NHK地域局発 やまコレ「すべての食卓に笑顔を」[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

NHK地域局発 やまコレ「すべての食卓に笑顔を」[字]

豊かな山の幸・海の幸、全国に誇るブランド牛など「食」に恵まれた山形県。今、「山形の食」の新たな生かし方を見いだし、食べる喜びを広く届けようと努める人たちがいる。

番組内容
食物アレルギーがある子どもや医療的ケアを必要とする子どもたちへ。加齢や病気で食べ物を飲み込みづらくなった人たちへ。山形が誇る豊かな食材を生かし、すべての家庭に、食べる喜びと笑顔を届けたいと「特別な食事」を作る人たちの活動がいま、地域に広がり始めている。家族で食卓を囲む機会が増える年末に向け、「やまがたの食」をとおして描く食事の魅力と尊さの再発見!
出演者
【出演】橋本マナミ,【語り】羽隅将一

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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キーワード出現数ベスト20

  1. 食事
  2. 下食
  3. 浅野
  4. 延味
  5. タケノコ
  6. 食材
  7. 料理
  8. 子供
  9. 離乳食
  10. 孟宗汁
  11. 家族
  12. 山形
  13. 子育
  14. 施設
  15. 食感
  16. 食卓
  17. 食物アレルギー
  18. 特別
  19. ハンバーグ
  20. 一緒

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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そういう意味でもこの大会も今後
も注目していきたいと思います。

甘さたっぷりの サツマイモ。

今朝 取れたばかりの大根。

ほうれん草 白菜。

旬の冬野菜の数々。

そして 日本海の海の幸に 牛肉。

山形が誇る んまいものが勢ぞろい。

ふるさと 山形に帰ってきました
橋本マナミです。

ここは 山形市の産地直売所。

クリスマスや大みそか

家族で食卓を囲む機会が多くなる
この時期は

一年で最も食材が豊富で
お客様の数も多くなるといいます。

今 この豊かな山形の食材を生かして
全ての家族の食卓へ

あらゆる立場の人たちへ
食べる喜びを届けようと

特別な食事を作っている人たちがいます。

一体 どんな料理なのか
直接 私が伺ってきました。

まず ご紹介するのは
こちら。

食物アレルギーに対応した
特別な離乳食です。

山形県産の里芋と
かぼちゃを混ぜた おかゆや

にんじんのポタージュなど
その数 25種類。

アレルギー症状が出やすい
小麦や卵などの28品目は

一切 使っていません。

失礼します。
は~い。 作業中 すみません。

この離乳食を作っている会社を
橋本さんが訪ねました。

代表の浅野佳織さんです。

今 作られてる こちらは何ですか?

こちらはですね 山形県産の

有機かぼちゃと有機にんじんだけを使った
ポタージュスープを作っています。

へえ~。

そうなんですね。 うちの息子も
今 1歳4か月なんですけど

やっぱり離乳食って
毎日作らなくちゃいけないものなので

働きながら子育てされる方とか

毎日の離乳食作りって
すごく大変なので

こういうのがあると 本当に助かります。

浅野さんも 5人の子供を育てる
お母さんです。

食事の時間は いつも大忙し。

この日の夕食は ハンバーグです。

ハンバーグを取りに来る人
列 並んでくださいね。

俺 要らない。
駄目です。

やったね! やった! やった~!

離乳食の会社を立ち上げたきっかけは
三男の葉月さんに

重度の食物アレルギーがあると
分かったことでした。

そして去年9月 管理栄養士と共に

食物アレルギーに対応した離乳食を
作り始めました。

素材のおいしさを大切にしようと
添加物は使っていません。

浅野さん 今日は何を作るんですか?

10月上旬。

この日 浅野さんが向かったのは
寒河江市の農家。

旬のサツマイモを求めて やって来ました。

食材は いつも 自分の目で直接見て
確認するようにしています。

食材の作られ方 味や食感に至るまで
確認を欠かしません。

離乳食作りを始めて1年。

浅野さんの活動は
新たな広がりを見せています。

おはようございます。
よろしくお願いします。

この日 訪れたのは

医療的ケアを必要とする子供たちを
支援する施設。

子供たちの食事に
浅野さんの離乳食を使いたいと

依頼を受けたのです。

施設の代表 佐藤奈々子さんです。

保護者たちから 子供の食事について
さまざまな相談や要望を受けてきました。

食事をとることに消極的だったという

7歳の小野絢也さんです。

浅野さんのおかゆを食べてみることに。

野菜が入った おかゆを
この日は 何度も口にしました。

今 浅野さんのもとには

子供の食事についての
相談事も寄せられています。

小学1年生の息子に
食物アレルギーがあるといいます。

はあ はあ はあ ですよね。 そうですよね。

こうした中 浅野さんは
新たな食事の開発を考えています。

「みんな おんなじ みんな おいしい」。

全ての子育て家庭が
笑顔で食事を楽しんでほしいという

浅野さんの思いです。

こちら 浅野さんが 今 試作中の

アレルギー対応したお弁当を
特別に持ってきてもらいました。

すごい彩りも豊かで 何かかわいいですね。
そうですね。

ちょっと頂いていいですか?
はい 是非。

頂きます。

こちら ハンバーグですか?
はい。

じゃあ お肉使ってないんですね?
使ってないです。

へえ~ すご~い!

うん おいしい。

お塩しか使ってないですけど

やっぱり
お魚の味が しっかりついてるので

食べ応えありますね。
そうですね はい。

あとは これ ポテトですか?
はい そうです。

あ… これも おいしい。

野菜の味が すごいしっかりしてますね。
そうですね。

すごい おいしいなと思います。
そうですよね。

やっぱり 私も子育てを始めて

子供が口にするものって
すごく気になってしまって

野菜が どこのものなのかとか
調味料とか

すごい調べて
作ってたりしたんですよ。

そういう面では
本当に こういうお弁当があると

子育て世代としては
すごく うれしいなって思います。
はい。

やっぱり家族で
食卓を囲むことですとか

あとは おいしいって
言い合いながら食べることって

すごく大事なことですよね。
そうですね。

やっぱり 一緒に
同じものを食べるっていうことが

我が家でできない時があったので

おいしいものも
やっぱり おいしく感じない。

アレルギーのことを
気にしちゃい過ぎて

おいしくないなっていうか
笑顔がないっていうのが

すごく私も気になってたんですね。

頑張っていきたいと思います。

続いて橋本さんが向かったのは
鶴岡市にある こちらの旅館。

ここでも
ある特別な料理が作られています。

うわ~ すごい! ええ!?

すごく色とりどりで
何か食べるの もったいない!

旬の地魚の握りずしに…。

庄内牛のレアステーキ。

少し力を加えただけで
ご覧のとおりの やわらかさ。

実は 飲み込む力が
弱くなった人たちのための

えん下食なんです。

うわ… えっ すごい!

箸で切れた おすしが!

ってことは のりも
えん下食ってことですよね もちろん。

うん! うん!

お魚の とろける感じで

でも ちゃんと風味も 食感も…
かまなくてもいいんですよね。

ごはんは舌で 味わいながら かむと

そのまま 口の中で溶けていく感じ。

天ぷらも
えん下食になるとは驚きましたけど。

頂きます。

うん! 本当に
天ぷらのエビを食べてる感じで

ちゃんと この衣もサクサクしているので。

やっぱり 天ぷらのおいしさって
そこにあるじゃないですか。

いや~ すごい!

いらっしゃいませ。
こんにちは。

本日は うしお荘にお越しいただき
ありがとうございます。

これらの料理を作ったのは 延味克士さん。

この旅館の支配人です。

今回初めて
えん下食を頂いたんですけど

全部食べたくて 今 うずうずしてるくらい
すごく おいしかったです。

ありがとうございます。

延味さんは さまざまな食材を
えん下食に生まれ変わらせる

スゴ技の持ち主。

例えば この豚バラ肉のブロック。

延味さんの手にかかると…。

一度 ペースト状にした豚肉が

再び肉厚の角煮に!

ミキサーを使ったものですとか
ペースト状のものが多いんですね。

そうすると 見た目が どうしても
何の料理だか分からない。

やわらかい。 そういう満足度の高い
料理を提供したいなと思って。

おはようございます。
おはようございます。

この日 延味さんが向かったのは
鶴岡市の高齢者施設。

あっ すごい! ええ…。

タケノコですね。 孟宗ですね。
すごい…。

届けたのは タケノコ。

もちろん これも えん下食です。

施設に暮らす人からの希望で

このタケノコを使った孟宗汁を
振る舞いに来たのです。

孟宗汁をリクエストした
長谷川惠三さん 86歳です。

3年前から 飲み込む力が弱まり

食べられる食事は
やわらかい えん下食に限られています。

孟宗汁が大好物だという長谷川さん。

久しぶりに食べられる この日を
楽しみにしていました。

しかし かたいタケノコを

一体 どうやって えん下食に
生まれ変わらせたのでしょうか?

えん下食にした時にも

タケノコ独特の食感は 少しでも
味わえるようにしようと考えた延味さん。

♬~

ゆでたタケノコを すりおろすことに。

すりおろしたタケノコを
煮汁と一緒にゼラチンで固めます。

納得できない様子。

♬~

一つ一つの塊に
細かく飾り包丁を入れて…。

一度 すりおろしたタケノコが
元どおりの見た目に!

えん下食の孟宗汁です。

お待たせしました。

長谷川さん お味はいかがですか?

よかった。

旅館で 多くの宿泊客の料理を作るのに
多忙な日々を送る延味さん。

その合間を縫って
えん下食作りにも取り組むのには

ある思いがあります。

延味さんの父 武さんです。

季節ごとの旬の味を楽しむことが
何よりも大好きでした。

しかし 65歳の時に 食道がんを患い

それまで楽しんでいた食事は
できなくなりました。

その2年後 武さんは亡くなりました。

料理人でありながら 最期まで
食事を楽しませられなかったことに

延味さんは 心残りを感じました。

そのことは ちょっと…

転機が訪れたのは 3年前。

地元の医療や
介護の従事者たちから声をかけられ

食事の満足感を高める えん下食を
一緒に作ることになったのです。

7月半ば 新たな料理の試作に
取りかかっていました。

食材は 庄内の夏の味覚 イガイ。

かたくて えん下食には不向きな食材です。

それでも 旬の味わいと食感を楽しめる
調理法を探ります。

安全性も 専門知識を持つ言語聴覚士に
試食してもらいながら考えます。

イガイのみそ汁。
へえ~ おみそ汁。

さっきのムースよりは
しっかり 貝の味。

刻んだ方の。 …がいいと思います。

食べる喜びを いつまでも。

日々 試行錯誤を重ねています。

今 延味さんの取り組みは
地元の高齢者施設にも広がっています。

えん下食の孟宗汁を提供した
この施設では

延味さんにレシピを教わり
新たな えん下食作りを始めました。

お待たせしました ごめんなさいの。
はい 芋煮だよ どうぞ。 芋煮。

やっこいろ? 食べられる?

あ~ よかった。

んだ~。 やっこくしたんだ
惠三さん用に。 どげだ?

いがった~。

今度 忘年会は 何 食べてえや?

さまざまな立場の人たちへ
全ての家族の食卓へ。

食べる喜びを届けようと努める
浅野佳織さんと延味克士さん。

ふるさと 山形の食の
新しい可能性と豊かさを実感しました。

そして みんなで おいしい食事を
味わうことの ありがたさも。

さあ 今日は
どんな食事を楽しみましょうか。

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