徹子の部屋 草木染作家・坪倉優介[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

徹子の部屋 草木染作家・坪倉優介[字]

~注目の草木染作家…18歳のバイク事故で記憶喪失に~草木染作家・坪倉優介さんが今日のゲストです。

◇ゲスト
18歳の時に交通事故で記憶喪失になり、大変な苦労のなかで草木染作家として歩み出し、現在も素敵な作品を生み出し続けている坪倉優介さんがゲスト。
◇番組内容
記憶喪失になってからは大切な人たちのこと、自分のことさえも分からなくなってしまった坪倉さん。時間の感覚、食事や睡眠の意味すら忘れてしまったという。事故後、大学に復学した時には電車での通学も困難を極めた。それでも戻らない過去よりも、これからの自分を知ってもらおうとする坪倉さんの前向きな気持ちは人々に勇気と感動をもたらす。今日は、京都の竹で染めた着物や桜で染めた反物など素晴らしい作品の数々を紹介する。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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(黒柳)このすばらしいお着物は

竹で染められたものでございます。

草木染作家の坪倉優介さん
今日のお客様です。

よくいらっしゃいました。 どうも。

18歳の時に
交通事故で記憶喪失になり

まあ 色々
大変な苦労もありましたけど

現在は 草木染職人として

すてきな作品を
生み出していらっしゃいます。

『徹子の部屋』は 21年ぶり。
あっ そうですね。

よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。

当時は 働いていらした

京都の染色工房で

まあ 作家デビューをなさった
ばっかりだったんですけど。

今は もう独立して ご自分で

工房を
持っていらっしゃるんですね。

あっ はい。
これ この前の時です

『徹子の部屋』の。
あっ そうです。 その時ので。

ちょうど この時も
京都の貴船の方で染めた

竹で まあ 色を染めた…。

もうすごく淡く
優しい感じの色なんですが

蛍が飛ぶような水の奇麗な所で…。

そうでしたね。
はい。 あの育つ竹で

どんな色が染まるんだろうと
思っていたんですが

すごく水を感じさせるような
澄んだ この当時の…。

まあ 黄緑とも 青緑ともいえない
澄んだ緑に染まったのが

すごく… まあ 20年前の
京都の竹の色だっていうふうに

強く感じています。
でも これは今の…。

後ろにある竹は。
はい。 実際に今回

この後ろにある まあ 着物も

今回 竹で染めさせて
頂いたんですが。

これも 実は
同じ京都の竹なんですが

京都の石清水八幡宮。
うん。

石清水の方で
八幡の所にある竹を使って

染めるという話を頂きまして
染めてみたんですが

グッと力強い まあ…。
あっ 竹の葉っぱですか。

あっ そうなんです。
僕は自然の中でとか

動物たちと共存する中…。

なので 決して
必要な分を取りすぎないし

自然を傷めるような形
傷つけるような形で

染めるために
目的として木を切ったり

葉っぱをちぎったりっていう事は
一切しません。

そうなんですってね。
落ちているものとか そういう…。

あっ でも すいません。
今回の八幡に行った時は…

竹って めちゃくちゃ もう
地面を振り分けながら

どんどん
伸びていくみたいなんですね。

そうすると 京都の方で
竹を持たれている方が

切らないと
どんどん伸びていってしまって

成長の部分とか…
竹の子の成長を妨げる。

なので 切りたいけれども

本当 京都の竹って
めちゃくちゃ太いんですね。

へえー。
はい。 そうすると

それを切る事にっていうのが
大変だから

「じゃあ それ手伝うので
僕に切らせてください」

っていう事で 色んな人と一緒に
竹を切りに行きました。

すごく楽しかったです。

もう担ぐほど大きく
振り分けて…

とても1人では支えきれない
重たい竹の木を取って

結果 その時に切ったものを
細かく振り分けて

周りの竹が成長しやすいように
まあ 地球を整えて。

そこから出た材料を
そのまま燃やしてしまったり

処分するのではなく
もったいないので 僕

一つ一つ 枝から
葉っぱをねぶり取って

それから 染めて
まあ 着物という形に…。

こんなふうにね。
ほとんどパンダの…

パンダの食べる笹…

竹 状態にして。
はい。

なるほど。
本当に竹の色がしていますね。

はい。 実際に
後ろの格子状になっている

まあ バックに映っている
黄色っぽい色合い。

これが 最初
竹の葉を大量に使って…。

僕 大体 トラックいっぱいに
材料を集めてきて

その中から厳選した部分を使って
染めるんですが。

それで 最初 無地で染めました。
あっ そうだったんですか。

そこから 型にのせて 色んな色
それぞれの地方の竹を使って

また その竹から
まあ 鉄とか銅とかすずっていう

金属と反応させて違った色…。

さらに ここ
今回 違った利かせの部分…。

今年… まあ 後半かな?

僕 フルーツ染めというものも
作品に…。

フルーツ?
はい。 加えていこうと思いまして。

その中で 今回は ちょっと

地方で集めた
みかんの皮とかを使って

ポイント ポイントに
色を染めさせて頂いています。

それ 入っているんです?
じゃあ おみかんも。

はい。
なるほど。

現在 51歳で
いらっしゃるんですけど

実は 18歳の時にバイクの事故で
意識不明の重体で

10日後に目が覚めて。

それで 奇跡的に
よくなったんですけど。

なんか
色んな事が思い出せなくて。

なんか 両親の事も
友人の事も 自分の事も

全部忘れちゃって。
単語も ほとんど

わからない状態
だったんですってね。

おっしゃっていましたよね。
お母さんの事とか

きょうだいの事。
せっかくできた友達の事が

っていうのが名前も出てこない。
うん。

その人と
いつ出会ったかもわからない。

むしろ 話しかけてくる言葉が
わからないんですね。

一生懸命 何かをしてくれようと
するんですが…。

あっ 言葉もわからない。
あっ そう。 全く理解ができない。

なるほどね。
そういった自分が…

理解できない… わかりたいのは
必死に思うんですが

どうしても その人の言っている
言葉が理解できない。

必死に その人が…
友達っていう事は理解したいのに

全く会った事も見た事もないので

そういった部分で
すごく長い間 悩み続けました。

なんか あと
お食事とか 睡眠とか

そういうのが 意味が
わからなかったんですってね。

そうですね。
味わうとかって 食事の部分で。

「優介 ご飯よ」って お母さん
出してくれるんですが

ご飯っていうのが
何かがわからない。

お茶わんにのっている
白い粒々になっているものが

ご飯だっていうのは
ずっと あとです。

そういった部分で
まだ 味とか 数字とか

言葉っていうのは
皆さんに聞くと答えが一緒なので

「あいうえお」とか
「1 2 3」は覚えれたんですが

僕 いまだに悩んでいます。
そうですか。

人間って
何時に寝たらいいんだろう。

えっ おなかがすくって
どういう事だろうっていう

人間の感覚で
判断されている事が

記憶のない僕には
いまだにわからなくって。

実際に今日も
3日 寝てないんですよ。

あっ そうなんですか。
はい。

すごい。
フフ…。

でも 眠くないんですか?
あっ そう。 だから 眠たいって

どういうふうになったら
眠たい事なのかが

わからない いまだに。
もう 30年経ってるんですよね?

事故から。
そうなんですよね。

30年で もう 当時…
21年前に会った時よりも

結構 僕 言葉を
たくさん話せていると

今回は思ってはいるんですが。

感覚… 眠たいなとか
おなかがすいたなっていうのは

いつ どう思ったらいいのかが
いまだにわからないので。

皆さんを見ている中で
「そろそろ ご飯食べない?」とか

「もう寝る時間じゃない?」
っていうと

普段 寝ていないし
食べていないので

あっ 今 寝ていいって
思っていいんだ。

あっ 今 一緒に
ご飯を食べていいんだ。

そしたら もう みんなで食べる

カレーであっても
ラーメンであっても

なんて おいしいもんを
人間って食べるんだ

っていうふうに
すごく感動できるので。

昔の髪形をやってみたりも
したんですって?

あっ そうですね。

やっぱり 事故をした時
そうやって友達とか

親がわからないって。
早く元の自分に戻りたい。

じゃあ 自分は元々
どんな事をしていたんだって

友達に聞いたり
アルバムを見ると

髪の毛 立てているんですよね。

こんな…。 ハハハハ…。
はい。 実際に

こんな感じでっていうのを…。
高校に行っていたって。

えっ これが 僕なんだって。

じゃあっていう事で

一生懸命 髪の毛を
立ててみるけれども

全く それでは
手応えがわからない。

すごく悩むので… はい。

なるほど。
大変でしたね でもね。

当時は 大阪芸術大学の
学生さんだったんですね。

僕が入った染色学科
染め物を勉強する学科で

その教室に行くと
みんなが真っ白だった布を

スッと染液の鍋から上げると
黄色になったり 赤になったり

すごく奇麗な色を染めるんですね。

僕も こんな事ができる人間に
なりたいなっていう事で

もう大学に行く事に
すごく熱中しました。

そうする事で友達の話す声とか
先生たちが教える授業の言葉で

僕は 今 こうして
話せるようになる土台の…。

なるほど。 これ 当時のノート。
はい。

黒板にパッと先生が
すらすらっと書くんですが

僕 まだ この時 平仮名とか
漢字っていうのを理解できない…。

その文字が読めない。
なので 僕自体は

書いてあるものを
絵を描くようにと同じように

その形に… なんとなく見ながら
書いていました。

なので 結果 今
あとあと読んでみると

なんて漢字なのかって…。
そうですね。

ちょっとわかりにくい。
書き順とか どうとか無視です。

もう本当に 子供が
見たまんまのものを書く。

でも 僕は字を書く事も
絵を描いてるように

すごく楽しくて
仕方がありませんでした。

真っ白なノートの上に
色々とモジャモジャと動く

虫や動物が集まってるように
見えてくる。

なるほど。
はい。 そういう字を書く

っていう事も 僕の中では
夢中になっていきました。

でも お家で
ご両親とは 事故の話は

なさらないんですって?
あっ 僕 そうですね。

もう こんな事を親に
テレビを見て聞かれてしまったら

ちょっと
ドキドキしてしまいますが。

やっぱり 自分のした事は
決して よかった事とは思わない。

今 後悔し続けて

いつまでも そこに
ジメジメ思い悩んでいたら

前には進めないと思ったので

自分は それを
振り切る事を決めましたが

やっぱり ああ 元々
事故をした形でって…。

交通事故
どんなふうになったのって。

その時に 僕は記憶がないので…
意識がなかったので

その時の現状
その時の衝撃はわからないし

戻った時には記憶がないので
それが どうなっているのかって

理解できなかった。
あとあと思い返すと

すごく大変な事は
いっぱいありましたが

それを直面して 親は見続けた。
それでも 僕を もう一度

育てる事に
一生懸命になってくれた両親に

その時の現場を…

実際に知っている
僕の そのまんまの映像を

思い出させるような事を
したくはない。

で 桜でお染めになったのは
そのテーブルの前のですか?

あっ そうです。

こんなふうに僕が全国で

色んな自然の色を染める
という話を伝える事は

色んな所で
きっかけを作ってもらいました。

また そういった人のつながりから
すごく… 東北であったり…。

今 もう 地震とか洪水で

色んな所は自然が壊れてしまって
皆さんの生活が壊れてしまって

すごく思いがけない事が
もう ちょくちょく続いています。

洪水を止めるために
土手を工事する。

ところが もう
こんなに立派に育った桜の木を

切られてしまう形。

地元の人たちは やっぱり
自分たちの生活 大変な形で

洪水を止めるために
土手の工事を止める事はできない。

だけど 「子供の頃から
ずっと見てきた

その土手の桜の並木道を歩くのが
すごく好きだったんだ」。

「あの桜が
もう 二度と見られない」。

「あのすてきな桜の色が
見られない」。

「だから 坪倉さん
その桜の木を使って

着物にした桜の色を
見せてくれない?」。

そうですか。

でも よく 皆さん
わかってくださったんですね

そういう事をね。
あっ そうですね。 自然のもので。

なので もう
そこに行った地方のもので

じっくりと こういうふうに
色を確認しながら

そこに行って染める。
で 今 そこに出ている…

それは 桜で
お染めになったそうですけど。

それ 全部 3つとも
桜なんですか?

そうなんです。
今回は千葉県の方で

やはり 同じように
土手の工事をしなければいけない

茂原市という所で
ちょっと 川の構造上

もう しょっちゅう
洪水が起こってしまった。

土地にとって
そこを造り替えなければいけない。

でも そこも もう 大量に
桜の木が切られてしまいました。

地元の人たちは
なんとか その桜を

イメージする形という事で
色んな復興作業をされています。

その中で
僕にも声をかけて頂いて

じゃあ 僕は その桜の色を
染めてみようと思ったんですが

これ 同じ木なんですね。

同じ木なの?
はい。

どうして
そんなに違うんでしょうね?

色が変わるっていう部分で。
実は草木染…

代表的な藍染めとか
紫根染めとか

ちょっと特殊な染まり方をする

染料… 草木染の染料も
たくさんありますが。

大抵の草木染は
その材料でできた染液に

染めたあとに色を留めるため…
色を定着させるために

媒染剤…
媒染処理をして染めます。

その時と っていう部分で…。
こちら 金属…

皆さんも 多分
聞いた事があると思いますが。

銅 鉄 アルミ。

あっ そう。 そういうもので?
ええー。

それぞれの
銅媒染 鉄媒染 アルミ媒染で

今回 色を染めると
こういった感じで色合いが…。

随分 違いますね。
はい。

それぞれ 奇麗ですよね。
で 今日 私が…。

さっき お渡し頂いた
この桜のショールですけど。

これは 何で染めたものなの?
それは 今回 そういった

岩手県とか 千葉県とか 長野県。
そういった所で

すごく それぞれの地方から
僕に桜の木を送って頂きました。

そういった
みんなで集めた桜の木。

みんなの力を感じる色を
染めたいなという事で

また千葉の桜と違った
クッと落ち着いた

色合いに染まった…。
そうですね。 随分 奇麗ですよね。

桜。
はい。

じゃあ 桜の幹っていうか
木の部分も…。

そう。 木の 特に皮の部分を
なたで落として…。

すごい奇麗ですよね。
そう。

色合いとか 部分で…
光の当たり具合で

ちょっと こう ピンク色っぽく…。

そうですよね。
ここなんか ピンクに見えます。

グッと落ち着いた
茶色みに見えたり

黄色みがかった…
すごく草木で面白いのは

本当 光の通り方とか
生地の重なり方で

不思議と色合いが変わっていく。

ピンクをイメージされる方が
多いんですが。

すごい大きく代表的な
桜の色の変わるきっかけは

花が咲く前と花が咲き終えた…。

同じ木ででも 花を咲かそうとして
こう 地面から水を持って

クーッと春の気温に合わせて
じわーっと その色を上げて

春の桜の花の色を
作ろうとしている。

もう 本当に桜の花の

ふんだんな力の詰まった
咲く前の木と

それを咲かし終えて
これから日ざしが強くなって

夏の強い日ざしにも
水分が飛ばされないように

カバーするんでしょうかね。
そういった部分には

広く大きく咲いた
葉っぱを作ろうとする。

なるほど。
その色なんですね これ。

だから 葉っぱを作ろうとする
葉っぱの色と

花を作ろうとする花の色。

木自体が色が変わっていくのは
染めていて感じています。

私 桜の花びらが
いっぱい道に落ちているのね

あれを いつか
袋に いっぱい拾って

染め物した事あるんですよ。
あっ はいはいはい。

何色…
ピンクに染まるだろうと思って。

そしたら やっぱり
薄茶色でしたね ちょっとね。

こんなような色でした。

桜の花びらの
ピンクの いっぱい…。

道端に いっぱい落ちていますよね
季節になると。

あれ もったいないから
全部 拾って 袋に入れて

で 家に帰って
薄い布でやってみましたら

こういう色になって

ピンクにはならなかったですけど
こういう色でした ちょっと。

その花びらは 鍋に入れて
煮出した感じですかね?

そうです。
そうすると 熱とか…

元々 花びらって 太陽の光…
光なのか 気温なのかで

どんどん枯れていく
焼けていくような色。

そこの部分が
熱にも反応が出るかな

っていうのもありますし
実は その花びらを

お酢につけてもんだら
どうなるかとか。

花びら自体を布に…
こう こして 搾り取った

その汁で つけるように染めると
どうなるかとか。

もう 花びらだけでも
その染め方だけでも

料理と一緒で無限に感じます。
なるほどね。

私は単純に ただ 花びらを
お鍋でグツグツ煮て

その中に薄い生地を
入れてみたんですけどね。

僕も勝手なイメージですが
黒柳さんの今のその話を聞いて

色々 花びらで
こんな染め方があるという…。

そしたら こういう
薄茶色でしたか ちょっとね。

私 もっとピンクに染まるかと
思ったらね 薄茶色なんで

おおー そういうものかと
思いましたけど。

でも こういう…
これの薄い方の色みたいな色に

染まりました。
はい。

そこにある白いのは なんですか?
あっ こちらですか?

こちら 名古屋帯の…
ちょっと 僕…

まあ 色々な優介らしい色を

着物として着て頂く方は
いるんですけど。

やっぱり 染めた着物には
織りの帯かなと思っていたので

染め帯自体は ずっと 作る事は
ほぼ なかったんですが。

ちょっと 50歳を過ぎた
この辺りで そろそろ

染めでも 帯も作ってみたいなと
思う事で…。

それ 帯ですか?
はい。 名古屋帯の生地なんですが。

そのポイントに… 黒い所は墨。

墨を使ってなんですが
色の所に色んな自然の材料を

色に合わせてみようという事で
ベース 黄色とかにクチナシとか

紫の所に
紫根を使ったりもするんですが。

ちょっと利かせに
さらに 先ほど 話した

フルーツの染めではなくて
野菜とかでって。

もう 本当 野菜がファーって
戯れるようなイメージをして…。

シソ?
うん。 シソ?

はい。 あと 皮に
色の特徴の出るところから

色んな玉ねぎを使って。
ええー。

今回の部分で すごく
玉ねぎを たくさん集めて…。

あっ そうなんですか。
こちらの しまの方は?

あっ こちらは ちょっと
帯の色の合わせのベースで

置かせて頂いたんですが。

こちらは 熊本県でも すごく
ここ近年 洪水とか

すごい災害がありましたね。

その時でも…
やはり 東北でもあったとおり

植物は大地に根を張って

そういった流れとか動きにも
ふんばりながら

残ろうとする 生きようとする力を
持っているんですね。

今回 そこで
熊本にヒノキが残っていたので

地元の方から その木を使って

我々の こういった生活の状況とか
変わってしまったけども

その木の色を使って
染めてくれないかという事で

熊本の方から
材料を送ってもらいました。

これ ヒノキなんですか?
あっ そうなんです。

色合いと… ベースとしては

元々 染めていた色んな所になので
もう 本当 その利かせの色に

今回は染めた部分にはなりますが。

ちょっと 色の
ぼんやりとトーンが変わる所に

ヒノキの持ち味が出たな
というふうに

染めていて感じました。
へえー。 そうなんですか。

なんか
あなたがお書きになった本から

あなたの半生が
ステージになったんですって?

『COLOR』という。
あっ はい。

今回 ミュージカルで
自分の気持ちを知って頂いて

その中から 皆さんの思う…
フッと忘れていた

忙しさからとか
気にかけていないところから

もう一度 自分の好きな色に
気付いてもらうきっかけに

なればいいなと思っています。
そうですか。

いつも そういうふうに
前向きでいられるっていうのは

なんか ありますか? 訳が。
多分 僕は よく…

意識はしていないんですが
前向きだねって言われる方です。

でも そのきっかけをって
思い返すと

僕は 変えたのは
お母さんの涙だと思います。

僕は 人が すごく嫌いになって
すごく苦手になって…。

だって 言っている意味も
わからないし

いきなり怒られたり
いきなり褒められたり。

理解ができなくて もう

タチの悪い犬に
ほえられているかのように

怖くて仕方がなかった。

そんな時に
僕は もう 耐えれなくて

家を出て行こうとしたら

それを止めようとした
お母さんが

ある日
目から涙を流したんですね。

自分では言いきれない…
怒るわけにはいかないけれども

自分の… まあ 今まで

絵が好きで育ててきた子が
こんな形にって。

それを どうにもできない
っていう部分に

思わず 流れてしまったんじゃ
ないかなって

いまだに思いますが。
先ほど 言ったとおり

そんな事 確認もできないし
話したくもないし

そんな思い返しを
させたくはないので

ずっと 色々
自問自答はしていますが。

二度と
そんな思いをさせたくない

そんな顔をさせたくないと
思うので

僕は もう 常に前向きに
常に楽しい事を思って

常に笑顔で お母さんと
食事をするのが大好きです。

じゃあ 今は毎日が楽しい
っていう感じですか?

はい。 すごく楽しくて

もう そのまま
次 どこに行ったら染めるか。

そういったものを 今回

『COLOR』という形で
表現されたミュージカル

ぜひ 皆さんに
見に行って頂きたいと思います。

今日は すばらしい
そういった草木染をお染めになる

坪倉さんに おいで頂きました。
どうも。

『徹子の部屋』は

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