出典:EPGの番組情報
情熱大陸【おにぎり店女将/右近由美子▽下町の聖地が移転…!?老舗の新たな一歩】[字]
ふんわり握られたお米と香り高い海苔に誘われて…行列絶えない“おにぎりの聖地”へ、また一人。頬ばるのは、幸せの一握り。名物女将が切り盛りする老舗が歩む、新たな歴史
番組内容
東京の下町、大塚。食事時でなくても、雨が降ろうとも、行列が絶えないおにぎり店が…店の名は「ぼんご」。ふんわり握られたお米と香り高い海苔に合わせる具材は、圧巻の57種。鮭や筋子などの定番から、卵黄そぼろ、豚キムチ納豆などオリジナリティの高いもの、さらには明太マヨクリームチーズや最新作のペペロンチーノなどクセの強いものまで。すべては、客の喜ぶ顔が見たくて増えていったもの。女将の右近由美子は、そう語る。
番組内容2
日本一の呼び声高いその味を求めて、常連のサラリーマンから家族連れ、果てはスーツケースを抱えた旅人までが“聖地巡礼”とばかりに全国から訪れる。コロナ禍で厳しい時期も、そういった客だけでなく、仕入れ先や大塚という町にも支えられ、元気に営業を続けてきた。その人気店がこのたび店舗を一旦閉じ、近くに移転することに。何を変え、何を残すのかー「おにぎりとは、心と心を結ぶもの!」女将の思いが踏み出す、新たな一歩。
プロフィール
【おにぎり店女将/右近由美子】 1952年6月23日 新潟市生まれ。 東京・大塚のおにぎり店「ぼんご」店主。高校卒業後、家出して単身上京。食べ物が口に 合わず悩んでいた時に「ぼんご」に出会い、おにぎりとの人生が始まる。 趣味は和太鼓の演奏で、店名も太鼓の名前から。 一般社団法人おにぎり協会 おにぎりアンバサダー。 好きなおにぎりは、母が作ってくれた梅干しと筋子。
制作
【製作著作】MBS(毎日放送)
公式HP
【番組HP】 http://www.mbs.jp/jounetsu/
関連公式URL
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おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
情報/ワイドショー – グルメ・料理
福祉 – 文字(字幕)
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- 定番
- 店舗スタッフ
- 拍手
- 味付
- 卵黄
- お客さん
- お久しぶり
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<右近由美子の出勤風景>
(右近)よいしょ
<今年 70になった>
<ここは おにぎり専門店だ>
卵黄 1つ は~い
卵黄と牛すじのトッピング
ネギは?
あっ お願いします
<昼前から夜11時まで
客足は絶えない>
<右近のおにぎり
一体 何が違うのか>
こちらが…
は~い どうぞ~
<定番から変わり種まで
実に57種類>
<3種類まで
組み合わせることも可能だ>
<最新作…>
<おにぎり一つに この行列>
<遠方からの客も多い>
(スタッフ)どちらから?
(スタッフ)飛行機で!? 食べに?
食べに
(スタッフ)わざわざ
はい…
(スタッフ)福岡!?
(スタッフ)えっ 北海道!?
はい 北海道から
(スタッフ)45年!
むしろ…
<人柄に集まる客も多い>
考えてないですもん
おにぎり以外のこと
だからもう…
<実は右近 新たなステージに
立とうとしていた>
<そのために 一時休業する>
(スタッフ)
おはようございます お願いします
<取材は なぜか賄いから始まった>
(スタッフ)ありがとうございます
はい どうぞ こちら
♬~
<都電の行き交う街にある…>
<朝7時
既に仕込みが始まっていた>
<具の多くは手作りだ>
<手間は
そのまま 味に現れるから>
<一番人気の さけは
脂の乗った紅じゃけを使い
指先で ふわっとほぐす>
<肉そぼろは丁寧に油を取る>
<味付けは 経験と勘>
そうですね レシピないのか
っていうのは
すごい思うんですけど
やってみて分かりました
あっ これ
レシピ作れないなって
<「卵かけごはんを
おにぎりにできないか」と
右近が編み出した
名物・卵黄のしょうゆ漬け>
<これ目当ての客も 少なくない>
<味付けは濃いめだ>
<ごはんに包まれて
味わいが完成する>
<ごはんは
毎日80キロ以上 炊いている>
<右近のおにぎり 最大の魅力は
手に取って壊れず
口の中で はらりとほどける
やわらかさだ>
<おにぎりを名乗るが
強くは握らない>
<ごはんをまとめる>
<そんな感覚だった>
<定番の
豚キムチに合わせる納豆は
しょうゆを入れると緩むので
塩と一味で味付ける>
私が育てたとかじゃないですよ
おはようございます!
早くから ありがとうございます
<毎週土曜日 1番に来る人がいる>
そのうちの…
<土曜は 2番客も決まっていた>
(スタッフ)へぇ~!
(スタッフ)隣の方は 10個近く
いかれるんじゃ…
はい いつも 食べたいなって
自分も食べたいなと思うんだけど
入らなくてですね
(店舗スタッフ)いらっしゃいませ~
(店舗スタッフ)お待ちどおさまでした
すいません 早くから
ありがとうございま~す
はい ありがとう 3 4 5…
すいません 出来た順に
どんどん入れてっちゃいますね
<1人で8個もさることながら
大盛りのおにぎりは
1つ250グラムだ>
<それを うまそうに食う>
羨ましいですよね
ねぇ そんなに食べれたらね
私も食べたいです こんなに
(男性)食べたいもの たくさんだよ
ねぇ
(店舗スタッフ)すみません
どうも お待ちどおさまです
は~い お待たせしました
(スタッフ)
それは いつも決まってるやつ?
定番です
だから 聞かないんです 私
<雨が降ろうと 行列は絶えない>
<だが 絶えないのは
客ばかりではなかった>
<いわゆる 弟子入り志願者だ>
<例えば彼は
カナダで飲食店を営んでいる>
僕も経営者やってるんで…
単純に おにぎりが好き
めちゃくちゃ好きで
…っていう思いがあって
おにぎり屋の世界に入りました
<既に
右近の下を巣立った人たちが
国内外で
おにぎりの店を成功させている>
すいません
狭いんですけど ごめんなさい
こんにちは
は~い どうぞ お入りください
<この日 大阪から
右近のおにぎりを学びたいと
一人の青年がやって来た>
ドライブスルーのお店を
したくてですね
おにぎりですよね?
そうです
ということは マクドナルドみたいに
車の中からオーダーして
取りに来るということですか?
そうです
ドライブスルーで
うちの味って出せますか?
人間味の味って
どこまで現実に持っていけるのか
っていうところを
今回 ちょっと いろんなお話を
聞かせていただきたかったんです
彼たち
結構 1か月とか3か月とか
短い時間で来るんですよ
でも私はもう 技術的には
何にも教えられない
なぜかというと…
でも ここにしかないものを
自分で
何かを感じ取っていくならば
どうぞって言うんですよ
おにぎりバカじゃないですか
世の中のこと 何にも知らないで…
<米どころ・新潟に生まれた>
<厳格な父とぶつかり
19で家を出た>
<東京で食べた
ぼんごのおにぎりに ほれた>
<いつしか
ぼんごの主にも ほれていた>
<24歳で結婚>
<ぼんごは
ドラマーでもあった夫が
打楽器から付けた名前だった>
<ずっと 夫婦2人だった>
<…が 大好きだった祐さんは
10年前に亡くなっている>
水 あげないと
すぐ枯れちゃうでしょ
あぁ とにかく お部屋の中
いっぱいあります
こっちも… これ ちゃんと
植物の太陽光 当ててるんですよ
これはね
お友達の家にあったやつを
譲ってもらったんですよ
もう欲しくて 欲しくて
欲しくて…
主人が病気して
ずっと 入院してる時に 初めて…
主人 いないから
もう 何か パーカーかぶって
ソファーで寝て
仕事行って みたいなことを
ずっと やってたんですよ
帰ってくる意味がない
主人 いないし
じゃあ 私が
家に帰ってくることのために
何かをしようと思った時に
そうだ 植物 置いたら
お世話をしないと
枯れちゃうんで
そら 嫌でも
帰ってくるじゃないですか
じゃないと ず~っと
店に入り浸っちゃうから
<大切な手紙を見せてくれた>
実家にあった手紙を妹がまとめて
最近 送ってきてくれたんですよ
もう あることすら
私は 忘れてたんですけど
東京に家出してきた1日目の
母親に出した手紙が来たんですよ
それ 私も
とっくに忘れてたんだけど
どれだったかな~?
でも 親って取っておくんですね
こういう手紙ね
「お母さんへ 5日の日は
なるべくはやく来てネ」
「姉ちゃんに貸した万年筆」
ですって フフフ…
何なんだろう これ
あぁ
「あと くる時にお母さんの」…
「お母さんの作ったおむすび
2~3個持ってきて下さい。」
って
「わがままばっかり言って
ごめんなさい」
ホントですよね
わがまま言いたい放題ですよね
これ見た時に
「あぁ やっぱり私は
おにぎり屋になるべくして
なったのかな~」って
何か
若干 うれしかったですけどね
<この街と歩んで 46年>
<なじみの店も 随分減った>
今日はね
エビが欲しいんだけど
ちっちゃいエビでいいんだけど
天むすにするぐらいの エビ
こういうの?
あぁ そうだね そういうのだね
むきエビ
(おかあさん)エビは これと…
10時なると…
ねっ?
友達とね 誰だっけ? あれ
塾の帰り…
いっつも もう そうなの
おかあさんも お元気そうで
それしか能ないから しょうがない
私と一緒だ アハハハ…
アハハハ…
今 もう70なっちゃったから 私も
えっ うそでしょ?
そういうのよく言うよ~
相変わらず 美しいまんまだよ
えっ?
やっちゃん いくつになったの?
やだ~!
いくつになったの?
やだ~! アハハハ!
(おかあさん)嫌でしょ? お互い
(笑い)
ありがとうございます
すいませ~ん
いや~ うれしい
やっぱ 元気 もらえますね
私 もう ホントに
今のおかあさん見たら
85っつうから
あと 10年と思ってたけど…
ハハハハ… いや もう
そうやって 力もらいますよ
<あと15年頑張るための準備が
実は 進んでいる>
<店の移転>
<そのために
しばらく休むことにした>
<簡単な決断ではなかった>
どのタイミングで出そうかなって
ずっと 思ってたんですけどね
あんまり早くから出しても
忙しいで 追われてきたんだけど
もう
あと 何日もないじゃないですか
何かね 胸が痛いというか…
何か 複雑ですよ
ここに来て 何か 急に何か
いろんなことあったな みたいな
何か 泣きそうな感じ
また
新しい出発はあるんですけどね
(スタッフ)そっか 新しい出発
うん …はあるんだけれども
何か やっぱり…
<大きな節目を
報告する場所があった>
ありました ハハハ…
やれやれ…
<なかなか来られなかった
夫のお墓…>
ホント 3年ぶりですね~
あぁ~
でも 何か すっきりしました
ちょっと やっぱり
すごい 気になってたんで
もう 3年 来てないんで
よかったです
<福井には 行きたい所があった>
<今年 3月
教え子が店を開いていた>
えっ ここなの?
(齊藤さん)あ~!
ハハハハ…!
いや~…
閉まってるのかな?って思ったの
今 閉めたんですよ
閉めちゃったの?
今 行こうと思ったんですよ
あぁ やっぱり
いや~! アハハハ
お久しぶりでございます
<子育てを終え
第2の人生を考えた齊藤さんは
右近の下で おにぎりを学んだ>
お久しぶりでございます
あぁ ある日 突然 見なくなるから
ず~っと たきさんも言う 今
ホントですか
私は もう今ない それは
で 朝…
行かなきゃ… みたいな フフフフ
(スタッフ)25 一人?
ねぇ 一人で25やってんのね
(齊藤さん)はい そうなんですよ
(齊藤さん)そうなんですよ
こっちのほうって…
サバよね
フフフフ… こうやって
お客さんも 見るんですよ いつも
あぁ こうやって見るでしょ
そりゃ 見るでしょうね
作ってんの見たいんだもん
そんなとこで待ってたって
面白くも何ともないよ
そんな見ないでって言うんですよ
見ないでって言うんですけど
見てるから
おいしそうなんじゃない
(齊藤さん)「え~ 見たい見たい」
とか言って
いろいろ 取り寄せたんですけど
ん?
(齊藤さん)いろいろ
取り寄せてみたんですけど
じゃあ ちょっと送ってみる 一回
(齊藤さん)ありがとうございます
<さすがは弟子 手際が似ている>
女将さんに言いたかったのが
結局 おにぎり これ
一個ずつじゃないと
できませんでした
それ こしべさん風じゃない
そう 何回もやったんですけど
うん
それは だから 齊藤さん流で
(齊藤さん)はい すいません
ちょっと 緊張しすぎて
ホントだね 緊張してるね
これでいいですか?
どれから食べようかな~?
悩んじゃうな
いただきます
いや ごはん熱々じゃん
おっきいね おにぎりね
もうかる? ホントに でかっ
(齊藤さん)ちょっと
気持ちが大きくなりすぎました
<教え子の味>
うん… うん…
はぁ~ やった~
はぁ~ ありがとうございます
あったかくなきゃダメよね?
はい ありがとうございます
ありがとうございます
私 今は まだ 精いっぱいで
できてないけど
お客さん 来てくれて
本当に感謝の気持ちで作って
お渡しするっていう
この感謝の気持ちを こうね
もっと出せたらいいなと
思うんですけど…
…って言われるように
なるんでしょうね
…そのうちね
あぁ いやいや いやいや…
<昨日
最終日の行列は すごかった>
じゃあ もうみんな開けますよ~
(一同)は~い!
エイエイオ~!
(一同)オ~!
すいません
大変お待たせいたしました
は~い お茶いかがですか?
<間もなく閉店>
<46年に ひとまずの区切りだ>
これで最後
<店を閉じたあと
古い友達が来てくれた>
はい 最後のおにぎり
最後のおにぎり
いただきます
<実は この方
右近が店に立つ前から
ぼんごに通っていた>
そば 行っていい?
やっぱ 握りたてが おいしいわ
うん
向こう行っても頑張るんでしょ?
まだまだ 頑張ります
どうもお疲れさまでした~
(スタッフ)お疲れさまです
(拍手)
ありがとうございます
(拍手と歓声)
<右近のおにぎり人生は
まだまだ 終わらない>
(拍手と歓声)
よし 飲みましょうか!
いい店だね ホントにいい店なの
青春って 密なんだけど
ダメだよって言うために
言ってた言葉です
<勝利より大切なこと>
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