徹子の部屋 風間杜夫[字]…の番組内容解析まとめ

出典:EPGの番組情報

徹子の部屋 風間杜夫[字]

~余りにも見事な父の“裸踊り”に黒柳が大爆笑~風間杜夫さんが今日のゲストです。

◇ゲスト
俳優生活50年、72歳を迎えた今も相変わらずの若さを誇る風間杜夫さんがゲスト。
◇番組内容
コロナ禍ではピアノに挑戦するため、教則本を3冊も買い込んだという風間さん、その成果は?今回は、番組の45周年を祝して門外不出の「家宝」を公開する。それは営業マンとして「昭和の夜」を盛り上げていた父の雄姿を写した白黒写真。“裸踊り”を披露する父・辰男さんの見事な姿に黒柳さんは…。また、神社の境内に建てられたテントで芝居をした風間さん。アングラ演劇に打ち込む共演の若者たちから新鮮な感動を受けたと語る。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

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キーワード出現数ベスト20

  1. 芝居
  2. 本当
  3. お父様
  4. テント
  5. 面白
  6. カラオケマン
  7. ハハハハ
  8. 自分
  9. 母様
  10. 大変
  11. フフフフ
  12. 一度
  13. 会社
  14. アングラ
  15. フフフ
  16. ペタペタ
  17. 外国人離
  18. 今日
  19. 社長
  20. 重鎮

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

(黒柳)あら 素敵!

ジャニーズとしか思えないポーズで

決めている方が

今日のお客様です。

50年前の この方ですね。

風間杜夫さんです。
どうぞ こちらへおいでください。

どうぞ お座りください。
よくいらしてくださいました。

こんにちは。
こんにちは。 どうも。

先ほどのお写真から
50年ほど経ちました。

今 72歳でいらして

4人のお孫さんのおじいさんで…。

俳優生活 50年。

はい。
そうですね。

4人の孫は
可愛くてしょうがない?

もう 宝物ですね。
宝物? そう。

男の子と女の子と どっちですか?
男2人 女2人。

ああー ちょうどいいですね。

可愛いわね。 そうですか。

「じいじ」って呼ばれていらして?
うん。 じいじ じいじ。

人気者です。
人気者? フフフ…!

なんか 芸して見せるの?

いやいや なんにも…
特にやりませんけど。

孫の方が芸達者でね。
あっ そう。 ハハハハ…!

それで 「じいじ」って言うの?
可愛い。

お父様は会社員だったんだけど
お酒がお好きで。

はい。
今日は…。

お父様も 写真に
写ってますけど…。

番組の
45周年を祝して

お父様のお宝写真
っていうのを

お持ちくださいました。
持ってきました。

これ 門外不出ですってね。
家宝といってもいいものでね。

それを ご披露いただくのは
大変な事だったんですけど。

いいですか? 拝見して。
どうぞ 見てください。

それが こちらのお写真です。

あら すごい! ハハハハ…!

おお… お父様。
はい。

おお… 営業マンのお父様。
はい。

見事な裸踊り。
はい。

「エミー住田」っていう
芸名があったんでね。

エミー住田。
何が「エミー」だか よく…。

これは あれですね
ちょっと見たところ

ブラジャーみたいなもの
してらっしゃる…?

おちょこを載せる はかま
っていうのがありますね。

あれを こう
なんか 布で こう…。

縛って 胸に?
はい。 ブラジャー代わりにして。

いちもつは 股の間に挟んで。

扇子2本で こう
踊ってみせた…。

絶対見せない?
絶対…。

すごい。 これが そう?

これがね… このフォームが
素晴らしいですね。

おみ足なども
キレイだし。

ラインが こう…。
ねえ。

それで その…

見せてはならないものは
こうやって…。

本当に なんか 足を こう
閉めてらっしゃる感じですね。

ハハハハ…! 大事なお写真。

あとで また ゆっくり
見せていただきますけれども。

まあ お父様…
すごいとこもありましたけど。

こういうところのを見せない?
これは見せない。

絶対見せない。
なるほど。

この 科の作り方っていうのが
なんとも言えない。

このラインがね もう 見事ですね。
ねえ 本当。

フォームなんかね。
本当にね。

それで 胸に…

おちょこの はかまだか
なんだかで作ったブラジャーが

うまくいってますね。
はい。

自宅でも ガマの油売りとか
そういうのをやって…?

酔うとね 必ず 正月やなんか

ガマの油売りの口上とか
都々逸を歌ったりね。

あっ 都々逸?
洒脱なおやじだったんです。

へえ… いいね。

そんなお父様を 子ども心には
どう思いになりました?

あの…。

実は おやじが43の時に生まれた
子どもなんです。

あら…! ええ。

セールスマンですから…
映画のセールスで

地方を回ってましたから。
映画のセールス?

新東宝っていう
映画会社にいた…。

ええ ええ…。

だから 正月とかね
年に1回の墓参りでしか

おやじと あんまり
密接に関わらなかった。

だから 普通の父と子みたいに

相撲を取ったり
キャッチボールやったりとか

そういう事は 一度も経験がない。
でも 面白いおやじでした。

でも お父さんは面白いって
どこかにあった?

まあ お調子者だなって…。
ハハハハ…!

あれですよ 会社の…

新東宝を含めて
映画会社 5社ありましたよね。

映画会社同士の野球大会がある…。

すると おやじは
応援団長を買って出ましてね。

自分で トラの皮のパンツを
ミシンで縫いまして

こんな大きなうちわで…。

足に鈴 付けて

こうやって
応援団長やってましたね。

で そういう夫を持った母は
どういう方だったかっていうのは

あとで ゆっくり伺いますけど。

それはともかく 今年

菊田一夫演劇賞の大賞を
お受けになったって…。

おめでとうございましたね。

やっぱりね テレビの他に
絶えず 舞台に

立ち続けていらっしゃる
という事で。

しかも 大賞って
いうんですから

随分いいですよね。

まさか! と
思いましたよね。

これは あの…
僕 3つの芝居が

大賞に
なったんですけども

全然
ジャンルの違う芝居で。

その3つの芝居の
演技に対してっていう事で。

自分は もう ものすごい
意外だったんですけども。

そうですか。 でも それは
うれしい事ですよね やっぱり。

素直に喜びました。
ねえ。

まあ 俳優人生 50年
っていう事ですけど

今や 「演劇界の重鎮」と
呼ばれていらっしゃる…。

「大御所」とも呼ばれてます。
大御所。 重鎮 大御所。

今日は 重鎮 大御所を
お呼びいたしまして…

まあ 来ていただきました。

しかも 今年 なんか
驚きの挑戦を

なすったんですって?
なんか あなた。

はい。 僕 あの…
72にして 初めて

アングラ演劇といいますか

花園神社のテントに
出ました。

今までやってらしたのは あの…

アングラじゃないんですよね?
あなたは。

はい。 つかこうへいのもとでは
アングラとは言いませんでした。

そうですよね。
新劇でした。

新劇ですよね。
はい。

それで 花園神社でやるのは
アングラですよね?

そうですね。
大体…。

あそこに お出になったの?
出ました。

へえー! 私 若い時
見に行きましたよ

アングラってどんなものか。
唐さんの状況劇場かな。

僕も学生時代 見ました。
そうですか。 私も見ました。

ええー…! こんな風に
旗 立てたりするんですか。

テントを建てて…。

そうですね なかなか
説明するのは難しいんですけど。

でも 昔風? 昔風?
もう 全く同じですね。

でも 演劇界の重鎮が
テントに出るって事になると

あれでしょ なかなか みんなも
驚いたんじゃないですか?

なんか… なんで お前
今更やるんだっていう。

ただ 僕は もう
一度 出てみたかったんですよ。

こんな大きな賞をもらう前から
決まってた お芝居で。

ですから なんか

あの賞をとっておいて
なんで テントに入るんだ? って。

まあ 言う人もいましたけど
好きだから。

まあね。 そりゃ もう
ご自分の好きで… ねえ。

ちょっと VTRがあるんで…
何かのVTRです。

ちょっと 見ていただいて…。

もう 芝居が始まってるんですね。
始まってますね。

『ベンガルの虎』。
はい。 唐十郎作品です。

これ あの… テントの中に
水槽があるんですね。

これ ばらばさんっていって…。

「水島!」

(一同)「水島!」

(風間)「一緒に!」
(一同)「一緒に!」

「日本に帰ろう!」

(一同)「日本に帰ろう!」

♬~「正しさとは 愚かさとは
それが何か見せつけてやる」

♬~

すごい 刀。
フェンシングなんですよ。

なぜか…。
フェンシングなんですか。

浴衣着て フェンシングやる。

フフフ… ツンツン ツンツン…。
とにかくね

休憩入れて
3時間の芝居なんですけど

あっという間に終わった
っていう感じですね。

本当に? へえー!
で 次から次と なんかね

なんじゃ これ! っていうのが
出てくる…。

とにかく面白い芝居でした。
面白いですか。

芝居の原点を見た思いがした…?
へえー! 面白い。

なんか 楽屋とか名前の大きさを
競う事はしない?

いや 僕も脇に いっぱい テント…
小さいテントがありまして。

僕は それでも
畳1畳分だけのスペースを。

ハハハハ…! ご自分で?
そこに

みかん箱みたいな
化粧台がありまして。

寝る時も 横になろうと思っても

体を くの字にしないと
横になれない。

でも 年内に演出の方と
同じ舞台を作る予定?

はい。 新宿梁山泊の
金さんなんですけど。

金さん… これ 今年の年末
シアターコクーンで。

やっぱり 唐十郎の作品で
『泥人魚』っていう芝居で

また
ご一緒させていただきますね。

テントでやってごらんになって
いかがでしたか?

まあ 毎日 ワクワクしましたね。
ええ。

で あの…

まあ 雨が降ろうが何が…
とにかくやるわけで。

で 新宿ですから
後ろを車がビュンビュン…。

ビュンビュン? 外で音が…。

パトカーや救急車 それに
張り合うような大声出して…。

だから みんな 大声出すんですね。
はい。 まず 基本は大声ですね。

基本 大声… そうですか。
でも いい経験なさいましたよね。

楽しかったです。
そうですか。 ようございましたね。

あの…
私 見に行った事はあるけど…。

会社員のお父様が定年後は

お母様が 家計を
支えてくださったんですけど

ちょうど その頃に
あなたと ご姉弟が

中学 高校って
行かなきゃならなくて

なかなか大変な…

おうちも大変な時?

まあ あの… うちのおやじは

定年退職したんですけども

新東宝っていう会社ですから

もう なんか会社が潰れる寸前で

退職金も
出なかったらしいんですね。

本当に?
で うちのおふくろが

これからは 自分が…

13 年が下なんですよ。

うちのおふくろは
大正生まれなんですけど。

なんか 株を持ってたんですね。
その株を売って

うちを半分 改装しちゃうんです。

下宿屋を始めた。 賄い付きの。
すごい。

4畳半の部屋が5つと
3畳の部屋。

6人の学生に 朝 食事を出して
夕方 食事があるんですよ。

その昼間 生命保険の
セールスウーマンで…。

すごい! 本当に
よく働いたんですね お母様。

もう 働き詰めで。
ごはんも作るわけでしょ?

みんなの。
学生の。

大変。
だから 僕と姉貴は もう

おふくろのおかげで
学校 行けたっていうか。

マージャン屋さんも
経営してらしたんですって?

マージャン屋は
もうかるっていうんで

近所のビルの一室を借りて
始めたんですけど

徹夜マージャンをやらないと…。

もうからない?
もうからないんです。

ほとんど 家賃に
持っていかれるっていうんで

バカバカしいっていってね
2年で やめちゃった。

やめちゃったんですか それは。

でもね お母様 しっかり者
っていう感じがしますよね。

フサ江さん。
そうですね はい…。

僕を児童劇団に入れて
子役の道に進めたのも

うちのおふくろだったんで。
内気だったっていう事も

あったんですって あなたが。
そうですね。

もう 引っ込み思案の子で。

ただ 学芸会とか
舞台に立つと

ものすごい
はつらつとしてるんで

その道に進めたら
性格が変わると思って。

本当? お母様は とにかく

お褒めになるんですって?
あなたを。

まあ よく褒めてくれましたね
子役時代から。

すごい。
大竹まことやなんかと劇団作って

小さな芝居ですけど 見に来ると
必ず楽屋へ入ってきて

「お前が 一番良かった!」。

大きい声で?
商業演劇とか出ますでしょ?

「この芝居は
お前で持ってるんだよ」とか。

「ちょっと お母さん…。 周りに
いっぱい いるんですから」。

聞こえるから。 でも そういう事を
平気でおっしゃる?

はい。
なるほどね。

でも お母様も キレイなお母様。
そうでしたね。

ねえ とってもキレイ。 へえー…。

もう 楽屋に来ると
帰らないんですよ。

あっ そうなの…?
昼間見て

休憩時間の時に ずっといて

夜の公演 始まっても
まだいるんですよ。

フフフフ…! そう。 それで

「お前の体は外国人離れしてる」
とか言うんですって?

僕の体形が
胴が長くて 足が短いんですね。

そっか! 外国人離れ…。
だから あの…

着物で出てくると喜ぶんです。

「着物を着ると お前は映える」。

「なんたって 体形が
外国人離れしてるから いい」って。

日本人離れじゃないのね…。
外国人離れしてるから

すごいって…。
「すごい」っていうか 「いい」って。

「いい」って?
なんでも褒めるんですよね。

でも お父様は
脳梗塞かなんかになって

12年間 寝たきり…。
そうです はい。

ちょうど 僕の年
72歳で おやじ 倒れまして。

あら そう…。
それから12年間。

ですから おふくろと
まあ うちの女房と僕と

最初は3交代で。 とにかく

誰か そばに付いてないと
ダメなんですよね。

ちょっと
僕も仕事が忙しくなってきて

付き添いさんを
頼めるようになってから

お任せしたんですけど。

僕は もう 夕方から病院に行って
明け方まで… 朝までいて

おやじのひげをそって
口を… 歯を磨いてやるとか。

でも お父様は なんか

あなたの手を握って
泣いたりなすったんですって?

見舞いに行くとね…

脳梗塞で 半身不随で
口が利けないんですよ。

ああ そう…。

僕が行くと
手を握って 離さないんです。

それで
「うう…! うう…!」っつってね

泣くんです。 それが つらくてね。
ええ 本当。

だから 見舞いに
行かなくなっちゃった。

ああ そうか。
今 思うとね

もっと行ってあげればよかったと。
本当… でも…

面白い
お父様だったんでしょ?

面白いっていうかね
とにかく あの…。

まあ 浅草…
僕ら 寺が浅草なので

お墓参りに行って。

まあ 仲見世を
こう ぶらぶらして…。

女剣劇とか好きでね。
あと 『デン助劇場』とか。

ありましたね。
松竹演芸場で 寄席とか。

女剣劇も
大江美智子さんっていう…。

あっ! 私 知ってる!
知ってますか。

あの方のファンで。
ええ…!

もう はしゃいでね。

何が面白いのか 僕には
わからなかったですけどね。

でも 必ず それ ご覧になるの?
はい。

そういう
演芸が好きだったんですね。

なるほどね。 でも お母様は
散々 お父様の事

愚痴をおっしゃってたんだけども

お父様のご葬儀の時には
本当に なんか…

お母様の発言で
なんか 全てが変わったって?

あの… まあ

病に伏せてからは
よく看病しました おふくろも。

もう 寝たきりですから。
その前はね 元気だった頃は

おやじは 乱暴者で…
明治の男ですから。

気に入らないと すぐ手あげるし
ちゃぶ台は ひっくり返す…。

ああ そう。
「あんなクソおやじ

早く死んじまえ 早く死んじまえ」
って言って…。

それが おふくろの口癖だった…。

そしたら 葬式の晩に

「あんないい人は いなかった」
って言うから

「あんた 今まで
何言ってきた?」って…。

「ふざけんな!」って。

だけど 死んだら
みんな いい人になるんですね。

そうなんでしょうね きっとね。

まあ お母様は
84歳で亡くなるまで

ずっと もう
働き詰めだったんですって?

あの…
セールスレディーとしての

腕もあったらしくて。

そこの会社は
生命保険だけじゃなくて

月掛け貯蓄の 5年満期の

そういう商品が
あったんですけど

そのお客さんを
いっぱい持ってたんですよ。

「あなたが来てくれるなら
継続します」っていう。

すごい!
そういう方を

いっぱい持ってたんで
会社も おふくろを

手放したくなかったんですね。
まあ 大事にして。

うちのおふくろは 外へ出て

人と会って話をしたりするのが
好きだったもので。

まあ 亡くなる直前まで
働いてました。

ああ そう。

みんなに きっとね
好かれてらしたんでしょうね。

そうですね なんか
人気があったんですね あの人は。

「セールスっていうのは
人を売るんだ」って

言ってましたね。
あっ そうなのね。

そういうところは 芝居に向いて…
あなたの芝居に関係があるかも。

両親の血を引いてるなと
つくづく思いますけど。

でも あなたは
72歳におなりですか? 今。

まだ… まだ72って
思うようにしようと思って。

そうですか。
もう72じゃなくて まだ72。

でも 弱音は吐けないんですって?
そういう お母様の事を考えると。

おふくろのね 姿 見てますから。

まあ おふくろの年まで…
それ以上は 元気でやりたいなと。

そうですよね。 フフフ…。

去年は まあ コロナやなんかで
芝居が なかなかできなくて

苦しい日々だったそうですけども。

まあ 4月…
去年の4月からですか。

4月 5月にかけて
芝居が1本 潰れまして。

そうそう。
それで 6 7と…。

まあ 8月から ちょっと
映像の仕事やなんか

僕 延期になってたやつが
始まったんですよ。

4カ月間は
もう 家で腐ってましたよ。

本当ですよね。
なんにもする事ないんですね

役者っていうのは。
そうね。 ねえ。

もう ただ うちにいるしかない。

その時
ピアノをやろうかなって…。

ええ。 あの… 嫁に行った娘が
残したピアノが

僕の部屋にあるんで
せっかくだから…。

中高年でも 楽々弾ける
教則本があるんですよ。

これをね
上中下 一気に買いまして。

なぜ弾けるかっていうと
鍵盤に カタカナでね…。

「ドレミ」なんて?
こっちは ABC… 和音と。

だから 譜面が読めなくても

「ソソララミレミ」と こう
やるんですけど

娘が中学時代に使ってて

一度も調律してないんで
ある部分 音が狂うんです。

わかる。
それで もう やる気を失って

やめた。
それで? フフフフ…!

少しは お弾けになった?
そしたら。

ええ。 ベートーヴェンの
『第九』… 『歓喜の歌』。

うん。
それと ドヴォルザークの

「ラララリリリ ララリリ…」
「日は落ちて」っていうの。

そう。
「ラララ ラララ ラララララ」。

こうやって
左手で 和音を こう…。

それは 必ず…

シール剥がされたら もう
絶対弾けない。

シールに合わせて?
シールに合わせて こう。

でも 相当 ピアノの上がすごい…
いろんな字が書いてあって。

でも それで 弾けるように…?
はい。

そうですか。
それから ゴミ出しも…

つまんない事だけど
ゴミ出しもなすった?

なぜか この自粛が始まってから

僕がね ゴミを出す係になって。
なっちゃったの?

はい。 もう ですから

今日は 資源ゴミの日 生ゴミの日
ペットボトルの日

全部 頭に入ってますから。
フフフフ…! 大変。

最初 「やろう」って言うと 女房が

「そんな事 いいですよ」って
言うから。

でも
「俺がやってやる」って言って。

今は もう
当たり前になってますね それが。

僕が サンダルで
ペタペタ ペタペタ

ゴミを出しに行く。
ペタペタが響くんですね 近所に。

近所には
「ペタジーニ」って呼ばれてる。

ペタペタするジジイが
あっ また ゴミ出してるっつって

いろんなとこから…
窓からのぞいてる。

でも
風間さんとは わからないの?

いや 俺だってわかって…。
わかってて?

ペタジーニっていうの 嘘ですよ。
ハハハ…! なんだ。

誰も言ってません。
そう… 勝手にご自分で?

自分で 勝手に言ってるだけです。
なるほどね。

あの… ライフワークとして
ひとり芝居をなさるんですよ

この方は。 それで
どんなに芝居が お上手な方か

熟練の芸を VTRで
ちょっと見ていただきます。

全部は
ご紹介できないんですけど。

「いいですね! 社長の歌は
いつ聴いても」

「音程なんか 目じゃありませんね」

「味があります! 心から
歌を楽しんでるって感じが

実に なんとも いい!
いいですね!」

「いえいえ…! いや 私なんかね
社長に比べたら

まだまだ青いです。
えっ? あっ そうですか?」

「でも 社長のあとは
歌いづらいですね」

「イチローのあとに
バッターボックスに

立つようなもんで」

フフフ…! たばこに火つけて。

「じゃあ… 恐れ入ります」

「社長のお酒がないよ」

「石川さゆりも歌えますけど?」

「わかりました。 歌いますよ」

「それじゃあ 『天城越え』」

♬~「あなたと越えたい」

♬~「天城越え」

フフフフ…! 見え切ってる…。

これ あの…
2010年で 一度 やめたんです

『カラオケマン』は。
あっ そうなの?

これは あれから11年。
あの主人公は 今 どうしてるか?

『帰ってきたカラオケマン』
っていうタイトルなんです。

ハハハハ…!
これを 9月にやります。

9月4日から
新作の『帰ってきた』…。

『カラオケマン』。
『カラオケマン』を

おやりになるそうですけど。
今のやつは なんていうのですか?

あれ 『カラオケマン』?
あれ 『カラオケマン』です。

ハハハハ…!
なんだかわかんないけど

すごくおかしい。
でも ひとり芝居なさって

落語みたいになすったりも
随分なさいましたね 前。

はい。
うん…。

あの 最後に もう一度
お父様のお姿…。

あの 風間さんに宿る
芝居心は

お父様からじゃないかと
思うんですけど。

でも すごいですよね
こうやって 扇子やなんかで

なんにも見えないように…。

あら!
こんなの… 片足上げて。

大変!
でも なんにも見えない。

フフフフ…! すごいですね。

若いですね おやじも。

古田新太かと思ったら…。
本当ですよね。

本当に
古田新太さんかと思った。

でも 今でも ご両親に
感謝なさってるところ

あるんですって? なんか。
いや やっぱり…。

いや もう 感謝ですよね。
何しろ 生んでくれた。

よくぞ 僕を この世に
生み落としてくれたっていう事…。

まあ 『カラオケマン』とか
ああいう芝居やってても

ああ やっぱ おやじの子どもだな
とかね。

それから なんか こう

どこでも飛び込んでやろう
っていう気持ちは

ああ これは
おふくろの血だなとかね。

やっぱり
いいところを たくさん…。

おやりになってるっていう事も
親孝行ね なさっただろうし。

どうも 本当
ありがとうございました。

ありがとうございました。

『徹子の部屋』は

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