チョイス@病気になったとき「50代から多発!足の痛み」[解][字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

チョイス@病気になったとき「50代から多発!足の痛み」[解][字]

50代から増え始める足のトラブル。かかとが痛む「足底腱膜炎」、親指の付け根が腫れて痛む「強剛ぼし」、指の付け根の激痛「モートン病」について治療のチョイスを解説。

番組内容
50代から増え始めるのが、足(フット)のトラブル。歩行やスポーツ、体重などの長年の負荷により、足の関節や腱が傷んでくるからだ。朝起きて最初の一歩やランニングの最初にかかとが痛む「足底腱膜炎」。親指の付け根が腫れて痛くなり、痛風と間違えやすい「強剛ぼし」。靴を履くと指の付け根に鋭い痛みやしびれを感じる「モートン病」。多くみられる足のトラブルとその原因、重症度別の治療のチョイスを詳しく伝える。
出演者
【キャスター】八嶋智人,大和田美帆,【講師】国際医療福祉大学塩谷病院病院長…須田康文,【リポーター】上條倫子,【語り】江越彬紀,佐藤真由美

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

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  10. 治療
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  12. 注射
  13. ストレッチ
  14. モートン病
  15. 松下
  16. アキレス腱
  17. 場所
  18. 状態
  19. 体重
  20. 外反母趾

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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<今回のテーマは「足の痛み」>

<朝起きてからの一歩目で…>

ガッ! と…。

<足の親指の付け根に出来た

痛~い…>

…っていう不安は 常に ございました。

<さらに…>

<こうした足のトラブルを放っておくと

最悪の場合 歩けなくなってしまうことも>

<でも チョイスはあります!>

(3人)チョイス!

<痛みが取れる超簡単なストレッチから

症状に合わせた…>

<傷んだ足の骨や腱を
切って治す手術まで>

<あなたの足を守るチョイスを

たっぷりお伝えしま~す!>

健康への道のりはチョイスの連続!

ということで今日のテーマは…

いかがですか?
足の痛みって いろいろな種類が

あるんだなっていうこと
びっくりしますね。

そうですね。
足ぐらいと思って放っておくと

どんどん どんどん痛くなったりっていう。
その先には

歩けなくなるんじゃないかっていう不安が
おありになるっていうのは

とっても怖いことだなと思いますが。

そんな大切な足ですけれども
今日は こちらの

足の骨の模型を お持ちしました。

このように
とても複雑な構造になっています。

では お二人に ここでクイズです。

足の骨ですけれども
全部で いくつあると思いますか?

ええ~?
いや… っていうか 出田さん 今

それ もう 出しちゃってるから。
本当だ。

両足合わせて40。
40?
はい。

お二人 いいところ
そうですか。
いっているかと思います。

片足で28個。
両足合わせると56個…。

もっとあるんだ!
多いんですね!

ちょっと多めに言ったつもりでしたけど…
ああ そうですか。

人間の体には 全部で200個以上の骨が
あるといわれていますけれども…。

えっ? 全部で200?
はい。

そのうち56?
そうなんです。

4分の1以上は足の骨
そうですか!
ということなんです。

体の全体重を支えるために

このような絶妙な構造になっています。
はあ~…!

ただ 毎日かかる負荷によって
40代から50代ころから

構造が崩れ始めてですね
いろんなトラブルが起きてしまうんです。

ということで 今回は こちら。

代表的な足の病気を3つ

お伝えしたいと思います。
リアルですね それ。 リアルすぎる…。

まずは
この親指の付け根に起こる病気から。

でも 外反母趾ではないんです。

<呉服店を営む…>

<6年前から 右足に痛みを感じるように
なりました>

足の付け根の甲の部分の骨ですね。

そこが 痛みを感じてました。

痛っ…。

<痛みは しばらくすると治まったので

我慢しながら仕事を続けていた
松下さん>

<しかし 2年ほどたつと…>

だんだん…

どんどん どんどん…

<松下さんに
当時の足の様子を描いてもらいました>

全く骨の位置が違いますね。

<一般的に 外反母趾は

親指の付け根の側面が膨らみますが

松下さんの場合は

甲の部分が盛り上がっていたのです>

もう それは とても不安で

このまま 何か…

…は 常に ございました。

<そこで 松下さんは
足の専門医に診てもらうことにしました>

じゃあ まずね ちょっと動かしますよ。

動き このぐらいですかね。

<足の親指を反らせたり

内側に曲げたりして

痛み方を調べていきます。

さらに X線で骨の状態を確認した結果

診断は…>

…という病名です。

これはですね…

<足の親指の付け根には

「MTP関節」と呼ばれる関節があります>

<関節の間には軟骨があり

足の指の動きをスムーズにし

曲げたときの衝撃を吸収する

クッションの役目をしています。

足の親指を反らす動きが
長年 繰り返されると

この軟骨が すり減り

そのかけらが
炎症を起こしてしまうのです>

<これが「強剛母趾」です>

<松下さんが
強剛母趾になってしまったのは

呉服店の仕事で 立ち上がるときに

指を反らせる動きを 40年以上

繰り返していたためでした>

<さらに 骨にも ある変化が…>

<これは
松下さんの足のX線画像。

MTP関節の甲の部分に

「骨棘」と呼ばれる膨らみが
出来ていました>

<骨棘は 軟骨がなくなった部分の骨が
過剰に増殖して出来たものです>

<松下さんの場合

この骨棘が靴に当たって

より強い痛みを引き起こしていたのです>

<そこで 松下さんがとったチョイスが…>

チョイス!

<専用の電動のこぎりを使って

骨を削る手術です>

<骨棘が出来てしまった関節は

骨同士が ぶつかりやすくなり

指が動く範囲も狭くなっています>

<そこで
骨同士が ぶつかっている部分を

手術で取り除きます>

<こうすることで 炎症も治まり

関節も スムーズに
動かすことができるようになるのです>

<骨棘も一緒に取り除くので

靴に当たって
痛いこともなくなります。

手術後 傷口が治るまでは…>

<つま先を浮かせることで

足の親指を反らさずに歩けるサンダル>

<松下さんは 自分の足に合わせて作り

家の中でも履いて生活していました>

とても とても…

足の親指の その… 要は
骨が盛り上がっていくっていうのは

結構 怖いなと思いますけどね。
怖いですよ。

気になりますが。
専門家にお越しいただいています。

足の専門医…

どうぞ よろしくお願いいたします。
(一同)よろしくお願いいたします。

「強剛母趾」って また 聞き慣れないし
強そうな名前ですね また。

そうですね。
これは どういったものなんですか?

日本の調査で
最近 出たのがあるんですけども

50歳以上の男女の方で
大体4%ぐらいの方が

この病気で
痛みを持ってらっしゃるという

そういう数字が出ています。
結構 パーセンテージとして

高いなと思うんですけど
あまり聞き慣れないですよね。

どういう方が
なりやすいのかってことですが。

指を反らす状態で

重みがかかるような作業を
されるような方。

先ほどの 呉服店にお勤めであったり

床から立ち上がるっていう動作ですよね。

あと 保育士さんにも意外と多いんです。

保育士?
保育士さんっていうのは

中腰…
体をしゃがめて指を立てた状態で

いつでも お子さんに…
動ける状態で目線を下げることと…。

膝をついてね。
動けるようにっていうことで

そのとき
指 反らしてらっしゃるんですよね。

確かに そういうイメージあります。
そういった方がいらっしゃいます。

あとは スポーツとかでも
指を反らすことが多いようなスポーツ。

私の経験では剣道ですかね。

踏み込むことが 結構 力が…。

あと 年齢的なものであったり。
加齢ですね。

それと 親指を お若いときに
けがをされているような場合。

それが あとで 年齢とともに
変化してきてということもあります。

外反母趾との違いみたいなものって
どういうことなんでしょう?

外反母趾は 皆さん ご存じのとおり

親指の付け根が腫れ上がって
内側がね 腫れてくる病気ですけれども

この病気は 同じ関節ですけれども

上の部分 甲の部分が腫れてくる病気です。

これ 先生 原因も違うということですか?

外反母趾の場合は

靴に当たる所の皮膚と
その下に出てる骨の間の所で

炎症を起こして腫れてくるんですけども
今回のは

強剛母趾は 軟骨が すり減って

すり減った軟骨が 関節の中を漂って

それが「滑膜」という

関節を覆っている袋を刺激して

そこで「滑膜炎」っていうのを起こして

痛みを出すという
そういう病気になってきます。

「変形性膝関節症」という病気は

よく 皆さん
ご存じだと思いますけれども。

この強剛母趾も
同じ 変形性関節症なので

メカニズムは
同じっていうことなんですね。

あのVTRの松下さんっていうのは
この親指の付け根の所に

棘が出来ちゃった
という感じなんですか?

そうです。 軟骨が傷んだ所の端の部分で

骨が「増殖性変化」っていって
大きくなってくるんですね。

軟骨が すり減った所に
負担かけないようにするために

ある一種の防御反応みたいな
感じで出てくるんだと思います。

それが こう 何となく
丸く出てくるんじゃなくて…。

とがって出てきちゃう…。
棘のようにね。

それで動きが制約されてくる
ということになってくるんですけどもね。

じゃあ 強剛母趾になったら どうやって
治療したらいいのかというのは

気になるところですが。
はい。 治療を こちらにまとめました。

まず 軽症の場合はですね

「親指を反らす行動を避ける」。

これで治らないときには

「ロッカー加工靴」という靴を履いて

親指を安静にします。

これでも痛みがなくならないという方は

「手術」ということです。

どういう症状が出たら
それを やっぱり

やめたほうがいいっていうことに
なるんですか?

親指を動かしたときに甲の部分が痛い。

あとは 先ほど来 出てますけれども

甲の部分が腫れてくる。

そういった症状のときに この病気を疑う。

じゃあ 次の「ロッカー加工靴」って

聞いたことないんですけども。
聞いたことないですね。

これが 通常の靴になりますけれども

このように 親指に当たる部分の所で
指 動きますよね。

これだと 親指に やっぱり
刺激がいって痛くなります。

反らしてるのと同じってことですね。

この「ロッカー加工」って
どういうことかっていうと

底を まず いったん…
この靴の底を いったん 平らにして

その平らにした下の部分を
丸くすることで

この丸い所で
親指の代わりをしちゃうというか

指の動きを
そこで代用すると。

そういう形に
なっています。

<ロッカー加工靴を
八嶋さんが履いてみます>

歩きやすいですよ。
僕は 何の意思もなくても

前に前に進んでいく…。

ええ~!
ここまでは 普通です。

ここから 自然に フ~ン! って。

斜めになってるから 前が。
斜めになってるから。

先生 この靴っていうのは

もちろん 買わなきゃいけないと
思うんですけど…。

ご自身のお持ちになっている靴の底を
いったん 平らにして

そこに さらに 丸みを帯びさせるので

加工することで可能です。
あっ そうなんですか?

ちなみに お値段 おいくらぐらい…。
うちの施設ですと

義肢装具士さんにお願いをして

1万2, 000円で
両足 やらせていただいています。

あっ 両方で 1万2, 000円。

医療用ということになると
保険は利くんですか?

これは 自費でやらせていただいています。

保険は利かないけどもということですね。

じゃあ その靴で治らない場合は

やっぱり VTRのように手術…。
手術ということになります。

先ほど ご紹介しましたのは

「関節縁切除」。

「カイレクトミー」というのは
我々… 使い慣れてるんですけれども

出っ張ってる骨棘の部分から
傷んだ軟骨の部分までを

削り取る手術になります。
なるほど。

あれ 結構
削ってる感じがしたんですけど

そんなに削っても
大丈夫なものなんですか?

一応ですね 関節の全体の面の
3分の1ぐらいまでは 削っても

機能は維持できるだろうというふうに
いわれてるので。

あと 削ることで 動きは
ある程度は良くなるんですけれども

そんなに
劇的に良くなるわけじゃありません。

ですから この手術をしたからといって

全く何もなかったときに
戻れるというわけではないということを

よく 担当の先生と
お話しいただくといいと思います。

手術の費用というのは
どれぐらいになるんでしょう?

1週間から2週間ぐらいの入院で

保険で3割負担という場合で

10万円から15万円ぐらいという内容です。

こういう手術っていうのは
専門的なものなんですか?

はい。 足の病気を やはり
専門としている医療機関に

かかっていただきたいなと
思います。

私が所属しております
日本足の外科学会というところでは

ホームページに そういった

足を専門にしている医師のいる
病院名と

その医師の名前が
出ておりますので

参考にしていただければと
思います。

さあ 続いては こちら。

足の裏に激痛が走る
病気です。

<ゴルフが趣味の…>

<4年前のある日

ベッドから起き上がり
足をついた瞬間…>

ガッ! と痛いなっていうのは…

何か 自分が 打ったとか
そういう衝撃はなかったんで…

<その後 左足のかかとに

頻繁に痛みが出るようになった平尾さん>

<大好きなゴルフをしていても…>

次のボールのとこへ行って 打ったら
また乗ってというような感じで…

<近所の整形外科を訪ねると 診察の結果

「足底腱膜炎」と診断されました>

<足の裏には
「足底腱膜」という繊維状の層があり

かかとと指先をつないでいます>

<長時間 立ち仕事をしたり

ランニングをしたりすると

ここに大きな負荷がかかります。

負荷がかかる状態が続いた結果

炎症が起き 痛みが生じるのが

足底腱膜炎です>

<平尾さんは 足底腱膜炎になった原因に

心当たりがありました>

衰えを… 要するに「鍛えれ」と思って
で やったんですけどね。

<平尾さんは 体力づくりのため

毎日 6キロのウォーキングを
始めたばかりでした>

<ちょうど半年後に
足底腱膜炎になってしまったのです>

<「足底腱膜炎」と診断された平尾さん。

最初は
炎症を抑える薬を処方されましたが

思うようには効きませんでした>

<別の整形外科にも通い

炎症を抑えるステロイドの注射を

3か月に1回
かかとに打っていましたが…>

<効果は長くはもたず

痛みは さらに悪化していきました>

<平尾さんは スポンジを切り抜いて

お手製のクッションを作りました。

靴のかかとに入れて
痛みを少しでも和らげようとしたのです>

<そこで 平尾さんは
足の専門医に相談することにしました>

<MRIで 足底腱膜の状態を
調べてみると…>

<左が正常

右が平尾さんのMRI画像です。

平尾さんの足底腱膜は

正常なものと比べて

分厚く腫れ上がっていました>

<そこで 医師が まず勧めたのが
ストレッチ。

負荷がかかって 硬くなった足底腱膜を
伸ばして

やわらかくします>

すごい簡単で
まず あぐらをかいてですね

右足だったら 右手で

親指から小指まで押さえて

その状態で足首をグ~ッと反ります。

このときに 少し この足の裏の筋…

いつも
かかかとの内側が痛いと思うので

そこを少し触ってあげて

伸びてるなっていうふうな感じを
感じてあげて

一応 まあ 10秒ぐらいキープして。

ゆっくりで…
ポイントは息を止めずにですね

深呼吸 息を吐きながら
ゆっくり やります。

<これを 10回を1セットにして

1日3セット以上行います>

<平尾さんは
1週間ほどストレッチを続けましたが

効果はありませんでした>

<そんな平尾さんに残されたチョイスが…>

チョイス!

<足底腱膜の緊張を取る
手術です>

<手術は この関節鏡を使って行います>

<まずは かかと部分に穴を開けて

外側から関節鏡を

内側から電気メスを入れます>

<炎症を起こして傷んでいる
足底腱膜と

骨がつながっている
部分を

4割ほど
切り離します>

<こうすることで足底腱膜がゆるみ

炎症が治まるのです>

<さらに重要なのが手術後です。

<平尾さんは 10日間 入院。

退院後も 足がつけないため

傷口が塞がるまで およそ5か月間は

つえを使って生活していました>

<痛みが取れてからは

足のふくらはぎの筋肉や
アキレス腱を鍛えるリハビリを

毎日 行いました>

<現在も リハビリを続けながら

週に1回は
ゴルフを楽しめるまでに回復しました!>

何か ウォーキングなんて

いいことばっかりで
悪いことなんかないと思ってましたけど。

どんな方がなりやすいとかっていうのは
あるんですか?

長く立っている 長く歩く…。

例えば 教壇に立ってらっしゃる
学校の先生だったりとか

あとは やはり スポーツでたくさん走る

スポーツなさるような方。

急に運動を始めた方 そういった方に
起きることがありますね。

あと 体重が 例えば 急に増えるとかね

そういったときにも
起きてくることはあります。

VTRの平尾さんが
朝起きて 一歩目が痛かったというのは

あれは どうしてなんですかね?

こちらに模型があるんですけれども。

このかかとの付け根の部分…

かかとの裏の部分から

指先に向かってついてる
膜なんですけれども。

結構 全面にあるんですね。
そうなんです。 全体的にあるんですね。

それで このかかとに くっついてる所

ここの部分に炎症が起きて

痛くなる病気です。

日中の その痛んでる所が

夜 お休みになってるときに
炎症を起こしてる所が

修復しようとして 治ろうとして
硬くなるわけです。

それが 朝 一歩目 起きたときに
ピ~ンと張り詰めて痛い。

そういうのが この病気の

症状の出るメカニズム
ということになります。

平尾さんは 何か こう
なかなかね 良くならないので

いろいろな治療を
してらっしゃいましたけどもね。

こちらに
足底腱膜炎の治療をまとめました。

まず 軽症の場合は

足底腱膜に負担がかかる
ランニングなどの行動を控えます。

そして これで改善しないときは
「ストレッチ」。

また 医療用の「足底挿板」

いわゆる「足底板」。

そして 「痛み止めの薬」による
治療があります。

これでも痛みが改善されない場合
重症の場合はですね

「体外衝撃波治療」と呼ばれる
方法があります。

それでも
良くならないという場合は

「手術」という選択肢に
なってくるわけですね。

どういった痛みが こう…

どういった種類の
っていうんですかね 痛みが出てくると

負担がかかる行動を
控えたほうがいいのかなって

何か 目安みたいなのってあるんですか?
先ほど来 出てますように

朝起きがけの一歩目であるとか

あるいは デスクワークで長く座ってて

急に
立ち上がるときにピリッとしたりとか

それが かかとの
付け根に… 裏側に出てきたときには

この病気を
疑っていただくといいかなと思います。

もし 出ちゃったら…。
まずは

休めていただくということですね やはり。

さあ 安静にしましたと。

それでも 痛みが
ちょっと あるなといったら

やっぱり ちょっと 伸ばしたり…。
硬くなった所を

ストレッチしてあげるというのは
すごく有効です。

あと 最近 いわれてることはですね

足底腱膜だけをストレッチしたのでは
不十分で

アキレス腱も やわらかくしましょう
ということがいわれています。

アキレス腱 伸ばすの大事なんですね。
はい。

足底腱膜の後ろに

このアキレス腱があるわけですね。

で 最近 分かってきたのは

このアキレス腱と足底腱膜の間につながる
線維があるんですよ。

そうすると
アキレス腱が硬くなってると

その線維を介して
足底腱膜にも負担がかかると。

ですから 足底腱膜のストレッチと
アキレス腱のストレッチと

両方したほうがいいだろうということが
いわれています。

<では アキレス腱を伸ばすための
ストレッチを教えてもらいましょう>

じゃあ おうちにある…
皆さんのおうちにある階段を

利用していただいてというのがあります。

<まず…>

<そして…>

<痛くならない程度に
できるだけ下げたら

元に戻します>

息を吐いてやっていただいて。
それを 1回 2回から3回

やっていただくといいのかな
というふうに思います。 分かりました。

これ やっぱり 何か 支えに あったほうが
いいですもんね。

そうですね。
これ 本当… ああ 気持ちいい!

お上手ですね。
ああ 気持ちいい。

やっぱり こういうのをやってると
ああ 今日は ちょっと

アキレス腱が硬くなってるなとか

日々の違いがね 分かると

何か 自分の調子も分かるんじゃないかな
という感じがします。

さあ 続いて
こちらにもありますけど

「足底板」というのは
どういうふうに使うんでしょう?

こちらに 実際に

足底腱膜炎の方のためにお作りした

足底挿板 足底板があるんですけれども。

足底腱膜っていうのは
足のアーチを支えるうえで すごく重要で。

体重がかかると負担になって

張り詰めるっていうことを
お話ししたと思うんですけれども。

まず それを支えるという意味で
アーチサポート

この盛り上がりのある部分。

この盛り上がりの部分で

足底腱膜の負担を
まず 取ってあげるということ。

それと ちょうど この

穴が開いてるの お分かりになりますかね。

すごく そこだけボ~ンとなってるなって。

これ 患部の部分が 直接 地面に
当たらないようにということで

くりぬいてあります。
なるほど なるほど。

ただ こういった ぴったりした状態で
お作りしてますので

ゆるい靴の中に これを差し込んで
中で動くようなことがあると

その痛い所が ちょうど壁の部分に

ぶつかったりなんていうことも
ありえますので

ちゃんとしたフィッティングする必要が
あるということになります。 なるほど。

これ 結構
専門的なものだと思うんですけど

作るとなると おいくらぐらい…?
医療機関で

義肢装具士が 型を取って あつらえて
作らせていただくんですけども

保険が利いて 大体… 3割負担の方で

大体1万円ぐらいのご負担という形に…。
それ 片っぽ 1万円…?

片方1万円ですね。
なるほど。 分かりました。

さあ そして 続いては「薬」
ということになりますけれども

これは どういった薬を
使うんでしょう?

貼り薬の痛み止め 湿布ですね。

それと 内服薬の痛み止めを

のんでいただくというようなことに
なります。

平尾さんは
ステロイドの注射を打ってましたけども

それも効果的なんですか?

ステロイドの注射は 実はですね

すごく注意して打っていただいたほうが
よくて。

近くにですね かかとの裏側に

体重を支える
大事な脂肪のクッションがあるんです。

そこにステロイドが入ると

そのクッションが溶けて 薄くなって

今度 重みを支えるのに それが

かえって
痛みを作るっていう場合があるので

かなり ステロイドのお注射に関しては

慎重に やっていただく必要があるかな
ということになります。

分かりました。 さあ 続いて

「体外衝撃波治療」というのが
ありますけれど

これは どういったものでしょう?

専用の装置でですね
痛みの中心部に

衝撃波を 10分ほど
当てる治療を

数週間おきに
繰り返します。

痛みの原因となる
神経を破壊したり

刺激で血流を
良くしたりすることで

痛みが改善すると
考えられています。

2012年から
保険適用となっていまして

費用は 3割負担で

この一連の治療で
1万5, 000円程度ということです。

先生 これは どういった方が
行うっていうのはあるんですか?

目安としては6か月ぐらい…

ああいった
先ほどから ご紹介してる

足底挿板やストレッチなどを
やっても有効でない場合

こういった治療が
行われることがあります。

これは 名前からして
ちょっと 痛そうなんですけれども

衝撃波は痛くはないんでしょうか?

やってる最中は やはり ちょっと
痛みはあるようですね。 う~ん…!

良くなる場合もあるんですけれども
しばらく良かったけれども

また やらなければいけない
といったような場合もありますので。

そこの部分 この治療だけで

すべて終わるというわけではない
ということです。 なるほど。

となると やっぱり 残された治療が
「手術」ということになりますか?

関節鏡で のぞきながら 傷んだ部分を…

足底腱膜の かかとにくっついてる所を

切り離す手術というのが行われています。

平尾さんは 4割 切ってましたけども

そんなに切って大丈夫なものなんですか?

6割あれば
体を支えるのに十分な機能を

果たしてくれると思います。

ただ やはり 10割に比べて6割ですから

足の裏の 実は アーチを支えている
構造 役目をしておりますので

その部分が小さくなるということは

それだけ もしかすると 扁平足とかを

起こしえるんではないかという懸念は
あります。

さあ それで 手術となると
その費用が気になるところなんですが。

こちらは
1週間ぐらいの入院で 保険が利いて

3割負担で 10万円ぐらい
という形になります。 分かりました。

そして 最後は こちら。

足裏の指の付け根が
靴が履けなくなるほど痛くなる病気です。

<主婦の…>

<左足に痛みが現れたのは20年前>

<その後も
ハヒイールを履いて出かけると

時々 痛みを感じるようになりました>

<痛みが出るのは

足の ある特定の場所でした>

<靴を脱ぎさえすれば
痛みが治まるので

かわばたさんは 何年も
痛みを我慢して生活していたといいます>

<しかし 15年ほどたつと

靴を履くたびに
必ず 痛みに襲われるようになりました>

…っていうぐらいの痛さです。

<痛みに耐えられなくなった
かわばたさんは…>

<医師は ある病気を疑いました。

それを確認する検査が…>

<まず 片手で
足の両脇を圧迫し

痛みが出るか調べます>

<さらに 指の付け根の骨の間を

一つ一つ 押していき

痛みが出る場所を確認します>

<かわばたさんは
3番目と4番目の指の間に

痛みを感じました。

その診断結果は…>

そういった ご病気です。

<これは 足を裏から見たところ。

足には 中足骨と呼ばれる
細長い骨が5本あります。

中足骨は 指の付け根の辺りで

じん帯によって結ばれています。

その下を 指先に向かって
神経が伸びています。

長時間歩いたりして
指を反らす動きが繰り返されると

神経が じん帯と地面に挟まれて

ストレスがかかり

炎症が起きて 腫れと痛みが生じます。

これが「モートン病」です。

特に 3番目と4番目の中足骨の間に

よく起こります。

20年前 旅行やゴルフなど
頻繁に外に出かけていた かわばたさん>

<ハイヒールを履くことも多かったため

モートン病になったのではないかと
考えられました>

<そこで まず 医師に勧められたのが

「足底板」と呼ばれる
足に合わせた医療用の中敷き。

神経にかかるストレスを抑えて
炎症を治します。

しかし…>

それは 治らなかったんです。

<そんな かわばたさんがとった
チョイスが…>

チョイス!

<麻酔薬にステロイドを添加した薬を

痛みのある神経の付近に打ちます>

<麻酔薬が神経の痛みをまひさせ

ステロイドが炎症を抑えます。

最初は 2週間に1回の注射を

半年間続けた かわばたさん。

今は
月1回に減らして治療を続けています>

<その効果は…>

ですから 本当に…

本当に うれしいです。

よかった~。
本当に うれしそうですね。
はい。

先生 これね 「モートン病」って

まず… 僕は あんまり
聞いたことはなかったんですけど

どういった方が なりやすい
とかっていうのはあるんですか?

足の前の部分に体重がのりやすい動作を
繰り返し 繰り返し する。

ですから ハイヒールを履いて
長く歩かれるとかですね

そういった方に出てきますし

女性の方に これは多い病気で

40代以降の中年の女性の方に出てくる
という形になってきます。 なるほど。

でも やっぱり ヒール履いてると

特に さらに 外反母趾みたいなね
そういうことも

何か 関わってたりするんですか?
そうですね。

外反母趾も このモートン病を起こす
一つの引き金になると…。

外反母趾っていうのは
親指に うまく体重がのりづらくなって

親指以外の外側のほうに
体重がかかりやすくなるということや

あとは 足幅が広がってきますので

アーチ構造が崩れて 神経が地面と

接触しやすくなる
という面もあるかと思います。

靴を履くと痛くなるっていうのは
どういうことなんですか?

こちらで 模型で ちょっと ご説明します。

先ほどの
足底腱膜を まず むきます。 取ります。

その下に筋肉があります。

足の裏の筋肉を取りますと

ここで見ていただきますと骨と骨の間に…
VTRにもありましたけれども

この骨を結んでる
じん帯っていうのがあるんですね。

その裏側に神経が走っています。

靴を履いて
どうして痛いかということになりますと

神経だけではなくて その周りの部分にも
炎症の部分が及んでおりまして

きつい靴 狭い靴を履いたりすると

その骨同士で締めつけられて

炎症を起こしてる所が 刺激をされて
痛くなるということになります。

そうか。 これは
もっともっと悪くなってくると もう…。

靴を脱いでいても痛くなって

安静時でも痛いということが
出てきますね。 ああ そうですか。

そのモートン病ですけれども 実は

ほかの病気と
間違えられやすい病気でもあるんです。

結構 いろんな種類の病気が

あるなと思いますけど

これは 先生
どうして間違えられやすい…?

足の指先が

しびれてくる
ということでは

どの病気も
共通してるということになりますね。

例えば
糖尿病の方ですと

末梢神経炎というのを
起こして

特に 末端側の神経が
ピリピリしちゃうということで

足先がしびれてくる。

あとは 腰部脊柱管狭窄症は
腰で神経が締めつけられて

その症状が
指先に出てくる。

末梢動脈疾患
っていうのは

動脈の通りが
悪くて詰まってる状態。

これも血の巡りが
悪くて しびれてくると。

あとは 足根管症候群
っていうのは

足首の内側の部分に
神経の通る場所があって

そこが いろんな原因で
締めつけられてくると

やはり 足の裏のしびれが出てくる
ということになってくるんですね。

これは 結構…
どういうふうに見分けたらいいのか…。

今 ご紹介した病気っていうのは
わりと足の広範囲にわたってしびれたり。

モートン病は あくまでも
傷んでる神経の病気なので

複数が
同時に いろんな所にっていうことは

ないことはないんですけれども
非常に 頻度としては低いので

基本的には
ある特定の場所の神経が

当たると痛いということに
なってきます。

モートン病の治療は
どのように行うんですか?

こちらに まとめました。
まず 軽症の場合はですね

ハイヒールを履かないこと。

それでも痛みがある場合は
足底板ですね。

それでも痛みがあるという方は

注射ということになります。

モートン病でも やっぱり
足底板っていうのは

使ったほうがいいんですか?
はい。

先ほどと同じように
アーチの部分を

支える出っ張りが
ありまして

モートン病の場合は 特に

神経の
炎症を起こしてるとこの手前の部分を

しっかり持ち上げてあげて

神経の炎症してる所が
地面に当たらないようにしてあげる。

で なおかつ 炎症を起こしてる所を

丸く くりぬいてあげると…。

全然違いますよね 穴の…。
穴の開いてる場所が違いますよね。

保険が利いて 3割負担で
1万円ほどという形になります。

それで 足底板で 良くなかったら

神経ブロック注射っていう…
注射を打つってことですか?

1~2週に1回 数回打つことで
ある程度は 症状が落ち着きます。

ただ この注射だけで
完治できる方っていうのは

経験上 約半数の方で

なかなか 注射だけで完治ということは
難しいんですけれども

痛みを和らげるということは
できますので

お注射や こういった足底板を
うまく使っていただくことで

症状を和らげるということが
必要になってくるかと思います。

モートン病は注射はいいんですか?

注射を打っている場所は
体重のかかる場所ではないので

ここに注射を打つこと自体は
歩くことには影響はございません。

費用っていうのは
いくらぐらいでしょう?

ほかに お薬とかが出ない状況であれば

500円ほど… 3割負担
という形になります。 分かりました。

さあ では 最後に
今日お伝えした内容を踏まえまして

ベストチョイスのためのアドバイスを
お願いいたします。

今日ご紹介した3つの病気。

それぞれ違う骨の部分が原因になって
痛みを出し…

骨や構造がね
…の部分で痛みを出していますので

痛い場所も違いますし
診察法も違ってきます。

で 治療法も 当然違ってきますので
それらを きちっと見極めることが

とっても大事だなというふうに
思っています。

先生 どうもありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。

足をけがしたときや手術のあと

歩くのをサポートしてくれる松葉づえ。

正しい使い方を ご存じですか?

体重をかける場所は わきの下ではなく

グリップを握る手です。

わきに体重をかけて持つと

わきの下の神経を圧迫したり

血行が悪くなって

手が しびれてしまったりするんです。

こうなると 小回りが利かず

手が滑って転倒するリスクも…。

松葉づえは わきの下で挟んで持ちます。

わきと松葉づえの間に

卵1個分のスペースを作るイメージ。

正しく使って 思わぬアクシデントから

身を守りましょう!

次回も 皆さんに お届けします。

健康への ベスト…。
(2人)チョイス!

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