情熱大陸【婦人科医/金尾祐之▽今も、次の命も守る!女性を脅かすガン治療最前線】[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

情熱大陸【婦人科医/金尾祐之▽今も、次の命も守る!女性を脅かすガン治療最前線】[字]

全国随一の症例数と実力。“最後の砦”として頼る患者も多い、その医師の手術は「命を救う」のはもちろん、患者の生活・その後の人生も含めこだわる「1ミリ」の手術現場

番組内容
1ミリ内か外か…“切除ライン”はその後の生活・人生にも影響する。 子宮や卵巣に巣食うガン。婦人科医・金尾祐之率いるチームの手術数は年間およそ1300。開腹せずに行う腹腔鏡下手術を婦人科にいち早く取り入れ、そのレベルを大きく引き上げてきた。他の病院で手術不能と診断された患者が“最後の砦”として彼を頼ることも。そして20~40代に多い子宮頸ガンの手術…命はもちろん、子供を産める体でいたいという願いも。
番組内容2
例えば、子供を望む子宮頸がんの患者には「子宮温存手術」を選択。太さ3~4ミリの子宮動脈を残すことを心がける。一般的には切除されてしまう動脈を残せば、血流を保ち妊娠率をあげることが可能になるからだ。こだわる「1ミリ」の手術現場。これは力を入れている「子宮頸がんの再発腫瘍切除術」でも――。「早期発見、早期治療」の重要性を訴え、婦人科医療の未来のために、また婦人科ガンの根治のために。熱情を注ぐ医師の姿。
プロフィール
【婦人科医/金尾祐之】 1971年、香川県高松市生まれ。広島県福山市育ち。父親の影響で産科医を目指し、大阪大学医学部に入学。卒業後、産婦人科医助手として働き始めるものの、帝王切開手術で母体死亡を経験。子供は無事だったが、帝王切開の手術ごとにフラッシュバックし産科医を断念。大学で学んだことのある婦人科に転身した。倉敷の病院で腹腔鏡手術を10年学んだのち、2014年がん研有明病院に。
プロフィール2
がん研有明病院では副部長を経て、2020年から部長となってチームを牽引する。 2021年の婦人科ガン手術件数は1306件、金尾の内視鏡手術数はこれまででおよそ4000に及ぶ(良性・悪性疾患)。金尾の技術は国際的にも注目され、高く評価されている。 ストレス解消は、家族と過ごす時間とジョギング。お酒も好きだが、手術前日は絶対に飲まないと決めている。
制作
【製作著作】MBS(毎日放送)
公式HP
【番組HP】 http://www.mbs.jp/jounetsu/
関連公式URL
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おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
福祉 – 文字(字幕)

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  16. 結構
  17. 再発
  18. 子宮頸部
  19. 自分
  20. 術後

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

<がんに侵された子宮は

通常の4倍の大きさにまで
膨らんでいた>

<子宮を丸ごと摘出するしか
道はない>

<30代の患者に対する
金尾祐之の言葉には

静かな説得力があった>

(金尾)そうだな
絶対 治さんといかんねぇ

もちろんですね

<かつては
40代以降に多かった 子宮体がん>

<それが 今 30代で発症する
ケースが増えているという>

例えば…

<彼が操るのは 腹腔鏡>

<開腹手術に比べ
患者への負担は軽い>

<けれど 患部に 直接
手で触れることのできない

腹腔鏡手術は
婦人科のがん治療では

その困難さから
長く導入が見送られていた>

<金尾は
しかし 大きなメリットに注目>

<この手法なら

骨盤の奥深くに巣くうがんにも
立ち向かえる>

<良性・悪性を問わず

既に 4000件を超える実績を
重ねてきた>

<視野は
肉眼の およそ5倍から10倍>

<錯綜する神経を
傷つけることなく

ミリ単位の正確さで
患部だけを取り除いてゆく>

<その口癖…>
もう パッションなんですよ

パッションがあれば…
パッションだと思うんですよ

パッションなんですよ

これね すっごいね
座り心地 悪いの

<パッションを維持する工夫が…>

寝るのには 結構いいんですよ
僕 ちっちゃいから

これ ちょうどね
ちょうどいいんです こうやって…

これ たまたま…
これ 葉書が来たんですけど

これね…

こう…
やっぱ こういうのっていうのは…

<穏やかな暮らしを取り戻した
喜びの声は 数え切れない>

<患者の未来を思うこと>

<柔らかな物腰の下に
医師の気概が隠れている>

♬~

じゃあ 頑張っていきましょうね
(女性)よろしくお願いします

<金尾祐之を頼って 夫と共に
遠方からやって来たのは

30代の女性だった>

<体調不良で
地元の病院を訪ねた女性は

子宮体がんと診断された>

<悪性度こそ低いが

子宮は がんにむしばまれ
かなり肥大している>

<転移のリスクが高く

金尾は 卵巣を含む
子宮の全摘出を決断した>

<腹部に
数か所の穴を開け

先端にメスなどのついた鉗子を
挿入して行う 腹腔鏡手術>

<穴の直径は
5ミリから12ミリ程度なので

傷も目立たない>

<無数の血管や神経が巡る体内で

患部だけを切除するのは
慎重を要する作業だった>

なるべく やっぱり…

<へその穴を通して
体内に入れるのは カメラ>

<金尾たちは モニターに
映し出される映像を見ながら

子宮に迫ってゆく>

<メスや鉗子を

あたかも
自分の指先のように操作>

<経験に裏打ちされた動きに
迷いはない>

<出血を極力抑えながら

患部への道のりを
切り開いていった>

<やがて 子宮に到達>

<やはり 出血を避けるため

子宮につながる血管を
糸で きつく結んでから

切り離しにかかる>

<摘出までには
いくつものステップが必要だった>

<こうして
準備を全て終えるまでに

2時間余り>

<いよいよ 切除にかかった>

よっしゃ…

<がんに侵された子宮は

まがまがしく膨らんでいる>

<体内に入れた袋は
子宮や卵巣を収納して

がん細胞が
飛び散らないようにするためだ>

<手術開始から2時間半>

<患部は 全て取り除かれた>

(医師)
先生 ありがとうございました
は~い お疲れさまで~す

<他の臓器への
転移もなかったので

家族のもとへ向かう>

はい どうぞ お座りください

ありがとうございます

(男性)大丈夫です

(男性)いや ホント よかったです
ねっ よかったですね

<婦人科がんの腹腔鏡手術は
まだまだ 一般的ではない>

<だから 金尾は

スキルを身につけたいと望む
医師を対象に

セミナーを開いている>

<参加していたのは
35歳以下の医師たち>

<セミナーでは それぞれが
自分の手技を披露する

タイムトライアルも行われた>

<けれど 金尾が

腹腔鏡手術をマスターしようとする
医師たちに求めるのは

スキルだけでは ないらしい>

ねっ

大丈夫? できるようになった?

ばっちり?
ばっちりっす

ばっちり?
はい

ちょっと 手は震えてますけど

ばっちりですか?
ばっちり… 気持ちは…

<何より大切なのはパッションだと
彼らにも力説している>

<今 若年層にも増えている
子宮頸がん>

<30代の女性が
金尾の助けを求めて やって来た>

<妻が
子宮の温存を希望する一方で

夫は 不安を抱いていた>

そうそう そうそう そうですよね
おっしゃるとおりですよね

(男性)まぁ あの…

<子宮を残せば 出産の夢も残る>

<2人を安心させる
金尾の丁寧な解説は

1時間余りにも及んだ>

大丈夫?
(女性)はい

よし…
じゃあ 明日 頑張りましょうね

(男性)よろしくお願いします
(女性)お願いします

はい 失礼します
(女性)ありがとうございました

<彼女に施す 子宮温存手術は
20年ほど前に確立されたもの>

<がんに侵された子宮頸部と
その周囲だけを取り除き

切断した部分を
つなぎ合わせることで

子宮自体を守る手法だった>

<この日
手術室には見学の医師たちがいた>

はい じゃあ 頂戴 鉗子

<金尾は まず 腹腔鏡下で

がんがある
子宮頸部の下を切断し

腹部から病変部分を
引き出した>

<小型のエコー装置で
がんの位置を特定>

<そこから
2センチのゆとりをみて

子宮頸部を切り離す>

<続いて 子宮側の切断面を

糸で縛っていく>

これ 結構…

<きつく結びすぎると血流が滞り

妊娠時
赤ちゃんの成長を妨げかねない>

<あとは 子宮と膣とを
再び 腹腔鏡下で縫合する>

<最後に 子宮動脈に
薬剤を流して血流を確認>

<色が変われば成功だ>

<反応は早かった>

お疲れさまでした
(一同)ありがとうございました

うん きれいに取れたね
何か質問ありますか?

<ひとつき後>

<子宮温存手術を受けた女性の
外来日>

≪(ノック)
はい どうぞ

はい こんにちは

<術後の経過は良好>

<女性は すっかり
以前の日常を取り戻していた>

ありがとうございます

是非ね…

そうですね 先生に 是非
そう 僕にも会わせてほしいなと

だっこしてほしいです
是非是非 いくらでも だっこする

自分の子ども
大きくなったからさ

全く だっこなんか
させてもらえんから

だっこしてください
是非是非

はい ご連絡しますんで
期待してます

じゃあ 今日は これで
はい ありがとうございました

<5年前に 金尾のもとで
全く同じ手術を受け

その後 娘を授かった女性がいる>

フフフフフ… フフフ…

<子宮頸がんと分かったのは
不妊治療のさなか>

<出産は諦め とにかく
がんを治療するつもりだったが

金尾から子宮の温存を提案された>

<娘の誕生は 手術の2年後>

<女性には それが
奇跡に思えたそうだ>

そして…

<神様は めっぽう忙しい>

<落ち着いて
デスクで食事をとるのは

まれだった>

…奥さんの

そうなんですよ
(スタッフ)じゃあ 先生の好きなもの?

今日 好きなやつ そう

(スタッフ)そうなんですね
そう! このね…

<50歳の婦人科部長は
どうやら 庶民派なのだ>

<父は産科医だった>

<大阪大学 医学部に進み

幸せの手助けができる
産科医を目指す>

<だが 帝王切開で

女性が命を落とす場に
立ち会ったことが

金尾を婦人科に向かわせた>

<理由は もう一つ>

<心臓の手術を受ける父親の姿を
見届けた経験も

彼の現在に つながっている>

絶対に…

…っていうふうに
思ってるんですね 勝手にね

<その覚悟を
試される時がやって来た>

<1年半前 別の病院で
子宮を全摘した30代の女性>

<術後も
放射線治療を受けていたが

がんが再発し
余命1年と宣告されていた>

結構 もう…

よろしくね

<放射線を浴びた臓器は
癒着がひどく

患部まで たどりつくのも難しい>

<厳しい手術になりそうだ>

<しかも 再発したがんは

座骨神経に隣接していた>

<神経を無傷で残さなければ

患者には歩行障害が残りかねない>

はい メス
じゃあ お願いします

<その指先に
女性の未来がかかっていた>

<子宮の全摘から1年半>

<骨盤脇に がんが再発した女性>

<3時間半かけて
金尾は がんに たどりついた>

<赤い線が ギリギリの切除ライン>

<座骨神経は
骨盤の底を通っている>

<切除するべき患部は

神経に張り付くように

膨らんでいた>

はい…

<絶対に諦めないこと>

<金尾のメスは動き続ける>

<手術開始から 4時間30分>

<ようやく 周囲を傷つけず
切除することができた>

<だが これで終わりではない>

<臓器の一部を病理に回し

転移の有無を確認する必要がある>

これが…

<陰性ならば
あとは開腹手術による

一部臓器の摘出など
最小限の処置で済む>

<結果を待つ時間は
恐ろしく長く感じられた>

<病巣を全て取り終え
検体を病理に回して

既に1時間近く>

<手術室の片隅で

金尾は ひたすら
結果の連絡を待ち続けていた>

<そして…>

よっし! OK!
ありがとうございます よっしゃ!

<余命宣告を受けていた女性は

術後1か月で
元気に退院していった>

<命を預かる医師という仕事>

<婦人科医・金尾祐之が

困難な手術にも
ひるまない理由は

至ってシンプルだ>

目の前にいる患者さんを
ワン オブ ゼムと考えるか

オンリーワンと考えるかで
全然変わってくるんですよ

その工程には やっぱり
パッションを持って

オンリーワンの患者さんを
助ける

というところかなっていうふうに
思ってますけどね

<そのまなざしは いつも

患者一人一人の明日に
向けられている>

<今すぐ持ち帰りたい
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