出典:EPGの番組情報
所さん!事件ですよ「恐怖 謎の“黒い物体”が飛んでくる」[字]
グローバル化が進む現代。国際標準や国際規格という言葉をよく耳にするが、時に思わぬ騒動が起きることも。大型車をめぐる事故をきっかけに、国際化がもたらす影響を考える
番組内容
ドライブレコーダーに映る恐怖の瞬間。突然、対向車線のトラックから猛スピードで何かが転がってきた。実はこれ、走行中のトラックから外れた「タイヤ」。最近、こうした大型車のタイヤが外れる事故が各地で起きており、その件数は10年間で12倍にも増えたという。国土交通省で原因をたずねると驚きの答えが!なんと、タイヤのホイールの規格が国際規格に変わったことが関係しているというのだ!国際化の思わぬ影響を深掘りする
出演者
【司会】所ジョージ,木村佳乃,ホルコムジャック数馬,【出演】東京大学史学編纂所教授…本郷和人,エコノミスト…崔真淑,日本自動車連盟…栗原悠羽,【語り】吉田鋼太郎ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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- 事故
- 本当
- オイル
- スーパー
- 玉城
- 固定
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
こちらは
ドライブレコーダーが捉えた
恐怖の瞬間。
(木村)ええ~!
何よ? 何よ? 何か出るの?
対向車線に ご注目。
突然 猛スピードで
タイヤが
転がってきた!
(木村)危なっ!
何だ? おいおい!
もう一度 ご覧ください。
いや これ 大事故だよ もう…。
タイヤが画面に現れた直後
トラックから
火花が飛び散っているのが
分かるだろうか?
なんと このタイヤ
走行中のトラックから外れて
転がってきたのだ。
運転手さん「やめて!」
っつっただろうな きっと。
絶対 嫌なんだけど
こんなの…。
こうした 大型車から
タイヤが外れる事故が
最近 後を絶たないという。
うわうわ うわわわわ…!
おいおい おいおい! おい!
131件!?
調べてみると 大型車の
タイヤ脱落事故は
年々 増加。
この10年で なんと 12倍近くにも
膨れ上がっているという。
一体 なぜ?
これ聞いたら
運転するの怖くなっちゃう…。
「国土交通省」。
そこだな。 そこだよ。
事情を探るため ディレクターは
自動車行政を管轄する国土交通省へ。
こんにちは。
よろしくお願いいたします。
事故が急増している理由を尋ねると
意外な言葉が飛び出した。
何? 何? 「意外」って。
ホイールの規格が
変わったから
事故が増えている?
規格が変わったのは 13年前。
国内トラックメーカー各社は
輸出増加などの目的から
タイヤのホイールを
国内規格から国際規格に
切り替えたという。
その際 車体とタイヤホイールを
固定するナットに
「ワッシャー」という
部品が 新たに
組み込まれることに
なった。
(木村)ああ そこね。
「ワッシャー」とは
ホイールとの接地面を広げ
タイヤを車体に固定する力を
強化させる部品。
しかし…。
何? 「しかし」って…。
あることを忘れると
むしろ タイヤが
外れやすくなってしまう
というのだ。
嫌だ…。
国際規格の
ホイールナットというのは
この
ナットとワッシャーの間にですね
潤滑剤を塗らないと
いけないんですけれども
まだ 知らない方が
多いんだと思われます。
果たして
潤滑剤 すなわち オイルを
塗るのと塗らないのでは
どれだけ違うのか?
自動車工業会によって行われた
実験によると…。
同じ力で締めつけた場合に
オイルを塗ったほうは
固定する力が およそ19tなのに対し
オイルを塗らなかったほうは 8tだった。
随分 違いますね。
つまり オイルを塗らないと
タイヤを車体に固定させる力は
半分以下になってしまうというのだ。
その結果 ナットが緩みやすくなり
タイヤ脱落を招く危険性が高まる。
それが事の真相のようだ。
ええ~…。
こちらは
国土交通省が行った実験。
おいっと…!
外れたタイヤが通行人を直撃した場合
間違いなく
大事故につながることが指摘された。
(木村)いや 危ないよ。
(取材者)ここですね。
取材の終わり
脱落事故を起こしてしまったことがある
運送会社から
話を聞けることになった。
(取材者)こんにちは。
よろしくお願いします。
こちらが 事故を起こした車両と
同じ大きさの車両になります。
走行中に外れたのは
左後ろのタイヤだったという。
随分 大きなタイヤですね。
そうですね。
(木村)80kgもあるの? タイヤって。
万が一 これが…
(木村)本当だね。 危ない。
事故後
ドライバーに事情を聞いたところ
タイヤが外れる直前
ある異変を感じていたという。
事故を受け この会社では
再発防止に取り組んでいる。
このボルトの線と ナットの線が
一直線になってるかを確認していくと。
新しい点検方法が こちら。
締まりを確認したあと
ナットとボルトに線を引く。
緩んだ場合
直線がずれて 一目で分かる仕組みだ。
いやあ 突然 トラックから
タイヤが転がってきたら
恐ろしいですよね。
というわけで 今日は
国際基準を
取り入れたことで起きている
さまざまな騒動を
深掘りします。
所さん! 事件ですよ。
本当ですね。
本当に面白い!
そうって おっしゃってましたね。
日本の車って 何か 信頼じゃん。
そうですね。
だったら 日本の言うこと聞けよだよな。
ハハハ…!
さあ 今日も 専門家の皆さんに
お越しいただいています。
(木村)よろしくお願いしま~す。
お願いしま~す。
(崔)所さん 佳乃さん。
メードインジャパンの車って
やっぱり すごく
世界中から信頼されてるんですが
少子高齢化が進む日本は
国内市場も どんどん縮小していくし
じゃあ 海外で商売していきますか
といったときにですね
その際に…
ただ 一方で 今…
やっぱり…
日本の場合 なかなかうまくいっていない
というところもあるようなんです。
自動運転であるとか
新しい国際規格を作るときに
やはり アメリカ ヨーロッパ 中国の
影響力って強いので
そこを どう押していくのかっていうのが
結構 要なんですよね。
私も 大分放送局にいたころは
よく運転していたんですけど
さすがに 対向車線から
タイヤが転がって…。
あれ 怖いね。
怖いよ! 危ないですよ。
よけようがないもんね。
あれ もう 祈るしかないじゃんね。
注意が必要なんですね。
2021年度に
私たちJAFが対応した
パンクやバーストなどの
タイヤのトラブル
これ およそ40万件
あったんですね。
これは救援要請の全体の
およそ2割を占める
という結果になってるんですね。
そうすると…
なので できれば…
タイヤは もう
見ないもんね みんなね。 はい。
タイヤの横の溝って
全部ばらばらなの知ってます?
知らないです。
全部 幅 違うんですよ。
そうなんですか?
同じにしちゃうと
同調して 音が
うるさくなっちゃうんで。
あれ 横 見ると びっくり
しますよ。 こんな ばらばらなのって…。
見てみます。
見てみて。
さあ 所さん 佳乃さん。
話は まだ 終わりじゃありません。
ルールを国際化したことで
騒動になったケース
ほかにもありました。
(木村)ええ~!
こちら。 あるものを運んでいる
ドライバーさんなんですけれども
その運んでいるものの基準が
国際化されてしまったんですね。
すると
毎日 胃が痛くてたまらない
ということなんです。
何なの? 何 運んでるんだ? これ。
それでは まいります。
所さん! 事件ですよ。
何だろう?
何なの?
国際基準が原因で 胃が痛くなったとは
どういうことなのか?
あっ ここかな?
訪ねたのは 創業37年の豆腐工場。
(木村)豆腐?
豆腐…。
(取材者)よろしくお願いします。
店主に事情を聞く。
(取材者)お願いします。
胃が痛くなった人物とは
毎日 出来たての豆腐を
スーパーマーケットなど
30軒に配達している…
(取材者)あっ すいません。
はい。
(取材者)あっ… 行っちゃった。
なぜか そっけない対応。
(木村)余裕がないんですね。
とりあえず 玉城さんの後を追う。
出発から1時間後。
豆腐を持って 早足で店内へ。
おはようございます。
豆腐を売り場に並べると…。
走って戻ってきた。
(木村)何なんでしょうね?
まだ 急いでいる。
(木村)ものすごい急いでますね。
次の店でも
駆け足で豆腐を納品している。
と ここで…。
(取材者)豆腐に 何か 当ててます?
検査ですかね。
その後も 行くさきざきで
何やら測っている。
これは 一体?
お疲れさまです。
(取材者)お疲れさまです。
(取材者)もう 話せる…?
大丈夫ですか? 大丈夫です。
(取材者)検査してたと思うんですけど
あれは何を測ってたんですか?
(木村)温度?
えっ?
何? その国際基準。
あったかくないですか?
湯豆腐みたいな…。
玉城さんの言う国際基準が こちら。
食品衛生管理の手順を細かく定めた
通称…
「HACCP」…。
日本では 去年6月から
すべての食品事業者は
守らなくてはいけなくなった。
(木村)知らなかった。
HACCP…。
HACCPが導入されたことで
豆腐の温度も
測らなくてはいけなくなった
というのだが…。
何で 55℃なんだ?
そもそも 豆腐は
冷たい状態で売られているのが一般的。
55℃とは どういうことなのか?
(木村)そうそう そうそう。
水にさらさず
温かいまま販売される…
(木村)知らなかった。
おいしそうだけど。
濃厚な大豆の味が
地元 沖縄の人たちの心を
つかんできた。
国際基準 HACCPに沿った
農林水産省の手引書によると
温かい豆腐は 55℃を下回ると
食中毒のリスクが高まるという。
そこで 納品時に…
玉城さんは
胃が痛い思いをしているのだ。
(木村)もったいないもんね
廃棄するようなこと…。
もったいないよ。
それにしても 一体 どれほど
温度管理が大変なのか?
まず 豆乳を
鍋で炊き上げる温度は
98℃。
続いて 豆乳に
にがりを加えると…。
92℃。
硬さが出てきたら
型に流し込む。
(木村)うわ~ おいしそう。
ここで
温度は64℃に 大幅に下がった。
さらに 豆腐を切って
袋に詰めると…。
慌てるじゃん これ。
温度は 59℃に。
残りは
4℃しかないじゃないか!
残りは4℃とかさ…。
ここで ディレクターに ある疑問が…。
豆腐の温度が問題なら 配達の際…
(木村)そう そう そう! 思いますよね。
そこで 玉城さんは 豆腐に
保温性の高いアルミシートをかぶせ
少しでも温度が下がるのを
食い止めている。
それでも 配達を続けるうちに
温度は 少しずつ
下がってしまい…。
58℃。
10軒目のスーパーに
到着したときには…。
55℃。
HACCPに沿った規定を
僅か0.1℃ 上回って
なんとか納品できた。
もう それ 温度計
作るしかないな。
55しか出ない…。
ハハハハ…!
胃が痛くなるほど大変になった
豆腐の配送。
しかし
新ルールが導入されたことは
悪いことばかりじゃないという。
俺ら あちこーこー豆腐って
知らなかったじゃん。 知らないです。
農林水産省も すごいよね。
「あちこーこー豆腐は55℃まで」みたいな。
はあ? と思うよ。
ホルコムさん。 結構…
ええ~!
おかしかったら 吐くわ ペッて。
ハハハハ…!
何? 55℃とかさ 慌てさせて。
あれじゃ 数も作れないもんね
お豆腐屋さん。
は~い。 はじめまして。
歴史研究者の本郷と申します。
ご苦労さまです。
(本郷)僕は やっぱり 思い出すのは
僕は 下町の生まれなんですけれども
温か~い下町の商店街の
風景っていうのが
駅前の でっかいスーパーが
でんって建って
経済原理の導入だか何だか
知らないですけれども
そういう下町の
本当に温かい そういう触れ合いが
み~んな なくなっちゃったんですよね。
うん うん…!
大きいスーパーが
便利なもの 出来たとするじゃない。
確かに 便利なんだけど
一生 そこのスーパーのもので
暮らしちゃうことになっちゃうのよ。
そんなつまんない人生ないじゃん だって。
(木村)そうですね。
日本人の長い歴史の中で…
その中で…
そうなんですか!
(本郷)ちょっと
ナルシシスチックにですね
自分の写真を
西郷さんに見せてはね…
へえ~!
(本郷)やっぱり 日本には
日本独自の文化っていうのが
あるわけです。
国際基準を取り入れていくのも
もちろん 大切なことだとは
表向きには思うんですけれども
やっぱり 内心…
本当 そうですよ。
何でも 世界の言ってることが…
「いこうぜ」じゃないよね。
うん。 そう思います。
「それはどうかな?」って
ひと言ぐらい言えよね。 そう思いますよ。
所さん 佳乃さん。
取材を続けると
国際基準が導入されたことで
1, 000年続く伝統が
危機に立たされているということを
突き止めました。
(木村)あら…!
訪ねたのは…
輪島の朝市とは
日本三大朝市の一つに数えられる
観光名所。
最盛期には
地元の海産物などを扱う店が
250軒ほど軒を連ねた。
1, 000円。
おねえさん 買ってもらえたから
もう一つ ブリも入れる。 ほら!
店の人と客のやり取りで
通りは
いつも にぎわいに包まれていた。
ところが…。
新型コロナの影響で客足は激減。
さらに
食品衛生の国際基準
HACCPが導入されると
休業する店が増加。
通りは 今や 歯抜け状態に。
国際基準の導入が 朝市に
どんな影響を
与えているのか?
長年 朝市で魚を売っている店主に
教えてもらう。
朝市の名物である干物や加工品。
その製造方法に国際基準が
重く のしかかっているという。
なるほど。
もう おばあの ぬかみそなんか
売っちゃ駄目だっていう話…。
加工場を見せてもらう。
こんな感じやったね。
≪うん こんな感じでしたね…。
かつては 床に載せた樽の上に
まな板を載せて作業していたが…。
すぐに まな板を洗えるシンクの上で
作業することが義務づけられた。
(取材者)改めて つけたんですか?
はい。
シンクとは別に 手洗い専用の
水道の設置も義務づけられている。
これもなきゃいけないの?
それも…。
(木村)ええ~!
すごい細かい基準。
手の汚れが
付着しやすいことから
ハンドルタイプは禁止だ。
壁紙なども張り替えを求められ
改修にかかった費用は…。
(取材者)150万ですか!?
そりゃ やめるわ。
おばあちゃんたちは無理ですよね もう…。
だから もう おばあのいない市場に
なっちゃうんだ これ。
国際基準 HACCPが導入されて
変わったものは ほかにも…。
以前は 注文が入ると
客の前で魚をさばいていたが…。
いいね いいね。
路上での一次加工が禁止されたため
衛生管理が行き届いた
専用の加工場で
行わなければならなくなった。
店の人とのやり取りを いつも
楽しみにしていたという常連客は…。
はい お待ち遠さん。
現在 店の数は 110ほどにまで減少。
この状態を皆さんは
どう お感じになりますか?
どうします? これ。 もう…。
びっくり!
ハハハハ…!
だんだん もう…。
戦後の世界みたいに…。
でも 寂しいですよね。
あんな楽しそうな市場がね
だんだん減ってきちゃうっていうのは
大変 悲しいことですよね。
心 締めつけられますよね。
ただ 一方で…
はい。 出してみてください。
開けていい? 何? これ。
(木村)あっ! ごま? おがくず!
(崔)おがくず?
口の中に入れれるものです。
(木村)何かね…。
(木村)ごめんなさい…。
これ… これ 馬の何?
ああ そうなんだ。
(崔)そうなんです。
(崔)開発のきっかけはですね
国内における みそも
やはり 少子高齢化の影響もあって
売り上げが減少してきたと。
これらの商品ですね…
海外にも輸出されていて
岩塩の代わりに
サラダにかけてみたりとか
フランス料理のソースに
入れてみたりと
日本とは
ちょっと違う使い方で
楽しまれてるということなんですね。
これをですね きっかけに
日本の伝統的なみそも食べに
じゃあ 日本に行ってみようかと…。
入り口になるんじゃないかと。
入り口になるんじゃないかなって
思うんですよ。
でも 今 ハッと 所さん
私も思い出しました。
そうだよね。
はい。
(木村)ハハハハ…!
ハハハハ…!
歴史学者の本郷さん どうお考えですか?
僕 すぐに映画の専門家と
取り代わる準備は
できてるんですけれども…。
ハハハハ…!
(本郷)まあ しょうがないから
歴史の話するとね。
はい。
日本発の新しいアイデアとか
新しい品物ってないんです あんまり。
例えば 漢字。 漢字って 中国から
渡ってきた文化ですけど
日本人は漢字を改造して
ほとんど 魔改造と
言ってもいいぐらいのレベルで
平仮名とか片仮名 作って
表現を 豊かに
してきたわけじゃないですか。
ところがですね
本家本元の中国ではですね
漢字は なるべく
簡単なものにしようということで
記号のような漢字しか使ってないと。
だから そういう意味でいうと…
いかがでございましょうか?
なるほどね!
確かに 0から1は作れないけど
1から2は上手なんだから
だから そこの1から2を作るのが
上手だっていうのを
もっと前へ出さないとね。
そうですね。
だから 一回 その規格ね
世界規格 決まってもいいけど
そっから すごいことをするよ。
だから 俺らの言うこと聞けよと。
日本は 魔改造の力を伸ばしていくと。
そう そう そう。 それだよね。
あと これ
「事件ですよ」とタイトル変わって
番組が 時間 変わったとたんに
文句 多くなったね 俺…。
ハハハハ…!
次回から ちょっと 番組に
流れに乗ります。
ハハハハ…!
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