出典:EPGの番組情報
NHK地域局発 えぇトコ「総集編(1) 不思議な名前のウマいモン」[字]
この1年間「えぇトコ」で取り上げた2府4県の中から、ユニークな名前の美味をダイジェストで紹介!
番組内容
この1年間「えぇトコ」で取り上げた2府4県の中から、ユニークな名前の美味をダイジェストで紹介!
出演者
【出演】子守康範,橋本のりこ,オール阪神・巨人,ジミー大西,月亭方正,原西孝幸,はるな愛,石田靖,酒井藍,大平サブロー,島田珠代,西田幸治,丘みどりジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
情報/ワイドショー – グルメ・料理
テキストマイニング結果
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キーワード出現数ベスト20
- スゴ
- ウマ
- モン
- 氷魚
- スズコ
- お茶
- ホンマ
- 漁師
- 宍粟
- 茶源郷
- 和束
- パンララ
- ピチピチ
- 漁港
- 奈良
- 本当
- 名前
- アユ
- オリーブオイル
- お味
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
担当は出川展恒解説委員です。
次回もぜひご覧ください。
あっ! うわ~ スゴいな!
スゴい!
母なる湖 びわ湖で出会った奇跡の味。
え~っ。 うわっ。
スゴい スゴい。
ここでしか食べられない
漁師のまかない。
うわ~ えっ ちょっと待ってよ。
紀伊山地の奥深くで
鎌倉時代から受け継がれる珍味。
う~わっ スッゴ。
源平の落ち武者が伝えたという
秘伝の味。
悠久の都 奈良の里山 癒やしの味。
知る人ぞ知るおやつ しきしき。
海に 山に 街に。
四季折々に大切に守り継がれる…
今回の「えぇトコ」は
総集編 第一弾。
この1年
関西各地で出会った
知られざる美味を 一挙公開!
それにしても 一体 なぜ
こんな名前になったのか?
こんなにも おいしいのか?
人々の思いが心にしみる
不思議な名前のウマいモン
いただきま~す!
まずは 早春のびわ湖から。
いや~ ホンマに もう全く 春や。
ねっ。 これが桜の木?
ここ 海津大崎は滋賀きっての桜の名所。
およそ4kmの湖畔に
800本の桜が咲き誇ります。
桜とか 山々の木々…。
(「さくらさくら」のメロディーで)
♬「パ~パ~パ~ パ~パ~パ~」
律儀でしょ? 春になったら咲いてくれて。
♬「パンララ パンララ パンララ パラパラ」
ほんで 散って…。
♬「パンララ プンプンプン」
春の始まり。
びわ湖には
輝く命があふれ出します。
中でも 漁師が待ち望む格別の味が
氷魚だといいます。
果たして 氷の魚とは?
極上の幸を求めて
小さな漁港へ。
おはようございます!
おはようございます~。
これは… 何なんですか?
えっ?
イサザ。
びわ湖だけの小魚 イサザ。
向こうのは 何ですか?
あっ エビですか!
こちらは スジエビ。
こっち側は何ですか? これ…。
そう これが氷魚。 アユの赤ちゃん。
その名のとおり 氷のように
体が透き通っています。
そんな氷魚の漁は
夜明けとともに始まります。
えりと呼ばれる
びわ湖伝統の定置網に入る氷魚。
網を徐々に絞って 飛びはねる命を
すくいとっていきます。
とったばかりの氷魚。
漁師が仕事終わりに食べる
ウマいモンがあるのだそう。
漁協で働く料理名人に
つくってもらうことに。
わっ おいしそう!
(拍手)
ここで やってくれるんですか?
ここが事務所なんです。
何年ぐらい前からあるんですか? ここは。
何年ぐらい前からあるんですか?
45年?
うん。 45年。
ああ そうやわ。
去年 45年やったから。
あっ…
(笑い声)
あら? マスク取らな分かりませんか。
ええな 「巨人さんけ」。
えっ 僕 分かる?
ハハハ ありがとうございます。
さあ いよいよ 氷魚を料理。
ちょっと…。
うわ~ 生きてますよ!
まだ ピクピクピク 動いてますよ。
ちょっと残酷ですけど…。
氷魚にスジエビも加えた
かき揚げをつくるのです。
でも 貴重なもんやもんね~。
大量にとれるもんでもないもんな。
これ ピンクになったらOKですね?
桜色。
ハハハハハ! ええこと言うな。
アユの赤ちゃん
氷魚のかき揚げ。
とれたてでないと味わえない 漁港だけの
ぜいたくなウマいモンです。
うわ~ おいしそうや おいしそうや!
うわ~ ありがとうございます!
いやいや 全然全然…。
いや~ おいしいわ!
あっ! やわらかくて おいしい。
サク サク サク…。
こりゃ うまいな!
香りが やっぱ いいですね。
何かね やっぱり
非常に やわらかいというか…
全然 口に残りませんよね。
漁師のまかないみたいな感じでね。
そうやね あの~ 漁師料理…。
ここでしか食べられへん。
これは おいしいわ。
あっ なるほど 足早いねんね。
姿 なくなる。 今だけのもんですね。
あ~。
ホンマに短い期間だけやね。
食べれるのがね これはね。
更に 貴重な氷魚を使った…。
これ 中に入ってますやん。
炊き込むんです。 昔から 伝統的に…。
しょうゆで炊き込んだ氷魚めし。
そのお味は?
おいしいわ! よう炊けてる うまいこと。
素材の味が ものスゴくおいしい 出てる。
氷魚から かなり えぇだしが出てます。
ねっ!
この熱々が またおいしい。 うわっ。
最高やった。 うまいわ。
これ うまいわ。 ホンマに うまい。
びわ湖がくれる とびきりのウマいモン
アユの赤ちゃん 氷魚は
とる人にも つくる人にも 食べる人にも
みんなに喜びをもたらしてくれる
早春の恵みです。
続いては和歌山 神の山へ。
う~わっ スゴ~い!
メチャクチャ きれいです!
紀伊山地の奥深くに現れる
龍神温泉。
関西有数の秘湯です。
僕 あの「旅番組が入りました」っていって
「『えぇトコ』です」っていうね。
(笑い声)
弘法大師が 龍王のお告げで開いたという
龍神温泉。
真っ黒な姿だというゆべしを
食べさせてもらうべし。
これが ゆべしという…。
う~わっ スッゴ。
そう これが ゆべし。
この地に伝わる
ゆずを使った山の珍味です。
ゆずをくりぬいた中に 自家製のみそ
ゴマ 落花生 きな粉などを混ぜ
蒸してから干すのです。
…っていう完全保存食。
鎌倉時代に伝わったという
秘境のウマいモン。
そのお味は?
これ 何ていう味やろ?
ゆず言われたら ゆずかも分からへん。
そう。
甘さも感じるし 苦さも感じるし。
これは あのね…
うん!
あっ やっと出た! (笑い声)
珍味ですわ! だから癖になる味ですね。
秘境の暮らしで愛されるウマいモンは
ほかにもあります。
なまき?
深き山の料理 なまきとは?
(笑い声)
この地で ゴンパチと呼ばれる山菜
イタドリの塩漬けを高菜で巻くことから
「なまき」の名が付いたといいます。
メチャクチャうまい!
高菜って
辛いっていうイメージですけど
何か優しい味で 本当おいしいです。
宝の味がきらめく
山の奥の龍の村。
全て 大自然からの贈りものです。
続いては
悠久の時が流れる 奈良。
やって来たのは 1, 400年前の創建と伝わる
古刹 當麻寺です。
うわ~ スゴいわ。
スゴいね。
ね~ いや~ これは歴史ありますよね。
数ある伽藍の中 隠れるように佇むのが…。
えっ…。
へえ~。
奈良時代につくられた国宝
東塔です。
隣に建つ西塔と合わせ
古代からそのままの姿で
並んで残っているのは全国で當麻寺だけ。
天平時代からの歴史が積もる
奈良の宝です。
そんな歴史の里に伝わるのが
しきしき。
今でいう クレープのような
おやつだというのですが…。
こんにちは~。
すいません 食事中に。
ううん 休憩中。
休憩中。
これなんですか? これは。
(はるな 原西)しきしき?
食べてみます…。
焼いたあと食べれるんですか?
どうぞ。
じゃあ 焼きます。
水で溶いた小麦粉に
砂糖を加えたものを 鉄板に敷き
焼くだけの しきしき。
汚くなる。
思い出した…
アカン触ったら… みたいな。
押したら… 押したアカンっていうね。
そうそう…。
小麦栽培が盛んだった この地。
そうめんや
小麦を混ぜた半夏生餅と同じように
しきしきも
ここになくてはならない
逸品です。
素朴な味。 甘みもあって。
甘みがある。
もっと 味しないのかと
思ってたんですけど 全然おいしいよね。
おいしい。 クセなる これ。
これ クセなるね。
なんぼでもいける。
よかったわ。
今では ジャムなどをつけて食べるのも
人気なんだそう。
恵み豊かな里山には
たくさんのウマいモンが
あります。
この辺の郷土料理の
七色おあえっていうものです。
その名のとおり 7種類の野菜をあえた
里山の味です。
それぞれの野菜は1つずつ湯がいておき
砂糖とすりゴマを加えたみその中に
どっさりと入れ
潰さないよう 丁寧にあえれば完成。
野菜本来の力を感じさせる
ウマいモン。
昔から ハレの席には欠かせない
至福の味です。
おいしい~。
おいしいよね。
よかった~ うれしいわ。
スゴいおいしい。
素朴な味。 やわらかい味になってますね。
うまいな!
さっぱりして
本当 お野菜の一つ一つ
おみその優しさで包んでる感じ。
毎日 食べれる味ですわ。
奈良・城 伝統の味を大切に守り継ぐ
真心をいただきました。
続いては
茶源郷と呼ばれる 京都・和束。
京の茶の湯を古くから支える
茶葉の一大産地。
今は 収穫の真っ盛りです。
スゴいですね!
見て!
あの遠くも そうやし
こう 近くも そうやし。
きれいわ! ここまで
上がってきたからこその
ご褒美やで これ。
うん!
山の急斜面に茶畑をつくることで
水はけと風通しがよくなり
お茶が おいしくなるのだそう。
そんな茶源郷 自慢の逸品が てん茶。
煎茶でも番茶でもないお茶とは?
急斜面でお茶を収穫している人に
聞いてみることに。
スゴい斜面!
スゴいね!
皆さん
どうやって行ったんですか!
いや この絵 スゴいぞ!
スゴい絵!
大丈夫?
ヤバイ~!
この茶畑は 何茶になるんですか?
てん茶!
いや 違う…。
(笑い声)
実はてん茶は 抹茶の元。
漢字で書くと
「碾くお茶」。
石臼でひくと
抹茶になるのです。
和束は
茶の湯の本場 京の都に近いことから
特に てん茶農家が多いといいます。
そんな てん茶
和束では さまざまな使い方で
暮らしに彩りを添えます。
こんにちは。 こんにちは~。
こんにちは~。
何されてるんすか?
これをちょっと
天ぷらにしようかなと思って。
えっ? 天ぷらありますか?
アハハハハ。
和束では お茶も
食べるのが当たり前なんだそう。
農家民宿を営む 北 紀子さんは
料理をはじめ てん茶尽くしで
来る人をもてなしています。
その一つが なんと…。
お湯加減 いかがですか?
茶加減!
メチャメチャ気持ちえぇわ。
そう…
お茶の成分が溶け出し
ふくよかな香りに包まれます。
お茶風呂いかがでしたか?
(笑い声)
お茶だけに。
お茶につかったあとは 一服。
茶源郷ならではの味わい
抹茶にひく前の てん茶です。
甘いですね~。
飲んだ瞬間に
スゴい穏やかな風が
ス~ッて入ってきたような感じがする。
また風呂つかってる感じ。
(笑い声)
更に…。
てん茶をいれたあとの茶殻。
和束では 昔から…
大体 茶殻に7割ほど
成分 残っちゃってるんですよね。
はあ~! いい成分
まだ残ったままなんですよね。
そうです そうです。
オリーブオイルと塩をかけるのが
おすすめの
茶源郷のウマいモンです。
おいしいね~。
最初 塩とオリーブオイルが
ピュッと顔出すけど
あと また お茶 しばらく ず~っと。
ほんで きめ細かいですね!
ちゃんと お茶の味もするし
渋みもあるんですけど
オリーブオイルが こう
まろやかにしてくれてる。
お茶ってスゴい!
お待たせしました。
そして てん茶の天ぷらを
いただきます。
摘んだばかりの茶葉に衣をつけ
1枚ずつ揚げていくことで
軽く さっくり仕上がるといいます。
そのお味は?
これ お茶のね 渋みが ちょうどいい!
摘みたてのお茶の
ほのか~な苦みがええわ。 はい!
旬をいただいてる感じがする。
う~ん!
更に…。
えっ!
そう なんと てん茶を注いでつくる
おみそ汁です。
おいしい!
お茶の香りっていうのは ないですね。
うん! うまみとか深みとか
スゴい 味がしっかり感じる。
え~?
いや ダシになるんか!
てん茶のうまみで ダシを使わなくても
おいしくなるといいます。
心と体に染みわたる てん茶。
味に 人に 景色に癒やされる茶源郷です。
いや メチャメチャいいとこです。
メッチャいいとこ。
続いては 関西国際空港や淡路島を臨む
大阪・阪南市のビーチへ。
何ビーチって言うの?
ぴちぴちビーチ。
だから 私が選ばれたの~!?
ねえ!
ピチピチやろ~?
あのな タイツ ピチピチやん ここ。
(笑い声)
南泉州の豊かな海からは
ピチピチの新鮮な魚が水揚げされます。
人の名前のような
ウマいモンの正体は 一体!?
もう ホンマやね。
男くさい漁港っていう感じがして
泉州弁というか…。
そんな漁港で出会ったのが…。
すみません。
はい。
今 これ 何が…。
タコ!?
うん。 タコ これ。
(2人)うわ~。
網に入ってるんですね。
そんな荒っぽいんですか? え~ うそ!
俺たちみたいなやつ。
俺たちみたい!?
タコ漁師の西澤潤二さんがとった
極上のおいしさで知られる
南泉州のマダコ。
ここ持ったらいい?
いける。
う~わ! うわうわうわっ!
いや ちょっと待って!
うわうわうわうわっ! スゴい!
この元気なタコは
かごでとるのだそうです。
そのかごに一緒に入るのが…。
これ カニ?
モキチ?
南泉州で モキチと呼ぶカニ。
石のように硬いため
一般には イシガニといいます。
小ぶりで身が少ないため
なかなか出回りませんが
味は絶品なんだそうです。
オープン ザ 蓋。
たまらんで これ。
身を割って丸ごと入れたみそ汁。
モキチのエキスが
つゆに溶け出したウマいモンです。
うまいな。 ホンマにうまいな。
これ 飲むこと自体が
もう カニを食べてる…。
珠代さんは 身を食べてみることに。
最高~!
これは おいしいね。
これが市場には行かないんだ。
僕らの近所のスーパーとか市場には
ないもん。
ピチピチの魚介にあふれ
若い漁師がイキイキと働く港は
いつも 活気に満ちています。
人も魚もピッチピチ。
知る人ぞ知る 大阪湾のウマいモンに
元気をいただきました。
続いては 兵庫・宍粟。
山崎城の城下町へやって来ました。
いいとこですね。
いいです! もう
気持ちいいですよね。
あ~。
丘みどりさんのふるさと
宍粟。
深い山と清き水が育む
ウマいモンは…。
クマと対決!?
命を懸けてでも食べたい スズコ。
一体 どれほどおいしいのか?
標高の高い所にある山里へ
やって来ました。
そうですね! こんにちは~!
こんにちは。 ここ入ってもいいですか?
ここを そのまま。
あっ どうも こんにちは。
どうも。
いえいえいえ!
何してはるんですか?
ここらにね…。 あっ 本当や!
斜面に生えてる。
ここにもあるんよ。
あっ 本当や。
あっ ホンマや!
メッチャいっぱいある!
メッチャある! ホンマや。
こうやって。
よう上がれますね!
お母さん おいくつですか?
え~ メッチャ元気ですね!
85歳!? いや スゴいな!
斜面をスイスイ上る 小椋つや子さん。
四季折々のウマいモンを知り尽くした
山に生きる達人です。
そこ そこ。
えっ どれですか?
あっ これや!
え~?
(笑い声)
素早く見つける達人のおかげで…。
こんなに とれました。
スゴ~っ!
そして この時期
ワラビよりもおいしいというのがスズコ。
宍粟に詳しい丘さんも
知らないというスズコが いよいよ…。
どうも。 (笑い声)
店員さんみたい。
これは スズコです。
(2人)スズコ!
これが 山の美味 スズコ。
根曲がり竹いうてね
タケノコの小さい細いやつ。 へえ~!
標高が高い所によく生える根曲がり竹を
この地では スズコというのだそう。
甘いですね。 うん!
シャキシャキなんやけど
みずみずしくて おいしい!
やわらかい! おいしい。
食べれる?
この時期 スズコをとるのが
つや子さんの 一番の楽しみ。
クマも出る
険しい氷ノ山に分け入るのです。
怖くないんですか?
そっか。 スゴいですね!
へえ~! ねっ!
え~!
動物より先にとった 貴重なスズコ。
天ぷらにすると うまみが
ギュッと凝縮するといいます。
うまい!
ヘヘヘ。
また全然違いますね!
ねっ!
タケノコより やっぱり えぐみとかも
少ない感じですよね。 全然 うん。
天ぷらにした方が甘みが出ますよね。
そうですね! うん。
更に 山のウマいモンが…。
あっ そうでっか。
はい! 皮むいて
食べてましたね ちっちゃい頃。
宍粟では ダンジと呼ぶ
イタドリのみそあえ。
丘さんは小さい頃 山でとって
生で かじっていたのだそう。
おいしいことないんですか?
おいしいでしょ~!
んっ おいしい!
おいしいよ。
フキの やわらかいみたいな感じですよね。
うん そうそう…。
宍粟の山がくれる
たくさんのウマいモン。
楽しそうですね! 山の中の生活。
(笑い声)
あ~。
フフフフ。
人々の笑顔を生む
不思議な名前のウマいモン。
「えぇトコ」は
これからも旅を続けます。
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