生まれていく
可能性があるなと思って
こういう人が 今 若い世代から
出てきたっていう事が
一番の衝撃というか
いい事だなと思ったんですよね。
そして 蔦谷の1位は
2016年も選んだ あのアーティスト。
♬~
この曲について 蔦谷は…。
デジタルクワイアっていうのは
本当 ここ何年かで
すごく はやった…
フランシス・アンド・ザ・ライツっていう人が
はやらせたんですけど。
こうやって…。
♬~(キーボード)
これを 「ああー」っていうと
この音が鳴るんですよ。
ああー…。
♬~(ボコーダー)
このように ボコーダーと呼ばれる
楽器を使って
マイクで拾った声を
音色に使用しているという。
その部分が…
こちら。
♬~
イントロを全部 その音でやって
そのうえで 普通に歌うと。
でも 曲調は スローな…
実は サビに入ったら
生バンドの音で
今 流行してるものと
彼が本当に尊敬している
バンプだったり
RADWIMPSだったりとか
そういったサウンドを
見事に融合させながら
自分のフィルターを通した
使い方をしているっていうのが
なんか 独特な彼らしさを
生んでるなと思って。
今や国民的アーティストとなった
米津玄師の才能を
いち早く評価していたのだ。
さあ 大倉君
印象的なものございますか?
まだ カナちゃんが
結婚してないんやな。
(丸山)ハハハハ…!
(村上)そうやんな。
…って思うと
食い込んできてる曲とか
ちょっと懐かしい感じがしますね。
(村上)ホンマやな
そういう意味では。
ピコ太郎さんも この時なんやね。
(村上)ホンマやね。
(横山)めっちゃ前な気せえへん?
する する。
(横山)ですよね。
音楽的側面で見たの
『関ジャム』だけやったもんね。
(村上)ヤス君 いかがですか?
(安田)2016年
『なんでもないや』
RADWIMPSさんね。
この時…
この名曲 選ばれてますけど
うちの村上信五の中でも名曲で
ガンガン
カラオケで歌ってました。
当時ね。
(安田)忘れもしないです だから。
(村上)『前前前世』は
歌った事ないですけど
『なんでもないや』は
俺 多分 もう…。
RADWIMPSより歌っとる…。
(村上)歌ってますよ 俺の方が。
ひと晩で 大体 人は
1回しか歌わないんですけど…。
(大倉)それは あるやん。
2021年の
プロが選ぶマイベスト10は?
とにかく 得体が知れない感じが
するんですよ 僕からすると。
ええー…。
(蔦谷)僕は…。
続いては…。
この年から選者に加わったのが
mabanua。
かぶりました また。
(大倉)えっ!
…と スタジオにも
衝撃が走った
2018年のランキング。
蔦谷の2位とかぶった
mabanuaの1位は
業界注目の女性シンガー。
♬~「誰かと
比べられているのかな。」
これは
ジャンルでいうたら
どうなるんですか?
なんか ないジャンルというか
どこに分類したらいいんだろうと。
ロックなのか…
でも 技術的にはね
すごい大変な事を
やってるんですよね。
だから
ジャズっぽいともいえるし…。
(村上)なかなか
今は定義できないような…。
(村上)ニュージャンルかも
わからない?
でも 中村さんは
もう 界隈では もうね
もう 盛り上がってます。
(大倉)へえー! 早いな。
もう いつ 世に出ていくんだろう
っていうような。
音楽好きは
もう みんな言ってますね。
この言葉から3年後…。
♬~「世界踊り尽くせ」
♬~「ララライ ララライ
誰も知らない」
♬~「名も無い今を駆けてゆくの」
中村佳穂は
今年公開された大ヒット映画の
声優とメインテーマにも起用され
話題を呼んだ。
そして この年の
蔦谷のランキングは…。
♬~「溢れ出した涙のように」
♬~「一時の煌めく命ならば」
まだインディーズだった
King Gnuを選出したが…。
1位は『関ジャム』でもおなじみ
あのアーティスト。
(村上)「大知君」
♬~「生まれてきた理由が
その先に」
(丸山)「格好いい」
(高橋)「うわっ…!」
♬~
この単独公演って
MC 全くなしで
歌詞は 全部日本語。
で 彼が1人だけで
踊って歌うっていうだけで
お客さんも ずっと座って…
拍手もできない公演だったんです。
本当 芸術みたいな
感じなんですけど。
その時に 自分で作れる人なのに
全曲 Nao’ymtが作詞。
へえ!
(蔦谷)日本における
R&Bシーンを支えてきた
名作曲家
プロデューサーなんですけども。
この三浦大知君との
信頼関係っていうのが
すごいなと思って。
(村上)任せられる…
預けられる この人だったらという
Naoさんだったら。
サウンド面は サビっぽいところを
歌ったあとに
最後に 尺八みたいな音が
入ってましたよね。
あそこは いわゆる ドロップって
呼ばれたりするんですよ。
EDMとかだと
そこがシンセで上がって
一番盛り上がるところなんです
フェスとかで。
でも そこで一番 音を抜いて
尺八のみ みたいな。
…と ピアノのみ みたいな。
入ってくる楽器も 和楽器の
ちょっと太鼓っぽいものとか
拍子木とかが入ってくる辺りとか
もう 全てがすごいなっていう…。
(高橋)へえー!
続いて 2018年
いしわたりの1位は
独自の世界観の歌詞が
常に話題を生む
あの3ピースバンド。
(古田)「後輩や」
いしわたりが注目したのは
超キャッチーなサビの歌詞。
♬~
(丸山)「なるほどね。
そういう事か」
「いい使い方…」
(大倉)「自由やな」
なんか やっぱ 日常生活で使える
シーンが多い言葉みたいなのが
サビに入っててほしいなと
思ってはいて。
これは 結構 使えるチャンス…。
(高橋)使えますよね。
あるもん
「恥ずかD」の時。
(一同 笑い)
(村上)「C」超える時?
(高橋)「めちゃめちゃ恥ずかDな」
っていう時 あるもん。
もう1個 言うと
昔って 例えば こういう…
ふざけたとは言わないけれど
イロモノのバンドって
誰かが 「面白いんだよ。 ちょっと
聴いてみて」って言っても
じゃあ 自分で買うかっていうと
買わないし
レンタル行くかっていうと
ちょっと まあ ワンアクション
多い感じするんですけど
今って まあ 0円で聴けるので
むしろ こういうものの方が
その場で聴いて
盛り上がったりする
っていう事を考えると
音楽の聴き方が変わったからこそ
出てきたアーティスト
っていう事も
言えると思うんですよね。
違う形の口コミみたいに
なってますもんね。
もう これは
人に伝わっていくスピードが
すごく速いと思うんですよね。
なので こういうジャンルの音楽を
ヤバTが続けていって
いつか流行語とったら面白いな
っていう感じがしたんですよね。
続いて…。
選者は 同じく この3人だが…。
この年の驚きのポイントといえば
上位の選曲が かぶりまくった事。
なんと 4組が重複という
初の事態に。
まず 蔦谷の4位とかぶった
いしわたりの1位が
昨年 『紅白』にも出場した
あの女性ボーカリスト。
♬~「約束なんていらないから
抱きしめてよ」
(山崎)「格好いいね」
日本語で日本人が歌う場合って
頭の中は
意味だけを考えてるんですよね。
もう 言葉に出す時に
音までは意識してないと
思うんですよ。
でも 彼女は 多分
しゃべる時の この音だけを
重視している瞬間とかがあって。
だから 言葉の意味にとらわれて
歌ってしまうと
言葉に すごく 意味が
乗っかっちゃうんですけど
彼女は すごく 音として
発音している瞬間っていうのが
たくさんあって。
(大倉)演奏してるみたいな?
(いしわたり)そうなんですよね。
だから そういう瞬間が
すごく新鮮で。
いろんな角度で彼女は
特別な存在になるんじゃ
ないかなと思います。
(山崎)へえ!
(大倉)マジか…。
miletは 今年…。
♬~「あなたの燃える手で」
オリンピック閉会式で
『愛の讃歌』を歌唱するなど
大活躍。
続いて mabanuaの
3位とかぶった
蔦谷の1位は…。
ヒットの要素が詰まった
未来まで語り継がれる超絶名曲。
(山崎)「“超絶名曲”?」
♬~「いざ始まればひとり芝居だ」
めちゃくちゃテクニカルな事を
実は ずっとやっているんだけど
それでも
全く そうは聴かせないところが
本当にすごいなと思います。
(村上)うわあ!
例えば じゃあ
ちょっとやらせていただきます。
ちょっとお借りしますね。
(一同 笑い)
すみません 1台しかないんで。
♬~「ド ド ド ド レ ミ ラーラ」
♬~「タララ ラーンラン」
「階段で上がって 下りて 跳躍して
もう1回 階段」を繰り返す。
階段 反復 跳躍が
Aメロに全部あるんです。
反復と跳躍っていうのは
本当に心に残るんですよ。
引っ掛かりがあるんですけど
それは もうAメロの中で
この要素がありますよね。
反復してる部分で 「ストーリー」
「予想通り」で韻を踏んで
反復を こう 強調してます。
それでいて 別に そんな…
ラッパーの人が
すげえ固い韻を踏んだ
っていう感じには聴かせない。
(村上)さらっといってますね。
(蔦谷)すごくメロディーに合った。
「ストーリー」っていう。
あと「予想通り」。
日本語の発音としても…。
♬~(キーボード)
下がるの普通じゃないですか。
「ストーリー」「予想通り」
っていう…。
だから メロディーに対して
その言葉のイントネーションも
ぴったりなんですよ。
もう 完璧なんです
Aメロからいきなり。
それが ずっと繰り返されて
Aメロそのまま。
ここで m7♭5。
ポップスの禁じ手が
出てくるわけです。
(山崎)えっ! 禁じ手。
普通にいくと こうなんですよ。
「いいな…」。
これだったら
「いいな」になるじゃないですか。
でも「いいなー」ってなって
そのあとに
「そう願っても無駄だから」
っていう否定がくるから
この不安定な このコードを
ここに置く事に意味がある。
(山崎)へえー! 曲の詞と
音楽の進行が完璧なんだ。
絶対 こっちより
こうした方がいいです。
それは もう 多分 感覚で
彼は やってると思うし
そんな 考えてやってないと
思うけど。
それで そのまま
サビいきますよね。
♬~(キーボード)
♬~
同じようなメロディーが続く…。
「タータタータ タタタ」って音型が
3回続くんですよ。
「運命のヒトは
僕じゃない」
「否めない」
「離れ難い」で
これも そんなに
固い韻ではないけど
「ない」「ない」「あい」で
踏んでるんですよね。
これで また
メロディーの印象を
どんどん
付けていくと。
(村上)へえー!
(蔦谷)ずっと このまま
こう キレイな…。
技術が めちゃくちゃすごい事が
繰り返されてるんだけど
もう ただただ いい曲を聴いてる
っていう風にしか
リスナーは思えないと…。
(村上)うん。
(蔦谷)いや 本当にすごい曲だと
思います これは。
J-POP史上に
金字塔を打ち立てる
もしくは 打ち破るぐらいの
名曲だと僕は思います。
そして いしわたりとかぶった
mabanuaの1位は
この年 大ヒットした映画主題歌。
♬~「愛にできることは」
♬~「僕にできることは
まだあるかい」
(村上)「なるほどね!
映画との…」
降りてくるコード進行に注目。
さあ ここ2年の6曲
こうなりましたけど。
やっぱ ラッドと
ヒゲダンさんは
かぶってるよね。
(村上)ねえ 皆さん やっぱ
曲は違えど
入ってるっていうのは
ありましたもんね どれも。
「プロが選ぶ」でも
1位になってますもんね。
2021年ですね。
(大倉)ここから 2年かけて
はやってるんですよ ずっと。
(村上)そうやねんな。
(古田)ヒゲダンはな。
頑張れ ヤバT。
(一同 笑い)
(丸山)ホンマや。
さあ そして あっ マルちゃん
中村さんもやんね。
そう!
(村上)結構 ここで惹かれて。
やたらと聴きまくりました。
とにかくトラックが
すごく格好良くて
いつ聴いても
飽きないというか。
そういう意味では
もう この時に…
早くに『関ジャム』は
注目してたっていう。
ホンマやね。
(丸山)mabanuaさんがね。
今まで聴いた事ないような
声の重ね方っていうか。
(村上)へえー!
2021年は あの藤井風を手がける
プロデューサーが初参戦。
そのビートとかも…。
続いて…。
選者は引き続き
いしわたりと蔦谷に…。
今年は だから
絵音君が入ってるから…。
はい。
(古田)そう 初参加やから
絵音君の責任って
ものすごく出てくるよ。
いや ちょっと もう 荷が重くて。
(一同 笑い)
ゲスの極み乙女。や
indigo la End
ジェニーハイなどのバンドや
数多くのプロジェクトを手がける
川谷絵音が参戦。
♬~「Ooh I just wanna
make you happy」
♬~「あ~もう! 笑ってほしい」
まず NiziUの
デビュー曲などを選曲した
いしわたりの1位は
ボカロP出身の あのユニット。
♬~「眺める画面に映った二人
笑っていた」
♬~「あなたの言葉に頷き
信じた私を」
♬~「一人置き去りに
時間は過ぎる」
♬~
♬~「境界線は
自分で引いた」
♬~「“現実は”って
見ないフリをしていた」
そして この曲は
終わった恋を憂いて
無為に
時間を過ごしていた女性が
再び前を向く様を描いた
『それでも、ハッピーエンド』を
モチーフに作られている。
続いて 2020年
蔦谷が選んだ
マイベスト10
1位の楽曲は…。
この曲について蔦谷は…。
♬~
♬~「絶やすな 絶やすな」
♬~「歩いてゆけ」
♬~
その三船さんの
インタビューとかを読むとですね
結構 やっぱ 海外の映像とかで
あの… ビニール袋に包まった
こう 遺体がね
公園とかに並べられてたりとか
するじゃないですか。
あれが衝撃的な映像で。
まあ 我々が見ても
そう思うんですけど。
それを見た時に ああ 本当に
祝われなかった命っていうのが
あるんだなっていう事で…。
っていう気持ちが
やっぱ あったらしいんですね。
その中で まあ
この「君の物語を 絶やすな
絶やすな」っていう
メッセージがですね
すごく応援してくれてる
感じがするんですよね。
僕が この曲 聴いて
すごくいいなと思ったのは
基本的に ずっと…。
♬~(キーボード)
ずっと これの繰り返しなんです。
♬~(キーボード)
4 5 6 1っていう
進行なんですけど その中で…。
♬~(キーボード)
(蔦谷)このF♯の音が
ずっと うっすら鳴ってるんですよ
この曲は。
F♯っていうのは…。
♬~(キーボード)
(蔦谷)この曲は
ト長調の曲なんですけど
ト長調でいうと 7番目の音。
♬~(キーボード)
(蔦谷)こうやってやったら
すごいキレイですよね。 ただ
隣り合わせにする事もできて…。
♬~(キーボード)
(蔦谷)こうすると
すごく不安定じゃないですか。
気持ち良くもなるし
不安定にもなる
表裏一体の音なんですよ
この7番目の音っていうのは。
それが ずっと鳴ってて。
♬~(キーボード)
(大倉)ああ なるほど。
♬~(キーボード)
(蔦谷)こんな感じで…。
(大倉)どっかちょっと不安なんだ。
(蔦谷)ずっと それが鳴ってて
キレイになったり
不安定になったりっていうのを
繰り返してる感じが
日常の美しさだったり
不条理さみたいなのを
表してるように
僕には聞こえた…。
(丸山)メッセージ性が…。
(蔦谷)プラス このドラムの音。
ドラムっていうのは 基本
3点でたたいたりするのが…。
ハイハット キック スネア
っていうのが多いと思うんだけど
ずっと タムで
ドンドンドン ドンドンドン
ドコドコみたいな感じのループ。
ずっと そのビートなんですよ。
それが
心臓の鼓動の音にも聞こえるし。
(村上)脈のような…。
(蔦谷)人が大地を踏んで
歩いているようにも
聞こえるんですね。 それが
命を すごく称賛してるように
僕は聞こえて。 そのうえで
「君の物語を 絶やすな 絶やすな」
っていうメッセージが
では 蔦谷の
例えば 災害もそうだし
戦争とかもそうだけど
そういう時があった時って やっぱ
芸術家って動くと思うんですよ。
ピカソが
『ゲルニカ』を描いたりとか
ジョン・レノンが
ベトナム戦争の時に
ああいう活動をしたりとか
そういう声の大きい人は
結構 目立つとは思うし。
でも やってる事は 三船さん
同じだと思うんですよね。
メッセージ… 本当に
みんなを応援してると思うし
音楽で とにかく
良くしていきたいっていう
気持ちだけだと思うんですよ。
それが すごく芸術的で。
僕は 音楽家っていうのは
こうあるべきだなっていう風に
思って。
この曲が 本当に
もっと評価されてほしいし
もっと たくさんの人に
聴いてもらいたいなと思って
僕の中では
圧倒的1位でしたね。
ROTH BART BARONの
三船は今年…。
アイナ・ジ・エンドと歌う
CMソングを手がけ
話題となった。
そして 川谷の1位は
蔦谷と いしわたりも選出した
あのアーティスト。
2020年 年間ベスト10。
川谷の1位は
蔦谷 いしわたりも選出した
あのアーティスト。
(山崎)「まさか!?」
(安田)「ああー!」
(安田)「まさかの…」
(山崎)「フィーバーだ フィーバー」
♬~「何が欲しいわけ」
♬~「何も触らないで ほっといて」
藤井君の歌詞って 単体が
シンプルなんですけど
その組み合わせは
思い付かないよっていうのと
コードが
それに対して
むちゃくちゃ
オシャレなコードで。
(山崎)最強じゃない。
(村上)えっ そうなん?
♬~「おっと 罪の香り」
♬~「抜き足差し足忍び足」
川谷は サビのコードの
どこに すごさを感じたのか?
スタジオで実演。
「おっと 罪の香り」の部分は
毎回 歌詞が一緒で
コードも一緒なんですよ。
毎回 その…
「おっと 罪の香り」
なんですけど
最初が
「抜き足差し足忍び足」
っていう感じなんですけど
また これに戻って
そのあと
これが…。
♬~(ギター)
このあとの…。
♬~(ギター)
これが むちゃくちゃ
オシャレなんですよね。
オーギュメントって
いわれてる。
この…。
♬~(ギター)
(川谷)…っていう。
俺だったら 多分
こういったあとに
セブンスにいっちゃうんですよね。
俺は こっちにいきたいんですけど
風君は…。
♬~(ギター)
こっちにいくんですよね。
それが なんか めっちゃ
キャッチーになってるんですよ。
Yaffle君のアレンジも
あるとは思うんですけど…。
(村上)ここにまた出てきやがった。
(安田)出た。 またYaffle君や。
本当にビックリしちゃって
なんか もう
こんなになっちゃいましたよ
聴いたあと。
(山崎)ええー!
♬~「だから ガンバレ」
実は 2019年に蔦谷も
Yaffleが
アレンジを手がけた楽曲を選出し
その腕を高く評価していた。
この人が全曲…
藤井風 やってるんですけどね…。
(蔦谷)多分ね 今後…
今 米津玄師と坂東祐大君
っていう2人で
タッグでやってるんですけど
そういった感じで
今後 名曲を作っていく事は
もう 明白ですね。
最高のタッグだと思います。
そして
年明け初回の『関ジャム』は…。
2021年版
プロが選んだマイベスト10。
2021年といえば これでしょ
っていう気持ちで…。
あの藤井風を手がける
プロデューサー
Yaffleが初参戦。
例えば 今 デビューの
歌手の曲ですって言われても
別に納得できる…。
(村上)へえー!
今回も ヒット曲のすごさや
知られざる名曲に出会える。
(村上)
2021年度版のいろんなご紹介は
このあと収録ですので。
(安田)また 僕たちの知らない
アーティストさんが出てくる…?
(村上)新進気鋭の
アーティストの方も
いらっしゃるやろうしね。
(大倉)いろいろ知りたいですね。
だから この収録やってから
オンエアまでの間は
知ったかぶりし放題なんですよ。
(村上)そう。 し放題 我々は。
(高橋)自分が見付けた顔できる
唯一の期間。
我々は
もう言いたい放題ですからね。
年末にかけて 話題沸騰…。
(一同 笑い)
そして 今週も
TELASA TVerで配信。
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