出典:EPGの番組情報
NHK地域局発 えぇトコ「ほんまスゴイ!都を彩る極め人~京都 西陣~」[字]
「西陣織」の産地として知られる京都・西陣。この町で連綿と受け継がれてきた最高の技とこだわりが生む逸品と出会う旅。(2020年4月8日に放送した回の再放送です)
番組内容
高級織物「西陣織」の産地として知られる京都・西陣。町を歩くと、連綿と受け継がれてきた最高の技とこだわりが生む逸品があちこちに。ノコギリ状に研いだ爪で絹糸を一本ずつかき寄せて織り込む「つづれ織り」の達人。固い木を手で削り織物に欠かせない杼(ひ)を70年以上作り続ける職人。そんな匠たちが愛する味を守り続ける人たち。己を貫く極め人が生む技と宝に出会う旅。(2020年4月8日に放送した回の再放送です)
出演者
【出演】財前直見,木本武宏,【語り】子守康範,橋本のりこジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
情報/ワイドショー – グルメ・料理
テキストマイニング結果
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キーワード出現数ベスト20
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- 杼屋
- 仕事
- 自慢
- 出汁
- 上七軒
- 場所
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
岩渕≫櫻井玲子解説委員でした。
次回の
「みみより!くらし解説」です。
うわ~!
うわ~! すごい すてき!
京都 北野天満宮。
2万坪の境内を彩る
梅の名所として知られます。
全国に 1万2, 000ある天満宮の総本社。
その社殿の奥には
学問の神様ならではの
極めつけの場所が…。
牛さんですね。
そう 牛の石像。 実は 牛は…
中でも 最も古い この牛の頭を撫でて
御利益を得ようと
全国から 人がやって来ます。
華やかなりし 極上の世界が待っています。
♬~
今回の「えぇトコ」は 古都を彩る
極め尽くした宝をめぐり 旅します。
美を極め 味を極め 咲き誇る!
極め人の宝は
ほんまにスゴイで!
♬~
北野天満宮の参道に
お店が軒を連ねる
上七軒。
室町時代からの歴史を持つ花街には
ゆったりとした時が流れています。
そんな上七軒も 一歩 路地に入れば
京都らしい暮らしの風景が
広がります。
すごい!
この辺りを歩いてると…
お着物の。
町の代名詞ともいえる西陣織。
500年以上にわたり
こだわりの技が受け継がれています。
お邪魔します。
そんな町の路地の奥で
ひたすら技を極める匠がいると聞き
訪ねてみることに。
あっ ここですね。 失礼します。
その中は…。
おじゃまします。
何を織ってらっしゃるんですか?
西陣爪掻本綴織職人の平野喜久夫さん。
爪?
こういうふうに なってます。
はい この道具は…
はあ~!
あ~! すごいですね これ!
そんな綴織に
木本さん 挑戦してみることに。
爪の先で…。
あっ 確かに…
全然 引っかからないでしょ。
はあ~!
まあ そういうことですね。
でも ふだんの生活の中で
引っ掛かったりとか? あります。
あっ 破れる。
熟練の職人でも
1日に数センチほどしか織れません。
これまで最も時間がかかったものは…。
6人で3年ですか!? はい。
そんな平野さんの作品を
見せてもらうことに!
うわ~!
掛け軸ですか。
うわっ きれい! きれい!
ちょっと触ってみて下さい。
(2人)いいんですか? はい。
あっ ボコボコなってる。
あ~ 立体感が。
これ 糸で やってるんですね。
すごいな~。
何か 絵の具とかで
パッてできたら ねえ。
ねえ 簡単ですけど。
簡単ですけど。
本当 そうですね。
その一つ一つの時間とか
すごいことですよね!
ね!
色彩も 陰影も
微妙なグラデーションまでも
一織りずつ 糸を変え表現する
極め人の綴織。
思いどおりの織物を織るため
こだわり抜くのが 色です。
これ 全部 糸ですもんね。
すご~い!
すごい!
きれい!
細かく染め分けられた1万色もの糸を
常に用意しています。
それだけでは ありません。
あ~!
目指す色をつくるため
異なる色の糸をほぐして混ぜる 割杢。
合わせていく?
違う色が… ああ ほんとだ。
うわ~!
70歳を超えて
自分の工房を立ち上げ
今 ようやく 仕事が
本当に好きになってきたといいます。
まだまだ。
よくね 丹精込めて やられて
それが すごいですねって言や
まとまるんでしょうけど
僕 そんなことよりも
本当に 長年やってきて いまだに
好きだって言えることへの憧れが
僕 一番 今強いです。
悔しいです 何か。
私は やっぱり これ…
色の魔術師が 爪で織り上げる
究極の美です。
伝統の西陣織。 その技を極める
さまざまな匠が
この町に暮らしています。
長谷川…。
長谷川… 何て読むんですか? これ。
これ 何て読むんですかね?
あれ? あっ これって 何か…。
これって 何だっけ?
これが こうなんですかね?
これ?
機織りで よく見かける道具ですが
聞いてみることに!
こんにちは。 すみません お仕事中。
あっ ありがとうございます。
表でね 長谷川何とかって書いて…。
杼って読むんですか あれで。
杼 これが杼。
あっ やっぱ それなんだ。
それを杼っていうんですか。
西陣織を支える大切な道具です。
「お仕事 何ですか?」ってお伺いしたら…。
杼屋? 杼屋さん。
長谷川淳一さんは 87歳の今まで
杼を手作りしてきた ただ一人の匠です。
パ~ンって…。
以来70年 作り方は 体が覚えています。
極めた技は 杼のため。
杼だけに
こだわり続けてきました。
100年もつという極め人の杼。
材料は アカガシという
細工しにくい固い木です。
あっ 本当だ!
だから 糸に引っかかったら
駄目ですから…。
すごいツルツルだもんね これ。
杼をツルツルに磨き上げるのは
妻の富久子さんの仕事。
長年 磨き続けてきた その指は…。
うわ~ すごい!
やっぱり それほど力入れて
毎日されてるから
骨が
そういう形になっていっちゃうんですね。
すごいな~!
杼屋に嫁いで 55年。
毎日のように
杼を磨き 夫を支えてきました。
この部屋で
夫婦2人 極め続けてきた伝統の技です。
跡継ぎとかっていうのは…。
使う人が喜んでくれる。
夫婦の願いは それだけです。
嫁いだ先で 華やかな西陣織を生み出す。
極め尽くした杼屋の技です。
西陣で長年愛されてきた名物があります。
ここ 知らないと
京都通じゃないっていうような
お店があるんですって。
京都通になりたいね。
なりたいですね。
あっ ここ ここです ここです。
そこは 鶏の水炊きのお店。
こんにちは。
すてきなお着物で。
うわっ 見て下さい!
上七軒の芸妓さんや舞妓さんが
西陣の旦那さんたちと
足しげく通うといいます。
また こう雰囲気ありますね。
奥行きのある京の町家が
隠れ家の雰囲気を漂わせます。
お庭も いいじゃないですか。
奥にある坪庭を
しっとりと眺めながらいただく…
まずは…。
そう これが極め付けの味。
丹波地鶏を 井戸水で 実に8時間炊いて
うまみを出したスープ。
少しの塩としょうが汁を入れ
これも京都の自慢 七味を加えます。
あ~ おいしい。
わ~ しみ渡る~。
止まんないですよね このスープは。
続いては
そのスープに 鶏の胸肉をくぐらせ
しゃぶしゃぶで いただきます。
うん! やわらかいし とろける。
一瞬にして この鶏ガラスープのうまみが
ふっと入るんですね。 おいしい!
そして いよいよお鍋。
主役は スープにうまみを与えた
丹波地鶏です。
もう お肉 ホロホロですね。
おいしい!
かしわからも 出汁が出てるのに
それを もう一回戻したうまみというか…。
出たスープを もう一回
吸うてるんですよね。
そう そう。
スープのうまみのもととなった
骨つき肉が
そのスープを再び吸って
一層 深い味になります。
そして 締めには…。
あ~ ごはん。 こんなの
おいしくないわけないですもんね~。
鶏のうまみを丸ごと味わえる 雑炊。
西陣の食通をとりこにしてきた
老舗の自慢です。
おいしい!
僕 もっと濃厚なんかなと思ったら
あっさりして
うまみの強いお茶漬けみたいな感じです。
いい出汁が出てて…。
味もよし 居心地もよし
老舗が極めた究極の水炊きです。
あ~ いいですね。
あ~ いいね。
翌朝やって来たのは
かつての平安京の
北の端にあたるという
上千本商店街。
そこに…。
あの閻魔様のゑんまでしょうね。
地獄の…。 はい 怖いやつですよ。
なんと 閻魔様の名前が付いたお寺。
訪ねてみることに…。
すいません 大丈夫ですか? 今。
はい。
なぜ ゑんま堂っていうんですか?
そう 御本尊が閻魔様だというのです。
住職の戸田妙昭さん。
閻魔様を 60年以上 守ってきた
極め人です。
ふだんは撮影が許されない
閻魔様のお姿を
特別に見せて下さることに。
(2人)ありがとうございます。
扉の向こうにいらっしゃる閻魔様を
いよいよ拝見します。
わあ…。
こちらが ご本尊の閻魔様。
高さ2.4メートル。
すげえ…。 おっきい。
大きい。
すっごい迫力ですね。
迫力すごい。
今にも どなりだしそうな
憤ぬの形相です。
決して そうじゃなくて…
悪いことをして地獄へ落ちないよう
怖い顔で戒めてくれている閻魔様。
そんな やさしい心を 人々に伝えることが
何よりの務めだという戸田さん。
平安京の外れにある この地は
かつて 人が死ぬと
亡骸を捨てていた場所。
その さまよう魂を閻魔様が裁き
天国や地獄へ送るようになったのだそう。
魂を成仏させてくれる
ありがたき存在。
私たちの全てを知り 見守ってくれている
閻魔様です。
わあ~! わあ~!
いい眺め!
何か 本当
天下を取った気分になりますね。
いや 本当 そうですよね。
ここは
西陣の人に親しまれている
建勲神社がある船岡山。
あの 森っぽくなってる所が 北野天満宮。
北野天満宮ですよ。
目の前に広がる西陣の町。
応仁の乱の際 西軍が陣を張り
戦の指揮をとったことが
西陣の名の由来だといわれています。
その山の麓は 懐かしい風景が
今も残ります。
石垣のように。
何ですか?
おお~!
ああ~!
すげえ!
かっこいい!
かっこいいですね!
温泉?
ひときわ古い
たたずまいの建物。
実は 町の銭湯です。
こんにちは。
お風呂屋さんだ。 銭湯だ。
その銭湯のあるじが 大野義男さん。
86歳になる今も
元気に番台を守っています。
遠くからも人がやって来るという
人気の理由は…。
わあ すごい!
わあ~ すごい 天狗だ!
天井に飾られた彫刻や
ぜいを尽くした欄間。
大正時代に
料理旅館のお風呂として造られた
西陣の暮らしに欠かせない憩いの場所。
お客さん 皆さん ここで…。
そう そうそうそう。
100年の歴史
建て替えの話もありましたが
全て断ってきました。
西陣の古きよき歴史を守り抜いた
大野さん。
今では 近所の方以外に観光の方も
この銭湯を楽しみに
遠くから
わざわざ やって来てくれるのだそう。
年中無休 毎日 夜中まで。
大好きな たたずまいを
多くの人に楽しんでもらいたいと守り抜く
こだわりの銭湯。
めっちゃ気持ちいい!
その近くには 大野さんの町家が
まだまだ残っています。
古いたたずまいを生かし
いろんなお店に。
元銭湯のカフェや
ガラス工芸店
そして 漆や渋柿塗の
お店などが入っています。
こちらのお店では
あんこを 寒天とわらび粉で固めた
京都らしい味がいただけます。
これ 上品で おいしいお菓子ですね。
おいしい。
発見と癒やしを与えてくれる
西陣の町家です。
そんな町の中で
更に2人が出会った極め人が…。
おばんざいの… いいですね!
おばんざい いいですね!
京のおばんざい屋さん。
(2人)わあ~!
おいしそう!
京のおばんざいが 店いっぱいに並ぶ
地元で愛されるお店。
ふだん このぐらいの種類を
出されてるんですか?
実に 200種類のレシピが
頭の中に入っているという
小林範恭さん。
その中から 毎日 数十種類のおばんざいを
季節に合わせて選び
一人で こしらえています。
古くから やられてるんですかね?
ん?
このお店自体は古いんですか?
先代のお父さんとお母さんから。
(2人)へえ~。
耳の病にも負けず元気に
親から受け継いできた味を守っています。
この日 特にオススメのおばんざいは?
ぜいたく煮。
たくあんを塩抜きして炊いた ぜいたく煮。
漬物を わざわざ洗って
味付けし直すぜいたくさから
その名が付いたといいます。
これ たくあんなんですね。
ねえ。
あっ やわらかい。
うまい。
何か ぜいたくな感じしますよね。
これは いつも食卓に置いときたいですね。
すごい これ。
おいしい。
小林さんのおばんざいを毎日食べてくれる
町家に暮らす人たちのために
どれだけ手間がかかろうと
日々 献立を変え
こしらえるのが こだわりです。
おいしくて 栄養たっぷり。
誰がどんなおばんざいを好きなのかも
大体 分かっています。
夫を支え 接客するのは
左希子さんの仕事です。
かわいい かわいい。
あの 奥さんより うれしそうにするの
やめてもらえます?
うん。
こっちの方がいい。
こっちの方がいい。
笑顔を育むおばんざい。
夫婦の愛が隠し味です。
極め人の味は ほかにもあります。
豆腐屋さんですよ。 本当だ。
出た。 豆腐屋さん。
やっぱり 京都といえば豆腐ですから。
こんにちは。
こんにちは。
お豆腐屋さん?
はい そうです。
うわっ すごい!
え~!
今でも それを守ってるんですか?
おくどさんにこだわって豆腐をつくる
土居佳明さん。
豆腐と並ぶ人気なのが この油揚げ。
え~!
あっ 断る理由がないです。
中のジューシーさを
たっぷり感じてほしいと
大きく作る こだわりの油揚げです。
半分に切っても このサイズ。
うん。 あっ おいしい。
おいしい。 あっさりしてるんですよね。
いろんなお料理に使っても
おいしそうですよね。
あっ お客さん来られました。
近所のお客さんがやって来ました。
いつも買いに来られるんですか?
ありがとうございます。
絵に描いたような うれしいコメント。
そんなに違います?
今まで食べてたのと。 これは事実。
…と 絶賛の豆腐 冷奴でいただきます。
溶けた。
おいしい。 何 このみずみずしさ。
甘みがある。
でも 大豆の味が濃いですね。
本当にミルキーな豆腐で。
なかなか食べれないおいしさですよね。
実は…。
えっ?
絹ごしの やわらかさですよね?
うん。
ふわふわで やわらかい秘密は
固める時に にがりではなく
すまし粉という粉を使うこと。
もともとは祖父がやっていた豆腐屋。
その味が大好きだった土居さんは
高齢の祖父に代わり
店を継ぐ決心をしました。
妻の理沙さんと2人
地釜だと 1日に60丁しか
つくれない豆腐に こだわります。
そんな豆腐屋に伝わる料理があります。
へえ~。 夫婦炊き。
おいしそう~。
豆腐と揚げが夫婦のように寄り添う
夫婦炊き。
自慢のやわらかい木綿豆腐に
短冊に切った油揚げを加え
出汁と醤油で じっくり炊くだけの
優しい家庭の味。
味が ものすごい しみてるんですけど
おいしさ すごいですよ ねえ。
また この おつゆの味が おいしい。
すごい大豆のいいところだけ
分かる感じですね。
いい豆腐を極めたい。
その姿勢は 頑固そのもの。
もう私の話は聞かないです。
じゃあ もう
けんかも絶えないんじゃないですか?
理由は 何やったんですか? それは。
(笑い声)
かわいい~。
そんな頑張る両親の姿を見てきた
娘さんは…。
お父さんの お母さんのお豆腐とか
お揚げさん おいしい?
おいしい? 好き?
どういうところが おいしい?
言わしてる…。
(笑い声)
♬~
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