出典:EPGの番組情報
あしたも晴れ!人生レシピ「心を包む!ラッピング術」[解][字]
卒業・入学・就職…贈り物の季節がやってきます。ちょっとひと手間かけて、ラッピングをしてみませんか?紙を使ったラッピングのほか、すてきな風呂敷の包み方もご紹介!
番組内容
斜め包み、風呂敷包み…ひと手間ですてきに見せるラッピングの世界へ!不織布の袋がちょっとの工夫で“映える”ラッピングに!風呂敷を使って瓶を包む方法や、生産過程で処分される織物を使ったサスティナブルなラッピングをご紹介。これから迎える贈り物の季節、ラッピングをしてみませんか?
出演者
【ゲスト】IKKO,【講師】ラッピングコーディネーター…熊谷洋子,【司会】賀来千香子,小澤康喬,【語り】堀内賢雄ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理
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キーワード出現数ベスト20
- ラッピング
- IKKO
- 風呂敷
- 商品
- 播州織
- 熊谷
- 部分
- 本当
- 今日
- 自分
- 竹本
- リボン
- 紹介
- クチュ
- 一番
- 仕上
- 時間
- 真結
- 内側
- イメージ
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
それは贈る品を保護し
運びやすくするだけではありません。
工夫を凝らしたラッピングは
相手が包みを開くまで
贈り主も一緒に心躍る時間を
演出してくれるのです。
これから卒業 入学 就職のシーズン。
贈り物をする機会が増える方も
いらっしゃるのでは?
そんな時に ちょっとした工夫で
すてきに見える
達人のワザをご紹介します。
こんな感じで いかがでしょうか?
うわ~ すてき。 大丈夫ですか?
いいですね。
これ もう想像もしなかったですよ。
そうですね。
こちらのラッピングが…。
かわいらしく大変身! 一体どうやって?
あっ そっか そっか そっか。
ねじれば… なるほど!
見栄えが グッと上がる
ラッピング術。
ゲストのIKKOさんも挑戦。
さらに風呂敷で包む
ワンランク上のラッピング術も。
紙では難しい瓶を きれいに包みます。
生産過程で処分される
余分な織物を使って
サスティナブルなラッピングを
楽しむ人も。
今回は 見た目が上がるラッピング術と
その楽しさをお伝えします。
これは必見です。
♬~
「あしたも晴れ!人生レシピ」。
今回のテーマは
「心を伝えるラッピング術」です。
卒業や入学など春に向けて 贈り物をする
機会が増えるのではないでしょうか。
賀来さんは ご自身で
ラッピングされることありますか?
ラッピングしてくださるプロの方の
手元に見とれるタイプでした。
分かります。
ラッピングは プロの方に
お任せしてたんですね。
でも すごい すてきな
ラッピングのプレゼントを頂くと
やっぱり心躍るし うれしさ倍増なので
今日は楽しみです。
では今回のゲストをご紹介しましょう。
贈り物の達人としても知られる
IKKOさんです。 よろしくお願いします。
どうぞ よろしくお願い致します。
ありがとうございます。
IKKOさん 本日も すてきなお召し物で。
ねえ すてきね。
今日はね 唐子というのも
あるんですけど
帯は もう わりとシンプルに
締める色にさせて頂いたんですね。
ねえ すてきですね。
そうですか?
ええ。 もう見とれちゃう。
ありがとうございます。
IKKOさんは ラッピングをなさること
ありますか?
自分でやると そこまで上手じゃないし
やっぱり賀来さんとね 同じで
すてきなラッピングをね
してくれるお店をね
やっぱり選ぶっていうのは
きっちりは やってますけど。
そんなIKKOさんも
試したくなるのではないでしょうか。
贈り物をしたい時に使える
ラッピングのワザ。
私が達人に教えて頂きました。
向かったのは
都心から電車で およそ1時間。
埼玉県小川町です。
こちらは駅近くにある
ラッピング専門会社の支店です。
ここでは講習会の開催や
包装用の資材なども販売しています。
ごめんください。 こんにちは。
こんにちは。
はじめまして。 NHKの小澤と申します。
熊谷と申します。 よろしくお願いします。
さすが達人!
マスクも すてきにラッピング。
ラッピング歴は 21年です。
趣味で始めたラッピングで
包む楽しさに魅了され
今では講師として全国で活動。
これまで 4, 000人以上の人に
指導しています。
NHK「美の壺」にも出演。
紙を巧みに折り込み
どんな形でも美しく包むワザを披露。
そんな熊谷さんに小澤アナが 湯飲みを
包んでほしいと お願いしてみました。
以前 お世話になった
取材先の方なんですけれども。
おいくつぐらいの方でしょう?
そうですね もう80代後半ですね。
男性です。
できればですね 私 ちょっと
この色に意味を込めていて。
すてきな色ですね。
パッて開けた時に
これが すぐ目に入るっていう
もう直接 包んで頂けたらなと
思うんですけれども。
かしこまりました。
では お箱で包むのではなく
商品をそのまま お包みするということで
よろしいですか?
受け取った人が
すぐに品物を手に取れるよう
箱は使わずに
ラッピングすることになりました。
選んだのは 和紙の包装紙5色。
和紙は一般的な包装紙よりも
柔らかいためです。
あっという間に5種類
お選びになりましたけど
紙を選ぶ時に熊谷さんは どんなことを…。
そうですね。
まずは こちら ちょっと陶器なので
まして ちょっと
カーブが ございますので
柔らかい素材の紙のほうが 私としては
きれいに包み上げやすいかな
ということもございます。 いかがですか?
私 こちらが いいかなと思いました。
こちら すてきですね。
優しい感じですよね。
そうですね。 何か 温かみがあって。
早速 ラッピング開始。
今 線をつけたんですけども。
「タック」とは 衣服などに施される
「ひだ」のこと。
余った部分などを整え
形を美しく見せる効果もあります。
今日は このままで お包みしているので
中が ちょっと グラグラしますので…
緩衝材も 同じ和紙で統一感を出します。
続けて リボンも。
一種類の和紙で包むことで
開いた時に湯飲みの色が印象的に
見えるようにしたいからです。
はい こんな感じで いかがでしょうか?
うわ~ すてき! 大丈夫ですか?
いいですね。
これ もう想像もしなかったですよ。
仕上げたラッピングが こちら。
ポイントは このタック。
折り目で湯飲みの底を包み込み
柔らかい印象でも りんとした
たたずまいに仕上がっています。
プレゼント自体は
ツルツルの器なんですけど
この和紙の手になじむ感じが
素材選びから
とても いいものを選んで頂いたなって
思います。
手に しっくり来ますよね。
よかったです。
ラッピングで こんなに表情が
変わるんですよね。 そうですね。
ワクワク感を引き出すラッピング。
代表的な2種類を
小澤アナが教えて頂きました。
皆さんも是非ご一緒に。
一つ目は 箱形のものを包む時に便利な
「斜め包み」。
デパートで よく用いられることから
「デパート包み」とも呼ばれます。
使う紙は長方形。
紙の向きは右に長いほう 左に短いほうが
来るように斜めに置きます。
箱は3つの角が紙の内側に。
右下の角は紙の外側に出た状態で
置きます。
この時 箱の中心が 紙の奥の角と
向き合っていることを確認してください。
次に チェックするのは紙の大きさ。
手前の紙を箱に かぶせた時に
左側の角が紙で覆われていて
その紙が角から
2~3センチほど
余裕があることを
確認してください。
さらに箱を奥へ 180度 回転させて…。
奥の紙を手前に持ってきます。
この時 左右の紙が角を覆って
余りがあれば
大きさが足りていることになります。
こんなふうに角が はみ出すと
大きさが足りていません。
ここまでが準備。
それでは斜め包み やってみましょう。
では まず手前 最初の紙をかぶせますね。
次の段階としますと この左側の紙を
ここの箱に沿わせて倒すという作業。
はい できます。
この紙を内側に倒します。
この状態ですね。
きれいに見せるには 折り目が箱の縁と
ぴったり合わさっていること。
小澤アナ できるでしょうか?
こうですね。
はい。 そうです そうです。
そのまま倒します。
このまま倒す。 あっ いった!
いきました?
どうですか?
お上手!
おっ! すごい!
もう ここまでかもしれないんで
ちょっと見てください。 できました。
確かに。 小澤アナ 上出来!
ここからが斜め包み最大の特徴。
紙ではなく箱を回転させるのです。
そうです そうです。 そう!
で このまま倒す。
その時に 一つ問題があって
ここ浮いてません?
浮いてます。 ベコベコですよ ここ。
あんな ぴったりにしていたつもりなのに。
そう 箱を回転させる時に
緩みが生じやすいのです。
そんな場合は 箱を軽く手前に引いて
緩みをなくします。
続いて 右側の紙を箱に合わせて折り…。
箱の対角線に沿って 内側に折り込みます。
箱から はみ出さないように包みます。
仕上げは その紙を内側に折り返し
見栄えを整えます。
テープで留めるのは
なんと最後の1か所のみ。
斜め包みの完成です。
角が きれいに整った
端正なラッピングです。
ちなみに こちらが小澤アナの斜め包み。
角が だいぶ はみ出してしまいました。
続いて正方形の紙を使う「風呂敷包み」。
箱を回転させないので お菓子など
中身を崩したくない時に適しています。
紙の大きさは
上下の紙を中央に寄せた時に…。
箱の四隅が紙に覆われていれば大丈夫。
まず 手前の紙で箱を包みます。
次に右隣の紙。
角が箱に沿うように包みましょう。
角が僅かに ずれているように
見えますが…。
その部分は内側に折り込んで
対角線が クロスするように
折り目を整えるのです。
中心を留めて完成です。
「斜め包み」と「風呂敷包み」
できると うれしいラッピング。
是非 贈り物を包んでみてください。
すごい!
すごいですよね。
すごいですよね。
私 斜め包みは 何か見てるうちに
角を少し出して包んでるのを見た時に
「あっ これ いつも見てる」とかっていう
感じでしたよね。
はい。 気持ちいいですよね。
気持ちいいですよね。
だから何か本当に
職人技だなと思っちゃいますよね。
すごいわ。
頂きました。
神業とも言うべき上手な教え方で
導いてくださいました
専門家 ご紹介しましょう。
VTRにも ご登場頂いた熊谷洋子さんです。
よろしくお願いします。
熊谷です。 よろしくお願い致します。
受け取る方の情報を
確認してらっしゃいましたよね。 はい。
ラッピングのデザインというのは
どんなふうに お考えになるんですか?
まずは お客様が どういうことを望んで
お持ちくださったかというのが
一番のポイントだとは思うんですね。
どういうシチュエーションで
お渡しする?
お誕生日なのか
本当に還暦のお祝いなのか
いろいろ あると思うんですけども
そういう目的が まず お伺いして
それから商品を拝見して
で 商品によっては
やはり ちょっと向き 不向きが
どうしても紙によってもございますので
この商品だったら こういう素材を
選んで頂くといいかなという
アドバイスも したりします。
プロの方に やってもらう時に 髪の毛を
カットしたりとかする時と同じで
何か なかなか こういうふうに
してほしいんですって
イメージを伝えきれない時が
多いんですけど そういった時は
プロの方に どういうオーダーを出せば
一番 分かりやすいんですか?
一番簡単なのは こういうイメージのもの
というふうに提示されると
すごく考えやすいんですけども
自分で一から相手の気持ちを全て
くみ取るって結構 難しい。
難しいですよね。
難しいですよね。
なので一緒に本当に 紙を見て頂いたり
リボンを見て頂いたりということで
一つずつ ご相談しながらっていうのが
一番いいかなとは思いますね。
私 テープが1か所っていうのが…。
例えば 頂いて
テープが何か所か留まってると それを
剥がすのに ん…っていって
ビリッてなったりすると そこで ちょっと
残念という感じになったりするので
1か所で きれいに。
あれにね ちょっと感動したんです。
そうですね。
私も いろんな包みを考える時に
なるべくテープで留める回数が少ない
ということを
選ぶようにしているんですね。
開ける手間が すごく かかってしまったり
あと ビリッて破れた時に
何か 気を遣いませんか?
気を遣いますよね。
何か こう せっかく どっかで包んできて
もらったものなのに破いちゃった。
人が見てると余計 気になっちゃう。
本当に そう。
1か所だと助かりますよね 簡単に。
なので コミュニケーションの一つの場
として盛り下げないっていうのって
すごく大事だと思うんですよね。
なので1か所留めとか
本当に リボンだけを外せば
留まってないとかっていうのは
私は すごく好きです。
ここでですね さらに簡単なラッピング術
というのをご紹介したいと思います。
後ほど IKKOさんにも
やって頂きますので。
うれしい。 できるかしら。
よくあるのが こういった袋に贈り物を
入れて リボンで結わくという方法ですね。
非常に簡単です。 私も よくやりますが
ただ ちょっと一手間 加えますと
こんなふうに変わります。
IKKOさん いかがですか?
きれい! かわいいですよね。
何か サイズが
ぴったし合ってる感じがして。
そうですね。 きっと喜んで頂けるんじゃ
ないかなという気がしますけれども
では どうすれば こんなふうになるのか。
熊谷さんに やり方を教えて頂きましょう。
3つの手順で ちょっと すてきな
ラッピングに変身! 皆さんも ご一緒に。
では ここの上の部分
品物は ここまでなんですよね。
で 上が すごく長いですよね。
なので上を少し曲げてみましょうかね。
曲げて二重にした部分に ひだを作ります。
中心から作ると
バランスが取りやすいですよ。
クチュ クチュ クチュッと簡単に
あまり難しく考えずに
クチュ クチュ クチュッと こう。
(IKKO)そのクチュ クチュが難しい。
ひだの根元をモールで まとめます。
ひだが ばらけないように
しっかり ねじって巻きつけます。
で この残った部分を内側
底の箱の商品ですね
商品の下の中側に こういうふうに
入れちゃおうと思うんですよ。
見えます?
この中に入れちゃいました。
じゃ反対側も入れてみますね。
次に袋の角を底に折り込んで
形を整えます。
角を軽く下に引っ張ると
折り込みやすくなります。
最後に オーナメントの飾りつけ。
巻きつけたモールに取り付けます。
飛び出たモールは
先端をクルクルッと巻いたり
ハートなど 形を作って出来上がりです。
一個だけいいですか?
はい。
オーナメントは お手頃な価格で
手に入るってことですけど
これは ラッピングの素材として
売ってるものなんですか?
手軽に入りますね。
資材を売っているようなとこだったら
いろんなパーツのものが売ってます。
何か 気に入ったものを見つけたら
そういったものを転用して
ということで いいわけですね?
はい。 何か 目が
そこに行くポイントがあれば
それで何となく全体に
ラッピングされたものという
イメージになるのかもしれないです。
何か手が加わるとね すてきですね。
それでは賀来さん IKKOさんにも
挑戦して頂きましょう。
ちょっと難しいわ。
そうですね。
山折り谷折りを
繰り返していくってことですね?
(熊谷)そうですね。
これ モールがね 意外と…。
そうですよね。
あれ? 先生
これで いいんでしょうか?
モールは結ばなくていいんですよね?
(熊谷)結ばなくて ねじれば。
あっ そっか そっか そっか。 ねじれば。
あっ 結んじゃいました。
(熊谷)結んでも だめじゃないですよ。
たぶん結ぶと
外す人が大変かもしれないです。
なるほど!
では出来上がりを
見せて頂けますでしょうか。 はい。
いや どうなんでしょう。
(IKKO)すご~い。
ちょっと このハートが なかなか…
ハートが見えなかったっていう。
(IKKO)きれいですね。
(熊谷)かわいいです。
いやいや いやいや。
私 こちら。
ちょっと やっぱり
IKKOさんっていう感じ。
余裕がなくって。
そうですか?
一つ一つ思いを込めなきゃ
いけないんでしょうけど 余裕がなくて
ぴっちりやることばっかりが
何か 頭に入っちゃったって感じ。
でも すごい きっちりやられてて
すごい きれいです。
そうですか?
IKKOさんっぽい。
オーナメントも賀来さんは ちょっと
かわいいのを選んで頂きましたし
IKKOさんは 今日のお着物にも
合うようなイメージのオーナメントを
選んでくださったなって。
簡単な素材でも そんなこと
ちょっと考えるだけでも
出来上がり感が随分 違って見えるんだな
というところで
お二方とも とっても すてきに
出来上がってると思います。
何か だから今日 作っててね 思ったのは
私 2回目 もし作るとしたら
自分の余裕のなさが
それが ちょっと表れちゃうから
もうちょっと グイッとならないで
思いを少し俯瞰で見ながらやっていくと
より完璧になるかなと思っちゃった。
どうですか IKKOさん
また やってみようというような?
あ~ 楽しい。 楽しいし
いろんな発見がありますよね。
例えば先ほど言った ここの部分
あっ こういうふうにするんだというのが
いろんな部分に 何か役に立ちそう。
さあ 包むといいますとね
包装紙ですとか 袋だけではなくて
日本には風呂敷がありますよね。
あ~ そうそう。
IKKOさん いかがですか。
風呂敷の包み方ってのは関心は?
私 すごく あるんですよね。
あ~ そうですか。
風呂敷もですね
IKKOさんの すてきなお着物姿に
ぴったりではないかと思いますので
このワンランク上の風呂敷の包み方
ご紹介しましょう。
日本の伝統的な包み方といえば
「風呂敷包み」。
布一枚で さまざまなものを包める
万能な風呂敷。
ワンランク上の包み方を教えて頂きます。
まずは一般的な真結び。
シンプルな包み方ですが
実は きれいに包むコツが…。
それは前後を包んだあとの 左右で結ぶ時。
お着物などの袖を ちょっと持ったりとか
するようなイメージで真ん中ですね
ちょっと持ち上げて頂いて
かぶせて頂くと この辺りが仕上がりが…。
きれいですね。
もう一度。 左右の結ぶ部分を
持ち上げた時に
真ん中に寄せるように
つまみ上げるのがコツ。
こうすると角が きれいに仕上がるんです。
反対側も同じように持ち上げたら
あとは結ぶだけ。
結び目は縦結びにならないように。
真結びにする方法です。
1回目は右側の布を上 左の布を下に
交差させて結びます。
2回目は右側の布を
左側の布の上から結びます。
こうすれば縦結びになりません。
続いて グッと おしゃれに見える
二つ結び。
二つ結びは
対角線同士で結ぶのではなく
隣同士で結びます。
まずは前後の布を真ん中でクロスさせて
左右に引きます。
ここでは結びません。
ポイントは このあと。
右にある布同士を真結びします。
今度は左の布同士を真結び。
結び目を整えたら完成。
長いものを包むのに適しています。
そして ワインなど瓶を包む方法です。
一体 どう包むのでしょうか?
まずは瓶を風呂敷の真ん中に置きます。
次に両端の角を瓶の口元まで持ち上げて
一度 結びます。
次に残った両端を瓶に沿わせるように
後ろに回し 交差させて前に持ってきます。
そして瓶の正面で真結びに。
最後に余った部分をグルグルねじり
真結びして 持ち手を作れば…。
完成です。
まるで瓶が着物を着たような
仕上がりです。
覚えておくと ちょっと自慢できる
風呂敷の包み方。
IKKOさんに お似合いかも。
どんだけ~! きれい!
すてきです。
お着物とも合ってらっしゃいます。
何か いい感じですよね。
ええ すごく!
何か ワインとかシャンパンを
こうやって風呂敷に包むだけで
差し上げる時に何か すてきな感じに
ワンランク上がったプレゼントに
なりますよね。
そうですね。
すてき すてき。
瓶も何か本当に
お着物をまとってるみたい。
そうですね。
やっぱ 風呂敷っていうのも
いいですね。
何か日本の心っていう感じがして。
私ね 改めて あの二つ結び?
かわいいなって。
あれ かわいいですよね。
何か こう すごい かわいくて
ああいうので何か
箱に入ったものをね 頂くと
すごく感動しちゃうかなと
思っちゃうんですよね。
風呂敷はですね
どんな良さがありますかね?
商品をスッポリと隠して 包み込むことが
できますので 温かみがあるというのと
結び方が分かっていれば ほんの数秒で
包み上げることができるっていう
瞬間的に包み上げられるっていう
一つのものだと思うんですよね。
何か 風呂敷だと商品が
本当に まとうっていう感じがしました。
一番 一つ 皆さんが心がけておかれると
いいかなと思いますのは
お客様に差し上げるってなった時に
その風呂敷ごと お嫁に行くのか
風呂敷は返ってくるのか。
あ~ そうね。
確かに。 何か返してもらう場合は
あんまり凝った結び方じゃなくて
サッと取れるようにして。
そうですね。
そのまま渡す時は ちょっと凝った
先ほどのシャンパンみたいな
ワインみたいな時のような感じでも
すてきですよね。
熊谷さんが ラッピングする時に一番
大切にしていることとかっていうのを
教えて頂けますか?
私どもは お客様が
持ってきてくださった商品を
お包みする機会が多いんですけども
それは作業だと思ってやらない
ということですかね。
自分たちにとっては日常で 包むことが。
でも お客様にとったら もしかしたら
その包んでもらってる商品って
すごく大切な物かも
しれないじゃないですか。
なので やっぱり
何でもそうだと思うんですけども
作業で何となく やっつけみたいに
そういうふうには絶対したくないな
というのはありますし。
よく「伝道師」という言い方したり
するんですけど
もう本当に贈り物をお包みして
その瞬間的な時間を楽しんでもらうための
お手伝いの空間というんですかね。
ちょっと難しいですけど。
実際は お持ちになった方
どういう思いで買われたのかな?
というところも
そのプレゼントの中には入ってるわけ
ですよね ストーリーとしてね。
なので それが うまく伝えていける
たどり着くまで
お手伝いができるというのも すごく
大事なことじゃないかなとは思いますね。
それでは 続いて ご紹介するのは
サスティナブルなラッピングです。
生産過程で処分される織物を再利用して
包むそうです。
東京・目黒区にあるワインショップ。
この店のラッピングが
評判を呼んでいます。
それが こちら。
ワインを布で包んだラッピングです。
使われているのは
播州織という織物です。
播州織は 兵庫県・北播磨地域で
生産されています。
200年を超える歴史があり 豊かな色彩で
柄を表現できるのが特徴です。
その播州織で ラッピングをしているのが
竹本佳代さん。
播州織の産地の一つ
西脇市の出身でもあります。
竹本さんが播州織で ラッピングを
始めたのは 今から14年ほど前。
地元の酒屋で働いていた時に
播州織で包むことを思いつきました。
実は竹本さんが使っている播州織は
一般に流通しているものではありません。
竹本さんは生産過程で出る はぎれや
商品にならなかったものを
利用しているんです。
その訳は?
例えば ランチョンマットですとか
今だったらマスクなんかに
再利用して頂くので
こちらをあえて
端を縫製しないように
はぎれのままで ラッピングしています。
リボンに使っているのも
商品にならなかった播州織。
これは「経糸」と呼ばれる素材。
横糸を通して織物になる前に
処分されたものです。
特殊な糊で糸が縦に固められています。
この経糸 リボンに
うってつけなんだそうです。
どこからでも
好きな細さに裂いて頂いて。
糊が かかっていることによって
こう カールさせることができます。
なのでリボンには とっても向いています。
捨てられちゃうんですけど
とっても向いています。
ワインショップのスタッフは経糸を裂いて
糸にして アクセサリーを手作り。
こういうラッピングをする時に
短いリボンが すごい余るんですよね。
…ということで一緒に作りました。
竹本さんは はぎれを
地元の生産者から安く譲り受けています。
最初は はぎれを譲ってほしいという
申し出は
なかなか生産者に伝わらなかったと
いいます。
コロナ禍の前は1年に4~5回は
現地に足を運んでいたそうです。
竹本さんは暮らしの中でも
新しい包み方を楽しんでいます。
例えば ティッシュの箱も包んで
両端を結ぶだけで…。
ご覧のとおり。
果物だって このとおり。
包み方に決まりはありません。
大きさや形 色を見て
インスピレーションで包んでいきます。
丸いキャベツは こんな感じ。
結び目をきれいに整えるのが ポイント。
はぎれも きれいに見えます。
そんな竹本さんに あえて
大根を包んでもらいました。
選んだ播州織は
大根の白が映える黒い布。
葉っぱが のぞくようにして
大根をアピールするラッピング。
2分足らずで出来上がり。
お見事!
物を贈る時には必ず播州織で
ラッピングするという竹本さん。
再利用の方法も伝えて
布ごとプレゼントするそうです。
そんな竹本さんにとって
播州織のラッピングとは?
(取材者)そういう感覚なんですか?
そうですね。
私の仕立てた お嫁さんというか
花嫁さんが お嫁に行って その先で
どんなふうな また新しい形になるか
というのを想像しながら やってます。
捨てられるはずだった織物や
はぎれを使ったラッピングが
次の人の手に渡り 新しいものに。
まさに サスティナブルなラッピング。
皆さん いかがですか?
いろいろな表情があるものですね。
ねえ すばらしいですよね。
播州織っていうのも味わいがあって。
私 何か やっぱり竹本さん「かっこいい」と
「大根かっこいい」と
思わず つぶやいたのが…
あと やっぱり お嫁に行くっていうね
そういう気持ちが何か
すごい すてきだなと思いました。
もともと これは破棄するものだった
例えば はぎれですよね。
それに目をつけたっていうのは
とても すばらしいと思いますよね。
今 時代的に本当に再生可能なものは
極力 再生していくっていうのは
とても すばらしいことだと思うし
それで何か 一つずつの
それぞれの思いっていうのが
共通したところに一つあるんですけど
お嫁に行くっていう考え方だったり。
だけど共通してるところは 先生
おっしゃったように 心を込めてやる。
作業ではないというところが
何か 皆さんに愛を感じますよね。
自分の地域で そうやって
捨てられてしまうようなものを
違った場で生かすことができて
また瓶を包んでいらっしゃったので
特に割れ物ですから
そういう布を使ってっていう部分も
お持ち帰りされる方にとって
いいものだなとは思いますね。
私ね 先生に一つ聞きたいのは
このラッピングっていうもので
もらった物で
すごく感動したものって 何かありますか?
一番いいなと思ったのは 自分が
カルチャー教室とかで生徒さんに
教室を辞めていく際に「先生 長い間
お世話になりました」と言って
習った包み方を一生懸命 工夫して
包んできて持ってきてくださったり
ということが何回か あったんですね。
これを包むのに どのぐらい
時間かかったのかな?とか
これと この紙を組み合わせるのに
すごい考えたのかな?っていうような
それを考えている時間を
私が もらったような気がして
すごく印象に残りますね そういうのって。
ラッピングって苦手な人
たくさん いらっしゃると思うんですよ。
下手でもいいから 自分でやることが
大切なものもあれば
だけど だんだん きわめていってるうちに
楽しくなっていって
自分の心を表現できていく 一回一回の
贈り物にっていうところで言うと
深い意味合いみたいなものがね
分かったから
今日 習ったことを少しずつ ちょっと
自分なりに試してみようかなと
思いました。
やっぱり それを包んだものを見て
人がワクワクしてくれるっていうのも
とっても うれしいことですよね。
で それを受け取る側 渡す側が
心が そこに
つながれてるっていうんですかね。
通い合っている
その時間を楽しんでもらう。
その空間に ラッピングが ちょっと
存在しているのかなっていう。
心と心をね。
今ちょっとコロナとかで会えない人とかも
いると思うんですけども
送ってあげたりしてもいいと思いますし。
今回 いろいろなやり方を
ご紹介しました。
私も自らの体験としてですね
やればやるほど上達するということが
分かっておりますので
是非 皆さんも試して頂ければと思います。
さあ 賀来さん いかがでしょうか?
今日 本当に すてきに
ラッピングされたものを受け取って
何かね パッと咲いて
パッと散るというかね
非常に ドラマティックな演出のもの
なんだなと何か思って。
その底辺には非常に こう
おもてなしの真心が流れていて
あ~ 何か すばらしいことなんだなと
今日すごい思いました。
皆さん 今日は
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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